JP2016052148A - ギアードモータおよびダンパ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストを低減することのできるギアードモータおよびダンパ装置を提供すること。
【解決手段】ギアードモータ10において、外ステータコア71は、第1ケース部材3の径方向位置決め部312、周方向位置決め部314、および軸線方向第1位置決め部313によって径方向、周方向およびモータ軸線方向Laで位置決めされる。このため、ステータ52の端面に固定した端板によってステータ52とロータ支軸54とを位置決めする必要がない。径方向位置決め部312は、外ステータコア71において周方向で隣り合う極歯の間でフランジ部711の内縁に当接する複数の凸部からなる。また、第1ケース部材3には、ロータ支軸54を支持するロータ支軸用第1支持部311、および1番車の支軸(回転軸)を支持する1番車用支軸支持部371が形成されている。このため、ロータピニオン59と1番車66を適正に噛合させることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ケース内に歯車列等を備えたギアードモータ、および冷蔵庫の冷気通路等に用いられるダンパ装置に関するものである。
冷蔵庫の冷気通路等に用いられるダンパ装置は、例えば、モータおよび歯車列を備えたバッフル駆動機構によってバッフルを駆動してフレームに形成された開口部を開閉する構造が提案されており、バッフル駆動機構はケースに収容されてギアードモータを構成している(特許文献1参照)。
かかるギアードモータおよびダンパ装置においては、ケース内にステータ、ロータおよびロータ支軸を配置してモータを構成する必要があり、その際、特許文献1に記載のギアードモータおよびダンパ装置では、ステータの両端に端板を溶着等の方法で固定し、端板を介してケースに固定している。ここで、ステータの反出力側の端面に固定された端板は、ロータ支軸の端部を支持し、ステータの出力側の端面に固定された端板は、1番車の支軸の端部を支持する地板として利用されている。
特開平10−325669号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、まず、2枚の端板を用いている分、部品点数が多い。また、特許文献1に記載の構成では、2枚の端板を固定するための工程が必要である。しかも、端板を固定する際、ステータに用いたステータコアと端板との間に高い位置精度を必要とするため、端板の固定に多大な手間がかかる。それ故、特許文献1に記載の構成では、ダンパ装置およびギアードモータの製造コストが嵩むという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、コストを低減することのできるギアードモータおよびダンパ装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るギアードモータは、第1ケース部材と、前記第1ケース部材に対してモータ軸線方向の一方側に配置され、前記第1ケース部材に連結された支持部材と、前記第1ケース部材と前記支持部材との間に配置された筒状のステータと、該ステータの内側に配置されたロータと、該ロータを回転可能に支持するロータ支軸と、前記ロータの回転を伝達する歯車列と、を有し、前記第1ケース部材には、前記ステータを径方向で位置決めする径方向位置決め部と、前記ロータ支軸の前記モータ軸線方向の他方側の端部を支持するロータ支軸用第1支持部と、が設けられていることを特徴とする。
本発明において、ステータは、第1ケース部材の径方向位置決め部によって径方向で位置決めされ、ロータ支軸は、第1ケース部材のロータ支軸用第1支持部によって支持されている。このため、ステータとロータ支軸とは、第1ケース部材を介して精度よく位置決めされるので、ステータの端面に固定した端板によってステータとロータ支軸とを位置決
めする必要がない。従って、部品点数の削減および生産性の向上を図ることができるので、ギアードモータのコストの削減を図ることができる。
