JP2016087076A - 加熱調理器 - Google Patents

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ちひろ 伊藤
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浩志郎 ▲高▼野
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Abstract

【課題】調理容器から排出する蒸気の量を抑制することができ、調理容器内の急激な圧力の変化を抑制することができる、加熱調理器を得るものである。【解決手段】被加熱物が入れられる調理容器と、調理容器を加熱する加熱手段と、調理容器を開閉自在に覆う蓋体と、調理容器内の蒸気を排出させる蒸気通路と、蒸気通路を閉塞又は開放する蒸気排出手段と、を備え、蒸気排出手段は、蒸気通路を閉塞した状態で調理容器が加熱された後、蒸気通路を開放させる際、調理容器内の蒸気を徐々に排出させるものである。【選択図】図1

Description

本発明は、調理容器を加熱する加熱調理器に関し、特に、調理容器内の圧力が大気圧よりも上昇した状態から調理容器内の蒸気を排出させる加熱調理器に関する。
従来の加熱調理器においては、例えば、圧力容器の蓋に調圧弁を設け、加熱調理によって圧力容器内の圧力が大気圧よりも上昇したあと、調圧弁を一定時間開放して、圧力容器内を大気圧まで減圧するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開昭58−86115号公報(請求項1)
特許文献1に記載の技術によれば、調圧弁を介して調理容器内の蒸気を排出することで、調理容器内の圧力を大気圧まで減圧できる。
しかし、調理容器内の圧力が高くなるほど、調圧弁から排出される蒸気が多くなり、排出の勢いが大きくなる。このため、調圧弁から調理容器外へ排出された蒸気による火傷等の可能性が高くなる。また、調圧弁を一気に開放することにより、調理容器内の圧力が急激に変化して、調理容器内の被加熱物で突沸が起こり、被加熱物が調理容器の外部に噴き出す場合があった。
本発明は、上記のような課題を背景になされたもので、調理容器から排出する蒸気の量を抑制することができ、調理容器内の急激な圧力の変化を抑制することができる、加熱調理器を得るものである。
本発明に係る加熱調理器は、被加熱物が入れられる調理容器と、前記調理容器を加熱する加熱手段と、前記調理容器を開閉自在に覆う蓋体と、前記調理容器内の蒸気を排出させる蒸気通路と、前記蒸気通路を閉塞又は開放する蒸気排出手段と、を備え、前記蒸気排出手段は、前記蒸気通路を閉塞した状態で前記調理容器が加熱された後、前記蒸気通路を開放させる際、前記調理容器内の蒸気を徐々に排出させるものである。
本発明は、蒸気通路を閉塞した状態で調理容器が加熱された後、蒸気通路を開放させる際、調理容器内の蒸気を徐々に排出させる。このため、調理容器から排出する蒸気の量を抑制することができ、調理容器内の急激な圧力の変化を抑制することができる。
実施の形態1に係る加熱調理器の構成を概略的に示す断面模式図である。 実施の形態1に係る加熱調理器の構成を概略的に示す機能ブロック図である。 実施の形態1に係る加熱調理器の動作を説明する図である。 実施の形態2に係る加熱調理器の蒸気排出部を示す断面模式図である。 実施の形態3に係る加熱調理器の蒸気排出部を示す断面模式図である。 実施の形態4に係る加熱調理器の蒸気排出部を示す断面模式図である。 実施の形態5に係る加熱調理器の蒸気排出部を示す断面模式図である。 実施の形態6に係る加熱調理器の蒸気排出部を示す断面模式図である。 実施の形態7に係る加熱調理器の構成を概略的に示す断面模式図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る加熱調理器の構成を概略的に示す断面模式図である。
図1において、1は本体である。2は容器カバーである。容器カバー2は、本体1に内装固着されている。3は加熱コイルである。加熱コイル3は、容器カバー2の外壁部に設けられている。加熱コイル3は、スパイラル状に旋回された電磁誘導加熱用のコイルである。加熱コイル3には、高周波電流が供給され、高周波磁束を発生する。4は温度センサーである。温度センサー4は、容器カバー2の底中央部に形成した孔部に貫通して設けられている。温度センサー4は、圧縮バネ4aにより下方から支持されている。5は調理容器である。調理容器5は、鍋状の形状を有している。調理容器5は、容器カバー2に着脱自在に内装されている。調理容器5は、加熱コイル3からの高周波磁束によって誘導電流が流れ発熱する。調理容器5には、例えば食材などの被加熱物が入れられる。
6は内蓋である。内蓋6は、調理容器5を覆う。内蓋6は、周縁部に配置されたシール材である蓋パッキン7により、調理容器5のフランジ部との密閉性を得る。8は外蓋である。外蓋8は、内蓋6を覆い内蓋6に連結される。外蓋8は、本体1に開閉自在に係止されている。内蓋6と外蓋8との間には隙間(空間)が設けられ、シール材である外蓋パッキン13により密閉性を保つ蓋内連通路18が形成されている。
9は外部蒸気口である。外部蒸気口9は、外蓋8を貫通して設けられている。外部蒸気口9は、内蓋6と外蓋8との間の蓋内連通路18と連通する。15は蒸気カートリッジである。蒸気カートリッジ15と外部蒸気口9とは、パッキン16により密閉性を保つ。外部蒸気口9から排出された蒸気は、蒸気カートリッジ15の内部に流入し、排出口17から外部へ排出される。
11aは蒸気口である。蒸気口11aは、内蓋6を貫通して設けられ、蓋内連通路18と連通する。10はおもりである。おもり10は、蒸気口11aを移動自在に塞ぐ。11は調圧部である。調圧部11は、おもり10を移動させる。調圧部11は、例えば、コイルと、コイルに挿入されたプランジャー(可動鉄心)とを有するソレノイドで構成され、コイルへの通電の有無によってプランジャーが可動される。調圧部11によって、おもり10が蒸気口11aから移動されると、蒸気口11aと、蓋内連通路18と、外部蒸気口9とが連通し、調理容器5内の蒸気が本体1の外部へ排出される。
