JP2016069052A - ポンプ操作及び圧搾操作可能な液体吐出容器 - Google Patents

ポンプ操作及び圧搾操作可能な液体吐出容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2016069052A
JP2016069052A JP2014202160A JP2014202160A JP2016069052A JP 2016069052 A JP2016069052 A JP 2016069052A JP 2014202160 A JP2014202160 A JP 2014202160A JP 2014202160 A JP2014202160 A JP 2014202160A JP 2016069052 A JP2016069052 A JP 2016069052A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
liquid
discharge
container
operation mode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014202160A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6292622B2 (ja
Inventor
後藤 孝之
Takayuki Goto
孝之 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP2014202160A priority Critical patent/JP6292622B2/ja
Publication of JP2016069052A publication Critical patent/JP2016069052A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6292622B2 publication Critical patent/JP6292622B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Abstract

【課題】内容液を対象物にスプレーすること及び少量吐出することに適した容器を提供する。【解決手段】シリンダ30内へ挿入した作動部材60の上部に吐出ヘッド66を有し、ポンプ操作で容器体内の液体をシリンダ30へ吸込みかつ第2吐出弁V2を介して吐出ヘッド66から吐出するように設ける。吐出ヘッド66は、その外周壁72にポンプ操作モード用の第1吐出孔76を、また頂壁68に圧搾操作モード用の第2吐出孔80を、それぞれステム64に連通させて形成する。吐出ヘッド66を回転させることで、作動部材60をポンプ操作モードの開始位置である上限位置から圧搾操作モード用降下位置へ上方付勢力に逆らって押し下げる押下げ手段Dを形成し、作動部材が降下位置にあるときに筒状ピストン65から弁座板部62bが離れて第2逆止弁V2が開く。この状態で胴部4を圧搾すると第2吐出孔80から液体が出る。【選択図】図1

