JP2015009576A - 車両用シート - Google Patents

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晃志 柴田
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【課題】前端領域をフロントヒンジによって回動可能に支持されたクッションパッドをスムーズに回動可能とし、かつクッションパッドの傷付きを防止可能とする車両用シートを提供する。
【解決手段】シートバックをシートクッションに回動可能に連結する回動連結部を有する回動機構と、回動機構を覆う樹脂製カバーとを備え、シートクッションが、クッションパッドと、クッションパッドの下方のアジャスタフレーム組立体と、クッションパッドの前端領域をアジャスタフレーム組立体に回動可能に連結するフロントヒンジとを有し、クッションパッドが、車両の略水平方向に沿った定常状態と、定常状態に対して傾いた開放状態との間で移動可能であり、カバーと一体に形成された突起体が、回動機構のシートクッション側要素及び定常状態のクッションパッド間にて移動するクッションパッドの後端領域を摺動可能とするように配置されている、車両用シート。
【選択図】図2

Description

本発明は、シートバックをシートクッションに回動可能に連結する回動機構と、この回動機構を覆うカバーとを備え、シートクッションに設けられるクッションパッドの前端領域をフロントヒンジによって回動可能に支持している車両用シートに関する。
自動車等の車両に用いられる一般的な車両用シートにおいては、乗員が着座するシートクッションと、このシートクッションの後端領域の上方に配置されるシートバックとが設けられ、シートバックの下端領域におけるシート幅方向の側端部が、回動機構によってシートクッションの後端領域におけるシート幅方向の側端部に回動可能に連結されている。このような車両用シートにおいては、外観上の観点等のために、回動機構をシート幅方向の側端から中央に向かって覆うカバーが設けられている。
このような回動機構のカバー構造においては、例えば、次のような構造が用いられている。回動機構(ヒンジ機構)が、シートバックの下端領域におけるシート幅方向の側端部から突出するヒンジピンと、シートクッションの後端領域におけるシート幅方向の側端部から車両上方に延びる支持ブラケットと、シート幅方向にてシートバック及び支持ブラケット間に配置される中間部材とを備え、支持ブラケット及び中間部材にヒンジピンに対応するようにシート幅方向に貫通する貫通孔が形成され、ヒンジピンが中間部材の貫通孔、支持ブラケットの貫通孔の順に挿入されている。また、支持ブラケットをシート幅方向の側端から中央に向かって覆うヒンジカバーが設けられ、ヒンジカバーには、ヒンジピンの上方にて中間部材と支持ブラケットとの間で延びる延出部が設けられている。(例えば、特許文献1を参照)
さらに、車両用シートにおいては、クッションパッドを、収納ボックスを覆った状態と収納ボックスを開放した状態との間で移動可能に構成したシートクッションの開閉構造が存在する。具体的には、シートクッションの開閉構造においては、シートクッションに、乗員の臀部を受けるクッションパッドと、このクッションパッドの下方に位置する収納ボックスとが設けられ、クッションパッドの前端領域がフロントヒンジによって回動可能に支持されて、フロントヒンジを中心とするクッションパッドの回動によってクッションパッドの後端領域が移動可能となっている。このようなシートクッションの開閉構造を上述した回動機構カバー構造に採用した場合、クッションパッドの回動時に、クッションパッドの後端領域が、ヒンジピンの下方にて、支持ブラケットにおけるシート幅方向の中央側領域に沿って移動することとなる。
実開昭62−055946号公報
しかしながら、上述のようにシートクッションの開閉構造を回動機構のカバー構造に採用した場合では、支持ブラケットが、ヒンジピンの下方にて露出している。また、クッションパッドの表皮は天然皮革材料、人工皮革材料等から作製される一方で、支持ブラケットは主に金属材料等から作製されている。そのため、クッションパッドの後端領域が支持ブラケットの中央側領域に接触した場合、クッションパッドの回動がスムーズでなくなり、かつクッションパッドの表皮が傷付くこととなる。このことは問題である。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、前端領域をフロントヒンジによって回動可能に支持されたクッションパッドをスムーズに回動可能とし、かつクッションパッドの傷付きを防止可能とする車両用シートを提供することにある。
