JP2010132267A - 自動二輪車のハンドルカバー - Google Patents

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Abstract

【課題】ハンドルカバーに内包されたリザーブタンクへ容易にメンテナンス作業を施すことができるハンドルカバー構造を提供することを課題とする。
【解決手段】上部ハンドルカバーのみを外すと、図に示すように、第1の開口部61が現れる。この第1の開口部61により、リザーブタンクをメンテナンスすることができる。ハンドルカバー後半体34からハンドルカバー前半体32を外す必要はない。メンテナンス作業が終わったら、上部ハンドルカバーを被せる。この上部ハンドルカバーで第1の開口部61や合わせ面58をカバーすることができ、外観性を高めることができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、ハンドルを覆うハンドルカバーの改良に関する。
自動二輪車では、前輪を操向するハンドルに、ブレーキ用油を貯留するリザーブタンクが設けられることがよく行われる。また、外観性を高めることを主たる目的として、ハンドル及びリザーブタンクをハンドルカバーで覆うことが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1の図4に示されるように、ハンドル(17)(括弧付き符号は特許文献1に記載の符号を示す。以下同様)にリザーブタンク(44R)が取り付けられ、このリザーブタンク(44R)及びハンドル(17)が、ハンドルカバー前半体(51)とハンドルカバー後半体(52)からなるハンドルカバーで囲われている。リザーブタンク(44R)の油量確認窓(69)は、開口部(59R)を通じて外から視認することができる。
油量を確認した結果、ブレーキ用油を補充する必要が発生したときには、ビス(53R)を外し、ハンドルカバー前半体(51)を外す。そして、リザーブタンク(44R)へブレーキ用油を補充し、ハンドルカバー前半体(51)を取り付ける。
すなわち、前後に分割される構造の従来のハンドルカバーでは、ブレーキ用油を補充するためハンドルカバー前半体(51)を外す必要があった。
図3に示されるハンドルカバー前半体(51)の前照灯用開口(54)には前照灯が取り付けられ、前照灯からハーネスが延びるため、ハンドルカバー前半体(51)の脱着作業は、繁雑となる。
そこで、ハンドルカバーに内包されたリザーブタンクへ容易にメンテナンス作業を施すことができるカバー構造が望まれる。
特開2007−76592公報(図3、図4)
本発明は、ハンドルカバーに内包されたリザーブタンクへ容易にメンテナンス作業を施すことができるハンドルカバー構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、前輪を操向するハンドルに、ブレーキ用油を貯留するリザーブタンクが設けられ、このリザーブタンクと共に前記ハンドルがハンドルカバーで覆われている自動二輪車のハンドルカバーにおいて、
このハンドルカバーは、車体の前部に配置する灯火器を支持すると共に前記ハンドル及び前記リザーブタンクを前側から覆うハンドルカバー前半体と、このハンドルカバー前半体の後面に合わせると共に前記ハンドル及び前記リザーブタンクを後側から覆うハンドルカバー後半体と、合わせられたハンドルカバー前半体及びハンドルカバー後半体に上から被せることで、合わせ面の上方を覆うと共に前記リザーブタンクの上方を覆う上部ハンドルカバーとからなることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、リザーブタンクに、油量を外部から確認することができる油量確認窓が設けられており、この油量確認窓を覗くことができる開口部が、ハンドルカバー前半体に設けられていることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、灯火器に、ヘッドライトと方向指示器とポジションライトとが備えられており、これらの左右のポジションライトの前面の大部分を各々覆う左右の延長部が、上部ハンドルカバーから延ばされていることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、上部ハンドルカバーには、左の延長部と右の延長部との間に前方に延びると共に左右の延長部よりは前方への延び長さが小さな中央延長部が設けられ、この中央延長部でヘッドライトの上辺の縁取りをさせるようにしたことを特徴とする。
