JPH0594148U - 液状または軟エキス状医薬品容器 - Google Patents

液状または軟エキス状医薬品容器

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JPH0594148U
JPH0594148U JP4185492U JP4185492U JPH0594148U JP H0594148 U JPH0594148 U JP H0594148U JP 4185492 U JP4185492 U JP 4185492U JP 4185492 U JP4185492 U JP 4185492U JP H0594148 U JPH0594148 U JP H0594148U
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JP
Japan
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soft extract
liquid
drug
pump
extract
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Withdrawn
Application number
JP4185492U
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English (en)
Inventor
美樹子 堀
淨 岩嶋
Original Assignee
松浦薬業株式会社
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Application filed by 松浦薬業株式会社 filed Critical 松浦薬業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案の目的は、医薬品の投与量を精度よく調
節することにある。 【構成】容器本体1内に液状または軟エキス状の医薬品
10を充填し、容器ポンプ6によって、該液状または軟
エキス状の医薬品10を所定量吐出させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は例えば漢方エキス剤のように液状または軟エキス状医薬品を充填した 容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本来漢方薬は煎じ液を調製して服用されていたが、家庭等で煎じ液を調製する ことが繁雑なために従来は顆粒剤、散剤、錠剤またはカプセル剤の形態で販売さ れるのが主流になってきている。このような形態とするには、生薬を刻むかまた は粉砕して熱水等の抽出溶媒で有効成分を抽出し、抽出液を濾過した上で濃縮し て軟エキスを調製する。そして該軟エキスに賦形剤を添加して造粒品とし、該造 粒品を整粒して顆粒・散剤とするか、打錠して錠剤とするか、カプセルに充填し てカプセル剤とする。更にまた該軟エキスを噴霧または凍結乾燥して粉体状の乾 燥エキスとし、該粉体状乾燥エキスを使用して同様に顆粒剤、散剤、錠剤、カプ セル剤とする。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の形態においては、調製工程が長いために生薬に含有さ れている有効成分中の精油のような揮発分が調製工程中に揮発してしまい殆んど 残存しなくなってしまうこと、固形製剤では通常1回の投薬量が2g前後と多い ために特に嚥下力の弱い老人や子供には服用しづらいこと等の問題がある。
【0004】 更に成人、老人、子供等の年令差や個人差により望ましい服用量は当然異なる が、錠剤やカプセル剤では服用量は錠数やカプセル数によって調節するので微量 調節は不可能であり、顆粒・散剤では服用量の微量調節は可能であるが正確な計 量は家庭では困難である。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案は上記従来の課題を解決するための手段として、容器本体(1) と、該本 体(1) に取付けられる定量ポンプ(6) とからなる容器内に液状または軟エキス状 医薬品(10)を充填した容器を提供するものである。
【0006】
【作用】
本考案では液状または軟エキス状医薬品(10)が使用されるので、漢方薬の場合 には長い調製工程を経ない。したがって有効成分中の精油等の揮発分が多量に残 存する状態で適用出来る。 また液状または軟エキス状の場合には容器本体(1) に充填して定量ポンプ(6) によって精度よく所定量を簡単に取出すことが出来る。
【0007】
【実施例】
本考案の第1実施例を図1および図2に示す。図において、(1) は容器本体で あり、該容器本体(1) の開口部(2) には定量ポンプ機構を有する栓(3) が螺着さ れている。該定量ポンプ機構は栓(3) に設けられている吸上口(5) を有するシリ ンダー(4) と、該シリンダー(4) 内に摺動自在に嵌着され頭部にノズル(7A)を形 成したノブ(7) を有し内部に逆止弁(8) を設けたポンプ(6) と、該ポンプ(6) を 上方に付勢するリターンスプリング(9) とからなり、該容器本体(1) の内部には 液状または軟エキス状医薬品(10)が充填される。
【0008】 該液状または軟エキス状医薬品(10)としては、例えば地黄・麦門冬各6kg、桂 皮・大棗・人参・麻子仁・灸甘草各3kg、阿膠2kgおよび生姜1kgからなる灸甘 草湯処方30kgを水300l で1時間還流抽出し、抽出液を遠心分離して得られ た上澄液を減圧濃縮して水分約30%の軟エキス10.44kgを得た。
