JP2017013853A - レバー式吐出器 - Google Patents

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鈴木 一男
Kazuo Suzuki
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Abstract

【課題】テコ作用による押し圧の軽減を十分に実現しつつ、使い勝手のよいレバー式吐出器を提供する。【解決手段】容器体2の口頸部8へ装着可能な装着部材14からシリンダ16を垂下し、シリンダ内へ作動部材26の下半部を上方付勢状態で昇降可能に挿入するとともに、作動部材26のノズルヘッド36からノズル筒46を前側へ突出してなる吐出器本体12と、上記装着部材14よりノズルヘッド36の後側へ起立させた支持体52を有し、この支持体52の上端からヒンジ部60を介してレバー62を一体的に前方突出するとともに、このレバー62の長手中間部を、上記ノズルヘッド36の上面を覆う蓋兼用の押圧部68に形成したテコ部材50とを具備する。レバー62の先部64を下げると押圧部68がノズルヘッド36を押し下げる。【選択図】図1

Description

本発明は、レバー式吐出器に関する。
容器体の口頸部に吐出器を装着したスプレーポンプ付き容器が知られている(特許文献1)。この吐出器は、容器体の口頸部へ装着筒部を介して装着され、前面に吐出孔を開口した押下げ用のノズルヘッドを上部に有する吐出器本体と、装着筒部の後部から起立壁部を介して二股状に分かれてノズルヘッドの前上方へ傾斜して延びる左右一対の支持腕を設け、これら支持腕の上端に、ノズルヘッドの上面を覆う蓋状の押さえ板部の前端をヒンジ連結し、押さえ板部を介してノズルヘッドを押し下げることが可能に押圧操作体とを有している。
特許3517016号
上記特許文献1の容器の押圧操作体は、ヒンジを支点とする梃子作用を利用して蓋状の押さえ板部を介してノズルヘッドを押し下げるようにしている。しかしながら、支点であるヒンジがノズルヘッドの前面側(吐出孔を開口した側)にあるため、吐出孔からスプレーされる液体が押圧操作体に付着しないように支点位置を設定する必要があり、梃子としての性能を設計する際に制約があった。故にさまざまな用途・使用態様に対応して、十分な性能、良好な使用感を実現することが難しかった。
本発明の第1の目的は、テコ作用による押し圧の軽減を十分に実現しつつ、使い勝手のよいレバー式吐出器を提供することである。
本発明の第2の目的は、場合に応じて複数種類の使い分けができるレバー式吐出器を提供することである。
本発明の第3の目的は、用途に合わせて適正な使用性能を発揮できるレバー式吐出器を提供することである。
第1の手段は、レバー式吐出器であり、
容器体2の口頸部8へ装着可能な装着部材14からシリンダ16を垂下し、シリンダ16内へ作動部材26の下半部を上方付勢状態で昇降可能に挿入するとともに、作動部材26のノズルヘッド36からノズル筒46を前側へ突出してなり、作動部材26の上下動により容器体2内の液体をシリンダ16内へ吸上げてノズル筒46から吐出するように構成した吐出器本体12と、
上記装着部材14よりノズルヘッド36の後側へ起立させた支持体52を有し、この支持体52の上端からヒンジ部60を介してレバー62を一体的に前方突出するとともに、このレバー62の長手中間部を、上記ノズルヘッド36の上面を覆う蓋兼用の押圧部68に形成したテコ部材50と、
を具備し、上記レバー62の先部64を操作すると、上記押圧部68がノズルヘッド36を押し下げるように構成した。
本手段では、図1、図6、図10に示す如く、装着部材14よりノズルヘッド36の後側(ノズル筒と反対側)へ起立させた支持体52の上端からヒンジ部60を介してレバー62を一体的に前方突出している。このレバー62の長手中間部を、上記ノズルヘッド36の上面を覆う蓋兼用の押圧部68に形成しているので、梃子の原理を利用して押し圧を軽減できるとともに、バランスよくノズルヘッドを押し下げることができる。
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ
支持体52は、上記装着部材14の後部側より、ノズル筒46の突出箇所と反対に後方へ傾斜して起立しており、この支持体52の上端のヒンジ部60からノズルヘッド36の前方へレバー62を突出している。
本手段では、図1、図6、図10に示すように、装着部材14の後部側より後方へ傾斜させて起立した支持体52の上端のヒンジ部60から、ノズルヘッド36の前方へレバー62を突出している。すなわち、本願の支持体は、特許文献1の支持腕とは逆に、ノズル筒を設けた箇所から離れるように傾斜している。従ってノズル筒からの液体の噴出範囲によりヒンジ部の位置が制限されることがない。レバー62を操作すると、押圧部68はヒンジ部60を中心とする円弧状を移動するので、ヒンジ部60と距離が近い場合には、押下げ幅を大きく設計したときにノズルヘッド36の押し下げ方向にブレなどを生ずる可能性がある。しかしながら、本手段の構成では、装着部材14の後部から支持体52を後方へ傾斜させているので、ヒンジ部60から押圧部68の距離を適当に確保できる。
第3の手段は、第1の手段又は第2の手段を有し、かつ
上記レバー62は、ヒンジ部60を中心とする回動により後方側への展開状態とすることが可能に形成した。
本手段では、図5、図9、図14に示すように、レバー62を、ヒンジ部60を中心とする回動により後方側へ展開させることができ、展開状態でノズルヘッド36を指で直接押し下げることができる。
第4の手段は、第1の手段から第3の手段のいずれかを有し、かつ
上記テコ部材50は、ノズルヘッド36の上にレバー62を被せた状態で、上記装着部材14の後部側へ着脱自在に取り付け可能な取付部54を有し、この取付部54から上記支持体52を起立させた。
本手段では、図1又は図10に示すように、テコ部材50は、上記装着部材14の後部側へ着脱自在に取り付け可能な取付部54を有している。そしてノズルヘッド36の上にレバー62を被せるように取り付けるだけで、使用できるようにしている。
第5の手段は、第1の手段から第4の手段のいずれかを有し、かつ
上記レバー62の先部64が、ノズル筒46の上側を覆っているとともに、ノズル筒46とレバー62の先部64との間に、レバー操作によりノズル筒46がレバー62の先部64と接触しないように空隙を設けている。
本手段では、図1に示すように、上記レバー62の先部64が、ノズル筒46の上側を覆っており、埃などの付着を防止している。またノズル筒46とレバー62の先部64との間に、空隙を存して設けているので、レバー操作によりノズル筒46がレバー62の先部64と接触してノズル筒46の向きが変わることがない。
第6の手段は、第1の手段から第4の手段のいずれかを有し、かつ
上記レバー62の先部64が、ノズル筒46の上側を覆っているとともに、上記ノズル筒46を柔軟なチューブとして、上記レバー62の先部64の裏面側に取り付けている。
本手段では、図6に示すように、上記ノズル筒46を柔軟なチューブとしたので、レバーの形状になじみ易く、レバー62の先部64とノズル筒46とが一体的に動く。この場合、ノズル筒46の先端開口(ノズル孔)の位置を把握し易い。図示例の場合には、真下に液体を吐出する場合に好適である。
第7の手段は、第1の手段から第4の手段のいずれかを有し、かつ
上記レバー62の先部64のうち少なくとも押圧部68寄りの部分を、押圧部68から前下方へ傾斜させて、この傾斜箇所に長手方向に延びる挿通スリット78を形成し、この挿通スリット78を通ってノズル筒46を前方突出することで、ノズル筒46の前端部がレバー62の先部64より上側に位置するように設けている。
本手段は、図10及び図11に示すように、レバー62の先部64の押圧部68寄りの部分を傾斜させて、傾斜箇所を長手方向に延びる挿通スリット78を通ってノズル筒46を前方突出している。この場合に、ノズル筒46の前端部がレバー62の先部64より上側に位置する。従って前方の比較的遠い場所に突出しようとする場合に適している。
第1の手段に係る発明によれば、レバー62を含むテコ部材50を吐出器本体12をノズルヘッド36へ取り付けるだけで使用できるので、使い勝手がよく、レバー62の長手方向中間部を蓋兼用の押圧部68としたから、吐出操作に必要な押し圧を軽減できる。
また支持体52を装着部材14の後側(ノズル筒と反対側)へ起立したから、ノズル筒からの吐出液体の向きに左右されずにレバー62の構成を設計できる。
