JP2016082916A - コンバイン - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、運転部の回動作業を容易に行うことができるコンバインを提供することを課題とする。
【解決手段】運転部は回動支点軸回りに回動可能に構成されるとともに、脱穀部において脱穀物を揺動選別する揺動選別装置のチャフシーブの開度を調節する調節操作具は前記運転部の近傍に設けられるコンバインであって、前記運転部は前記回動支点軸回りに回動されたときに、前記調節操作具の前記脱穀部に対する位置は保持される。
【選択図】図8

Description

本発明は、コンバインに関する。
従来、脱穀部において脱穀物を揺動選別する揺動選別装置を構成するチャフシーブの開度を調節するクリーンシフトレバーが、キャビンによって覆われる運転部内に設けられるコンバインが開示されている。
クリーンシフトレバーは、チャフシーブの開度を変更する開閉機構と操作ワイヤによって連結される。クリーンシフトレバーの操作によって、開閉機構が作動されてチャフシーブの開度を変更することで、脱穀物の漏下量を調節している。
特開平09−215431号公報
運転部内には、上述の選別調節レバー(クリーンシフトレバー)の他に、脱穀部から搬送される排藁の搬送経路を切り換える切換レバー等が設けられる。選別調節レバー(クリーンシフトレバー)や切換レバーは、操作ワイヤを介して運転部外の適宜の箇所に連結される。
メンテナンス等によって、運転部の前面下部に設けられる回動支点軸回りに運転部を前方側に回動する際に、選別調節レバー(クリーンシフトレバー)や切換レバー、もしくは、選別調節レバー(クリーンシフトレバー)や切換レバーにそれぞれ連結されている操作ワイヤ等を運転部から外す必要があり、回動作業に手間がかかる場合があった。
そこで、本発明は、運転部の回動作業を容易に行うことができるコンバインを提供することを課題とする。
本発明は、運転部は回動支点軸回りに回動可能に構成されるとともに、脱穀部において脱穀物を揺動選別する揺動選別装置のチャフシーブの開度を調節する調節操作具は前記運転部の近傍に設けられるコンバインであって、前記運転部は前記回動支点軸回りに回動されたときに、前記調節操作具の前記脱穀部に対する位置は保持される。
前記調節操作具は、前記脱穀部を構成するフレームに設けられる。
排出オーガを支持するオーガレストが前記脱穀部を構成するフレームに設けられるとともに、前記調節操作具は前記オーガレストに設けられる。
前記オーガレストは、前記排出オーガの中途部を載置する載置部と、該載置部から下方に向けて延出される縦フレームと、該縦フレームを支持する支持フレームと、で構成されるとともに、前記調節操作具は、前記支持フレームに設けられる。
前記支持フレームに前記脱穀部から搬送される排藁の搬送経路を切り換える切換操作具が設けられる。
本発明によれば、運転部の回動作業を容易に行うことができる。
コンバインの側面図である。 コンバインの正面図である。 オーガレストの正面図である。 オーガレストの斜視図である。 オーガレストの右側面図である。 オーガレストの左側面図である。 レバーガイドの内部構造を示す図である。 運転部の回動を示す図である。 レバーガイドの取付位置の別実施形態を示す図である。 (a)レバーガイドの取付位置の別実施形態を示す側面図である。(b)レバーガイドの取付位置の別実施形態を示す正面図である。 調節操作具の別実施形態を示す図である。 オーガレストに設けられる選別調節レバー及び切換レバーを示す図である。 別実施形態のコンバインの側面図である。
添付の図面を参照して、本発明の一実施形態に係るコンバイン1について説明する。なお、本発明の技術的思想は、以下に説明する自脱型コンバインに限るものではなく、いわゆる汎用型コンバインにも適用することが可能である。
コンバイン1は、主に走行部11と、刈取部12と、脱穀部13と、穀粒貯留部14と、排藁処理部15と、駆動部16と、運転部17と、で構成されている。
