JP2016062087A - 再貼り着け用ラベル - Google Patents

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Abstract

【課題】剥離性と粘着性とを両立する。【解決手段】ラベル本体11と、ラベル本体の裏面に設けられた粘着領域13と、粘着領域によってラベル本体に仮着されるセパレータ14と、を有するラベル10であって、粘着領域が設けられたラベル本体には、セパレータから剥離可能としてラベル本体から再貼り着け可能に区画された剥離部分12と、ラベル本体を被着物に貼り着ける貼り着け部分13A,13Bと、が設けられ、剥離部分の裏面に粘着領域が設けられ、セパレータが、粘着領域の剥離部分およびその周辺を含む領域を覆うように設けられ、貼り着け部分が、セパレータの外側に位置する粘着領域とされる。【選択図】図4

Description

本発明は、再貼り着け用ラベルに係り、特に、内容物の移動に伴って容器外面形状が可変な使い捨て用容器などに対して貼り着けるとともに一部分を他の容器等に再貼り着けが容易に可能なラベルに用いて好適な技術に関する。
これまで、詰め替え容器やパウチ容器などに対して、ラベル貼りという需要はあまりなかった。その理由は製品の天面部分を自由形状の輪郭として改良することで商品を目立たせることが可能なためである。
つまりアイキャッチのためのラベルは本来、貼ることによって商品を目立たせることが目的であるため、貼ることなく商品を目立たせることが可能であればラベルを貼る必要はないとされていた。
最近、詰め替え容器としてパウチ容器が使用される場合には、製造ロットナンバー等が表示されたラベルをパウチ容器に貼っておき、このラベルを詰め替え先の容器に貼り替えるというような用途があり、このような技術例が特許文献1に記載されている。
また、卵パックのように、ほぼ形状が変化しない容器に対して再貼り着け可能なラベルを貼り着ける技術が特許文献2に記載されている。
特開2002−337881号公報 特開2010−152117号公報 特開2007−168204号公報
しかし、特許文献1では単にラベルを貼り替えるという技術のみが記載されているだけで貼り替える際のラベルの状態について配慮がなされているものではない。
特に、特許文献1記載の技術によれば、被着物に直接貼りついたラベルを強制的に剥がすため、粘着剤が強い場合には、剥がしにくい上、被着物に粘着剤が残って再貼り付け先の容器への粘着力が確保されない可能性もある、もしくは、粘着剤が弱い場合には、剥がしやすさは向上できるが、せっかく再貼り着けした張り替え容器から剥がれてしまう可能性があり、好ましくない。
さらに、特許文献1記載の技術によれば、被着物に直接貼りついたラベルを剥がす際、ラベルが曲がることによりラベルがカールしてしまう場合がある。そうすると貼り替え先の容器にラベルを貼り替えにくくなるという問題があった。
また昨今、ドラッグストアなどでは、本体容器に比べて詰め替え用容器としてパウチ容器の販売数が多くなっており、詰め替え用パウチ容器が商品の主流となってゆく傾向があるため、詰め替え用容器においても他の商品との差別化のためにアイキャッチャーなラベルを貼りたいという要求が発生してきた。
しかし、特許文献2記載に記載されているのは卵パックのようにある程度変形しない容器に貼り着ける技術であるが、詰め替え用容器つまり使い捨て用容器の主流であるパウチ容器は、内容物が液体で、現状、ラベルの自動貼りなどに対応できる技術がないという問題があった。
このように内容物の移動による変形が著しいパウチなどでは、内容物の充填後にラベルを貼ることができないために、特許文献3のように、充填前はおろか、パウチ形成前にラベルを貼ることが検討されている。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、以下の目的を達成しようとするものである。
1.部分的に剥離・再貼り着け可能な再貼り着け用ラベルにおいて、被着物に貼り付ける際にあらかじめ剥がす目的箇所においては直接被着物とラベルの糊面が触れない状態を可能とすること。
2.被着物として液体等が収容されて内容物によって輪郭あるいは外形が可変な容器に貼り着け可能とすること。
3.自動化を可能として詰め替え容器への貼り着けにかかるコストの削減を図ること。
4.ラベルの接着性と、再貼り着け部分の剥離性および再貼り着け性との両立を図ること。
本発明の再貼り着け用ラベルは、ラベル本体と、前記ラベル本体の裏面に設けられた粘着領域と、前記粘着領域によって前記ラベル本体に仮着されるセパレータと、を有するラベルであって、
前記粘着領域が設けられた前記ラベル本体には、前記セパレータから剥離可能として前記ラベル本体から再貼り着け可能に区画された剥離部分と、前記ラベル本体を被着物に貼り着ける貼り着け部分と、が設けられ、
前記剥離部分の裏面に前記粘着領域が設けられ、
前記セパレータが、前記粘着領域の前記剥離部分およびその周辺を含む領域を覆うように設けられ、
前記貼り着け部分が、前記セパレータの外側に位置する前記粘着領域とされることにより上記課題を解決した。
