JP2016068699A - 鞍乗り型車両 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両の前側に配置され、前方を照射するヘッドライト10と、ヘッドライト10の後方やや上方に配置され、運転者に向けて車両の情報を示すメータ20と、車体に固定され、ヘッドライト10とメータ20とを支持するヘッドライトステイ30と、少なくともヘッドライト10の側面を覆ってヘッドライト10周りの走行風を整流するヘッドライトカウル40と、ヘッドライトカウル40とは別の部品として、少なくともメータ20の下方を覆うメータカバー50とを備え、メータカバー50は、メータ20の前部下辺21とヘッドライト10の上部との間に設けられてメータ20下方の配線接続部を覆い、メータ20の側壁の少なくとも一部22は、化粧面として露出している。
【選択図】図2
Description
車両の前側に配置され、前方を照射するヘッドライト(31)と、
このヘッドライト(31)の後方やや上方に配置され、運転者に向けて車両の情報を示すメータ(33)と、
車体に固定され、前記ヘッドライト(31)とメータ(33)とを支持するステイ(35)と、
少なくとも前記ヘッドライト(31)の側面を覆ってヘッドライト周りの走行風を整流するヘッドライトカウル(45)と、
このヘッドライトカウル(45)とは別の部品として、少なくとも前記メータ(33)の下方を覆うメータカバー(55)とを備えた鞍乗型車両が知られている。
カウル本体(45)は、ヘッドランプ(31)の周囲を覆うベースカウル(46)と、該ベースカウル(46)と別体をなしてその左右両側に取り付けられる左右サイドカウル(47)とを有している。
より詳しくは、メータカバー(55)は、メータ装置33の上部をその前方から側方に渡って覆う前側カバー(56)と、該前側カバー(56)の後方に連続的に連なってメータ(33)の表示面(61)の周囲を覆う額状の後側カバー(57)とを有している。
本発明が解決しようとする課題は、メータカバーを小型軽量化できる鞍乗り型車両を提供することである。
車両の前側に配置され、前方を照射するヘッドライトと、
このヘッドライトの後方やや上方に配置され、運転者に向けて車両の情報を示すメータと、
車体に固定され、前記ヘッドライトとメータとを支持するヘッドライトステイと、
少なくとも前記ヘッドライトの側面を覆ってヘッドライト周りの走行風を整流するヘッドライトカウルと、
このヘッドライトカウルとは別の部品として、少なくとも前記メータの下方を覆うメータカバーとを備えた鞍乗型車両において、
前記メータカバーは、前記メータの前部下辺と前記ヘッドライトの上部との間に設けられて前記メータ下方の配線接続部を覆い、前記メータの側壁の少なくとも一部は、化粧面として露出していることを特徴とする。
この鞍乗り型車両によれば、メータカバーは、メータの前部下辺とヘッドライトの上部との間に設けられてメータ下方の配線接続部を覆うことができる大きさであれば足りるため、メータカバーを小型軽量化することができる。
また、メータカバーは、メータの前部下辺とヘッドライトの上部との間に設けられる結果として、メータの側壁はメータカバーで覆われないこととなるが、メータの側壁の少なくとも一部は化粧面として露出するため、該一部を外部から見える部分とする、逆に言えば、外部から見える側壁部分を化粧面とすることによって、外観性も維持することができる。
しかも、上記従来技術においては、ヘッドライト(31)とメータ(33)との間にカバー類としてベースカウル(46)とメータカバー(55)とが配置される結果として外観上の煩雑感がますおそれがあったが、この発明によれば、ヘッドライトとメータとの間に配置されるカバー類はメータカバーだけであるので、外観上のすっきり感を得ることが可能となる。
前記メータは前記ヘッドライトステイに対し、ラバーを用いたフローティング構造で取り付けられ、
前記メータカバーは、前記メータ側においてメータに対して非フローティング構造で固定され、前記ヘッドライト側においてヘッドライトに対してラバーを用いたフローティング構造で取り付けられている構成とすることができる。