本発明において、前記ステータは、前記他方側の端部に、環状の第1フランジ部の内縁から前記一方側に向けて突出する第1極歯が周方向に複数形成された第1ステータコアを備え、前記径方向位置決め部は、前記第1ケース部材から前記一方側に突出して、前記第1ステータコアにおいて周方向で隣り合う前記第1極歯の間で前記第1フランジ部の内縁に当接する複数の凸部からなることが好ましい。かかる構成によれば、第1ステータコアを介してステータを径方向において精度よく位置決めすることができる。
本発明において、前記径方向位置決め部は、前記第1極歯の側面に対して非接触状態にあることが好ましい。第1極歯は折り曲げされていることに起因して側面の位置精度等が低い等の事情がある場合でも、第1極歯の側面が第1ケース部材に対する第1ステータコアの位置決めに影響を及ぼしにくい。それ故、第1ステータコアを介してステータを径方向において精度よく位置決めすることができる。
本発明において、前記第1ケース部材には、前記第1フランジ部に前記他方側から当接して前記モータ軸線方向における前記ステータの前記他方側の位置を規定する軸線方向第1位置決め部が設けられ、前記軸線方向第1位置決め部は、前記モータ軸線方向からみたとき、前記第1フランジ部に沿って環状または円弧状に延在する凸部からなることが好ましい。かかる構成によれば、軸線方向第1位置決め部を構成する凸部の先端面(ステータとの当接面)の位置精度等が高ければよいので、ステータをモータ軸線方向において精度よく位置決めすることができる。
本発明において、前記第1ケース部材には、前記第1フランジ部に形成された穴に前記他方側から嵌って前記第1ステータコアの周方向の位置決めを行う凸部からなる周方向位置決め部が設けられていることが好ましい。かかる構成によれば、第1ステータコアを介してステータを周方向において精度よく位置決めすることができる。
本発明において、前記第1フランジ部の前記一方側の面は、前記径方向位置決め部の前記一方側の端部、および前記周方向位置決め部の前記一方側の端部より前記一方側に位置することが好ましい。かかる構成によれば、第1ステータコアに対して一方側にコイルボビンを配置した状態で、コイルボビンが径方向位置決め部や周方向位置決め部と干渉しにくい。
本発明において、前記ステータは、前記一方側の端部に、環状の第2フランジ部の内縁から前記他方側に向けて突出する第2極歯が周方向に複数形成された第2ステータコアを備え、前記支持部材は、前記第2フランジ部に前記一方側から当接して前記一方側における前記ステータの位置を規定する軸線方向第2位置決め部が設けられていることが好ましい。
本発明において、前記軸線方向第2位置決め部は、前記第2フランジ部に前記一方側から当接する凸部からなる構成を採用することができる。
本発明において、前記歯車列において、前記ロータに連結されたロータピニオンと噛合する1番車の第1番車用支軸は、前記他方側の端部が前記第1ケース部材によって支持されていることが好ましい。
本発明において、前記第1ケース部材は、前記一方側に向けて開口する筒状の胴部を備え、前記支持部材は第2ケース部材であり、前記第2ケース部材には、前記ロータ支軸の
前記一方側の端部を支持するロータ支軸用第2支持部が設けられている構成を採用することができる。
本発明において、前記支持部材には、前記第2フランジ部に形成された穴に嵌って前記ステータの周方向の位置決めを行う凸部からなる周方向位置決め部が設けられている構成を採用することができる。
本発明において、前記第1ケース部材は、前記一方側に向けて開口する筒状の胴部を備え、前記支持部材は、ステータ支持部材であり、前記ステータ支持部材の前記一方側では第2ケース部材が前記第1ケース部材に連結されており、当該第2ケース部材には、前記ステータ支持部材に形成された開口部を貫通して前記一方側に突出した前記ロータ支軸の端部を支持するロータ支軸用第2支持部が設けられている構成を採用することができる。
本発明を適用したギアードモータは、ダンパ装置に用いることができ、ダンパ装置は、通気口が形成されたフレームと、前記ギアードモータによって駆動されて前記通気口を開閉するためのバッフルと、を有している。
本発明において、ステータは、第1ケース部材の径方向位置決め部によって径方向で位置決めされ、ロータ支軸は、第1ケース部材のロータ支軸用第1支持部によって支持されている。このため、ステータとロータ支軸とは、第1ケース部材を介して精度よく位置決めされるので、ステータの端面に固定した端板によってステータとロータ支軸とを位置決めする必要がない。従って、部品点数の削減および生産性の向上を図ることができるので、ギアードモータのコストの削減を図ることができる。
