JP6575856B2 - 車両用シートのハーネス配索構造 - Google Patents

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本発明は、シートクッションの下側に収納部を備えるクッション跳ね上げ式の車両用シートにおけるハーネスの配索構造に関する。
従来から、車室内に設置される車両用シートの中には、乗員が着座するシートクッションのクッション本体の下側空間部に着脱可能な収納容器を設けているものがあり、該収納容器は、荷物の収納及び運搬に利用されている(例えば、特許文献1参照)。
このような車両用シートにおいては、シートクッションのクッション本体が跳ね上げ式となっており、当該クッション本体は、前端部を中心に車両前方へ向けて回動可能にクッションフレームに装着されている。
また、従来の車両用シートの中には、シートヒータ装置、各種電動作動機構のための電装部品が付設されているものがある(例えば、特許文献2参照)。このような電装部品には、電源装置に接続されたハーネスによって電力が供給されるようになっており、当該電源装置は、通常、シート装置の外部に設けられている。したがって、シート装置に付設される電装部品に電力を取り入れるため、当該ハーネスは、シート装置の外部の電源装置とシート装置の内部の電装部品との間に配索されている。
一方、通常のシート装置は、シート本体が車両前後方向にスライド移動可能に配置されており、シート本体は、下部に設けたスライドレール機構を介して車両の床面に設置されている。そして、このようなスライドレール機構を備えたシート本体に対しては、通常、ハーネスがスライドレール機構と床面との間において、該スライドレール機構を跨いで配索される構造となっている。
特許第5228597号公報 特開2007−276755号公報
しかしながら、上述の特許文献1に示されるような車両用シートにおいて、シートクッションにシートヒータ装置を適用しようとすると、上述した特許文献2のようにシートクッションの下側からハーネスを配索する構造では、当該ハーネスが邪魔になって収納容器をクッション本体の下側空間部に収納できないおそれがあった。
あるいは、収納容器を迂回してハーネスを取り回しすることができたとしても、シートクッションの回動動作に対応するために、ハーネスに余分な長さを持たせる必要が生じるので、シートクッションを倒立させた後に再び元の位置に回動させる場合などに、ハーネスをクッション本体とクッションフレームとの間などに挟み込んで断線させてしまうおそれがあった。また、ハーネスに余分な長さを持たせると、ハーネスが車両用シートの外部に露出する長さが増加するので、車室内の外観低下を招くという問題を有していた。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、シートクッションの回動動作に対してハーネスが追従し、ハーネスの緩みなどに起因したハーネス周辺部品によるハーネスの挟み込み等を防止することが可能な車両用シートのハーネス配索構造を提供することにある。
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明は、シートクッションパネル及びクッション本体からなるシートクッションと、該シートクッションを支持するシートフレームと、該シートフレームの後端部に装着されるシートバックとから車両用シートが構成され、前記シートクッションパネルが前記シートフレームの前端部にヒンジを介して取付けられることにより、前記シートクッションが前端部を中心に車両前方へ向けて回動可能に前記シートフレームに装着され、前記シートクッションパネル及び前記クッション本体の下側空間部には収納容器が配置されている車両用シートのハーネス配索構造において、前記シートクッションの裏面側から取出されるハーネスは、前記ヒンジの側面に沿って車両下方に延び、前記ヒンジの回動中心部の近傍を通って前記シートフレームの側面に沿って配索され、前記ヒンジの側面には、ヒンジカバーが取付けられ、前記ヒンジと前記ヒンジカバーとの間には空間部が形成されており、該空間部は、前記ハーネスが配索される配索経路として構成され、前記ヒンジは、前記シートクッションパネルに取付けられるクッション取付部を有し、該クッション取付部には、断面凸状のビードが設けられており、前記クッション取付部と前記シートクッションパネルとを重ね合わせることにより形成される空間部分には、前記ハーネスが配索されている。