本発明において、前記貼り着け部分が幅方向において、ラベルの全幅に亘って設けられることがより好ましい。
本発明の再貼り着け用ラベルには、前記貼り着け部分が、前記剥離部分に対して、前記幅方向と直交する上下方向における両側位置に設けられることが可能である。
また、本発明において、前記剥離部分に対して前記上下方向における両側位置に設けられた前記貼り着け部分が、いずれもラベルの全幅に亘って設けられる手段を採用することもできる。
また、前記幅方向と直交する上下方向が、前記被着物にラベルを貼り着ける際に、該被着物が移動する移動方向とされることが好ましい。
また、前記セパレータが前記幅方向において、ラベルの全幅に亘って設けられることができる。
また、前記粘着領域が強粘材からなることが好ましい。
本発明においては、前記被着物が、詰め替え用パウチ容器とされることができる。
本発明の再貼り着け用ラベルは、ラベル本体と、前記ラベル本体の裏面に設けられた粘着領域と、前記粘着領域によって前記ラベル本体に仮着されるセパレータと、を有するラベルであって、
前記粘着領域が設けられた前記ラベル本体には、前記セパレータから剥離可能として前記ラベル本体から再貼り着け可能に区画された剥離部分と、前記ラベル本体を被着物に貼り着ける貼り着け部分と、が設けられ、
前記剥離部分の裏面に前記粘着領域が設けられ、
前記セパレータが、前記粘着領域の前記剥離部分およびその周辺を含む領域を覆うように設けられ、
前記貼り着け部分が、前記セパレータの外側に位置する前記粘着領域とされることにより、ラベルを被着体に貼り着けている粘着剤と同じ粘着剤を裏面に有する剥離部分をラベル本体から分離可能としつつ、同時に、セパレータによって剥離部分の粘着剤が被着物には当接しないようにすることで、この剥離部分における剥離性と再貼着性とを両立することが容易に可能となる。
本発明において、前記貼り着け部分が幅方向において、ラベルの全幅に亘って設けられることにより、ラベルを被着物に貼り着ける際に、被着物に収容された内容物の移動によって被着物(容器)表面が変形する場合でもラベルを被着物表面に対して強固に固着して、ラベルがずれたり剥がれたりすることを防止できる。しかもこのような強固な貼り着けを実現できる粘着剤を剥離部分にも配することができるので、剥離部分の再付着を強固におこなうことを可能にできる。
特に、自動貼り着け機等を利用して被着物を寝かせた状態でラベルを貼り着ける場合に、被着物(容器)表面が内容物の移動等により変形する場合でも、被着物におけるラベル貼り付け位置での表面凹凸形状の状態にかかわらず、貼り着け部分が幅方向のどこか一部分でも被着物表面に接着することで、ラベルと被着物との位置を固定して、最初に接着した部分から幅方向にラベルと被着物との接着部分を増やしていき、ラベル全幅まで接着状態を拡大することにより、ラベルを被着物表面に対して強固に固着して、ラベルがずれたり剥がれたりすることを防止できる。
本発明の再貼り着け用ラベルには、前記貼り着け部分が、前記剥離部分に対して、前記幅方向と直交する上下方向における両側位置に設けられることにより、ラベル本体と被着物との間に位置するセパレータを、貼り着け部分によって上下位置で固定しラベル本体と被着物との間に挟むことになるため、ラベルを被着物に貼り着けた後に、セパレータがラベルから剥がれてしまうことを防止するとともに、剥離部分が不用意に離脱してしまうことも防止できる。また、自動貼り機によるラベルの貼り付け時に、被着物(容器)表面が変形した場合でもラベルを被着物表面に対して二カ所で強固に固着して、ラベルがずれたり剥がれたりすることを防止できる。
なお、本発明において、幅方向と直交する上下方向における両側位置とは、剥離部分の上側および下側の位置を意味するものである。
また、本発明において、前記剥離部分に対して前記上下方向における両側位置に設けられた前記貼り着け部分が、いずれもラベルの全幅に亘って設けられることにより、自動貼り着け機等を利用して被着物を寝かせた状態でラベルを貼り着ける場合に、被着物(容器)表面が内容物の移動等により変形する場合でも、先に被着物と接触する側の貼り着け部分が幅方向のどこか一部分でも被着物表面に接着することで、被着物におけるラベル貼り付け位置での表面凹凸形状の状態にかかわらず、ラベルと被着物との位置を固定して規制し、最初に接着した部分から幅方向にラベルと被着物との接着部分を増やしていき、ラベル全幅まで接着状態を拡大することにより、ラベルを被着物表面に対して強固に固着するとともに、後で被着物と接触する側の貼り着け部分が幅方向のどこか一部分でも被着物表面に接着することで、ラベルと被着物との位置を固定して、最初に接着した部分から幅方向にラベルと被着物との接着部分を増やしていき、ラベル全幅まで接着状態を拡大することにより、ラベルが被着物に対してずれたり剥がれたりすることを容易にかつ効率よく防止することが可能となる。
また、前記幅方向と直交する上下方向が、前記被着物にラベルを貼り着ける際に、該被着物が移動する移動方向とされることにより、被着物とラベルとの相対移動に伴って、ラベルを貼り着ける際に、貼り着け部分をラベルの幅方向に延在させて、貼り着け部分が幅方向のどこか一部分でも被着物表面に接着することで、被着物におけるラベル貼り付け位置での表面凹凸形状の状態にかかわらず、ラベルと被着物とを確実に接続して、最初に接着した部分から幅方向にラベルと被着物との接着部分を増やしていき、ラベル全幅まで接着状態を拡大することにより、ラベルを被着物表面に対して確実に固着して、ラベルの貼り損ないが発生してしまうことを防止できる。