12は蒸気排出部である。蒸気排出部12は、4つのユニットA〜Dを備える。蒸気排出部12の各ユニットは、それぞれ、蒸気口12aと、おもり12bと、排出調整部12cとを有する。蒸気口12aは、内蓋6を貫通して設けられ、蓋内連通路18と連通する。各ユニットの蒸気口12aと、蓋内連通路18と、外部蒸気口9とは連通しており、調理容器5内の蒸気を本体1の外部へ排出させる蒸気通路を形成する。おもり12bは、蒸気口12aを移動自在に塞ぐ。排出調整部12cは、例えば、ソレノイドで構成される。排出調整部12cは、おもり10を蒸気口12aに対向して配置される。排出調整部12cは、おもり10を蒸気口12aに押さえつけて、おもり10が移動することを抑制する状態と、押さえつけを解除して、調理容器5内の圧力によっておもり10を移動可能にする状態とを切り換える。
蒸気排出部12は、おもり12bの自重によって蒸気口12aを塞ぐ圧力と、調理容器5内の圧力によっておもり12bを押しのける圧力とが釣り合う釣り合い圧力が、各ユニットのそれぞれで異なる。例えば、各ユニットの蒸気口12aは、それぞれ開口面積が異なり、各ユニットのおもり12bは、すべて同じ重さである。
14は操作表示部である。操作表示部14は、ユーザーからの操作を入力する。操作表示部14は、調理動作に関する情報を表示する。操作表示部14は、例えば外蓋8の一部に設けられている。なお、操作表示部14の設置位置は、外蓋8に限るものではなく、本体1の側面に設置されていてもよい。
図2は、実施の形態1に係る加熱調理器の構成を概略的に示す機能ブロック図である。
図2において、22はインバータ部である。インバータ22部は、交流電源ACを高周波電流に変換し、加熱コイル3へ供給する。21は制御部である。制御部21は、温度センサー4、及び操作表示部14からの入力などに基づき、インバータ部22の動作を制御する。また、制御部21は、調圧部11、及び各ユニットの排出調整部12cの動作を制御する。
(動作)
次に、本実施の形態1に係る加熱調理器の動作について説明する。
ユーザーは、任意のメニューを作る材料等の被加熱物を調理容器5内に入れる。その後、ユーザーは、調理容器5を容器カバー2に載置し、外蓋8を閉める。外蓋8が閉められると、内蓋6の蓋パッキン7が調理容器5のフランジ部に圧接されて密閉シールされる。ユーザーは、操作表示部14によって調理を開始させる操作を入力する。制御部21は、操作表示部14から入力された操作及び予め設定された調理メニューなどに従い、インバータ部22を動作させて加熱調理を開始する。
加熱コイル3には、インバータ部22から高周波電流が供給され、高周波磁界が発生する。調理容器5は、加熱コイル3と磁気結合し、加熱コイル3の対向面が励磁されて渦電流が誘起される。この渦電流と、調理容器5の持つ抵抗によりジュール熱を生じ、調理容器5が発熱して被加熱物の加熱が行われる。被加熱物が加熱されると蒸気が発生する。
加熱調理中においては、調圧部11は、おもり10が蒸気口11aを塞ぐ状態にする。例えば調圧部11をソレノイドで構成した場合、プランジャーを引き込んだ状態にする。また、蒸気排出部12の各ユニットにおける排出調整部12cは、おもり10を蒸気口12aに押さえつけて、おもり10が移動することを抑制する状態にする。例えば排出調整部12cをソレノイドで構成した場合、プランジャーを押し出した状態にする。
調理容器5内の被加熱物が加熱されると、被加熱物から蒸気が発生する。被加熱物から蒸気が発生すると、蒸気口11aを塞ぐおもり10の自重による圧力によって蒸気の排出が妨げられて、調理容器5内に圧力がかかる。調理容器5内の圧力が、おもり10の自重によって蒸気口11aを塞ぐ圧力よりも上昇すると、調理容器5内の圧力によっておもり10が蒸気口11aから押しのけられる。おもり10が蒸気口11aから押しのけられると、調理容器5内の蒸気が排出され、調理容器5内の圧力が低下し、おもり10の自重によって再び蒸気口11aを塞ぐ。
このように、加熱調理中においては、おもり10が蒸気口11aを塞ぐ圧力と、調理容器5内の圧力がおもり10を押しのける圧力とが釣り合う圧力(釣り合い圧力)を超えないように、調理容器5内の圧力が維持される。おもり10と蒸気口11aとによる釣り合い圧力は、例えば調理容器5内の圧力の上限値に設定される。この釣り合い圧力は、蒸気口11aの開口面積及びおもり10の重さによって定まる圧力である。例えば、蒸気口11aがφ1mm、おもり10が10gであれば、釣り合い圧力はおよそ2.2気圧となる。つまり、加熱調理中において調理容器5内にかかる圧力の上限は、およそ2.2気圧となる。
加熱調理中においては、蒸気排出部12の各ユニットの蒸気口12aは、おもり12bの自重に加え、おもり12bを蒸気口12aへ押さえつける排出調整部12cの圧力により閉塞される。つまり、調理容器5内の圧力にかかわらず各ユニットの蒸気口12aは閉塞された状態を維持する。
加熱調理が終了すると、制御部21は、インバータ部22の動作を停止させる。加熱が終了しても、蒸気口11aはおもり10の自重により塞がれ、調理容器5内の圧力は大気圧よりも高い状態で保持される。例えば、この状態で外蓋8を開放すると、急激な圧力変化により被加熱物に突沸が起こり、高温の被加熱物が調理容器5の外部へ飛び出す可能性がある。このため、外蓋8の開放は調理容器5内の圧力が大気圧まで下がってから行わなければならない。
例えば、調圧部11を駆動しておもり10を蒸気口11aから移動させ、蒸気口11aを開放すると、調理容器5内の圧力が大気圧まで一気に低下することとなる。これにより、調理容器5内の圧力が急激に変化して、調理容器5内の被加熱物で突沸が起こる場合がある。また、調理容器5内の圧力が高くなるほど、蒸気口11aから排出される蒸気量が多く、排出の勢いが大きくなり、ユーザーが蒸気に触れる可能性が高くなる。
そこで、本実施の形態1における加熱調理器は、蒸気通路を閉塞した状態で調理容器5が加熱された後、蒸気通路を開放させる際、蒸気排出部12によって、調理容器5内の蒸気を徐々に排出させる。
