JP2016097665A - 消去部材を備える筆記具 - Google Patents

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Abstract

【課題】強固に固定された消去部材を備える筆記具を提供する。
【解決手段】筆記具が、その長手方向の少なくとも一方の端部に備えられた消去部材固定部と、消去部材固定部に固定された消去部材とを具備しており、消去部材固定部が、側壁部と、側壁部によって形成される穴部とを有し、消去部材が、穴部を充填する基部と穴部の外側の外側部とを有し、基部で側壁部の内周面に接合されるとともに、外側部で側壁部の端面に接合される。
【選択図】図3

Description

本発明は、筆記された描線または文字を消去する消去部材を備える筆記具に関する。
キャップの頂部に固定された消去部材を備える筆記具が例えば特許文献1に記載されている。特許文献1の筆記具は熱変色性インクを吐出するものであり、その消去部材は、熱変色性インクによって筆記された描線又は文字を擦り、そのとき生み出される摩擦熱により変色させて消去するものである。特許文献1に示される消去部材は、円柱状であって、キャップの先端に形成された円形の凹部に嵌着されるか、あるいは二色成形によりキャップへ一体に成形されて固定される。
特開2006−123324号公報
特許文献1に示されるような、キャップに設けられた円形の凹部に嵌着された単純な円柱状の消去部材は、それが二色成形法によってキャップに一体に成形された場合であっても、筆記された文字等を強く擦ることが繰返されるとキャップから外れることがあった。
本発明は、上述した従来技術の事情に鑑みて為されたものであり、強固に固定された消去部材を備える筆記具を提供することを目的とする。
前述の課題を解決するために、本発明の一態様によれば、筆記具の長手方向の少なくとも一方の端部に備えられた消去部材固定部と、消去部材固定部に固定された消去部材と、を具備する筆記具であって、消去部材固定部は、側壁部と、該側壁部によって形成される穴部とを有しており、消去部材は、穴部を充填する基部と穴部の外側の外側部とを有しており、消去部材が、その基部で側壁部の内周面に接合されるとともに、その外側部で側壁部の端面に接合されることを特徴とする筆記具が提供される。
また、別の態様によれば、穴部が有底の穴部であるように、消去部材固定部が、側壁部に結合された底壁部を有しており、消去部材が、底壁部にも接合されることを特徴とする筆記具が提供される。
また、別の態様によれば、消去部材の基部の端面の面積が、穴部の入口における基部の断面積よりも小さくなるように、側壁部の内周面が少なくとも一つの段付き部を有することを特徴とする筆記具が提供される。
また、別の態様によれば、消去部材の基部は、横断面の輪郭が円形からなる部分及び非円形からなる部分の少なくとも一方を有することを特徴とする筆記具が提供される。
また、底壁部が貫通穴を有することを特徴とする筆記具が提供される。
また、別の態様によれば、側壁部の端面に段差が形成されることにより、側壁部の端面が、内周側端面と、該内周側端面よりも後退した外周側端面とから形成されることを特徴とする筆記具が提供される。
また、消去部材固定部が、底壁部から穴部内へ突出する柱状部を有することを特徴とする筆記具が提供される。
また、別の態様によれば、消去部材固定部と消去部材とが多色成形法により成形されて結合されることを特徴とする筆記具が提供される。
本発明によると、消去部材を装着した筆記具において、強く擦過された場合でも消去部材の筆記具本体からの脱落が防止され、また長期に亘り消去部材の保持力を確保し、また消去部材の体積を減らしてコストダウンを実現することが可能になる。