また、前記セパレータが幅方向において、ラベルの全幅に亘って設けられることにより、変形する被着物表面に対して、セパレータの上下方向両側に位置する貼り着け部分によって接着されることになるので、被着物に対して、ラベルが依れて変形した状態で貼り着けられてしまうことを防止できる。また、セパレータの上下方向両側に位置する貼り着け部分によって被着物に接着されることになるので、被着物表面の変形に追従してラベルが褶曲変形した場合でも、ラベルが剥がれて離脱してしまうことを防止できる。
また、前記粘着領域が強粘材からなることにより、ラベルを強固に被着物に貼り着けるとともに、剥離部分を確実に再付着することができ、ラベルおよび剥離部分の両方において、剥がれたり貼り着け不良が発生することを防止できる。
本発明においては、前記被着物が、詰め替え用パウチ容器とされることにより、被着物(容器)表面が内容物の移動等により変形する場合でも、被着物におけるラベル貼り付け位置での表面凹凸形状の状態にかかわらず、ラベルが剥がれて離脱してしまうことを防止できる。
本発明によれば、被着物におけるラベル貼り付け位置での表面凹凸形状の状態にかかわらず、ラベルを強固に被着物に貼り着けるとともに、剥離部分の剥離性と再貼り着け性を良好にすることができるという効果を奏することができる。
本発明に係る再貼り着け用ラベルの第1実施形態における表面を示す平面図である。 本発明に係る再貼り着け用ラベルの第1実施形態における裏面を示す平面図(a)、および矢視断面状態を示す断面図(b)である。 本発明に係る再貼り着け用ラベルの第1実施形態を貼り着ける被着物としてのスタンディングパウチを示し、( a ) はその側断面図、( b ) はその平面図である。 本発明に係る再貼り着け用ラベルの第1実施形態を図3のスタンディングパウチに貼り着けた状態を示す斜視図である。 本発明に係る再貼り着け用ラベルの第1実施形態を貼り着ける被着物としてのスタンディングパウチにおいて貼り着け工程における寝かせた状態を示す斜視図である。 本発明に係る再貼り着け用ラベルの第1実施形態を図5のスタンディングパウチに自動貼り着け機により貼り着ける工程を示す工程図である。 本発明に係る再貼り着け用ラベルの第1実施形態を図5のスタンディングパウチに自動貼り着け機により貼り着ける工程を示す工程図である。 本発明に係る再貼り着け用ラベルの第1実施形態を貼り着ける被着物としてのスタンディングパウチの他の例を示す斜視図である。 本発明に係る再貼り着け用ラベルの第1実施形態における他の例での裏面を示す平面図である。 本発明に係る再貼り着け用ラベルの実施形態における表面の例を示す平面図である。 本発明に係る再貼り着け用ラベルの実施形態における表面の例を示す平面図である。 本発明に係る再貼り着け用ラベルの実施形態における表面の例を示す平面図である。 本発明に係る再貼り着け用ラベルの実施形態における表面の例を示す平面図である。 本発明に係る再貼り着け用ラベルの実施形態における表面の例を示す平面図である。 本発明に係る再貼り着け用ラベルの実施形態における表面の例を示す平面図である。
以下、本発明に係る再貼り着け用ラベルの第1実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態における再貼り着け用ラベルの表面を示す平面図であり、図2は、同裏面を示す平面図(a)、および、同bb’矢視断面図(b)であり、図において、符号10は、再貼り着け用ラベルである。
本実施形態における再貼り着け用ラベル10は、被着物としてのパウチPに貼り着けるものとされる。
本実施形態における再貼り着け用ラベル10は、図1,図2に示すように、ラベル本体11と、ラベル本体11に設けられて剥離および再貼り着け可能にラベル本体11から分離可能な剥離部分12と、ラベル本体11の裏面で剥離部分12を含む領域に設けられた粘着領域13と、粘着領域13の剥離部分12およびその周辺領域を覆うセパレータ14と、を有する。
本実施形態におけるラベル本体11は矩形とされているが、これは一例であり、アイキャッチャーなど、所定の輪郭形状を有するものとされる。ラベル本体11の表面側は、印刷面とされており、所望の文字、図形、デザイン等を印刷することができる。
ラベル本体11を構成する基材としては、特に限定されないが、例えば、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系、ポリスチレン系、ポリエチレン系、ポリプロピレン系、ポリカーボネート系、ポリアミド系などの単層又は2層以上の積層フィルムなどの柔軟な熱可塑性樹脂フィルム、二軸延伸ポリエステル系フィルム、紙、ユポ(登録商標;株式会社ユポ・コーポレーション)、アルミ層を有するフィルム素材など、従来のラベルの基材として用いられているもので、印刷可能なものが挙げられる。
