JP2016079734A - 建物 - Google Patents

建物 Download PDF

Info

Publication number
JP2016079734A
JP2016079734A JP2014213873A JP2014213873A JP2016079734A JP 2016079734 A JP2016079734 A JP 2016079734A JP 2014213873 A JP2014213873 A JP 2014213873A JP 2014213873 A JP2014213873 A JP 2014213873A JP 2016079734 A JP2016079734 A JP 2016079734A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
building
additional
wall portion
center
outermost
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014213873A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6564177B2 (ja
Inventor
工藤 智勇
Tomoo Kudo
智勇 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Homes Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Homes Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kasei Homes Corp filed Critical Asahi Kasei Homes Corp
Priority to JP2014213873A priority Critical patent/JP6564177B2/ja
Publication of JP2016079734A publication Critical patent/JP2016079734A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6564177B2 publication Critical patent/JP6564177B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

【課題】効果的に建物振動を抑制することができる建物を提供する。【解決手段】直交する二方向の夫々について延在する複数の構面で構成され、重心Gに対して剛心Rが偏在する建物本体3と、建物本体3の1階部分において、重心Gに対して剛心Rが偏在する側とは反対側における最も外側の構面である最外構面よりも外方に離隔して立設された門袖部15と、建物本体3と門袖部15とを連結する庇連結部13bと、を備え、門袖部15は、平面視で前面壁部81の延在方向に生じる建物振動を低減する建物1Aである。この建物1Aによれば、建物本体3の最外構面から外方に離隔して立設された門袖部15によって重心Gに対する剛心Rの偏在側とは反対側で増幅される建物振動を効果的に抑制できる。【選択図】図4

