JP2016095661A - 無人作業システム - Google Patents

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Abstract

【課題】無人の自律走行作業車両により設定経路に沿って作業をさせるときに、カメラにより作業状態を撮影し、異常が発生すると、自動的に停止する作業システムを提供しようとする。
【解決手段】衛星測位システムを利用して機体の位置を測位する位置算出手段と、設定した走行経路Rに沿って自動的に走行及び作業をさせる制御装置30とを備えた自律走行作業車両1において、自律走行作業車両1には作業状態を撮影するカメラ42が搭載されて制御装置30と接続され、該制御装置30には、走行及び作業を停止させる停止手段と接続され、制御装置30は、作業時において、前記カメラ42で撮影された映像を画像処理して、予め記憶させた正常作業映像と比較し、異なる画像データが得られると、異常と判断し、走行及び作業を停止するように制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、無人の作業車両による無人作業システムに関し、無人の自律走行作業車両にカメラを搭載し、自律走行作業車両に装着される作業機により作業される状態をカメラにより撮影し、作業状態が異常であると作業を停止させるようにするための技術に関する。
従来、農業機械に複数のカメラを搭載し、該カメラにより撮影された映像を映し出すモニタを運転席に備え、前記複数のカメラは切替スイッチにより切り替え可能とし、カメラにより播種や施肥の状態を撮影し、運転者はカメラで撮影された映像をモニタでみて、運転しながら播種や施肥が正常に行われているか否かを確認できるようにした技術が公知となっている(例えば、特許文献1参照)。
登録実用新案第3128172号公報
前記技術において、播種や施肥が正常に行われているかは、農用車両の運転席に着座した運転者が映像を見て正常に作業が行われているか否か判断しなければならないために、進行方向を向いて運転していても視線はときどきモニタを見て、異常が発生していないか確認する必要があった。よって、少しの時間、確認を怠ってる間に異常が発生すると未作業地が大きい範囲に及ぶことがあった。
本発明は、無人の自律走行作業車両により設定経路に沿って作業をさせるときに、カメラにより作業状態を撮影し、異常が発生すると、自動的に停止する作業システムを提供しようとする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、衛星測位システムを利用して機体の位置を測位する位置算出手段と、設定した走行経路に沿って自動的に走行及び作業をさせる制御装置とを備えた自律走行作業車両において、自律走行作業車両には作業状態を撮影するカメラが搭載されて制御装置と接続され、該制御装置には、走行及び作業を停止させる停止手段と接続され、制御装置は、作業時において、前記カメラで撮影された映像を画像処理して、予め記憶させた正常作業映像と比較し、異なる画像データが得られると、異常と判断し、走行及び作業を停止するように制御するものである。
請求項2においては、前記制御装置は、通信装置を介して遠隔操作装置と通信可能とされ、前記異常と判断すると、遠隔操作装置に通報するものである。
請求項3においては、前記遠隔操作装置には、作業再開操作手段が設けられ、該作業再開操作手段の操作により前記異常の判断を解除し、走行及び作業を再開させるものである。
請求項4においては、前記制御装置は、通信回線を介して管理サーバと通信可能とされ、前記異常と判断すると、前記管理サーバのデータベースに記憶するものである。
以上のような手段を用いることにより、自律走行作業車両により自動運転させているときに、作業状態に異常が発生したときに速やかに作業を停止して、作業機の損傷が大きくなることを防止でき、作業不良の状態をできるだけ少なくして、やり直し作業を未然に防ぐことが可能となる。
