JPH08140463A - コンバインにおける排出筒の支持構造 - Google Patents

コンバインにおける排出筒の支持構造

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JPH08140463A
JPH08140463A JP30954394A JP30954394A JPH08140463A JP H08140463 A JPH08140463 A JP H08140463A JP 30954394 A JP30954394 A JP 30954394A JP 30954394 A JP30954394 A JP 30954394A JP H08140463 A JPH08140463 A JP H08140463A
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JP
Japan
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discharge cylinder
cylinder
tank
frame
grain tank
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JP30954394A
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English (en)
Inventor
Takeshi Sugai
剛 菅井
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転部と脱穀部とを連結する連結フレーム
を、タンク固定具および排出筒受止具の取付フレームに
兼用して部品点数の削減および構造の簡略化を計り、し
かも、連結フレームを介して各部を連結することにより
強度アップも計る。 【構成】 脱穀選別部フレーム3aと運転部フレーム8
aとを連結する連結フレーム12に、穀粒タンク5の退
避回動を規制するためのタンク固定フック15と、排出
筒11を格納姿勢に受止支持するための受止部材17と
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、起伏揺動自在な排出筒
を備えたコンバインにおける排出筒の支持構造に関する
ものである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】一般に、
この種コンバインのなかには、穀粒タンクに貯溜した収
穫穀粒を、タンク後部に立設される縦搬送筒で揚上搬送
すると共に、縦搬送筒の上端部に起伏揺動自在に連結さ
れる排出筒を介して機外に排出するようにしたものがあ
るが、前記排出筒を固定しない状態で機体走行をした場
合には、振動等に基づいて排出筒を破損する可能性があ
る。そこで、従来では、機体フレームに立設した支柱
や、脱穀部等を覆うカバー体に、倒伏揺動した排出筒を
受止支持する受止具を設けて排出筒の振動を防止してい
たが、支柱に受止具を設けるものでは、わざわざ機体フ
レームに専用の支柱を立設する必要があるため、部品点
数の増加や構造の複雑化を招来する不都合があり、ま
た、脱穀部等のカバー体に受止具を設けるものでは、強
度的に不安があるため、カバー体を補強する必要があっ
た。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができるコンバイ
ンにおける排出筒の支持構造を提供することを目的とし
て創案されたものであって、運転部の後方で、かつ脱穀
部の側方に配設される穀粒タンクを、機体外側方に退避
回動自在に構成すると共に、穀粒タンクの後部に、タン
ク内の穀粒を揚上搬送する縦搬送筒を立設し、さらに縦
搬送筒の上端部には、穀粒を排出搬送する排出筒を、少
なくとも起伏揺動自在に連結してなるコンバインにおい
て、前記運転部のフレームと脱穀部のフレームとを連結
フレームを介して連結すると共に、該連結フレームに、
前記穀粒タンクの退避回動を規制するタンク固定具と、
倒伏揺動した排出筒を受止支持する排出筒受止具とを設
けたことを特徴とするものである。そして本発明は、こ
の構成によって、運転部と脱穀部とを連結する連結フレ
ームを、タンク固定具および排出筒受止具の取付フレー
ムに兼用して部品点数の削減および構造の簡略化を計
り、しかも、連結フレームを介して各部を連結すること
により強度アップも計ることができるようにしたもので
ある。
【0004】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、1はコンバインであって、該コ
ンバイン1は、茎稈を刈取る前処理部2、刈取った茎稈
から穀粒を脱穀し、かつ脱穀した穀粒を選別する脱穀選
別部3、脱穀済みの排稈を排出処理する後処理部4、選
別した穀粒を貯溜する穀粒タンク5、クローラ型の走行