ここで、蒸気排出部12の各ユニットは、おもり12bが蒸気口12aを塞ぐ圧力と、調理容器5内の圧力がおもり12bを押しのける圧力とが釣り合う釣り合い圧力が、それぞれで異なるように設定されている。また、蒸気排出部12の各ユニットの釣り合い圧力は、おもり10と蒸気口11aとによる釣り合い圧力よりも低い圧力に設定されている。
この釣り合い圧力は、蒸気口12aの開口面積及びおもり12bの重さによって定まる圧力である。例えば、各ユニットのおもり12bの重さが全て10gに設定される。ユニットAの蒸気口12aの口径がφ1.11mmに設定される。ユニットBの蒸気口12aの口径がφ1.24mmに設定される。ユニットCの蒸気口12aの口径がφ1.57mmに設定される。ユニットDの蒸気口12aの口径がφ2.48mmに設定される。この例の場合、ユニットAの釣り合い圧力は、およそ2.0気圧となる。ユニットBの釣り合い圧力は、およそ1.8気圧となる。ユニットBの釣り合い圧力は、およそ1.5気圧となる。ユニットBの釣り合い圧力は、およそ1.2気圧となる。このように、蒸気口12aの開口面積とおもり12bの重さとの組み合わせにより、各ユニットの釣り合い圧力はそれぞれ異なるように設定されている。
制御部21は、加熱調理後に調理容器5内の蒸気を排出させる際、蒸気排出部12の各ユニットにおける排出調整部12cを順に駆動させて、排出調整部12cによるおもり12bの押さえつけを順に解除して、各ユニットのおもり12bを順次移動させる。蒸気排出部12の各ユニットにおける排出調整部12cを駆動させる順序は、釣り合い圧力が高いユニットから低いユニットの順に駆動させる。また、各ユニットの排出調整部12cを、時間間隔を空けて駆動して、各ユニットのおもり12bを順次、時間を空けて移動させる。
図3は、実施の形態1に係る加熱調理器の動作を説明する図である。
図3を用いて、調理容器5内の蒸気を排出する動作の一例を説明する。なお、図3の縦軸は、調理容器5内の圧力を示し、横軸は時間を示す。また、図3の例では、おもり10と蒸気口11aとによる釣り合い圧力が2.2気圧に設定され、蒸気排出部12のユニットA〜Dの釣り合い圧力が、2.0気圧、1.8気圧、1.5気圧、1.2気圧に設定されている場合を示している。また、図3において、実線は蒸気排出部12の動作により蒸気を排出させた場合を示し、一点鎖線は調圧部11の動作のみで蒸気を排出させた場合を示している。
制御部21は、時刻t0においてユニットAの排出調整部12cを駆動させる。時刻t0においてユニットAの排出調整部12cが駆動すると、ユニットAのおもり12bの押さえつけが解除され、調理容器5内の圧力によっておもり12bが押しのけられて、調理容器5内の蒸気が排出される。調理容器5内の圧力が、ユニットAの釣り合い圧力である2.0気圧まで低下すると、ユニットAのおもり12bの自重によって再び蒸気口12aを塞ぎ、調理容器5内の圧力が2.0気圧に維持される。
制御部21は、ユニットAの排出調整部12cを駆動させたあと、予め設定された時間間隔Δtの経過を待って、ユニットBの排出調整部12cを駆動させる。これにより、調理容器5内の圧力は1.8気圧まで低下する。以降同様に、制御部21は、時間間隔Δtを経過する度に、ユニットC、ユニットDの排出調整部12cを順次駆動させる。これにより、調理容器5内の圧力は、時刻t2において大気圧(1.0気圧)まで低下する。
一方、図3の一点鎖線で示すように、仮に、調圧部11を動作させておもり10を移動させ、釣り合い圧力が2.2気圧に設定された蒸気口11aから蒸気を排出させると、上述した時刻t2より早い時刻t1において、調理容器5内の圧力が大気圧まで低下する。
(効果)
以上のように本実施の形態1においては、蒸気排出部12の各ユニットにおける、釣り合い圧力が高い蒸気口11aから低い蒸気口の順に、蒸気を排気させることで、調理容器5内の蒸気を徐々に排出させることができる。また、蒸気排出部12の各ユニットにおける排出調整部12cを、時間間隔を空けて順次駆動させるので、段階的に調理容器5内の圧力を減圧させることができる。これにより、調圧部11によっておもり10をずらし、一気に大気圧まで減圧する場合に比べ、一度に発生する蒸気の量を減少させて蒸気の勢いを抑えることができる。また、急激な圧力変化を抑制して突沸によるふきこぼれの可能性を抑制することができる。
なお、本実施の形態1では、蒸気排出部12の各ユニットにおける排出調整部12cを、予め設定された時間間隔Δtで順次動作させる場合を説明したが、本発明はこれに限定されない。
例えば、調理容器5内の圧力を検出する圧力センサーを備え、制御部21は、圧力センサーの検出結果を取得し、蒸気排出部12の排出調整部12cを駆動させた後、当該ユニットの釣り合い圧力まで低下したことを検出したとき、次のユニットの排出調整部12cを駆動させるように動作させても良い。このような動作により、例えば、被加熱物の容量又は種類によって蒸気の発生スピードが異なり、減圧スピードが意図したものとならない場合であっても、調理容器5内の圧力変化に合わせて蒸気の排出スピードをコントロールできる。
なお、上記の圧力センサーの検出結果に代えて温度センサー4の検出結果を用いて、飽和蒸気温度と圧力との対応関係から、圧力を求めても良い。
なお、本実施の形態1では、蒸気排出部12が4つのユニットA〜Dを備える場合を説明したが、蒸気排出部12のユニット数はこれに限定されず、任意の数とすることができる。
また、本実施の形態1では、蒸気排出部12のおもり12bは、すべて同一の重さで、蒸気口12aの開口部面積の違いにより釣り合い圧力を設定することとしたが、本発明はこれに限定されない。蒸気口12aの開口部面積とおもり12bの組み合わせによって異なる圧力に設定されていればよく、例えば、蒸気口12aの開口部面積が同等でおもり12bの重量を変更してもよいし、蒸気口12aの開口部面積とおもり12bの重量との両方を変更して組み合わせたりしてもよい。また、蒸気口12aの形状は、円形に限らない。また、おもり12bの形状も図示したような球型に限らない。
実施の形態2.