Description

本発明は、ポンプ操作及び圧搾操作可能な液体吐出容器に関する。
液体噴出容器として、ポンプ操作によりシリンダ内に下半部を挿入した作動部材を昇降させることで、容器体内の液体をシリンダ内へ吸い上げ、かつシリンダへ吸い上げた液体を作動部材の上部の吐出ヘッドから吐出するように構成したものが知られている(特許文献1)。
特開2012−251440
近年、内容液の種類や用い方によっては、内容液をスプレーして対象物に均一に霧をかける場合と、少量の内容液を直接吐出する場合とを両立させることが要望されることがある。例えば内容液が調味料であるときには、サラダ等にはスプレーして拡散(薄くかける)させる場合と、少量を直接吐出(小皿にたらす)させる場合とが必要となる。
特許文献1のものは、ポンプ操作により液体を吐出するので内容液をスプレーする用い方に適しているが、内容液をたらす用い方をしていない。従って別に胴部圧搾タイプの容器を用意しなければならず、不便であった。
本発明の目的は、内容液を対象物にスプレーすること、及び内容液をたらすように少量吐出することの双方に適した容器を提供することをいう。
第1の手段は、圧搾可能な胴部4から口頸部6を起立する容器体2と、
上記口頸部6の外面に嵌合された装着筒部12の上部から内向きフランジ14を介して案内筒部16を起立する装着部材10と、
装着部材10によって上部を固定され、容器体2内へ垂下したシリンダ30と、
シリンダ30の上半部へ挿入したガイド筒部62aにリング状の弁座板部62bを付設してなるピストンガイド62、ガイド筒部62aに嵌合するとともに下部を大径筒部64aとしたステム64、及び、ステム64の上部に付設した吐出ヘッド66を含み、上方へ付勢された作動部材60と、
上記弁座板部62bとステム64の大径筒部64aとの間に挿入してシリンダ30内面に沿って摺動可能に設けた筒状ピストン65と、
上記ガイド筒部62a内へ上端部を嵌合して、シリンダ30の下半部内に挿入されたポペット弁体50と、
を具備し、ポペット弁体50の下部とシリンダ30の内面下部との間に第1逆止弁V1を、また筒状ピストン65の下部と弁座板部62bとの間に第2逆止弁V2をそれぞれ形成し、
吐出ヘッド66の押下げ及び押下げ解放によるポンプ操作で、容器体内の液体をシリンダ30内へ吸込み、かつ吐出ヘッド66から吐出するように構成した液体吐出容器において、
上記吐出ヘッド66は、その外周壁72にポンプ操作モード用の第1吐出孔76を、また頂壁68に圧搾操作モード用の第2吐出孔80を、それぞれステム64に連通させて形成するとともに、
上記第2吐出孔80を開閉可能な開閉手段82を設け、
当該吐出ヘッド66を、垂直な回転軸の回りを回転可能に、ステム64に対して連結し、
外周壁72と案内筒部16との間に、吐出ヘッド66を回転させることで、作動部材60を、ポンプ操作モードの開始位置である上限位置から、圧搾操作モード用降下位置へ上方付勢力に逆らって押し下げる押下げ手段Dを形成し、
作動部材60が降下位置にあるときに、筒状ピストン65から弁座板部62bが離れて第2逆止弁V2が開き、この状態で胴部4を圧搾すると第2吐出孔80から液体が出るように構成している。
本手段では、図1に示すように、吐出ヘッド66の外周壁72にポンプ操作モード用の第1吐出孔76を、また吐出ヘッド66の頂壁に圧搾操作モード用の第2吐出孔80をそれぞれ設けている。また本手段ではポンプ操作モードから胴部圧搾モードへ切り替えるように吐出ヘッド66を回転させたときに、作動部材60を押し下げる押下げ手段Dを設け、これにより第2吐出弁V2が開いて、胴部圧搾により液体を少量吐出することが可能となる。ここで「吐出」とは、内容液を噴霧(スプレー)することと、たらすように少量吐出することの双方を含む意味である。
本明細書において、「第2吐出孔80から液体が出る」とは、主に液体をたらす(滴下する)ことを想定しているが、例えば液体が流れ落ちるように設けたものを除外する意味ではない。
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ上記装着部材10に、上記圧搾操作モードにおいて、圧搾操作モード用降下位置から作動部材60が下がることを抑制する降下規制手段Rを設けている。
本手段では、装着部材10に、上記圧搾操作モードにおいて、圧搾操作モード用降下位置から作動部材60が下がることを抑制する降下規制手段Rを設けることを提案する(図2参照)。作動部材60の降下を規制させているので、例えば醤油などを小皿にたらすときに操作を誤ってスプレーしてしまうことを防止できる。
第3の手段は、第2の手段を有し、かつ上記押下げ手段Dは、上記案内筒部16の内面に設けた第1係合部18と、上記外周壁72の外面に設けた第2係合部94とで形成され、これら第1係合部18及び第2係合部94の一方又は相互に周方向に対して傾斜する係合斜面Iを形成し、この係合斜面Iを介して第1係合部18が第2係合部94の上に乗り上げることで作動部材60を押し下げるように形成している。