走行部11は、機体フレーム21の下方に設けられている。走行部11は、主に左右一対のクローラ式走行装置22・22で構成される。後述するエンジン81の動力はクローラ式走行装置22・22へ伝達されることで、クローラ式走行装置22・22は、コンバイン1を前後方向に走行させる。また、クローラ式走行装置22・22は、コンバイン1を左右方向に旋回させる。
刈取部12は、走行部11の前方に設けられる。刈取部12は、主に刈取フレーム31と、穀稈を刈取条数分に分草する分草デバイダ32と、穀稈を引き起こす引起装置33と、穀稈の株元を切断する刈刃34と、穀稈を掻込搬送する掻込搬送装置35と、脱穀部13に設けられる後述のフィードチェーン41の始端部に向けて搬送する上部搬送装置36と、引継チェーン装置37と、縦搬送装置38と、で構成される。
脱穀部13は、刈取部12の後方に設けられる。脱穀部13は、主に刈取部12から供給される穀稈を搬送するフィードチェーン41と、フィードチェーン41から搬送された穀稈を脱穀する扱胴42と、扱胴42から落下した脱穀物を穀粒と藁屑等に選別する揺動選別装置43と、揺動選別装置43によって選別された脱穀物を更に穀粒と藁屑などに選別する風選別装置44と、で構成される。
揺動選別装置43は、風選別装置44の上方に位置するグレンパンと、その後方に位置するチャフシーブ51と、その下方に位置するグレンシーブと、で構成される。チャフシーブ51は、扱胴42によって脱穀された脱穀物の搬送方向に並べて配置される複数個のチャフフィン52からなる。揺動選別装置43には、隣接するチャフフィン52の間隔(チャフシーブ51の開度)を変更する開閉機構(図示しない)が設けられる。開閉機構は、操作ワイヤ108を介して選別調節レバー101に連動連結される。選別調節レバー101を操作することで、チャフシーブ51の開度を変更し、脱穀物の漏下量を調節している。
穀粒貯留部14は、脱穀部13の右側方に設けられている。穀粒貯留部14は、主に脱穀部13から搬送される穀粒を一時的に貯留するグレンタンク61と、グレンタンク61に貯留される穀粒を外部に排出する排出オーガ62と、で構成される。
排出オーガ62は、主に縦排出オーガ62aと、横排出オーガ62bと、で構成されている。縦排出オーガ62aは、円筒状の部材の内部にらせん羽根を有するコンベアを備える。縦排出オーガ62aは、上下方向に設けられており、その上端に横排出オーガ62bが左右方向に旋回可能に取り付けられる。横排出オーガ62bは円筒状の部材の内部にらせん羽根を有するコンベアを備える。非使用状態において、横排出オーガ62bの中途部はオーガレスト63により下方から支持されている。オーガレスト63は、脱穀部13に設けられる。
排藁処理部15は、機体フレーム21の後部であって、脱穀部13の後方に設けられる。排藁処理部15は、主に排藁搬送装置71と、排藁切断装置72と、切換カバー73と、で構成される。排藁処理部15は、脱穀部13から搬送される脱穀物を、排藁搬送装置71で受継いで排藁として外部へ排出、又は、排藁搬送装置71から排藁切断装置72に搬送して切断した後に機体の外部へ排出するように構成される。切換カバー73は、その姿勢位置を変更可能に構成され、該姿勢位置を変更することで排藁の搬送経路を変更できる。搬送経路を変更可能とすることで、排藁を排藁切断装置72に搬送して切断された排藁を機外に排出するか、排藁をそのまま機外に排出するか、を選択できる。
駆動部16は、機体フレーム21の右側部であって、穀粒貯留部14の前方に設けられる。駆動部16は、主にエンジン81と、変速装置82と、で構成される。エンジン81の動力を駆動源として、変速装置82を介して走行部11に動力を伝達し、ベルト等の伝達機構を介して、刈取部12や脱穀部13や穀粒貯留部14や排藁処理部15に動力を伝達している。
運転部17は、機体フレーム21の右側部であって、刈取部12の搬送装置の右側方に設けられる。運転部17は、主に座席と、操向操作手段であるハンドルと、主変速レバー等の操作レバーと、キャビン91と、で構成される。キャビン91は、座席と、ハンドルと、操作レバーと、を覆うように構成される。