図4は、実施の形態2に係る加熱調理器の蒸気排出部を示す断面模式図である。
以下、実施の形態2における蒸気排出部30の構成及び動作を、上記実施の形態1との相違点を中心に説明する。なお、同一部分には同一の符号を付する。
図4において、蒸気排出部30は、内蓋6に形成された内蓋蒸気口6aを介して調理容器5と連通している。また、蒸気排出部30には、蒸気カートリッジ15と連通する外部蒸気口34が設けられている。
蒸気排出部30は、5つのユニットA〜Eを備える。蒸気排出部30の各ユニットは、それぞれ、蒸気口31と、おもり32と、排出調整部33とを有する。以降、各ユニットの構成を区別する場合には、ユニットA、B、C、D、Eの蒸気口31を、それぞれ、蒸気口31a、31b、31c、31d、31eと称する。また、ユニットA、B、C、D、Eのおもり32を、それぞれ、おもり32a、32b、32c、32d、32eと称する。また、ユニットA、B、C、D、Eの排出調整部33を、それぞれ、排出調整部33a、33b、33c、33d、33eと呼ぶこととする。
蒸気排出部30は、ユニットA、B、C、D、Eが連なった構成となっている。各ユニットの蒸気口31a〜31eは、蒸気の流通方向に沿って直列的に連通している。つまり、内蓋6の内蓋蒸気口6aと、蒸気口31a〜31eと、外部蒸気口34とが連通し、調理容器5内の蒸気を本体1の外部へ排出させる、1つの蒸気通路を形成している。
各ユニットのおもり32は、蒸気口31を移動自在に塞ぐ。排出調整部33は、例えば、ソレノイドで構成される。排出調整部33によって、おもり32が蒸気口31から移動されると、蒸気口31が開口し、蒸気が通過する。
蒸気排出部12は、おもり32の自重によって蒸気口31を塞ぐ圧力と、調理容器5内の圧力によっておもり32を押しのける圧力とが釣り合う釣り合い圧力が、各ユニットのそれぞれで異なる。例えば、各ユニットの蒸気口31a〜31eは、それぞれ開口面積が異なり、各ユニットのおもり32a〜32eは、すべて同じ重さである。
ここでは、ユニットAの釣り合い圧力を最も大きくし、ユニットB、C、D、Eの順に大きくする。つまり、ユニットAの釣り合い圧力が最も高く、ユニットEが最も低い。例えば、ユニットAの蒸気口31aの開口面積を最も小さくし、ユニットB、C、D、E(それぞれ31b、31c、31d、31e)の順に大きくする。例えば、蒸気排出部30のユニットA〜Eの釣り合い圧力が、2.2気圧、2.0気圧、1.8気圧、1.5気圧、1.2気圧に設定されている。
(動作)
次に、本実施の形態2に係る加熱調理器の動作について説明する。
上記実施の形態1と同様に、制御部21は、操作表示部からの入力に従い加熱動作を開始する。
加熱動作中においては、制御部21は、ユニットB〜Eの排出調整部33b〜33eを駆動し、おもり32b〜32eを蒸気口31b〜31eから移動させて、蒸気口31b〜31eを開放した状態にする。つまり、ユニットAの蒸気口31aのみがおもり32aで塞がれた状態となる。
調理容器5内の被加熱物が加熱されると、被加熱物から蒸気が発生する。被加熱物から蒸気が発生すると、蒸気は内蓋6の内蓋蒸気口6aから蒸気排出部30へ流入し、蒸気口31e、31d、31c、31bの順に通過する。ユニットAの蒸気口31aへ到達した蒸気は、蒸気口31aを塞ぐおもり32aの自重による圧力によって排出が妨げられる。これにより、調理容器5内に圧力がかかる。調理容器5内の圧力が、おもり32aの自重によって蒸気口31aを塞ぐ圧力よりも上昇すると、調理容器5内の圧力によっておもり32aが蒸気口31aから押しのけられる。おもり32aが蒸気口31aから押しのけられると、調理容器5内の蒸気が排出され、調理容器5内の圧力が低下し、おもり32aの自重によって再び蒸気口31aを塞ぐ。このように、加熱調理中においては、ユニットAの釣り合い圧力(例えば2.2気圧)を超えないように、調理容器5内の圧力が維持される。このように、ユニットAは、加熱動作中の圧力を調整する調圧部としても機能する。
加熱調理が終了すると、制御部21は、インバータ部22の動作を停止させる。加熱が終了しても、ユニットAの蒸気口31aはおもり32aの自重により塞がれ、調理容器5内の圧力は大気圧よりも高い状態で保持される。
制御部21は、加熱調理後に調理容器5内の蒸気を排出させる際、ユニットBの排出調整部33bによって、おもり32bを蒸気口31bへ移動させ、蒸気口31bを塞ぐ。そして、制御部21は、ユニットAの排出調整部33aによって、おもり32aを蒸気口31aから移動させて、蒸気口31aを開放した状態にする。つまり、ユニットBの蒸気口31bのみがおもり32bで塞がれた状態となる。
これにより、調理容器5内の圧力によっておもり32bが押しのけられて、調理容器5内の蒸気が排出される。調理容器5内の圧力が、ユニットBの釣り合い圧力である2.0気圧まで低下すると、ユニットBのおもり32bの自重によって再び蒸気口31bを塞ぎ、調理容器5内の圧力が2.0気圧に維持される。
次に、制御部21は、ユニットCの排出調整部33cによって、おもり32cを蒸気口31cへ移動させ、蒸気口31cを塞ぐ。そして、制御部21は、ユニットBの排出調整部33bによって、おもり32bを蒸気口31bから移動させて、蒸気口31bを開放した状態にする。つまり、ユニットCの蒸気口31cのみがおもり32cで塞がれた状態となる。
これにより、調理容器5内の圧力によっておもり32cが押しのけられて、調理容器5内の蒸気が排出される。調理容器5内の圧力が、ユニットCの釣り合い圧力である1.8気圧まで低下すると、ユニットCのおもり32cの自重によって再び蒸気口31cを塞ぎ、調理容器5内の圧力が1.8気圧に維持される。
以降同様に、ユニットD、Eの順に排出調整部33を動作させて、調理容器5内の蒸気を徐々に排出させる。このように、蒸気排出部30の各ユニットにおいて、釣り合い圧力が高いユニットから低い順に、おもり32を蒸気口31に移動させる。
なお、上記実施の形態1と同様に、各ユニットの排出調整部33を、時間間隔を空けて駆動して、各ユニットのおもり32を順次、時間を空けて移動させる。また上述したように、調理容器5内の圧力を検出する圧力センサーを備え、圧力センサーの検出結果に応じて、各ユニットのおもり32を順次移動させても良い。
(効果)
以上のように本実施の形態2においては、複数の蒸気口31が蒸気の流通方向に沿って形成され、蒸気排出部30の各ユニットにおける、釣り合い圧力が高いユニットから低いユニットの順に、おもり32を蒸気口31に移動させて塞ぐことで、調理容器5内の蒸気を徐々に排出させることができる。また、蒸気排出部30の各ユニットにおける排出調整部33を、時間間隔を空けて順次駆動させるので、段階的に調理容器5内の圧力を減圧させることができる。これにより、一気に大気圧まで減圧する場合に比べ、一度に発生する蒸気の量を減少させて蒸気の勢いを抑えることができる。また、急激な圧力変化を抑制して突沸によるふきこぼれの可能性を抑制することができる。
なお、本実施の形態2では、蒸気排出部30が5つのユニットA〜Eを備える場合を説明したが、蒸気排出部30のユニット数はこれに限定されず、任意の数とすることができる。また、図4では蒸気排出部30の各ユニットが縦方向に連なっているが、連通していればよく、形状はこれに限らず、ユニットが横に並んでいても、斜め方向に位置していてもよい。例えば、横方向に並んでいれば、本体1の高さを抑制することができ、使い勝手がよい。
また、本実施の形態2では、蒸気排出部30のおもり32は、すべて同一の重さで、蒸気口31の開口部面積の違いにより釣り合い圧力を設定することとしたが、本発明はこれに限定されない。蒸気口31の開口部面積とおもり32の組み合わせによって異なる圧力に設定されていればよく、例えば、蒸気口31の開口部面積が同等でおもり32の重量を変更してもよいし、蒸気口31の開口部面積とおもり32の重量との両方を変更して組み合わせたりしてもよい。また、蒸気口31の形状は、円形に限らない。また、おもり32の形状も図示したような球型に限らない。
実施の形態3.