このように構成すると、メータカバーとメータとを非フローティング構造で固定することで両者の位置精度を維持しながら、車体に固定されたヘッドライトステイとこのヘッドライトステイに固定されたヘッドライトとに対し、メータとメータカバーとの結合体がフローティング状態で取り付けられることとなるので、耐久性を保持することができる。
前記メータカバーと前記ヘッドライト上部との対向部において、メータカバーとヘッドライトとの間には隙間が設けられている構成とすることができる。
このように構成すると、何らかの理由によりメータカバー内に水が侵入したとしても、メータカバーとヘッドライトとの間の隙間から排出して溜まらないようにすることができる。
前記ヘッドライトは、ライトステイに対して非フローティング構造で固定されている構成とすることができる。
このように構成すると、メータカバーとヘッドライトとの間の隙間の設定が容易になる。
仮に、ヘッドライトをライトステイに対しフローティング構造で取り付けたとすると、メータとメータカバーとの結合体もライトステイに対しフローティング構造で取り付けられていることから、ヘッドライトと、メータとメータカバーとの結合体とが別々に揺動することとなり、メータカバーとヘッドライトとの間の隙間の設定が困難になる。
これに対し、この発明によれば、ヘッドライトをライトステイに対して非フローティング構造で固定したので、ヘッドライトの揺動を考慮する必要がなくなり、メータカバーとヘッドライトとの間の隙間の設定が容易になる。
前記ヘッドライトの下方で車体に取り付けられ、ヘッドライト下方を車両前方に延びてライセンスプレートを支持するライセンスプレートステイをさらに備え、
前記ヘッドライトステイは、車体への取付位置よりも車両前方において、前記ライセンスプレートステイと互いに結合されている構成とすることができる。
このように構成すると、ヘッドライトステイとライセンスプレートステイの取り付け剛性をともに高くすることができる。
この実施の形態では、メータカバー50で覆われないメータ20の側壁の一部22として、前面および側面が化粧面として露出している。なお、化粧面というのは、見せるための処理が施された面のことである。
また、ヘッドライトステイ30の下部には、車体への取り付け部32が左右一対設けられている。
下部の取り付け部32は、図2に示すように、ステアリング3のボトムブリッジ3Lに一体に設けられているブラケット3Lbに対してボルト32bで締結固定される。
また、下部(ヘッドライト10側)にはヘッドライト10への取り付け部52fが設けられている。この取り付け部52fはフック状である。
また、図2,図5に示すように、ヘッドライト10には、メータカバー50下部との結合部12が設けられている。
図2(c)に示すように、メータカバー50のヘッドライト10側のフック状の取り付け部52fは、その先端が、ヘッドライト10の結合部12の穴12hに対し、ラバー12rを介して係合する。これによって、メータカバー50のヘッドライト10側は、ヘッドライト10に対してフローティング状態で取り付けられる。
なお、図10において、53はメータ20の係合用周壁26(図2,図6〜図8)との係合爪である。
このように構成すると、何らかの理由によりメータカバー50内に水が侵入したとしても、メータカバー50とヘッドライト10との間の隙間Cから排出して溜まらないようにすることができる。
このように構成すると、メータカバー50とヘッドライト10との間の隙間Cの設定が容易になる。
仮に、ヘッドライト10をヘッドライトステイ30に対しフローティング構造で取り付けたとすると、メータ20とメータカバー50との結合体もヘッドライトステイ30に対しフローティング構造で取り付けられていることから、ヘッドライト10と、メータ20とメータカバー50との結合体とが別々に揺動することとなり、メータカバー50とヘッドライト10との間の隙間Cの設定が困難になる。
これに対し、この実施の形態によれば、ヘッドライト10をヘッドライトステイ30に対して非フローティング構造で固定したので、ヘッドライト10の揺動を考慮する必要がなくなり、メータカバー50とヘッドライト10との間の隙間の設定が容易になる。
