JP2016092174A - 熱電変換材料および熱電変換モジュール - Google Patents

熱電変換材料および熱電変換モジュール Download PDF

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Abstract

【課題】熱電変換性能に優れる熱電変換材料を提供する。【解決手段】熱電変換材料は、一般式RrTt−mMmXx−zZz(0<r≦1、3≦t−m≦5、0.01≦m≦0.5、10≦x≦15、0≦z≦2)で表される構造を有するR−T−M−X−Z系熱電変換材料である。Rは、希土類元素、アルカリ金属元素、アルカリ土類金属元素、第4族元素および第13族元素からなる群から選択される四種以上の元素からなり、当該四種以上の元素が、希土類、アルカリ金属、アルカリ土類金属、第4族および第13族からなる群から選択される少なくとも三種の異なる族の元素を含む。Tは、Fe、CoおよびNiから選択される一種以上の元素からなる。Mは、第5族元素、第6族元素および第7族元素からなる群から選択される一種以上の元素からなる。Xは、N、P、As、Sb、Biからなる群から選択される一種以上の元素からなる。Zは、第14族元素及び第16族元素からなる群から選択される一種以上の元素からなる。【選択図】図1

Description

本発明は熱電変換材料および熱電変換モジュールに関する。
熱電変換材料について、熱電変換性能の向上が求められている。たとえば、特許文献1には、希土類元素と遷移金属材料を用いた熱電変換材料が記載されている。
特開2002−26400号公報
発明者が鋭意検討したところ、特許文献1に記載の方法では、更なる熱電変換効率向上の要求に対応できないことが明らかになった。
本発明は、熱電変換性能に優れる熱電変換材料を提供するものである。
本発明によれば、
一般式Rt−mx−z(0<r≦1、3≦t−m≦5、0.01≦m≦0.5、10≦x≦15、0≦z≦2)で表される構造を有し、
Rは、希土類元素、アルカリ金属元素、アルカリ土類金属元素、第4族元素および第13族元素からなる群から選択される四種以上の元素からなり、前記四種以上の元素が、希土類、アルカリ金属、アルカリ土類金属、第4族および第13族からなる群から選択される少なくとも三種の異なる族の元素を含み、
Tは、Fe、CoおよびNiから選択される一種以上の元素からなり、
Mは、第5族元素、第6族元素および第7族元素からなる群から選択される一種以上の元素からなり、
Xは、N、P、As、Sb、およびBiからなる群から選択される一種以上の元素からなり、
Zは、第14族元素及び第16族元素からなる群から選択される一種以上の元素からなる、R−T−M−X−Z系熱電変換材料が提供される。
本発明によれば、
上記の熱電変換材料と、
電極とを備える熱電変換モジュール
が提供される。
本発明によれば、熱電変換性能に優れる熱電変換材料を提供することができる。
実施形態に係る熱電変換モジュールの構造を示す図である。 複数の原料を坩堝に充填した状態を示す断面模式図である。 (a)は、実施例1−1から実施例1−4、および比較例のゼーベック係数を示す図、(b)は、実施例1−1から実施例1−4、および比較例の熱伝導率を示す図、(c)は、実施例1−1から実施例1−4、および比較例の電気抵抗率を示す図である。 (a)は、実施例1−1から実施例1−4、および比較例の出力因子Pを示す図、(b)は、実施例1−1から実施例1−4、および比較例の無次元性能指数ZTを示す図である。 (a)は、実施例2−1、実施例2−2、および比較例のゼーベック係数を示す図、(b)は、実施例2−1、実施例2−2、および比較例の熱伝導率を示す図、(c)は、実施例2−1、実施例2−2、および比較例の電気抵抗率を示す図である。 (a)は、実施例2−1、実施例2−2、および比較例の出力因子Pを示す図、(b)は、実施例2−1、実施例2−2、および比較例の無次元性能指数ZTを示す図である。 (a)は、実施例3−1から実施例3−3、および比較例のゼーベック係数を示す図、(b)は、実施例3−1から実施例3−3、および比較例の熱伝導率を示す図、(c)は、実施例3−1から実施例3−3、および比較例の電気抵抗率を示す図である。 (a)は、実施例3−1から実施例3−3、および比較例の出力因子Pを示す図、(b)は、実施例3−1から実施例3−3、および比較例の無次元性能指数ZTを示す図である。 (a)は、実施例4−1、実施例4−2、および比較例のゼーベック係数を示す図、(b)は、実施例4−1、実施例4−2、および比較例の熱伝導率を示す図、(c)は、実施例4−1、実施例4−2、および比較例の電気抵抗率を示す図である。 (a)は、実施例4−1、実施例4−2、および比較例の出力因子Pを示す図、(b)は、実施例4−1、実施例4−2、および比較例の無次元性能指数ZTを示す図である。 (a)は、実施例5−1および比較例のゼーベック係数を示す図、(b)は、実施例5−1および比較例の熱伝導率を示す図、(c)は、実施例5−1および比較例の電気抵抗率を示す図である。 (a)は、実施例5−1および比較例の出力因子Pを示す図、(b)は、実施例5−1および比較例の無次元性能指数ZTを示す図である。 (a)は、実施例6−1および比較例のゼーベック係数を示す図、(b)は、実施例6−1および比較例の熱伝導率を示す図、(c)は、実施例6−1および比較例の電気抵抗率を示す図である。 (a)は、実施例6−1および比較例の出力因子Pを示す図、(b)は、実施例6−1および比較例の無次元性能指数ZTを示す図である。 (a)は、実施例7−1、実施例7−2および比較例のゼーベック係数を示す図、(b)は、実施例7−1、実施例7−2および比較例の熱伝導率を示す図、(c)は、実施例7−1、実施例7−2および比較例の電気抵抗率を示す図である。 (a)は、実施例7−1、実施例7−2および比較例の出力因子Pを示す図、(b)は、実施例7−1、実施例7−2および比較例の無次元性能指数ZTを示す図である。 (a)は、熱電変換材料をX線回折法により評価した結果、得られたスペクトルを10°〜90°の範囲で示す図、(b)は、当該スペクトルのうち、実施例1−3の42°〜45°の範囲を拡大して示した図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
なお、「〜」は特に断りがなければ、以上から以下を表す。
本実施形態に係る熱電変換材料は、一般式Rt−mx−z(0<r≦1、3≦t−m≦5、0.01≦m≦0.5、10≦x≦15、0≦z≦2)で表される構造を有するR−T−M−X−Z系熱電変換材料である。Rは、希土類元素、アルカリ金属元素、アルカリ土類金属元素、第4族元素および第13族元素からなる群から選択される四種以上の元素からなり、当該四種以上の元素が、希土類、アルカリ金属、アルカリ土類金属、第4族および第13族からなる群から選択される少なくとも三種の異なる族の元素を含む。Tは、Fe、CoおよびNiから選択される一種以上の元素からなる。Mは、第5族元素、第6族元素および第7族元素からなる群から選択される一種以上の元素からなる。Xは、N、P、As、Sb、およびBiからなる群から選択される一種以上の元素からなる。Zは、第14族元素及び第16族元素からなる群から選択される一種以上の元素からなる。以下に詳細に説明する。
まず、熱電変換材料の性能を示す指標について、以下に説明する。
熱電変換材料の性質は、性能指数Zによって評価される。性能指数Zとは、ゼーベック係数S、熱伝導率κ及び電気抵抗率ρを用いた以下の式(1)によって表される。
Z=S/(κρ) ・・・式(1)
また、熱電変換材料の性質は、性能指数Zと温度Tとの積によって評価されることがある。この場合には、式(1)の両辺に温度T(ここで、Tは絶対温度)を乗じて以下の式(2)とする。
ZT=ST/(κρ) ・・・式(2)
式(2)に示したZTは無次元性能指数と呼ばれ、熱電変換材料の性能を示す指標になる。熱電変換材料は、このZTの値が大きいほど、その温度Tにおける熱電性能が高いことになる。式(1)および式(2)から、優れた熱電変換材料とは、性能指数Zの値を大きくできる材料、すなわちゼーベック係数Sが大きく、熱伝導率κおよび電気抵抗率ρが小さい材料である。
また、電気的な観点から熱電変換材料の性能を評価する場合、次式(3)で表される出力因子Pを用いる場合がある。
P=S/ρ ・・・式(3)
本実施形態に係る熱電変換材料について、以下に詳細に説明する。
熱電変換材料は、一般式Rt−mx−z(0<r≦1、3≦t−m≦5、0.01≦m≦0.5、10≦x≦15、0≦z≦2)で表される構造を有する。
Rは、希土類元素、アルカリ金属元素、アルカリ土類金属元素、第4族元素および第13族元素からなる群から選択される四種以上の元素である。当該四種以上の元素は全て異なる族から選択された元素でもよく、また同一の族から二種以上の元素が選択されていてもよい。ただし、当該四種以上の元素は、三種の異なる族の元素を含む。また、熱電変換性能向上の観点から、Rは、希土類元素、アルカリ金属元素、アルカリ土類金属元素、第4族元素および第13族元素からなる群から選択される五種以上の元素であることがより好ましい。