Description

本発明は、複数の構面を有する建物本体を備えた建物に関する。
構造種別が鉄骨造、構造形式がラーメン構造である建物は柔構造であり、このような建物においては、帳壁等の二次部材が振動(交通振動等)特性に影響を及ぼすことが知られている。すなわち、二次部材が偏在していると二次部材の少ない側において振動が増幅されることがある。
例えば、間口寸法が小さく(且つ間口寸法に比して奥行寸法が大きく)且つ前面道路側に大きな開口部を有するような建物の場合、所定の耐震性能を有していたとしても、振動源の振動特性や振動の強さ次第では、帳壁が偏在することにより前面道路側が大きな振幅で振動してしまい、住人が不快に感じることがある。このような問題を解決するために、本願の出願人は特許文献1において、ALCからなる外装パネル(二次部材)を有する建物におけるピロティの開放面近傍にダンパを含む制振装置を付加することを提案している。
特開2011−256545号公報
しかしながら、本発明者らが鋭意検討した結果、上記の提案は有効であるものの、二次部材の偏在の度合いによっては、効果が不充分なケースもあり、本質的な解決を図るためには更なる工夫が必要であるとの知見を得た。
本発明は、このような従来技術の課題を解決するものであり、より効果的に建物振動を抑制することができる建物を提供することを目的とする。
本発明に係る建物は、直交する二方向の夫々について延在する複数の構面で構成され、重心に対して剛心が偏在する建物本体と、建物本体の1階部分において、重心に対して剛心が偏在する側とは反対側における最も外側の構面である最外構面よりも外方に離隔して立設された付加制振手段と、建物本体と付加制振手段とを連結する連結手段と、を備え、付加制振手段は、平面視で最外構面の延在方向に生じる建物振動を低減する、ことを特徴とする。
本発明によれば、建物本体の最外構面から外方に離隔して立設された付加制振手段によって重心に対する剛心の偏在側とは反対側で増幅される建物振動を効果的に抑制できる。
さらに建物本体は、重心に対して剛心が偏在する側、及び反対側に配置され、且つ対向する一対の外周壁部を有し、最外構面は、一対の外周壁部のうち開口率が大きい側の外周壁部側に位置するものとすることができる。開口率が大きい側の外周壁部において振動が増幅し易いので、この外周壁部から離間して付加制振手段を設けることにより、振動の増幅を効果的に抑制でき、有利である。
さらに付加制振手段はパネル状であり、平面視で付加制振手段の延在方向は、最外構面に平行であると好適である。付加制振手段が最外構面に平行であれば、最外構面の延在方向に生じる建物振動に対して抗力が働き易くなり、振動の増幅をより効果的に低減できる。
さらに付加制振手段は、骨組み部材と、骨組み部材を表裏で覆う一対の帳壁部とを有し、帳壁部は外周壁部と同じ意匠形態であると好適である。建物本体との意匠の統一を図ることができる。
さらに付加制振手段は、一対の帳壁部内に内蔵型制振要素を収容していると好適である。一対の帳壁部を備えることで二重の制振効果を期待でき、更に、一対の帳壁部内に内蔵型制振要素を収容することで、見栄えを損なうことなく、制振効果を更に高めることができる。
さらに付加制振手段の帳壁部は、前面道路に面しており、帳壁部には表札、インターホン、及び郵便受けの少なくとも一が設けられていると好適である。帳壁部に表札、インターホン、及び郵便受けの少なくとも一つを設けることで門袖などの外構塀の一部として機能させることができる。
さらに付加制振手段は外構塀であると好適である。外構塀を付加制振手段として機能させることで、外構塀の有効活用が可能となり、コスト面で有利であるばかりでなく、省スペース化にも有利である。
さらに付加制振手段は、前記最外構面及び前記最外構面と直交する直交構面によって形成される隅角部寄りに配置されていると好適である。付加制振手段を隅角部寄りに配置することで、最外構面が面する外部空間の有効活用(例えば通路としての活用や外部の作業場としての活用)が可能となり、窓を設けた際の採光も確保しやすくなる。
さらに付加制振手段は、直交構面に沿って形成された外周壁部の仮想的な延長面よりも突出して配置されていると好適である。付加制振手段は実質的に建物の壁面とは言えず、従って「壁面は隣地境界線から50cm以上離す」という民法の規定に拘束されない。つまり付加制振手段は、隣地への影響を最小限度に抑えつつ、隣地との空き空間を利用して合理的に設置することができる。
さらに最外構面における付加制振手段に対向する位置には、出入り口が設けられていると好適である。付加制振手段を出入り口の目隠しとして機能させることができる。
さらに最外構面における上階の架構から付加制振段側に持ち出された付加的構造体を備え、付加的構造体が連結手段である、もしくは連結手段の少なくとも一部であると好適である。連結手段として、構造庇、キャンティ部(居室またはベランダ等)などの付加的構造体を利用することで、付加的構造体を本来の目的以外の目的(振動の抑制)に有効活用することができ、コスト面でも有利となる。また、1階や1階に通じる外部空間における動線計画への影響も小さくすることができる。
さらに、連結手段がダンパ部を含むと、制振効果を更に高めることができて有利である。
さらに、地中に埋設されると共に、建物本体と付加制振手段の下端部とを連結する地中連結手段を備えると好適である。付加制振手段の効果を、より高めることができる。更に、地中に埋設された地中連結手段を介して建物本体と付加制振手段とを連結するので、建物本体の計画への影響が少ない。
また、建物本体の構造種別が鉄骨造であり、構造形式がラーメン構造の場合には、振動の影響を受け易いところ、上述の付加制振手段を設けることで、効果的に振動の影響を低減できる。