本手段では、図1に示す、案内筒部16の内面に設けた第1係合部18と、上記外周壁72の外面に設けた第2係合部94とで、押下げ手段Dを形成することを提案する。吐出ヘッドを回転させると、図2に示す第1係合部18が第2係合部94の上に乗り上げることで作動部材60を押し下げる。
第4の手段は、第1の手段から第3の手段の何れかを有し、かつ
上記シリンダ30の下部に、容器体2の正立状態及び倒立状態のいずれにも容器体2からの液体の吸入を可能とする2方向吸入用アダプタ44を取り付けている。
本手段では、図1に示すように2方向吸入用アダプタ44を設けているので、倒立状態での液体の滴下をスムーズに行うことができる。
第1の手段に係る発明によれば、吐出ヘッド66の外周壁72と案内筒部16との間に、吐出ヘッド66を回転させることで、作動部材60を、ポンプ操作モードの開始位置である上限位置から、圧搾操作モードに対応する降下位置へ上方付勢力に逆らって押し下げる押下げ手段Dを形成したから、ポンプ操作モードと圧搾操作モードとを容易に切り替えることができる。
第2の手段に係る発明によれば、上記装着部材10に、上記圧搾操作モードにおいて、圧搾操作モード用降下位置から作動部材60が下がることを抑制する降下規制手段Rを設けたから、誤ってポンプ操作をしてしまうことを防止できる。
第3の手段に係る発明によれば、案内筒部16の内面に設けた第1係合部18と、上記外周壁72の外面に設けた第2係合部94とで形成され、これら第1係合部18及び第2係合部94の一方又は相互に周方向に対して傾斜する係合斜面Iを形成し、この係合斜面Iを介して第1係合部18が第2係合部94の上に乗り上げるようにしたから、より円滑に作動部材60を押し下げることができる。
第4の手段に係る発明によれば、上記シリンダ30の下部に、容器体2の正立状態及び倒立状態のいずれにも容器体2からの液体の吸入を可能とする2方向吸入用アダプタ44を取り付けたから、ポンプ操作及び圧搾操作のいずれの場合にも円滑に液体を滴下できる。
本発明の第1実施形態に係る液体吐出容器の側方から見た縦断面図である。 図1の液体吐出容器の要部拡大図である。 図1の液体吐出容器の使用状態の第1段階の説明図である。 図1の液体吐出容器の使用状態の第2段階の説明図である。 本発明の第2実施形態に係る液体吐出容器の側方から見た縦断面図である。 図5の液体吐出容器の要部の拡大図である。 図5の液体吐出容器の使用状態の第1段階の説明図である。 図5の液体吐出容器の使用状態の第2段階の説明図である。
図1から図4は、本発明の第1実施形態に係る液体吐出容器を示している。この液体吐出容器は、容器体2と、装着部材10と、2方向吸入用アダプタ44と、ポペット弁体50と、抜け止め筒54と、作動部材60とで構成されている。これら各部材は、例えば合成樹脂や金属で形成することができる。説明の都合上、まず本発明の基本的な構成を先に説明する。
容器体2は、圧搾可能な胴部4から口頸部6を起立している。
装着部材10は、上記口頸部6の外面に嵌合(図示例では螺合)した装着筒部12の上部から内向きフランジ14を内方突出し、この内向きフランジ14の外周部から案内筒部16を、内向きフランジ14の内周部から補助筒部24をそれぞれ起立している。
シリンダ30は、シリンダ周壁32の上端に鍔部34を有し、この鍔部34をパッキンPとともに口頸部6及び内向きフランジ14の間に挟持させて容器体2内へ垂下している。シリンダ周壁32の上部には透孔36を開口している。シリンダ30の下部は小径筒部に形成し、この小径筒部から下端小径のテーパ状壁部38を介して取付筒部43を垂下している。また上記小径筒部の内面からテーパ状壁部38に亘って、上方からみて放射状の複数の縦リブ40を縦設している。各縦リブ40の内面には上向き段差42を形成する。この上向き段部42と後述の弁座板部62bの裏面との間には、コイルスプリングSを介装している。
2方向吸入用アダプタ44は、上記取付筒部43を、容器の正立状態には容器体内の底部へ、容器を上下逆さまにした状態(本明細書において「倒立状態」という)には容器体内の上部へそれぞれ連通させることが可能に形成する。本実施形態では、2方向吸入用アダプタ44は、上記取付筒部43に嵌合可能な嵌合筒部44Aを有し、この嵌合筒部の下部から容器体内の底部へ延びる第1流路44Bと、嵌合筒部の下部から容器体内の上部へ延びる第2流路44Cとを形成し、第1流路内に第1補助逆止弁44Dを、また第2流路内に第2補助逆止弁44Eをそれぞれ設けている。