ラベル本体11の厚みは、通常、30〜500μm程度のものが用いられる。
剥離部分12は、図1,図2に示すように、ラベル本体11を部分的に打ち抜いたものとされ、破断線、連続した切断線、半抜き等によりラベル本体11から分離可能とされている。剥離部分12は、ラベル本体11よりも小さければその大きさ・輪郭形状は任意であるが、ラベル10をパウチPに貼り着けることが可能であることが必要である。剥離部分12には、例えば、
・詰め替え容器の使用開始表示
・詰め替え製品の賞味期限表示(中面に印字も対応可能)
・製品のロットナンバーなどの表示(詰め替え前の情報を詰め替え後も残す)
・製造業者側の注意書き表示として(使用できない製品の紹介など)
・マイレージキャンペーンラベル表示(はがき応募など)
などを表示することが可能である。
あるいは、剥離部分12は、袋入り調味料(砂糖・塩等)において、開封後に開口された部分を閉塞しておくための袋止ラベルとして使用することも可能である。
粘着領域13は、図1,図2に示すように、ラベル本体11裏面の剥離部分12を含む領域に設けられ、強粘剤からなるものとされる。
ここで、強粘剤とは、被着物への恒久的な接着や接着しづらい 凹凸面への充分な接着力を有するものである。
粘着領域13は、図1,図2に示すように、ラベル本体11裏面において、剥離部分12を含むとともに、この剥離部分12に対して、上下方向Vの両側まで連続する部分を有するように設けられ、かつ、ラベル本体11の幅方向Hの全寸法H0となるように設定されている。
セパレータ14は、図1,図2に示すように、ラベル本体11裏面において、剥離部分12を含むとともに、この剥離部分12に対して、上下方向Vの両側に連続する部分があるように、幅方向Hにおける剥離部分12の寸法よりも大きな幅方向寸法を有して設けられる。また、セパレータ14は、上下方向Vにおける剥離部分12の両側位置に貼り着け部分13A,13Bとなる充分な幅寸法を有するように、剥離部分12より大きく粘着領域13よりも小さな上下方向寸法を有する。
セパレータ14は、また、ラベル本体11の幅方向Hの全寸法H0と等しい幅寸法となるように設けられている。本実施形態では、セパレータ14は、矩形状の輪郭を有するものとされているが、ラベル本体11および剥離部分12の輪郭形状に対応してこれ以外の形状として設定することもできる。
セパレータ14は、粘着領域13の強粘材に対して易剥離性を有する程度に弱く接着する表面を有し、例えば、シリコーン樹脂などの剥離剤を含む塗工液( 例えば、シリコーンを含む紫外線硬化型インキなど) 、ワックス・滑剤・シリコーンオイルなどの離型性を向上できる添加剤を混合した塗工液、微粒子を含む塗工液などを紙などに塗工することにより形成することができる。
貼り着け部分13A,13Bは、図2に示すように、セパレータ14の上下にそれぞれ設けられて、ラベル本体11の下端部においてその全幅に位置するように下貼り着け部分(貼り着け部分)13Aが設けられ、セパレータ14の上側に隣接してその全幅に位置するように上貼り着け部分(貼り着け部分)13Bが設けられる。
下貼り着け部分13A,上貼り着け部分13Bは、図2に示すように、いずれも矩形状の輪郭を有するものとされているが、ラベル本体11および剥離部分12の輪郭形状に対応してこれ以外の形状として設定することもできる。この場合でも、後述するように、ラベル10をパウチPに貼り着ける際に必要な上下方向Vにおける幅寸法、および幅方向Hにおける寸法H0を有することが必要である。
本実施形態では、貼り着け部分13Aがラベル本体11の下端部に所定幅を持って設けられているが、後述するように、ラベル10をパウチPに貼り着ける際に、支障がなければ、ラベル本体11の下端側に貼り着け部分でない領域を設けることが可能であるが、基本的に、ラベル本体11の下端全幅に設けられることが好ましい。
また、貼り着け部分13Bがラベル本体11の上下方向V中央付近に位置しているが、剥離部分12の上側全幅に設けられていれば問題はなく、上貼り着け部分13Bがラベル本体11の上端部に設けられることもできる。さらに、本実施形態における上貼り着け部分13Bよりも上下方向Vの上側位置に、上貼り着け部分13Bとは離間した別の貼り着け部分を設けることも可能である。
パウチPは、液状の食品類やトイレタリーやハウスケア用の液状薬剤などの液状内容物を密封包装した自立可能なパウチ、チューブ、紙器などからなる詰め替え容器や、砂糖、小麦粉などの粉体や米穀などの粒体が充填されて、内容物が移動することで容器外形が変化する食品販売用容器などとされる。
パウチPは、図3〜図5に示すように、例えば、自立可能なスタンディングパウチとされる。パウチPは、製袋用とされるフィルムとして、片面にシーラント層の設けられた矩形状の外側樹脂フィルム1、1を、シーラント層が内側になるようにして2枚重ねにし、その下端部の重ね合わせ内面に、外側樹脂フィルム1と同等の製袋用フィルムとして、片面にシーラント層の設けられた内側樹脂フィルム2を二つ折りにして挟み込んでいる。この二つ折りして挟み込んだ内側樹脂フィルム2は、片面に設けられたシーラント層を外面にして外側樹脂フィルム1、1の下端部に挟み込まれている。
