JP2015221614A - モニタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自律走行作業車両の走行状態や機体の作動状態等の表示と、自律走行作業車両の走行や停止を操作可能とするモニタ装置をオペレータが搭乗して併走作業を行う随伴走行作業車両に搭載し、容易に視認できるとともに操作できるモニタ装置を提供しようとする。
【解決手段】走行経路に沿って自動的に走行及び作業を行うように制御された自律走行作業車両と、該自律走行作業車両に対して所定距離離れた位置を随伴走行しながら作業を行う随伴走行作業車両とにより作業を行い、随伴走行作業車両に備えるモニタ装置112と自律走行作業車両の制御装置とが通信手段となる通信装置と送受信機を介して相互に通信可能とするとともに、前記モニタ装置112は設定走行経路と自律走行作業車両の状態を表示可能とされ、該モニタ装置112は随伴走行作業車両のダッシュボード117の前部上に配置される。
【選択図】図4

Description

本発明は、衛星測位システムを利用して設定走行経路に沿って自律走行を可能とする自律走行作業車両と、自律走行作業車両に随伴して走行する随伴走行作業車両からなる併走走行システムにおいて、自律走行作業車両の走行経路や操作画面等を映し出すモニタを随伴走行作業車両に設ける技術に関する。
従来、トラクタの作業機の傾斜制御や耕深制御や作業機の選択等の設定を行うために、モード表示を行うタッチパネル式のモニタが用いられている。このような各種作業機の設定を行うモニタが運転席の右側のサイドパネル上に配置した技術が公知となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−219666号公報
前記技術においては、モニタが運転席側方に配置されているために、走行中は画面を見て設定操作することは事故等を起こす原因となるおそれがある。また、有人の随伴走行作業車両に設けるモニタにより無人の自律走行作業車両の走行経路を表示したり、自律走行作業車両を操作したりする技術は公知となっていない。
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、自律走行作業車両の走行状態や機体の作動状態等の表示と、自律走行作業車両の走行や停止を操作可能とするモニタ装置をオペレータが搭乗して併走作業を行う随伴走行作業車両に搭載し、容易に視認できるとともに操作できるモニタ装置を提供しようとする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、衛星測位システムを利用して機体の位置を測位する位置算出手段と、制御装置により設定した走行経路に沿って自動的に走行及び作業を行うように制御された自律走行作業車両と、該自律走行作業車両に対して所定距離離れた位置を随伴走行しながら作業を行う随伴走行作業車両とにより作業を行い、随伴走行作業車両に備えるモニタ装置と自律走行作業車両の制御装置とが通信手段を介して相互に通信可能とするとともに、前記モニタ装置は設定走行経路と自律走行作業車両の状態を表示可能とされ、該モニタ装置は随伴走行作業車両のダッシュボードの前部上に配置されるものである。
請求項2においては、前記モニタ装置はアームを介してダッシュボードに取り付けられ、モニタ装置は左右移動可能に構成されるものである。
請求項3においては、前記アームの回動基部には回動アクチュエータが連結され、該回動アクチュエータは制御装置と接続され、随伴走行作業車両の枕地旋回に合わせて回動アクチュエータを駆動するものである。
以上のような手段を用いることにより、作業時において、オペレータは随伴走行作業車両に搭載したモニタ装置の操作が容易にでき、オペレータは視線を大きく変えることなくモニタ装置を見て自律走行作業車両を監視しながら操作できる。
自律走行作業車両と随伴走行作業車両を示す概略側面図。 制御ブロック図。 自律走行作業車両と随伴走行作業車両とによる作業の状態を示す図。 操縦部を示す図。 モニタ装置を示す図。 枕地旋回後の自律走行作業車両と随伴走行作業車両とによる作業の状態を示す図。 自律走行作業車両の後ろを随伴走行作業車両が走行して作業する状態を示す図。