また、重心に対して剛心が偏在する構面方向に対して直交する方向に沿って延在する各構面のスパン数は1であり、構面方向に沿って延在する各構面のスパン数は2以上である建物本体の場合には、振動の影響を受け易い構造計画の建物となるが、上述の付加制振手段を設けることで、効果的に建物振動の影響を低減できる。
本発明によれば、従来に比し、より効果的に建物振動を抑制することができる。
本発明の第1の実施形態に係る建物の斜視図である。 本実施形態に係る建物の正面図である。 本実施形態に係る建物の右側面図である。 本実施形態に係る建物の1階部分における平断面図である。 本実施形態に係る建物の2階部分の梁とゲートウォールとの連結の概略を示す平面図である。 図5のVI−VI線に沿った断面図である。 建物本体の剛心の偏心の程度と門袖部の配置との関係を模式的に示す平断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る建物の概略図であり、(a)は平面図であり、(b)は正面図である。 本発明の第3の実施形態に係る建物の概略図であり、(a)は平面図であり、(b)は正面図である。 本発明の第4の実施形態に係る建物の概略図であり、(a)は側面図であり、(b)は正面図である。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
(第1の実施形態)
図1、図2、図3、及び図4に示されるように、本実施形態に係る建物1Aは、3階建ての工業化住宅(「標準化住宅」ともいう)であり、構造種別が鉄骨造、構造形式がラーメン構造である柔構造の建物である。建物1Aは、前面道路Dに面した側の間口が狭く、奥行きが長い略矩形の形態を呈した都市型の住宅である。具体的には、建物1Aの場合(図4参照)、間口方向E(前面道路Dに沿う方向)のスパン数は1であり(換言すると、間口方向Eに直交する奥行き方向に配列された構面は構面Y、構面Y、構面Yの3つであり)、奥行き方向のスパン数は2であり(換言すると、間口方向Eに配列された構面は構面X、構面Xの2つであり)、隣り合う構面間の離隔寸法(スパン長)が等しくなるように配列されている。なお、間口方向と奥行き方向とは直交する二方向に相当する。
建物1Aは、重量鉄骨の柱と梁とからなる主架構5を骨組とする建物本体3と、主架構5から持ち出された片持ち梁等で形成されるキャンティ部(付加的構造体)7を備えている。本実施形態では、1階部分から3階部分までが重層された領域が主架構5であり、2階部分及び3階部分において主架構5から持ち出され1階部分よりも前面道路D側に張り出した部分がキャンティ部7である。また、本実施形態ではキャンティ部7を居室部の一部及び居室部からさらに持ち出された構造庇として利用しているが、ベランダ等として利用することも可能である。また、本実施形態に係る建物本体3は、間口方向Eについて延在する3つの構面Y、構面Y、及び構面Yと間口方向Eに直交する奥行き方向について延在する2つの構面X、及び構面Xで構成されている。
建物1Aは、外周壁8を備えている。外周壁8は、所定の目地加工が施された複数の軽量気泡コンクリート(ALC)からなる外装パネルが複数配置されて構成されており、隣接するパネル同士の間の目地隙間は湿式シール材により止水処理が施されている。外周壁8は、1階部分においては、前面道路Dに面する側であり最外構面(後述する間口方向Eにおける剛心Rの偏在側とは反対側かつ最も遠い構面)Y側に位置し、最外構面Yに沿って設けられた外周壁部(前面壁部)81、構面Yにそって設けられ前面壁部81に対向する外周壁部(背面壁部)82、及び前面壁部81と背面壁部82とに屈曲して連続し、構面X及び構面Xに沿い、前面壁部81と背面壁部82とに直交して設けられた(外周壁部(側面壁部)83で構成されている。
前面壁部81は外装パネルにかわり玄関扉(出入り口)10が設けられた領域や、ピロティ空間Pを形成する為に外装パネルが取り除かれ開放状態となった領域で占められており、外装パネルがほとんど残存しない。一方、背面壁部82においても外装パネルにかわり掃き出し窓82aが設けられた領域を有するが、これは一部分にすぎず、前面壁部81の開口率は背面壁部82に比べて極めて大きくなっている。なお、建物本体3の1階部分におけるピロティ空間Pと他の室内空間とを区画する為の外周壁部が凹状に形成されているが、当該外周壁部における前面道路Dに対向する面において外装パネルに代わり、折りたたみ式の大型窓11が設けられている。
軽量気泡コンクリート(ALC)からなる外装パネルは構造計算上参酌されずいわゆる帳壁として扱われる。しかし、建物1Aは柔構造であり、例えば鉄道や幹線道路などを振動源とする交通振動の影響を受けて振動することがあり、このような振動に対しては、外装パネル(からなる外周壁)が抵抗要素として機能し振動に影響を与える。本実施形態においては、間口方向Eに関しては、構面の配置に偏りはないものの、前面壁部81の開口率が背面壁部82に比べて大きくなっている為、重心Gに対し、剛心(主架構に加え外周壁も考慮した交通振動等に対する抵抗要素の中心位置という意味)Rは背面壁部82側に偏在することになる。その結果、建物1Aにおいては、前面壁部81側が背面壁部82側に比べて振動し易くなる。
キャンティ部7は、2階部分及び3階部分において、主架構5を構成する柱や梁から各階層の梁と同一高さとなるように持ち出された片持ち梁、片持ち梁に架け渡された鼻先梁等の梁、片持ち梁や鼻先梁等で支持された床パネル及び外装パネル等で構成された居室部12を有している。また、キャンティ部7は、2階梁(床)レベルにおいて居室部12から更に突出する構造庇13を有している。構造庇13は(図5参照)、居室部12から更に持ち出された片持ち梁7a及び片持ち梁7aの先端に架け渡された鼻先梁7b及び片持ち梁7a及び鼻先梁7bで支持された床パネル等からなる庇本体部13aと、庇本体部13aから正面視で右側方に突き出した庇連結部(連結手段)13bとを備えている。庇連結部(連結手段)13bは鼻先梁7bの延伸部を内蔵し当該鼻先梁7bの延伸部によって支持されている。