キャビン91は、その前面から側面にかけてフロントガラス92が設けられる。キャビン91の左側面には、開閉可能な窓93が設けられ、キャビン91の右側面には、開閉可能な窓が取付けられている乗降用のドアが設けられる。
運転部17は、その前面下部に回動支点軸94(図8参照)が設けられる。回動支点軸94は、左右方向を長手方向として配置され、運転部17に固定される。回動支点軸94は、機体フレーム21に対して回動可能に取り付けられる。つまり、運転部17は、回動支点軸94回りに回動可能に構成される。
図3に示すように、オーガレスト63は、運転部17の近傍に設けられる。運転部17の近傍とは、オペレータがキャビン91(運転部17)内にいる状態において、接触可能な位置を指す。
本実施形態では、オーガレスト63は、脱穀部13を構成するフレーム95に取り付けられる。具体的には、オーガレスト63は、脱穀部13を構成するフレーム95の右側前方、つまり、運転部17の左側後方に設けられる。
図3から図6を用いて、オーガレスト63について説明する。
オーガレスト63は、横排出オーガ62bの中途部を載置する載置部63aと、載置部63aから下方に向けて延出される縦フレーム63bと、縦フレーム63bを支持する支持フレーム63cと、で構成される。
載置部63aは、横排出オーガ62bの直径と略同じ直径を有する円弧状に形成されることで、横排出オーガ62bを載置可能としている。
縦フレーム63bは、平面視略コの字状に形成される上下方向を長手方向とするフレームである。縦フレーム63bは、その上端が載置部63aの底部と接続される。
支持フレーム63cは、平面視略コの字状に形成される上下方向を長手方向とするとともに、上下方向から縦フレーム63bを挿入可能な大きさに形成されるフレームである。縦フレーム63bは、支持フレーム63cから上方に向けて延出されるように、支持フレーム63cに挿入された状態で支持される。支持フレーム63cは、脱穀部13を構成するフレーム95の前部にブラケットを介してボルトで締結されるとともに、脱穀部13から前方に向けて延出されるフレーム64が支持フレーム63cの下端部に貫通して設けられることで脱穀部13に固定される。
以上のように、オーガレスト63は、脱穀部13を構成するフレーム95の前方から上方に向けて突出して設けられる。
図3から図6に示すように、オーガレスト63の支持フレーム63cに選別調節レバー101が設けられる。チャフシーブ51の開度を調節する調節操作具の一例として、本実施形態では選別調節レバー101が用いられる。
選別調節レバー101は、レバーガイド102に上下方向に傾動可能に取り付けられる。レバーガイド102は、箱状に形成されるとともに、その底面は開口されている。レバーガイド102の先端部が延出される面(本実施形態では正面)に、選別調節レバー101が係止されるガイド溝102aが設けられている。
レバーガイド102は、底面及びガイド溝102aを除いて選別調節レバー101の基端部を覆うように構成されることで、防水性及び防塵性は向上される。
レバーガイド102は、その側面の一部を支持フレーム63cの側面と密着させた状態で固定される。具体的には、レバーガイド102と支持フレーム63cとの密着面をボルト等で固定するとともに、レバーガイド102の側面と支持フレーム63cの前面とをブラケット103を介してボルト等で固定することで、レバーガイド102は支持フレーム63cに固定される。
図7を用いてレバーガイド102の内部の構造について説明する。
レバーガイド102内の側面から傾動支点軸104が突出して設けられる。選別調節レバー101の基端部は、傾動支点軸104に対して上下方向に傾動可能に取り付けられる。選別調節レバー101の先端部は、ガイド溝102aを介してレバーガイド102の前方に延出される。
選別調節レバー101の基端上部には、略矩形状に形成されるプレート106が設けられる。プレート106の前部は、選別調節レバー101の基端上部と固定されることで、選別調節レバー101とともにプレート106は、傾動支点104を中心として傾動可能に構成される。プレート106の後部には、ワイヤ取付部材107が連結される。ワイヤ取付部材107の先端部には、操作ワイヤ108の一端が連結される。操作ワイヤ108の他端には、チャフシーブ51の開度を調節する開閉機構が連結される。
