JP2016078537A - ワイヤハーネスの固定構造及び車両用シート - Google Patents

ワイヤハーネスの固定構造及び車両用シート Download PDF

Info

Publication number
JP2016078537A
JP2016078537A JP2014209804A JP2014209804A JP2016078537A JP 2016078537 A JP2016078537 A JP 2016078537A JP 2014209804 A JP2014209804 A JP 2014209804A JP 2014209804 A JP2014209804 A JP 2014209804A JP 2016078537 A JP2016078537 A JP 2016078537A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire harness
fixing structure
hooks
panel
hook
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014209804A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6422298B2 (ja
Inventor
充 塚田
Mitsuru Tsukada
充 塚田
俊久 小池
Toshihisa Koike
俊久 小池
玄東 金
Gento Kin
玄東 金
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tachi S Co Ltd
Original Assignee
Tachi S Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tachi S Co Ltd filed Critical Tachi S Co Ltd
Priority to JP2014209804A priority Critical patent/JP6422298B2/ja
Priority to CN201510509548.3A priority patent/CN105501148A/zh
Publication of JP2016078537A publication Critical patent/JP2016078537A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6422298B2 publication Critical patent/JP6422298B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R16/00Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
    • B60R16/0207Wire harnesses
    • B60R16/0215Protecting, fastening and routing means therefor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