部(図示せず)、運転席7が設けられる運転部8等で構
成されるが、これらの基本構成は何れも従来通りであ
る。
【0005】前記穀粒タンク5は、運転部8の後方で、
かつ脱穀選別部3の側方に配設されるものであるが、タ
ンク後部に立設される縦搬送筒9を支点として機体外側
方に退避回動自在に構成されている。即ち、穀粒タンク
5を退避回動させた場合には、機体の中心部に人が入れ
るスペースが確保されるため、該スペースに隣接する脱
穀選別部3等のメンテナンス作業(清掃、点検、整備
等)を容易に行うことができるようになっている。
【0006】前記穀粒タンク5の底部には、前後方向を
向く横搬送ラセン10が横設され、該横搬送ラセン10
の回転駆動に基づいてタンク内の穀粒をタンク後部まで
横搬送するが、横搬送ラセン10の後端部には、前記縦
搬送筒9の下端部が連結されるため、タンク後部まで横
搬送された穀粒は、縦搬送筒9に内装される縦搬送ラセ
ン(横搬送ラセン10と連動)の回転駆動に基づいて縦
搬送筒9の上端まで揚上搬送されるようになっている。
【0007】さらに、11は前記縦搬送筒9の上端部に
起伏揺動自在で、かつ旋回自在に連結される排出筒であ
って、該排出筒11には、前記縦搬送ラセンと連動する
排出搬送ラセン(図示せず)が内装されるため、縦搬送
筒9の上端まで揚上搬送された穀粒を排出筒11の先端
から機外に排出することになるが、排出筒11の基端部
には、図示しない起伏作動用アクチュエータおよび旋回
作動用アクチュエータが連繋されるため、各アクチュエ
ータの駆動操作に伴う起伏作動および旋回作動によって
排出筒11を任意の排出位置および所定の格納位置にセ
ットすることができるようになっている。
【0008】一方、12は前記脱穀選別部フレーム3a
と運転部フレーム8a(運転部8の下方に搭載されるエ
ンジンを囲み、かつ上部に運転座席7が取付けられるフ
レーム)とを連結する連結フレームであって、該連結フ
レーム12に予め溶着される取付フレーム13の外側面
には、前記穀粒タンク5を正規回動位置で接当規制する
ストッパピン14が突設されるが、さらにストッパピン
14には、略コ字状に形成されるタンク固定フック15
が一体的に溶着されている。つまり、穀粒タンク5側に
は、一端部に握り部16aを有し、かつ他端部に係合溝
16bを有する略L字状のタンク固定レバー16が回動
自在に枢支されているため、係合溝16bがタンク固定
フック15に係合すべくレバー操作した状態では、穀粒
タンク5の退避回動が規制される一方、係合溝16bが
タンク固定フック15から退避すべくレバー操作した状
態では、穀粒タンク5の退避回動が許容されるようにな
っている。
【0009】さらに、前記取付フレーム13の上端部に
は、倒伏揺動した排出筒11を受止支持する受止部材1
7が一体的に設けられている。即ち、非排出作業時に
は、前記受止部材17に受止支持されるよう排出筒11
を格納操作して機体走行に伴う排出筒11の振動を規制
するが、前記タンク固定フック15が設けられる取付フ
レーム13(連結フレーム12)を利用して受止部材1
7を取付けたため、受止部材17を取付けるために殊更
専用の取付フレームを設けることを不要にしている。
【0010】また、前記取付フレーム13の上端部に
は、一端部に握り部18aを有し、かつ他端部に係合溝
18bを有する略L字状の排出筒固定レバー18が回動
自在に枢支される一方、排出筒11の対応部位には、略
コ字状をした排出筒固定フック19が一体的に溶着され
ている。そして、係合溝18bが排出筒固定フック19
に係合すべくレバー操作した状態では、排出筒11の起
伏揺動が規制される一方、係合溝18bが排出筒固定フ
ック19から退避すべくレバー操作した状態では、排出
筒11の起伏揺動が許容されるようになっている。
【0011】またさらに、20は前記連結フレーム12
にブラケット20aを介して並設されるレバー支軸であ
って、該レバー支軸20は、複数の操作レバー21、2
2、23を回動操作自在に支持している。即ち、前記複
数の操作レバー21、22、23は排出作業時に操作さ
れるものであり、例えば第一操作レバー21は、C字状
の連結プレート24、支点越え弾機25およびボーデン
ワイヤ26を介してテンションクラッチ機構27に連動
連結され、該テンションクラッチ機構27の断続操作に
基づいて前記各搬送ラセン(横搬送ラセン10、縦搬送
ラセンおよび排出搬送ラセン)に対する動力伝動を入切
することができるものである。尚、28はレバー支軸2
0の上方および前方を覆うレバーガイドである。
【0012】叙述の如く構成された本発明の実施例にお
いて、非排出作業時には、受止部材17に受止支持され
るよう排出筒11を格納操作すると共に、排出筒固定レ
バー18を固定位置に操作して機体走行に伴う排出筒1
1の振動を規制することになるが、前記受止部材17お
よび排出筒固定レバー18は、脱穀選別部フレーム3a