課題を解決するために、本発明の一態様に係る車両用シートは、乗員が着座するシートクッションと、該シートクッションの後端領域の上方に配置されるシートバックと、該シートバックの下端領域におけるシート幅方向の側端部を前記シートクッションの後端領域におけるシート幅方向の側端部に回動可能に連結する回動連結部を有する回動機構と、前記回動機構をシート幅方向側端からシート幅方向中央に向かって覆うように配置され、かつ樹脂材料を用いて作製されるカバーとを備え、前記シートクッションが、乗員の臀部を受けるクッションパッドと、該クッションパッドの下方に配置されるアジャスタフレーム組立体と、前記クッションパッドの前端領域を前記アジャスタフレーム組立体に回動可能に連結するフロントヒンジとを有しており、前記クッションパッドが、車両の略水平方向に沿って位置する定常状態と、該定常状態に対して傾いて位置する開放状態との間で移動可能に構成されている、車両用シートであって、前記カバーと一体に形成された突起体が設けられ、前記突起体が、前記回動連結部の下方に位置する前記回動機構のシートクッション側要素と前記定常状態のクッションパッドとの間の領域にて移動する前記クッションパッドの後端領域を摺動させることができるように配置されている。そのため、クッションパッドの後端領域が、回動機構のシートクッション側要素に接近する領域において、樹脂材料を用いて作製されたカバーと一体に形成された突起体に摺動することとなる。その結果、クッションパッドをスムーズに移動させることができ、かつクッションパッドの傷付きを防止することができる。また、付随的な効果として、カバーと一体に形成された突起体を用いているので、部品点数を増加させることがない。
本発明の一態様に係る車両用シートでは、前記突起体は、前記クッションパッドの回動時に移動する前記クッションパッドの後端領域の移動経路に沿って湾曲して形成されている。そのため、クッションパッドの後端領域が、その移動経路に沿って湾曲した突起体に確実に摺動することとなる。その結果、クッションパッドをさらにスムーズに移動させることができ、かつクッションパッドの傷付きを確実に防止することができる。また、付随的な効果として、突起体が必要最低限の範囲に配置されることとなるので、突起体のサイズを小さくすることができて、突起体の重量増加を防ぐことができる。
本発明の一態様に係る車両用シートでは、前記突起体の先端部が丸みを帯びるように形成されている。そのため、クッションパッドが突起体の先端部に引っ掛かることを防止できる。その結果、クッションパッドをさらにスムーズに移動させることができ、かつクッションパッドの傷付きを確実に防止することができる。
本発明の一態様に係る車両用シートでは、前記アジャスタフレーム組立体が、そのシート幅方向の側端に位置するサイドフレームを有し、前回動機構のシートクッション側要素が前記サイドフレームに取付けられ、前記突起体が、前記シートクッション側要素及び前記定常状態のクッションパッド間の領域と、前記シートクッション側要素を取付けた前記サイドフレームの回動機構取付部及び前記定常状態のクッションパッド間の領域とに跨って配置されている。そのため、突起体によって、クッションパッドが回動機構のシートクッション側要素及びサイドフレームの回動機構取付部と接触することが防止されることとなる。その結果、クッションパッドをさらにスムーズに移動させることができ、かつクッションパッドの傷付きを確実に防止することができる。
本発明の一態様に係る車両用シートによれば、前端領域をフロントヒンジによって回動可能に支持されたクッションパッドをスムーズに回動させることができ、かつクッションパッドの傷付きを防止することができる。
本発明の実施形態に係る車両用シートを概略的に示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る車両用シートを、シートバックを除いて概略的に示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る車両用シートに用いられる回動機構及びカバーをシート幅方向の中央側から見て概略的に示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る車両用シートに用いられる回動機構及びカバーをシート幅方向の中央側から見て概略的に示す側面図である。 本発明の実施形態に係る車両用シートに用いられるクッションパッド、回動機構、及びカバーをシート幅方向の中央側から見て概略的に示す側面図である。 カバー、サイドフレーム、及びクッションパッドの一部を図5のA−A線に沿って切断した状態で概略的に示す断面図である。 本発明の実施形態に係る車両用シートにおけるクッションパッドの開閉状態のそれぞれを概略的に示す側面図である。