請求項5に係る発明では、ハンドルカバー後半体の中央にメータを配置し、上部ハンドルカバーの後辺から後方へ左右の後部延長部を延ばし、これらの後部延長部でメータの左右のハンドルカバー後半体上方を覆うようにしたことを特徴とする。
請求項6に係る発明では、灯火器は、ポジションライトであり、このポジションライトをメンテナンスする点検口が、ハンドルカバー前半部又はハンドルカバー後半部に設けられ、点検口は、上部ハンドルカバーで上方から覆われていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、ハンドルカバー内にリザーブタンクを配置したので、外観性を高めることができる。
加えて、上部ハンドルカバーを外すことで、リザーブタンクをメンテナンスすることができる。すなわち、ハンドルカバー後半体からハンドルカバー前半体を外す必要がないので、メンテナンス作業を容易に行えるようになる。
また、ハンドルカバー前半体とハンドルカバー後半体の合わせ面を上部ハンドルカバーで上から覆うので、前後2分割のハンドルカバーの合わせ面を隠すことができ、一層外観性を高めることができる。
請求項2に係る発明では、油量確認窓を覗く第2の開口部が、ハンドルカバー前半体に設けられている。乗員(運転者)から見えない部位に第2の開口部が設けられているので、乗員の視界に第2の開口部が入ることはなく、乗員からの外観性を向上させることができる。
また、第2の開口部から走行風が導入されるので、導入した空気で、ハンドルカバーに内蔵される灯火器等の冷却を図ることができる。
請求項3に係る発明では、上部ハンドルカバーの延長部で、ポジションライトの前面の大部分を覆うようにした。ポジションライトの光が、概ね延長部で遮られ、延長部の縁から漏れる。結果、延長部の縁が縁取りされたように光り、光学的な効果を醸しだし、斬新な印象の外観が提供される。
請求項4に係る発明によれば、左右の延長部と中央延長部とからなる3個の延長部が車両前方へ突出する。これにより車両を正面から見ると、躍動感に富むシャープな印象を与える。
また、中央延長部は左右の延長部より突出長さを小さく設定したので、ヘッドライトに被さる心配はなく、ヘッドライトの外気に対する接触面積が十分に確保でき、ヘッドライトの冷却性能を良好に維持することができる。
請求項5に係る発明では、ハンドルカバー後半体の中央にメータを配置し、上部ハンドルカバーの後辺から後方へ左右の後部延長部を延ばし、これらの後部延長部でメータの左右のハンドルカバー後半体上方を覆うようにした。メータの見易さを確保しながらハンドルカバー後半体の左右上方を覆うので、外観性が向上する。
請求項6に係る発明では、ハンドルカバー前半部又はハンドルカバー後半部に、ポジションライトをメンテナンスすることができる点検口を設け、この点検口の上方を上部ハンドルカバーで覆ったので、上部ハンドルカバーを外すだけで、ポジションライトに上方からアクセスすることができる。すなわち、ハンドルカバー前半部又はハンドルカバー後半部を外すことなく、ポジションライトのメンテナンス作業が容易に行える。
本発明に係るハンドルカバーを備えている自動二輪車の左側面図である。 本発明の実施例1に係るハンドルカバーの分解図である。 実施例1に係るハンドルカバー後半体の正面図である。 図3の4−4線断面図である。 図2の5矢視図である。 実施例1に係る上部ハンドルカバーの平面図である。 実施例1に係るハンドルカバー前半体・後半体組立物の平面図である。 図7に上部ハンドルカバーを被せた形態の図である。 実施例1に係る灯火器・ハンドルカバー前半体組立物の正面図である。 図9に上部ハンドルカバーを被せた形態の図である。 実施例2に係るハンドルカバー前半体の正面図である。 実施例2に係るハンドルカバーの分解図である。 実施例2に係るハンドルカバーの斜視図である。 図13から上部ハンドルカバーを外した形態の図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。以下の図面において、前後、左右はシートに座った乗員(運転者)を基準とする。
