JP2016094138A - バックルハーネスの保持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品の数を減らすことができるバックルハーネスの保持構造を提供する。
【解決手段】自動車のシート1に設けられるシートベルト3のバックル31からシート1の下方域に配索されるバックルハーネス41の保持構造であって、シート1のバックル31が設けられる側の着座部分と背もたれ部分の間の回転軸部135を覆うシールドカバー2と、シールドカバー2の側部に沿って車両前後方向に延設された第1の凹部23と、第1の凹部23と連続し、シールドカバー2の後部に沿ってシート1の幅方向に延設された第2の凹部24と、第1の凹部23に設けられ、第1の凹部23に配置されたバックルハーネス41を保持する第1の保持部25と、第2の凹部24に設けられ、第2の凹部24に配置されたバックルハーネス41を保持する第2の保持部26と、を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、シートベルトのバックルに内蔵されたスイッチに接続されたバックルハーネスの保持構造に関するものである。
自動車のシートの側部には、シートベルトのタングが連結されるバックルが設けられている。
バックルには、シートベルトの装着を検出するためのスイッチが内蔵されており、スイッチに接続されたバックルハーネスがバックルからシートフレーム等に開けた穴に通されるとともにハーネスクリップ等の部品で固定されて自動車のシートの下方域に配索されている。
従来より、バックルハーネスの配索の作業性の向上やハーネスクリップ等の部品を減らす等のコストの削減が求められており、対策が施されている。
特許文献1には、シートクッションを装着するためのフレームの後部側面にブラケットを設け、シートベルトバックルの基部を回動可能に取り付けるための取付穴を設けるとともに、シートバックルに装着されているバックルハーネスをシートクッションの裏面側に案内するためのハーネス通し穴をブラケットに設けたバックルハーネスの保持構造が開示されている。この構造によれば、ハーネス通し穴にバックルハーネスを通すだけで済むので作業が容易であるとされている。
また、特許文献2には、車両用シートの車室内側に設けられた車両用シートのフィニッシャにおいて、フィニッシャの後部の外側壁部と内側壁部とに相互に対向する状態で切欠部が各々形成され、該切欠部で支持されるバックルハーネスの保持構造が開示されている。この構造によれば、部品点数が減少し、自動車のシートを前後させるスライド調整機構にバックルハーネスが干渉するのを防止できるとされている。
特開平9−95206号公報 特開2002−127799号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたバックルハーネスの保持構造によれば、バックルハーネスがハーネス通し穴に擦れてバックルハーネスが断線する可能性があり、バックルハーネスを保護チューブ等の保護部材で保護する必要がある。これにより、保護チューブ等の部品が必要となり、コストがかかる。
また、特許文献2に開示されたバックルハーネスの取り付け構造によれば、バックルハーネスが外側壁部と内側壁部とに相互に対向する状態で各々形成された切欠部に擦れてバックルハーネスが断線する可能性があり、こちらの場合もバックルハーネスを保護チューブ等の保護部材で保護する必要があり、コストがかかる。
本発明は、上記実情を鑑みて、保護部材等の部品の数を減らしてコストを削減することができるバックルハーネスの保持構造を提供することを課題とする。
本発明は、自動車のシートに設けられるシートベルトのバックルから前記シートの下方域に配索されるバックルハーネスの保持構造であって、前記シートの前記バックルが設けられる側の着座部分と背もたれ部分の間の回転軸部を覆うシールドカバーと、前記シールドカバーの側部に沿って車両前後方向に延設された第1の凹部と、前記第1の凹部と連続し、前記シールドカバーの後部に沿ってシートの幅方向に延設された第2の凹部と、前記第1の凹部に設けられ、前記第1の凹部に配置された前記バックルハーネスを保持する第1の保持部と、前記第2の凹部に設けられ、前記第2の凹部に配置された前記バックルハーネスを保持する第2の保持部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、シートに設けられるシールドカバーの側部と後部に沿ってバックルハーネスを簡単かつ確実に保持して配索することができる。これにより、バックルハーネスをシートレール等の穴を通さずに配索することができるので、保護チューブ等の保護部材が必要なく、部品の数を減らすことができる上、作業効率も向上する。よって、コストの削減に寄与することができる。また、バックルハーネスは、第1及び第2の凹部内で保持されて配索されるので、乗員の足等がバックルハーネスに引っ掛かる等の問題が起こりにくい。