Rを構成する各元素の含有量は、特に限定されないが、熱電変換性能向上の観点から、Rを構成する元素はそれぞれ、組成比にしてrの10分の1以上含有されることが好ましい。
希土類元素としては、Sc、Y、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、およびLuが挙げられる。
アルカリ金属元素としては、Li、Na、K、Rb、Cs、およびFrが挙げられる。
アルカリ土類金属元素としては、Ca、Sr、およびBaが挙げられる。
第4族元素としては、Ti、Zr、およびHfが挙げられる。
第13族元素としては、B、Al、Ga、In、およびTlが挙げられる。
Rとしては、p型熱電変換材料においては、たとえば希土類元素のLa、Ce、およびPr、第4族元素のTi、Zr、およびHf、第13族元素のAl、Ga、およびInからなる群から選択される一種以上の元素を主とすることができる。
Rとしては、n型熱電変換材料においては、たとえば希土類元素のYb、La、Ce、およびPr、アルカリ土類金属元素のCa、Sr及びBa、第13族元素のAl、Ga、およびInからなる群から選択される一種以上の元素を主とすることができる。
熱電変換材料はn型でも良いし、p型でも良い。なお、熱電変換材料がn型であれば、熱電変換性能をより効果的に向上させることができる。
Tは、Fe、CoおよびNiから選択される一種以上の元素からなる。熱電変換性能向上の観点から、p型熱電変換材料において、TはFeを含むことが好ましく、FeおよびCoを含むことがより好ましい。n型熱電変換材料においては、TはCoを含むことが好ましく、CoおよびFeを含むことがより好ましい。CoおよびFeの共存は格子熱伝導率の低下に効果がある。
Mは、第5族元素、第6族元素および第7族元素からなる群から選択される一種以上の元素からなる。
第5族元素としては、たとえばV、Nb、およびTaが挙げられる。
第6族元素としては、たとえばCr、Mo、およびWが挙げられる。
第7族元素としては、たとえばMn、Tc、およびReが挙げられる。
Mは、Co、FeおよびNiのサイト、すなわち結晶構造の内、Tで表される元素のサイトに入り、結晶格子の歪を起こし、熱電伝導率、特に格子熱電伝導率の低下に寄与する。Mは、より確実に熱電変換性能を向上させる観点から、V、Nb、Ta、Cr、Mo、W、Mn、またはReであることが好ましい。
Mは、コストと熱電変換性能とのバランスの観点から、Cr、Mn、およびVからなる群から選択される一種以上の元素を含むことが好ましく、Cr、Mn、およびVからなる群から選択される一種以上の元素からなることがより好ましい。
一方、Mは、熱電変換効率向上の観点から、W、Mo、Mn、Cr、V、およびTaからなる群から選択される一種以上の元素を含むことが好ましい。そうすれば、ZT積分値の高い熱電変換材料が得られる。ZTは温度Tに依存する値であり、実用においては、ある温度のみでなく、使用が想定される温度帯にわたって高いZTの値を示すことが好ましい。変換性能を示す指標として、使用が想定される温度帯でのZT積分値に注目し、ZT積分値を高くすることで、実用下でより効果的に熱電変換性能を向上させることができる。また、ZT積分値向上の観点から、Mは、W、Mo、MnおよびTaからなる群から選択される一種以上の元素を含むことがより好ましい。また、同様の観点から、Mは、W、Mo、MnまたはTaであることがさらに好ましい。
熱電変換効率を向上させる観点から、mは0.01以上が好ましく、0.05以上がより好ましく、0.09以上がさらに好ましい。一方、熱電変換効率を向上させる観点から、mは0.50以下が好ましく、0.40以下がより好ましく、0.25以下がさらに好ましい。
次に、Zに関し、第14族元素としては、たとえばC、Si、Ge、Sn、およびPbが挙げられる。
また、第16族元素としては、たとえばO、S、Se、Te、およびPoが挙げられる。
低コスト化の観点からは、一般式Rt−mx−zにおいて、zは0であることが好ましい。一方、熱電変換性能向上の観点からは、zは0より大きいことが好ましい。Zは、熱電変換性能向上の観点から第16族元素を含むことが好ましい。また、同様の観点から、Zは、Oを除いた第14族元素、及び第16族元素からなる群から選択される一種以上の元素からなることが好ましい。