先ず、本発明の実施例1を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る自動二輪車の左側面図であり、自動二輪車10は、車両の前部に前輪11を回転自在に備え、この前輪11の上部にフロントフェンダ12を備え、このフロントフェンダ12の上方に前輪11を操向させるハンドル13を備え、車両の中央下部にエンジン14を備え、このエンジン14の後方にスイングアーム16を配置し、このスイングアーム16の後部に後輪17を回転自在に備え、スイングアーム16をリアクッション18で下方へ付勢し、スイングアーム16に沿ってチェーンケース19を備え、後輪17の上方にタンデムシートと呼ばれるシート21を備え、車両に車体カバー22を備え、不図示の車体フレームにセンタスタンド23を備え、ハンドル13にハンドルカバー30を備えている車両である。
図2は本発明に係るハンドルカバーの分解図であり、ハンドルカバー30は、灯火器31を支持すると共にハンドルを前側から覆うハンドルカバー前半体32と、このハンドルカバー前半体32の後面33に合わせると共にハンドルを後側から覆うハンドルカバー後半体34と、合わせられたハンドルカバー前半体32及びハンドルカバー後半体34に上から被せる上部ハンドルカバー35とからなり、上部ハンドルカバー35は、ボルト又はビス36によりハンドルカバー前半体32に締結されると共に、ボルト又はビス37によりハンドルカバー後半体34に締結される。
図3はハンドルカバー後半体の正面図であり、車両を正面から見ると共に上部カバー及びハンドルカバー前半体を外した状態の図である。
ハンドルカバー後半体34は、正面視で略T字形状を呈し、中央にメータユニット38が嵌められており、上縁にハンドルカバー前半体との連結ボルト穴39、39が設けられ、ハンドル13に車両の後側(図面では奥)から取り付けられている。
ハンドル13の右側(図では左側)には、ブレーキ用マスターシリンダ41及びブレーキ用油を貯留するリザーブタンク42が取り付けられ、ブレーキ用マスターシリンダ41から油圧ホース43が延びている。
図4は図3の4−4線断面図であり、ハンドル13に支持ブロック44及びボルト45、45を介してリザーブタンク42が取り付けられている。リザーブタンク42には、油量を外部から確認することができる油量確認窓46が設けられており、この油量確認窓46は車両前方に臨んでいる。したがって、正面図である図3では油量確認窓46が正面に見える。また、リザーブタンク42は、上部のリッド47を外すことにより、ブレーキ用油を補充することができる。
図5は図2の5矢視図であり、上部ハンドルカバー35は、正面視で中央が高く、両裾がなだらかな山型を呈し、中央下部にヘッドライトの上部を収納する凹部49を備え、この凹部49の両側位置、すなわち山の裾から下方へ左右一対の長いブラケット51、51を備えている。
これらのブラケット51、51にはボルト穴52、52が設けられている。これらのブラケット51、51及びボルト穴52、52は、図2に示すように、上部ハンドルカバー35をハンドルカバー後半体34に締結する役割を果たす。
また、図5において、左右端から下へ左右一対の短いブラケット53、53を延ばし、これらのブラケット53、53にボルト穴54、54を備えた。これらのブラケット53、53及びボルト穴54、54は、図2に示すように、上部ハンドルカバー35をハンドルカバー前半体32に締結する役割を果たす。
図6は本発明に係る上部ハンドルカバーの平面図であり、上部ハンドルカバー35の前辺には、左の延長部55L(Lは左、Rは右を示す添え字である。以下同様)と右の延長部55Rが前方へ延ばされ、且つこれらの左の延長部55Lと右の延長部55Rの間に前方に延びると共に左右の延長部55L、55Rよりは前方への延び長さが小さな中央延長部56が設けられている。これらの延長部55L、55R、56の作用は後述する。