第2の手段に係る発明によれば、装着部材14の後部側より後方へ傾斜させて起立した支持体52の上端のヒンジ部60から、ノズルヘッド36の前方へレバー62を突出しているから、ノズルヘッド36を、ブレなどを生じずに的確に押し下げることができる。
第3の手段に係る発明によれば、レバー62を後方へ展開することにより、ノズルヘッド36を直接押圧して液体を吐出する使用態様も可能となる。
第4の手段に係る発明によれば、既存の吐出器のノズルヘッド36の上にレバー62を被せるように取り付けるだけで使用できるので、便利である。
第5の手段又は第6の手段に係る発明によれば、レバー62の先部がノズル筒46の上側を覆っているので、ノズル筒46に埃などが付着し難い。
また第5の手段によれば、上記ノズル筒46とレバー62の先部64との間に空隙を設けて、レバー操作によりノズル筒46がレバー62の先部64と接触しないようにしたから、当該接触によりノズル筒46の向きが変わることがなく、テコ部材がないときに近い使用特性が得られる。
第6の手段に係る発明によれば、上記ノズル筒46を柔軟なチューブとしたので、レバー62の先部64とノズル筒46とが一体的に動くので、ノズル孔の位置を把握し易い。
第7の手段に係る発明によれば、上記レバー先部64のうち押圧部68から前下方への傾斜板部に形成した挿通スリット78を通って、ノズル筒46を前方突出したから、レバーに邪魔されずに前方へ液体を突出できる。
本発明の第1実施形態に係るレバー式吐出器を含む吐出容器で側方から見た断面図である。 図1の吐出容器の要部の背面図である。 図1の吐出容器の容器体の底面図である。 図1の吐出容器のテコ部材展開状態での平面図である。 図4の吐出容器の側面図である。 本発明の第2実施形態に係るレバー式吐出器を含む吐出容器の側方から見た断面図ある。 図6の吐出容器の要部の背面図である。 図6の吐出容器のテコ部材展開状態での平面図である。 図8の吐出容器の側面図である。 本発明の第3実施形態に係るレバー式吐出器を含む吐出容器の側方から見た断面図ある。 図10の吐出容器の要部の正面図である。 図10の吐出容器の要部の背面図である。 図10の吐出容器のテコ部材展開状態での平面図である。 図13の吐出容器の側面図である。
図1から図5は、本発明の第1実施形態に係るレバー式吐出器を容器体に適用した例を示している。この吐出容器は、容器体2と、レバー式吐出器10とで構成されている。これらの部材は、例えば合成樹脂や金属で形成することができる。なお、本明細書においては、便宜的に、後述のノズル筒を設ける側(図1の左側)を前側、反対側(同図の右側)を後側といい、前後方向と直交する向きを左右方向とする。
容器体2は、底壁3の外周部に下面を連結した胴部4を有し、胴部4の上端から肩部6を介して口頸部8を起立している。
容器体の底面Bには、容器体を載置する面(以下載置面という)に対する滑り止め手段Nを設ける。滑り止め手段は、本実施形態では、他物に対する着脱を繰り返すことが可能な粘着作用を有する印刷部としており、容器体の底面へ印刷するだけでよいので、製作が容易である。商品流通段階では上記印刷物を覆う剥離紙を設け、利用者が使用する段階で剥離紙を除去するようにしてもよい。もっとも滑り止め手段Nの構成は、適宜変更することができる。このように容器体の底面に載置面との滑り止め手段Nを形成した場合には、載置面に容器体2を置いた状態でレバー62を操作しても容器体2が滑ることがなく、使用態様の自由度が増す。
また図示例では、図1に示す如く底面Bの中央部を上方への弯曲面として残りの外周部に滑り止め手段Nである印刷部を形成している。図3に示す通り、複数の印刷部を周方向に等間隔に離して形成すると好適である。
レバー式吐出器10は、吐出器本体12と、テコ部材50とで構成されている。
上記吐出器本体12は、図1に示す如く、装着部材14と、シリンダ16と、抜止め部材20と、ポペット弁体22と、作動部材26と、スペーサ34とで形成している。これら各部材は、特に断らない限り合成樹脂や金属で成形することができる。
装着部材14は、容器体口頸部への嵌合用の装着筒部14aの上端から内向きフランジ14bを介して案内筒部14cを起立しているが、その構造は適宜変更することができる。