本発明の一態様では、前記第1の凹部は、車両前後方向前方から後方に向けて下方に傾斜するよう形成され、前記第2の凹部は、前記シールドカバーの後部下縁に沿って形成されている。
このようにすれば、シールドカバーの側部では、バックルの位置からバックルハーネスをシートの下方側に効率よくスムースに配索することができ、シールドカバーの後部では、目立ちにくいシールドカバーの下縁に配索することができる。
本発明の一態様では、前記第1の保持部は、少なくとも前記第1の凹部の車両前後方向後端部近傍に配置され、前記第2の保持部は、少なくとも前記第2の凹部のシート幅方向の内側端部に配置されている。
このようにすれば、第1の凹部から第2の凹部に向けて屈曲されるバックルハーネスが外側に膨らんで第1の凹部からはみ出すのを確実に防ぐことができるとともに、バックルハーネスを第2の凹部のシート幅方向両端部付近で保持することができるのでバックルハーネスが第2の凹部からはみ出すのも抑制することができる。したがって、バックルハーネスが目立ちにくく、また乗員の足等がバックルハーネスに引っ掛かることをより確実に防止することができる。また、第2の保持部で第2の凹部からシートの下方に向けて配索されるバックルハーネスの方向を規制することができるので周辺部材との干渉を防ぐことができる。
本発明の一態様では、前記第1の凹部は、車両前後方向前方側で側部表面からの深さが徐々に深くなる。
このようにすれば、バックルハーネスを第1の凹部内にスムースに導入することができる。
本発明の一態様では、前記第1の保持部および前記第2の保持部は、それぞれ前記第1の凹部および前記第2の凹部の下縁から上方に突出するよう形成されている。
このようにすれば、シールドカバーは、シート下部の低い位置にあるので、組み付け作業がし難いが、上方から確認しやすく、また保持部に嵌め易い。これにより、バックルハーネスを第1および第2の凹部内に配置する際に、バックルハーネスを各保持部に挿入する位置を確認しやすく、また各保持部に対して上方側から挿入することができるので、作業性が向上する。また、バックルハーネスを下方から保持するので、バックルハーネスが保持部から脱落しにくく確実に保持することができる。
本発明の一態様では、前記第1の保持部および前記第2の保持部は、それぞれ前記第1の凹部および前記第2の凹部の下縁から上方に向けて鈎状に突出するよう形成されている。
このようにすれば、バックルハーネスが保持部から脱落しにくく、バックルハーネスを第1および第2の凹部内により確実に保持することができる。
本発明の一態様では、前記第1の保持部および前記第2の保持部は、その外表面が前記シールドカバーの外表面と面一又は凹んだ位置となるよう形成されている。
このようにすれば、各保持部がシールドカバーの外表面より突出するのを防止することができ、バックルハーネスを目立たない状態に保持することができる。
以上説明したように、本発明によれば、シートに設けられるシールドカバーの側部と後部に沿ってバックルハーネスを簡単かつ確実に保持して配索することができる。これにより、バックルハーネスをシートレール等に設けた穴を通さずにシート下に配索することができるので、保護チューブ等の保護部材が必要なく部品の数を減らすことができる上、作業効率も向上する。よって、コストの削減に寄与することができる。
本発明の実施形態に係るバックルハーネスの保持構造を採用した自動車のシートを車室内側から見た側面図である。 図1に示した自動車のシートを車室下側から見た底面図である。 図1に示したシールドカバーを示す三面図であって、(a)はシールドカバーの正面を示す正面図、(b)はシールドカバーの底面を示す底面図、(c)はシールドカバーの右側面を示す側面図である。 バックルハーネスを保持したシールドカバーの側面を示す拡大図である。 図4に示したシールドカバーのV−V線断面図である。 バックルハーネスを保持したシールドカバーの後面を示す拡大図である。 図6に示したシールドカバーのVII−VII線断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明に係るバックルハーネスの保持構造に好適な実施形態を詳細に説明する。ここでは、本発明のバックルハーネスの保持構造を採用した自動車の運転席を例に説明するが、この実施形態によりこの発明が限定されるものではなく、本実施形態で説明する構成の全てが本発明の解決手段として必須とされるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係るバックルハーネスの保持構造を採用した自動車のシートを車室内側から見た側面図であり、図2は、図1に示した自動車のシートを車室下側から見た底面図である。図3は、図1に示したシールドカバーを示す三面図であって、(a)はシールドカバーの正面を示す正面図、(b)はシールドカバーの底面を示す底面図、(c)はシールドカバーの右側面を示す側面図である。