また、長いブラケット51、51は、上部ハンドルカバー35の後辺から後方へ延ばされた後部延長部57L、57Rに設けられている。
図7はハンドルカバー前半体・後半体組立物の平面図であり、ハンドルカバー後半体34に、ハンドルカバー前半体32を合わせると、筋状の合わせ面58が現れる。
なお、ハンドルカバー前半体32には、左ミラーのステー60Lを通過させる通孔59L及び右ミラーのステー60Rを通過させる切欠き孔59Rが設けられると共に、切欠き孔59Rに繋がるようにして、リザーブタンク(図3、符号42)を上から臨むことができる大きな第1の開口部61が設けられている。
このように、ハンドルカバー前半体32にリザーブタンク42の上方が開口する第1の開口部61を設けたので、この第1の開口部61を通じてリザーブタンク44にアクセスすることができる。
また、ハンドルカバー後半体34には、ブラケット(図5、符号51、51)を通すことができる通孔62L、62Rが設けられている。
図8は図7に上部ハンドルカバーを被せた形態の図であり、被せられた上部ハンドルカバー35により、合わせ面58の大部分(破線で示す部分)及びリザーブタンク42を隠すことができ、ハンドルカバー30の外観性を高めることができる。
さらには、ハンドルカバー後半体34の中央にメータ(メータユニット38)を配置し、上部ハンドルカバー35の後辺から後方へ左右の後部延長部57L、57Rを延ばし、これらの後部延長部57L、57Rでメータユニット38の左右部位に相当する、ハンドルカバー後半体34の左右上方を覆うようにした。メータの見易さを確保しながらハンドルカバー後半体の左右上方を覆うので、外観性が向上する。
図9は灯火器・ハンドルカバー前半体組立物の正面図であり、灯火器31には、中央にヘッドライト63が備えられ、このヘッドライト63を挟む位置に左右の方向指示器64L、64Rが備えられ、これらの方向指示器64L、64Rの上方位置に左右のポジションライト65L、65Rが備えられている。左右のポジションライト65L、65Rは、このままでは直接的に鋭く輝く。
ハンドルカバー前半体32には、上縁にハンドルカバー後半体との連結ボルト穴66、66が設けられ、下縁中央にヘッドパイプへの連結ボルト穴67が設けられ、右の方向指示器64Rの近傍位置に三角形状の第2の開口部68が設けられている。
図10は図9に上部ハンドルカバーを被せた形態の図であり、先ず、第2の開口部68から油量確認窓46を覗くことができる。すなわち、油量確認窓46を覗く第2の開口部68が、ハンドルカバー前半体32に設けられている。乗員(運転者)から見えない部位に第2の開口部68が設けられているので、乗員の視界に第2の開口部68が入ることはなく、乗員からの外観性を向上させることができる。また、第2の開口部68から走行風が導入されるので、導入した空気で、ハンドルカバーに内蔵される灯火器等の冷却を図ることができる。
そして図示するように、上部ハンドルカバー35から延びている左右の延長部55L、55Rで左右のポジションライト65L、65Rの大部分が覆われている。すると、ポジションライト65L、65Rからの光が、概ね延長部55L、55Rで遮られて延長部55L、55Rの縁から漏れる。結果、延長部55L、55Rの縁が縁取りされたように光り、光学的な効果を醸しだし、斬新な印象の外観が提供される。
一方、中央延長部56は左右の延長部55L、55Rより突出長さを小さく設定したので、ヘッドライト63に被さる心配はなく、ヘッドライト63の外気に対する接触面積が十分に確保でき、ヘッドライト63の冷却性能を良好に維持することができる。
また、上部ハンドルカバー35のみを外すと、図7に示すように、第1の開口部61が現れる。この第1の開口部61に、リザーブタンク42の上面に備えられている蓋、すなわちリッド47が臨んでいる。このリッド47を固定しているビス48、48と外し、リッド47を開けることにより、リザーブタンク42にブレーキオイルを補充することができる。
次に、本発明の実施例2を図面に基づいて説明する。