図5は、実施の形態3に係る加熱調理器の蒸気排出部を示す断面模式図である。
以下、実施の形態3における蒸気排出部40の構成及び動作を、上記実施の形態1との相違点を中心に説明する。なお、同一部分には同一の符号を付する。
図5において、蒸気排出部40は、内蓋6に形成された内蓋蒸気口6aを介して調理容器5と連通している。また、蒸気排出部40には、蒸気カートリッジ15が接続される外部蒸気口44が設けられている。
蒸気排出部40は、4つのユニットA〜Dを備える。蒸気排出部40の各ユニットは、それぞれ、蒸気口41と、おもり42と、排出調整部43とを有する。以降、各ユニットの構成を区別する場合には、ユニットA、B、C、Dの蒸気口41を、それぞれ、蒸気口41a、41b、41c、41dと称する。また、ユニットA、B、C、Dのおもり42を、それぞれ、おもり42a、42b、42c、42dと称する。また、ユニットA、B、C、Dの排出調整部43を、それぞれ、排出調整部43a、43b、43c、43dと呼ぶこととする。
蒸気排出部40は、ユニットA、B、C、Dが連なった構成となっている。各ユニットの蒸気口41a〜41dは、蒸気の流通方向に沿って直列的に連通している。つまり、内蓋6の内蓋蒸気口6aと、蒸気口41a〜41dと、外部蒸気口44とが連通し、調理容器5内の蒸気を本体1の外部へ排出させる、1つの蒸気通路を形成している。
各ユニットのおもり42は、蒸気口41を移動自在に塞ぐ。排出調整部43は、例えば、ソレノイドで構成される。排出調整部43によって、おもり42が蒸気口41から移動されると、蒸気口41が開口し、蒸気が通過する。なお、図5では説明のため、排出調整部43をおもり42の側方側に配置しているが、本発明はこれに限らない。例えば、排出調整部43を、おもり42の手前側に位置し、駆動することによっておもり42を奥側に向かってずらし、蒸気口41を開放する構成でも良い。
蒸気排出部40は、おもり42の自重によって蒸気口41を塞ぐ圧力と、調理容器5内の圧力によっておもり42を押しのける圧力とが釣り合う釣り合い圧力が、各ユニットのそれぞれで異なる。例えば、各ユニットの蒸気口41a〜41dは、すべて開口面積が同じであり、各ユニットのおもり42a〜42dは、それぞれ重さが異なる。
また、各ユニットの釣り合い圧力の累計と、大気圧(1.0気圧)とを加算した合計値が、例えば調理容器5内の圧力の上限値(例えば2.2気圧)に設定されている。また、例えばユニットAの釣り合い圧力が0.1気圧に設定されている。ユニットBの釣り合い圧力が0.2気圧に設定されている。ユニットCの釣り合い圧力が0.4気圧に設定されている。ユニットDの釣り合い圧力が0.5気圧に設定されている。
(動作)
このような構成により、蒸気排出部40の各ユニットは、蒸気の流通方向に沿って直列的に接続されるから、調理容器5内にかかる圧力は、各おもり42によって閉塞されたユニットの釣り合い圧力の累計に、大気圧を加算した値となる。つまり、ユニットAの蒸気口41aとユニットBの蒸気口41bとを、それぞれのおもり42aとおもり42bとで塞いだ場合、0.1気圧と0.2気圧の累計、および大気圧である1.0気圧の合計値である1.3気圧が、調理容器5内の圧力と釣り合う。
このように、複数のユニットの蒸気口41のうち、おもり42を移動させる蒸気口41と、おもり42を移動させない蒸気口41との組み合わせを変更することで、調理容器5から排出させる蒸気の圧力を調節する。上述した各ユニットの釣り合い圧力の例では、各ユニットの排出調整部43の駆動の有無を組み合わせることで、1.1〜2.2気圧まで0.1気圧刻みに圧力を調整可能である。
なお、ユニットA〜Dの全ての蒸気口41をおもり42で塞いだ状態における釣り合い圧力の累計と大気圧との合計値を、例えば調理容器5内の圧力の上限値に設定することで、蒸気排出部40は、加熱動作中の圧力を調整する調圧部としても機能する。
なお、上記実施の形態1と同様に、各ユニットの排出調整部43を、時間間隔を空けて駆動して、各ユニットのおもり42を順次、時間を空けて移動させる。また上述したように、調理容器5内の圧力を検出する圧力センサーを備え、圧力センサーの検出結果に応じて、各ユニットのおもり42を順次移動させても良い。
(効果)
以上のように本実施の形態3においては、上記実施の形態1、2の効果に加え、少ないユニットで多くの圧力制限段階を得ることができ、ユニット数を減少させて本体1を縮小することができる。
なお、本実施の形態3では、蒸気排出部40が4つのユニットA〜Dを備える場合を説明したが、蒸気排出部40のユニット数はこれに限定されず、任意の数とすることができる。また、図5では蒸気排出部40の各ユニットが縦方向に連なっているが、連通していればよく、形状はこれに限らず、ユニットが横に並んでいても、斜め方向に位置していてもよい。例えば、横方向に並んでいれば、本体1の高さを抑制することができ、使い勝手がよい。
また例えば、各ユニットにおける釣り合い圧力を組み合わせたときの圧力が、すべて異なるようにユニットの圧力を設定すれば、少ないユニットで多くの圧力制限段階を得ることができる。また、実施の形態1、2と同様、蒸気口41の開口部面積とおもり42の重さとは任意に設定することができる。
実施の形態4.