ポペット弁体50は、作動部材60の下部と連係させて、シリンダ30の下半部内に挿入されている。図示のポペット弁体50の下半部は大径部50aに、また上半部は小径部50bにそれぞれ形成している。大径部50aの外面からは、上記縦リブ40と同数のフィン52を放射状に突出しており、これら各フィン52は、縦リブ40同士の間に挿入されている。ポペット弁体50は、作動部材60との摩擦力により作動部材60の上下動に追従し、フィン52が上向き段部42に係止したコイルスプリングの下端に当接する状態と、ポペット弁体50の下端がテーパ状壁部38の内面に当接する状態との間で昇降するように形成する。ポペット弁体50の下端とテーパ状壁部38の内面とで第1逆止弁V1を形成する。ポペット弁体50は、シリンダ30と後述のピストンガイド62との間に設置されているが、ガタのある状態で配置している。なお、第1逆止弁V1は、図3に示すように後述の押下げ手段Dで作動部材60の本体60aを浅く押し下げたときには開いているものとする。
抜け止め筒54は、上記透孔36の上方に位置させて、シリンダ周壁32の上端部に嵌着している。
作動部材60は、図1に示す如く、ピストンガイド62と、ステム64と、筒状ピストン65と、吐出ヘッド66とで構成される。作動部材のうち、図3に記載したピストンガイド62とステム64と吐出ヘッド66とは、作動部材60の本体60aとして一体的に昇降するように構成されている。
上記ピストンガイド62は、シリンダ30の上半部に挿入されており、縦向きのガイド筒部62aの下端から水平方向外方へリング状の弁座板部62bを付設し、かつ弁座板部62bから外下方へ脚筒部62cを延設している。図示例では弁座板部62bと脚筒部62cとの間に通液孔63を開口している。ガイド筒部62aの下端部内面は上記ポペット弁体50の上端部で閉塞している。また図示例では、上記ガイド筒部62aの下部に孔を開口して、ガイド筒部の内部と後述の第2逆止弁とを連通させる液体通路Lとしている。しかしながら、この構造は適宜変更することができ、図示はしないが、例えば後述の小径筒部64c内に、複数の当接リブを縦設して、小径筒部64cとガイド筒部62aとの間にステム64の上端部へ連通する液体通路を形成してもよい。
ステム64は、小径筒部64cから拡径部64bを介して大径筒部64aを垂下している。そしてステム64は、上記ガイド筒部62aの外面に小径筒部64cの下部を嵌合させて、小径筒部の残りの部分をシリンダ30の上方へ延出しており、かつ上記大径筒部64aをシリンダ30内へ上記抜け止め筒54よりも下側へ挿入している。
筒状ピストン65は、上記弁座板部62bと大径筒部64aとの間にシリンダ30内面に沿って摺動可能に挿入しており、かつ上記作動部材60の本体60aに対して相対的に昇降することが可能に設けている。
ここで”相対的な上昇”とは、筒状ピストン65が本体60aとともに下降するが筒状ピストン65の下降幅が本体60aのそれより小さいことを、また”相対的な下降”とは、筒状ピストン65が本体60aとともに上昇するが筒状ピストン65の上昇幅が本体60aのそれより小さいことをそれぞれ含むものとする。
図示例において、筒状ピストン65は、外筒部65aの上下方向中間部を連結部65cを介して内筒部65bに連結した2重筒状とし、外筒部65aの上端部及び下端部がシリンダ30の内面に接している。内筒部65bの上端部はステム64の大径筒部64a内面に摺接している。また内筒部65bの下端は、弁座板部62bの上面に当接可能として、弁座板部との間に第2逆止弁V2を形成するようにしている。上記連結部65cとステム64の大径筒部64aの下端との間には間隙gをとっている。
吐出ヘッド66は、上記ステム64の上端部に取り付けている。吐出ヘッド66の裏面中央部からは連結筒部70を、また裏面外周部からは外周壁72をそれぞれ垂下している。上記連結筒部70は、上記ステム64の上端部に連結しており、外周壁72は案内筒部16の内方へ垂下している。
上記構成において、吐出ヘッド66を押し下げると、作動部材60と連動してポペット弁体50が下降して第1逆止弁V1が閉じる。また作動部材60の本体60aに比べて筒状ピストン65が遅れて下降するために、第2逆止弁V2が開き、シリンダ30内の液体が液体通路Lを介して吐出ヘッド66から噴霧される。また上記吐出ヘッド66の押下げを解放すると、作動部材60の本体60aが筒状ピストン65に先行して上昇するために第2逆止弁V2が閉じ、また本体60aに追従してポペット弁体50も上昇するので、第1逆止弁V1が開く。これにより容器体内の液体が2方向吸入用アダプタの第1流路44Bを介してシリンダ内へ吸い上げられる。
本発明では、図1に示す如く、吐出ヘッド66は、頂壁68の中央部から連結筒部70を、また裏面外周部から外周壁72をそれぞれ垂下している。また図示例では、外周壁72上部にポンプ操作時に液体を噴射(噴霧を含む)するための第1吐出孔76を開口するとともに、連結筒部70内に形成する主流路73から第1吐出孔76へ開通する分岐流路74を横方向へ延設している。また連結筒部70の上端部を頂壁68の上方へ開口して圧搾操作時に液体を吐出するための第2吐出孔80としている。そして頂壁68の一端部(図示例では第1吐出孔76の開口方向と反対側の端部)に対して、第2吐出孔80の開閉手段である蓋体82をヒンジ84を介して連結し、蓋体82に付設した栓筒部86で上記第2吐出孔80を液密に形成している。