シリンダ16は、その周壁の上部に鍔部16aを有し、周壁の下部にテーパ状部16bを形成するとともに、このテーパ状部から一体的に取付筒部16dを垂下している。この取付筒部16dに吸上げパイプ18の上部を嵌合している。また周壁の下部内面からは、後述のコイルスプリングの下端を係止するための上向き段部を有する複数の係止リブ16cを周方向に間隔を存して内方突出している。上記鍔部16aの下面にはパッキンPを付設している。
抜止め部材20は、シリンダ16の内面上部に嵌合されており、後述の筒状ピストン30に当接して抜け止めをすることが可能に設ける。
ポペット弁体22は、棒状の部材であり、下部の外面から側外方へフィン24を突出している。このポペット弁体22は、シリンダ16の下部内から上方へ延びており、後述のシール片で昇降可能にかつ垂直に支持されている。この支持状態でポペット弁体22の下端部はテーパ状部16bで形成する弁座と対峙しており、これら下端部と弁座とで第1逆止弁V1が形成されている。上記ポペット弁体22のフィン24は、上記係止リブ16c同士の間隙内に挿入している。
作動部材26は、ピストンガイド28と筒状ピストン30とステム32とノズルヘッド36とで構成している。
上記ピストンガイド28は、縦筒部28aの下部内面に付設した環状のシール片28dと、縦筒部28aの下部外面から突出した鍔状の弁座用壁部28cとを有する。この弁座用壁部28cと係止リブ16cの上向き段部との間にはコイルスプリングSが介装されている。上記縦筒部の下部には連通孔28b(横孔)を開口している。上記シール片28dはポペット弁体22の外周に接している。
上記筒状ピストン30は、図示例において、図1に示す通り、内周壁部30bと外周壁部30aとからなる2重筒状であり、内周壁部30b及び外周壁部30aの各上下方向中間部で連続している。外周壁部30aの上下両部分は先端大径のスカート状部として、シリンダ16の内面に摺動可能に嵌合している。上記内周壁部30bの下部は上記弁座用壁部28cに着座可能に形成しており、これら内周壁部30bの下部分と弁座用壁部28cとで第2逆止弁V2が形成されている。また上記内周壁部30bの上部分は後述のステム32の大径筒部32a内面に液密にかつ摺動可能に嵌合させている。
上記ステム32は、上記ピストンガイド28の筒壁上部に嵌合させて、シリンダ16の上方へ起立している。図示例ではステム32の下部を大径筒部32aとしている。
上記ノズルヘッド36は上記ステム32の上部に取り付けている。図示例ではノズルヘッド36の頂壁部38の外周部から小径の連結筒部40及び大径のヘッド周壁42を2重筒状に垂下している。もっともこうした構造は適宜変更することができる。その連結筒部40内には、頂壁部38との間に一定の間隙を存して上記ステム32の上部に嵌着している。上記連結筒部40の上部からは、ヘッド周壁42の上部を貫通してノズル筒46を前方へ突出している。
スペーサ34は、後側を切開した平面視C字形の弾性的な嵌着壁部34aと、この嵌着壁部34aの前面から突出する摘み部34bとで形成されている。嵌着壁部34aは、内向きフランジ14bの上面とヘッド周壁42との間で上記案内筒部14cの外面に嵌合することができ、この嵌合状態でノズルヘッド36を押し下げようとすると、ヘッド周壁42の下端と当接して、ノズルヘッド36の押し下げを阻止するように形成されている。
ここで吐出器本体12の作用を説明すると、当該本体を容器体の口頸部に装着し、スペーサ34を外して、ノズルヘッド36を押し下げると、ピストンガイド28が筒状ピストン30に対して下降して第2逆止弁V2が開き、かつピストンガイド28とともにポペット弁体22が下降して第1逆止弁V1が閉じる。これにより、ポンプ室(弁座用壁部28cの下面とシリンダ16の下部との間の空間をいう)から、弁座用壁部28c及びシリンダ16の間の隙間を通り、連通孔28bとステム32とを経てノズル筒46外方へ吐出される。
上記ノズルヘッド36の押下げを解放すると、ピストンガイド28はコイルスプリングSにより押し上げられ、かつポペット弁体22もシール片28dとの摩擦により引き上げられる。これにより第1逆止弁V1が開く。ポペット弁体22は、フィン24がコイルスプリングSの下端に接すると上昇を停止する。ステム32はさらにピストンガイド28とともに上昇し、他方、筒状ピストン30はこの時点では上昇しないため、第2逆止弁V2が閉じる。