【課題】構造が簡単でコストが安く、取り扱いも簡単であるワイヤハーネスの固定構造を提供する。
【解決手段】ワイヤハーネス17をバックボード13の裏面上に固定するためのワイヤハーネスの固定構造である。この固定構造は、バックボード13の裏面上にバックボード13との一体成形によって形成された2つのフック19a,19bを有している。これらのフックは、バックボード13の裏面から延びる支柱部20a,20bと、ワイヤハーネス17を覆う覆い部21a,21bと、これらの覆い部の先端とバックボード13の裏面との間に形成された開口25,25とを有している。開口25はワイヤハーネス17の通過を許容する間隔を有している。フック19a,19bは、ワイヤハーネス17が延びる方向に沿って開口25の向きが交互に変わる状態で設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、ワイヤハーネスをパネル上に固定するためのワイヤハーネスの固定構造に関する。また、本発明は、そのワイヤハーネスの固定構造を用いた車両用シートに関する。
上記のワイヤハーネスの固定構造として、従来、特許文献1に開示されたものが知られている。この従来のワイヤハーネスの固定構造は、同公報で使用されている部材符号をカッコで括って用いれば、複数の係止フック(14A,14B,14C)に沿ってワイヤハーネス(W/H)を配回し、さらにそれらの係止フックのフック部分に引っ掛けて配回した紐(13)によってワイヤハーネスを抑えている。
係止フック(14A,14B,14C)は接着によってパネル(12)に固定されている。また、同公報の[0039]段落には、「パネルよりフックを一体成形で設けてもよい」の記載が認められる。
しかしながら、この従来のワイヤハーネスの固定構造においては、係止フックは主に紐を引っ掛けるものであり、ワイヤハーネスを引っ掛けるものではない。係止フックはワイヤハーネスを案内しているに過ぎない。また、係止フックは紐を引っ掛けることと、ワイヤハーネスを案内することの両方の機能を果たさなければならないので、係止フックとして複数種類の形状を用意しなければならず、その結果、コストが高くなるという問題があった。また、係止フックそれ自体の構造が複雑になり、その結果、コストが高くなるという問題があった。また、係止フック以外に紐を用意しなければならないので、コストが高くなるという問題があった。
特開2005−073308号公報
本発明は、従来装置における上記の問題点に鑑みて成されたものであって、構造が簡単でコストが安く、取り扱いも簡単であるワイヤハーネスの固定構造を提供することを目的とする。
本発明に係るワイヤハーネスの固定構造は、ワイヤハーネスをパネルのハーネス設置面上に固定するためのワイヤハーネスの固定構造である。前記パネルの前記ハーネス設置面上に前記パネルと一体成形によって形成された複数のフックが設けられている。前記フックは、前記パネルから延びる支柱部と、前記ワイヤハーネスを覆う覆い部と、当該覆い部の先端と前記パネルとの間に形成されていて前記ワイヤハーネの通過を許容する間隔を有している開口とを有している。前記複数のフックは、前記ワイヤハーネスが延びる方向に沿って前記開口の向きが交互に変わる状態で設けられている。
本発明のワイヤハーネスの固定構造はパネルとの一体成形加工によって形成されたフックだけによって構成されているので、構造が非常に簡単であり、部品点数が非常に少なくて済み、それらの結果、コストを低減できる。
また、本発明においては、ワイヤハーネスをフックの開口を通過させてフックの内部へ挿入するだけなので、作業が非常に簡単である。また、覆い部によってワイヤハーネスの外周面の十分に広い範囲を覆うことができるので、ワイヤハーネスがフックから抜け出ることを防止できる。
また、廃車等に際してワイヤハーネスをパネルから取り外す必要が生じた場合には、ワイヤハーネスを開口を通してフックから引き抜くだけで良い。このため、ワイヤハーネスの取り外し作業も非常に簡単である。
前記覆い部の先端は外部へ向けて反り返る反返り部とすることができる。こうすれば、ワイヤハーネスのフックに対する出し入れを滑らかに行うことが可能になる。これにより、ワイヤハーネスが意に反して損傷することを防止できる。
前記覆い部の断面形状は任意の形状にすることができる。例えば、円形状であっても良いし、多角形状であっても良い。
前記開口の間隔は前記ワイヤハーネスの直径よりも短い長さにすることができ、前記フックは可撓性を具備することができる。この構成によれば、ワイヤハーネスが開口を通過する際には、ワイヤハーネスは開口を押し広げながらフックの内部は入り込む。そして、ワイヤハーネスがフックの内部に入り込んだ後は、フックが弾性復元力によって元の状態に戻り、開口の間隔は元の狭い状態に戻る。このため、フックからのワイヤハーネスの抜けを確実に防止できる。
前記覆い部は、少なくとも前記ワイヤハーネス(17)の断面における角度0°から角度135°の外周部分を覆うことができる長さを有することが望ましい。角度が135°未満であるとワイヤハーネスがフックから抜け出るおそれがあるが、角度が135°以上であるとワイヤハーネスのフックからの抜けを確実に防止できる。