本発明の実施形態に係る車両用シートについて以下に説明する。なお、本実施形態では、乗員が着座する車両用シートの正面側を前方側として定義し、かつ正面側に対向する車両用シートの背面側を後方側として定義する。図1に示すように、車両用シート1は、乗員が着座するシートクッション2と、このシートクッション2の後端領域2aの上方に配置されるシートバック3とを備えている。図2及び図3に示すように、車両用シート1は、シートバック3をシートクッション2に対して回動可能に連結する回動機構として、一対のヒンジ4を備えている。なお、図2及び図3では、一対のヒンジ4の一方のみを示している。
図3に示すように、ヒンジ4は、シートクッション2の後端領域2aの側端部2bに取付けられたシートクッション側要素4aと、シートバック3の下端領域3aの側端部3bに取付けられたシートバック側要素4bとを有している。シートクッション側要素4aはシートクッション2から上方に突出するように形成されている。シートバック側要素4bはシートバック3から下方に突出するように形成されている。また、ヒンジ4は、シートクッション側要素4aの先端部とシートバック側要素4bの先端部を回動可能に連結した回動連結部4cを有している。このようなヒンジ4によって、シートバック3はシートクッション2に対してリクライニング可能となっている。さらに、図1に示すように、車両用シート1は、一対のヒンジ4のそれぞれをシート幅方向側端から中央に向かって覆うように配置された一対のカバー5を備えている。カバー5は樹脂材料を用いて作製されている。
シートクッション2の詳細について図1、図2及び図7を参照して説明する。図1及び図2に示すように、シートクッション2は、乗員の臀部を受けるクッションパッド6を備えている。クッションパッド6は、クッション性を有する材料を用いて作製されたクッションパッド本体7を有している。図2に示すように、クッションパッド6は、クッションパッド本体7の表皮として構成されたクッショントリム8を有しており、クッションパッド本体7の上面はクッショントリム8によって覆われている。なお、クッショントリム8は、天然皮革材料、人工皮革材料等から作製されているとよい。また、クッションパッド6は、クッションパッド本体7の下方に配置されるクッションパネル9を有している。クッションパネル9は、クッションパッド7の外周形状に対応して形成されており、かつクッションパッド本体7の下面に取付けられている。
図2に示すように、シートクッション2は、クッションパッド6の下方に配置されるアジャスタフレーム組立体10を有している。アジャスタフレーム組立体10は、そのシート幅方向の両側端のそれぞれに位置する一対のサイドフレーム11を有している。サイドフレーム11は、前後方向に沿って配置されている。また、アジャスタフレーム組立体10は、シート幅方向に沿って配置されると共に一対のサイドフレーム11を連結するように構成された前側連結フレーム12、後側連結フレーム13、及びハンドル14を有している。前側連結フレーム12はアジャスタフレーム組立体10の前端に配置され、前側連結フレーム12の長手方向両端部12aのそれぞれは、一対のサイドフレーム11における前端領域11aの上端部に取付けられている。後側連結フレーム13はアジャスタフレーム組立体10の後端に配置され、後側連結フレーム13の長手方向両端部13aのそれぞれは、一対のサイドフレーム11における後端領域11bの上下方向の中間部に取付けられている。ハンドル14は前側連結フレーム12の下方に配置されている。ハンドル14の長手方向両端部14aのそれぞれは、一対のサイドフレーム11における前端領域11aの上端部に取付けられている。ハンドル14の長手方向中間部14bは、上方に突出するように屈曲形成されている。さらに、サイドフレーム11の後端領域11bの上端部に、ヒンジ4のシートクッション側要素4aの基端部が取付けられている。図7に示すように、一対のサイドフレーム11間には上方に開口を有する収納ボックス15が設けられている。
再び図2に示すように、シートクッション2は、クッションパッド6の前端領域6aをアジャスタフレーム組立体10に回動可能に連結する一対のフロントヒンジ16を有している。フロントヒンジ16は前後方向から見て略L字形状に形成されている。このようなフロントヒンジ16の上部16aは、クッションパネル9の前端領域9aの下面に沿って配置され、かつクッションパネル9の前端領域9aの下面に取付けられている。フロントヒンジ16の下部16bは、サイドフレーム11のシート幅方向の外側面に沿って配置され、かつサイドフレーム11における前端領域11aの上下方向の中間部に回動可能に取付けられている。