テコ部材50は、図1に示す如く、支持体52と、レバー62とで構成される。
上記支持体52は、上記装着筒部14aの後側に取り付けた取付部54から支持腕56を起立させてなる。取付部54は、上記装着筒部14aを後側から抱持できるように、前側を切開した平面視C字形の取付壁部54aを有し、この取付壁部54aの上下両端から装着筒部14aの下端に当接する下挟持板部54b及び内向きフランジ14bに当接する上挟持板部54cを延設している。上記取付壁部54aの前側には、上記下挟持板部54b及び上挟持板部54cとの隣接箇所に位置して、取付壁部54aの拡開変形を容易とする切溝54dを穿設している(第3実施形態の図10を参照)。
上記支持腕56は、上記取付部54の後部から後上方へ斜めに起立している。これにより、ヒンジ部60から押圧部68までの距離を大きくとることができるので、押圧部68はヒンジ部60を中心とする大きな仮想円弧(図示せず)に沿って移動する。従って押圧部68はノズルヘッド36をより真っ直ぐに押し下げることができる。図示の支持腕56は、背板部56aの両端から前方へ左右一対の側板部56bを突出してなる。しかしながら支持腕56の構造は適宜変更することができる。
上記支持腕56の上端部は、ヒンジ部60を介してレバー62に連結している。本実施形態のヒンジ部60は、左右両側のヒンジ58と、両ヒンジの間の弾性板59とで構成している。これにより、後述のレバー62を図5に示すように後方へ展開することができ、かつこの展開状態でレバー62を支えることができる。ヒンジ部の構造は適宜変更することができる。
上記レバー62は、前後方向に長く、上記ヒンジ部60からノズルヘッド36よりも前方へ突設している。図示のレバー62は、図1に示すように前後に長い天板部62aの外周部から周壁部62bを垂下してなるが、この構造は適宜変更することができる。レバー62の長さや周壁部62bの上下幅は、ノズル筒46からの吐出液体がレバー62に触れないように設計する。
本明細書では、上記レバー62のうちヒンジ部60から遠い側を先部64、ヒンジ部60に近い側を基部66と称する。先部64と基部66との間の長手方向中間部は、ノズルヘッド36の頂壁部38を覆う蓋兼用の押圧部68とする。
本実施形態では、押圧部68を、レバーの展開状態を表す図4に示す如く、レバー62の残りの部分に比べて幅広の円形部分とし、押圧部68の外周からノズルヘッド36の周囲へ、下方から見てC字形の補助壁部72を垂下している。レバーの長手方向中間部では、上記周壁部62bが補助壁部72に連続している。
また図示例では、基部66の裏面に周壁部62bの左右両部と連続する補強リブ67を形成している。
また上記押圧部68の裏面からは、前後方向に向けた押圧板部70を垂下している。図示例では、図4に示すように左右一対の押圧板部70を設け、各押圧板部70は左右側方から見て半円形状に形成しているが、その構造は適宜変更することができる。
またノズル筒46とレバー62の先部64との間には、レバー操作によりノズル筒46がレバー62の先部64と接触しないように空隙を設ける。
上記構成において、レバー62の先部64を押し下げると、ヒンジ部60を中心としてレバー62が回動し、押圧板部70がノズルヘッド36の頂壁部38を押し下げる。これにより吐出器本体12の作動部材26が下降してノズル筒46から液体が吐出される。上記レバー62の押し下げを解放すると、コイルスプリングSの復元力により、作動部材26が上昇して、容器体内からシリンダ16内へ液体が吸い上げられる。
なお、容器体2の底面Bに滑り止め手段Nを設けているから、容器体を手で支えずに机の天板などの載置面に置いた状態でレバー62を操作しても、容器体が滑ることがない。
またレバー62を展開状態として、ノズルヘッド36を直接指で押し下げ操作して使用することもできる。
以下、本発明の他の実施形態について説明する。これらの説明において第1実施形態と同じ構成については解説を省略する。