本実施形態に係る熱電変換材料は、一般式Rt−mx−z(0<r≦1、3≦t−m≦5、0.01≦m≦0.5、10≦x≦15、0≦z≦2)で表される組成であれば特に限定されないが、熱電変換材料の主な結晶相は充填スクッテルダイト構造を有することが好ましい。なお、充填スクッテルダイト構造において、Xは第15族のプニコゲン元素であり、0<r≦1、t=4、かつ、x=12である。また、熱電変換材料10は、2種以上の結晶相を有しても良い。熱電変換材料は、主な結晶相である第1の結晶相を少なくとも含む。ここで、X線回折法で測定したとき、第1の結晶相を示すピークとして測定される最大のピークの強度をI、第1の結晶相以外の結晶相を示すピークとして測定される最大のピークの強度をIとしたとき、I/Iが0.002以下であることが好ましい。そうすれば、熱電変換効率をより向上させることができる。
本実施形態に係る熱電変換材料において、100℃以上600℃以下における電気抵抗率の最大値は20.00×10−6Ω・m以下とすることが好ましく、15.00×10−6Ω・m以下とすることがより好ましく、12.00×10−6Ω・m以下とすることがさらに好ましい。
次に、本実施形態に係る熱電変換モジュール40について説明する。
図1は、本実施形態に係る熱電変換モジュール40の構造を示す図である。
熱電変換モジュール40は、上述した本実施形態に係る熱電変換材料10と、電極42とを備える。以下に詳細に説明する。
本実施形態に係る熱電変換モジュール40は、熱電変換材料10として、n型熱電変換材料12およびp型熱電変換材料14を少なくとも1つずつ備える。そして、熱電変換モジュール40は、複数の電極42、接合部材44、および拡散防止部材46をさらに備える。熱電変換モジュール40では、n型熱電変換材料12とp型熱電変換材料14とを組み合わせたペアが1つ以上、電気的に直列に接続されている。熱電変換モジュール40を用いて、熱エネルギーを電気エネルギーに直接変換できる。あるいは、電気エネルギーを熱エネルギーに直接変換できる。
n型熱電変換材料12およびp型熱電変換材料14と、電極42とは、それぞれ接合部材44および拡散防止部材46を介して接合されている。接合部材44および拡散防止部材46は熱電変換材料10と電極42との間に積層して設けられており、接合部材44は電極42と、拡散防止部材46は熱電変換材料10と接合されている。
電極42は特に限定されないが、Fe合金、Co合金、Ni合金、Cu合金、Ti合金、およびAl合金からなる群より選択される少なくとも一種の合金からなることが好ましい。なお、電極42は、たとえば、鉄、コバルト、ニッケル、銅、チタン、およびアルミニウムからなる群より選択される少なくとも一種の金属であっても良い。なお、電極42の材料は、接合部材44の合金層と同じ組成の合金を使用することがより好ましい。これにより、両者の密着性を高めることができる。
接合部材44は、熱応力を緩和する観点から、Cu合金、Ag合金、Au合金、およびAl合金からなる群より選択される少なくとも一種の合金からなることが好ましい。
拡散防止部材は、熱電変換材料10の構成元素の拡散を防止する観点から、Fe−M1(M1は、Cr、Mo、W、V、Nb、Ta、Mn、Ti、Zr、Hf、C、Si、および、Geからなる群から選択される少なくとも一種の元素)合金、Co−M1合金、Ni−M1合金、Ti−M2(M2はAl、Ga、In、Cu、Ag、Au、Sn、Zn、および、Mgからなる群から選択される少なくとも一種の元素)合金、Zr−M2合金、Hf−M2合金、V−M2合金、Nb−M2合金、Ta−M2合金、Cr−M2合金、Mo−M2合金、および、W−M2合金からなる群より選択される少なくとも一種の合金からなることが好ましい。
なお、接合部材44および拡散防止部材46はそれぞれ一種の合金層からなってもよいが、二種以上の合金層からなっても構わない。
拡散防止部材46および接合部材44はそれぞれロウ付け、スパッタリング、蒸着、溶射、あるいは放電プラズマ焼結(SPS:Spark Plasma Sintering)法などの方法によって、熱電変換材料10に積層させることができる。
電極42は、ロウ付け、スパッタリング、蒸着、容射、SPS法、あるいは微小レーザー溶接などの公知の方法によって、接合部材44に積層させることができる。