無人で自動走行可能な自律走行作業車両1、及び、この自律走行作業車両1に随伴してオペレータが操向操作する有人の随伴走行作業車両100をトラクタとし、自律走行作業車両1及び随伴走行作業車両100には作業機としてロータリ耕耘装置がそれぞれ装着されている実施例について説明する。但し、作業車両はトラクタに限定するものではなく、コンバイン等でもよく、また、作業機はロータリ耕耘装置に限定するものではなく、畝立て機や草刈機やレーキや播種機や施肥機やワゴン等であってもよい。
図1、図2において、自律走行作業車両1となるトラクタの全体構成について説明する。ボンネット2内にエンジン3が内設され、該ボンネット2の後部のキャビン11内にダッシュボード14が設けられ、ダッシュボード14上に操向操作手段となるステアリングハンドル4が設けられている。該ステアリングハンドル4の回動により操舵装置を介して前輪9・9の向きが回動される。自律走行作業車両1の操舵方向は操向センサ20により検知される。操向センサ20はロータリエンコーダ等の角度センサからなり、前輪9の回動基部に配置される。但し、操向センサ20の検知構成は限定するものではなく操舵方向が認識されるものであればよく、ステアリングハンドル4の回動を検知したり、パワーステアリングの作動量を検知してもよい。操向センサ20により得られた検出値は制御装置30に入力される。制御装置30はCPU(中央演算処理装置)やRAMやROM等の記憶装置30mやインターフェース等を備え、記憶装置30mには自律走行作業車両1を動作させるためのプログラムやデータ等が記憶される。
前記ステアリングハンドル4の後方に運転席5が配設され、運転席5下方にミッションケース6が配置される。ミッションケース6の左右両側にリアアクスルケース8・8が連設され、該リアアクスルケース8・8には車軸を介して後輪10・10が支承される。エンジン3からの動力はミッションケース6内の変速装置(主変速装置や副変速装置)により変速されて、後輪10・10を駆動可能としている。変速装置は例えば油圧式無段変速装置で構成して、可変容量型の油圧ポンプの可動斜板をモータ等の変速手段44により作動させて変速可能としている。変速手段44は制御装置30と接続されている。後輪10の回転数は車速センサ27により検知され、走行速度として制御装置30に入力される。但し、車速の検知方法や車速センサ27の配置位置は限定するものではない。
ミッションケース6内にはPTOクラッチやPTO変速装置が収納され、PTOクラッチはPTO入切手段45により入り切りされ、PTO入切手段45は制御装置30と接続され、PTO軸への動力の断接を制御可能としている。
前記エンジン3を支持するフロントフレーム13にはフロントアクスルケース7が支持され、該フロントアクスルケース7の両側に前輪9・9が支承され、前記ミッションケース6からの動力が前輪9・9に伝達可能に構成している。前記前輪9・9は操舵輪となっており、ステアリングハンドル4の回動操作により回動可能とするとともに、操舵装置の駆動手段となるパワステシリンダからなる操舵アクチュエータ40により前輪9・9が左右操舵回動可能となっている。操舵アクチュエータ40は制御装置30と接続され、自動走行手段により制御されて駆動される。
制御装置30にはエンジン回転制御手段となるエンジンコントローラ60が接続され、エンジンコントローラ60にはエンジン回転数センサ61や水温センサや油圧センサ等が接続され、エンジンの状態を検知できるようにしている。エンジンコントローラ60では設定回転数と実回転数から負荷を検出し、過負荷とならないように制御するとともに、後述するモニタ装置112にエンジン3の状態を送信してディスプレイ113で表示できるようにしている。また、エンジンコントローラ60には燃料噴射装置63が接続され、エンジン3の回転を制御できるようにしている。
また、ステップ下方に配置した燃料タンク15には燃料の液面を検知するレベルセンサ29が配置されて制御装置30と接続され、自律走行作業車両1のダッシュボードに設ける表示手段49には燃料の残量を表示する燃料計が設けられ制御装置30と接続されている。そして、制御装置30からモニタ装置112に燃料残量に関する情報が送信されて、モニタ装置112のディスプレイ113に燃料残量と作業可能時間が表示される。
前記ダッシュボード14上にはエンジンの回転計や燃料計や油圧等や異常を示すモニタや設定値等を表示する表示手段49が配置されている。
