JP2020055542A - 泡吐出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】サックバック効率の良い泡吐出器を提供する。【解決手段】 側外方へノズル12を突設するヘッド部材2と、ヘッド部材2の上下動により容器体内の液体を吸い上げて空気と混合させ、混合流体をヘッド部材2側へ圧送する吐出器本体60とを具備し、前記混合流体を泡化してノズルから噴出するとともに噴出後にノズル内の残留物を吸い戻すように構成されている。前記ヘッド部材2は、前記ノズル12の先端に至る内部通路Pを内蔵するノズルヘッド4と、ノズルヘッド4の頂壁6に昇降可能に取り付けられたピストンヘッド30とで形成される。前記ノズルヘッド4は、前記内部通路Pと連通するシリンダ筒部16を頂壁6から立設しており、前記ピストンヘッド30は、裏面から前記シリンダ筒部16内へ上方付勢状態で昇降可能に嵌挿されたピストン38を垂設するとともに、押下げ用の天面Tを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、泡吐出器に関する。
側外方へノズルを突設するノズルヘッドと、
ノズルヘッドの上下動により容器体内の液体を吸い上げるとともに空気と混合させて、混合流体をノズルヘッド側へ圧送するように構成されたポンプとを具備し、前記混合流体を泡化してノズルから噴出するとともに噴出後にノズル内の残留物を吸い戻す(サックバックする)機能を有する泡吐出器であって、
前記ノズルヘッドの内部にポンプからノズルの先端に至る内部通路を有し、ヘッドノズルの頂壁に穿設した連通孔を介して前記内部通路に連通する弾性ドームを、当該頂壁上に取り付けたものが知られている(特許文献1)。
特開2017−132522
特許文献1の泡吐出器は、弾性ドームの変位する空間が広いために、サックバックの効率が良くないという問題があった。
またサックバックするときに弾性ドームに引き込まれた泡が長時間滞留している間に液化し、次の吐出操作に起泡された泡と混ざり合い、泡質が粗くなるという不都合もあった。
本発明の第1の目的は、サックバック効率の良い泡吐出器を提供することである。
本発明の第2の目的は、泡質が良好な泡吐出器を提供することである。
第1の手段は、
側外方へノズル12を突設するヘッド部材2と、
ヘッド部材2の上下動により容器体内の液体を吸い上げるとともに空気と混合させて、混合流体をヘッド部材2側へ圧送するように構成された吐出器本体60とを具備し、
前記混合流体を泡化してノズルから噴出するとともに噴出後にノズル内の残留物を吸い戻す機能を有する泡吐出器であって、
前記ヘッド部材2は、
前記ノズル12を備えるとともに、吐出器本体60からノズル12の先端に至る内部通路Pを内蔵するノズルヘッド4と、
ノズルヘッド4の頂壁6に昇降可能に取り付けられたピストンヘッド30とで形成されており、
前記ノズルヘッド4は、前記内部通路Pと連通するシリンダ筒部16を頂壁6から立設しており、
前記ピストンヘッド30は、裏面側から前記シリンダ筒部16内へ液密にかつ昇降可能に嵌挿されたピストン38を垂設するとともに、押下げ用の天面Tを有しており、
前記ピストンヘッド30の底壁34及びノズルヘッド4の頂壁6の間にピストンヘッド30を上方へ付勢させる弾性付勢手段Bを設けた。
本手段では、図1に示す如く、ノズルヘッド4の頂壁6にピストンヘッド30が昇降可能に取り付けられており、ノズルヘッド4のシリンダ筒部16内にピストンヘッド30のピストン38を昇降可能に嵌合することでサックバックを行うように構成している。従って、サックバックの効率が良く、液体の噴出後に素早くかつ奥まで泡を吸い込むことができる。
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ前記内部通路Pは、吐出器本体60と連続する縦通路部分P1及び縦流路部分からノズル12の先端に至る横通路部分P2からなり、
この横通路部分P2は前記ノズルヘッド4の頂壁6の裏面に沿って形成されており、頂壁6に穿設した連通孔14を介して前記シリンダ筒部16に連続している。