選別調節レバー101を上下方向に傾動すると、操作ワイヤ108のテンションが変更されることで、開閉機構が作動する。開閉機構の作動によって、チャフシーブ51の開度が変更される。
脱穀物が湿材の場合や脱穀物の飛散が多い場合などに、選別調節レバー101を例えば、上向きに傾動操作して、チャフシーブ51の開度を広くすることで、脱穀物の漏下量を多くして選別効率を向上できる。
脱穀物が乾材の場合や枝梗が多い場合などに、選別調節レバー101を例えば、下向きに傾動操作して、チャフシーブ51の開度を狭くすることで、脱穀物の漏下量を少なくし、選別性能を向上できる。
運転部17は、機体フレーム21の右側前部であって、刈取部12の右側方に設けられる。そして、オーガレスト63は、脱穀部13の右側前方、つまり、刈取部12の右側後方に設けられる。ゆえに、オーガレスト63は、運転部17の左側後部付近に位置しており、キャビン91の左側に設けられる窓93を介して、オペレータはオーガレスト63に設けられる選別調節レバー101を傾動操作することができる。
また、選別調節レバー101の先端部は、基端部から前方に向けて延出されるため、運転部17からオペレータが選別調節レバー101を操作することを容易にする。
図8に示すように、運転部17が回動支点軸94回りに回動されたときに、選別調節レバー101の脱穀部13に対する位置は保持される。
選別調節レバー101は、操作ワイヤ108を介して開閉機構と連結されており、操作ワイヤ108のテンションの変更に伴って開閉機構は作動される。そのため、選別調節レバー101と脱穀部13との相対位置が変わらないように選別調節レバー101が設けられることで、運転部17は回動されても操作ワイヤ108のテンションが変更されることない。つまり、選別調節レバー101、もしくは、選別調節レバー101に設けられる操作ワイヤ108等を取り外すことなく、回動支点軸94回りに運転部17を前方側に回動させることができ、メンテナンス性が向上される。
本実施形態では、脱穀部13を構成するフレーム95に設けられるオーガレスト63に選別調節レバー101が取付けられることで、運転部17が回動しても選別調節レバー101の脱穀部13に対する位置は保持される。
また、選別調節レバー101は、運転部17の近傍に設けられる。本実施形態では、脱穀部13を構成するフレーム95の右側前方に設けられるオーガレスト63に取り付けられる。そのため、運転部17から選別調節レバー101を操作することができる。
以上のように、選別調節レバー101をオーガレスト63に設けることで、選別調節レバー101の操作性を維持した状態で、選別調節レバー101、もしくは、選別調節レバーに設けられる操作ワイヤ108等を取り外すことなく、運転部17を前方側に回動させることができ、メンテナンス性が向上される。
本実施形態では、選別調節レバー101は、オーガレスト63に設けられているが、これに限定されない。選別調節レバー101は、運転部17の近傍に設けられるとともに、運転部17の回動時に選別調節レバー101の脱穀部13に対する位置は保持されるように設けられればよい。そのため、選別調節レバー101は、脱穀部13を構成するフレーム95に設けることも可能である。この場合、選別調節レバー101のレバーガイド102はブラケット等を介して脱穀部13を構成するフレーム95に固定される。
図9に示すように、選別調節レバー101は、支持フレーム63cの前方に設けることができる。
選別調節レバー101は、上述の構成の通り、レバーガイド102に上下方向に傾動可能に取り付けられる。レバーガイド102は、その背面を支持フレーム63cの前面と密着させた状態で固定される。具体的には、レバーガイド102と支持フレーム63cとの密着面をボルト等で固定するとともに、レバーガイド102の側面と支持フレーム63cの前面とをブラケット103を介してボルト等によって固定することで、レバーガイド102は支持フレーム63cに固定される。