本発明の第1の実施形態による筆記具の正面図である。 図1に示される筆記具の縦断面図である。 本発明の第1の実施形態による筆記具の操作部を表す図であって、(A)は正面図、(B)は縦断面図、(C)は(A)のC−C断面図である。 本発明の第1の実施形態の変形例による筆記具の操作部を表す図であって、(A)は縦断面図及び(B)は(A)のB−B断面図である。 本発明の第2の実施形態による筆記具の操作部を表す図であって、(A)は正面図、(B)は縦断面図、(C)及び(D)はそれぞれ(A)のC−C及びD−D断面図である。 本発明の第3の実施形態による筆記具の操作部を表す図であって、(A)は正面図、(B)は縦断面図、(C)、(D)及び(E)はそれぞれ(A)のC−C、D−D及びE−E断面図である。 本発明の第3の実施形態の変形例による筆記具の操作部の縦断面図である。 本発明の第4の実施形態による筆記具の操作部を表す図であって、(A)は正面図、(B)は縦断面図、(C)及び(D)はそれぞれ(A)のC−C及びD−D断面図である。 本発明の第5の実施形態による筆記具の操作部を表す図であって、(A)は縦断面図、(B)は(A)のB−B断面図である。 本発明の第6の実施形態による筆記具の操作部の縦断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。全図面に亘り、対応する構成要素には共通の参照符号が付される。
図1及び図2は、それぞれ、本発明の第1の実施形態による筆記具1の正面図及び縦断面図である。筆記具1は、ノック式のボールペンタイプの筆記具1であり、筒状に形成され且つ前軸2及び後軸3を備えた軸筒4と、熱変色性インクが収容されたリフィル5であって、軸筒4内に配置され且つ一端に筆記部5aを備えた筆記体であるリフィル5と、リフィル5を後方へ付勢するスプリング6と、軸筒4の後端部、すなわち後軸3の後端部に配置されたノック機構10とを有する。
なお、本明細書中では、筆記具1の長手方向において、筆記部5a側を「前」側と規定し、その反対側を「後」側と規定する。
ノック機構10は、それぞれ筒状に形成された内筒20と操作部30と回転子25とを有する。内筒20は、その外側面からほぼ長手方向に延びるクリップ部20aを有する。前軸2の前端部はテーパー状に形成され、リフィル5の筆記部5aを突出させるための貫通孔2aが形成されている。前軸2の後端部は、後軸3の前端部の内部に挿入され、圧入によって嵌合している。
ノック機構10は、操作部30を押圧するノック操作を行うことによって、ノック式ボールペンとしてよく知られた運動、即ち、リフィル5の筆記部5aが貫通孔2aから突出する筆記状態と、筆記部5aが貫通孔2aの内側に収容される非筆記状態とを交互に切り替えることを可能にするように各部が形成されている。
軸筒4内において、ノック機構10の前方、すなわち回転子25の前方には、ノックロック部材15が配置されている。ノックロック部材15は、重力によって軸筒4内を前後方向に移動可能であり、筆記部5aが下を向いてノックロック部材15が軸筒4内を前方に移動した時には、ノック機構10に作用することなく、ノック操作を可能にする。一方、筆記部5aが上を向いて、ノックロック部材15が後軸4内を後方に移動した時には、ノック機構10に作用して、ノック操作ができないようにする。
なお、熱変色性インクとは、常温(例えば25℃)で所定の色彩(第1色)を維持し、所定温度(例えば65℃)まで昇温させると別の色彩(第2色)へと変化し、その後、所定温度(例えば−10℃)まで冷却させると、再び元の色彩(第1色)へと復帰する性質を有するインクを言う。熱変色性インクを用いた筆記具1では上記第2色を無色とし、第1色(例えば赤)で筆記した描線を昇温させて無色とすることを、ここでは「消去する」ということとする。従って本態様では、描線が筆記された紙面等に対して消去部材50によって擦過して摩擦熱を生じさせ、それによって描線を無色に変化、すなわち消去させる。なお、当然のことながら上記第2色は、無色以外の有色でもよい。
次に、図3を参照して、本実施形態の筆記具1のノック機構の操作部30についてより詳しく説明する。操作部30は概ね円筒状に形成されたノック棒40と、筆記された描線又は文字を擦過によって消去するための消去部材50とを具備している。ノック棒40は、ノック機構10の機構部品として機能するために、その前側の外周面に8つの突起部41を、またその前端面にカム面42を公知の様態で有している。また、ノック棒40は、消去部材50を固定するための消去部材固定部としても機能するために、その後部に、筆記具1の長手方向に延びる穴部43を有している。穴部43は、図3の(C)に示されるように、本実施形態ではその横断面形状は円形である。また、穴部43は、有底の穴部43であって、ノック棒40の側壁部44と、前記側壁部44にほぼ直交して結合されている底壁部45とによって形成されていて、その内部は、消去部材50で充填される。