本手段では、図2に示す如く、前記内部通路Pは、吐出器本体60と連続する縦通路部分P1から、ノズルヘッド4の頂壁6の裏面に沿って、ノズル12に連続する横通路部分P2が延びている。また頂壁6に穿設した連通孔14を介して前記シリンダ筒部16に連続している。この構成では、泡を引き込むためのサックバック用流路を連通孔14及びシリンダ筒部16で形成しており、泡が液化して滞留しにくい構造であるから、次回噴出時に起泡された泡と混合して、泡質が劣化するおそれが少ない。
第3の手段は、第1の手段又は第2の手段を有し、かつ前記ピストンヘッド30の昇降を案内する案内筒部9を前記ノズルヘッド4の頂壁6から起立した。
本手段では、図1に示す如く、前記ピストンヘッド30の昇降を案内する案内筒部9を前記ノズルヘッド4の頂壁6から起立したから、たとえ利用者がノズルヘッドを垂直に対してやや傾いた方向に押しても、ピストン38が斜めにぶれることがなく、安定的な昇降操作が可能である。
第4の手段は、第3の手段を有し、かつ前記ピストンヘッド30を、前記案内筒部9内に、底壁34の周辺に形成された嵌合周壁40bを嵌着させたベース部32と、このベース部32の上面を覆う押圧部50とを、ヒンジ部48を介して連結している。
本手段では、図1に示す如く、前記ピストンヘッド30を、前記案内筒部9内に、底壁34の周辺に形成された嵌合周壁40bを嵌着させたベース部32と、このベース部32の上面を覆う押圧部50とを、ヒンジ部48を介して連結している。従って、パーツ数の低減を図ることができる。
第5の手段は、第1の手段から第4の手段のいずれかを有し、かつ前記弾性付勢手段Bを、ピストンヘッド30の底壁34及びノズルヘッド4の頂壁6の一方から一体的に突設されるとともに、他方に圧接させた弾性板部46で形成した。
本手段では、前記弾性付勢手段Bを、ピストンヘッド30の底壁34及びノズルヘッド4の頂壁6の一方から一体的に突設されるとともに、他方に圧接させた弾性板部46で形成している。この構成によれば、部材数を増やすことなく、サックバック機能を実現することができる。
第1の手段に係る発明によれば、ノズルヘッド4のシリンダ筒部16内にピストンヘッド30のピストン38を昇降可能に嵌合することでサックバックを行うから、サックバックの効率が良く、液体の噴出後に素早くかつ奥まで泡を吸い込むことができる。
第2の手段に係る発明によれば、前記内部通路Pは、吐出器本体60と連続する縦通路部分P1からノズル12に連続する横通路部分P2が延びており、この横通路部分P2は前記ノズルヘッド4の頂壁6の裏面に沿って形成されており、頂壁6に穿設した連通孔14を介して前記シリンダ筒部16に連続しており、泡を引き込むためのサックバック用流路を連通孔14及びシリンダ筒部16で形成しているから、次回噴出時の泡の質が劣化するおそれが少ない。
第3の手段に係る発明によれば、前記ピストンヘッド30の昇降を案内する案内筒部9を前記ノズルヘッド4の頂壁6から起立したから、ピストン38が斜めにぶれることがなく、安定的な昇降操作が可能である。
第4の手段に係る発明によれば、前記ピストンヘッド30を、前記案内筒部9内に、底壁34の周辺に形成された嵌合周壁40bを嵌着させたベース部32と、このベース部32の上面を覆う押圧部50とを、ヒンジ部48を介して連結しているから、パーツ数の低減を図ることができる。
第5の手段に係る発明によれば、前記弾性付勢手段Bを、ピストンヘッド30の底壁34及びノズルヘッド4の頂壁6の一方から一体的に突設されるとともに、他方に圧接させた弾性板部46で形成したから、部材数を増やすことなく、サックバック機能を実現することができる。
本発明の泡吐出器の実施形態の縦断面図である。 図1の泡吐出器の要部拡大図である。 図2の泡吐出器のIII-III方向の断面図である。 図1の泡吐出器の吐出作業の第1段階の説明図である。 図1の泡吐出器の吐出作業の第2段階の説明図である。 図1の泡吐出器の吐出作業の第3段階の説明図である。 図1の泡吐出器の吐出作業の第4段階の説明図である。
図1から図7は、本発明の第1実施形態に係る泡吐出器を示している。