また、トラクタ機体後方に作業機装着装置23を介して作業機としてロータリ耕耘装置24が昇降自在に装設させて耕耘作業を行うように構成している。前記ミッションケース6上に昇降シリンダ26が設けられ、該昇降シリンダ26を伸縮させることにより、作業機装着装置23を構成する昇降アームを回動させてロータリ耕耘装置24を昇降できるようにしている。昇降シリンダ26は昇降アクチュエータ25の作動により伸縮され、昇降アクチュエータ25は制御装置30と接続されている。
制御装置30には衛星測位システムを構成する移動通信機33が接続されている。移動通信機33には移動GPSアンテナ34とデータ受信アンテナ38が接続され、移動GPSアンテナ34とデータ受信アンテナ38は前記キャビン11上に設けられる。該移動通信機33には、位置算出手段を備えて緯度と経度を制御装置30に送信し、現在位置を把握できるようにしている。なお、GPS(米国)に加えて準天頂衛星(日本)やグロナス衛星(ロシア)等の衛星測位システム(GNSS)を利用することで精度の高い測位ができるが、本実施形態ではGPSを用いて説明する。
自律走行作業車両1は、機体の姿勢変化情報を得るためにジャイロセンサ31、および進行方向を検知するために方位センサ32を具備し制御装置30と接続されている。但し、GPSの位置計測から進行方向を算出できるので、方位センサ32を省くことができる。
ジャイロセンサ31は自律走行作業車両1の機体前後方向の傾斜(ピッチ)の角速度、機体左右方向の傾斜(ロール)の角速度、および旋回(ヨー)の角速度、を検出するものである。該三つの角速度を積分計算することにより、自律走行作業車両1の機体の前後方向および左右方向への傾斜角度、および旋回角度を求めることが可能である。ジャイロセンサ31の具体例としては、機械式ジャイロセンサ、光学式ジャイロセンサ、流体式ジャイロセンサ、振動式ジャイロセンサ等が挙げられる。ジャイロセンサ31は制御装置30に接続され、当該三つの角速度に係る情報を制御装置30に入力する。
方位センサ32は自律走行作業車両1の向き(進行方向)を検出するものである。方位センサ32の具体例としては磁気方位センサ等が挙げられる。方位センサ32は制御装置30に接続され、機体の向きに係る情報を制御装置30に入力する。
こうして制御装置30は、上記ジャイロセンサ31、方位センサ32から取得した信号を姿勢・方位演算手段により演算し、自律走行作業車両1の姿勢(向き、機体前後方向及び機体左右方向の傾斜、旋回方向)を求める。
次に、自律走行作業車両1の位置情報をGPS(グローバル・ポジショニング・システム)を用いて取得する方法について説明する。
GPSは、元来航空機・船舶等の航法支援用として開発されたシステムであって、上空約二万キロメートルを周回する二十四個のGPS衛星(六軌道面に四個ずつ配置)、GPS衛星の追跡と管制を行う管制局、測位を行うための利用者の通信機で構成される。
GPSを用いた測位方法としては、単独測位、相対測位、DGPS(ディファレンシャルGPS)測位、RTK−GPS(リアルタイムキネマティック−GPS)測位など種々の方法が挙げられ、これらいずれの方法を用いることも可能であるが、本実施形態では測定精度の高いRTK−GPS測位方式を採用し、この方法について図1、図2より説明する。
RTK−GPS(リアルタイムキネマティック−GPS)測位は、位置が判っている基準局と、位置を求めようとする移動局とで同時にGPS観測を行い、基準局で観測したデータを無線等の方法で移動局にリアルタイムで送信し、基準局の位置成果に基づいて移動局の位置をリアルタイムに求める方法である。
本実施形態においては、自律走行作業車両1に移動局となる移動通信機33と移動GPSアンテナ34とデータ受信アンテナ38が配置され、基準局となる固定通信機35と固定GPSアンテナ36とデータ送信アンテナ39が圃場の作業の邪魔にならない所定位置に配設される。本実施形態のRTK−GPS(リアルタイムキネマティック−GPS)測位は、基準局および移動局の両方で位相の測定(相対測位)を行い、基準局の固定通信機35で測位したデータをデータ送信アンテナ39からデータ受信アンテナ38に送信する。