そして、重ね合わせた外側樹脂フィルム1,1と内側樹脂フィルム2とにおいては、図3(b)に示すように、重ね合わせた外側樹脂フィルム1,1の両側端部が、重ね合わせシーラント層によりヒートシールされて両側端シール部3、3として形成されている。また、重ね合わせた外側樹脂フィルム1と内側樹脂フィルム2の下端部が、下端シール部4として形成されている。同時に、外側樹脂フィルム1、1と内側樹脂フィルム2とにおいて、両側端部と下端部で形成されるそれぞれ角隅部には、重ね合わせシーラント層により略三角形状のヒートシール領域5、5が形成される。そして、残りの1方辺には内容物充填用の開口部6が形成されたものである。
そして、上記のパウチ(スタンディングパウチ)Pは、開口部6より液状内容物を充填した後に、図4に示すように、開口部6の上端部をヒートシールして上端シール部7を形成して密封包装したものである。充填包装後のパウチ胴部の外周面形状は、理想的には、図4に示すように、上端部から下端部に亘って単純な直線的な外形を備えているものであるが、図5に示すように、パウチPを横に寝かせた場合、胴部の外周面形状は、内容物の移動によって、予測できない凹凸を生じることになるものである。
本実施形態の再貼り着け用ラベル10は、ラベル本体11にハーフカットで剥離部分12を形成し、粘着領域13を形成し、セパレータ14を貼り着けるだけで再貼り着け用ラベル10として製造することができる。
再貼り着け用ラベル10は、図4に示すように、パウチPの表面に貼り着け部分13A,13Bによって、貼り着けられる。上貼り着け部分13Aおよび下貼り着け部分13Bがいずれもラベル本体11の全幅に亘って設けられていることで、パウチP表面に対して強固に貼り着けることができる。同時に、セパレータ14によって剥離部分12の裏面に位置する粘着領域13がパウチP表面には接触していない状態を維持して再貼り着け用ラベル10を貼り着けているため、強粘着性の接着剤からなる粘着領域13であっても、容易に剥離領域12をセパレータ14から剥離して、再貼り着け用ラベル10から分離することができ、同時に、そのままで、剥離部分12において、再貼り着け用ラベル10をパウチPに接着するのと同等の強接着性を維持することを可能としている。
剥離部分12をラベル本体11から分離する際には、剥離部分12の上下両側で再貼り着け用ラベル10の全幅に上貼り着け部分13Aおよび下貼り着け部分13Bが位置してラベル本体11がパウチに貼り着けられているため、このラベル本体11から剥離部分12を容易に剥離することが可能である。
次に、本実施形態における再貼り着け用ラベル10を、自動貼り着け機を用いてパウチPに貼り着ける方法について説明する。
図6,図7は、本実施形態における再貼り着け用ラベル10をパウチPに貼り着ける工程を示す工程図である。
本実施形態における再貼り着け用ラベル10を、パウチPに貼り着ける自動貼り着け機は、図6,図7に示すように、パウチPを横に寝かせた状態で搬送する搬送手段Bと、再貼り着け用ラベル10を供給する供給手段Sと、パウチPの位置を測定する測定手段Cと、再貼り着け用ラベル10とパウチP表面との貼り着けの仕上げをする仕上げ手段Mとを概略有するものとされる。これら、搬送手段B、供給手段S、測定手段C、仕上げ手段M等は、いずれも図示しない駆動源により駆動されるとともに、図示しない制御部によって制御されている。
搬送手段Bは、コンベア等とされて、その上側に載置されたパウチPを略水平方向に移動するものとされ、本実施形態では、搬送手段B上に寝かせて横置きされたパウチPを、パウチPの上下方向Vに移動するものとされる。このとき、最も厚い部分であるパウチPの下端部側が進行方向Vの前側となる。コンベアBは、一方向に循環駆動する無端ベルトと、図示しない無端ベルトを循環駆動させる一対のプーリおよびこのプーリを駆動する駆動源からなる駆動部とを有することができる。
供給手段Sは、断続的に搬送手段Bによって搬送されるパウチPに対して、次々と再貼り着け用ラベル10を貼り着け部分13Aを前側として供給することが可能とされている。供給手段Sは、例えば、搬送手段Bの進行方向(上下方向)Vと直交する軸線に対して揺動可能な供給腕を有し、ほぼ水平方向に維持された供給腕上に再貼り着け用ラベル10を載置するとともに、供給腕の先端が下降するように回動して、傾斜した供給腕の先端から再貼り着け用ラベル10を突出させるとともに、供給腕の下側に位置するパウチPに対して再貼り着け用ラベル10を供給するものとなっている。供給手段Sは、再貼り着け用ラベル10を貼り着け部分13Aを前側として供給することが可能な構成であれば、この構成に限るものではない。
測定手段Cは、例えばCCDカメラ等の撮像装置とされ、搬送手段B上で搬送されるパウチPの位置、特に、搬送方向Vにおいて、パウチPの下端部が供給手段Sの供給腕先端位置に対してどの程度の距離にあるのかを測定するものとされ、撮像した画像を出力可能として画像処理および判定処理が可能な図示しない制御部に接続されている。