この泡吐出器は、ヘッド部材2と吐出器本体60とによって形成されている。
ヘッド部材2は、図1に示す如く、ノズルヘッド4とピストンヘッド30とで構成されている。ヘッド部材2は例えば合成樹脂で形成することができる。
前記ノズルヘッド4は、頂壁6の一部(図示例では中央部)から、吐出器本体60への取付け筒部8を垂設している。また図2に示す如く、頂壁6の外周部から案内筒部9を起立するとともに、この案内筒部9の下端から延長筒部10を下方へ延設している。前記案内筒部9の上端部内面には係止突起9aが周設されている。さらに取付け筒部8及び延長筒部10との間で頂壁6の裏面から取付け筒部8を囲むカバー筒部11を垂下している。
本実施形態では、取付け筒部8の下部内に発砲手段Fが内蔵されている。
前記取付け筒部8の上部からは、前記カバー筒部11及び延長筒部10を貫通してノズル12を前方突出している。このノズル12の筒壁上部は前記頂壁6と連続して形成されている。
なお、本明細書において、図1の左方を“前”と、同図の右方を“後”と称するものとする。
図示例のノズル12は、直線的に前方へ延びるノズル本体12aと、下方へ屈曲する曲がり筒部12bとで形成されている。
取付け筒部8内部で形成する縦通路部分P1と、ノズル12の内部で形成する横通路部分P2とで内部通路Pが形成されている。そして縦通路部分P1の上側の頂壁6部分に連通孔14が開口されている。
この連通孔14の孔縁からは、直筒状のシリンダ筒部16が起立されている。
ピストンヘッド30は、弾性付勢手段Bによって上方へ付勢された状態で、前記ノズルヘッド4の頂壁6に対して昇降自在に取り付けられている。
ピストンヘッド30は、押下げ用の天面Tを有する。
また前記ピストンヘッド30の底壁34から垂下されたピストン38が前記ノズルヘッド4のシリンダ筒部16内へ液密にかつ昇降可能に嵌挿されている。このピストン38の昇降により、ノズル12の先端側から泡を吸い戻すことができる。
前記ピストン38は、図2に示す状態(初期状態)において、前記頂壁6が設けられた高さとの間に挿入代d1を存して、シリンダ筒部16の上部内へ嵌挿されている。
また前記ピストン38の外周面の下部には、シリンダ筒部16の内面を液密に摺接することが可能なシール突条38aが周設されている。
また本実施形態のピストン38は、前記底壁34の中央部から下方突出したボス形状に形成されているが、その構造は適宜変更することができる。
好適な図示例では、図2に示す如く、前記ピストンヘッド30を、ベース部32と押圧部50とをヒンジ部48を介して一体成形している。
前記ベース部32は、前記底壁34の中心部に、2重筒状の環状隆起部36を設けるとともに、この環状隆起部の内筒部分を下方へ延長して有底筒形のピストン38としている。
前記環状隆起部36は、図4に示す通り、下側から前記シリンダ筒部16を差し込むことができるように、シリンダ筒部16の内外径に対応したサイズを有する。
またベース部32の周辺部には、図2に示す如く、2重周壁部40を設けている。
この2重周壁部40は、前記底壁34の周端から起立する起立周壁40aと、起立周壁40aの上端から外下方へ折り返した嵌合周壁40bとからなる。前記嵌合周壁40bは、起立周壁40aより上下に長く形成している。嵌合周壁40bの下端とノズルヘッド4の頂壁6との間には下降代d2をとる。この下降代d2は、前記ピストン38の挿入代d1と同等もしくは短くするとよい。
前記嵌合周壁40bは前記案内筒部9の内面に昇降可能に嵌合させている。
この嵌合周壁40bの下端部外面には、案内筒部9の係止突起9aの下面に対して係止可能な抜止め用突条を周設している。
図示例では、前記2重周壁部40の上端面と前記環状隆起部36の上端面とが同一水平面上で面一になるように設けている。また2重周壁部40の上端面は幅広に形成され、その上端面の幅方向の中間部からは、短筒状の係止リブ42が上方へ突設されている。
また係止リブの内面及び2重周壁部40の上端面の内周部に連続させて、複数の補強部44が周方向全体に等間隔に形成されている(図3参照)。利用者が押圧部50を垂直方向に対して斜めに押したとしても、ベース部32に対して押圧部50が横ずれしないようにするためである。