図6は、実施の形態4に係る加熱調理器の蒸気排出部を示す断面模式図である。
以下、実施の形態4における蒸気排出部50の構成及び動作を、上記実施の形態1との相違点を中心に説明する。なお、同一部分には同一の符号を付する。
図6において、蒸気排出部50は、1つの蒸気口51が形成されている。蒸気口51は、内蓋6に形成された内蓋蒸気口6aを介して調理容器5と連通している。また、蒸気排出部40には、蒸気カートリッジ15が接続される外部蒸気口55が設けられている。
蒸気排出部50は、5つのユニットA〜Eを備える。蒸気排出部50の各ユニットは、それぞれ、おもり52と、排出調整部43とを有する。各ユニットのおもり52は、重力が累積荷重されるように連接して配置され、1つの蒸気口51を塞いでいる。例えば図6(a)に示すように上下方向に連接している。排出調整部53は、例えば、ソレノイドで構成される。各おもり52の側方には、おもり受け部54が形成されている。図6(b)に示すように、排出調整部53によって、おもり52がおもり受け部54上へ移動されると、おもり52の荷重がおもり受け部54によって受けられる。
(動作)
このような構成により、蒸気排出部50は、1つの蒸気口51を塞ぐ複数のおもり52の数によって、蒸気口51での釣り合い圧力を調整する。制御部21は、調理容器5内の蒸気を排出させる際、最上段のユニットAから下段のユニットに向かって順番に、排出調整部53を駆動して、順次、おもり52をずらしていく。これにより、1つの蒸気口51にかけられる重量が段階的に減少し、蒸気口51の開口面積と、この蒸気口51にかかる合計重量とで釣り合う圧力になるまで蒸気が排出される。
なお、1つの蒸気口51を、ユニットA〜Eの全てのおもり52で塞いだ状態における釣り合い圧力を、例えば調理容器5内の圧力の上限値に設定することで、蒸気排出部40は、加熱動作中の圧力を調整する調圧部としても機能する。
なお、上記実施の形態1と同様に、各ユニットの排出調整部53を、時間間隔を空けて駆動して、各ユニットのおもり52を順次、時間を空けて移動させる。また上述したように、調理容器5内の圧力を検出する圧力センサーを備え、圧力センサーの検出結果に応じて、各ユニットのおもり52を順次移動させても良い。
(効果)
以上のように本実施の形態4においては、1つの蒸気口51を塞ぐおもり52の数を変更することで、調理容器5から排出させる蒸気の圧力を調節する。このため、調理容器5内の圧力を徐々に減圧することができ、上記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、蒸気排出部50のユニット数は任意の数とすることができる。また、おもり52の形状は、図示したような球体に限らない。また、図6では、排出調整部53を各おもり52に対して1つずつ設けているが、例えば、1つの排出調整部53で複数のおもり52を動かすようにしてもよい。
実施の形態5.
図7は、実施の形態5に係る加熱調理器の蒸気排出部を示す断面模式図である。
以下、実施の形態5における蒸気排出部60の構成及び動作を、上記実施の形態1との相違点を中心に説明する。なお、同一部分には同一の符号を付する。
なお、本実施の形態5においては、蒸気排出部60とは別に上記実施の形態1で説明した、おもり10を移動させる調圧部11を設けて、蒸気口11aからの蒸気の排出によって調圧する構成を備えても良い。
本実施の形態5における蒸気排出部60は、4つのユニットA〜Dを備える。蒸気排出部60の各ユニットは、それぞれ、蒸気口61と、おもり62と、排出調整部63と、排出口64とを有する。各ユニットの蒸気口61は、内蓋6の内蓋蒸気口6aと連通しており、調理容器5内の蒸気を排出口64から本体1の外部へ排出させる蒸気通路を形成する。おもり62は、蒸気口61を移動自在に塞ぐ。排出調整部63は、例えば、ソレノイドで構成される。
各ユニットの蒸気口61のうち、少なくとも1つの蒸気口61の開口面積が、他の蒸気口61の開口面積と異なるように形成されている。例えば、ユニットAとユニットBの蒸気口61が、φ0.36mm(0.1mm)で形成され、ユニットCとユニットDの蒸気口61が、φ0.62mm(0.3mm)で形成されている。
(動作)
このような構成により、4つのユニットA〜Dのうち、おもり62を移動させる蒸気口61とおもり62を移動させない蒸気口61との組み合わせを変更することで、開口された蒸気口61の開口面積の合計を変化させることで、調理容器5から排出させる蒸気の圧力を調節する。例えば、制御部21は、まず、ユニットAの蒸気口61を1つだけ開放して、開口面積が0.1mmの蒸気口61から蒸気を排出する。その後、ユニットAとユニットBの2つの蒸気口61を開放して、合計の開口面積が0.2mmにする。次に、ユニットCの蒸気口61のみを開放し、開口面積を0.3mmにする。そして、ユニットCに加えてユニットA又はBを開放し、開口面積を0.3mmにする。このように、開放させる蒸気口61の組み合わせを変更することで、0.1〜0.8mmまで、0.1mm刻みで徐々に、蒸気口61の開口面積の合計を拡大することが可能な構成となっている。
以上のように本実施の形態5においては、蒸気排出部60のユニットA〜Dにおいて、おもり62を移動させる蒸気口61とおもり62を移動させない蒸気口61との組み合わせを変更することで、合計の開口面積を段階的に徐々に拡大させる。これにより、蒸気の排出量を調整しながら調理容器5内の蒸気を徐々に外に逃がすことができる。また、徐々に開口面積を広げていくことで、一気に大気圧まで減圧する場合に比べ、一度に発生する蒸気の量を減少させて蒸気の勢いを抑えることができる。また、急激な圧力変化を抑制して突沸によるふきこぼれの可能性を抑制することができる。
なお、蒸気口61の形状は、任意の形状とすることができる。また、蒸気口61が密閉性を確保しながら開閉することができれば、おもり62によって蒸気口61を塞ぐ方式ではなく、例えばバネ、形状記憶合金、又はねじなどを利用してもよく、蒸気口61をふさぐ蓋は、調圧部11よりも高い圧力で開放するように設定されていればよい。
また、蒸気が蒸気口61を通る際、音が発生するが、蒸気口61の開口面積を調整することで音階にしてもよく、蓋開放合図として用いてもよい。
実施の形態6.