また、建物1Aは、最外構面Yから所定寸法(例えば、1.8m程度)だけ外方に離隔するように立設された門袖部(付加的制振手段)15を有する。門袖部15は、パネル状であり、平面視で門袖部15の延在方向は、最外構面Y(前面壁部81)に平行である(間口方向Eに一致する)。また、門袖部15は、前面道路Dに隣接して設けられており、前面道路D側の面には表札、インターホン及び郵便受けなど(図示省略)が設けられている。門袖部15は、最外構面Yと、これに直交する構面(直交構面)X(前面壁部81と、前面壁部81から屈曲して連続する右側の側面壁部83)とによって形成される正面視で右側の隅角部C寄りに配置されている。その結果、門袖部15は、前面壁部81の右側の隅角部Cに近接して設けられた玄関扉10の少なくとも一部を正面視で隠すような配置になっている。
図5、及び図6に示されるように、門袖部15は、矩形筒状の周壁部17と、周壁部17内に収容された制振構造(内蔵型制振要素)18とを備えている。制振構造18は、連続基礎Bから立設された下部ユニット19と、構造庇13の庇連結部13bの鼻先梁7bの延伸部から下方に向けて突出形成された上部ユニット20と、下部ユニット19と上部ユニット20とを連結する制振ユニット21と、を備えており、全体としてパネル状を成している。
下部ユニット19は、連続基礎Bの立ち上がり部Baに下端が固定され、立ち上がり部Baから立設された左右一対の柱部19a,19bと、柱部19a,19b同士を結合して一体化するパネル部19cと、を備えている。一対の柱部19a,19bのうち、正面視で左側の柱部19aの方が右側の柱部19bに比べて長い。
上部ユニット20は、庇連結部13bの鼻先梁7bに溶接またはボルト止めによって固定された一対の突出片部20a,20bを備えている。一対の突出片部20a,20bのうち、正面視で左側の突出片部20aの方が右側の突出片部20bに比べて短く、短い側の突出片部20aは長い方の柱部19aの上端に係合し、長い側の突出片部20bは短い方の柱部19bの上端に係合する。一対の柱部19a,19bと一対の突出片部20a,20bとは完全には固定されておらず、左右の移動(揺れ)を許容できる程度に係り合っているに過ぎず、庇連結部13bの鼻先梁7bからの軸力を柱部19a,19bでは負担していない。
制振ユニット21は、上下に配置された二本の油圧ダンパ21aを備えている。油圧ダンパ21aのシリンダ側の端部21bは、下部ユニット19の一部である長い方の柱部19a,19bの上部に回転自在に取り付けられている。また、進退するロッド側の端部21cは上部ユニット20の一部である長い方の突出片部20bに回転自在に取り付けられている。
周壁部17は、制振構造18を取り囲むように設けられており、前面道路D側の表面となる前面帳壁部17aと、玄関扉10側(建物本体3側)の裏面となる背面帳壁部17bと、前面帳壁部17a及び背面帳壁部17bを側縁で接続する一対の側面帳壁部17cとを備えている。周壁部17は、外周壁8と同様に、軽量気泡コンクリート(ALC)からなる外装パネルが複数配置されて構成されており、隣接するパネル同士の間の目地隙間は湿式シール材により止水処理が施されている。これにより、周壁部17は外周壁8と同様の交通振動に対する制振効果が発揮される。なお、両側縁には、断面L字状の役物外装パネルを2個組み合わせて断面コ字状として配置することにより、一対の側面帳壁部17cが形成されている。また、周壁部17を構成する外装パネルの表面には外周壁8を構成する外装パネルと同一意匠の化粧溝加工が施されており、外観上の統一が図られている。
なお、本実施形態では、門袖部15として周壁部17、及び周壁部17内に収容された制振構造18を例に説明したが、門袖部15として、例えば、鉄筋コンクリート等の剛体からなる構造であってもよい。
門袖部15の下端部が固定された連続基礎(地中連結手段)Bは、鉄筋コンクリートからなり、同じく鉄筋コンクリートからなる建物本体3(主架構5)の基礎と一体的に構築されたものであり、両者は地中(地盤面以下のレベル)で連続している。
次に、本実施形態に係る建物1Aの作用について説明する。建物1Aは、門袖部15が連結されていない状態においては、間口方向Eに関して重心G(建物本体3に加えキャンティ部7の重量も加味した重心)に対し剛心R(主架構5に加え外周壁8の制振効果も加味した剛心)が背面壁部82側に偏在している。これに対し、門袖部15が構造庇13の庇連結部13bを介して建物本体3に連結されることにより門袖部15が振動に対する抵抗要素として機能するが、この際、門袖部15は重心Gに対する剛心Rが偏在する側とは反対側に配置されているので、剛心Rの偏在の度合いが低減されることとなり、その結果、建物の振動の増幅が抑制される。また、門袖部15は、建物本体3を構成する最外構面Y(前面壁部81)から離隔して配置されるので、建物本体3の計画(間取り)に影響を及ぼすことがなく、仮に、間取りを決定した後に交通振動問題が発覚したとしても、比較的容易に対応することができる。
この作用について、図7を参照してより具体的に説明する。図7(a)、及び図7(b)は、基本的な構造や要素は上述の第1の実施形態に係る建物1Aと共通する建物1Aの模式的な平面図である。また、以下の説明において、第1の実施形態に係る建物1Aと共通する構造や要素には同一の符号を付して説明する。
