JP2016068195A - ドリルおよび切削加工物の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
以下、本発明の実施形態に係るドリルについて、図1〜図4を用いて詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態のドリル1は、回転軸Sを中心に矢印A方向に回転可能であり、回転軸Sに沿って延びている略円柱状の切削部2を備えている。本実施形態の切削部2は、後述する被削材100の切削加工において主たる役割を有する部位であり、ドリル1の先端部1a側から順に第1領域3および第2領域4を有している。
第1領域3は、ドリル1の先端部1aに位置している。本実施形態の第1領域3は、図1および図2に示すように、ドリル1の先端に位置している複数の第1切刃31と、複数の第1切刃31側からドリル1の後端部1b側に向かって延びている複数の第1溝32と、を有している。
一方、第2領域4は、図1(a)に示すように、第1領域3側に位置している一端部4aにおいて第1領域3に連続している。本実施形態の第2領域4は、少なくとも1つの段部5を有している。段部5は、図3に示すように、直径Dが後端部1b側に向かうにつれて大きくなっている部位である。直径Dは、後述する図4に示すように、回転軸Sに垂直な断面視において判断することができる。
次に、本発明の実施形態に係る切削加工物の製造方法を、図5を用いて説明する。
図5(a)に示すように、まず、被削材100を準備する。被削材100は、CFRP層を含む積層体であるのが好ましい。積層体は、例えばチタン層、アルミニウム層等の金属層をさらに含んでいてもよい。このような積層体からなる被削材100は、例えば飛行機等の構成部材に使用されている。
1a 先端部
1b 後端部
2 切削部
20 外周部
3 第1領域
31 第1切刃
31a 端部
32 第1溝
33 第1ランド
34 第1逃げ面
35 食い付き部
4 第2領域
4a 一端部
4b 他端部
5 段部
6 前段部
61 第2前切刃
61a 端部
62 第2前溝
63 第2前ランド
64 第2前逃げ面
7 後段部
71 第2後切刃
71a 端部
72 第2後溝
721 終端
73 第2後ランド
731 マージン
732 クリアランス
74 第2後逃げ面
8 前領域
9 後領域
100 被削材
101 貫通穴
110 切削加工物
S 回転軸
D 直径
L3 第1領域の長さ
L8 前領域の長さ
L9 後領域の長さ
L33 第1ランドの長さ
L63 第2前ランドの長さ
L73 第2後ランドの長さ
Claims (11)
- 先端部に位置している第1領域と、
後端部側に向かうにつれて直径が大きくなっている少なくとも1つの段部を有し、前記第1領域側に位置している端部において前記第1領域に連続している第2領域と、を有し、回転軸に沿って延びている略円柱状の切削部を備え、
前記少なくとも1つの段部は、前記後端部側に位置している後段部を有し、
前記第1領域は、
先端に位置している複数の第1切刃と、
前記複数の第1切刃側から前記後端部側に向かって延びている複数の第1溝と、を有し、
前記複数の第1切刃のそれぞれの前記切削部の外周部側に位置している端部から前記後端部側に向かうにつれて直径が小さくなっており、
前記第2領域は、
前記後段部に位置している複数の第2後切刃と、
前記複数の第2後切刃側から前記後端部側に向かって延びている複数の第2後溝と、
前記複数の第2後切刃のそれぞれの前記外周部側に位置している端部から前記後端部側に向かって直径が一定の後領域と、を有する、ドリル。 - 前記後領域は、前記複数の第2後切刃の前記端部から少なくとも前記複数の第2後溝の終端に渡って位置している、請求項1に記載のドリル。
- 前記少なくとも1つの段部は、前記後段部よりも前記先端部側に位置している少なくとも1つの前段部をさらに有し、
前記第2領域は、
前記少なくとも1つの前段部に位置している複数の第2前切刃と、
前記複数の第2前切刃側から前記後端部側に向かって延びている複数の第2前溝と、
前記複数の第2前切刃のそれぞれの前記外周部側に位置している端部から前記後端部側に向かうにつれて直径が小さくなっている前領域と、をさらに有する、請求項1または2に記載のドリル。 - 前記回転軸に垂直な方向から見たとき、前記回転軸に平行な方向での前記後領域の長さが、前記回転軸に平行な方向での前記第1領域の長さおよび前記前領域の長さのいずれよりも大きい、請求項3に記載のドリル。
- 前記回転軸に垂直な方向から見たとき、前記回転軸に平行な方向での前記第1領域の長さおよび前記前領域の長さが、互いに略同一である、請求項3または4に記載のドリル。
- 前記第2領域は、前記外周部において前記複数の第2後溝のうち互いに隣り合う第2後溝間に位置している複数の第2後ランドをさらに有し、
前記複数の第2後ランドはいずれも、ドリルの回転方向の前方側から順に、マージンと、前記マージンに対して窪んでいるクリアランスと、を有する、請求項1〜5のいずれかに記載のドリル。 - 前記少なくとも1つの段部は、前記後段部よりも前記先端部側に位置している少なくとも1つの前段部をさらに有し、
前記第1領域は、前記外周部において前記複数の第1溝のうち互いに隣り合う第1溝間に位置している複数の第1ランドをさらに有し、
前記第2領域は、
前記少なくとも1つの前段部に位置している複数の第2前切刃と、
前記複数の第2前切刃側から前記後端部側に向かって延びている複数の第2前溝と、
前記外周部において前記複数の第2前溝のうち互いに隣り合う第2前溝間に位置している複数の第2前ランドと、をさらに有する、請求項1〜6のいずれかに記載のドリル。 - 前記複数の第1切刃および前記複数の第2後切刃のそれぞれのラジアルレーキ角が、略同一である、請求項1〜7のいずれかに記載のドリル。
- 前記少なくとも1つの段部は、前記後段部よりも前記先端部側に位置している少なくとも1つの前段部をさらに有し、
前記第2領域は、前記少なくとも1つの前段部に位置している複数の第2前切刃をさらに有し、
前記複数の第1切刃、前記複数の第2前切刃および前記複数の第2後切刃のそれぞれのラジアルレーキ角が、略同一である、請求項1〜8のいずれかに記載のドリル。 - 請求項1〜9のいずれかに記載のドリルを前記回転軸まわりに回転させる工程と、
回転している前記ドリルの前記複数の第1切刃および前記複数の第2後切刃を被削材に接触させる工程と、
前記ドリルを前記被削材から離隔させる工程と、を備える、切削加工物の製造方法。 - 前記被削材は、炭素繊維強化プラスチック層を含む積層体である、請求項10に記載の切削加工物の製造方法。
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CN114072249A (zh) * | 2019-07-09 | 2022-02-18 | 京瓷株式会社 | 旋转刀具以及切削加工物的制造方法 |
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2014
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CN114072249B (zh) * | 2019-07-09 | 2024-04-19 | 京瓷株式会社 | 旋转刀具以及切削加工物的制造方法 |
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JP6410544B2 (ja) | 2018-10-24 |
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