図6から図9は、本発明の第2実施形態に係る吐出容器を示している。本実施形態では、ノズルヘッド36及びレバー62の構造、支持体52の構造、滑り止め手段Nの構造が、第1実施形態と異なる。
まず本実施形態では、ノズル筒46を、ノズルヘッド36の本体と別体である軟材質のチューブとして形成して、ノズルヘッド36の本体に連結している。ノズル筒46は軟材質(例えばエラストマー等)なので、変形し易くレバー62となじんで下方へ押圧し易い構造となっている。またノズルヘッド36は、連結筒部を省略することで全体として小外径に形成し、ヘッド周壁42の下部内にステム32の上部を嵌合させている。ヘッド周壁42の上部を、上記下部に対して小径部42aとし、この小径部42aから前方へ取付筒部43を突設する。そしてこの取付筒部43の外面にノズル筒46の一端部を液密に嵌着するとともに、ノズル筒46の他端部側を、上記レバー62の先部64内に係止させている。好適な図示例では、レバー62の先部64を把持する手に、ノズル筒46から吐出される液体が付着することを回避するために、図8に示す如く、先部64から左右両側へ突出する指掛け片65を突出している。
好適な図示例では、レバー62の先部64において、天板部62aから、図8に示す如く、相互にノズル筒46の外径相当の間隙をあけて左右一対の係止板63を、前後方向に対して平行に垂下し、これら係止板63の対向面の下部に係止片63aを付設している。これら係止板63の間に挿入したノズル筒46の他端部を、図6に示すように、下側から上記係止片63aで支えるように形成している。ノズル筒46の他端部の開口面は斜め下向きに向けている。上記レバー62の天板部62aには、上記係止片63aの上方にそれぞれ位置させて、一対の透孔80を開口している。これら透孔はレバーを金型成形するために必要なものである。
また本実施形態では、レバー62の押圧部68において、周壁部62bに対して上記ノズルヘッド36のヘッド周壁42を係止させている。図示例では、ノズルヘッド36の小径部42aから側方から見て円形の左右一対の係合凸部44を突設し、これら係合凸部44を、周壁部62b内面に形成した係合凹部74内へ枢着させている。しかしながら周壁部62b側に係合凸部を、ノズルヘッド側に係合凹部を設けても構わない。図示の周壁部62bには、図9に示す如く、U字状リブ76aと横リブ76bとからなる軸受部76を形成し、これらU字状リブ76Aと横リブ76bとで囲まれる空間に係合凹部74を形成している。
また本実施形態では、第1実施形態における取付部を省略して、支持腕56を装着筒部14aの後部から直接立設させている。またスペーサも省略されている。
さらに本実施形態では、滑り止め手段Nとして、吸盤式の滑り止め部材を採用している。この部材は、容器体の底面B外周部に接着した吸盤固定部9aから下外方へ吸盤本体9bを突出してなる。
図10から図14は、本発明の第3実施形態に係る吐出容器を示している。本実施形態では、レバー62の形状が第1実施形態と異なる。すなわち、図10に示すレバー62の先部64は、押圧部68から前下方へ向かう第1傾斜板部64aを含み、図11に示す如く、この第1傾斜板部64aの巾方向中間部に長手方向へ延びる挿通スリット78を形成して、この挿通スリット78を通ってノズル筒46を前方へ突出している。この構成では、前の実施形態に比べて前方のより遠い箇所へ突出したい場合に好適である。本実施形態では、上記第1傾斜板部64aの前端から前上方へ延びる第2傾斜板部64bを突出しており、この第2傾斜板部64bを把持してレバーを操作できるようにしている。
2…容器体 3…底壁 4…胴部 6…肩部 8…口頸部
9a…吸盤固定部 9b…吸盤本体
10…レバー式吐出器 12…吐出器本体
14…装着部材 14a…装着筒部 14b…内向きフランジ
14c…案内筒部
16…シリンダ 16a…鍔部 16b…テーパ状部 16c…係止リブ
16d…取付筒部
18…吸上げパイプ 20…抜止め部材 22…ポペット弁体 24…フィン
26…作動部材 28…ピストンガイド 28a…縦筒部 28b…連通孔
28c…弁座用壁部 28d…シール片
30…筒状ピストン 30a…外周壁部 30b…内周壁部
32…ステム 32a…大径筒部
34…スペーサ 34a…嵌着壁部 34b…摘み部
36…ノズルヘッド 38…頂壁部 40…連結筒部