また本発明では、図1に示す如く、案内筒部16の上部内面に凸状の第1係合部18を、外周壁72の下部外面に凸状の第2係合部94を周方向に離して形成し、吐出ヘッド66を回転させたときに第1係合部18が第2係合部94に乗り上げることで(図2参照)、作動部材60の本体60aを押し下げる押下げ手段Dを形成している。図示の第2係合部94は、外周壁72の拡径部93と連続させている。もっともその構造は、適宜変更することができる。
図示例では、図2に示す如く、第1係合部18及び第2係合部94はそれぞれ周方向に傾斜する係合斜面Iを有し、第2係合部94の係合斜面Iと第1係合部18の係合斜面Iとがスライドすることで第1係合部18の乗り上げをスムーズにしている。第1係合部18が第2係合部94に乗り上げる。これにより、図3に想像線で描く作動部材60の上限位置から圧搾操作用の降下位置まで一定の幅hだけ降下する。他方、筒状ピストン65は、下降しない。これにより第2逆止弁V2が開き、このとき第1逆止弁V1も開いているため、胴部4を圧搾することにより容器体2内の液体を吐出することが可能な状態(胴部圧搾操作モード)となる。この状態から蓋体82を開くと、胴部の圧搾操作により、第2吐出孔80から液体を吐出することができる。
なお、第1係合部及び第2係合部の形状は、吐出ヘッドの回転力を作動部材の押下げ力に変換できる限り、どのようなものでもよい。例えば両者の一方を係合凹部(係合溝)とし、他方が係合凹部内を摺動する係合凸部に形成してもよい。
また案内筒部16には、第1係合部18との間に間隙bを存して、第1係合部18の下方へ位置する係止リブを案内筒部16の下部内面に縦設し、作動部材60の本体60aの降下規制手段Rとしている。
また図示はしないが、吐出ヘッドの回転範囲を規制する回転規制手段を設けてもよい。回転規制手段は、案内筒部16の内面に一対の回転規制突部を付設し、これら両突部の間で移動可能な係合突部を外周壁72の外面に付設して構成することができる。
上記構成によれば、図2に示すポンプ操作モードから吐出ヘッド66を回転させて圧搾操作モードとすると、押下げ手段Dの作用により、作動部材60の本体60aが降下して第2逆止弁V2が開くので、次に第2吐出孔80の開口箇所を小皿などに向けて、ほぼ倒立状態になるまで容器を傾けるとよい。この状態で、2方向吸入用アダプタ44の第2流路44Cを介して、シリンダ下部と容器体の上部とが連通しているため、胴部を圧搾させると、第2吐出孔80から内容液を滴下させることができる。
図5から図8は、本発明の第2実施形態に係る液体吐出器を示している。本実施形態では、2方向吸入用アダプタ44の別の構成を採用している。すなわち、第1実施形態のように第1流路及び第2流路をそれぞれ設ける代わりに、取付筒部44Aに可撓性チューブ44Fの一方端部を嵌合している。可撓性チューブ44Fの他方端部には、大径の液体吸込口44Gを付設し、この液体吸込口44G内に錘44Hを抜け出し防止可能に内装している。上記可撓性チューブ44Fは、容器を倒立状態にしたときに錘44Hの重みによって屈曲し、液体吸込口44Gが容器体2の上部内へ移行するように構成している。
2…容器体 4…胴部 6…口頸部
10…装着部材 12…装着筒部 14…内向きフランジ
16…案内筒部 18…第1係合部 24…補助筒部
30…シリンダ 32…シリンダ周壁 34…鍔部 36…透孔
38…テーパ状壁部 40…縦リブ 42…上向き段部 43…取付筒部
44…2方向吸入用アダプタ 44A…嵌合筒部 44B…第1流路
44C…第2流路 44D…第1補助逆止弁 44E…第2補助逆止弁
44F…可撓性チューブ 44G…液体吸込口 44H…錘
50…ポペット弁体 50a…大径部 50b…小径部 52…フィン
54…抜け止め筒
60…作動部材 60a…本体
62…ピストンガイド 62a…ガイド筒部 62b…弁座板部
62c…脚筒部 63…通液孔
64…ステム 64a…大径筒部 64b…拡径部
64c…小径筒部 64d…当接リブ
65…筒状ピストン 65a…外筒部 65b…内筒部 65c…連結部
66…吐出ヘッド 68…頂壁 70…連結筒部
72…外周壁 73…主流路
74…分岐流路 76…第1吐出孔 80…第2吐出孔
82…蓋体(開閉手段) 84…ヒンジ部 86…栓筒部 93…拡径部
94…第2係合部 96…係合リブ
b…間隙 D…押下げ手段 g…間隙
I…係合斜面 L…液体通路 P…パッキン
R…降下規制手段 S…コイルスプリング
V1…第1逆止弁 V2…第2逆止弁