消去部材50は、穴部43を充填する比較的細径の基部51と、筆跡等を擦過する外側部52であって、ノック棒40の外径とほぼ等しい直径を有する比較的大径の外側部52とを有し、その結果、基部51と外側部52の外径の差に基づいて肩状部53が外側部52に形成される。
消去部材50を形成する材料は、ノック棒40を形成する材料とは異なっており、例えば、シリコーンゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、エチレンプロピレンジエンゴム等の熱硬化性ゴムやスチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー等の熱可塑性エラストマーといったゴム弾性材料、2種以上のゴム弾性材料の混合物、及びゴム弾性材料と合成樹脂との混合物が用いられる。
ノック棒40と消去部材50は、接着あるいは二色成形法等によって互いに接合されることが可能である。本実施形態では、ノック棒40と消去部材50は二色成形法を用いて成形されて互いに接合される。二色成形法を用いた場合、最初にノック棒40が射出成形され、次に、成形されたノック棒40を残置する金型のコアに、消去部材50を成形するための金型のキャビティーが組み合わされて、ノック棒40とは異なる、例えば上述したようなゴム系の材料が射出されて消去部材50がノック棒40に付加的に成形される。二色成形法により、ノック棒40と消去部材50の表面は、用いられる材料にもよるが、比較的高い強度で接合される。ただし、ノック棒40と消去部材50が接着によって互いに接合される実施形態も前述したように可能である。
本実施形態では、消去部材50は、二色成形時に穴部43に充填された基部51によりノック棒40の側壁部44の内周面と底壁部45に接合されるだけではなく、外側部52の肩状部53によりノック棒40の側壁部44の端面46にも接合される。その結果、消去部材50とノック棒40との高い接合強度を得ることができる。
次に、第1の実施形態における操作部30の変形例を、図4を参照して説明する。この変形例では、消去部材50の基部51の横断面形状は、図4の(B)に示されるように、円形ではなく、円形から二つの対向する弓形を削除した形状をしている。換言すると、消去部材50の基部51の横断面の輪郭は、二つの円弧51rとそれらを結ぶ二本の直線51sとから点対称に形成されている。このように消去部材50の基部51及び従ってノック棒40の穴部43を形成すると、前記直線51s部分によって、長手方向の軸線回りに消去部材50に作用するねじりモーメントに対する構造的な支持部が提供される。
この変形例では、消去部材50の基部51の横断面形状は、二つの円弧51rとそれらを結ぶ二本の直線51sとから点対称に形成されているが、基部51の横断面形状は、ねじりモーメントを支持できる非円形の様々な形状が可能であり、例えば、楕円形、点対称ではない形状、または一本だけの直線もしくは三本以上の直線と円弧との組合せ形状、または多角形、または外周にセレーションを有する形状等であってもよい。
次に、本発明の第2の実施形態による筆記具1について図5を参照して以下に説明する。この筆記具1は、その操作部30だけが第1の実施形態のものと異なっているので、操作部30について以下に説明する。
図5の操作部30は概ね円筒状に形成されたノック棒40と、消去部材50とを具備している。ノック棒40は、その後部において、側壁部44と底壁部45とによって形成された、筆記具1の長手方向に延びる穴部43を有している。穴部43は、図5の(B)に示されるように、内径を縮小する段付き部47を有し、その結果、底側の小径部と入口側の大径部とを有する。また、小径部及び大径部の横断面形状は、図5の(C)及び(D)に示されるように、いずれも円形である。