前記ピストンヘッド30の底壁34とノズルヘッド4の頂壁6との間には、弾性付勢手段Bが設けられている。
本実施形態では、前記環状隆起部36と2重周壁部40との間の底壁部分に型抜き孔45を穿設するとともに、前記弾性付勢手段Bとして、上方から見て、その型抜き孔45の輪郭から外れないように型抜き孔45の縁部の一部(基端部e1)から斜め下方へ突設する弾性板部46を、板バネとして設け、この弾性板部46の先端部e2を、前記ノズルヘッド4の頂壁6に圧接させている(図2参照)。こうすることにより、金型成形により、弾性板部46を含むピストンヘッド30の構造を一体成形することができる。
もっとも型抜き孔を省略してピストンヘッド30の底壁34から弾性板部を斜め下方へ突設した構成、及び、ノズルヘッド4の頂壁6から斜め上方へ弾性板部を突設した構成も本発明の技術的範囲に含まれる。
また弾性付勢手段Bは、ピストンヘッド30の底壁34とノズルヘッド4の頂壁6との間に作用する板バネとしての機能を有するならばどのような構造でもよく、例えば螺旋状等の弾性体であってもよい。また弾性付勢手段Bは、ピストンヘッド30とノズルヘッド4と別体の弾性体であっても構わない。
図示例では、図3に示す如く、ピストンヘッド30の底壁34に扇形の一対の型抜き孔45を開口し、これら型抜き孔45の対応する縁部から周方向同一向きに一対の弾性板部46を突設している。こうすることで、弾性板部46の撓み変形により、ピストンヘッド30を安定的に昇降させることができる。これによってサックバック作用が達成できる。
もっとも弾性板部並びに型抜き孔の数及び形状は適宜変更することができる。特に、弾性板部46の数や厚みの設定により、ピストン38の上下の作動とサックバック用シリンダ筒部16との抵抗の関係を微調整することができ、設計上有利である。
ピストンヘッド30の底壁34及びノズルヘッド4の頂壁6のうちの一方壁部から突出させた弾性板部の先端部e2が、他方壁部に設けたストッパ(図示せず)と突き当たる構造を採用してもよい。こうすることで、弾性板部の変形量を規制することができ、弾性板部の弾性力の大きさを調整することができる。前記ストッパは他方壁部から突設する凸状ストッパでもよく、また弾性板部の先端部が嵌挿される凹状ストッパ(ストッパ溝)としてもよい。
なお、本実施形態では、弾性板部46の弾性力が後述の作動部材63のコイルスプリング(図示せず)の弾性力より弱くなるように設計している。
なお、サックバック機能を実現するために、既述の特許文献1の弾性ドームの変形例として、例えばノズルヘッド4の頂面に付設する押下げ用ドームの一部を薄肉の蛇腹部に形成する構成が考えられる。しかしながら、それでは蛇腹部が破損して泡が外部に漏れてしまう可能性がある。本実施形態では、撓み変形可能な弾性板部46をピストンヘッドの下面から突設しているので、変形箇所が破損する可能性が低く、かつ仮に破損しても外部に泡が漏れることがない。
前記押圧部50は、本実施形態において、上面を押圧用の天面Tとする押圧板の周端部を、ヒンジ部48を介して前記ベース部32の上面の端部に連結している。これらベース部32及び押圧部50は、展開状態で一体的に金型成形し、そして図1に示す如く、押圧部50をベース部32の上に重ねるように形成されており、これにより部材数を削減することができる。
もっともこれらの構造は適宜変更することができ、押圧部50とベース部32とを別体に成形したものも、本発明の技術的範囲から除外されない。
図示例では、図2に示す如く、上方へ膨出された押圧板51の周端から係合リング52を垂下し、この係合リング52を前記係止リブ42の外周に嵌合させている。
吐出器本体60は、従来公知の構成であり、前記ヘッド部材2と連結され、吐出器本体60に対するヘッド部材2の上下動により、容器体100から液体を吸い上げ、空気と混合させて、混合流体をヘッド部材2側へ圧送することが可能であればどのような構成でも良い。
好適な一実施例として、本実施形態の吐出器本体60は、装着部材62と、ポンプシリンダ66と、作動部材63とを具備している。