本発明の実施の形態1に係るギアードモータが搭載されたダンパ装置をバッフルが配置されている側からみた斜視図である。 図1に示すダンパ装置をバッフルが配置されている側とは反対側からみた斜視図である。 本発明の実施の形態1に係るギアードモータにおけるモータの支持構造を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態1に係るギアードモータのモータの説明図である。 本発明の実施の形態1に係るギアードモータにおけるモータ軸線方向の他方側でのモータの支持構造を示す説明図である。 図5に示す第1ケース部材によって第1ステータコアが位置決めされた状態を拡大して示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係るギアードモータにおけるモータ軸線方向の一方側でのモータの支持構造を示す説明図である。 本発明の実施の形態2に係るギアードモータをモータ軸線方向の一方側から見た分解斜視図である。 本発明の実施の形態2に係るギアードモータをモータ軸線方向の他方側から見た分解斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明を適用したギアードモータおよび冷蔵庫用のダンパ装置について説明する。以下の説明では、ギアードモータ10のロータのモータ軸線方向をLaとし、扇形歯車69(出力部材)およびバッフル4の回転中心軸線をLbとし、モータ軸線方向をLaおよび回転中心軸線Lbに沿う方向をX方向とし、通気口210が向いている方向をZ方向とし、X方向およびZ方向に直交する方向をY方向として説明する。ま
た、X方向の一方側をX1とし、X方向の他方側をX2とし、Y方向の一方側をY1とし、Y方向の他方側をY2とし、Z方向の一方側をZ1とし、Z方向の他方側をZ2として説明する。
また、以下の説明では、第1ケース部材3に対してモータ軸線方向Laの一方側に配置した第2ケース部材20を「支持部材」として用いた形態を実施の形態1として説明し、第1ケース部材3と第2ケース部材9との間に、第2ケース部材9とは別の「支持部材8」を配置した形態を実施の形態2として説明する。
[実施の形態1]
(全体構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係るギアードモータ10が搭載されたダンパ装置1をバッフル4が配置されている側からみた斜視図であり、図1(a)、(b)、(c)は、ダンパ装置1全体の斜視図、フレーム2と第1ケース部材3とを分解した分解斜視図、およびバッフル4を取り外した分解斜視図である。図2は、図1に示すダンパ装置1をバッフル4が配置されている側とは反対側からみた斜視図であり、図2(a)、(b)は、ダンパ装置1全体の斜視図、およびフレーム2と第1ケース部材3とを分解した分解斜視図である。なお、図1および図2では、バッフル4が通気口210を閉状態とした状態を示してある。
図1および図2に示すダンパ装置1は、Z方向を貫通する矩形の通気口210が形成されたフレーム2と、フレーム2の通気口210を開閉するためのバッフル4と、バッフル4に対してX方向の他方側X2に配置されたバッフル駆動機構6と、バッフル駆動機構6を内側に収容した第1ケース部材3とを有している。
第1ケース部材3は、X方向の他方側X2に位置する底板部31と、底板部31からフレーム2の側(X方向の一方側X1)に突出した角筒状の胴部32とを有する有底部材であり、胴部32は、X方向の一方側X1に向けて開口している。胴部32は、Z方向で対向する側板部321、322と、Y方向で対向する側板部323、324とを有している。底板部31およびケース胴部32は、X方向からみたとき、Y方向に長辺が延在し、Z方向に短辺が延在する四角形である。
フレーム2においてX方向の他方側X2に位置する部分には、第1ケース部材3の開放端を覆う蓋としての第2ケース部材20(支持部材)が形成されている。第1ケース部材3と第2ケース部材20とは、フック機構39によって結合されてモータケース11を構成している。この状態で、第1ケース部材3、第2ケース部材20およびバッフル駆動機構6はギアードモータ10を構成している。第2ケース部材20には、X方向の他方側X2に突出して第1ケース部材3と第2ケース部材20との位置決めを行う軸部29等が形成されている。本形態において、第1ケース部材3およびフレーム2(第2ケース部材20)は樹脂製である。