図7(a)に示される建物1A(第1参考例)と図7(b)に示される建物1A(第2参考例)とは両方とも、背面壁部82の開口率に対して前面壁部81の開口率の方が大きくなっている。また、背面壁部82と前面壁部81との開口率の差を比較した場合、第2参考例に係る建物1Aの方が、第1参考例に係る建物1Aに比べて差が大きくなっている。その結果、重心Gに対する剛心Rの偏在程度(重心Gと剛心Rとの距離)Lは、第1参考例に係る建物1Aに比べ、第2参考例に係る建物1Aの方が大きくなっている。この場合、付加制振手段として機能する門袖部15の前面壁部81(最外構面Y0)からの距離dについて、第1参考例に係る建物1Aに比べ、第2参考例に係る建物1Aの方を大きくすることで、より効果的に、最外構面Y0(前面壁部81)側における建物振動の増幅を低減することができる。
以上の通り、本実施形態に係る建物1Aでは、重心Gに対して剛心Rが偏在する側とは反対側に偏在しているものの、最外構面Y(前面壁部81)から外方に離隔して立設された門袖部15により、間口方向Eに関して最外構面Y(前面壁部81)側に生じる建物振動を低減でき、その結果、重心Gに対する剛心Rの偏在程度が大きい場合であっても、前面壁部81での振動の増幅を効果的に低減できる。
さらに建物本体3は、重心Gに対して剛心Rが偏在する側、及び反対側に配置され、且つ対向する一対の前面壁部81、及び背面壁部82を有し、最外構面Yは、一対の前面壁部81、及び背面壁部82のうち開口率が大きい側の前面壁部81側に位置している。振動は、開口率が大きい側の前面壁部81において増幅し易いので、この前面壁部81から離間して門袖部15を設けることにより、振動の増幅を効果的に抑制でき、有利である。
また、本実施形態に係る建物1Aの門袖部15は、パネル状であり、平面視で門袖部15の延在方向は、最外構面Y(前面壁部81)に平行になっている。その結果、建物1Aによれば、間口方向Eに生じる建物振動に対して抗力が働き易くなり、振動の増幅をより効果的に低減できる。
また、門袖部15は、骨組み部材となる制振構造18と、制振構造18を表裏で覆う前面帳壁部17a及び背面帳壁部17b(一対の帳壁部)とを有し、前面帳壁部17a及び背面帳壁部17bを構成する外装パネルは外周壁8を構成する外装パネルと同一の意匠形態及び納まりを有する。その結果、建物本体3との意匠の統一を図りつつ、平面的に短い長さ(幅寸法)であっても、極めて高い制振効果を得ることができる。
また、門袖部15は、前面帳壁部17a及び背面帳壁部17bで挟まれた領域内に制振構造18を収容しているので、見栄えを損なうことなく、制振効果を高めることができる。
また、門袖部15の前面帳壁部17aは、前面道路D(図4参照)に面しており、前面帳壁部17aには表札、インターホン、及び郵便受け(図示省略)が設けられている。つまり、門袖部15を付加的制振手段としての機能に加え、外構塀の一部として機能させることができる。その結果、門袖部15の有効活用が可能となり、コスト面で有利であるばかりでなく、省スペース化にも有利である。なお、前面帳壁部17aに機能的に設ける要素としては、表札、インターホン、及び郵便受けのすべてである必要はなく、少なくとも一つであってもよい。
また、建物本体3は、前面壁部81から屈曲して連続する側面壁部83を有し、門袖部15は、前面壁部81と側面壁部83とによって形成される隅角部C寄りに配置されている。その結果、前面壁部81が面する空間の邪魔になり難くなるため、前面壁部81に大型窓11やピロティ空間(車庫)Pなどの開口部を設け易くなる。
また、門袖部15は、側面壁部83の仮想的な延長面Fよりも突出して配置されている。門袖部15は、実質的に建物1Aの壁面とは言えず、従って「壁面は隣地境界線から50cm以上離す」という民法の規定に拘束されない。つまり門袖部15は、隣地への影響を最小限度に抑えつつ、隣地との空き空間を利用して合理的に設置することができる。
また、前面壁部81には、門袖部15に対向する位置に玄関扉10が設けられており、門袖部15を玄関扉10の目隠しとして機能させることができるので有利である。
また、建物本体3は、最外構面Yにおける上階の主架構5から門袖部15側に持ち出されたキャンティ部7を備え、門袖部15は、キャンティ部7の一部である構造庇13の庇連結部13bを介して建物本体3に連結している。つまり、キャンティ部7を本来の目的以外の目的での有効活用が可能になり、コスト面でも有利となる。なお、本実施形態では、付加的構造体であるキャンティ部7の一部が連結手段として機能する形態を説明したが、付加的構造体であるキャンティ部7全体が連結手段として機能する形態であってもよい。
また、門袖部15の下端部と建物本体3の基礎とを連結する連続基礎(地中連結手段)Bは、門袖部15を支持する部分以外は地中に埋設されている。このように、連続基礎Bを介して門袖部15の下端についても建物本体3と連結することにより、建物本体3及び門袖部15を基礎から立ち上がる片持ち梁とみなした場合に固定端である下端の挙動を一致させることができ、門袖部15の付加制振手段としての効果を、より高めることができる。更に、門袖部15と建物本体3とを連結する連結手段として地中に埋設された連続基礎Bを利用することで、建物本体3の計画への影響が少ない。
また、本実施形態では、建物1Aの構造種別が鉄骨造で、且つ構造形式がラーメン構造であり、柔構造であるため、振動の影響を受け易いところ、付加制振手段として機能する門袖部15を設けることで、効果的に振動の影響を低減できる。
また、本実施形態では、重心Gに対して剛心Rが偏在する構面方向に対して直交する方向に沿って延在する各構面Y、構面Y、及び構面Yのスパン数は1であり、上記の構面方向に沿って延在する各構面X、及びXのスパン数は2以上であるであるため、振動の影響を受け易い構造計画の建物1Aとなり易いが、付加制振手段として機能する門袖部15を設けることで、効果的に振動の影響を低減できる。