第2の実施形態における消去部材50は、穴部43の形状に対応して、その基部51に小径部51aと大径部51bとが形成される。消去部材50の外側部52は、第1の実施形態の場合に同じであり、ノック棒40の外径とほぼ等しい直径と、基部51との外径の差に基づく肩状部53を有する。
第2の実施形態では、消去部材50は、その基部51の端部側が細くなるが、テーパー状ではなく階段状に細くなっているので、ノック棒40との径方向の接合面積は第1の実施形態の場合に等しい。そのため、第1の実施形態の場合から接合強度を低下させることなく、ノック棒40よりも高価な材料が用いられることの多い消去部材50の体積を減らすことが可能になる。
次に、本発明の第3の実施形態による筆記具1について図6を参照して以下に説明する。この筆記具1も、その操作部30だけが第1の実施形態及び第2の実施形態のものと異なっているので、操作部30について以下に説明する。
第3の実施形態による操作部30のノック棒40の穴部43は、図6の(B)に示されるように、内径を縮小する二箇所の段付き部47、48を有し、その結果、底側の小径部と入口側の大径部とそれらの間の中径部とを有する。また、小径部及び大径部の横断面形状は、図6の(C)及び(E)に示されるように円形であるが、中径部は、図6の(D)に示されるように、その横断面の輪郭が、第1の実施形態の変形例の穴部43と同様に、二つの円弧51rとそれらを結ぶ二本の直線51sとから点対称に形成されている。
第3の実施形態における消去部材50は、穴部43の形状に対応して、その基部51に小径部51aと中径部51cと大径部51bが形成される。消去部材50の外側部52は、第1の実施形態の場合に同じであり、ノック棒40の外径とほぼ等しい直径と、基部51との外径の差に基づく肩状部53を有する。
第3の実施形態では、第1の実施形態の変形例の場合と同様に、穴部43の非円形の中径部によってねじりモーメントに対する構造的な支持部が提供される一方で、第2の実施形態の場合と同様に、階段状に細くなっているので、径方向の接合面積を低下させることなく、消去部材50の体積を減らすことが可能となる。
次に、本発明の第3の実施形態による筆記具1の変形例について図7を参照して以下に説明する。この筆記具1は、その操作部30のノック棒40の底壁部45の中心に、比較的小さな貫通穴45aが設けられている点で第3の実施形態の操作部30と異なるが、その他の点では全く同じである。
このように、底壁部45に貫通穴45aを設けることによって、二色成形時において、消去部材50を射出成形するときに成形材料から発生するガスの逃げ道が確保され、その結果、消去部材50の基部51における充填不足等の成形不良を防止することが可能になる。
次に、本発明の第4の実施形態による筆記具1について図8を参照して以下に説明する。この筆記具1は、その操作部30のノック棒40の側壁部44の端面46に段差が設けられているという点で第1の実施形態のものと異なっているが、その他の点については全く同じである。
前記段差は外周側が後退するように形成されており、その結果、側壁部44の端面46は、内周側端面46aと、その内周側端面46aよりも後退した同軸の外周側端面46bとから形成される。内周側端面46aと外周側端面46bには、やはり消去部材50の外側部52が接合して、前記段差は消去部材50によって埋められる。
ノック棒40の側壁部44の端面46をこのように形成することによって、消去部材50とノック棒40の接合面積が増大することはもちろん、消去部材50の使用時にそれに作用する曲げモーメントに対する支持箇所が第1の実施形態の場合よりも増え、その結果接合強度が高まるという効果が得られる。
次に、本発明の第5の実施形態による筆記具1について図9を参照して以下に説明する。この筆記具1は、操作部30のノック棒40が、図9の(A)の縦断面図に示されるように、底壁部45から穴部43内へ突出する柱状部49を有する点において第1の実施形態のものと異なっているが、その他の点については全く同じである。
この実施形態における柱状部49は、図9の(B)の横断面図に示されるように、円柱状のものであって、底壁部45の中心から立設されている。柱状部49の先端面の位置は、本実施形態では、側壁部44の端面46と同一面にあるが、それ未満でもそれを越えて延びてもよい。