42…ヘッド周壁 42a…小径部
43…取付筒部 44…係合凸部
46…ノズル筒
50…テコ部材 52…支持体
54…取付部 54a…取付壁部 54b…下挟持板部
54c…上挟持板部 54d…切溝
56…支持腕 56a…背板部 56b…側板部
58…ヒンジ 59…弾性板 60…ヒンジ部
62…レバー 62a…天板部 62b…周壁部
63…係止板 63a…係止片
64…先部 64a…第1傾斜板部 64b…第2傾斜板部 65…指掛け片
66…基部 67…リブ
68…押圧部 70…押圧板部 72…補助壁部
74…係合凹部 76…軸受部 76a…U字状リブ 76b…横リブ
78…挿通スリット 80…透孔
B…底面 N…滑り止め手段 P…パッキン S…コイルスプリング
V1…第1逆止弁 V2…第2逆止弁

Claims (7)

  1. 容器体(2)の口頸部(8)へ装着可能な装着部材(14)からシリンダ(16)を垂下し、シリンダ(16)内へ作動部材(26)の下半部を上方付勢状態で昇降可能に挿入するとともに、作動部材(26)のノズルヘッド(36)からノズル筒(46)を前側へ突出してなり、作動部材(26)の上下動により容器体(2)内の液体をシリンダ(16)内へ吸上げてノズル筒(46)から吐出するように構成した吐出器本体(12)と、
    上記装着部材(14)よりノズルヘッド(36)の後側へ起立させた支持体(52)を有し、この支持体(52)の上端からヒンジ部(60)を介してレバー(62)を一体的に前方突出するとともに、このレバー(62)の長手中間部を、上記ノズルヘッド(36)の上面を覆う蓋兼用の押圧部(68)に形成したテコ部材(50)と、
    を具備し、上記レバー(62)の先部(64)を操作すると、上記押圧部(68)がノズルヘッド(36)を押し下げるように構成したレバー式吐出器。
  2. 支持体(52)は、上記装着部材(14)の後部側より、ノズル筒(46)の突出箇所と反対に後方へ傾斜して起立しており、この支持体(52)の上端のヒンジ部(60)からノズルヘッド(36)の前方へレバー(62)を突出したことを特徴とする、請求項1記載のレバー式吐出器。
  3. 上記レバー(62)は、ヒンジ部(60)を中心とする回動により後方側への展開状態とすることが可能に形成したことを特徴とする、請求項1又は請求項2記載のレバー式吐出器。
  4. 上記テコ部材(50)は、ノズルヘッド(36)の上にレバー(62)を被せた状態で、上記装着部材(14)の後部側へ着脱自在に取り付け可能な取付部(54)を有し、この取付部(54)から上記支持体(52)を起立させたことを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載のレバー式吐出器。
  5. 上記レバー(62)の先部(64)が、ノズル筒(46)の上側を覆っているとともに、ノズル筒(46)とレバー(62)の先部(64)との間に、レバー操作によりノズル筒(46)がレバー(62)の先部(64)と接触しないように空隙を設けたことを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれかに記載したレバー式吐出器。
  6. 上記レバー(62)の先部(64)が、ノズル筒(46)の上側を覆っているとともに、上記ノズル筒(46)を柔軟なチューブとして、上記レバー(62)の先部(64)の裏面側に取り付けたことを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれかに記載したレバー式吐出器。
  7. 上記レバー(62)の先部(64)のうち少なくとも押圧部(68)寄りの部分を、押圧部(68)から前下方へ傾斜させて、この傾斜箇所に長手方向に延びる挿通スリット(78)を形成し、この挿通スリット(78)を通ってノズル筒(46)を前方突出することで、ノズル筒(46)の前端部がレバー(62)の先部(64)より上側に位置するように設けたことを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれかに記載のレバー式吐出器。
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