(第2の実施形態)
次に図8を参照して第2の実施形態に係る建物1Bを説明する。図8(a)は、第2の実施形態に係る建物1Bの模式的な平断面図であり、図8(b)は、第2の実施形態に係る建物1Bの模式的な正面図である。なお、本実施形態に係る建物1Bは、第1の実施形態に係る建物1Aと共通する要素や構造を備えているため、共通する要素等には第1の実施形態に係る建物1Aと同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る建物1Bの2階部分には門袖部31の一部を覆うように突出したキャンティ部(連結手段の一形態である付加的構造体)71が設けられている。キャンティ部71の軒天部71aは門袖部(付加的制振手段)31の上端部に近接しており、軒天部71aと門袖部31の上端部との間には、オイルダンパ等からなるダンパ部32が介装されている。
また、門袖部31は鉄筋コンクリート等の剛体からなるパネル状の構造体であり、建物本体3の隅角部C寄りに配置されている。また、門袖部31は前面壁部81に対向して配置された正面塀部31aと、正面塀部31aから屈曲して設けられた側塀部31bとを備えている。正面塀部31aは側面壁部83の仮想的な延長面Fよりも突出して配置されている。また、側塀部31bは、隣地との境界に沿って立設されている。なお、図示は省略するが、正面塀部31aは玄関扉10に対向するように設けられており、門袖部31を玄関扉10の目隠しとして機能させることができる。その他、本実施形態に係る門袖部31は、第1の実施形態に係る門袖部15と同様の構造とすることができる。
本実施形態に係る建物1Bによれば、第1の実施形態に係る建物1Aと同様に、間口方向Eに関する前面壁部81側の建物振動の増幅を効果的に抑制できる。また、本実施形態では、ダンパ部32が介装されているので、制振効果を更に高めることができる。なお、ダンパ部32を介さず軒天部71aと門袖部31の上端部とが直接接合されていてもよいし、軒天部71aと門袖部31の上端部とが直接接合されなお且つ別の部位でダンパ部が介装される形態でもよい。
(第3の実施形態)
次に図9を参照して第3の実施形態に係る建物1Cを説明する。図9(a)は、第3の実施形態に係る建物1Cの模式的な平断面図であり、図9(b)は、第3の実施形態に係る建物1Cの模式的な正面図である。なお、本実施形態に係る建物1Cは、第1、第2の実施形態に係る建物1A,1Bと共通する要素や構造を備えているため、共通する要素等には第1、第2の実施形態に係る建物1A,1Bと同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る建物1Cの2階部分には門袖部側に突出したキャンティ部(連結手段の一形態である付加的構造体)71が設けられている。キャンティ部71には、門袖部(付加的制振手段)31側に更に突き出したダンパ部が設けられている。ダンパ部33は門袖部31の上端に連結されている。
本実施形態に係る建物1Cによれば、第1、第2の実施形態に係る建物1A,1Bと同様に、間口方向に関する前面壁部81側の建物振動を低減でき、振動の増幅を効果的に抑制できる。また、本実施形態では、ダンパ部33を介装しているので、制振効果を更に高めることができる。
(第4の実施形態)
次に図10を参照して第4の実施形態に係る建物1Dを説明する。図10(a)は、第4の実施形態に係る建物1Dの模式的な側面図であり、図10(b)は、第4の実施形態に係る建物1Dの模式的な正面図である。なお、本実施形態に係る建物1Dは、第1〜第3の実施形態に係る建物1A〜1Cと共通する要素や構造を備えているため、共通する要素等には第1〜第3の実施形態に係る建物1A〜1Cと同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る建物の2階部分には門袖部側に突出したキャンティ部(連結手段の一形態である付加的構造体)71が設けられている。キャンティ部71には、構造庇72が設けられている。構造庇72は地盤面から立設された支柱73によって支持されている。門袖部75は支柱を囲うに設置された鉄筋コンクリート等の剛体からなる壁体75aによって形成されており、その結果、構造庇72の支柱73は、門袖部75と建物本体3とを連結する連結手段として機能する。
本実施形態に係る建物1Dによれば、第1〜第3の実施形態に係る建物1A〜1Cと同様に、前面壁部81の建物振動を低減でき、振動の増幅を効果的に抑制できる。
以上、本発明について各実施形態を例に説明した。ここで、建物本体と付加的制振手段とを連結する連結手段の態様は、強固であればあるほど効果を発揮し易くなると考えられるが、破損等の影響も加味しながら適当な強度にて振動を伝達できる構造が好ましい。一方で、局所的に破損し易い態様としておくことで、建物本体側の主要部分の破損を低減できるという利点を享受できる可能性もある。
1A〜1D…建物、3…建物本体、5…主架構、7…キャンティ部(付加的構造体)、8…外周構面、15、31、75…門袖部(付加的制振手段、外構塀)、13b…庇連結部(連結手段)、17a…前面帳壁部、17b…背面帳壁部、18…制振構造(内蔵型制振要素、骨組み部材)、32、33…ダンパ部(連結手段)、81…前面壁部(開口率が大きい側の外周壁部)、82…背面壁部(外周壁部)、C…隅角部、D…前面道路、F…延長面、10…玄関扉、71…キャンティ部(連結手段の一形態である付加的構造体)、B…連続基礎(地中連結手段)、G…重心、R…剛心、X…直交構面、Y…最外構面。