仕上げ手段Mは、供給手段Sによって、パウチPの胴部表面に載置されて部分的に貼り着けられた再貼り着け用ラベル10をその上側から押圧して、再貼り着け用ラベル10をパウチPの胴部表面に貼り着ける仕上げ工程をおこなうものとされ、例えば、下側に植毛されたブラシなどから構成されることができる。また、図示しないが、内容物の移動によって変形するパウチPに対して、確実に再貼り着け用ラベル10を貼り着けるため、再貼り着け用ラベル10の載置された部分以外のパウチP胴部を押圧するローラ等を含む構成とすることも可能である。
本実施形態における再貼り着け用ラベル10をパウチPに貼り着ける工程としては、パウチ供給工程として、まず、図6(a)に示すように、パウチPをその下端部が進行方向V前側となるように、コンベア等とされる搬送手段B上に寝かせて横置きし、パウチPの上下方向VにパウチPの下端部を前向きとして移動する。
同時に、搬送手段Bの上側に位置する供給手段Sは、下端部の貼り着け部分13Aが進行方向Vの前側となるように、準備状態である水平状態とされた供給腕の上側に再貼り着け用ラベル10を載置して、パウチPの上側から再貼り着け用ラベル10を供給可能な準備状態とする。
次いで、パウチ位置測定工程として、図6(b)に示すように、搬送手段Bの駆動によって移動したパウチPの位置を測定手段Cによって撮像し、パウチPの下端部と供給手段Sの供給腕先端との距離Lを測定する。パウチPの下端部と供給手段Sの供給腕先端との距離Lが所定の値となった時点で、貼り付け位置に来たと制御部が判断して、供給手段Sに貼り着け開始信号を出力する。
次いで、ラベル供給工程として、図6(c)に示すように、貼り着け開始信号に基づいて、供給手段Sは供給腕を回動して供給腕先端を下降させる。
すると、ラベル接触工程として、図6(d)に示すように、下端部の下貼り着け部分(貼り着け部分)13Aが供給腕先端から突出し、この下貼り着け部分13AがパウチP胴部に接触する。
下貼り着け部分(貼り着け部分)13Aは、再貼り着け用ラベル10の全幅に設けられた粘着領域13とされているため、寝かされたパウチPの胴部がどのように変形していたとしても、少なくとも下貼り着け部分13Aの一部分は、確実にパウチPの胴部と接触することになる。
次いで、パウチ移動工程として、図7(a)に示すように、搬送手段Bによって、パウチPを搬送方向Vに移動する。これにより、下貼り着け部分13Aの一部分がパウチPの胴部と接触した状態とされた再貼り着け用ラベル10が、パウチPの移動に伴って、進行方向VにパウチPと同じ長さだけ移動する。この際、再貼り着け用ラベル10とパウチPの胴部とは、少なくともラベル接触工程において接触した下貼り着け部分13Aの部分で粘着しており、この状態は維持されている。
次いで、次接触工程として、図7(b)に示すように、搬送手段Bによって搬送方向Vに移動するパウチPに伴って、供給腕上の再貼り着け用ラベル10が進行方向Vに移動して、供給腕先端から再貼り着け用ラベル10がさらに突出した状態となり、再貼り着け用ラベル10の上貼り着け部分13BがパウチPの胴部と接触する位置まで搬送方向Vに移動する。
これにより、パウチPの胴部と接触した上貼り着け部分13Bが、再貼り着け用ラベル10の全幅に設けられた粘着領域13とされているため、パウチPの胴部と接触した上貼り着け部分13Bの部分で粘着する。
次いで、接触完了工程として、図7(c)に示すように、搬送手段Bによって搬送方向Vに移動するパウチPに伴って、再貼り着け用ラベル10は進行方向Vに移動して、再貼り着け用ラベル10の上端部分が供給腕先端から離間する状態となり、再貼り着け用ラベル10の全体がパウチPの胴部上に載置された状態となる。このとき、パウチPの胴部と接触した下貼り着け部分13Aおよび上貼り着け部分13Bが、ラベル接触工程および次接触工程においてパウチPの胴部と接触した下貼り着け部分13Aおよび上貼り着け部分13Bの部分で粘着する。
次いで、仕上げ工程として、図7(d)に示すように、搬送手段Bによって搬送方向Vに移動するパウチPに伴って、ブラシ等の仕上げ手段Mにより、パウチPの胴部上にある再貼り着け用ラベル10を上側からパウチPの胴部側に押圧してなじませ、下貼り着け部分13Aおよび上貼り着け部分13Bが、その進行方向Vおよび幅方向Hの全長でパウチP表面に貼り着けられた状態とする。このとき、図示しないローラ等で、パウチPの貼り着け部分以外の箇所を押圧または規制して、パウチP形状を安定させて、より確実に再貼り着け用ラベル10を貼り着けるようにすることもできる。なお、パウチ移動工程、次接触工程、接触完了工程のいずれかから、仕上げ手段Mにより再貼り着け用ラベル10をなじませ始めることも可能である。
これにより、本実施形態の再貼り着け用ラベル10を自動貼り着け機を用いてパウチPに貼り着けることができる。
本実施形態の再貼り着け用ラベル10は、ラベル本体11の貼り着けと同じ粘着剤からなる粘着領域13を有する剥離部分12を分離可能として、セパレータ14によってパウチPには接触しない状態として貼り着けられていることで、剥離部分12における剥離性と再貼着性とを両立することが容易に可能となる。