このヘッドライト10は、LED式であるので、従来のバルブ式ヘッドライトに比べ振動に強いという特性がある。
またヘッドライト10の下部には、ヘッドライトステイ30下部への取付部14が左右一対設けられている。
図2に示すように、ヘッドライトステイ30は、車体への取付位置(32)よりも車両前方(34、14b)において、ライセンスプレートステイ60と互いに結合されている。
このように構成すると、ヘッドライトステイ30とライセンスプレートステイ60の取り付け剛性をともに高くすることができる。
ライセンスプレートステイ60が上下に振動すると、ヘッドライトステイ30に対して前後に相対運動しようとする力が生じる。これに対し、車体への取付位置(32)よりも車両前方(34,14b)において互いに連結することにより、互いの相対運動が防がれ、両者共に取付剛性が向上する。
また、アーム61は、上記取付部(62)より車両前方において、前記ボルト14bでヘッドライトステイ30に締結固定されている。
したがって、ボルト14bは、アーム61,ヘッドライトステイ30の結合部34、およびヘッドライト10の下部取付部14を共締めにて締結固定している。
2は車体フレーム、2hはフレームの先端に設けられていてステアリング3を回動可能に支持するヘッドパイプである。
左右のフロントフォーク2fは前輪Wfを支持し、トップブリッジ3Uとボトムブリッジ3Lとで連結されてヘッドパイプ2hに取り付けられる。
図5に示すように、ヘッドライト10の側面には、ヘッドライトカウル40を掛け止めする係合部15が複数設けられている。
Claims (5)
- 車両(1)の前側に配置され、前方を照射するヘッドライト(10)と、
このヘッドライト(10)の後方やや上方に配置され、運転者に向けて車両の情報を示すメータ(20)と、
車体に固定され、前記ヘッドライト(10)とメータ(20)とを支持するヘッドライトステイ(30)と、
少なくとも前記ヘッドライト(10)の側面を覆ってヘッドライト(10)周りの走行風を整流するヘッドライトカウル(40)と、
このヘッドライトカウル(40)とは別の部品として、少なくとも前記メータ(20)の下方を覆うメータカバー(50)とを備えた鞍乗型車両において、
前記メータカバー(50)は、前記メータ(20)の前部下辺(21)と前記ヘッドライト(10)の上部(11)との間に設けられて前記メータ(20)下方の配線接続部(2)を覆い、前記メータ(20)の側壁の少なくとも一部(22)は、化粧面(22)として露出していることを特徴とする鞍乗り型車両。 - 請求項1において、
前記メータ(20)は前記ヘッドライトステイ(30)に対し、ラバー(24r)を用いたフローティング構造(24)で取り付けられ、
前記メータカバー(50)は、前記メータ(20)側においてメータ(20)に対して非フローティング構造(51)で固定され、前記ヘッドライト(10)側においてヘッドライト(10)に対してラバー(12r)を用いたフローティング構造(52)で取り付けられていることを特徴とする鞍乗り型車両。 - 請求項1または2において、
前記メータカバー(50)と前記ヘッドライト(10)上部(11)との対向部において、メータカバー(50)とヘッドライト(10)との間には隙間(C)が設けられていることを特徴とする鞍乗り型車両。 - 請求項3において、
前記ヘッドライト(10)は、ヘッドライトステイ(30)に対して非フローティング構造(13b、14b)で固定されていることを特徴とする鞍乗り型車両。 - 請求項1〜4のうちいずれか一項において、
前記ヘッドライト(10)の下方で車体に取り付けられ、ヘッドライト(10)下方を車両前方に延びてライセンスプレートを支持するライセンスプレートステイ(60)をさらに備え、
前記ヘッドライトステイ(30)は、車体への取付位置(32)よりも車両前方(34)において、前記ライセンスプレートステイ(60)と互いに結合されていることを特徴とする鞍乗り型車両。
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