Claims (15)

  1. 直交する二方向の夫々について延在する複数の構面で構成され、重心に対して剛心が偏在する建物本体と、
    前記建物本体の1階部分において、前記重心に対して前記剛心が偏在する側とは反対側における最も外側の構面である最外構面よりも外方に離隔して立設された付加制振手段と、
    前記建物本体と前記付加制振手段とを連結する連結手段と、を備え、
    前記付加制振手段は、平面視で前記最外構面の延在方向に生じる建物振動を低減する、ことを特徴とする建物。
  2. 前記建物本体は、前記重心に対して前記剛心が偏在する側、及び反対側に配置され、且つ対向する一対の外周壁部を有し、
    前記最外構面は、前記一対の外周壁部のうち開口率が大きい側の前記外周壁部側に位置することを特徴とする請求項1記載の建物。
  3. 前記付加制振手段はパネル状であり、平面視で前記付加制振手段の延在方向は、前記最外構面に平行であることを特徴とする請求項1または2記載の建物。
  4. 前記付加制振手段は、骨組み部材と、前記骨組み部材を表裏で覆う一対の帳壁部とを有し、前記帳壁部は前記外周壁部と同じ意匠形態であることを特徴とする請求項2記載の建物。
  5. 前記付加制振手段は、前記一対の帳壁部内に内蔵型制振要素を収容していることを特徴とする請求項4記載の建物。
  6. 前記付加制振手段の前記帳壁部は、前面道路に面しており、前記帳壁部にはインターホン、及び郵便受けの少なくとも一方が設けられていることを特徴とする請求項4または5記載の建物。
  7. 前記付加制振手段は外構塀であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の建物。
  8. 前記付加制振手段は、前記最外構面及び前記最外構面と直交する直交構面によって形成される隅角部寄りに配置されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項記載の建物。
  9. 前記付加制振手段は、前記直交構面に沿って形成された外周壁部の仮想的な延長面よりも突出して配置されていることを特徴とする請求項8記載の建物。
  10. 前記最外構面における前記付加制振手段に対向する位置には、出入り口が設けられていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項記載の建物。
  11. 前記最外構面における上階の架構から前記付加制振段側に持ち出された付加的構造体を更に備え、前記付加的構造体が前記連結手段である、もしくは前記連結手段の少なくとも一部であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項記載の建物。
  12. 前記連結手段はダンパ部を含むことを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項記載の建物。
  13. 地中に埋設されると共に、前記建物本体と前記付加制振手段の下端部とを連結する地中連結手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項記載の建物。
  14. 前記建物本体の構造種別は鉄骨造であり、構造形式はラーメン構造であることを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項記載の建物。
  15. 前記重心に対して前記剛心が偏在する構面方向に対して直交する方向に沿って延在する各構面のスパン数は1であり、前記構面方向に沿って延在する各構面のスパン数は2以上であることを特徴とする請求項1〜14のいずれか一項記載の建物。
JP2014213873A 2014-10-20 2014-10-20 建物 Active JP6564177B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014213873A JP6564177B2 (ja) 2014-10-20 2014-10-20 建物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014213873A JP6564177B2 (ja) 2014-10-20 2014-10-20 建物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016079734A true JP2016079734A (ja) 2016-05-16
JP6564177B2 JP6564177B2 (ja) 2019-08-21

