JP6238951B2 - 鞍乗り型車両のヘッドライト装置 - Google Patents
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Description
前記レンズ(120)の周囲を覆い、レンズ(120)の照射面(120c)を前方に臨ませるためのライト開口部を有するフロントカウル(ハンドルアッシー100)とを備えた鞍乗り型車両のヘッドライト装置が知られている。
しかし、このような場合に、フロントカウルのライト開口部近くにエア取り入れ口を単に設けたのでは、ハウジング内の光源からの光がレンズを介してエア取り入れ口から外部へ漏れることがある。このようなエア取り入れ口からの光の漏れは、車両の外観を低下させて商品性を低下させる。
光源とリフレクタとが設けられたハウジングと、このハウジングの前面を覆うレンズとを有するヘッドライトと、
前記レンズの周囲を覆い、レンズの照射面を前方に臨ませるためのライト開口部を有するフロントカウルとを備えた鞍乗り型車両のヘッドライト装置において、
前記フロントカウルの、ライト開口部近くの車両前面視で前記レンズと重なる位置に、走行風をヘッドライト後方へ取り入れるエア取り入れ口が設けられているとともに、
前記レンズの前面側に、前記ライト開口部とエア取り入れ口との間を仕切る仕切壁が設けられ、該仕切壁の先端から前記エア取り入れ口側のレンズの前面が黒く塗装され、
前記フロントカウルには、前記レンズの前面に向かって前記仕切壁の少なくとも前記照射面に近い側の面に沿う対向壁が設けられていることを特徴とする。
この鞍乗り型車両のヘッドライト装置によれば、フロントカウルのライト開口部近くに設けられたエア取り入れ口によって、走行風をヘッドライト後方へ取り入れることができる。
そして、レンズの前面側に、ライト開口部とエア取り入れ口との間を仕切る仕切壁が設けられ、該仕切壁の先端からエア取り入れ口側のレンズの前面が黒く塗装され、さらに、フロントカウルには、レンズの前面に向かって仕切壁の少なくとも片面に沿う対向壁が設けられているので、ライト開口部からエア取り入れ口へ向かおうとする光があったとしても、その光はレンズに設けられた仕切壁とカウルに設けられた対向壁とで阻まれやすくなる。
また、ハウジング内光源からレンズを通じてエア取り入れ口へ向かおうとするする光は、仕切壁の先端からエア取り入れ口側のレンズの前面に施された黒色の塗装面によって阻止されることとなる。
したがって、この鞍乗り型車両のヘッドライト装置によれば、ライト開口部近くにエア取り入れ口が設けられているにもかかわらず、エア取り入れ口からの光の漏れが防止(少なくとも著しく抑制)される。
エア取り入れ口からの光の漏れが防止される結果として、車両の外観が向上し、商品性が向上する。
前記ハウジングは単一のヘッドライト用灯体を備えていると共に前記レンズは複数の照射面を備え、
車両前面視で、前記エア取り入れ口は、前記複数の照射面の間でかつ前記黒塗装部と重なる位置に設けられている構成とすることができる。
このように構成すると、レンズとハウジングを各1個にでき、かつ、複数の照射面の間に、エア取り入れ口を設けても光漏れが生じないため、エア取り入れ口を複数の照射面の間に設けることができ、結果として、ヘッドライト装置全体の小型化が可能となる。
前記ヘッドライトは、ポジションライト用の光源およびその導光体を有しており、
車両前面視で、ポジションライト用光源は、前記レンズの照射面から見て前記仕切壁よりも遠くに配置され、導光体は光源と重なる位置から延びて、前記照射面の前記仕切壁に隣接する位置で照射面に臨むように配置されている構成とすることができる。
このように構成すると、仕切壁の先端からエア取り入れ口側のレンズの前面に亘って施された黒色塗装部の背部のレンズ内空間を有効に利用して、ポジションライト用の光源および導光体の配置の自由度を高めることができる。
前記照射面を形成するレンズ壁は、前記仕切壁に対し、該仕切壁の起立方向に関して中間部に接続される構成とすることができる。
このように構成すると、照射面を形成するレンズ壁が黒色塗装部の中間に向けて接続されることとなるので、光漏れがより生じ難くなる。
前記レンズの前面側には、前記照射面と前記仕切壁との間において車両後方に向かって凹む凹溝が形成され、この凹溝に、前記フロントカウルの対向壁が入り込んでいる構成とすることができる。
このように構成すると、仕切壁と凹溝と対向壁とでラビリンス形状が構成されるため、光漏れがさらに生じ難くなる。
メインフレーム12の後部に、ピボット12pでスイングアーム13が揺動可能に設けられ、このスイングアーム13の後端に、エンジンEで駆動される後輪WRが支持されている。
操舵装置20の後方に燃料タンクTが配置され、その後方に、運転者が座るシートSが配置されている。メインフレーム12の後部下部には運転者が足を載せるステップSTが設けられている。
図7に示すように、ヘッドライトHLは、光源101とリフレクタ102とが設けられたハウジング70と、このハウジング70の前面を覆うレンズ60とを有している。