自律走行作業車両の概略側面図。 制御ブロック図。 自律走行作業車両による作業時の状態を示す図。 正常な作業画像を示す図。 異常が生じた作業画像を示す図。
無人で自動走行可能な自律走行作業車両1をトラクタとし、該自律走行作業車両1に装着される作業機としてロータリ耕耘装置24が装着された実施形態について説明する。なお、F方向を前方として説明する。但し、作業車両はトラクタに限定するものではなく、田植機やコンバイン等でもよく、また、作業機はロータリ耕耘装置24に限定するものではなく、施肥機や播種機や草刈機や薬剤散布機や消毒機や収穫機等であってもよい。
図1、図2において、自律走行作業車両1となるトラクタの全体構成について説明する。ボンネット2内にエンジン3が内設され、該ボンネット2の後部のキャビン11内にダッシュボード14が設けられ、ダッシュボード14上に操向操作手段となるステアリングハンドル4が設けられている。該ステアリングハンドル4の回動により操向装置を介して前輪9・9の向きが回動される。自律走行作業車両1の操向方向は操向センサ20により検知される。操向センサ20はロータリエンコーダ等の角度センサからなり、前輪9の回動基部に配置される。但し、操向センサ20の検知構成は限定するものではなく操舵方向が認識されるものであればよく、ステアリングハンドル4の回動を検知したり、パワーステアリングの作動量を検知してもよい。操向センサ20により得られた検出値は制御装置30に入力される。制御装置30はCPU(中央演算処理装置)やRAMやROM等の記憶装置30mやインターフェース等を備え、記憶装置30mには自律走行作業車両1を動作させるためのプログラムやデータ等が記憶される。
前記ステアリングハンドル4の後方に運転席5が配設され、運転席5下方にミッションケース6が配置される。ミッションケース6の左右両側にリアアクスルケース8・8が連設され、該リアアクスルケース8・8には車軸を介して後輪10・10が支承される。エンジン3からの動力はミッションケース6内の変速装置(主変速装置や副変速装置)により変速されて、後輪10・10を駆動可能としている。変速装置は例えば油圧式無段変速装置で構成して、可変容量型の油圧ポンプの可動斜板をモータ等の変速手段44により作動させて変速可能としている。変速手段44は制御装置30と接続されている。後輪10の回転数は車速センサ27により検知され、走行速度として制御装置30に入力される。但し、車速の検知方法や車速センサ27の配置位置は限定するものではない。
ミッションケース6内にはPTOクラッチやPTO変速装置が収納され、PTOクラッチはPTO入切手段45により入り切りされ、PTO入切手段45は制御装置30と接続され、PTO軸への動力の断接を制御可能としている。
前記エンジン3を支持するフロントフレーム13にはフロントアクスルケース7が支持され、該フロントアクスルケース7の両側に前輪9・9が支承され、前記ミッションケース6からの動力が前輪9・9に伝達可能に構成している。前記前輪9・9は操向輪となっており、ステアリングハンドル4の回動操作により回動可能とするとともに、操向装置の駆動手段となるパワステシリンダからなる操舵アクチュエータ40により前輪9・9が左右操向回動可能となっている。操舵アクチュエータ40は制御装置30と接続され、自動走行手段により制御されて駆動される。
制御装置30にはエンジン回転制御手段となるエンジンコントローラ60が接続され、エンジンコントローラ60にはエンジン回転数センサ61や水温センサや油圧センサ等が接続され、エンジンの状態を検知できるようにしている。エンジンコントローラ60では設定回転数と実回転数から負荷を検出し、過負荷とならないように制御する。
また、ステップ下方に配置した燃料タンク15には燃料の液面を検知するレベルセンサ29が配置されて制御装置30と接続され、自律走行作業車両1のダッシュボードに設ける表示手段49には燃料の残量を表示する燃料計が設けられ制御装置30と接続されている。前記ダッシュボード14上にはエンジンの回転計や燃料計や油圧等や異常を示すモニタや設定値等を表示する表示手段49が配置されている。