Family

ID=55957938

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014213873A Active JP6564177B2 (ja) 2014-10-20 2014-10-20 建物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6564177B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019100140A (ja) * 2017-12-07 2019-06-24 旭化成ホームズ株式会社 壁構造、建物、及び連結部材の取り付け方法
CN112414653A (zh) * 2020-12-16 2021-02-26 北京交通大学 一种古塔刚度中心的测定方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000265686A (ja) * 1999-03-18 2000-09-26 Mitsui Fudosan Kk 建築物
JP2001182334A (ja) * 1999-12-28 2001-07-06 Arai Gumi Ltd 戸建て住宅用建物の耐震補強装置
JP2005139770A (ja) * 2003-11-07 2005-06-02 Hitoshi Shiobara 既存建物用制震補強架構及びそれを用いた制震構造物
JP2007077601A (ja) * 2005-09-12 2007-03-29 Misawa Homes Co Ltd 制振パネルの設置構造
JP2007170026A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Misawa Homes Co Ltd 建物
JP2011256545A (ja) * 2010-06-07 2011-12-22 Asahi Kasei Homes Co 制振装置及び建物
JP2012219501A (ja) * 2011-04-08 2012-11-12 Hitoshi Shiobara 構造体の接合構造
JP2012241472A (ja) * 2011-05-23 2012-12-10 Taisei Corp 制震構造
JP2013213338A (ja) * 2012-04-02 2013-10-17 Hitoshi Shiobara 制震補強架構付き構造物

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000265686A (ja) * 1999-03-18 2000-09-26 Mitsui Fudosan Kk 建築物
JP2001182334A (ja) * 1999-12-28 2001-07-06 Arai Gumi Ltd 戸建て住宅用建物の耐震補強装置
JP2005139770A (ja) * 2003-11-07 2005-06-02 Hitoshi Shiobara 既存建物用制震補強架構及びそれを用いた制震構造物
JP2007077601A (ja) * 2005-09-12 2007-03-29 Misawa Homes Co Ltd 制振パネルの設置構造
JP2007170026A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Misawa Homes Co Ltd 建物
JP2011256545A (ja) * 2010-06-07 2011-12-22 Asahi Kasei Homes Co 制振装置及び建物
JP2012219501A (ja) * 2011-04-08 2012-11-12 Hitoshi Shiobara 構造体の接合構造
JP2012241472A (ja) * 2011-05-23 2012-12-10 Taisei Corp 制震構造
JP2013213338A (ja) * 2012-04-02 2013-10-17 Hitoshi Shiobara 制震補強架構付き構造物

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019100140A (ja) * 2017-12-07 2019-06-24 旭化成ホームズ株式会社 壁構造、建物、及び連結部材の取り付け方法
JP6997609B2 (ja) 2017-12-07 2022-01-17 旭化成ホームズ株式会社 壁構造、建物、及び連結部材の取り付け方法
CN112414653A (zh) * 2020-12-16 2021-02-26 北京交通大学 一种古塔刚度中心的测定方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6564177B2 (ja) 2019-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3369387B2 (ja) 既存建物の耐震補強方法
JP6564177B2 (ja) 建物
JP5827804B2 (ja) 構造物
JP5827805B2 (ja) 構造物
JP7000103B2 (ja) 板状建築物の柱梁構造
JP6233395B2 (ja) 建物架構
JP2009091769A (ja) 土台あるいは梁と柱との結合構造
JP5427426B2 (ja) 開口部廻り耐震補強構造
JP5873194B2 (ja) 既存建物の耐震補強工法および耐震補強フレーム
JP5541728B2 (ja) 木造建物の制振構造
JP5503200B2 (ja) ユニット建物
JP5946165B2 (ja) 耐震補強構造
JP2008196267A (ja) 家屋の耐震補強体構造
JP2012144864A (ja) 構造物
JP6178639B2 (ja) 建物
JP6440942B2 (ja) 鉄骨造建物のブレース使用耐力壁構造
JP5647713B2 (ja) 建物構造
JP2012233374A5 (ja)
JP2014201960A (ja) 建物
JP5934124B2 (ja) ユニット式建物およびその構築方法
JP7334384B2 (ja) ユニット建物
JP7056828B2 (ja) ユニット建物
JP4989280B2 (ja) ユニット式建物
JP7120699B2 (ja) 建物
JP5845164B2 (ja) ユニット式建物の屋根構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170912

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180626

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180821

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190702

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190726

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6564177

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150