本実施形態の再貼り着け用ラベル10は、ラベル本体10をパウチPに貼り着ける際に、パウチPに収容された内容物の移動によってパウチ(容器)P胴部の形状が変形した場合でも、下貼り着け部分13Aが幅方向全幅に設けられていることにより、パウチPにおけるラベル貼り付け位置での表面凹凸形状の状態にかかわらず、下貼り着け部分13Aが幅方向のどこか一部分でもパウチP胴部表面に接着することで、再貼り着け用ラベル10とパウチPとの位置を固定して、最初に接着した部分から幅方向に再貼り着け用ラベル10とパウチPとの接着部分を増やしていき、再貼り着け用ラベル10全幅H0まで接着状態を拡大することにより、再貼り着け用ラベル10をパウチP表面に対して強固に固着して、再貼り着け用ラベル10がずれたり剥がれたりすることを防止できる。
本実施形態の再貼り着け用ラベル10には、貼り着け部分13A,13Bが上貼り着け部分13Aおよび下貼り着け部分13Bとして、幅方向Hと直交する上下方向Vにおいて、セパレータ14の上下両側位置に設けられることにより、再貼り着け用ラベル10をパウチPに貼り着けた後に、これら上貼り着け部分13Aおよび下貼り着け部分13Bで挟まれたセパレータ14が再貼り着け用ラベル10から剥がれてしまうことを防止できる。また、貼り着け部分13A,13Bが剥離部分12の上下両側位置に設けられるとともに、剥離部分12よりも大きな幅方向寸法として再貼り着け用ラベル10の幅方向Hの全長H0で貼り着けられていることにより、多少は変形するパウチP表面に対して、再貼り着け用ラベル10としての折れ曲がり等を少なくすることができるため、剥離部分12がセパレータ14から不用意に離脱してしまうことも防止できる。また、自動貼り機による再貼り着け用ラベル10の貼り付け時に、パウチP表面が変形して凹凸が生じた場合でも、再貼り着け用ラベル10をパウチP表面に対して上下方向Vの二カ所で強固に固着して、再貼り着け用ラベル10がずれたり剥がれたりすることを防止できる。
また、上下方向Vにおいて剥離部分12の両側位置に設けられた下貼り着け部分13Aおよび上貼り着け部分13Bが、いずれも再貼り着け用ラベル10の全幅H0に亘って設けられることにより、自動貼り着け機等を利用して寝かせた状態のパウチPに再貼り着け用ラベル10を貼り着ける場合に、搬送手段Bによって搬送されてきたパウチPの形状が予測できない凹凸を有する場合でも、ラベル接触工程において、先にパウチP胴部と接触する下貼り着け部分13Aが幅方向Hのどこか一部分でもパウチPに接着することで、貼り付け位置でのパウチP表面凹凸の状態にかかわらず、再貼り着け用ラベル10とパウチPとの上下方向Vにおける貼り着け位置を固定するとともに、最初に接着した部分から幅方向に下貼り着け部分13AとパウチPとの接着割合を増やしていき、再貼り着け用ラベル10の全幅H0まで接着状態を拡大することにより、再貼り着け用ラベル10をパウチPに対して強固に固着するとともに、後でパウチPと接触する上貼り着け部分13Bが幅方向のどこか一部分でもパウチP胴部に接着することで、再貼り着け用ラベル10とパウチとの貼り着け方向を固定して、最初に接着した部分から幅方向に上貼り着け部分13Bの接着割合を増やしていき、再貼り着け用ラベル10全幅H0まで接着状態を拡大することにより、ラベルが被着物に対してずれたり剥がれたりすることを容易にかつ効率よく防止することが可能となる。同時に、搬送手段BによるパウチPの移動と仕上げ手段Mによる処理により、再貼り着け用ラベル10とパウチPとの貼り着け状態を強固にすることができる。
また、セパレータ14が全幅H0に亘って設けられることにより、セパレータ14の上下両側位置の貼り着け部分13A,13Bによって再貼り着け用ラベル10が接着されることになるので、変形して凹凸を生ずるパウチP表面に対して、再貼り着け用ラベル10が依れて変形した状態で貼り着けられてしまうことを防止できる。また、セパレータ14の上下両側の貼り着け部分13A,13Bによって接着されることで、パウチP表面の変形に追従して再貼り着け用ラベル10が褶曲変形した場合でも、剥がれて離脱してしまうことを防止できる。
再貼り着け用ラベル10の下端部全幅に下貼り着け部分13Aが設けられることで、パウチPに再貼り着け用ラベル10を貼り着ける際に、パウチPが移動する移動方向Vの最前側に下貼り着け部分13Aが位置することにより、パウチPと再貼り着け用ラベル10との相対移動に伴って、再貼り着け用ラベル10が最初にパウチPと接触する位置に下貼り着け部分13Aがあることになる。これにより、下貼り着け部分13Aの幅方向のどこか一部分でもパウチP表面に接着することで、パウチPと再貼り着け用ラベル10とを確実に接続して、最初に接着した部分から幅方向に接着割合を増やしていき、再貼り着け用ラベル10全幅H0まで接着状態を拡大することにより、再貼り着け用ラベル10をパウチP表面に対して確実に固着して、再貼り着け用ラベル10の貼り損ないが発生してしまうことを防止できる。
なお、本実施形態における再貼り着け用ラベル10は、図8に示すような上部輪郭形状を有するパウチPにも貼り着けることが可能である。この場合、パウチPの上部輪郭形状に対応して上貼り着け部分13Bの配置位置、形状等を適宜設定させることができる。