前記パネルは車両用シートであるシートバックのバックボードとすることができる。この場合、前記ワイヤハーネスは前記バックボードに装備されたシート操作スイッチから延びるワイヤハーネスとすることができる。この構成によれば、シートバックに装備されるバックボードの構造を簡単にすることができる。
次に、本発明に係る車両用シートは、着座者の背部を支持するシートバックと、シートバックの背面に設けられたバックボードと、バックボードの内面に配置されたワイヤハーネスと、当該ワイヤハーネスを前記バックボードの内面に固定するためワイヤハーネスの固定構造を有する車両用シートである。前記ワイヤハーネスの固定構造は以上に記載した各種の構成のワイヤハーネスの固定構造とすることができる。
本発明の車両用シートで用いられるワイヤハーネスの固定構造は、バックボード等といったパネルとの一体成形加工によって形成されたフックだけによって構成されているので、構造が非常に簡単であり、部品点数が非常に少なくて済み、それらの結果、コストを低減できる。
また、本発明の車両用シートで用いられるワイヤハーネスの固定構造においては、ワイヤハーネスをフックの開口を通過させてフックの内部へ挿入するだけなので、作業が非常に簡単である。また、覆い部によってワイヤハーネスの外周面の十分に広い範囲を覆うことができるので、ワイヤハーネスがフックから抜け出ることを防止できる。
また、廃車等に際してワイヤハーネスをパネルから取り外す必要が生じた場合には、ワイヤハーネスを開口を通してフックから引き抜くだけで良い。このため、ワイヤハーネスの取り外し作業も非常に簡単である。
本発明に係る車両用シートの一実施形態を示す斜視図である。 図1の車両用シートの主要部品であるバックボードの裏面に適用された本発明に係るワイヤハーネスの固定構造の一実施形態を示す斜視図である。 図2のワイヤハーネスの固定構造を拡大して示す図である。 (a)は図3のB−B線に従ったフックの断面図であり、(b)は図3のC−C線に従ったフックの断面図である。 本発明に係るワイヤハーネスの固定構造の他の実施形態を示す断面図である。 (a)及び(b)はそれぞれ本発明に係るワイヤハーネスの固定構造のさらに他の実施形態を示す断面図である。
以下、本発明に係る車両用シート及びワイヤハーネスの固定構造を実施形態に基づいて説明する。なお、本発明がこの実施形態に限定されないことはもちろんである。また、本明細書に添付した図面では特徴的な部分を分かり易く示すために実際のものとは異なった比率で構成要素を示す場合がある。
(車両用シート及びワイヤハーネスの第1の実施形態)
図1は本発明に係る車両用シートの一実施形態を示している。ここに示す車両用シート1は、着座者の臀部を受けるシートクッション2と、着座者の背部を受けるシートバック3とを有している。シートバック3の頂部には、着座者の頭部を受けるヘッドレスト4が取り付けられている。これとは別に、ヘッドレストが一体になっているシートバックも採用できる。
シートクッション2の下部の周囲にはアンダーカバー7が設けられている。図では、アンダーカバー7としてフロントアンダーカバー8及びレフトサイドカバー9が示されている。アンダーカバー7には着座者の右側の下部に設けられるライトサイドカバーも含まれるが、図1ではそのライトサイドカバーの図示は省略されている。
シートバック3は、骨格構造であるフレーム11の周囲にパッド(図示せず)を設け、そのパッドを表皮12で覆うことによって形成されている。フレーム11は一般には種々の機構ユニットを有しているが、図1では門型の枠部分だけを示している。シートバック3の背面にパネルとしてのバックボード13が装着されている。バックボード13は合成樹脂を用いた成形加工によって形成されている。バックボード13の側面にシート操作スイッチ14が設けられている。シート操作スイッチ14はシートバック3に関する電気系統のスイッチング動作を司るスイッチである。
図2は、バックボード13の裏面側の構造を示している。バックボード13の裏面は周辺部分が窪んでいる湾曲形状を有している。図1のシート操作スイッチ14に対応する部分のバックボード13の裏面に、シート操作スイッチ14の電気構造部分が配置されている。これ以降の説明ではこの電気構造部分もシート操作スイッチ14と呼ぶことがある。シート操作スイッチ14からワイヤハーネス17が下方へ延びている。このワイヤハーネス17は複数の電気通信線を束ねて結束したものである。ワイヤハーネス17はシート操作スイッチ14のスイッチング信号を図示しない制御回路へ伝送するものである。
ワイヤハーネス17はワイヤハーネスの固定構造18によってバックボード13の裏面に固定されている。バックボード13の裏面はハーネス設置面、すなわちワイヤハーネス17が設置される面を構成している。