また、トラクタ機体後方に作業機装着装置23を介して作業機としてロータリ耕耘装置24が昇降自在に装設させている。前記ミッションケース6上に昇降シリンダ26が設けられ、該昇降シリンダ26を伸縮させることにより、作業機装着装置23を構成する昇降アームを回動させてロータリ耕耘装置24を昇降できるようにしている。昇降シリンダ26は昇降アクチュエータ25の作動により伸縮され、昇降アクチュエータ25は制御装置30と接続されている。
制御装置30には衛星測位システムを構成する移動通信機33が接続されている。移動通信機33には移動GPSアンテナ34とデータ受信アンテナ38が接続され、移動GPSアンテナ34とデータ受信アンテナ38は前記キャビン11上に設けられる。該移動通信機33には、位置算出手段を備えて緯度と経度を制御装置30に送信し、現在位置を把握できるようにしている。なお、GPS(米国)に加えて準天頂衛星(日本)やグロナス衛星(ロシア)等の衛星測位システム(GNSS)を利用することで精度の高い測位ができるが、本実施形態ではGPSを用いて説明する。
自律走行作業車両1は、機体の姿勢変化情報を得るためにジャイロセンサ31、および進行方向を検知するために方位センサ32を具備し制御装置30と接続されている。但し、GPSの位置計測から進行方向を算出できるので、方位センサ32を省くことができる。
ジャイロセンサ31は自律走行作業車両1の機体前後方向の傾斜(ピッチ)の角速度、機体左右方向の傾斜(ロール)の角速度、および旋回(ヨー)の角速度、を検出するものである。該三つの角速度を積分計算することにより、自律走行作業車両1の機体の前後方向および左右方向への傾斜角度、および旋回角度を求めることが可能である。ジャイロセンサ31の具体例としては、機械式ジャイロセンサ、光学式ジャイロセンサ、流体式ジャイロセンサ、振動式ジャイロセンサ等が挙げられる。ジャイロセンサ31は制御装置30に接続され、当該三つの角速度に係る情報を制御装置30に入力する。
方位センサ32は自律走行作業車両1の向き(進行方向)を検出するものである。方位センサ32の具体例としては磁気方位センサ等が挙げられる。方位センサ32は制御装置30に接続され、機体の向きに係る情報を制御装置30に入力する。
こうして制御装置30は、上記ジャイロセンサ31、方位センサ32から取得した信号を姿勢・方位演算手段により演算し、自律走行作業車両1の姿勢(向き、機体前後方向及び機体左右方向の傾斜、旋回方向)を求める。
次に、自律走行作業車両1の位置情報をGPS(グローバル・ポジショニング・システム)を用いて取得する方法について説明する。
GPSは、元来航空機・船舶等の航法支援用として開発されたシステムであって、上空約二万キロメートルを周回する二十四個のGPS衛星(六軌道面に四個ずつ配置)、GPS衛星の追跡と管制を行う管制局、測位を行うための利用者の通信機で構成される。
GPSを用いた測位方法としては、単独測位、相対測位、DGPS(ディファレンシャルGPS)測位、RTK−GPS(リアルタイムキネマティック−GPS)測位など種々の方法が挙げられ、これらいずれの方法を用いることも可能であるが、本実施形態では測定精度の高いRTK−GPS測位方式を採用し、この方法について図1、図2より説明する。
RTK−GPS(リアルタイムキネマティック−GPS)測位は、位置が判っている基準局と、位置を求めようとする移動局とで同時にGPS観測を行い、基準局で観測したデータを無線等の方法で移動局にリアルタイムで送信し、基準局の位置成果に基づいて移動局の位置をリアルタイムに求める方法である。
本実施形態においては、自律走行作業車両1に移動局となる移動通信機33と移動GPSアンテナ34とデータ受信アンテナ38が配置され、基準局となる固定通信機35と固定GPSアンテナ36とデータ送信アンテナ39が圃場の作業の邪魔にならない所定位置に配設される。本実施形態のRTK−GPS(リアルタイムキネマティック−GPS)測位は、基準局および移動局の両方で位相の測定(相対測位)を行い、基準局の固定通信機35で測位したデータをデータ送信アンテナ39からデータ受信アンテナ38に送信する。