前記装着部材62は、容器体100の口頸部へ嵌合するための装着筒部62aから内向きフランジを介してガイド筒部62bを起立している。このガイド筒部62bは、後述のステム64の昇降を案内する。またステム64とガイド筒部62bとの間、或いは、口頸部と装着筒部62aとの間には、図示しない外気導入路を設ける。
前記ポンプシリンダ66は、前記装着部材62から垂下される大経のエア用シリンダ66aから垂下された小径の液体用シリンダ66bを有し、この液体用シリンダ66bの下端より取付け筒部68を垂設している。この取付け筒部内には吸上げパイプ70の上端部が嵌合されている。
作動部材63は、図1に示すステム64と、図示しないエア用ピストン及び液体用ピストンとを含み、そのステム64の上端部に前記取付け筒部8の下部に嵌着されている。
前記ステム64は、前記ガイド筒部62bの内部を介してポンプシリンダ66内に挿入されている。このステム64の下端部には、液体用シリンダ66b内を摺動する液体用ピストンが嵌合されており、ステム64の上下方向の中間部外面には、エア用シリンダ66a内を摺動するエアピストンが上下動可能に連係されている。前記液体用ピストンとポンプシリンダの下部との間には、コイルスプリング(図示せず)が介装されており、作動部材63を上方へ付勢している。
この作動部材がポンプシリンダ66に対して下降することで、液体用ピストン及びエアピストンが下降し、液体用シリンダ66b内の液体及びエア用シリンダ66a内の空気がそれぞれ逆止弁(図示せず)を介してステム64の上半部側へ送り出されて、この上半部内の合流点で混合し、この混合流体が取付け筒部8内へ圧送される。
図示例では取付け筒部内に配置された発泡手段Fで混合流体が泡化される。もっとも発泡手段Fは、吐出器本体60内に配置しても良い。
また、前記作動部材63がポンプシリンダ66に対して上昇することで、容器体100内の液体が別の逆止弁(図示せず)を介して液体用シリンダ66b内へ吸い上げられ、さらに外気が外気導入弁(図示せず)を介してエア用シリンダ66a内へ吸引される。
前記構成において、図1の状態から、図4に示す如く、ピストンヘッド30の天面Tを押し下げると、弾性板部46の撓み変形により、ピストンヘッド30がノズルヘッド4に対して下降する。これにより、ピストンヘッド30のピストン38がノズルヘッド4のシリンダ筒部16の奥まで挿入される。このとき、嵌合周壁40bが案内筒部9の内面に沿って摺動するので、ピストンヘッド30を安定的に下降させることができる。
特に前述の蛇腹式の操作部(ドーム)のように斜めに圧縮され得る構成と比較して、安定した操作が可能となる。
また弾性板部46は、撓み変形するものであり、割れるなどの心配が少ない。
図1から図4の状態に至る段階の前までは、未だ作動部材63及びノズルヘッド4は下降していない。
図4の状態になると、前記嵌合周壁40bの下端部がノズルヘッド4の頂壁6に当接し、この状態からさらに天面Tを押し下げると、図5に示すように、ピストンヘッド30とノズルヘッド4とが同図に表れない作動部材63とともに下降し、これにより泡が内部通路Pを介してノズル12の先端から吐出される。
前記押下を開放すると、図6に示す如く、作動部材63のコイルスプリングの弾性復元により、作動部材63とノズルヘッド4とピストンヘッド30とがともに上昇する。これによりノズルからの泡の吐出が停止するとともに、容器体100の液体が液体用シリンダ66bに吸引され、また外気がエア用シリンダ66a内へ導入される。
次に、弾性板部46の弾性復元により、図6から図7に示す如く、ピストンヘッド30がノズルヘッド4に対して上昇する。これにより、ピストン38がシリンダ筒部16内を上昇するので、ノズル12側から泡が吸い戻される。
従ってノズル12の先端部からの液だれなどが防止される。
またサックバック用流路を連通孔14及びシリンダ筒部16で形成しているので、従来技術の弾性ドームのように引き込まれた泡が液化して滞留する場所が殆どないので、次回噴出時に泡質が悪くなることがない。