本実施形態においては、前記被着物が、内容物の移動等により被着物(容器)表面形状の変形可能な詰め替え用パウチ容器Pとされているが、これに限らず、内容物の移動等により表面形状が変形しない固い容器に貼り着けるものとすることができる。この場合でも、剥離部分における剥離性と再貼着性とを両立し、再貼り着け用ラベル10および剥離部分12の両方において貼り着け不良が発生することを防止できる。
本実施形態においては、セパレータ14は、ラベル本体11の幅方向Hの全寸法H0と等しくなるように設けられていたが、図9に示すように、剥離部分12を含んだその周辺のみを覆って、ラベル本体11より幅寸法の小さなセパレータ14Aとすることもできる。この場合でも、セパレータ14Aも、矩形状の輪郭を有するものとされているが、ラベル本体11および/または剥離部分12の輪郭形状に対応した所定の形状として設定することもできる。
この場合も、貼り着け部分13A,13Bは、図9に示すように、セパレータ14Aの上下に下貼り着け部分13Aと上貼り着け部分13Bとがそれぞれ設けられており、これら下貼り着け部分13Aと上貼り着け部分13Bとは、セパレータ14Aの幅方向H外側位置で連続するように設けられている。そして、下貼り着け部分13Aと上貼り着け部分13Bとは、上述したように、再貼り着け用ラベル10をパウチPに貼り着ける際に必要な上下方向Vにおける幅寸法、および幅方向Hにおける寸法H0を有することが必要である。
本発明の活用例として、図10に示すように、剥離部分12が、詰め替え容器の使用開始表示など、購入者が自分で詰め替え日等の期日を記入できる記入欄となっているもの、図11に示すように、剥離部分12が、再貼り付けした容器に詰め替えた内容物を識別するための内容物識別欄となっているもの、図12に示すように、剥離部分12が、再貼り付けした容器に充填した内容物に対する使用上の注意等、使用できない製品の紹介などとされる製造業者側の注意書き表示を記載した注意喚起欄となっているもの、図13に示すように、剥離部分12が、再貼り付けした容器に、充填した内容物に対する製造上の識別番号であるロットナンバーを記載して、詰め替え前の情報を詰め替え後も残すためのロットナンバー欄や、はがき応募などに対応したマイレージキャンペーンラベル表示として購入者へのポイントシールと記載したポイント欄、あるいはこれらの複合欄となっているもの、図14に示すように、剥離部分12が、再貼り付けした容器に充填した内容物(詰め替え製品)に対する賞味期限表示、消費期限表示等を予め印字された期限日表示欄となっているもの、図15に示すように、剥離部分12が、袋入り調味料(砂糖・塩等)など開封後に再度保存する内容物において、開封後に開口された部分を再度閉塞しておくための袋止ラベル欄、インスタントやきそばなど熱湯調理(加熱調理)の必要なインスタント食品等において、開封後の調理時に開口された部分を再度閉塞しておくための袋止ラベル欄、または、再貼り付けした容器に充填した後に、パウチ(詰め替え容器)Pを丸めた際、留めてパウチPを捨てやすくする係留シール欄となっているものなどを挙げることができる。
10…再貼り着け用ラベル(ラベル)
11…ラベル本体
12…剥離部分
13…粘着領域
13A…下貼り着け部分(貼り着け部分)
13B…上貼り着け部分(貼り着け部分)
14…セパレータ
P…パウチ(被着物)

Claims (8)

  1. ラベル本体と、前記ラベル本体の裏面に設けられた粘着領域と、前記粘着領域によって前記ラベル本体に仮着されるセパレータと、を有するラベルであって、
    前記粘着領域が設けられた前記ラベル本体には、前記セパレータから剥離可能として前記ラベル本体から再貼り着け可能に区画された剥離部分と、前記ラベル本体を被着物に貼り着ける貼り着け部分と、が設けられ、
    前記剥離部分の裏面に前記粘着領域が設けられ、
    前記セパレータが、前記粘着領域の前記剥離部分およびその周辺を含む領域を覆うように設けられ、
    前記貼り着け部分が、前記セパレータの外側に位置する前記粘着領域とされることを特徴とする再貼り着け用ラベル。
  2. 前記貼り着け部分が幅方向において、ラベルの全幅に亘って設けられることを特徴とする請求項1記載の再貼り着け用ラベル。
  3. 前記貼り着け部分が、前記剥離部分に対して、前記幅方向と直交する上下方向における両側位置に設けられることを特徴とする請求項1または2記載の再貼り着け用ラベル。
  4. 前記剥離部分に対して前記上下方向における両側位置に設けられた前記貼り着け部分が、いずれもラベルの全幅に亘って設けられることを特徴とする請求項3記載の再貼り着け用ラベル。
  5. 前記幅方向と直交する上下方向が、前記被着物にラベルを貼り着ける際に、該被着物が移動する移動方向とされることを特徴とする請求項2から4のいずれか記載の再貼り着け用ラベル。
  6. 前記セパレータが幅方向において、ラベルの全幅に亘って設けられることを特徴とする請求項1から5のいずれか記載の再貼り着け用ラベル。
  7. 前記粘着領域が強粘材からなることを特徴とする請求項1から6のいずれか記載の再貼り着け用ラベル。
  8. 前記被着物が、詰め替え用パウチ容器とされることを特徴とする請求項1から7のいずれか記載の再貼り着け用ラベル。
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