自律走行作業車両1に配置された移動GPSアンテナ34はGPS衛星37・37・・・からの信号を受信する。この信号は移動通信機33に送信され測位される。そして、同時に基準局となる固定GPSアンテナ36でGPS衛星37・37・・・からの信号を受信し、固定通信機35で測位し移動通信機33に送信し、観測されたデータを解析して移動局の位置を決定する。こうして得られた位置情報は制御装置30に送信される。
こうして、この自律走行作業車両1における制御装置30は自動走行させる自動走行手段を備えて、自動走行手段はGPS衛星37・37・・・から送信される電波を受信して移動通信機33において設定時間間隔で機体の位置情報を求め、ジャイロセンサ31及び方位センサ32から機体の変位情報および方位情報を求め、これら位置情報と変位情報と方位情報に基づいて機体が予め設定した設定経路Rに沿って走行するように、操舵アクチュエータ40、変速手段44、昇降アクチュエータ25、PTO入切手段45、エンジンコントローラ60等を制御して自動走行し自動で作業できるようにしている。なお、作業範囲となる圃場Hの外周の位置情報も周知の方法によって予め設定され、記憶装置30mに記憶されている。
また、自律走行作業車両1には障害物センサ41が配置されて制御装置30と接続され、障害物に当接しないようにしている。例えば、障害物センサ41はレーザセンサや超音波センサで構成して機体の前部や側部や後部に配置して制御装置30と接続し、機体の前方や側方や後方に障害物があるかどうかを検出し、障害物が設定距離以内に近づくと走行を停止させるように制御する。
また、自律走行作業車両1には作業状態を撮影するカメラ42が搭載され制御装置30と接続されている。カメラ42は本実施形態ではキャビン11のルーフの後部上に配置しているが、配置位置は限定するものではなく、フェンダー上に配置して撮影する構成であってもよい。カメラ42で撮影された映像は遠隔操作装置112の表示装置113に表示可能とされる。該カメラ42で撮影した映像による自律走行作業車両1の制御については後述する。
遠隔操作装置112は前記自律走行作業車両1の走行経路Rや作業工程を設定したり、自律走行作業車両1を遠隔操作したり、自律走行作業車両1の走行状態や作業機の作動状態を監視したり、作業データを記憶したりするものであり、制御装置(CPUやメモリ)119や通信装置111や表示装置113等を備える。
遠隔操作装置112は例えばノート型やタブレット型のパーソナルコンピュータで構成することができる。本実施形態ではタブレット型のコンピュータで構成している。
さらに、遠隔操作装置112と自律走行作業車両1は無線で相互に通信可能に構成しており、自律走行作業車両1と遠隔操作装置112には通信するための通信装置110・111がそれぞれ設けられている。通信装置111は遠隔操作装置112に一体的に構成されている。通信手段は例えばWiFi等の無線LANで相互に通信可能に構成されている。遠隔操作装置112は画面に触れることで操作可能なタッチパネル式の操作画面とした表示装置113を筐体表面に設け、筐体内に通信装置111やCPUや記憶装置やバッテリ等を収納している。
このような構成において、図3に示すような圃場Hに設定走行経路Rを予め設定して記憶装置30mに記憶し、自動走行開始制御モードのとき自律走行作業車両1が設定走行経路Rに沿って走行させることができる。なお、前記圃場Hの位置を定めたり、衛星測位システムを利用して走行したり、走行経路Rを設定したりするために地図データ(情報)が参照されるが、この地図データは、インターネットに公開されている地図データや地図メーカ等が配信している地図データやカーナビ地図データ等が用いられる。
本実施形態での作業はロータリ耕耘装置24による平畝成形作業とし、設定走行経路Rは枕地で隣接条へ移る往復作業とする。この作業状態を前記カメラ42により撮影し、異常が発生すると、走行及び作業を停止手段により停止し、警報を発して作業者に通報するようにしている。