そのため、クッションパッド6は、フロントヒンジ16の下部16bを中心としてアジャスタフレーム組立体10に対して回動可能となっており、この回動時には、特に、クッションパッド6の後端領域6bが移動することとなる。このようなクッションパッド6の移動によって収納ボックス15の開口が開閉されるようになっている。図7にて実線により示すように、クッションパッド6は、定常状態では車両の略水平方向に沿って位置し、かつ収納ボックス15の開口を閉鎖している。その一方で、図7にて仮想線により示すように、クッションパッド6は、開放状態では定常状態に対して傾いて位置し、かつ収納ボックス15の開口を開放している。特に図7では、開放状態のクッションパッド6は上下方向に沿って位置している。
再び図2に示すように、サイドフレーム11の下方にはスライドレール機構17が配置されている。スライドレール機構17は前後方向に延びるように形成されている。スライドレール機構17の下部は、車室フロア18に取付けられている。スライドレール機構17の上部は、サイドフレーム11を前後方向にスライド可能とするように支持している。このようなスライドレール機構17によって、車両用シート1が車室フロア18に対して前後方向にスライド可能となっている。
カバー5の詳細について図2〜図6を参照して説明する。図2に示すように、カバー5は、ヒンジ4のシートクッション側要素4a及びサイドフレーム11に沿って配置される側壁5aを有している。この側壁5aの外周形状は、ヒンジ4のシートクッション側要素4a及びサイドフレーム11の外周形状に対応している。また、カバー5は、側壁5aの外周からシート幅方向の中央に向かって突出する周壁5bを有している。サイドフレーム11に対応するカバー5のサイドフレーム対応領域5cにおいては、側壁5aからシート幅方向の中央に向かって突出する2つのクリップ台座19が形成されている。2つのクリップ台座19は互いに前後方向に間隔を空けて配置されている。2つのクリップ台座19とクリップ(図示せず)との間にサイドフレーム11を挟んだ状態でクリップを2つのクリップ台座19に締結することによって、カバー5がサイドフレーム11に取付けられている。
図2〜図6に示すように、ヒンジ4のシートクッション側要素4aに対応するカバー5のヒンジ対応領域5dでは、カバー5の周壁5bからシートクッション側要素4aに向かって延びる突起体20が設けられている。突起体20はカバー5と一体に形成されている。図3に示すように、突起体20はヒンジ4の回動連結部4cの前方に配置されている。図4に示すように、突起体20は、その基端部20aが上下方向に沿って延び、かつその先端部20bが後方斜め上方から前方斜め前方に向かって延びるように、湾曲して形成されている。図5に示すように、突起体20の湾曲形状は、クッションパッド6の回動時に移動するクッションパッド6の後端領域6bの移動経路Rに対応している。また、突起体20の先端部20bは丸みを帯びるように形成されている。図3及び図6に示すように、突起体20の先端部20bは、突起体20の基端部20aに対してクッションパッド6寄りに位置している。
図3〜図5に示すように、突起体20は、ヒンジ4の回動連結部4cの下方に位置するシートクッション側要素4a、及び定常状態のクッションパッド6間に形成される領域と、シートクッション側要素4aの基端部を取付けたサイドフレーム11のヒンジ取付部11c、及び定常状態のクッションパッド6間に形成される領域とに跨って位置している。そのため、図5及び図6に示すように、クッションパッド6の回動時に移動するクッションパッド6の後端領域6bは、シートクッション側要素4aと定常状態のクッションパッド6との間の領域にて突起体20に摺動可能となっている。
以上、本実施形態に係る車両用シート1によれば、クッションパッド6の後端領域6bが、ヒンジ4のシートクッション側要素4aに接近する領域において、樹脂材料を用いて作製されたカバー5と一体に形成された突起体20に摺動することとなる。その結果、クッションパッド6をスムーズに移動させることができ、かつクッションパッド6、特に、クッショントリム8の傷付きを防止することができる。また、付随的な効果として、カバー5と一体に形成された突起体20を用いているので、部品点数を増加させることがない。
本実施形態に係る車両用シート1によれば、突起体20は、クッションパッド6の回動時に移動するクッションパッド6の後端領域6bの移動経路Rに沿って湾曲して形成されている。そのため、クッションパッド6の後端領域6bが、その移動経路Rに沿って湾曲した突起体20に確実に摺動することとなる。その結果、クッションパッド6をさらにスムーズに移動させることができ、かつクッションパッド6の傷付きを確実に防止することができる。また、付随的な効果として、突起体20が、必要最低限の範囲に配置されることとなり、突起体20のサイズを小さくすることができて、突起体20の重量増加を防ぐことができる。