なお、本実施形態では、接合部材44および拡散防止部材46を有する熱電変換モジュール40について説明したが、接合部材44および拡散防止部材46はいずれか一方を省略することもできるし、両方を省略することもできる。
次に、本実施形態に係る熱電変換材料の製造方法について説明する。
本実施形態に係る熱電変換材料は、共晶反応、共析反応、包晶反応、包析反応、偏晶反応、偏析反応、非平衡状態の物質相の分解、固溶体の分解及びこれらの複合プロセスによって形成できる。そのため、例えば、溶解法、急冷凝固法(ガスアトマイズ、水アトマイズ、単ロール法、双ロール法)、メカニカルアロイング法、ボールミル法、ビーズミル法、ホットプレス法、加熱焼結法、放電プラズマ成型法、または熱処理法などを適宜組み合わせることによって製造することができる。
以下に、(i)および(ii)の二つの例を挙げて説明する。たとえば以下の様にすることによって、多くの元素を含む場合にも、所望の組成の熱電変換材料を精度良く得ることができる。
(i)本実施形態に係る熱電変換材料の合成方法として、溶解法と熱処理法とを組み合わせた例について説明する。所定比率で単体(たとえば純金属)の原料を坩堝に入れ、不活性ガス雰囲気中において、電気炉加熱によってたとえば1000℃〜1250℃まで加熱溶解し、5時間保持する。不活性ガスとしてはArガスやNガスが挙げられる。次いで、組成の均一性を確保するために、急速に室温まで冷却する。その後、再度600℃まで加熱し、固相の状態で12時間保持し、室温まで冷却することにより、目的の熱電変換材料を得ることができる。
(ii)本実施形態に係る熱電変換材料の合成方法として、溶解法と放電プラズマ成型法とを組み合わせた例について説明する。所定比率で単体の原料を坩堝に入れ、不活性ガス雰囲気中において、たとえば1000℃〜1250℃まで加熱溶解し、5時間保持した後、水急冷する。水急冷した材料を粉砕し、粉末をカーボンダイスに入れ、真空もしくは不活性ガス雰囲気中において、5MPa〜60MPaの圧力の下でパルス電流をかけながら500〜750℃の温度まで加熱する。そのまま10分間保持した後、室温まで冷却することで目的の熱電変換材料を得ることができる。
ここで、何れの合成方法においても、各元素の原料を加熱溶解させるために坩堝に入れる際、異種類の原料が反応しやすく、且つ急激な反応を避けるために、複数の原料を複数の層を形成して坩堝内に充填する。以下に詳しく説明する。
図2は、複数の原料を坩堝30に充填した状態を示す断面模式図である。第1の層32、第2の層34、および第3の層36が、坩堝30の深さ方向に順に繰り返し形成されている。第1の層32、第2の層34、および第3の層36に含まれる原料の元素はそれぞれ異なっている。第1の層32の大部分は、準備した複数の原料の内、粒径の最も大きな原料で形成され、第2の層34の大部分は粒径の最も小さな原料で形成され、第3の層36の大部分は互いに粒径の近いその他の原料同士を充填前に混合して得た混合物で形成されている。各層には、複数種類の原料が含まれていて良く、その場合、たとえば各層を平面視する方向から見たとき、1つの層内で異種類の原料が交互に存在するように充填する。すなわち、同一原料からなる面一な層間の面が存在しないようにする。
たとえば酸化されやすい元素の原料は粒径の大きなものを用いる必要がある。一方、融点の高い元素の原料は粒径の小さなものを用いる必要がある。上述したように層を形成して坩堝内に原料を充填することにより、粒径が異なり混合しにくい複数の原料を、偏りが殆ど無く、もしくは十分小さい状態で、充填することができ、均一に所望の組成を有する熱電変換材料を歩留まり良く製造することができる。
なお、本実施形態では第1から第3の層32,34,36の、3種類の層を有する例について説明したが、層の種類は3つに限定されず、4つ以上であっても良い。また、準備した全ての原料についてそれぞれ異なる層を形成し、すなわち、熱電変換材料に含まれる元素種の数だけ異なる層を形成しても良い。
なお、図2では、各層を繰り返し3サイクル積層する例を示しているが、積層するサイクル数は2サイクル以上であれば特に限定されない。各層の厚みは1cm以下とすることが好ましい。
次に、本実施形態の作用および効果について説明する。
本実施形態に係る熱電変換材料は、熱電変換性能に優れる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明する。なお、本実施形態は、これらの実施例の記載に何ら限定されるものではない。
各実施例および比較例では、以下に示すn型熱電変換材料を作製し、評価した。