自律走行作業車両1に配置された移動GPSアンテナ34はGPS衛星37・37・・・からの信号を受信する。この信号は移動通信機33に送信され測位される。そして、同時に基準局となる固定GPSアンテナ36でGPS衛星37・37・・・からの信号を受信し、固定通信機35で測位し移動通信機33に送信し、観測されたデータを解析して移動局の位置を決定する。こうして得られた位置情報は制御装置30に送信される。
こうして、この自律走行作業車両1における制御装置30は自動的に走行させる自動走行手段を備えて、自動走行手段はGPS衛星37・37・・・から送信される電波を受信して移動通信機33において設定時間間隔で機体の位置情報を求め、ジャイロセンサ31及び方位センサ32から機体の変位情報および方位情報を求め、これら位置情報と変位情報と方位情報に基づいて機体が予め設定した設定経路R(図3)に沿って走行するように、操舵アクチュエータ40、変速手段44、昇降アクチュエータ25、PTO入切手段45、エンジンコントローラ60等を制御して自動走行し自動で作業できるようにしている。なお、作業範囲となる圃場Hの外周の位置情報も周知の方法によって予め設定され、記憶装置30mに記憶されている。
また、自律走行作業車両1には障害物センサ41が配置されて制御装置30と接続され、障害物に当接しないようにしている。例えば、障害物センサ41はレーザセンサや超音波センサで構成して機体の前部や側部や後部に配置して制御装置30と接続し、機体の前方や側方や後方に障害物があるかどうかを検出し、障害物が設定距離以内に近づくと走行を停止させるように制御する。
また、自律走行作業車両1には前方や後方や作業機を撮影するカメラ42が搭載され制御装置30と接続されている。カメラ42で撮影された映像は随伴走行作業車両100に備えられたモニタ装置112のディスプレイ113に表示されるようにしている。ただし、ディスプレイ113の表示画面が小さい場合は大きい別のディスプレイで表示したり、カメラ映像は別の専用のディスプレイで常時または選択的に表示したり、自律走行作業車両1に設けた表示手段49で表示したりすることも可能である。また、前記カメラ42は一つのカメラ42を機体中心に配置して鉛直軸を中心に回転させて周囲を撮影しても、複数のカメラ42を機体の前部や後部または四隅に配置して機体周囲を撮影する構成であってもよく限定するものではない。
モニタ装置112は前記自律走行作業車両1の走行経路Rを設定したり、自律走行作業車両1を遠隔操作したり、自律走行作業車両1の走行状態や作業機の作動状態を監視したり、作業データを記憶したりするものである。
有人走行車両となる随伴走行作業車両100はオペレータが乗車して運転操作するとともに、随伴走行作業車両100にモニタ装置112を搭載して自律走行作業車両1を操作可能としている。随伴走行作業車両100の基本構成は自律走行作業車両1と略同じ構成であるので詳細な説明は省略する。なお、随伴走行作業車両100にはGPS用の移動通信機33や移動GPSアンテナ34を備える構成とすることも可能である。
モニタ装置112は、随伴走行作業車両100及び自律走行作業車両1のダッシュボード等の操作部に着脱可能としている。モニタ装置112は随伴走行作業車両100のダッシュボードに取り付けたまま操作することも、随伴走行作業車両100の外に持ち出して携帯して操作することも、自律走行作業車両1のダッシュボードに取り付けて操作可能としている。モニタ装置11を随伴走行作業車両100のダッシュボード117に取り付ける構成については後述する。モニタ装置112は例えばノート型やタブレット型のパーソナルコンピュータで構成することができる。本実施形態ではタブレット型のコンピュータで構成している。
さらに、モニタ装置112と自律走行作業車両1は無線で相互に通信可能に構成しており、自律走行作業車両1とモニタ装置112には通信するための通信手段として送受信機110・111がそれぞれ設けられている。送受信機111はモニタ装置112に一体的に構成されている。通信手段は例えばWiFi等の無線LANで相互に通信可能に構成されている。モニタ装置112は画面に触れることで操作可能なタッチパネル式の操作画面としたディスプレイ113を筐体表面に設け、筐体内に送受信機111やCPUや記憶装置やバッテリ等を収納している。
前記自律走行作業車両1はモニタ装置112により遠隔操作可能としている。例えば、自律走行作業車両1の緊急停止や一時停止や再発進や車速の変更やエンジン回転数の変更や作業機の昇降やPTOクラッチの入り切り等を操作できるようにしている。つまり、モニタ装置112から送受信機111、送受信機110、制御装置30を介してアクセルアクチュエータや変速手段44や制動装置46やPTO入切手段45等を制御し作業者が容易に自律走行作業車両1を遠隔操作できるのである。