ワイヤハーネスの固定構造18は、複数(本実施形態では2個)のフック19a及び19bによって構成されている。図3に示すように、フック19a,19bは、それぞれ、支柱部20a,20bと、それらの支柱部に連続している覆い部21a,21bとを有している。図4(a)は図3のB−B線に従ったフック19aの断面構造を示している。また、図4(b)は図3のC−C線に従ったフック19bの断面構造を示している。図4(a)及び図4(b)に示すように、フック19a,19bのそれぞれの覆い部21a,21bの先端部は、外側へ向けて反り返っている反返り部24となっている。
支柱部20a,20bはバックボード13から立ち上がっている部分である。覆い部21a,21bはワイヤハーネス17を覆う部分である。本実施形態において、覆い部21a,21bは円形状に湾曲している。反返り部24となっているフック19a,19bの先端部とバックボード13の表面(すなわちハーネス設置面)との間は開口25となっている。覆い部21a,21bはワイヤハーネス17よりも大きい径を有しており、これにより、覆い部21a,21bによってワイヤハーネス17が広い面積で覆われる構成となっている。
本実施形態において、ワイヤハーネス17は開口25を通過してフック19a,19bの内部へ挿入させられて、覆い部21a,21bによって覆われる状態に設定される。フック19a,19bは可撓性を有しており、そして、開口25の間隔Dはワイヤハーネス17の直径よりも所定長さだけ短くなっている。このため、ワイヤハーネス17は開口25を押し広げながらフック19a,19bの内部へ入り込む。そしてワイヤハーネス17がフック19a,19bの内部へ入った後は、フック19a,19bが弾性復元力によって元の状態へ戻る。この状態において開口25はワイヤハーネス17の直径よりも短い間隔に戻るので、覆い部21a,21bはワイヤハーネス17がフック19a,19bから抜け出ることを有効に防止する。
図3及び図4(a),(b)から明らかなように、第1のフック19a及び第2のフック19bは、ワイヤハーネス17が延びる方向(図3の場合は図の上下方向)に沿ってそれぞれの開口25の向きが交互に変わる状態となるように、バックボード13との一体成形によって形成されている。これにより、ワイヤハーネス17のフック19a,19bからの抜けを効果的に防止している。
さらに、図4(a),(b)において、覆い部21a,21bの長さは、矢印Aで示すようにワイヤハーネス17の断面における角度0°から角度180°の外周部分を覆うことができる長さに設定されている。この長さ設定により、ワイヤハーネス17のフック19a,19bからの抜けを確実に防止できるようになっている。もちろん、覆い部21a,21bがワイヤハーネス17を覆う角度を180°以上に設定しても良い。
なお、覆い部21a,21bの長さはワイヤハーネス17の抜けを防止できる長さでありさえすれば良い。例えば、図5に示すように、覆い部21a,21bの長さをワイヤハーネス17の断面における角度0°から角度α(αは180°よりも小さい角度)の外周部分を覆うことができる長さに設定した場合でもワイヤハーネス17の抜けを防止できるのであれば、覆い部21a,21bを角度αに対応した長さに設定することも可能である。このような角度αとして、例えば135°≦α≦180°を適用することが可能である。角度αを135°以上としているのは、135°未満であるとワイヤハーネス17の抜けを防止する効果が達成できないおそれがあるからである。
本実施形態のワイヤハーネスの固定構造は以上のように構成されているので、図2においてシート操作スイッチ14をネジ止めその他の締結手法によってバックボード13の裏面に取り付けた後、図3においてワイヤハーネス17をフック19a,19bの開口25,25を通過させてフック19a,19bの内部へ挿入する。これにより、ワイヤハーネス17をフック19a,19bによってバックボード13の裏面に固定することができる。このようなワイヤハーネス17の装着作業は非常に簡単である。覆い部21a,21bはワイヤハーネス17の外周面の十分に広い範囲を覆うので、ワイヤハーネス17がフック19a,19bから抜け出ることを防止できる。
また、廃車等に際してワイヤハーネス17をバックボード13から取り外す必要が生じた場合には、ワイヤハーネス17を開口25を通してフック19a,19bから引き抜くだけで良い。この取り外し作業も非常に簡単である。
本実施形態では図4(a),(b)に示したように覆い部21a,21bの先端に反返り部24を設けたので、ワイヤハーネス17の装着及び取り外しに際してワイヤハーネス17を滑らかに案内することができ、作業性が向上する。また、ワイヤハーネス17が意に反して破損することを防止できる。
本実施形態では、フック19a,19bをバックボード13との一体成形によって形成し、それらのフックだけによってワイヤハーネスの固定構造18を形成している。従って、部品点数が極めて少なくて済み、構造が非常に簡単であり、コストが非常に低い。また、ワイヤハーネスを固定する作業及び取外す作業が非常に簡単である。