Claims (4)

  1. 圧搾可能な胴部(4)から口頸部(6)を起立する容器体(2)と、
    上記口頸部(6)の外面に嵌合された装着筒部(12)の上部から内向きフランジ(14)を介して案内筒部(16)を起立する装着部材(10)と、
    装着部材(10)によって上部を固定され、容器体(2)内へ垂下したシリンダ(30)と、
    シリンダ(30)の上半部へ挿入したガイド筒部(62a)にリング状の弁座板部(62b)を付設してなるピストンガイド(62)、ガイド筒部(62a)に嵌合するとともに下部を大径筒部(64a)としたステム(64)、及び、ステム(64)の上部に付設した吐出ヘッド(66)を含み、上方へ付勢された作動部材(60)と、
    上記弁座板部(62b)とステム(64)の大径筒部(64a)との間に挿入してシリンダ(30)内面に沿って摺動可能に設けた筒状ピストン(65)と、
    上記ガイド筒部(62a)内へ上端部を嵌合して、シリンダ(30)の下半部内に挿入されたポペット弁体(50)と、
    を具備し、ポペット弁体(50)の下部とシリンダ(30)の内面下部との間に第1逆止弁(V1)を、また筒状ピストン(65)の下部と弁座板部(62b)との間に第2逆止弁(V2)をそれぞれ形成し、
    吐出ヘッド(66)の押下げ及び押下げ解放によるポンプ操作で、容器体内の液体をシリンダ(30)内へ吸込み、かつ吐出ヘッド(66)から吐出するように構成した液体吐出容器において、
    上記吐出ヘッド(66)は、その外周壁(72)にポンプ操作モード用の第1吐出孔(76)を、また頂壁(86)に圧搾操作モード用の第2吐出孔(80)を、それぞれステム(64)に連通させて形成するとともに、
    上記第2吐出孔(80)を開閉可能な開閉手段(82)を設け、
    当該吐出ヘッド(66)を、垂直な回転軸の回りを回転可能に、ステム(64)に対して連結し、
    外周壁(72)と案内筒部(16)との間に、吐出ヘッド(66)を回転させることで、作動部材(60)を、ポンプ操作モードの開始位置である上限位置から、圧搾操作モード用降下位置へ上方付勢力に逆らって押し下げる押下げ手段(D)を形成し、
    作動部材(60)が降下位置にあるときに、筒状ピストン(65)から弁座板部(62b)が離れて第2逆止弁(V2)が開き、この状態で胴部(4)を圧搾すると第2吐出孔(80)から液体が出るように構成したことを特徴とする、ポンプ操作及び圧搾操作可能な液体吐出容器。
  2. 上記装着部材(10)に、上記圧搾操作モードにおいて、圧搾操作モード用降下位置から作動部材(60)が下がることを抑制する降下規制手段(R)を設けたことを特徴とする、請求項1記載の液体吐出容器。
  3. 上記押下げ手段(D)は、上記案内筒部(16)の内面に設けた第1係合部(18)と、上記外周壁(72)の外面に設けた第2係合部(94)とで形成され、これら第1係合部(18)及び第2係合部(94)の一方又は相互に周方向に対して傾斜する係合斜面(I)を形成し、この係合斜面(I)を介して第1係合部(18)が第2係合部(94)の上に乗り上げることで作動部材(60)を押し下げるように形成したことを特徴とする、請求項2に記載のポンプ操作及び圧搾操作可能な液体吐出容器。
  4. 上記シリンダ30の下部に、容器体2の正立状態及び倒立状態のいずれにも容器体2からの液体の吸入を可能とする2方向吸入用アダプタ44を取り付けたことを特徴とする、請求項1から請求項3の何れかに記載のポンプ操作及び圧搾操作可能な液体吐出容器。
JP2014202160A 2014-09-30 2014-09-30 ポンプ操作及び圧搾操作可能な液体吐出容器 Active JP6292622B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014202160A JP6292622B2 (ja) 2014-09-30 2014-09-30 ポンプ操作及び圧搾操作可能な液体吐出容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014202160A JP6292622B2 (ja) 2014-09-30 2014-09-30 ポンプ操作及び圧搾操作可能な液体吐出容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016069052A true JP2016069052A (ja) 2016-05-09
JP6292622B2 JP6292622B2 (ja) 2018-03-14