フレーム2は、第2ケース部材20に対してX方向の一方側X1に、通気口210が形成された矩形の端板部21と、端板部21の外縁からZ方向の他方側Z2に突出した角筒状の胴部22とを有している。端板部21において通気口210の縁には、バッフル4が位置する側に向けて突出した角筒状のシール板部23が形成されている。バッフル4は、X方向に延在する回転中心軸線Lb周りに回転可能にフレーム2に支持されており、バッフル駆動機構6は、回転中心軸線Lb周りにバッフル4を回転させて通気口210を開閉する。バッフル4は、通気口210よりサイズが大きな平板部41を備えた開閉板40と、開閉板40の通気口210側の面に貼り付けられた発泡ポリウレタン等からなるシート状の弾性部材49とを有しており、弾性部材49が通気口210の周り(シール板部23
)に当接して通気口210を塞ぐ。フレーム2の端板部21においてバッフル4が位置する側の面には、通気口210(シール板部23の周り)を囲むようにヒータ219が取り付けられている。本形態において、ヒータ219はシール状である。
かかるダンパ装置1は、冷気通路を構成するダクトの内側に配置される。ここで、冷気は、通気口210に対してバッフル4が配置されている側とは反対から通気口210を通って流れる。あるいは、通気口210に対してバッフル4が配置されている側から通気口210を通って流れることもある。
(バッフル駆動機構6の構成)
本形態のダンパ装置1およびギアードモータ10において、バッフル駆動機構6は、第1ケース部材3の内側に配置されたモータ5と、モータ5に対してY方向の一方側Y1においてモータ5の回転をバッフル4に伝達するための歯車列65とを有している。本形態において、モータ5は、ステッピングモータからなる。
歯車列65は、ロータピニオン59に噛合する大径歯車を備えた1番車66と、1番車66の小径歯車に噛合する大径歯車を備えた2番車67と、2番車67の小径歯車に噛合する大径歯車を備えた駆動歯車68とを有している。従って、歯車列65において、1番車66、2番車67および駆動歯車68は減速歯車列を構成している。また、歯車列65は、駆動歯車68と噛合して駆動歯車68に従動する扇形歯車69を有している。扇形歯車69は、歯車列65の最終段に位置する最終歯車(出力歯車)であり、バッフル4に連結されている。
モータ5には、計4本のモータ用リード線171が接続されている。モータ用リード線171は、第1ケース部材3の内側(モータケース11の内側)の駆動室60において、モータ5との接続位置からZ方向の他方側Z2を通ってY方向の一方側Y1まで引き回された後、X方向の他方側X2に向けて延在し、第1ケース部材3の外部に引き出されている。また、ヒータ219には、計2本のヒータ用リード線172が接続されている。ヒータ用リード線172は、第2ケース部材20に対してX方向の一方側X1(ヒータ219が配置されている側)でヒータ219に接続された後、第2ケース部材20に形成されたヒータ用リード線通路を通って第2ケース部材20に対してX方向の他方側X2に引き回され、X方向の他方側X2に向けて第1ケース部材3の外部まで延在している。
モータ用リード線171およびヒータ用リード線172をX方向の他方側X2に向けて延在させて第1ケース部材3の外部に引き出すにあたって、第2ケース部材20には、第1ケース部材3の胴部32の外面との間に、モータ用リード線171およびヒータ用リード線172の途中部分を外面側から支持するリード線支持部28が構成されている。
(バッフル駆動機構6に対する支持構造)
図3は、本発明の実施の形態1に係るギアードモータ10におけるモータ5の支持構造を示す分解斜視図であり、図3(a)、(b)は、X方向の一方側X1からみた分解斜視図、およびX方向の他方側X2からみた分解斜視図である。