以上のように、選別調節レバー101が支持フレーム63cの前方に設けられることで、運転部17から選別調節レバー101へのアクセス性が向上する。
図10に示すように、選別調節レバー101は、運転部17の背面に設けることができる。
上述の構成の通り、選別調節レバー101はレバーガイド102に取り付けられる。レバーガイド102は、運転部17の後方に設けられる。オーガレスト63の支持フレーム63cには、その側面から運転部17に向けて延出される横フレーム110が設けられる。横フレーム110の一端は、ブラケット等を介して支持フレーム63cに固定され、他端は運転部17の後方に設けられるレバーガイド102の底面に固定される。レバーガイド102は、選別調節レバー101の先端部が前方に向けて延出されるように設けられる。選別調節レバー101の先端部は、運転部17の後面に設けられるガイド孔111を介して運転部17内に延出される。
ガイド孔111は、運転部17を回動支点軸94回りに前方側に回動させるときに、ガイド孔111から運転部17内に延出される選別調節レバー101が運転部17の後面に接触しないように、上下方向に長い孔に形成される。ガイド孔111は、防水加工等が施されており、運転部17内に外部から水等が入りこむことを防いでいる。
以上のように、選別調節レバー101を運転部17の背面に設けられるガイド孔111を介して運転部17内に延出させることで、運転部17から容易に選別調節レバー101を操作可能とする。また、選別調節レバー101、もしくは、選別調節レバー101に設けられる操作ワイヤ108等を取り外すことなく、回動支点軸94回りに運転部17を前方側に回動させることができ、メンテナンス性が向上される。
図11に示すように、調節操作具の別実施形態として選別調節棒121が支持フレーム63cに設けられる。
選別調節棒121は、長手方向を前後方向とする棒状に形成される。選別調節棒121は、支持フレーム63cの前面を貫通して後方に延出するように設けられる。選別調節棒121の中途部には、操作ワイヤ108の一端が固定される。選別調節棒121の下方には、操作ワイヤ108を下方に向けて案内するプーリ122が設けられる。操作ワイヤ108の他端は、チャフシーブ51の開度を変更する開閉機構が連結される。
選別調節棒121を後方に押すと操作ワイヤ108にかかるテンションが小さくなり、前方に引くと操作ワイヤ108にかかるテンションが大きくなる。このように、選別調節棒121を支持フレーム63cに対して前後方向に移動させることで、操作ワイヤ108にかかるテンションを変更させる。操作ワイヤ108にかかるテンションを変更させることで、開閉機構を作動させてチャフシーブ51の開度を変更可能としている。
以上のように、支持フレーム63cと、チャフシーブ51の開度を調節する調節操作具を支持するレバーガイド102と、を一体的に構成することで、スペースを省略できるとともに、部品点数を少なくすることができる。
図12に示すように、オーガレスト63には、脱穀部13から搬送される排藁の搬送経路を切り換える切換レバー131を設けることができる。切換レバー131は、脱穀部13から搬送される排藁の搬送経路を切り換える切換操作具の一例として用いられる。
切換レバー131は、排藁を排藁切断装置72に搬送して切断された排藁を機外に排出するカッター位置と、排藁をそのまま機外に搬送する排藁位置と、に切換可能に構成される。
選別調節レバー101の場合と同様に、切換レバー131は、レバーガイド132に上下方向に傾動可能に取り付けられる。レバーガイド132に設けられる操作ワイヤ108の他端には、切換レバー131の姿勢位置を変更する機構に連結される。レバーガイド132のガイド溝132aに沿って切換レバー131を、上方向(カッター位置)、もしくは、下方向(排藁位置)に傾動すると、切換レバー131と連動される操作ワイヤ108のテンションが変更されて、切換カバー73の姿勢位置が変更される。
図12に示すように、オーガレスト63に、選別調節レバー101と、切換レバー131と、を設けることができる。