図1及び図2に示すように、自動車の運転席には、セパレートタイプの自動車のシート1が設けられている。セパレートタイプの自動車のシート1は、自動車のシート1を前後させるスライド調整機構11と、背もたれ部分をリクライニングさせるリクライニング機構12を有するシートフレーム13と、シートフレーム13の着座部分131に設けられるシートクッション132と、シートフレーム13の背もたれ部分133に設けられるシートバック134と、を備えている。
図1に示すように、自動車のシート1の車室内側となる左側面には、シールドカバー2が設けられている。シールドカバー2は、シートフレーム13の着座部分131と背もたれ部分133との間に設けられた回転軸部135の左側面を遮蔽するためのものであり、シートフレーム13の着座部分131の後端部左側面と背もたれ部分133の下端部左側面とに渡り設けられている。シールドカバー2は、箱状に形成されたカバー部21と、カバー部21から延びる固定部22と、を有している。
カバー部21は、主に回転軸部135の車室内側となる左側面を遮蔽するための部分であり、シートフレーム13の背もたれ部分133の下端部左側面に位置している。図3(a)に示すように、カバー部21は、側面視で角が取れた台形形状に形成され、下縁部分が前上がりに傾くように取り付けられる(図1参照)。また、図3(c)に示すように、カバー部21は、その後面に取付穴21aを有している。取付穴21aは、シールドカバー2(カバー部21)をシートバック134の不動部分(図示せず)に取り付けるためのものであり、図2に示すように、取付穴21aに挿通する取付ネジの頭部211がカバー部21の外表面から沈むように設けられている。
図1に示すように、固定部22は、主にシートクッション132の車室内側となる左側面にシールドカバー2を固定するための部分であり、シートフレーム13の着座部分131の後端部左側面に位置している。固定部22は、カバー部21の左下部分から左斜め下方に向かう細長い板状に形成され、その厚みは少なくとも後述するバックル31の厚み分だけカバー部21よりも薄く形成されている。そして、固定部22は、シートフレーム13の左側面に沿って上縁部分が前下がりに傾くように取り付けられる。また、図3(a)に示すように、固定部22は、その側面下縁部に取付穴22aを有している。取付穴22aは、シートフレーム13の左側面にシールドカバー2(固定部22)を取り付けるためのものであり、図1に示すように、取付穴22aに挿通する取付ネジの頭部221が固定部22の外表面から沈むように設けられている。
また、自動車のシート1の車室内側となる左側面には、シートベルト3のバックル31(以下「バックル31」という)が設けられている。バックル31は、シートベルト3のタング32(以下「タング32」という)を連結するためのものであり、シートフレーム13の着座部分131の後端部側面に設けられている。
バックル31は、取付金具部34を有しており、シートフレーム13の着座部分131の後端部側面にボルト33を介して回動可能に支持されている。また、バックル31にはスイッチ4(図4参照)が内蔵されている。スイッチ4は、タング32が連結されたか否かを検出するためのもので、例えば、タング32がバックル31に連結されていない場合にオンとなり、タング32がバックル31に連結された場合にオフとなるB接点のスイッチが用いられる。
スイッチ4にはハーネス41(以下「バックルハーネス41」という)の一端が接続されている。バックルハーネス41は、スイッチ4のオン/オフを出力するためのものであり、図2に示すように、シールドカバー2の外側を通り、他端は自動車のシート1の下面に配線されている。
また、図4は、バックルハーネス41を保持したシールドカバーの側面を示す拡大図であり、図5は、図4に示したシールドカバー2のV−V線断面図である。また、図6は、バックルハーネス41を保持したシールドカバー2の後面を示す拡大図であり、図7は、図6に示したシールドカバー2のVII−VII線断面図である。