と運転部フレーム8aとを連結する連結フレーム12
(取付フレーム13)に、穀粒タンク5を固定するため
のタンク固定フック15と共に取付けられているため、
受止部材17および排出筒固定レバー18を取付けるた
めに殊更専用の取付フレームを設けることが不要にな
り、この結果、連結フレーム12の兼用化に基づいて部
品点数の削減および構造の簡略化を計ることができる。
【0013】しかも、脱穀選別部3、運転部8、穀粒タ
ンク5および排出筒11を連結フレーム12を介して互
いに連結することになるため、機体の剛性を高めて振動
の発生等を有効に低減することができる。
【0014】また、前記連結フレーム12部位に設けら
れたタンク固定レバー16および排出筒固定レバー18
は、運転席7の後方近傍に集中配置されることになるた
め、穀粒タンク5および排出筒11の固定、解除操作が
運転席7より容易に行え、この結果、操作性の向上にも
寄与することができる。
【0015】またさらに、前記連結フレーム12に、排
出作業時に操作される複数の操作レバー21、22、2
3も取付けたため、連結フレーム12をさらに兼用化す
ることができる許りか、これらの操作レバー21、2
2、23も運転席7の後方近傍に集中配置されることに
なり、この結果、操作レバー21、22、23を運転席
回りに分散配置した場合に比して排出作業時の操作性を
向上させることができる。
【0016】
【作用効果】以上要するに、本発明は叙述の如く構成さ
れたものであるから、倒伏揺動した排出筒を受止支持す
る排出筒受止具を設けるにあたり、運転部フレームと脱
穀部フレームとを連結し、かつ穀粒タンクの退避回動を
規制するタンク固定具が設けられる連結フレームに排出
筒受止具を設けたため、タンク固定具の取付フレームと
して機能する連結フレームを、タンク固定具の取付フレ
ームにも兼用できることになり、この結果、部品点数の
削減および構造の簡略化を計ることができる。しかも、
運転部、脱穀部、穀粒タンクおよび排出筒が連結フレー
ムを介して互いに連結されるため、機体の全体的な強度
アップが計れるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの平面図である。
【図2】連結フレーム部の平面図である。
【図3】同上一部切欠き平面図である。
【図4】同上側面図である。
【図5】排出筒の受止め支持部を示す正面図である。
【図6】穀粒タンクの固定レバーを示す正面図である。
【符号の説明】
1 コンバイン 3 脱穀選別部 3a 脱穀選別部フレーム 5 穀粒タンク 8 運転部 8a 運転部フレーム 9 縦搬送筒 11 排出筒 12 連結フレーム 13 取付フレーム 15 タンク固定フック 16 タンク固定レバー 17 受止部材 18 排出筒固定レバー 20 レバー支軸 21〜23 操作レバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転部の後方で、かつ脱穀部の側方に配
    設される穀粒タンクを、機体外側方に退避回動自在に構
    成すると共に、穀粒タンクの後部に、タンク内の穀粒を
    揚上搬送する縦搬送筒を立設し、さらに縦搬送筒の上端
    部には、穀粒を排出搬送する排出筒を、少なくとも起伏
    揺動自在に連結してなるコンバインにおいて、前記運転
    部のフレームと脱穀部のフレームとを連結フレームを介
    して連結すると共に、該連結フレームに、前記穀粒タン
    クの退避回動を規制するタンク固定具と、倒伏揺動した
    排出筒を受止支持する排出筒受止具とを設けたことを特
    徴とするコンバインにおける排出筒の支持構造。
  2. 【請求項2】 請求項1の連結フレームに、排出筒の起
    伏揺動を規制する排出筒固定具を設けたことを特徴とす
    るコンバインにおける排出筒の支持構造。
  3. 【請求項3】 請求項1の連結フレームに、排出操作用
    の操作レバーを設けたことを特徴とするコンバインにお
    ける排出筒の支持構造。
JP30954394A 1994-11-18 1994-11-18 コンバインにおける排出筒の支持構造 Pending JPH08140463A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016063883A1 (ja) * 2014-10-24 2016-04-28 ヤンマー株式会社 コンバイン
JP2020054241A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 株式会社クボタ 収穫機
CN111918546A (zh) * 2018-03-28 2020-11-10 株式会社久保田 收割机及作业机

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