すなわち、ロータリ耕耘装置24により正常に平畝成形を行った状態をカメラ42により撮影し、制御装置30に入力し、得られた画像データを画像処理を行い正常作業画像(正常作業映像)として予め記憶装置30mに記憶しておく。この正常作業画像は作業を行う圃場において、最初に作業を行ったときに撮影した映像が正常であると、これを正常作業画像として記憶し、この正常作業画像を基準として作業時の映像と比較して異常であるか判断するようにする。但し、従前の正常作業画像を正常作業画像として記憶させてもかまわない。
例えば、図4に示すように、耕耘作業直後の色をC、未耕耘の場所の色をD、既耕耘の場所の色をEとすると、耕耘を行った場所と未耕耘の場所は明らかに色が異なる画像が得られる。正常の作業時にはこの画像データが得られることになる。なお、作業地と枕地は走行経路Rのどの位置に位置しているかを、測位装置により認識しているので、枕地では異常の判断は行われず、作業地のみ判断する。但し、最後の外周を回る作業では枕地も作業地となる。
そして、作業時において、カメラ42により撮影した画像データと前記正常作業画像とを比較し、耕耘爪が破損したり脱落したりすると、図5に示すように、Cの領域に筋状の色が異なる部分Gが生じる。この場合、例えば、正常部分と異なる画素が設定値以上の生じると、異常と判断する。この異なる部分Gが設定値以上現れると、走行を停止する停止手段として変速手段44をニュートラルとして走行を停止するとともに、作業を停止する手段としてPTO入切手段45を「切」として作業を停止する。但し、停止手段はエンジンコントローラ60によりエンジンを停止させてもよい。
そして同時に、ブザーまたはホーンを鳴らしたり、方向指示器を点滅させる等して警報を発し、異常が発生したことを周囲に認識させ、作業者が携帯する遠隔操作装置112の表示装置113に異常が発生したことを表示して通報する。遠隔操作装置112のスピーカから警報を発してもよい。
また、前記制御装置30は、通信回線401を介して管理サーバ400と通信可能とされ、通信回線401を介して管理サーバ400に異常が生じたことを送信し、異常データとして記憶する。管理サーバ400では、メンテナンス記録としてデータベースに保存し、今後の異常発生等に役立てられるようにする。なお、撮影した映像はダッシュボード14上の表示手段49や遠隔操作装置112の表示装置113において表示可能としている。
前記遠隔操作装置112には、作業再開操作手段としての再開ボタン118が設けられ、該再開ボタン118の操作により前記異常の判断を解除し、走行及び作業を再開可能としている。つまり、映像の比較では、実際は正常な作業状態であっても草や藁等が混じり周囲の正常な部分と異なる部分と判断して停止するような誤作動が発生することがある。このように異常が生じていないのに停止し、作業者により容易に正常であると判断できるような場合、作業機全体やシステム等をチェックすることなく再開ボタン118の操作により異常の判断を解除し、速やかに作業を再開できるようにしている。
また、作業の形態は、ロータリ耕耘装置24による平畝成形作業に限定するものではなくその他の作業にも適用できる。例えば、移植作業に適用した場合、畝上に苗を所定間隔で植え付ける作業となるので、所定の条において所定間隔で苗が植え付けられ、撮影した正常な画像は緑の苗が列状に現れる。植付爪や供給する苗に異常が発生すると、列が途切れることになり、欠株が発生したことを画像処理で容易に判断できる。このような異常が発生すると、前記同様に走行を停止し、作業を停止する。そして同時に警報を発し通報する。なお、移植作業機として田植機とすることも可能である。
また、刈取作業や収穫作業にも適用できる。例えば作業機としてモアを装着した場合、刈取前と刈取後において色が異なる。この刈取作業時において、刈刃が損傷したり、脱落して刈取後の領域に色の異なる部分が発生すると、前記同様に走行を停止し、作業が自動的に停止され、警報を発し通報する。