図3に示すように、第1ケース部材3の底板部31の第2ケース部材20側の面には、Y方向の他方側Y2から一方側Y1に向かって、モータ5の配置部36、1番車66の1番車用支軸661(回転軸)のX方向の他方側端部を支持する1番車用支軸支持部371、2番車67を回転可能に支持する軸状突起372、駆動歯車68を回転可能に支持する軸状突起373、および扇形歯車69の軸を回転可能に支持する軸穴374が順に設けられている。また、第1ケース部材3の胴部32の対角位置には、第2ケース部材20に形成された軸部29が嵌る軸穴35が形成されている。
第2ケース部材20において第1ケース部材3側の面には、Y方向の他方側Y2から一方側Y1に向かって、モータ5の配置部26、1番車66を回転可能に支持する軸状突起271、駆動歯車68の軸部を回転可能に支持する筒部からなる軸穴273、および扇形歯車69の軸部を回転可能に支持する筒部からなる軸穴274が順に設けられている。
(モータ5の構成)
図4は、本発明の実施の形態1に係るギアードモータ10のモータ5の説明図であり、図4(a)、(b)、(c)は、モータ5の断面図、ステータの分解斜視図、ロータの分解斜視図である。
図4に示すように、モータ5は、第1ケース部材3の底板部31と第2ケース部材20との間に配置された筒状のステータ52と、ステータ52の内側に配置されたロータ53と、ロータ53を回転可能に支持するロータ支軸54とを有している。ここで、ロータ支軸54は、回転軸および固定軸のいずれであってもよいが、本形態において、ロータ支軸54は固定軸である。従って、ロータ53は、ロータ支軸54周りに回転する。ロータ53は、ロータピニオン59が一体に形成された円筒体51と、円筒体51の外周面に固定された円筒状のロータマグネット55とを備えている。
円筒体51の内側には、ロータ支軸54が通されている。円筒体51の内側において、モータ軸線方向Laの他方側La2からは、ロータ支軸54に通されたスリーブ581が装着されており、スリーブ581に対してモータ軸線方向Laの他方側La2からは板バネ585が配置されている。板バネ585は、ロータ支軸54が通された円環部586と、円環部586から延在するバネ部587とを有しており、バネ部587の先端部が第1ケース部材3の底板部31に当接することによってスリーブ581を介してロータ53をモータ軸線方向Laの一方側La1に付勢している。
ステータ52は、モータ軸線方向Laに沿って配置された第1ステータ組521および第2ステータ組522を備えている。第1ステータ組521は、コイル線526が巻回されたコイルボビン56を有している。コイルボビン56は、円筒状の胴部560と、胴部の両端部で拡径する円環状のフランジ部561、562とを有しており、胴部560にコイル線526が巻回されている。本形態において、フランジ部561には、コイル線526を引き回す際にコイル線526を支持するコイル線支持部565が形成されている。コイルボビン56の両側には、磁性材からなる外ステータコア71(第1ステータコア)および内ステータコア72が重ねて配置されており、ステータ52は、モータ軸線方向Laの他方側La2の端部に外ステータコア71を有している。
外ステータコア71は、円環状のフランジ部711(第1フランジ部)と、フランジ部711の内縁からモータ軸線方向Laの一方側La1に向けて突出する極歯712(第1極歯)と、フランジ部711の外周縁からモータ軸線方向Laの一方側La1に向けて突出する筒部713とを備えており、極歯712は、周方向に複数形成されている。本形態において、フランジ部711には、周方向の3個所に穴711a(図3(b)参照)が形成されており、穴711aは貫通穴からなる。
内ステータコア72は、円環状のフランジ部721と、フランジ部721の内縁からモータ軸線方向Laの他方側La2に向けて突出する極歯722とを備えており、極歯722は、周方向に複数形成されている。
第1ステータ組521と同様、第2ステータ組522は、コイル線527が巻回されたコイルボビン57を有している。コイルボビン57は、円筒状の胴部570と、胴部の両
端部で拡径する円環状のフランジ部571、572とを有しており、胴部570にコイル線527が巻回されている。本形態において、フランジ部572には、端子576を支持した端子台575が形成されている。コイルボビン57の両側には、磁性材からなる外ステータコア76(第2ステータコア)および内ステータコア77が重ねて配置されており、ステータ52は、モータ軸線方向Laの一方側La1の端部に外ステータコア76を有している。