本実施形態に係る車両用シート1によれば、突起体20の先端部20bが丸みを帯びるように形成されている。そのため、クッションパッド6が突起体20の先端部20bに引っ掛かることが防止されることとなる。その結果、クッションパッド6をさらにスムーズに移動させることができ、かつクッションパッド6の傷付きを確実に防止することができる。
本実施形態に係る車両用シート1によれば、アジャスタフレーム組立体10が、そのシート幅方向の側端に位置するサイドフレーム11を有し、ヒンジ4のシートクッション側要素4aがサイドフレーム11に取付けられ、突起体20が、ヒンジ4のシートクッション側要素4a及び定常状態のクッションパッド6間の領域と、シートクッション側要素4aを取付けたサイドフレーム11のヒンジ取付部11c及び定常状態のクッションパッド6間の領域とに跨って配置されている。そのため、突起体20によって、クッションパッド6がヒンジ4のシートクッション側要素4a及びサイドフレーム11のヒンジ取付部11cと接触することが防止されることとなる。その結果、クッションパッド6をさらにスムーズに移動させることができ、かつクッションパッド6の傷付きを確実に防止することができる。
ここまで本発明の実施形態について述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
1 車両用シート
2 シートクッション
2a 後端領域
2b 側端部
3 シートバック
3a 下端領域
3b 側端部
4 ヒンジ
4a シートクッション側要素
4c 回動連結部
5 カバー
6 クッションパッド
6a 前端領域
6b 後端領域
10 アジャスタフレーム組立体
11 サイドフレーム
16 フロントヒンジ
20 突起体
20b 先端部
R 移動経路

Claims (4)

  1. 乗員が着座するシートクッションと、
    該シートクッションの後端領域の上方に配置されるシートバックと、
    該シートバックの下端領域におけるシート幅方向の側端部を前記シートクッションの後端領域におけるシート幅方向の側端部に回動可能に連結する回動連結部を有する回動機構と、
    前記回動機構をシート幅方向側端からシート幅方向中央に向かって覆うように配置され、かつ樹脂材料を用いて作製されるカバーと
    を備え、
    前記シートクッションが、乗員の臀部を受けるクッションパッドと、該クッションパッドの下方に配置されるアジャスタフレーム組立体と、前記クッションパッドの前端領域を前記アジャスタフレーム組立体に回動可能に連結するフロントヒンジとを有しており、
    前記クッションパッドが、車両の略水平方向に沿って位置する定常状態と、該定常状態に対して傾いて位置する開放状態との間で移動可能に構成されている、車両用シートであって、
    前記カバーと一体に形成された突起体が設けられ、
    前記突起体が、前記回動連結部の下方に位置する前記回動機構のシートクッション側要素と前記定常状態のクッションパッドとの間の領域にて移動する前記クッションパッドの後端領域を摺動させることができるように配置されている、車両用シート。
  2. 前記突起体は、前記クッションパッドの回動時に移動する前記クッションパッドの後端領域の移動経路に沿って湾曲して形成されている、請求項1に記載の車両用シート。
  3. 前記突起体の先端部が丸みを帯びるように形成されている、請求項1又は2に記載の車両用シート。
  4. 前記アジャスタフレーム組立体が、そのシート幅方向の側端に位置するサイドフレームを有し、
    前回動機構のシートクッション側要素が前記サイドフレームに取付けられ、
    前記突起体が、前記シートクッション側要素及び前記定常状態のクッションパッド間の領域と、前記シートクッション側要素を取付けた前記サイドフレームの回動機構取付部及び前記定常状態のクッションパッド間の領域とに跨って配置されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用シート。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016182890A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 イオ インダストリー株式会社 シートパン構造
JP2017024548A (ja) * 2015-07-22 2017-02-02 スズキ株式会社 車両用シートのハーネス配索構造

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