(ワイヤハーネスの固定構造の第2の実施形態)
図6(a)はワイヤハーネスの固定構造の第2の実施形態を示している。上記第1の実施形態では、図4(a),(b)に示したように、フック19a,19bの覆い部21a,21bを断面円形状の湾曲形状に形成した。しかしながら、これに代えて、図6(a)に示すように、フック19a,19bの覆い部21a,21bを断面多角形状である断面三角形状の湾曲形状とすることができる。
図6(a)に示す本実施形態では覆い部21a,21bによってワイヤハーネス17の外周を覆う角度を、矢印Aで示すように角度0°から角度180°の長さの範囲としている。しかしながら、覆い部21a,21bの長さはワイヤハーネス17の抜けを防止できる長さでありさえすれば良く、必要に応じて、角度0°から角度180°以下の範囲の長さ、あるいは角度0°から角度180°以上の範囲の長さとすることができる。
(ワイヤハーネスの固定構造の第3の実施形態)
図6(b)はワイヤハーネスの固定構造の第3の実施形態を示している。上記第1の実施形態では、図4(a),(b)に示したようにフック19a,19bの覆い部21a,21bを断面円形状の湾曲形状に形成した。また、上記第2の実施形態では、図6(a)に示したようにフック19a,19bの覆い部21a,21bを断面三角形状の湾曲形状に形成した。しかしながら、これらに代えて、図6(b)に示すように、フック19a,19bの覆い部21a,21bを断面多角形状である断面四角形状の湾曲形状とすることができる。
図6(b)に示す本実施形態では覆い部21a,21bによってワイヤハーネス17の外周を覆う角度を、矢印Aで示すように角度0°から角度180°の長さの範囲としている。しかしながら、覆い部21a,21bの長さはワイヤハーネス17の抜けを防止できる長さでありさえすれば良く、必要に応じて、角度0°から角度180°以下の範囲の長さ、あるいは角度0°から角度180°以上の範囲の長さとすることができる。
(他の実施形態)
以上、好ましい実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はその実施形態に限定されるものでなく、請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々に改変できる。
(1)例えば、以上に説明した車両用シートの実施形態では図1のシートバック3を構成しているバックボード13に対して本発明を適用した。しかしながら、これに代えて、シートクッション2の下部に設けられるレフトサイドカバー9をパネルと考えて、このレフトサイドカバー9に対して本発明を適用することができる。
具体的には、レフトサイドカバー9にはシート操作スイッチ28が配置されることがある。この場合にはレフトサイドカバー9の裏面にワイヤハーネスを配置する必要がある。そして、このワイヤハーネスに対して本発明のワイヤハーネスの固定構造を適用することができる。
(2)図1に示した実施形態では、バックボード13における着座者の左側の側部に設けられたシート操作スイッチ14に対して本発明のワイヤハーネスの固定構造を適用した。しかしながら、シート操作スイッチ14はバックボード13における着座者の右側の側部に設けることができる。この場合には、本発明に係るワイヤハーネスの固定構造もバックボード13の右側の側部に設けることができる。
(3)図1に示した実施形態では、着座者の左側に設けられるレフトサイドカバー9に装備されたシート操作スイッチ28に対して本発明のワイヤハーネスの固定構造を適用できることを既述した。しかしながら、シート操作スイッチは着座者の右側に設けられるライトサイドカバーに装備されることもある。この場合には、ライトサイドカバーをパネルと考えてそのライトサイドカバーに対して本発明のワイヤハーネスの固定構造を適用できる。
(4)上記の実施形態では、図4(a)及び図4(b)に示したように、フック19a,19bの覆い部21a,21bの先端とバックボード13の表面との間の開口25,25の間隔Dを、ワイヤハーネス17の直径よりも小さく設定した。そして、ワイヤハーネス17をフック19a,19bの内部へ挿入する際には、フック19a,19bを弾性変形させて開口25,25を押し広げながらワイヤハーネス17を挿入した。しかしながら、場合によっては、開口25の間隔Dをワイヤハーネス17の直径よりも大きく設定して、フック19a,19bを弾性変形させることなく、ワイヤハーネス17をフック19a,19bの内部へ挿入することも可能である。
1.車両用シート、 2.シートクッション、 3.シートバック、 4.ヘッドレスト、 7.アンダーカバー、 8.フロントアンダーカバー、 9.レフトサイドカバー(パネル)、 11.フレーム、 12.表皮、 13.バックボード(パネル)、 14.シート操作スイッチ、 17.ワイヤハーネス、 18.ワイヤハーネスの固定構造、 19a,19b.フック、 20a,20b.支柱部、 21a,21b.覆い部、 24.反返り部、 25.開口、 28.シート操作スイッチ