実施例1−1:Yb0.3Ca0.1Al0.1Ga0.1In0.1Fe0.25Co3.75Sb120.1
実施例1−2:Yb0.3Ca0.1Al0.1Ga0.1In0.1Fe0.25Co3.75Sb120.2
実施例1−3:Yb0.3Ca0.1Al0.1Ga0.1In0.1Fe0.25Co3.75Sb120.3
実施例1−4:Yb0.3Ca0.1Al0.1Ga0.1In0.1Fe0.25Co3.75Sb120.4
実施例2−1:Yb0.3Ca0.1Al0.1Ga0.1In0.1Fe0.25Co3.75Sb12Nb0.1
実施例2−2:Yb0.3Ca0.1Al0.1Ga0.1In0.1Fe0.25Co3.75Sb12Nb0.2
実施例3−1:Yb0.3Ca0.1Al0.1Ga0.1In0.1Fe0.25Co3.75Sb12Ta0.1
実施例3−2:Yb0.3Ca0.1Al0.1Ga0.1In0.1Fe0.25Co3.75Sb12Ta0.2
実施例3−3:Yb0.3Ca0.1Al0.1Ga0.1In0.1Fe0.25Co3.75Sb12Ta0.3
実施例4−1:Yb0.3Ca0.1Al0.1Ga0.1In0.1Fe0.25Co3.75Sb12Cr0.1
実施例4−2:Yb0.3Ca0.1Al0.1Ga0.1In0.1Fe0.25Co3.75Sb12Cr0.2
実施例5−1:Yb0.3Ca0.1Al0.1Ga0.1In0.1Fe0.25Co3.75Sb120.2
実施例6−1:Yb0.3Ca0.1Al0.1Ga0.1In0.1Fe0.25Co3.75Sb12Mn0.2
実施例7−1:Yb0.3Ca0.1Al0.1Ga0.1In0.1Fe0.25Co3.75Sb12Mo0.1
実施例7−2:Yb0.3Ca0.1Al0.1Ga0.1In0.1Fe0.25Co3.75Sb12Mo0.2
比較例:Yb0.3Fe0.25Co3.75Sb12
(熱電変換材料の作製)
各実施例および比較例の熱電変換材料を構成する元素の原料の純金属を、一般式に示す組成比に対応する所定比率でカーボン材質の坩堝に入れ、Arガス雰囲気中において、電気炉加熱によって1200℃まで加熱溶解し、5時間保持した後、水急冷した。このとき、実施形態にて説明したように、原料は層を形成して坩堝内に充填した。次いで、水急冷した材料を粉砕し、粉末をカーボンダイスに入れ、Arガス雰囲気中において、40MPaの圧力の下で加熱した。600℃〜750℃の温度で10分間保持した後、室温まで冷却することで目的の熱電変換材料を得た。得られた熱電変換材料の組成はICP(Inductively Coupled Plasma)分析によって測定した。
(熱電変換性能の評価)
熱電変換材料の評価を、次の様に行った。
各実施例および比較例の熱電変換材料について、100℃〜600℃の温度範囲で100℃ごとにゼーベック係数S、電気抵抗率ρおよび熱伝導率κを測定し、出力因子Pと無次元性能指数ZTをそれぞれ算出した。具体的には、熱電変換材料の角柱状試料片を対象に、熱電能測定装置(アルバック理工株式会社製、ZEM−2)によりゼーベック係数Sと電気抵抗率ρを測定した。このとき、角柱状試験片はl×w×hの大きさの角柱状とし、lは2〜3mm、wは2〜3mm、hは10〜20mmとした。また、熱電変換材料のディスク状試料片を対象に、室温において密度計により密度dを測定した上で、レーザフラッシュ法熱定数測定装置(アルバック理工株式会社製、TC−7000H)により各温度における熱拡散率αを測定した。さらに、示差走査熱量測定の熱分析装置を用いて100℃〜600℃の温度範囲で100℃ごとに熱電変換材料の比熱Cを測定した。測定した密度d、比熱Cおよび熱拡散率αを用い、κ=α・d・Cの関係から、熱伝導率κを求めた。そして、実施形態において述べた式(2)を用いて無次元性能指数ZTを、式(3)を用いて出力因子Pを算出した。
結果を図3から図16に示す。
図3(a)は、実施例1−1から実施例1−4、および比較例のゼーベック係数Sを示す図であり、図3(b)は、実施例1−1から実施例1−4、および比較例の熱伝導率κを示す図であり、図3(c)は、実施例1−1から実施例1−4、および比較例の電気抵抗率ρを示す図である。
図4(a)は、実施例1−1から実施例1−4、および比較例のPを示す図であり、図4(b)は、実施例1−1から実施例1−4、および比較例のZTを示す図である。