そして、本発明において、前記ビードは、前記クッション取付部に形成した2つのボルト座面間の中央に設けられ、前記ボルト座面は、前記ビードを挟んで対称となる位置に配設されている。
上述の如く、本発明に係る車両用シートのハーネス配索構造は、本発明は、シートクッションパネル及びクッション本体からなるシートクッションと、該シートクッションを支持するシートフレームと、該シートフレームの後端部に装着されるシートバックとから車両用シートが構成され、前記シートクッションパネルが前記シートフレームの前端部にヒンジを介して取付けられることにより、前記シートクッションが前端部を中心に車両前方へ向けて回動可能に前記シートフレームに装着され、前記シートクッションパネル及び前記クッション本体の下側空間部には収納容器が配置されているものであり、前記シートクッションの裏面側から取出されるハーネスは、前記ヒンジの側面に沿って車両下方に延び、前記ヒンジの回動中心部の近傍を通って前記シートフレームの側面に沿って配索され、前記ヒンジの側面には、ヒンジカバーが取付けられ、前記ヒンジと前記ヒンジカバーとの間には空間部が形成されており、該空間部は、前記ハーネスが配索される配索経路として構成され、前記ヒンジは、前記シートクッションパネルに取付けられるクッション取付部を有し、該クッション取付部には、断面凸状のビードが設けられており、前記クッション取付部と前記シートクッションパネルとを重ね合わせることにより形成される空間部分には、前記ハーネスが配索燃料タンクの上面側から内部へ向かって配置する燃料ポンプの下端には、燃料フィルタが設けられ、前記燃料フィルタと前記燃料タンクの底面との間には、サポートプレートが配設されているとともに、前記燃料フィルタの配設位置と異なる区域の前記燃料タンクの底面には、前記燃料タンクの周辺の部品との干渉を避けるための凹部が設けられているものであって、前記燃料フィルタは、前記凹部の縦壁に隣接して設けられ、前記サポートプレートの一端は、前記凹部の縦壁に接合され、前記サポートプレートは、屈曲形成されており、前記燃料フィルタに対向して配置される水平面部と、前記凹部の縦壁に接合される第1フランジ部と、前記燃料タンクの底面に接合される第2フランジ部と、前記水平面部と前記第2フランジ部とを連結する脚部とから構成されているので、ヒンジの側面、ヒンジの回動中心部近傍及びシートフレームの側面がハーネスの配索経路となり、収納容器の取出し時及び収納時等におけるシートクッションの回動操作の動きに対してハーネスを追従させることができ、ハーネスの緩みの発生を抑制できる。したがって、本発明のハーネス配索構造においては、ハーネス周辺部品によってハーネスが挟み込まれる現象を効果的に防止することが可能となり、ハーネスの断線を回避できる。
さらに、本発明のハーネス配索構造において、前記ヒンジの側面には、ヒンジカバーが取付けられ、前記ヒンジと前記ヒンジカバーとの間には空間部が形成されており、該空間部は、前記ハーネスが配索される配索経路として構成されているので、ヒンジの側面を通るハーネスがヒンジカバーにより覆い隠されることになり、シートクッションを車両前方へ回動させて跳ね上げる倒立状態で、ハーネスの露出する部分が少なくなり、車室内の外観品質を向上させることができる。しかも、ハーネスが外部に露出する部分を減らせるので、乗員がハーネスに触れて該ハーネスを引っ張ってしまう等のおそれを低減させることができる。
また、本発明のハーネス配索構造においては、ビードの存在によってヒンジのクッション取付部の剛性を向上させることができる。しかも、ビードをハーネスの配索経路としても利用することが可能となるので、シートクッションの裏面側から取出されたハーネスを確実に保持することができる。また、ビードにハーネスを挟んでからヒンジをボルト締めなどでシートクッションパネルに取付けることが可能となるので、取付作業性の向上を図ることができる。
そして、本発明において、前記ビードは、前記クッション取付部に形成した2つのボルト座面間の中央に設けられ、前記ボルト座面は、前記ビードを挟んで対称となる位置に配設されているので、クッション取付部の大きさを最小限としながらボルト座面を均等に位置させることで2つのボルト座面の剛性が均等になるので、クッション取付部に入力される外部荷重を均等に分散させることができ、クッション取付部の強度を高めることができる。