【0009】 上記軟エキス(10)は最小量として2才未満の小児に対して0.58g投与され るので、図2に示すポンプ(6) のスクイズ巾Wを1回のスクイズで該軟エキス(1 0)がノズル(7A)から0.58g吐出されるように調節しておく。このようにすれ ば2才未満の小児に対しては1回のスクイズによって吐出された0.58gの軟 エキス(10)を投与し、2才以上4才未満の小児に対しては2回のスクイズによっ て吐出された1.16gの軟エキス(10)を投与し、4才以上7才未満の子供に対 しては3回のスクイズによって吐出された1.74gの軟エキス(10)を投与し、 7才以上15才未満の子供に対しては4回のスクイズによって吐出された2.3 2gの軟エキス(10)を投与し、15才以上の大人には6回のスクイズによって吐 出された3.48gの軟エキス(10)を投与する、と云うように一定巾Wのスクイ ズ回数によって投与量を調節することが出来る。
【0010】 なお、本実施例の容器によって20回のスクイズを行ない、その際の吐出量を 測定したところ、平均吐出量は0.581g、標準偏差0.0059と極めて高 い精度の定量性が確認された。
【0011】 本考案の第2実施例を図3〜図5に示す。図において、(11)は容器本体であり 、該容器本体(11)の開口部(12)には定量ポンプ機構を有する栓(13)が螺着されて いる。該定量ポンプ機構は栓(13)に設けられている吸上口(15)を有するシリンダ ー(14)と、該シリンダー(14)上端から延設されるホルダー(14A) 内に摺動自在に 嵌着され、頭部にノズル(17A) を形成したノブ(17)を回動可能に取付け内部に逆 止弁(18)を設けたポンプ(16)と、該ポンプ(16)を上方に付勢するリターンスプリ ング(19)とからなり、該ポンプ(16)のノブ(17)の背面には突起(20)が形成され、 該ホルダー(14A) の内側には該突起(20)が係合する上段(21)および下段(22)が形 成されている。
【0012】 上記容器本体(11)には第1実施例と同様な液状または軟エキス状医薬品として の軟エキス(10)が充填されるが、ポンプ(16)のノブ(17)はノズル(17A) がホルダ ー(14A) の切欠き(14B) の両側壁に当接するまで回動させることが出来、図5に 示す左端回動状態ではノブ(17)の突起(20)はホルダー(14A) の上段(21)と係合し 、スクイズ巾はW1 となり、図6に示す右端回動状態ではノブ(17)の突起(20)は ホルダー(14A) の下段(22)と係合し、スクイズ巾は2W1 となる。
【0013】 そこで図5に示す状態にノブ(17)をおいて1回のスクイズにより軟エキス(10) を0.58g吐出するよう調節すれば、図6に示す状態にノブ(17)をおけば1回 のスクイズにより軟エキス(10)は1.16g吐出される。 このようにして本実施例では軟エキス(10)の投与量をポンプのスクイズ巾およ びスクイズ回数によって調節することが出来る。
【0014】 上記実施例では液状または軟エキス状医薬品として漢方薬軟エキスを使用した が、液状または軟エキス状医薬品が鎮咳去痰シロップ剤、胃腸内服液、ビタミン 含有保健薬、薬用酒、育毛剤、外用液剤等であってもよい。また食品分野では計 量を要する調味料例えばミリン、食用酒、胡麻油、ソース等であってもよい。
【0015】
【考案の効果】
したがって、本考案では所望の医薬品の投与量を簡単かつ精度よく取出すこと が出来、また液状または軟エキス状医薬品を使用するから、漢方薬では精油残存 量が高くかつ服用し易い製剤に適用することが出来る。
【図面の簡単な説明】
図1および図2は本考案の第1実施例を示すものであ
る。
【図1】分解斜視図
【図2】側断面図図3〜図6は本考案の第2実施例を示
すものである。
【図3】一部切欠き分解斜視図
【図4】ポンプ部分説明断面図
【図5】ポンプ部分説明斜視図(左端回動)
【図6】ポンプ部分説明斜視図(右端回動)
【符号の説明】
1 , 11 容器本体 2 , 12 開口部 3 , 13 栓 4 , 14 シリンダー 5 , 15 吸上口 6 , 16 ポンプ 7A, 17A ノズル 8 , 18 逆止弁 9 , 19 リターンスプリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器本体と、該本体に取付けられる定量ポ
    ンプとからなる容器内に液状または軟エキス状医薬品を
    充填したことを特徴とする容器
JP4185492U 1992-05-26 1992-05-26 液状または軟エキス状医薬品容器 Withdrawn JPH0594148U (ja)

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JP4185492U JPH0594148U (ja) 1992-05-26 1992-05-26 液状または軟エキス状医薬品容器

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JPH0594148U true JPH0594148U (ja) 1993-12-21

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ID=12619842

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010068080A (ko) * 2001-04-20 2001-07-13 정영진 치약용기
JP2013095444A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Yoshino Kogyosho Co Ltd 定量注出器
JP2016069052A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 株式会社吉野工業所 ポンプ操作及び圧搾操作可能な液体吐出容器
JP2016069054A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 株式会社吉野工業所 ポンプ操作及び圧搾操作可能な液体吐出容器

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