選別調節レバー101のレバーガイド102は支持フレームの右方に設けられ、切換レバー131のレバーガイド132は支持フレーム63cの左方に設けられているが、選別調節レバー101のレバーガイド102を支持フレーム63cの左方に設け、切換レバー131のレバーガイド132を支持フレーム63cの右方に設けてよい。
また、選別調節レバー101のレバーガイド102及び切換レバー131のレバーガイド132をそれぞれ別に設けているが、レバーガイドを一体的に成形して選別調節レバー101及び切換レバー131を設けることもできる。
図13に示す別実施形態の運転部141を備えるコンバイン142においても、コンバイン1の場合と同様にオーガレスト63に選別調節レバー101や切換レバー131を設けることができる。
運転部141は、機体フレーム21の右側前部であって、刈取部12の搬送装置の右側方に設けられる。運転部17は、主に座席143と、操向操作手段であるハンドル144と、主変速レバー等の操作レバーと、によって構成される。
運転部141は、その前面下部に回動支点軸94が設けられる。回動支点軸94は、運転部141に固定される。回動支点軸94は、機体フレーム21に対して回動可能に取り付けられる。回動支点軸94が回動すると、運転部141は、前面下部を支点として回転可能に構成される。
図13に示すように、オーガレスト63の支持フレーム63cに選別調節レバー101が設けられる。選別調節レバー101は、チャフシーブ51の開度を調節する調節操作具の一例として用いられる。運転部17に乗った状態で、オペレータが選別調節レバー101を操作することができる。また、選別調節レバー101、もしくは、選別調節レバー101に設けられる操作ワイヤ108等を取り外すことなく、回動支点軸94回りに運転部17を前方側に回動させることができ、メンテナンス性が向上される。
選別調節レバー101は、支持フレーム63cの右側に設けられているが、コンバイン1の場合と同様に、支持フレーム63cの前部及び両側部に設けることができる。また、支持フレーム63cには、切換カバー73の姿勢位置を変更する切換レバー131や選別調節レバー101の代わりとして選別調節棒121を設けることもできる。
1:コンバイン、13:脱穀部、14:穀粒貯留部、15:排藁処理部、17:運転部、21:機体フレーム、43:揺動選別装置、51:チャフシーブ、52:チャフフィン、62:排出オーガ、62b:横排出オーガ、63:オーガレスト、63a:載置部、63b:縦フレーム、63c:支持フレーム、71:排藁搬送装置、72:排藁切断装置、73:切換レバー、93:窓、94:回動支点軸、95:脱穀部を構成するフレーム、101:選別調節レバー、102:レバーガイド、108:操作ワイヤ、121:選別調節棒、131:切換レバー

Claims (5)

  1. 運転部は回動支点軸回りに回動可能に構成されるとともに、脱穀部において脱穀物を揺動選別する揺動選別装置のチャフシーブの開度を調節する調節操作具は前記運転部の近傍に設けられるコンバインであって、
    前記運転部は前記回動支点軸回りに回動されたときに、前記調節操作具の前記脱穀部に対する位置は保持されることを特徴とするコンバイン。
  2. 前記調節操作具は、前記脱穀部を構成するフレームに設けられる請求項1に記載のコンバイン。
  3. 排出オーガを支持するオーガレストが前記脱穀部を構成するフレームに設けられるとともに、前記調節操作具は前記オーガレストに設けられる請求項1に記載のコンバイン。
  4. 前記オーガレストは、前記排出オーガの中途部を載置する載置部と、該載置部から下方に向けて延出される縦フレームと、該縦フレームを支持する支持フレームと、で構成されるとともに、
    前記調節操作具は、前記支持フレームに設けられる請求項3に記載のコンバイン。
  5. 前記支持フレームに前記脱穀部から搬送される排藁の搬送経路を切り換える切換操作具が設けられる請求項4に記載のコンバイン。
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