一方、図3,図7に示すように、フロントカウル30には、レンズ60の前面に向かって(後方へ向かって)仕切壁67の少なくとも片面に沿う対向壁36が設けられている。
エア取り入れ口35からの光の漏れが防止される結果として、車両の外観が向上し、商品性が向上する。
図3に示すように、車両前面視で、エア取り入れ口35は、複数の照射面63,63の間でかつ黒塗装部68(図5参照)と重なる位置に設けられている。
つまり、左右の吊り目状の照射面63,63の間に略逆三角形状に黒塗装部68が広がっており、この黒塗装部68の領域を活用してエア取り入れ口35が設けられている。
図7に示す光源101はLEDで構成されている。101bはそのLED用基板である。
車両前面視で(図7において矢印Rrの方向に見て)、ポジションライトPL用光源103は、レンズ60の照射面63から見て仕切壁67よりも遠く(後方)に配置され、導光体104は光源103と重なる位置104aから延びて、照射面63の仕切壁67に隣接する位置104bで照射面63に臨むように配置されている。
光源103はLEDで構成されている。103bはそのLED用基板である。105はリフレクタ、106はリフレクタ105の支持部材である。
このように構成すると、照射面63を形成するレンズ壁63wが黒色塗装部68の中間(67b)に向けて接続されることとなるので、光漏れがより生じ難くなる。
このように構成すると、仕切壁67と凹溝69と対向壁36とでラビリンス形状が構成されるため、光漏れがさらに生じ難くなる。
フロントカウルステイ80は、基部81bがヘッドパイプ11の取付部11bにボルトナット82で固定されるセンターアーム81と、このセンターアーム81から前方斜め下方に延びる下部アーム83と、センターアーム81の先端において左右に延びるパイプ状の横アーム84と、この横アーム84の両端に設けられたミラー固定部85、85と、このミラー固定部85よりも車幅方向内側において横アーム84の前部に垂下された、前記ヘッドライトハウジング70の上部左右73(L,R)の固定部86、86と、この左右の固定部86の後方において横アーム84の後部に設けられたメータM用固定部87,87とを有している。フロントカウルステイ80の上記各部は溶接によって一体的に構成することができる。
Claims (5)
- 光源(101)とリフレクタ(102)とが設けられたハウジング(70)と、このハウジング(70)の前面を覆うレンズ(60)とを有するヘッドライト(HL)と、
前記レンズ(60)の周囲(61,62)を覆い、レンズ(60)の照射面(63)を前方に臨ませるためのライト開口部(34)を有するフロントカウル(30)とを備えた鞍乗り型車両のヘッドライト装置において、
前記フロントカウル(30)の、ライト開口部(34)近くの車両前面視で前記レンズ(60)と重なる位置に、走行風をヘッドライト後方へ取り入れるエア取り入れ口(35)が設けられているとともに、
前記レンズ(60)の前面側に、前記ライト開口部(34)とエア取り入れ口(35)との間を仕切る仕切壁(67)が設けられ、該仕切壁(67)の先端(67c)から前記エア取り入れ口(35)側のレンズ(60)の前面が黒く塗装(68)され、
前記フロントカウル(30)には、前記レンズ(60)の前面に向かって前記仕切壁(67)の少なくとも前記照射面(63)に近い側の面に沿う対向壁(36)が設けられていることを特徴とする鞍乗り型車両のヘッドライト装置。 - 請求項1において、
前記ハウジング(70)は単一のヘッドライト用灯体(101)を備えていると共に前記レンズ(60)は複数の照射面(63)を備え、
車両前面視で、前記エア取り入れ口(35)は、前記複数の照射面(63)の間でかつ前記黒塗装部(68)と重なる位置に設けられていることを特徴とする鞍乗り型車両のヘッドライト装置。 - 請求項1または2において、
前記ヘッドライト(HL)は、ポジションライト(PL)用の光源(103)およびその導光体(104)を有しており、
車両前面視で、ポジションライト(PL)用光源(103)は、前記レンズ(60)の照射面(63)から見て前記仕切壁(67)よりも遠くに配置され、導光体(104)は光源(103)と重なる位置(104a)から延びて、前記照射面(63)の前記仕切壁(67)に隣接する位置(104b)で照射面(63)に臨むように配置されていることを特徴とする鞍乗り型車両のヘッドライト装置。 - 請求項1〜3のうちいずれか一項において、
前記照射面(63)を形成するレンズ壁(63w)は、前記仕切壁(67)に対し、該仕切壁(67)の起立方向に関して中間部(67b)に接続されることを特徴とする鞍乗り型車両のヘッドライト装置。 - 請求項1〜4のうちいずれか一項において、
前記レンズ(60)の前面側には、前記照射面(63)と前記仕切壁(67)との間において車両後方に向かって凹む凹溝(69)が形成され、この凹溝(69)に、前記フロントカウル(30)の対向壁(36)が入り込んでいることを特徴とする鞍乗り型車両のヘッドライト装置。
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