本実施形態に係るバックルハーネス41の保持構造は、バックルハーネス41が上述したシールドカバー2に保持されるものであり、図3に示すように、本実施形態に係るシールドカバー2は、バックルハーネス41を収容する第1の凹部23と第2の凹部24とを有している。
第1の凹部23は、シールドカバー2のカバー部21の側部下縁に沿って車両前後方向に延設されている。本実施形態に係る第1の凹部23は、シールドカバー2の形状に合わせて車両前後方向前方から後方に向けて下方に傾斜するよう形成されている。第1の凹部23は、凹部の下方側が側部外表面21Aより内側に一段凹んだ棚状とされている(図5参照)。すなわち、第1の凹部23の上縁が下縁よりも外側に張り出すように形成されている。また、第1の凹部23は、バックルハーネス41をスムースに導入できるように、車両前方側で側部外表面21Aからの深さが徐々に深くなる。
第2の凹部24は、シールドカバー2のカバー部21の後部下縁に沿って第1の凹部23と連続し、凹部の下方側が後部外表面21Bより内側に一段凹んだ棚状とされている(図7参照)。すなわち、第2の凹部24は、第1の凹部23同様、上縁が下縁よりも外側に張り出すように形成されている。
また、本実施形態に係るシールドカバー2は、第1の保持部25と第2の保持部26とを有している。
第1の保持部25は、第1の凹部23に配置されたバックルハーネス41を保持するためのもので、図4に示すように、第1の凹部23に設けられている。第1の保持部25は、図5に示すように、第1の凹部23の開口幅をほかの領域よりも狭くなるように、第1の凹部23の下縁から上方に向けて突出して設けられている。本実施形態では、第1の凹部23の下縁から外側に延びた後、湾曲して先端側が上方側(側部外表面21Aの下縁側)かつ第1の凹部23の内側に傾斜するよう延びる鈎状とされている。また、第1の保持部25は、その外表面25Aがカバー部21の側部外表面21Aと面一又は内側に凹んだ位置となるよう形成されている。これにより、第1の保持部25の外表面25Aはカバー部21の側部外表面21Aよりも突出するのが防止される。
尚、第1の保持部25は、少なくとも第1の凹部23の車両前後方向後端部近傍に配置されるのが好ましい。これにより、第1の凹部23から第2の凹部24に向けて屈曲されたバックルハーネス41が外側に膨らんで第1の凹部23からはみ出すのを防いで確実に保持することができる。
また、第1の保持部25の先端内側には突起251が設けられている。突起251は、バックルハーネス41を確実に保持するためのものであり、第1の保持部25の先端内側から第1の凹部23の内側に向けて突出している。
尚、シールドカバー2は、金型で一体成形することにより製造され、第1の凹部23の底には、突起251を成形するための金型が進入する。これにより、第1の凹部23の底には穴212が形成されるが、バックルハーネス41は第1の保持部25の突起251により確実に保持されるので、バックルハーネス41が穴212の周縁で擦れて断線することはない。
第2の保持部26は、第2の凹部24に配置されたバックルハーネス41を保持するためのもので、図6に示すように、第2の凹部24に設けられている。第2の保持部26は、図7に示すように、第2の凹部24の下縁から上方に向けて突出するよう設けられている。本実施形態では、第2の凹部24の下縁から外側に延びた後、湾曲して先端側が上方(後部外表面21Bの下縁側)かつ第2の凹部24内側に傾斜するよう延びる鈎状とされている。また、第2の保持部26は、図6に示すように、入口側(図6において左側)が斜めに傾斜しており、バックルハーネス41が第2の保持部26に挿入しやすくなっている。また、第2の保持部26の先端部外表面26Bはカバー部21の後部外表面21Bよりも内側に凹んだ位置とされている。これにより、第2の保持部26の先端部外表面26Bはカバー部21の後部外表面21Bよりも突出するのが防止される。
また、第2の保持部26の先端内側には突起261が設けられている。突起261は、突起251と同様、バックルハーネス41を確実に保持するためのものであり、第2の保持部26の先端内側から第2の凹部24の内側に向けて突出している。
尚、第2の保持部26は、少なくとも第2の凹部24の自動車のシート1の幅方向内側(車幅方向外側)の端部に配置されるのが好ましい。これにより、バックルハーネス41は、第2の凹部24の車幅方向内側の端部近傍で第1の保持部25により保持され、第2の凹部24の車幅方向外側の端部で第2の保持部26によって保持されるので、バックルハーネス41が第2の凹部24からはみ出すことを抑制でき、第2の凹部24内に確実に保持することができる。また第2の凹部24からシートクッション132の下方に向けて配索されるバックルハーネス41の方向を規制することができるので、周辺部材と干渉することを防ぐことができる。