Claims (7)

  1. ワイヤハーネスをパネルのハーネス設置面上に固定するためのワイヤハーネスの固定構造において、
    前記パネルの前記ハーネス設置面上に前記パネルと一体成形によって形成された複数のフックを有しており、
    前記フックは、
    前記パネルから延びる支柱部と、
    前記ワイヤハーネスを覆う覆い部と、
    当該覆い部の先端と前記パネルとの間に形成されていて前記ワイヤハーネの通過を許容する間隔を有している開口とを有しており、
    前記複数のフックは、前記ワイヤハーネスが延びる方向に沿って前記開口の向きが交互に変わる状態で設けられている
    ことを特徴とするワイヤハーネスの固定構造。
  2. 前記覆い部の先端は外部へ向けて反り返っている反返り部となっていることを特徴とする請求項1記載のワイヤハーネスの固定構造。
  3. 前記覆い部の断面形状は、円形状又は多角形状であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のワイヤハーネスの固定構造。
  4. 前記開口の間隔は前記ワイヤハーネスの直径よりも短い長さであり、
    前記フックは可撓性を有している
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載のワイヤハーネスの固定構造。
  5. 前記覆い部は、少なくとも前記ワイヤハーネスの断面における角度0°から角度135°の外周部分を覆うことができる長さを有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つに記載のワイヤハーネスの固定構造。
  6. 前記パネルは車両用シートであるシートバックのバックボードであり、前記ワイヤハーネスは前記バックボードに設けられたシート操作スイッチから延びるワイヤハーネスであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1つに記載のワイヤハーネスの固定構造。
  7. 着座者の背部を支持するシートバックと、シートバックの背面に設けられたバックボードと、バックボードの内面に配置されたワイヤハーネスと、当該ワイヤハーネスを前記バックボードの内面に固定するためワイヤハーネスの固定構造を有する車両用シートにおいて、前記ワイヤハーネスの固定構造は請求項1から請求項6のいずれか1つに記載のワイヤハーネスの固定構造であることを特徴とする車両用シート。
JP2014209804A 2014-10-14 2014-10-14 ワイヤハーネスの固定構造及び車両用シート Expired - Fee Related JP6422298B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014209804A JP6422298B2 (ja) 2014-10-14 2014-10-14 ワイヤハーネスの固定構造及び車両用シート
CN201510509548.3A CN105501148A (zh) 2014-10-14 2015-08-19 线束的固定构造及车辆用座椅