図8は、実施の形態6に係る加熱調理器の蒸気排出部を示す断面模式図である。
以下、実施の形態6における蒸気排出部70の構成及び動作を、上記実施の形態1との相違点を中心に説明する。なお、同一部分には同一の符号を付する。
なお、本実施の形態6においては、蒸気排出部70とは別に上記実施の形態1で説明した、おもり10を移動させる調圧部11を設けて、蒸気口11aからの蒸気の排出によって調圧する構成を備えても良い。
本実施の形態6における蒸気排出部70は、蒸気口71と、面積可変部であるネジ式蓋72と、排出調整部73とを有している。蒸気口71は、内蓋6の内蓋蒸気口6aの周囲に配置された筒状体によって構成されている。蒸気口71は、内蓋蒸気口6aから排出された蒸気が流通する蒸気通路を形成する。ネジ式蓋72は、例えば先端部が円錐状に形成されており、蒸気口71に挿入されることで、蒸気口71の蒸気通路の開口面積を変化させる。また、ネジ式蓋72は、蒸気口71に対して移動して、蒸気口71の蒸気通路の開口面積が変化させる。排出調整部73は、例えばモータによって構成される。排出調整部73は、ギアを介してネジ式蓋72を回転させることでこれを上方向に移動させる。これにより、ネジ式蓋72と蒸気口71との間の面積(蒸気通路の開口面積)を可変させる。
(動作)
このような構成により、蒸気排出部70は、ネジ式蓋72を移動させることにより、蒸気口71の蒸気通路の開口面積を徐々に増加させることで、調理容器5から排出させる蒸気の圧力を調節する。ネジ式蓋72は、最も下部に位置するときに蒸気口71を完全に閉塞する。調理容器5内の圧力を減圧するとき、制御部21は、排出調整部73を駆動させ、ネジ式蓋72を上方向に移動させる。ネジ式蓋72は、下部に向かって細くなる形状となっており、蒸気口71内を上方向に移動することによってネジ式蓋72と蒸気口71壁面との間に隙間ができ、この隙間から蒸気が排出される。
以上のように本実施の形態6においては、蒸気口71の開口面積を段階的に徐々に拡大させることができる。よって、実施の形態5と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施の形態6では、ネジ式蓋72によって蒸気口71を塞ぐ構成を説明したが、本発明はこれに限定されない。蒸気口71の開口面積を徐々に拡大していくことができる構成であればよい。また、ネジ式蓋72の動作は縦方向に限らない。また、ネジ式蓋72に限らず、例えば蒸気口71を塞ぐ蓋を横にずらしていくことで蒸気口71の開口部を拡大する方式でもよい。
実施の形態7.
図9は、実施の形態7に係る加熱調理器の構成を概略的に示す断面模式図である。
以下、実施の形態7における蒸気排出部80の構成及び動作を、上記実施の形態1との相違点を中心に説明する。なお、同一部分には同一の符号を付する。
図9において、蒸気排出部80は、蒸気口81と、おもり82と、排出調整部83とを有する。蒸気口81は、内蓋6を貫通して設けられ、蓋内連通路18と連通する。おもり82は、蒸気口81を移動自在に塞ぐ。おもり82と蒸気口81とによる釣り合い圧力は、例えば調理容器5内の圧力の上限値(例えば2.2気圧)に設定される。排出調整部83は、おもり82を移動させる。排出調整部83は、例えばソレノイドで構成される。排出調整部83によって、おもり82が蒸気口81から移動されると、蒸気口81と、蓋内連通路18と、外部蒸気口9とが連通し、調理容器5内の蒸気が本体1の外部へ排出される。
(動作)
このような構成により、蒸気排出部50は、蒸気口81をおもり82で塞いだ状態と、蒸気口81からおもり82を移動させて開放させた状態とを、間欠的に切り換える。これにより、調理容器5内の蒸気を徐々に排出させる。例えば、排出調整部83を駆動し、蒸気口81を1秒間開放した後、排出調整部83の駆動を解除して5秒間閉塞する。このように、予め設定した時間で蒸気排出を実行する。
以上のように本実施の形態7においては、蒸気口81の開放時間を調整することにより、1度に排出される蒸気量を制限することができる。よって、蒸気の排出量を調整しながら調理容器5内の蒸気を徐々に外に逃がすことができる。また、徐々に開口面積を広げていくことで、一気に大気圧まで減圧する場合に比べ、一度に発生する蒸気の量を減少させて蒸気の勢いを抑えることができる。また、急激な圧力変化を抑制して突沸によるふきこぼれの可能性を抑制することができる。
なお、蒸気口81を開放する時間を徐々に長くするようにしても良い。これにより、調理容器5内の圧力が大気圧に近づくほど、開放時間を延長することができ、蒸気排出を促すことができる。よって、蒸気排出量を制限しながらも素早く減圧することができる。
さらに、圧力センサー84によって検出された調理容器5内の圧力によって、蒸気口81を開放する時間の設定を変更するようにしても良い。例えば、圧力が高いほど、蒸気口81の開放時間を短くし、圧力が低下するのにつれて開放時間を長く設定しても良い。
なお、上記の圧力センサー84の検出結果に代えて温度センサー4の検出結果を用いて、飽和蒸気温度と圧力との対応関係から、圧力を求めても良い。
1 本体、2 容器カバー、3 加熱コイル、4 温度センサー、4a 圧縮バネ、5 調理容器、6 内蓋、6a 内蓋蒸気口、7 蓋パッキン、8 外蓋、9 外部蒸気口、10 おもり、11 調圧部、11a 蒸気口、12 蒸気排出部、12a 蒸気口、12b おもり、12c 排出調整部、13 外蓋パッキン、14 操作表示部、15 蒸気カートリッジ、16 パッキン、17 排出口、18 蓋内連通路、21 制御部、22 インバータ部、30 蒸気排出部、31 蒸気口、31a 蒸気口、31b 蒸気口、31c 蒸気口、31d 蒸気口、31e 蒸気口、32 おもり、33 排出調整部、33a 排出調整部、33b 排出調整部、33c 排出調整部、33d 排出調整部、33e 排出調整部、34 外部蒸気口、40 蒸気排出部、41 蒸気口、41a 蒸気口、41b 蒸気口、41c 蒸気口、41d 蒸気口、42 おもり、43 排出調整部、43a 排出調整部、43b 排出調整部、43c 排出調整部、43d 排出調整部、44 外部蒸気口、50 蒸気排出部、51 蒸気口、52 おもり、53 排出調整部、54 受け部、55 外部蒸気口、60 蒸気排出部、61 蒸気口、62 おもり、63 排出調整部、64 排出口、70 蒸気排出部、71 蒸気口、72 ネジ式蓋、73 排出調整部、80 蒸気排出部、81 蒸気口、82 おもり、83 排出調整部、84 圧力センサー。