前記ディスプレイ113には、前記カメラ42で撮影した周囲の画像や自律走行作業車両1の状態や作業の状態やGPSに関する情報や操作画面等を表示できるようにし、オペレータが監視できるようにしている。
前記自律走行作業車両1の状態としては、走行状態やエンジンの状態や作業機の状態等であり、走行状態としては変速位置や車速や燃料残量やバッテリの電圧等であり、エンジンの状態としてはエンジンの回転数や負荷率等であり、作業機の状態としては作業機の種類やPTO回転数や作業機高さ等であり、それぞれディスプレイ113に数字やレベルメータ等で表示される。
前記作業の状態としては、作業経路(目標経路または設定走行経路R)、作業行程、現在位置、行程から計算される枕地までの距離、残りの経路、行程数、今までの作業時間、残りの作業時間等である。残りの経路は、全体の作業経路から既作業経路を塗りつぶすことで容易に認識できるようにしている。また、現在位置から次の行程を矢印で表示することで、現在から旋回方向等次の行程を容易に認識することができるようにしている。
GPSに関する情報は、自律走行作業車両1の実位置となる経度や緯度、衛星の補足数や電波受信強度や測位システムの異常等である。
本実施形態では、オペレータが随伴走行作業車両100に乗車して運転操作するとともに、随伴走行作業車両100にモニタ装置112を搭載して自律走行作業車両1を操作可能としている。随伴走行作業車両100は図3に示すように自律走行作業車両1の斜め後方を作業しながら走行し、自律走行作業車両1を監視・操作する。但し、作業形態によっては、図7に示すように、自律走行作業車両1の後方を随伴走行作業車両100が走行して作業をする場合もあり限定するものではない。
次に、前記モニタ装置112の取付構成について、図4、図5より説明する。
随伴走行作業車両100のキャビン101内において、運転席102の前方左右中央には、ステアリングハンドル104のハンドル軸を支持して覆うとともに、キースイッチや前照灯スイッチ等を配置するダッシュボード117が配置され、該ダッシュボード117上部に随伴走行作業車両100のエンジン回転数や燃料計や警報モニタ等を表示する表示装置149が設けられている。該表示装置149の前上方に自律走行作業車両1の設定走行経路Rや車両の状態等を表示するモニタ装置112が配置される。
このように、衛星測位システムを利用して機体の位置を測位する位置算出手段と、制御装置30により設定した走行経路Rに沿って自動的に走行及び作業を行うように制御された自律走行作業車両1と、該自律走行作業車両1に対して所定距離離れた位置を随伴走行しながら作業を行う随伴走行作業車両100とにより作業を行い、随伴走行作業車両100に備えるモニタ装置112と自律走行作業車両1の制御装置30とが通信手段となる通信装置133と送受信機111を介して相互に通信可能とするとともに、前記モニタ装置112は設定走行経路Rと自律走行作業車両1の状態を表示可能とされ、該モニタ装置112は随伴走行作業車両100のダッシュボード117の前部上に配置されるので、随伴走行作業車両100に乗車して操作するオペレータはモニタ装置112を容易に視認でき、手を伸ばすだけで容易に操作することができる。
前記モニタ装置112はブラケット180に着脱可能に取り付けられる。ブラケット180の左右にはモニタ装置112の外周を押さえ付ける弾性部材で構成した嵌合部180a・180aが設けられ、上方よりモニタ装置112を押し込むことにより嵌合して、振動等により外れないように取り付けられ、必要な時には持ち上げるだけで外せるようにしている。つまり、容易に着脱できるようにしている。
ブラケット180の下部にはアーム181の上端が、アーム181の下端はダッシュボード117の上前部にそれぞれ左右回動可能に支持される。本実施形態では、2本のアーム181・181の上部がブラケット180下部に回動可能に軸支され、アーム181・181の下部がダッシュボード117の上部に回動可能に軸支されて平行リンクが構成され、モニタ装置112を左右回動してもモニタ装置112は傾斜が保持され、見やすくしている。また、軸支部には皿バネ等の付勢部材を配置して、モニタ装置112を左右回動したときに任意位置で保持できるようにし、見やすい位置に当接できるようにしている。但し、モニタ装置112は1本のアーム181で支持する構成とすることも可能であり、限定するものではないが、モニタ装置112は回動する毎に傾斜角度を調節する必要がある。