図5(a)は、実施例2−1、実施例2−2、および比較例のゼーベック係数Sを示す図であり、図5(b)は、実施例2−1、実施例2−2、および比較例の熱伝導率κを示す図であり、図5(c)は、実施例2−1、実施例2−2、および比較例の電気抵抗率ρを示す図である。
図6(a)は、実施例2−1、実施例2−2、および比較例のPを示す図であり、図6(b)は、実施例2−1、実施例2−2、および比較例のZTを示す図である。
図7(a)は、実施例3−1から実施例3−3、および比較例のゼーベック係数Sを示す図であり、図7(b)は、実施例3−1から実施例3−3、および比較例の熱伝導率κを示す図であり、図7(c)は、実施例3−1から実施例3−3、および比較例の電気抵抗率ρを示す図である。
図8(a)は、実施例3−1から実施例3−3、および比較例のPを示す図であり、図8(b)は、実施例3−1から実施例3−3、および比較例のZTを示す図である。
図9(a)は、実施例4−1、実施例4−2、および比較例のゼーベック係数Sを示す図であり、図9(b)は、実施例4−1、実施例4−2、および比較例の熱伝導率κを示す図であり、図9(c)は、実施例4−1、実施例4−2、および比較例の電気抵抗率ρを示す図である。
図10(a)は、実施例4−1、実施例4−2、および比較例のPを示す図であり、図10(b)は、実施例4−1、実施例4−2、および比較例のZTを示す図である。
図11(a)は、実施例5−1および比較例のゼーベック係数Sを示す図であり、図11(b)は、実施例5−1および比較例の熱伝導率κを示す図であり、図11(c)は、実施例5−1および比較例の電気抵抗率ρを示す図である。
図12(a)は、実施例5−1および比較例のPを示す図であり、図12(b)は、実施例5−1および比較例のZTを示す図である。
図13(a)は、実施例6−1および比較例のゼーベック係数Sを示す図であり、図13(b)は、実施例6−1および比較例の熱伝導率κを示す図であり、図13(c)は、実施例6−1および比較例の電気抵抗率ρを示す図である。
図14(a)は、実施例6−1および比較例のPを示す図であり、図14(b)は、実施例6−1および比較例のZTを示す図である。
図15(a)は、実施例7−1、実施例7−2、および比較例のゼーベック係数Sを示す図であり、図15(b)は、実施例7−1、実施例7−2、および比較例の熱伝導率κを示す図であり、図15(c)は、実施例7−1、実施例7−2、および比較例の電気抵抗率ρを示す図である。
図16(a)は、実施例7−1、実施例7−2、および比較例のPを示す図であり、図16(b)は、実施例7−1、実施例7−2、および比較例のZTを示す図である。
図4、図6、図8、図10、図12、図14、および図16に示した結果から、比較例に対し、全ての実施例において、無次元性能指数ZTおよび出力因子Pが向上しており、熱電変換性能に優れる熱電変換材料が得られたことが確認された。
(電気抵抗率)
図3(c)、図5(c)、図7(c)、図9(c)、図11(c)、図13(c)、および図15(c)に示すように、全ての実施例において、電気抵抗率の低下が確認された。また、100℃以上600℃以下において測定した電気抵抗率の最大値は、表1の通りであり、全ての実施例について、100℃以上600℃以下における電気抵抗率の最大値が15.0×10−6Ω・m以下であることが確認された。
(Mの組成比率と熱電変換効率の関係)
図4(b)に示す様に、実施例1−1および実施例1−2のZTは、実施例1−3および実施例1−4のZTよりも高く、図8(b)に示す様に、実施例3−1および実施例3−2のZTは、実施例3−3のZTよりも高かった。よって、m=0.1および0.2の熱電変換材料は、m=0.3および0.4の熱電変換材料よりも熱電変換効率に優れることが確かめられた。
(ZT積分値)
各実施例について、ZT積分値を求めた結果を表2に示す。具体的には、各実施例について測定したZTを、100℃から600℃の温度範囲で積分してZT積分値を算出した。たとえば実施例1−1のZT積分値は、図4(b)において、ZT=0、T=100℃、およびT=600℃を示す各直線、および実施例1−1のZTを示す曲線により囲まれる領域の面積に相当する。元素種を同じとする実施例の内、ZT積分値の最大値は実施例1−2において416K、実施例2−2において401K、実施例3−2において420K、実施例4−1において419K、実施例5−1において428K、実施例6−1において424K、実施例7−1および実施例7−2においていずれも427Kと求められた。