上述した本実施形態に係るバックルハーネス41の保持構造は、バックル31に内蔵されたスイッチ4に接続されたバックルハーネス41が第1の凹部23及び第2の凹部24に配置され、第1の凹部23に配置されたバックルハーネス41が第1の保持部25で保持され、第2の凹部24に配置されたバックルハーネス41が第2の保持部26で保持される。そして、第2の保持部26で保持されたバックルハーネス41は、シートクッション132とシートクッション132の後側に設けられた垂136との間を通り、自動車のシート1(シートフレーム13の着座部分131)の下方域(下面)に固定される。
そして、自動車のシート1の下面に固定されたバックルハーネス41の端部には、コネクタ42が設けられ、コネクタ42には、フロアに配線されたハーネス(図示せず)が接続される。これにより、シートベルト3が装着される前は、スイッチ4がオンとなりシートベルト3が装着されていない旨を表示する警告灯(シートベルト・ウォーニング)(図示せず)が点灯し、シートベルト3が装着され、バックル31にタング32が連結されると、スイッチ4がオフとなり、警告灯が消灯する。
上述した本実施形態に係るバックルハーネス41の保持構造は、第1の凹部23に配置たバックルハーネス41が第1の保持部で保持されるとともに、第2の凹部24に配置されたバックルハーネス41が第2の保持部26で保持されるので、シート1に設けられるシールドカバー2の側部と後部に沿ってバックルハーネス41を簡単かつ確実に保持して配索することができる。これにより、バックルハーネス41をシートレール等の穴を通さずに配索することができるので、保護チューブ等の保護部材が必要なく、部品の数を減らすことができる上、作業効率も向上する。よって、コストの削減に寄与することができる。また、バックルハーネス41は、第1及び第2の凹部23,24内で保持されて配索されるので、乗員の足等がバックルハーネス41に引っ掛かる等の問題が起こりにくい。
また、第1の凹部23は、車両前後方向前方から後方に向けて下方に傾斜するよう形成され、第2の凹部24は、シールドカバー2の後部下縁に沿って形成されているので、シールドカバー2の側部では、バックル31の位置からバックルハーネス41をシート1の下方側に効率よくスムースに配索することができ、シールドカバー2の後部では、目立ちにくいシールドカバー2の下縁に配索することができる。
また、第1の保持部25は、少なくとも第1の凹部23の車両前後方向後端部近傍に配置され、第2の保持部26は、少なくとも第2の凹部24のシート幅方向の内側端部に配置されているので、第1の凹部23から第2の凹部24に向けて屈曲されるバックルハーネス41が外側に膨らんで第1の凹部23からはみ出すのを確実に防ぐことができるとともに、バックルハーネス41を第2の凹部24のシート幅方向両端部付近で保持することができるのでバックルハーネス41が第2の凹部24からはみ出すのも抑制することができる。したがって、バックルハーネス41が目立ちにくく、また乗員の足等がバックルハーネス41に引っ掛かることをより確実に防止することができる。また、第2の保持部26で第2の凹部24からシート1の下方に向けて配索されるバックルハーネス41の方向を規制することができるので周辺部材との干渉を防ぐことができる。
また、第1の凹部23は、車両前後方向前方側で側部表面からの深さが徐々に深くなるので、バックルハーネス41を第1の凹部23内にスムースに導入することができる。
また、第1の保持部25および第2の保持部26は、それぞれ第1の凹部23および第2の凹部24の下縁から上方に突出するよう形成されているので、シールドカバー2は、シート下部の低い位置にあるので、組み付け作業がし難いが、上方から確認しやすく、また保持部25,26に嵌め易い。これにより、バックルハーネス41を第1および第2の凹部23,24内に配置する際に、バックルハーネス41を各保持部25,26に挿入する位置を確認しやすく、また各保持部25,26に対して上方側から挿入することができるので、作業性が向上する。また、バックルハーネス41を下方から保持するので、バックルハーネス41が保持部25,26から脱落しにくく確実に保持することができる。
また、第1の保持部25および第2の保持部26は、それぞれ第1の凹部23および第2の凹部24の下縁から上方に向けて鈎状に突出するよう形成されているので、バックルハーネス41が保持部25,26から脱落しにくく、バックルハーネス41を第1および第2の凹部23,24内により確実に保持することができる。