また、ライムソワーによる肥料散布や薬剤の散布作業等にも適用可能である。肥料散布作業では、圃場上面に散布された部分と散布されない部分では異なる色となるので、落下孔に詰まり等が発生したりして異常が発生すると、その列の色が途切れることになるので制御装置30は異常と判断して、前記同様に走行及び作業を停止し、警報を発して通報する。
また、マルチ被覆作業に適用した場合では、被覆されたマルチが破れたり、皺がよるような異常が発生すると、その部分はマルチフィルムと色が異なり、制御装置30は異常と判断して、前記同様に走行及び作業を停止し、警報を発して通報する。
以上のように、衛星測位システムを利用して機体の位置を測位する位置算出手段と、設定した走行経路Rに沿って自動的に走行及び作業をさせる制御装置30とを備えた自律走行作業車両1において、自律走行作業車両1には作業状態を撮影するカメラ42が搭載されて制御装置30と接続され、該制御装置30には、走行及び作業を停止させる停止手段と接続され、制御装置30は、作業時において、前記カメラ42で撮影された映像を画像処理して、予め記憶させた正常作業映像と比較し、異なる画像データが得られると、異常と判断し、走行及び作業を停止するように制御するので、自律走行作業車両1により自動運転させているときに、作業状態に異常が発生したときに速やかに作業を停止して、作業機の損傷が大きくなることを防止でき、作業不良の状態をできるだけ少なくして、やり直し作業を未然に防ぐことが可能となる。また、異常の原因も映像を見ることにより容易に追究することができる。
また、前記制御装置30は、通信装置110を介して遠隔操作装置112と通信可能とされ、前記異常と判断すると、遠隔操作装置112に通報するので、作業者は異常が発生したことを認識でき、速やかに対応できる。
また、前記遠隔操作装置112には、作業再開操作手段となる再開ボタン118が設けられ、該再開ボタン118の操作により前記異常の判断を解除し、走行及び作業を再開させるので、実際には異常がなく停止した場合や、簡単な操作や簡単な修理で異常を解消した場合など、再開ボタン118の操作だけで容易に作業を再開できる。
また、前記制御装置30は、通信回線401を介して管理サーバ400と通信可能とされ、前記異常と判断すると、前記管理サーバ400のデータベースに記憶するので、異常が発生したときのデータとが、メンテナンス記録としてデータベースに保存されることになり、今後の異常発生ときの対応に役立てることができる。
1 自律走行作業車両
30 制御装置
40 操舵アクチュエータ
42 カメラ
45 PTO入切手段
112 遠隔操作装置
118 再開ボタン
400 管理サーバ

Claims (4)

  1. 衛星測位システムを利用して機体の位置を測位する位置算出手段と、設定した走行経路に沿って自動的に走行及び作業をさせる制御装置とを備えた自律走行作業車両において、自律走行作業車両には作業状態を撮影するカメラが搭載されて制御装置と接続され、該制御装置には、走行及び作業を停止させる停止手段と接続され、制御装置は、作業時において、前記カメラで撮影された映像を画像処理して、予め記憶させた正常作業映像と比較し、異なる画像データが得られると、異常と判断し、走行及び作業を停止するように制御することを特徴とする無人作業システム。
  2. 前記制御装置は、通信装置を介して遠隔操作装置と通信可能とされ、前記異常と判断すると、遠隔操作装置に通報することを特徴とする請求項1に記載の無人作業システム。
  3. 前記遠隔操作装置には、作業再開操作手段が設けられ、該作業再開操作手段の操作により前記異常の判断を解除し、走行及び作業を再開させることを特徴とする請求項2に記載の無人作業システム。
  4. 前記制御装置は、通信回線を介して管理サーバと通信可能とされ、前記異常と判断すると、前記管理サーバのデータベースに記憶することを特徴とする請求項1に記載の無人作業システム。
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