よって、MとしてW、Mo、Mn、Cr、V、またはTaを含む場合において、特にZT積分値が415K以上の高い値となり、熱電変換効率が効果的に向上することが確かめられた。また、MとしてW、Mo、Mn、またはTaを含む場合において、特にZT積分値が420K以上の高い値となり、熱電変換効率がより効果的に向上することが確かめられた。
(X線回折法による評価)
実施例1−1から実施例1−4の熱電変換材料をX線回折法により評価した。図17は、得られたスペクトルを示す図である。図17(a)は10°〜90°の範囲のスペクトルを示し、図17(b)は当該スペクトルの内、実施例1−3の42°〜45°の範囲を拡大して示している。
実施例1−1から実施例1−4の全てにおいて、主な結晶相(第1の結晶相)が充填スクッテルダイト構造を有することが確認された。第1の結晶相を示すピークとしては、Cuターゲットの31.2°付近に最大強度のピークが確認され、この強度をIとした。また、第1の結晶相以外の結晶相(第2の結晶相)を示すピークとしては、実施例1−3および実施例1−4のCuターゲットの43.5°付近に最大強度のピークが確認され、この強度をIとした。また、Iに対するIの比I/Iを求めた。実施例1−1から実施例1−4のI/IおよびZT積分値を表3にまとめて示す。
表3から、I/Iが0.002以下である実施例1−1、実施例1−2において、熱電変換効率を効果的に向上させることができることが確認された。
10 熱電変換材料
12 n型熱電変換材料
14 p型熱電変換材料
30 坩堝
32 第1の層
34 第2の層
36 第3の層
40 熱電変換モジュール
42 電極
44 接合部材
46 拡散防止部材

Claims (9)

  1. 一般式Rt−mx−z(0<r≦1、3≦t−m≦5、0.01≦m≦0.5、10≦x≦15、0≦z≦2)で表される構造を有し、
    Rは、希土類元素、アルカリ金属元素、アルカリ土類金属元素、第4族元素および第13族元素からなる群から選択される四種以上の元素からなり、前記四種以上の元素が、希土類、アルカリ金属、アルカリ土類金属、第4族および第13族からなる群から選択される少なくとも三種の異なる族の元素を含み、
    Tは、Fe、CoおよびNiから選択される一種以上の元素からなり、
    Mは、第5族元素、第6族元素および第7族元素からなる群から選択される一種以上の元素からなり、
    Xは、N、P、As、Sb、およびBiからなる群から選択される一種以上の元素からなり、
    Zは、第14族元素及び第16族元素からなる群から選択される一種以上の元素からなる、R−T−M−X−Z系熱電変換材料。
  2. 請求項1に記載の熱電変換材料において、
    主な結晶相は充填スクッテルダイト構造を有する熱電変換材料。
  3. 請求項1または2に記載の熱電変換材料において、
    前記Rt−mx−z(0<r≦1、3≦t−m≦5、0.01≦m≦0.5、10≦x≦15、0≦z≦2)におけるzが0である、熱電変換材料。
  4. 請求項1または2に記載の熱電変換材料において、
    前記Rt−mx−z(0<r≦1、3≦t−m≦5、0.01≦m≦0.5、10≦x≦15、0≦z≦2)におけるzが0より大きい、熱電変換材料。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の熱電変換材料において、
    MはW,Mo、Mn、Cr、V、およびTaからなる群から選択される一種以上の元素を含む、熱電変換材料。
  6. 請求項5に記載の熱電変換材料において、
    Mは、W,Mo、Mn、およびTaからなる群から選択される一種以上の元素を含む、熱電変換材料。
  7. 請求項1から4のいずれか一項に記載の熱電変換材料において、
    Mは、Cr、Mn、およびVからなる群から選択される一種以上の元素を含む、熱電変換材料。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の熱電変換材料において、
    100℃以上600℃以下における電気抵抗率の最大値が15.00×10−6Ω・m以下である、熱電変換材料。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の熱電変換材料と、
    電極とを備える熱電変換モジュール。
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