特に図示例のように、シリンダ筒部16が縦通路部分P1の真上に配置した構成では、仮にシリンダ筒部16内で泡が液化することがあったとしても、当該液体は縦通路部分を通って発泡手段Fの下方へ戻るので、次回噴出時に起泡した泡に液体が混合するということが起こりにくい。
2…ヘッド部材 4…ノズルヘッド 6…頂壁 8…取付け筒部
9…案内筒部 9a…係止突起 10…延長筒部 11…カバー筒部
12…ノズル 12a…ノズル本体 12b…曲がり筒部
14…連通孔 16…シリンダ筒部 16a…第1抜止め凸部
30…ピストンヘッド 32…ベース部 34…底壁 36…環状隆起部
38…ピストン 38a…シール突条
40…2重周壁部 40a…起立周壁 40b…嵌合周壁
42…係止リブ 44…補強部 45…型抜き孔 46…弾性板部
48…ヒンジ部 50…押圧部 51…押圧板 52…係合リング
60…吐出器本体 62…装着部材 62a…装着筒部 62b…ガイド筒部
63…作動部材 64…ステム 66…ポンプシリンダ 66a…エア用シリンダ
66b…液体用シリンダ 68…取付け筒部 70…吸上げパイプ
100…容器体
B…弾性付勢手段 d1…挿入代 d2…下降代
e1…基端部 e2…先端部 F…発泡手段
P…内部通路 P1…縦通路部分 P2…横通路部分 T…天面

Claims (5)

  1. 側外方へノズル(12)を突設するヘッド部材(2)と、
    ヘッド部材(2)の上下動により容器体内の液体を吸い上げるとともに空気と混合させて、混合流体をヘッド部材(2)側へ圧送するように構成された吐出器本体(60)とを具備し、
    前記混合流体を泡化してノズルから噴出するとともに噴出後にノズル内の残留物を吸い戻す機能を有する泡吐出器であって、
    前記ヘッド部材(2)は、
    前記ノズル(12)を備えるとともに、吐出器本体(60)からノズル(12)の先端に至る内部通路(P)を内蔵するノズルヘッド(4)と、
    ノズルヘッド(4)の頂壁(6)に昇降可能に取り付けられたピストンヘッド(30)とで形成されており、
    前記ノズルヘッド(4)は、前記内部通路(P)と連通するシリンダ筒部(16)を頂壁(6)から立設しており、
    前記ピストンヘッド(30)は、裏面側から前記シリンダ筒部(16)内へ液密にかつ昇降可能に嵌挿されたピストン(38)を垂設するとともに、押下げ用の天面(T)を有しており、
    前記ピストンヘッド(30)の底壁(34)及びノズルヘッド(4)の頂壁(6)の間にピストンヘッド(30)を上方へ付勢させる弾性付勢手段(B)を設けたことを特徴とする、泡吐出器。
  2. 前記内部通路(P)は、吐出器本体(60)と連続する縦通路部分(P1)及び縦流路部分からノズル(12)の先端に至る横通路部分(P2)からなり、
    この横通路部分(P2)は前記ノズルヘッド(4)の頂壁(6)の裏面に沿って形成されており、頂壁(6)に穿設した連通孔(14)を介して前記シリンダ筒部(16)に連続していることを特徴とする、請求項1に記載の泡吐出器。
  3. 前記ピストンヘッド(30)の昇降を案内する案内筒部(9)を前記ノズルヘッド(4)の頂壁(6)から起立したことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の泡吐出器。
  4. 前記ピストンヘッド(30)を、前記案内筒部(9)内に、底壁(34)の周辺に形成された嵌合周壁(40b)を嵌着させたベース部(32)と、このベース部(32)の上面を覆う押圧部(50)とを、ヒンジ部(48)を介して連結していることを特徴とする、請求項3に記載の泡吐出器。
  5. 前記弾性付勢手段(B)を、ピストンヘッド(30)の底壁(34)及びノズルヘッド(4)の頂壁(6)の一方から一体的に突設されるとともに、他方に圧接させた弾性板部(46)で形成したことを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれかに記載の泡吐出器。
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