このように、穴部43の中へ柱状部49を立設することにより、ノック棒40と消去部材50との接合面積が増大することによって接合強度が高まると共に、比較的高価な消去部材50の体積が減少するので、操作部30の材料費が低減される。なお、柱状部は円柱に限らず、多角形や、断面が円と直線を組み合わせた形状の柱状部等としてもよい。
前述した第1〜第5の実施形態では、操作部30のノック棒40は、底壁部45を有するものであったが、図10に示されるように、底壁部を有しない第6の実施形態も可能である。この実施形態の場合、ノック棒40の側壁部44とその端面46とが消去部材50の基部51と外側部52の肩状部53にそれぞれ接合される。
前述した各実施形態では、消去部材50とノック棒40は、二色成形法によって成形されたが、それらが、性能もしくは機能を高めるため、又は意匠上の要請から三種以上の多色成形法によって成形される実施形態も可能である。
前述した各実施形態では、筆記具1は熱変色性インクを吐出するものであって、消去部材50による消去は、筆記された描線又は文字を摩擦熱によって昇温させることにより為されるが、熱変色性インク以外を用いる消去部材で筆跡を消せる筆記具の実施形態でも可能である。その場合の消去部材は、筆記された描線又は文字を、擦過により吸着するか又は削ぎ落とす消しゴムのように働くものである。
前述の各実施形態で示された各特徴を組み合わせた実施形態も様々に可能であり、またこのことは例示をするまでもなく明らかであろう。
前述の実施形態の筆記具1は、ノック式のボールペンタイプの筆記具1であって、消去部材50がノック機構の操作部30のノック棒40に接合されたものであったが、本発明における筆記具1は、ノック式のボールペンタイプのものに限られるわけではなく、消去部材50が固定された任意のタイプの筆記具であってよい。例えば非ノック式のキャップ付き筆記具に本発明を適用することも可能であり、その場合、穴部の形成された消去部材固定部が、筆記具の軸筒の後端部あるいはキャップの前端部に設けられ、そこに消去部材が接合される。
1 筆記具
30 操作部
40 ノック棒
43 穴部
44 側壁部
45 底壁部
46 端面
50 消去部材
51 基部
52 外側部
53 肩状部

Claims (6)

  1. 筆記具の長手方向の少なくとも一方の端部に備えられた消去部材固定部と、
    前記消去部材固定部に固定された消去部材と、を具備する筆記具であって、
    前記消去部材固定部が、側壁部と、前記側壁部によって形成される穴部とを有しており、
    前記消去部材が、前記穴部を充填する基部と前記穴部の外側の外側部とを有し、前記基部で前記側壁部の内周面に接合されるとともに、前記外側部で前記側壁部の端面に接合されることを特徴とする、筆記具。
  2. 前記穴部が有底の穴部であるように、前記消去部材固定部が、前記側壁部に結合された底壁部を有しており、
    前記消去部材が、前記底壁部にも接合されることを特徴とする、請求項1に記載の筆記具。
  3. 前記消去部材の基部の端面の面積が、前記穴部の入口における前記基部の断面積よりも小さくなるように、前記側壁部の内周面が少なくとも一つの段付き部を有することを特徴とする、請求項1または2に記載の筆記具。
  4. 前記消去部材の基部は、横断面の輪郭が円形からなる部分及び非円形からなる部分の少なくとも一方を有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の筆記具。
  5. 前記側壁部の前記端面に段差が形成されることにより、前記側壁部の前記端面が、内周側端面と、該内周側端面よりも後退した外周側端面とから形成されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の筆記具。
  6. 前記消去部材固定部と前記消去部材とが多色成形法により成形されて結合されることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の筆記具。
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