本発明の実施形態に係るハーネス配索構造が適用される車両用シートであって、シートクッションを車両前方へ回動させることにより倒立させた状態を示す斜視図である。 図1におけるシートクッションの下面側を示す平面図である。 図1におけるクッション本体の下側空間部から収納容器を取出し、シートフレームの内側へ通したハーネスをハーネスブラケットに固定した状態で示す斜視図である。 図1のZ部を拡大するものであり、ハーネスが配索されている状態を示す斜視図である。 図1において、ハーネスが配索されている状態を示す側面図である。 図1におけるヒンジを拡大して示す斜視図である。 図6におけるA−A線断面図である。 図6において、矢視X方向から見た側面図である。 図1において、ヒンジカバー及びリクライニングカバーを取除いた状態で示す側面図である。
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1〜図9は本発明の実施形態に係る車両用シートのハーネス配索構造を示すものである。なお、図1〜図5及び図9において、矢印Fr方向は車両前方を示している。
図1〜図5及び図9に示すように、本発明の実施形態の構造が適用される車両用シート1は、車室内に配置されるシート(例えば、助手席用シート)であり、シートクッションパネル2及びクッション本体3からなるシートクッション4と、該シートクッション4を支持するシートフレーム5と、該シートフレーム5の後端部5aにリクライニング機構6を介して装着されるシートバック7とから構成されている。
本実施形態のシートクッション4は、シートクッションパネル2がシートフレーム5の前端部5bにヒンジ8を介して取付けられることにより、当該シートクッション4の前端部4aを中心に車両前方へ向けて回動可能にシートフレーム5に装着されており、シートクッションパネル2及びクッション本体3の下側空間部9には、上部開口のボックス形状を有する収納容器10が配置されている。すなわち、本実施形態の車両用シート1は、シートクッション4の後部を車両上方へ持ち上げ、前端部4aを中心に車両前方へ向けて回動させることによって下側空間部9を露出させ、下側空間部9から収納容器10を取出したり、下側空間部9内に収納容器10を収納したり、あるいは、収納した物品を収納容器10から取出したり、収納容器10内に物品を収納したりすることができるようになっている。
また、本実施形態の車両用シート1には、シートヒータ装置、各種電動作動機構のための電装部品(図示せず)が付設されており、該電装部品には、図外の電源装置に接続された線状部材のハーネス11によって電力が供給されるようになっている。これら電装部品及び電源装置のうち、電装部品は車両用シート1の内部に設けられ、電源装置は車両用シート1の外部に設けられている。そのため、当該ハーネス11は、車両用シート1の外部の電源装置と車両用シート1の内部の電装部品との間に配索され、車両用シート1に付設される電装部品に電力を電源装置から取り入れるように構成されている。
本実施形態のハーネス11は、図3〜図5に示すように、シートクッション4の裏面側から取出され、ヒンジ8の側面に沿って車両下方に延び、ヒンジ8の回動中心部12の近傍を通ってシートフレーム5の側面に沿って配索されており、ヒンジ8の側面、ヒンジ8の回動中心部12の近傍及びシートフレーム5の側面がハーネス11の配索経路として構成されている。そのため、シートクッションパネル2には、ハーネス11をシートクッション4の裏面側から取出すための取出口13が穿設されており、シートクッションパネル2の裏面2aには、当該取出口13及びハーネス11を覆い隠すハーネスカバー14が取付けられている。しかも、ハーネスカバー14は、シートクッションパネル2の裏面2aに取付けられた状態で、ハーネス11を通すことが可能なように内部が中空構造となっている上、シートクッションパネル2の外側に位置するヒンジ8へハーネス11を導くために、シートクッション4を倒立させたときに上下方向及び幅方向へ延びる正面視で略L字状に形成されている。