Claims (14)

  1. 被加熱物が入れられる調理容器と、
    前記調理容器を加熱する加熱手段と、
    前記調理容器を開閉自在に覆う蓋体と、
    前記調理容器内の蒸気を排出させる蒸気通路と、
    前記蒸気通路を閉塞又は開放する蒸気排出手段と、
    を備え、
    前記蒸気排出手段は、
    前記蒸気通路を閉塞した状態で前記調理容器が加熱された後、前記蒸気通路を開放させる際、前記調理容器内の蒸気を徐々に排出させる
    ことを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記蒸気通路を複数備え、複数の前記蒸気通路のそれぞれに蒸気口が形成され、
    前記蒸気排出手段は、
    複数の前記蒸気口のそれぞれに、
    前記蒸気口を塞ぐおもりと、
    前記おもりを移動させる排出調整部と、を有し、
    前記おもりが前記蒸気口を塞ぐ圧力と、前記調理容器内の圧力が前記おもりを押しのける圧力とが釣り合う釣り合い圧力が、複数の前記蒸気口のそれぞれで異なり、
    前記排出調整部は、
    前記釣り合い圧力が高い前記蒸気口から前記釣り合い圧力が低い前記蒸気口の順に、前記おもりを移動させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記蒸気通路は、複数の蒸気口が前記蒸気の流通方向に沿って形成され、
    前記蒸気排出手段は、
    複数の前記蒸気口のそれぞれに、
    前記蒸気口を塞ぐおもりと、
    前記おもりを移動させる排出調整部と、を有し、
    前記おもりが前記蒸気口を塞ぐ圧力と、前記調理容器内の圧力が前記おもりを押しのける圧力とが釣り合う釣り合い圧力が、複数の前記蒸気口のそれぞれで異なり、
    前記排出調整部は、
    前記釣り合い圧力が高い前記蒸気口から前記釣り合い圧力が低い前記蒸気口の順に、前記おもりを前記蒸気口に移動させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  4. 前記蒸気通路は、複数の蒸気口が前記蒸気の流通方向に沿って形成され、
    前記蒸気排出手段は、
    複数の前記蒸気口のそれぞれに、
    前記蒸気口を塞ぐおもりと、
    前記おもりを移動させる排出調整部と、を有し、
    前記おもりが前記蒸気口を塞ぐ圧力と、前記調理容器内の圧力が前記おもりを押しのける圧力とが釣り合う釣り合い圧力が、複数の前記蒸気口のそれぞれで異なり、
    前記排出調整部は、
    複数の前記蒸気口のうち、前記おもりを移動させる前記蒸気口と前記おもりを移動させない前記蒸気口との組み合わせを変更し、前記調理容器内の圧力を調節することで、排出させる蒸気を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  5. 複数の前記蒸気口の前記釣り合い圧力のうち最大の前記釣り合い圧力が、前記調理容器内の圧力の上限値である
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の加熱調理器。
  6. 前記釣り合い圧力は、
    前記蒸気口の開口面積及び前記おもりの重さによって定まる圧力である
    ことを特徴とする請求項2〜5の何れか一項に記載の加熱調理器。
  7. 前記蒸気排出手段は、
    前記蒸気通路に形成された1つの蒸気口を塞ぐ複数のおもりと、
    前記複数のおもりをそれぞれ移動させる排出調整部と、を有し、
    前記排出調整部は、
    1つの前記蒸気口を塞ぐ前記おもりの数を変更し、前記調理容器内の圧力を調節することで、排出させる蒸気を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  8. 前記複数のおもりの全てが前記蒸気口を塞ぐ圧力が、前記調理容器内の圧力の上限値である
    ことを特徴とする請求項7に記載の加熱調理器。
  9. 前記蒸気通路を複数備え、複数の前記蒸気通路のそれぞれに蒸気口が形成され、
    前記蒸気排出手段は、
    複数の前記蒸気口のそれぞれに、
    前記蒸気口を塞ぐおもりと、
    前記おもりを移動させる排出調整部と、を有し、
    複数の前記蒸気口のうち、少なくとも1つの前記蒸気口の開口面積が、他の前記蒸気口の開口面積と異なり、
    前記排出調整部は、
    複数の前記蒸気口のうち、前記おもりを移動させる前記蒸気口と前記おもりを移動させない前記蒸気口との組み合わせを変更し、前記調理容器内の圧力を調節することで、排出させる蒸気を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  10. 前記排出調整部は、
    複数の前記おもりを、時間間隔を空けて順次移動させる
    ことを特徴とする請求項2〜9の何れか一項に記載の加熱調理器。
  11. 前記調理容器内の圧力を検出する圧力センサーを備え、
    前記排出調整部は、
    前記調理容器内の圧力の低下に応じて、複数の前記おもりを順次移動させる
    ことを特徴とする請求項2〜10の何れか一項に記載の加熱調理器。
  12. 前記蒸気排出手段は、
    前記蒸気通路に形成された蒸気口の開口面積を変化させる面積可変部と、
    前記面積可変部を動作させて、前記蒸気口の開口面積を徐々に増加させる排出調整部と、を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  13. 前記蒸気排出手段は、
    前記蒸気通路に形成された蒸気口を塞ぐおもりと、
    前記おもりを移動させる排出調整部と、を有し、
    前記排出調整部は、
    前記蒸気口を前記おもりで塞いだ状態と、前記蒸気口から前記おもりを移動させて開放させた状態とを、間欠的に切り換える
    ことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  14. 前記排出調整部は、
    前記蒸気口を開放させる時間を徐々に長くする
    ことを特徴とする請求項13に記載の加熱調理器。
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