こうして、前記モニタ装置112はアーム181・181を介してダッシュボード117に取り付けられ、モニタ装置112は左右移動可能に構成されるので、自律走行作業車両1と随伴走行作業車両100とにより併走作業を行っているときに、例えば、図3に示す位置では、モニタ装置112は左側に移動させて、自律走行作業車両1を監視しながら作業し、枕地旋回した後は、図6に示すように、随伴走行作業車両100の右前方に自律走行作業車両1が位置するので、モニタ装置112を右側に移動させて、自律走行作業車両1を監視しながら作業を行うのである。よって、オペレータの視線はあまり動かすことなく自律走行作業車両1とモニタ装置112を見ることが可能となり、作業性を向上できる。また、図7に示すように、自律走行作業車両1の後ろを随伴走行作業車両100が走行して作業する場合には、モニタ装置112は左右中央に位置させる。
また、前記アーム181・181の一方の回動基部にはモータ等で構成した回動アクチュエータ182を配置し、該回動アクチュエータ182の作動によりアーム181・181を左右回動可能に構成する。そして、回動アクチュエータ182は制御装置130と接続し、随伴走行作業車両100が枕地旋回を終了すると、回動アクチュエータ182を作動させて、左右反対方向にモニタ装置112を自動的に移動させる。なお、随伴走行作業車両100が枕地旋回したかどうかは、随伴走行作業車両100に設ける操向センサ、または、方位センサで検出することができる。また、作業機の昇降やエンジン回転数や走行速度等によっても枕地旋回を検出することは可能であり、限定するものではない。
このように、前記アーム181の回動基部には回動アクチュエータ182が連結され、該回動アクチュエータ182は制御装置130と接続され、随伴走行作業車両100の枕地旋回に合わせて回動アクチュエータ182を駆動する。つまり、自律走行作業車両の斜め後方を随伴走行作業車両が併走して作業する場合には、随伴走行作業車両100が枕地旋回する毎にモニタ装置112を左右一側から左右他側へ回動アクチュエータ182の作動により移動される。よって、オペレータは枕地旋回する毎にモニタ装置112を位置変更する操作を省くことができて、作業性、操作性を向上することができる。
なお、モニタ装置112を左右移動させる構成は、アーム181に限定するものではなく、ダッシュボード117の前部上に左右方向にレールを配置し、レール上をモニタ装置112が左右摺動できるように構成したり、キャビン101の天井よりモニタ装置112を吊り下げ配置し、左右揺動可能に構成することもできる。
1 自律走行作業車両
30 制御装置
100 随伴走行作業車両
111 送受信機
112 モニタ装置
133 通信装置
181 アーム
182 回動アクチュエータ

Claims (3)

  1. 衛星測位システムを利用して機体の位置を測位する位置算出手段と、制御装置により設定した走行経路に沿って自動的に走行及び作業を行うように制御された自律走行作業車両と、該自律走行作業車両に対して所定距離離れた位置を随伴走行しながら作業を行う随伴走行作業車両とにより作業を行い、随伴走行作業車両に備えるモニタ装置と自律走行作業車両の制御装置とが通信手段を介して相互に通信可能とするとともに、前記モニタ装置は設定走行経路と自律走行作業車両の状態を表示可能とされ、該モニタ装置は随伴走行作業車両のダッシュボードの前部上に配置されることを特徴とするモニタ装置。
  2. 前記モニタ装置はアームを介してダッシュボードに取り付けられ、モニタ装置は左右移動可能に構成されることを特徴とする請求項1に記載のモニタ装置。
  3. 前記アームの回動基部には回動アクチュエータが連結され、該回動アクチュエータは制御装置と接続され、随伴走行作業車両の枕地旋回に合わせて回動アクチュエータを駆動することを特徴とする請求項2に記載のモニタ装置。

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