図11に示すように、ハンドルカバー前半体32は、車両前方から見てT字形を呈し、車幅方向中央に、上部ハンドルカバーの前端をビス止めするための係合部71を備え、この係合部71を囲う中央開口部72を備え、この中央開口部72の側方にV字をなすように左右(図では左が「右」になる。)のライト用開口部73L、73Rを備え、各ライト用開口部73L、73Rの上方に横長の点検口74L、74Rを備え、右の点検口74Rの更に右側方にリザーブタンク用開口部75を備え、左右のライト用開口部73L、73Rの縁にポジションライト65L、65Rをビス止めするための係合部76(例えば開口部73Lを挟むように2個)を備え、さらに、ハンドルカバー後半体とビス結合するためのビス穴77、78及び係合部79を備えている、樹脂成形品である。
左のライト用開口部73Lに、左のポジションライト65Lを図面奥側から嵌め、ビス81、81を用いて係合部76、76に締結する。右のポジションライト65Rは、既に右のライト用開口部73Rに取付けられており、取付け後のポジションライト65Rの取付け姿勢が示されている。
また、ビス穴78にビス(又はボルト)82を通しハンドルカバー前半体32をハンドルカバー後半体に連結することができる。ビス穴77及び係合部79も同様である。
ハンドルカバー後半体及び上部ハンドルカバーについても説明する。
図12は平面図であり、同図に示すように、ハンドルカバー前半体32において、横長の点検口74L、74Rを通して、ポジションライトのバルブ83、83を目視でき、これらの横長の点検口74L、74Rを用いて、バルブ83、83を点検し、交換することができる。同様に、リザーブタンク用開口部75を通して、リザーブタンク42を目視することができ、リザーブタンク42へブレーキ液の補充作業等を行うことができる。
そして、ハンドルカバー前半体32の左右端の後部に、ビス穴85、85が設けられ図面表裏方向へ延びる縦壁部86L、86Rが形成されている。
次に、上部ハンドルカバー35は、平面視で菱形を呈し、後部(車両後方側の部位)にメータ用開口部87が設けられ、後縁に複数(この例では3個)の差し込み片88が図面奥へ延ばされている。また、左右端部に図面奥へ延びる縦壁片89、89が形成され、前端部に図面奥へ延びる縦壁片91が形成されている。
また、ハンドルカバー後半体34には、メータを収納する湾曲凹部92が設けられ、この湾曲凹部92を囲う後縁に複数(この例では3個)のスリット(細長い開口部)93が設けられていると共に、左右端に車両前方へ延びる横壁片94L、94Rが形成されている。
スリット93へ差し込み片88を上から差し込んで嵌合し、縦壁部86L、86Rに横壁片94L、94R及び縦壁片89L、89Rを重ね、ビス95、95及びクリップナット96、96で共締めする。次に、上部ハンドルカバー35の縦壁片91を係合部71に重ねた上でビス97で締結する。
ハンドルカバー前半体32にハンドルカバー後半体34を前後に合わせると共に、上に上部ハンドルカバー35を被せてなるハンドルカバー30が、ハンドル13に組付けられた形態は、図13に示す通りである。
さらに、図13に示されるように、ハンドルカバー30を斜め上から見ると、上部ハンドルカバー35が、ハンドルカバー前半体32とハンドルカバー後半体34との合わせ面58の大部分を覆い、全体的な外観性を高める作用を発揮する。
このように外観部品である上部ハンドルカバー35を外すと、図14に示すように、点検口74L、74R及びリザーブタンク用開口部75が現れる。点検口74L、74Rを介して、ポジショニングライトのバルブ83を点検し、交換することができる。同様に、リザーブタンク用開口部75から上へ突出するリザーブタンク42にブレーキ液の補充作業することができる。点検や交換作業が完了した後、上部ハンドルカバー35を取付けることで、図13の形態に戻すことができる。
なお、ハンドルカバー前半体32の車両前後長さを縮め、ハンドルカバー後半体34の車両前後長さを伸ばすことで、両部材32、34の合わせ面58を車両前方に移すことができる。この場合、点検口74L、74R及びリザーブタンク用開口部75は、ハンドルカバー後半体34に設けることが可能となる。
したがって、点検口74L、74R及びリザーブタンク用開口部75は、ハンドルカバー前半体32とハンドルカバー後半体34の一方に設けられればよく、実施例のように、ハンドルカバー前半体32に設けることに限定されるものではない。
すなわち、この発明では、ハンドルカバー前半部32(又はハンドルカバー後半部34)に、ポジションライト65L、65Rをメンテナンスすることができる点検口74L、74Rを設け、点検口74L、74Rの上方を上部ハンドルカバー(図13、符号35)で覆ったので、上部ハンドルカバーを外すだけで、ポジションライト65L、65Rに上方からアクセスすることができる。すなわち、ハンドルカバー前半部32(又はハンドルカバー後半部34)を外すことなく、ポジションライト65L、65Rのメンテナンス作業が容易に行える。
尚、本発明は、ハンドルカバー前半体及びハンドルカバー後半体に、上部ハンドルカバーを加えたことを特徴とするため、ハンドルカバー前半体を更に分割することや、ハンドルカバー後半体を更に分割することは差し支えない。
本発明は、自動二輪車のハンドルカバーに好適である。
10…自動二輪車、11…前輪、13…ハンドル、30…ハンドルカバー、31…灯火器、32…ハンドルカバー前半体、34…ハンドルカバー後半体、35…上部ハンドルカバー、38…メータ(メータユニット)、42…リザーブタンク、46…油量確認窓、55L、55R…左右の延長部、56…中央延長部、57L、57R…後部延長部、58…合わせ面、61…第1の開口部、63…ヘッドライト、64L、64R…左右の方向指示器、65L、65R…左右のポジションライト、68…開口部(第2の開口部)、74L、74R…左右のポジションライトの点検口。

Claims (6)

  1. 前輪を操向するハンドルに、ブレーキ用油を貯留するリザーブタンクが設けられ、このリザーブタンクと共に前記ハンドルがハンドルカバーで覆われている自動二輪車のハンドルカバーにおいて、
    このハンドルカバーは、車体の前部に配置する灯火器を支持すると共に前記ハンドル及び前記リザーブタンクを前側から覆うハンドルカバー前半体と、このハンドルカバー前半体の後面に合わせると共に前記ハンドル及び前記リザーブタンクを後側から覆うハンドルカバー後半体と、合わせられたハンドルカバー前半体及びハンドルカバー後半体に上から被せることで、合わせ面の上方を覆うと共に前記リザーブタンクの上方を覆う上部ハンドルカバーとからなることを特徴とする自動二輪車のハンドルカバー。
  2. 前記リザーブタンクに、油量を外部から確認することができる油量確認窓が設けられており、この油量確認窓を覗くことができる開口部が、前記ハンドルカバー前半体に設けられていることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車のハンドルカバー。
  3. 前記灯火器に、ヘッドライトと方向指示器とポジションライトとが備えられており、これらの左右のポジションライトの前面の大部分を各々覆う左右の延長部が、前記上部ハンドルカバーから延ばされていることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車のハンドルカバー。
  4. 前記上部ハンドルカバーには、前記左の延長部と右の延長部との間に前方に延びると共に前記左右の延長部よりは前方への延び長さが小さな中央延長部が設けられ、この中央延長部で前記ヘッドライトの上辺の縁取りをさせるようにしたことを特徴とする請求項3記載の自動二輪車のハンドルカバー。
  5. 前記ハンドルカバー後半体の中央にメータを配置し、前記上部ハンドルカバーの後辺から後方へ左右の後部延長部を延ばし、これらの後部延長部で前記メータの左右のハンドルカバー後半体上方を覆うようにしたことを特徴とする請求項1記載の自動二輪車のハンドルカバー。
  6. 前記灯火器は、ポジションライトであり、このポジションライトをメンテナンスする点検口が、前記ハンドルカバー前半部又は前記ハンドルカバー後半部に設けられ、前記点検口は、前記上部ハンドルカバーで上方から覆われていることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車のハンドルカバー。
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