一方、本実施形態のヒンジ8は、図6〜図9に示すように、シートクッションパネル2に取付けられるクッション取付部81と、後端部がシートフレーム5の前端部5bに回動可能に取付けられるフレーム取付部82とを有する断面略L字状に形成されており、これらクッション取付部81及びフレーム取付部82の上縁及び下縁には、外側へほぼ直角に折り曲げたフランジ部83が形成されている。フレーム取付部82の後端には、挿入孔82aが設けられており、この挿入孔82aには、ヒンジ8の回動中心部12を構成する締結部材12aが挿入されるようになっている。
また、ヒンジ8の側面には、図1、図4及び図5に示すように、フレーム取付部82と大きさ及び形状がほぼ同一のヒンジカバー15が取付けられている。このヒンジカバー15の周縁部は、内側へほぼ直角に折り曲げられており、当該周縁部をヒンジ8のフランジ部83に重ね合わせることにより、フレーム取付部82がヒンジカバー15によって覆い隠されるようになっている。しかも、ヒンジ8とヒンジカバー15との間には、ハーネス11を通すことが可能な空間部S1が形成されており、該空間部S1は、ハーネス11が配索される配索経路として構成されている。これにより、ヒンジ8の側面を通るハーネス11がヒンジカバー15により覆い隠されることになり、シートクッション4を車両前方へ回動させて跳ね上げる倒立状態でも、ハーネス11の露出する部分が少なくなり、良好な外観が得られるとともに、乗員がハーネス11に触れて引っ張らないようになっている。
さらに、本実施形態におけるヒンジ8のクッション取付部81には、図6及び図7に示すように、車両幅方向に沿って延び、クッション取付部81の剛性を高める断面凸状のビード81aが外方へ向かって突出して設けられている。このため、クッション取付部81とシートクッションパネル2とを重ね合わせた状態では、当該ビード81aによってクッション取付部81とシートクッションパネル2との間に空間部分S2が形成されており、該空間部分S2には、ハーネス11が配索されるようになっている。これにより、ビード81aは、ハーネス11の配索経路としても利用可能であり、シートクッション4の裏面側から取出されたハーネス11が確実に保持され、覆い隠されることになる。しかも、ヒンジ8は、ハーネス11をクッション取付部81のビード81aに挟んだ後に、ボルト締めなどによってシートクッションパネル2に取付けられる構造となっており、ハーネス11の取付作業が迅速に行えるようになっている。
また、本実施形態のビード81aは、図6及び図7に示すように、シートクッション4を倒立させた状態でクッション取付部81の上下に間隔を空けて形成した2つのボルト座面間81bの中央に設けられ、これらボルト座面81bには、ボルト16の軸部を挿通させるボルト孔17が穿設されている。しかも、これらボルト座面81bは、ヒンジ8の表面よりも低い位置(シートクッションパネル2側)に形成されているとともに、ビード81aを挟んで対称となる位置に配設されている。これにより、クッション取付部81が最小限の大きさに設定された状態で、2つのボルト座面81bがクッション取付部81において均等に配置され、均等な剛性のボルト座面81bが得られることとなり、ヒンジ8のクッション取付部81に入力された外部荷重は均等に分散されるようになっている。
さらに、本実施形態におけるシートフレーム5の外側側面には、図1〜図5に示すように、当該シートフレーム5及びリクライニング機構6を覆い隠すリクライニングカバー18が設けられており、ハーネス11は、これらシートフレーム5とリクライニングカバー18との隙間を通して配索されるようになっている。また、シートフレーム5の前端部5b寄りの下側には、図4、図5及び図9に示すように、ハーネス11を通すための貫通孔19が穿設されている。
すなわち、本実施形態のハーネス配索構造では、ヒンジ8の側面のフレーム取付部82に沿って配索され、回動中心部12の近傍を通ってフレーム取付部82の後端から車両下方へ降ろされたハーネス11が、シートフレーム5の外側から貫通孔19を通してシートフレーム5の内側に引き出されるようになっている。そして、シートフレーム5の内側に引き出されたハーネス11は、図2及び図3に示すように、シートフレーム5に取付けられた略U字状のハーネスブラケット20に固定され、ハーネス先端のコネクタ(図示せず)と、車体側から延びるコネクタ(図示せず)とが嵌合されることにより、配索されるようになっている。