Family

ID=55865866

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014202160A Active JP6292622B2 (ja) 2014-09-30 2014-09-30 ポンプ操作及び圧搾操作可能な液体吐出容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6292622B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019034741A (ja) * 2017-08-10 2019-03-07 株式会社矢板製作所 液体吐出容器
WO2019238237A1 (en) * 2018-06-14 2019-12-19 Coster Tecnologie Speciali S.P.A. A manual piston pump for a fluid container
JP2020055542A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 株式会社吉野工業所 泡吐出器

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63193555U (ja) * 1987-05-29 1988-12-13
JPH0594148U (ja) * 1992-05-26 1993-12-21 松浦薬業株式会社 液状または軟エキス状医薬品容器
JPH11278563A (ja) * 1998-03-31 1999-10-12 Yoshino Kogyosho Co Ltd エアゾール容器
JP2000142850A (ja) * 1998-11-16 2000-05-23 Kao Corp 吐出容器及びキャップ
JPWO2003048002A1 (ja) * 2001-11-30 2005-10-27 北村 幸子 定量計量機能を備えたポンプ
JP2012251440A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Yoshino Kogyosho Co Ltd ポンプ装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63193555U (ja) * 1987-05-29 1988-12-13
JPH0594148U (ja) * 1992-05-26 1993-12-21 松浦薬業株式会社 液状または軟エキス状医薬品容器
JPH11278563A (ja) * 1998-03-31 1999-10-12 Yoshino Kogyosho Co Ltd エアゾール容器
JP2000142850A (ja) * 1998-11-16 2000-05-23 Kao Corp 吐出容器及びキャップ
JPWO2003048002A1 (ja) * 2001-11-30 2005-10-27 北村 幸子 定量計量機能を備えたポンプ
JP2012251440A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Yoshino Kogyosho Co Ltd ポンプ装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019034741A (ja) * 2017-08-10 2019-03-07 株式会社矢板製作所 液体吐出容器
WO2019238237A1 (en) * 2018-06-14 2019-12-19 Coster Tecnologie Speciali S.P.A. A manual piston pump for a fluid container
JP2020055542A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 株式会社吉野工業所 泡吐出器
JP7099927B2 (ja) 2018-09-28 2022-07-12 株式会社吉野工業所 泡吐出器

Also Published As

Publication number Publication date
JP6292622B2 (ja) 2018-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6292622B2 (ja) ポンプ操作及び圧搾操作可能な液体吐出容器
JP5371001B2 (ja) 定量式ポンプ
JP6292623B2 (ja) ポンプ操作及び圧搾操作可能な液体吐出容器
JP6128939B2 (ja) 液体吐出器
JP3836312B2 (ja) 液体噴出ポンプ
JP5674150B2 (ja) ポンプユニット並びに正倒立両用噴霧装置
JP6359876B2 (ja) 吐出器
JP6170411B2 (ja) 液体容器装着用ポンプ
JP2006511327A (ja) 流体ディスペンサ装置
JP6147174B2 (ja) 液体容器装着用ポンプ
JP6076175B2 (ja) ポンプ
JP6429265B2 (ja) 液体容器用吐出ポンプ
CN205240242U (zh) 按压泵
JP6397761B2 (ja) 吐出器
JP5777219B2 (ja) 泡吐出器
JP6076190B2 (ja) ポンプ
JP6008446B2 (ja) 泡吐出器
JP5229812B2 (ja) マッサージ機能付スパウト
JP2009240853A (ja) ポンプの押下ヘッド
JP6670678B2 (ja) 蓄圧式吐出器
JP6008449B2 (ja) ディスペンサー
JP5366151B2 (ja) ポンプ
JP6384913B2 (ja) スポイト容器
JP6186247B2 (ja) 液体容器装着用ポンプ
JP5472918B2 (ja) 正倒立噴出可能な液体噴出器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170330

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6292622

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150