また、第1の保持部25および第2の保持部26は、その外表面がシールドカバー2の外表面と面一又は凹んだ位置となるよう形成されているので、各保持部25,26がシールドカバー2の外表面より突出するのを防止することができ、バックルハーネス41を目立たない状態に保持することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、勿論、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。例えば、本実施形態では、第1の保持部25および第2の保持部26は、それぞれ一つしか設けられていないが複数設けてもよい。また第1の凹部23および第2の凹部24は、下方側が一段凹んだ棚状に形成されているが、溝状に形成されていてもよい。
以上説明したように、本発明によれば、バックルハーネスが擦れて断線することがなく、ハーネスクリップ等の部品の数を減らすことができるので、コストの削減が求められるバックルハーネスの保持構造に好適である。
1 自動車のシート
11 スライド調整機構
12 リクライニング機構
13 シートフレーム
131 着座部分
132 シートクッション
133 背もたれ部分
134 シートバック
135 回転軸部
136 垂
2 シールドカバー
21 カバー部
21A 側部外表面
21B 後部外表面
21a 取付穴
211 取付ネジの頭部
212 穴
22 固定部
22a 取付穴
221 取付ネジの頭部
23 第1の凹部
24 第2の凹部
25 第1の保持部
25A 第1の保持部の外表面
251 突起
26 第2の保持部
26B 第2の保持部の先端部外表面
261 突起
3 シートベルト
31 バックル
32 タング
33 ボルト
34 取付金具部
4 スイッチ
41 バックルハーネス
42 コネクタ

Claims (7)

  1. 自動車のシートに設けられるシートベルトのバックルから前記シートの下方域に配索されるバックルハーネスの保持構造であって、
    前記シートの前記バックルが設けられる側の着座部分と背もたれ部分の間の回転軸部を覆うシールドカバーと、
    前記シールドカバーの側部に沿って車両前後方向に延設された第1の凹部と、
    前記第1の凹部と連続し、前記シールドカバーの後部に沿ってシートの幅方向に延設された第2の凹部と、
    前記第1の凹部に設けられ、前記第1の凹部に配置された前記バックルハーネスを保持する第1の保持部と、
    前記第2の凹部に設けられ、前記第2の凹部に配置された前記バックルハーネスを保持する第2の保持部と、
    を有することを特徴とするバックルハーネスの保持構造。
  2. 前記第1の凹部は、車両前後方向前方から後方に向けて下方に傾斜するよう形成され、前記第2の凹部は、前記シールドカバーの後部下縁に沿って形成されていることを特徴とする請求項1に記載のバックルハーネスの保持構造。
  3. 前記第1の保持部は、少なくとも前記第1の凹部の車両前後方向後端部近傍に配置され、前記第2の保持部は、少なくとも前記第2の凹部のシート幅方向の内側端部に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のバックルハーネスの保持構造。
  4. 前記第1の凹部は、車両前後方向前方側で側部表面からの深さが徐々に深くなることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のバックルハーネスの保持構造。
  5. 前記第1の保持部および前記第2の保持部は、それぞれ前記第1の凹部および前記第2の凹部の下縁から上方に突出するよう形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のバックルハーネスの保持構造。
  6. 前記第1の保持部および前記第2の保持部は、それぞれ前記第1の凹部および前記第2の凹部の下縁から上方に向けて鈎状に突出するよう形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のバックルハーネスの保持構造。
  7. 前記第1の保持部および前記第2の保持部は、その外表面が前記シールドカバーの外表面と面一又は凹んだ位置となるよう形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のバックルハーネスの保持構造。
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