このように、本発明の実施形態に係る車両用シート1のハーネス配索構造においては、シートクッション4のシートクッションパネル2がシートフレーム5の前端部5bにヒンジ8を介して取付けられることにより、シートクッション4が前端部4aを中心に車両前方へ向けて回動可能にシートフレーム5に装着され、シートクッションパネル2及びクッション本体3の下側空間部9に収納容器10が配置され、シートクッション4の裏面側から取出されるハーネス11が、ヒンジ8の側面のフレーム取付部82に沿って車両下方に延び、ヒンジ8の回動中心部12の近傍を通ってシートフレーム5の側面に沿って配索されているので、ヒンジ8の側面、ヒンジ8の回動中心部12の近傍及びシートフレーム5の側面がハーネス11の配索経路を構成することになり、収納容器10の取出し時及び収納時等におけるシートクッション4の回動操作の動きに対してハーネス11を円滑に追従させることができ、ハーネス11の緩みの発生を効果的に抑制することができる。したがって、本発明のハーネス配索構造では、断線の原因となるハーネス周辺部品によるハーネス11の挟み込み現象を防止することができる。
しかも、ヒンジ8の側面のフレーム取付部82にヒンジカバー15を取付けることにより、ヒンジ8のフレーム取付部82とヒンジカバー15との間にハーネス11の配索経路となる空間部S1が形成されているので、ヒンジ8の側面を通るハーネス11がヒンジカバー15により覆い隠されることになり、シートクッション4を跳ね上げた状態でも、外観を損ねるハーネス11の露出する部分を少なくすることができるとともに、乗員がハーネス11に触れる可能性を無くすことができる。
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
例えば、既述の実施の形態におけるヒンジ8の回動中心部12は、図5などで示す位置よりもさらにシートクッション4側に近づけて配置することが可能である。これによって、ハーネス11に必要な緩み量を減らすことができる。
1 車両用シート
2 シートクッションパネル
2a 裏面
3 クッション本体
4 シートクッション
5 シートフレーム
5a 後端部
5b 前端部
6 リクライニング機構
7 シートバック
8 ヒンジ
9 下側空間部
10 収納容器
11 ハーネス
12 ヒンジの回動中心部
13 取出口
14 ハーネスカバー
15 ヒンジカバー
16 ボルト
17 ボルト孔
18 リクライニングカバー
19 貫通孔
20 ハーネスブラケット
81 クッション取付部
81a ビード
81b ボルト座面
82 フレーム取付部
83 フランジ部
S1 空間部
S2 空間部分

Claims (2)

  1. シートクッションパネル及びクッション本体からなるシートクッションと、該シートクッションを支持するシートフレームと、該シートフレームの後端部に装着されるシートバックとから車両用シートが構成され、前記シートクッションパネルが前記シートフレームの前端部にヒンジを介して取付けられることにより、前記シートクッションが前端部を中心に車両前方へ向けて回動可能に前記シートフレームに装着され、前記シートクッションパネル及び前記クッション本体の下側空間部には収納容器が配置されている車両用シートのハーネス配索構造において、
    前記シートクッションの裏面側から取出されるハーネスは、前記ヒンジの側面に沿って車両下方に延び、前記ヒンジの回動中心部の近傍を通って前記シートフレームの側面に沿って配索され、
    前記ヒンジの側面には、ヒンジカバーが取付けられ、前記ヒンジと前記ヒンジカバーとの間には空間部が形成されており、該空間部は、前記ハーネスが配索される配索経路として構成され
    前記ヒンジは、前記シートクッションパネルに取付けられるクッション取付部を有し、該クッション取付部には、断面凸状のビードが設けられており、前記クッション取付部と前記シートクッションパネルとを重ね合わせることにより形成される空間部分には、前記ハーネスが配索されていることを特徴とする車両用シートのハーネス配索構造。
  2. 前記ビードは、前記クッション取付部に形成した2つのボルト座面間の中央に設けられ、前記ボルト座面は、前記ビードを挟んで対称となる位置に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シートのハーネス配索構造。
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