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014209804A JP6422298B2 (ja) 2014-10-14 2014-10-14 ワイヤハーネスの固定構造及び車両用シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016078537A true JP2016078537A (ja) 2016-05-16
JP6422298B2 JP6422298B2 (ja) 2018-11-14

Family

ID=55709589

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014209804A Expired - Fee Related JP6422298B2 (ja) 2014-10-14 2014-10-14 ワイヤハーネスの固定構造及び車両用シート

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6422298B2 (ja)
CN (1) CN105501148A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018093570A (ja) * 2016-11-30 2018-06-14 矢崎総業株式会社 導電材の配索構造
JP7095277B2 (ja) 2017-12-26 2022-07-05 トヨタ紡織株式会社 乗物用シート

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6844410B2 (ja) 2017-05-10 2021-03-17 株式会社オートネットワーク技術研究所 ワイヤーハーネスの固定構造、及びワイヤーハーネス
JP7026486B2 (ja) * 2017-11-07 2022-02-28 エスアイアイ・プリンテック株式会社 液体噴射ヘッドおよび液体噴射記録装置
DE102017220077A1 (de) 2017-11-10 2019-05-16 Lear Corporation Tragevorrichtung für eine Fahrzeugsitz-Baugruppe

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003246245A (ja) * 2002-02-22 2003-09-02 Yazaki Corp ドア用給電プロテクタとそれを用いた回路体配索構造
JP2008246185A (ja) * 2007-03-02 2008-10-16 Yazaki Corp シートに装着される外装材及び当該外装材を備えたシート
CN201314680Y (zh) * 2008-09-28 2009-09-23 法雷奥汽车空调湖北有限公司 一种汽车空调线束固定钩
JP2014113924A (ja) * 2012-12-10 2014-06-26 Nhk Spring Co Ltd ワイヤーハーネス用コネクタの取付構造、及び車両用シート
JP2014125188A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Nhk Spring Co Ltd 車両用シートのワイヤハーネス配策構造
JP2014169048A (ja) * 2013-03-05 2014-09-18 Toyota Boshoku Corp 操作スイッチ

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000324664A (ja) * 1999-05-06 2000-11-24 Araco Corp ワイヤハーネスの固定器具
JP2007252059A (ja) * 2006-03-15 2007-09-27 Yazaki Corp ハーネスプロテクタのハーネス組付構造
CN101640394B (zh) * 2009-07-03 2011-12-14 奇瑞汽车股份有限公司 汽车线束及洗涤管固定方法及装置
JP5962480B2 (ja) * 2012-12-12 2016-08-03 トヨタ紡織株式会社 線条材の乗物用シートへの取付構造
CN203549134U (zh) * 2013-09-28 2014-04-16 芜湖众力部件有限公司 卡接管路吊夹结构

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003246245A (ja) * 2002-02-22 2003-09-02 Yazaki Corp ドア用給電プロテクタとそれを用いた回路体配索構造
JP2008246185A (ja) * 2007-03-02 2008-10-16 Yazaki Corp シートに装着される外装材及び当該外装材を備えたシート
CN201314680Y (zh) * 2008-09-28 2009-09-23 法雷奥汽车空调湖北有限公司 一种汽车空调线束固定钩
JP2014113924A (ja) * 2012-12-10 2014-06-26 Nhk Spring Co Ltd ワイヤーハーネス用コネクタの取付構造、及び車両用シート
JP2014125188A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Nhk Spring Co Ltd 車両用シートのワイヤハーネス配策構造
JP2014169048A (ja) * 2013-03-05 2014-09-18 Toyota Boshoku Corp 操作スイッチ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018093570A (ja) * 2016-11-30 2018-06-14 矢崎総業株式会社 導電材の配索構造
JP7095277B2 (ja) 2017-12-26 2022-07-05 トヨタ紡織株式会社 乗物用シート

Also Published As

Publication number Publication date
JP6422298B2 (ja) 2018-11-14
CN105501148A (zh) 2016-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6422298B2 (ja) ワイヤハーネスの固定構造及び車両用シート
US8746801B2 (en) Headrest structure
JP5211662B2 (ja) 乗物用シートの電気配線部材の保持構造
US8646827B2 (en) Vehicle interior assembly
US8556342B2 (en) Headrest wire harness routing guide assembly
US8624114B2 (en) Wiring harness
US20190084503A1 (en) Vehicle seat and method of manufacturing the same
JP5960310B2 (ja) ワイヤハーネス配索構造
JP2009270686A (ja) 配索部材の保持具
JP2008311033A (ja) グロメット
KR101724938B1 (ko) 차량용 카울 크로스 어셈블리 구조
KR200388148Y1 (ko) 와이어 하네스 고정클립
KR20180062656A (ko) 양측 밴드 케이블
JP2015051104A (ja) シートバック
JP2015101111A (ja) 車両のホーン用ワイヤハーネスの保護構造及び車両のフロントグリルモジュール
KR200466132Y1 (ko) 밴드 케이블
KR102108016B1 (ko) 체결음을 발생시키는 차량용 그로밋
WO2018029896A1 (ja) 乗物用シート
JP2017137889A (ja) 部品保持構造
KR101824401B1 (ko) 자동차의 와이어 고정용 클립
JP5634772B2 (ja) ワイヤハーネス配索体及びワイヤハーネス配索ユニット
KR102529731B1 (ko) 체결형 그로멧
JP7347333B2 (ja) 乗物用シート
JP4358051B2 (ja) バンパ構造
KR200426812Y1 (ko) 와이어 하네스 고정클립

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170804

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180425

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180508

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181016

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181016

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6422298

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees