JP2016067136A - 機器のレール取付け構造およびそのレール取付け構造を備えた開閉器 - Google Patents
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Abstract
Description
また、ガタつきを抑えるため係合爪にばね性を持たせてガタつきを抑える方法も検討されている。(特許文献2参照)
前記機器の外筐にコイルばね収容室が形成され、
このコイルばね収容室に、前記機器支持レールに向かって傾斜した状態にコイルばねが収容され、 前記機器の外筐の前記機器支持レールの側に、前記一対のレール係合片部を収容可能なレール係合片部収容凹部が形成され、
このレール係合片部収容凹部に、前記一対のレール係合片部の一方及び前記コイルばねに対応し対応する前記一方のレール係合片部を前記一方のレール係合片部の前記延在の方向に移動可能に収容し前記コイルばね収容室に連通した第1のレール係合片部収容溝部を形成する第1のレール係合片部係止突起部と、前記一対のレール係合片部の他方に対応し対応する前記他方のレール係合片部を前記他方のレール係合片部の前記延在の方向に移動可能に収容する第2のレール係合片部収容溝部を形成する第2のレール係合片部係止突起部とが設けられ、
前記一対のレール係合片部の一方が前記第1のレール係合片部収容溝部に収容されると共に前記一対のレール係合片部の他方が前記第2のレール係合片部収容溝部に収容され、且つ前記一方のレール係合片部が前記第1のレール係合片部収容溝部において前記第1のレール係合片部係止突起部と対向すると共に前記他方のレール係合片部が前記第2のレール係合片部収容溝部において前記第2のレール係合片部係止突起部と対向した状態において、前記第1のレール係合片部収容溝部に収容された前記一方のレール係合片部が、前記傾斜した状態のコイルばねによって前記レール底部に向かって斜めの方向に押圧されるものである。
以下この発明の実施の形態1を図1から図5により説明する。
図1から図5はこの発明の実施の形態1における機器のレール取付け構造を例示するものであり、詳しくは、図1は機器が機器支持レールに取り付けられた様子を斜め側面から示した図、図2は機器の外筐となる上下に分割した樹脂成型品の機器ベース部及び機器カバー部とレールを抑えるコイルばねとを分解した様子を示す図、図3は図1のIII−III線における断面を図示矢印の方向の見た図、図4(a)(b)(c)(d)は機器を機器支持レールに取り付ける際の手順を示した図、図5は図4(d)におけるコイルばねと機器支持レールとの構造を詳細に示した要部拡大図である。
機器支持レール2は、例えばIEC規格やDIN規格等に準拠したものであって、所定の厚みを有する長尺の金属板をその幅方向に折曲加工し、断面略U字状の長尺のレール本体の両側に該レール本体に沿って張り出す一対の係合片部(板状縁部)231,232を設けた形状を有する。特に一対の係合片部231,232は、断面四角形状の樋を形成したレール本体の開口端側に、形成されている。この機器支持レール2は、例えば複数の機器を収容する盤内のレール取り付け壁に固定され、機器を盤内に固定するために設けられる。
機器支持レール2は、図1,図4,図5に例示のように、レール取付壁3に取り付けられレール底部21と、このレール底部21の両側に一体に設けられた、レール底部21と鉛直をなして相対的に平行をなして延在する一対のレール側壁部221,222と、これらレール側壁部221,222の各々の先端部から一体をなしてレール底部21との平行線上に相対的に離れる方向に延在する一対のレール係合片部231,232とを有した構造となっている。つまり、機器支持レール2は、次のような構造を有しておればよい。機器支持レール2は、レール底部21とこのレール底部21の両側に設けられた一対のレール側壁部221,222を有する。一対のレール側壁部221,222は、レール底部21と角度をなして相対的に平行をなして延在するものである。図1,図4,図5に例示する一対のレール側壁部221,222は、レール底部21となす角度が90°である場合を示している。機器支持レール2は、レール側壁部221,222の各々の先端部からレール底部21と対向する平面上に、相対的に離れる方向に延在する一対のレール係合片部231,232を有する。図1,図4,図5に例示する一対のレール係合片部231,232は、レール底部21と対向する平面と、レール底部21の面とが平行である場合を示している。機器支持レール2において、レール底部21、レール側壁部221,222、レール係合片部231,232は、一体でもよいし、別体でもよい。
機器100の外筐1にコイルばね収容室11が形成されている。このコイルばね収容室11に、機器支持レール2に向かって傾斜した状態にコイルばね12が収容されている。
このレール係合片部収容凹部13に、一対のレール係合片部の一方231及びコイルばね12に対応し対応する一方のレール係合片部231を一方のレール係合片部231の延在の方向に移動可能に収容しコイルばね収容室11に連通した第1のレール係合片部収容溝部1311を形成する第1のレール係合片部係止突起部1321と、一対のレール係合片部の他方232に対応し対応する他方のレール係合片部232を他方のレール係合片部232の延在の方向に移動可能に収容する第2のレール係合片部収容溝部1312を形成する第2のレール係合片部係止突起部1322とが設けられている。
機器ベース部1bの機器支持レール2と反対の側に設けられた機器ベース部側凹部1b01と、機器カバー部1cの機器支持レール2の側に設けられた機器カバー部側凸部1c01とが嵌合された状態で、機器ベース部側凹部1b01の底面と機器カバー部側凸部1c01の先端面との間にコイルばね収容室11が形成されている。
コイルばね12は、機器支持レール2の図示上側のレール係合片部231に対してコイルばね12の中心12cが図5の紙面上において右側になるように接触する位置関係とし、確実に第1のレール係合片部係止突起部1321の方向に押圧する構成となっている。
機器支持レール2に対して第1のレール係合片部収容溝部1311にレール係合片部231(もしくは232)を掛け、機器100をコイルばね12がたわむ方向に機器100を引きこむ(図4(a)→(b))。
実施の形態1は、長尺のレール本体(レール底部21および一対のレール側壁部221,222)の両側に該レール本体に沿って張り出す一対のレール係合片部231,232を備えた機器支持レール2に、樹脂成型品からなる箱形の機器100を取り付けるためのレール取付け構造である。機器100は、その機器100の外筐1のレール取付け側のレール係合片部収容凹部13の両側に機器支持レール2を跨いで一対のレール係合片部231,232の側方にそれぞれ突出する第1の台部および第2の台部と、レール係合片部収容凹部13と第1の台部との境界に設けられたレール係合片部収容凹部13の底面(機器支持レール2への取り付け面)との間に第1の隙間(第1のレール係合片部収容溝部1311)を形成し該隙間に挿入された一方のレール係合片部231に係合する第1爪(第1のレール係合片部係止突起部1321)と、側面投影方向から見たときに第1爪(第1のレール係合片部係止突起部1321)の第1の隙間(第1のレール係合片部収容溝部1311)の位置に配置され一方のレール係合片部231を第2の台部の方向に加圧するコイルばね12と、レール係合片部収容凹部13と第2の台部との境界に設けられたレール係合片部収容凹部13の底面(機器支持レール2への取り付け面)との間に第2の隙間(第2のレール係合片部収容溝部1312)を形成し該隙間に挿入された他方のレール係合片部231がコイルばね12の加圧力により当接、係合する第2爪(第2のレール係合片部係止突起部1322)とを備え、コイルばね12は、一方のレール係合片部231を第2爪(第2のレール係合片部係止突起部1322)方向だけでなく、第1爪(第1のレール係合片部係止突起部1321)を機器100の上から下方向(機器支持レール2の方向)に加圧する方向に構成してある。
以下この発明の実施の形態2を図6から図8により説明する。図6はこの発明の実施の形態2における外郭樹脂部品とコイルばねの分解斜視図、図7は図6に示す状態から、コイルばねと第2のカバーをベースに組み付けた状態を示す分解斜視図、図8は図7に示す状態から、組み立て完了状態を示す斜視図である。
実施の形態1では、取付面(レール係合片部収容凹部13の底面)に平行な面で分割された、いわゆる横割り構造の筐体構成であったが、本実施の形態2では、取付面(レール係合片部収容凹部13の底面)に垂直な面で分割された、いわゆる縦割り構造の筐体構造の事例である。
機器ベース部1bと第1の機器カバー部1c1と第2の機器カバー部1c2との間に、コイルばね収容室11が、機器ベース部1bと第1の機器カバー部1c1と第2の機器カバー部1c2とに囲まれて形成されている。
コイルばね収容室11の天井面112に、コイル内空間12sの中へ延在し第1のコイルばね掛け止め突起部133に対向する第2のコイルばね掛け止め突起部134が一体に設けられ、
コイルばね12の機器支持レール2に近い側の端部が第1のコイルばね掛け止め突起部133によって係り止めされ、
コイルばね12の機器支持レール2に遠い側の端部が第2のコイルばね掛け止め突起部134によって係り止めされる。
コイルばね12がコイルばね収容室11に挿入された状態でコイルばね12の機器支持レール2に近い側の端部が第1のコイルばね掛け止め突起部133によって係り止めされ、コイルばね12の機器支持レール2に遠い側の端部が第2のコイルばね掛け止め突起部134によって係り止めされる。
機器100の機器支持レール2への取付手順は、実施の形態1と同様であるので、説明は省略する。
以下この発明の実施の形態3を図9、図10により説明する。図9はこの発明の実施の形態3における開閉器の外郭樹脂部品の分解斜視図、図10は図9に示す状態から、第2のカバーをベースに組み付けた状態を示す側面図、図11はコイルばね12と固定接触子42の関係を示す要部拡大図である。
実施の形態2に示す取付面に垂直な面で分割された、いわゆる縦割り構造の筐体構造を開閉器に適用した事例である。すなわち、機器100が開閉器101の場合である。
機器ベース部1bと第1の機器カバー部1c1と第2の機器カバー部1c2との間に、コイルばね収容室11が、機器ベース部1bと第1の機器カバー部1c1と第2の機器カバー部1c2とに囲まれて実施の形態2と同様に形成されている。
45が設けられている。
コイルばね12は、固定接触子42および可動接触子44と、絶縁壁等により電気的に絶縁されている。
第1のレール係合片部係止突起部1321および第2のレール係合片部係止突起部1322は開閉器背面側に設けられている。
その他の構成については、実施の形態2と同様であるので、説明は省略する。
コイルばね12は、固定接触子42に対し可動接触子44とは反対側に設けられ、コイルばね12がレール底部21となす第1の角度θ1が、固定接触子42がレール底部21となす第2の角度θ2より小さいので、固定接触子42におけるレール底部21側のスペースを有効に使用することができる。
なお、各図中、同一符合は同一または相当部分を示す。
1b01 機器ベース部側凹部、
1b01cs 機器ベース部側凹部、 1b01の半円溝状の湾曲底面、
1c 機器カバー部、 1c01機器カバー部側凸部、
1c01cs 機器カバー部側凸部、 1c01の半円溝状の湾曲先端面、
1c1 第1の機器カバー部、 1c2 第2の機器カバー部、
11 コイルばね収容室、 111 コイルばね位置決め溝、
112 コイルばね収容室の天井面、12 コイルばね、
12c コイル中心、 12s コイル内空間、
121 コイルばね端面、 13 レール係合片部収容凹部、
1311 第1のレール係合片部収容溝部、
1312 第2のレール係合片部収容溝部、
1312b 第2のレール係合片部収容溝部1312の底、
1321 第1のレール係合片部係止突起部、
13211 レール係合片部案内斜面、
1322 第2のレール係合片部係止突起部、
133 コイルばね掛け止め突起部(第1のコイルばね掛け止め突起部)、
134 第2のコイルばね掛け止め突起部、
1341 傾斜、 13g231 相対的移動許容隙間、
2 機器支持レール、 21 レール底部、
221,222 一対のレール側壁部、
231,232 一対のレール係合片部、
3 レール取付壁、 41 固定接点、
42 固定接触子、 43 可動接点、
44 可動接触子、 100 機器、
101 開閉器。
Claims (22)
- レール底部とこのレール底部の両側に設けられた、前記レール底部と角度をなして相対的に平行をなして延在する一対のレール側壁部とこれらレール側壁部の各々の先端部から前記レール底部と対向する平面上に、相対的に離れる方向に延在する一対のレール係合片部とを有した機器支持レールに着脱可能に装着される機器のレール取り付け構造であって、
前記機器の外筐にコイルばね収容室が形成され、
このコイルばね収容室に、前記機器支持レールに向かって傾斜した状態にコイルばねが収容され、
前記機器の外筐の前記機器支持レールの側に、前記一対のレール係合片部を収容可能なレール係合片部収容凹部が形成され、
このレール係合片部収容凹部に、前記一対のレール係合片部の一方及び前記コイルばねに対応し対応する前記一方のレール係合片部を前記一方のレール係合片部の前記延在の方向に移動可能に収容し前記コイルばね収容室に連通した第1のレール係合片部収容溝部を形成する第1のレール係合片部係止突起部と、前記一対のレール係合片部の他方に対応し対応する前記他方のレール係合片部を前記他方のレール係合片部の前記延在の方向に移動可能に収容する第2のレール係合片部収容溝部を形成する第2のレール係合片部係止突起部とが設けられ、
前記一対のレール係合片部の一方が前記第1のレール係合片部収容溝部に収容されると共に前記一対のレール係合片部の他方が前記第2のレール係合片部収容溝部に収容され、且つ前記一方のレール係合片部が前記第1のレール係合片部収容溝部において前記第1のレール係合片部係止突起部と対向すると共に前記他方のレール係合片部が前記第2のレール係合片部収容溝部において前記第2のレール係合片部係止突起部と対向した状態において、前記第1のレール係合片部収容溝部に収容された前記一方のレール係合片部が、前記傾斜した状態のコイルばねによって前記レール底部に向かって斜めの方向に押圧される
ことを特徴とする機器のレール取り付け構造。 - 請求項1に記載の機器のレール取り付け構造において、
前記機器の外筐が、機器ベース部と、この機器ベース部に対して前記機器支持レールと反対の側に位置して前記機器ベース部に組み付けられる機器カバー部とで構成され、
前記機器ベース部の前記機器支持レールと反対の側に設けられた機器ベース部側凹部と、前記機器カバー部の前記機器支持レールの側に設けられた機器カバー部側凸部とが嵌合された状態で、前記機器ベース部側凹部の底面と前記機器カバー部側凸部の先端面との間に前記コイルばね収容室が形成されている
ことを特徴とする機器のレール取り付け構造。 - 請求項2に記載の機器のレール取り付け構造において、
前記コイルばね収容室が、前記機器ベース部側凹部の半円溝状の湾曲底面と、前記機器カバー部側凸部の半円溝状の湾曲先端面とによって形成され、
前記湾曲底面と前記湾曲先端面とによって、前記機器の外筐の中での前記コイルばね自体の位置が定まる
ことを特徴とする機器のレール取り付け構造。 - 請求項1に記載の機器のレール取り付け構造において、
前記機器の外筐が、機器ベース部と、この機器ベース部の前記一対のレール係合片部の延在の方向と直交する方向の両側に位置して前記機器ベース部に組み付けられる第1の機器カバー部及び第2の機器カバー部とで構成され、
前記機器ベース部と前記第1の機器カバー部と前記第2の機器カバー部との間に、前記コイルばね収容室が、前記機器ベース部と前記第1の機器カバー部と前記第2の機器カバ
ー部とに囲まれて形成されている
ことを特徴とする機器のレール取り付け構造。 - 請求項1から請求項3の何れか一に記載の機器のレール取り付け構造において、
前記傾斜した状態のコイルばねの前記第1のレール係合片部収容溝部の側の端を、前記第1のレール係合片部収容溝部に収容された前記一方のレール係合片部を前記一方のレール係合片に向かって斜めの方向に押圧する位置に位置決めするコイルばね位置決め溝が、前記コイルばね収容室の前記第1のレール係合片部収容溝部の側に設けられている
ことを特徴とする機器のレール取り付け構造。 - 請求項5に記載の機器のレール取り付け構造において、
前記コイルばねのコイル内空間の中へ延在するコイルばね掛け止め突起部が前記コイルばね位置決め溝に隣接して前記レール係合片部収容凹部に設けられている
ことを特徴とする機器のレール取り付け構造。 - 請求項4に記載の機器のレール取り付け構造において、
前記コイルばねのコイル内空間の中へ延在する第1のコイルばね掛け止め突起部が前記コイルばね位置決め溝に隣接して前記機器ベース部に一体に設けられ、
前記コイルばね収容室の天井面に、コイル内空間の中へ延在し前記第1のコイルばね掛け止め突起部に対向する第2のコイルばね掛け止め突起部が一体に設けられ、
前記コイルばねの前記機器支持レールに近い側の端部が前記第1のコイルばね掛け止め突起部によって係り止めされ、
前記コイルばねの前記機器支持レールに遠い側の端部が前記第2のコイルばね掛け止め突起部によって係り止めされる
ことを特徴とする機器のレール取り付け構造。 - 請求項7に記載の機器のレール取り付け構造において、
前記機器ベース部に前記第1の機器カバー部が組み合わされた状態で前記コイルばねが前記コイルばね収容室に挿入され、
前記コイルばねが前記コイルばね収容室に挿入された状態で前記コイルばねの前記機器支持レールに近い側の端部が前記第1のコイルばね掛け止め突起部によって係り止めされ、前記コイルばねの前記機器支持レールに遠い側の端部が前記第2のコイルばね掛け止め突起部によって係り止めされる
ことを特徴とする機器のレール取り付け構造。 - 請求項8に記載の機器のレール取り付け構造において、
前記コイルばねの前記機器支持レールに近い側の端部が前記第1のコイルばね掛け止め突起部によって係り止めされ前記コイルばねの前記機器支持レールに遠い側の端部が前記第2のコイルばね掛け止め突起部によって係り止めされた状態で、前記第2の機器カバー部が、第1の機器カバー部が組み付けられた前記機器ベース部に組み付けられる
ことを特徴とする機器のレール取り付け構造。 - 請求項1から請求項9の何れか一に記載の機器のレール取り付け構造において、
前記傾斜した状態のコイルばねの前記機器支持レール寄りのコイルばね端面が前記一方のレール係合片部に当接することによって、前記第1のレール係合片部収容溝部に収容された前記一方のレール係合片部が前記レール底部に向かって斜めの方向に押圧される
ことを特徴とする機器のレール取り付け構造。 - 請求項10に記載の機器のレール取り付け構造において、
前記コイルばねの押圧力によって、前記他方のレール係合片部の先端が、前記第2のレール係合片部収容溝部の底に当接している
ことを特徴とする機器のレール取り付け構造。 - 請求項1から請求項11の何れか一に記載の機器のレール取り付け構造において、
前記第1のレール係合片部収容溝部に収容された前記一方のレール係合片部が前記傾斜した状態のコイルばねによって前記レール底部に向かって斜めの方向に押圧されている状態において、
前記一方のレール係合片部の前記レール係合片部収容凹部の側の面と、前記レール係合片部収容凹部の前記一方のレール係合片部の側の面との間に、前記一方のレール係合片部と前記機器の外筐との前記一方のレール係合片部の前記延在の方向への前記コイルばねの押圧力に抗した相対的移動を許容する相対的移動許容隙間が形成されている
ことを特徴とする機器のレール取り付け構造。 - 請求項12に記載の機器のレール取り付け構造において、
前記一方のレール係合片部と前記機器の外筐1との前記一方のレール係合片部の前記延在の方向への前記コイルばねの押圧力に抗した相対的移動を案内するレール係合片部案内斜面が、前記第1のレール係合片部係止突起部の前記機器支持レールと反対の側に設けられている
ことを特徴とする機器のレール取り付け構造。 - 請求項1から請求項13の何れか一に記載の機器の取り付け構造において、
前記第1のレール係合片部収容溝部に収容された前記一方のレール係合片部が、前記傾斜した状態のコイルばねによって前記レール底部に向かって斜めの方向に押圧されることにより、前記傾斜した状態のコイルばねの押圧力Fが前記一方のレール係合片部に前記第1のレール係合片部係止突起部の方向に作用する分力F1が前記一方のレール係合片部と前記第1のレール係合片部係止突起部とを弾性的に係合させ、前記傾斜した状態のコイルばねの押圧力Fが前記一方のレール係合片部231に前記第2のレール係合片部収容溝部の方向に作用する分力F2が前記他方のレール係合片部と前記第2のレール係合片部収容溝部の底とを弾性的に当接させる
ことを特徴とする機器のレール取り付け構造。 - 請求項1から請求項14の何れか一に記載の機器の取り付け構造において、
前記傾斜した状態のコイルばねの前記機器支持レールの側の端面が、そのコイル中心より前記機器支持レールの側で、前記一方のレール係合片部に当接する
ことを特徴とする機器のレール取り付け構造。 - 請求項1から請求項15の何れか一に記載の機器の取り付け構造において、
前記機器の外筐が、前記一方のレール係合片部が前記第1のレール係合片部収容溝部に挿入された状態で前記他方のレール係合片部の前記延在の方向へ前記コイルばね12の押圧力に抗して移動させられ、
この移動させられた状態で前記機器の外筐が前記移動の方向と反対の方向に移動させられて前記他方のレール係合片部に前記機器の外筐の前記第2のレール係合片部収容溝部に嵌入されることにより、
前記機器の外筐が前記機器支持レールに取り付けられている
ことを特徴とする機器のレール取り付け構造。 - 請求項1から請求項15の何れか一に記載の機器の取り付け構造において、
前記機器の外筐が、前記他方のレール係合片部の前記延在の方向へ前記コイルばねの押圧力に抗して移動させられることにより、前記他方のレール係合片部が前記第2のレール係合片部収容溝部および第2のレール係合片部係止突起部から離脱され、
前記他方のレール係合片部の前記第2のレール係合片部収容溝部および第2のレール係合片部係止突起部から離脱した状態で、前記移動の方向と反対の方向に移動させられて前記一方のレール係合片部が前記第1のレール係合片部収容溝部および第1のレール係合片部係止突起部ら離脱されることにより、
前記機器の外筐1が前記機器支持レール2から取り外される
ことを特徴とする機器のレール取り付け構造。 - 請求項4に記載の機器のレール取り付け構造を備え、前記機器は開閉器であって、
固定接点を有する固定接触子と、前記固定接点に対し接触および開離する可動接点が設けられた可動接触子と、を有することを特徴とする開閉器。 - 請求項18に記載の開閉器において、
前記コイルばねは、前記固定接触子に対し前記可動接触子とは反対側に設けられていることを特徴とする開閉器。 - 請求項19に記載の開閉器において、
前記コイルばねと前記レール底部がなす第1の角度は、前記固定接触子と前記レール底部がなす第2の角度より小さいことを特徴とする開閉器。 - 請求項18から請求項20の何れか一に記載の開閉器において、
前記コイルばねは、前記固定接触子および前記可動接触子と電気的に絶縁されていることを特徴とする開閉器。 - 請求項18から請求項21の何れか一に記載の開閉器において、
前記第1のレール係合片部係止突起部および前記第2のレール係合片部係止突起部が開閉器背面側に設けられていることを特徴とする開閉器。
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