外ステータコア76は、円環状のフランジ部761(第2フランジ部)と、フランジ部761の内縁からモータ軸線方向Laの他方側La2に向けて突出する極歯762(第1極歯)と、フランジ部761の外周縁からモータ軸線方向Laの他方側La2に向けて突出する筒部763とを備えており、極歯762は、周方向に複数形成されている。本形態において、フランジ部761には、周方向の3個所に穴761aが形成されており、穴761aは貫通穴からなる。
内ステータコア77は、円環状のフランジ部771と、フランジ部771の内縁からモータ軸線方向Laの一方側La1に向けて突出する極歯772とを備えており、極歯772は、周方向に複数形成されている。
このように構成したステータ52において、外ステータコア71の筒部713の先端部、内ステータコア72のフランジ部721の外周端部、内ステータコア77のフランジ部771の外周端部、および外ステータコア76の筒部763の先端部は、溶接等で固定されている。
(モータ軸線方向Laの他方側La2でのモータ5等の支持構造)
図5は、本発明の実施の形態1に係るギアードモータ10におけるモータ軸線方向Laの他方側La2でのモータ5の支持構造を示す説明図であり、図5(a)、(b)は、第1ケース部材3における外ステータコア71の位置決め部の説明図、および第1ケース部材3によって外ステータコア71が位置決めされた状態の説明図である。図6は、図5に示す第1ケース部材3によって外ステータコア71が位置決めされた状態を拡大して示す説明図である。
本形態のギアードモータ10において、ステータ52は、以下に説明するように、第1ケース部材3の底板部31と第2ケース部材20(支持部材)との間で位置決めている。
具体的には、図3(a)および図5に示すように、第1ケース部材3の底板部31において、Y方向の他方側L2には、モータ5の配置部36が設けられ、配置部36では、外ステータコア71を介してステータ52を位置決めする。より具体的には、第1ケース部材3の底板部31には、ロータ支軸54のモータ軸線方向Laの他方側L2の端部を支持する軸穴からなるロータ支軸用第1支持部311が形成されているとともに、ステータ52(外ステータコア71)を径方向で位置決めする径方向位置決め部312と、ステータ52(外ステータコア71)のモータ軸線方向Laの他方側La2の位置を規定する軸線方向第1位置決め部313とが設けられている。
本形態において、軸線方向第1位置決め部313は、底板部31からモータ軸線方向Laの一方側La1に突出してフランジ部711にモータ軸線方向Laの他方側La2から当接する凸部からなる。本形態において、軸線方向第1位置決め部313は、モータ軸線方向Laからみたとき、外ステータコア71のフランジ部711(第1フランジ部)に沿って円環状に延在している。なお、軸線方向第1位置決め部313は、モータ軸線方向Laからみたとき、外ステータコア71のフランジ部711(第1フランジ部)に沿って円弧状に延在している構成を採用してもよい。
径方向位置決め部312は、軸線方向第1位置決め部313の径方向内側において、底板部31からモータ軸線方向Laの一方側La1に突出して外ステータコア71において周方向で隣り合う極歯712の間でフランジ部711の内縁に当接する複数の凸部からなる。本形態において、径方向位置決め部312は周方向の複数個所に設けられている。
ここで、径方向位置決め部312は、図6に示すように、フランジ部711の内縁711eには当接しているが、極歯712の側面712aに対しては非接触状態にある。かかる構成によれば、極歯712は折り曲げされていることに起因して側面712aの位置精度等が低い等の事情がある場合でも、極歯712の側面712aが第1ケース部材3に対する外ステータコア71の位置決めに影響を及ぼしにくい。それ故、外ステータコア71を介してステータ52を径方向において精度よく位置決めすることができる。
また、第1ケース部材3の底板部31には、ステータ52(外ステータコア71)の周方向の位置決めを行う周方向位置決め部314が設けられている。本形態において、周方向位置決め部314は、軸線方向第1位置決め部313からモータ軸線方向Laの一方側La1に突出して、フランジ部711の3つの穴711aのいずれかに嵌る凸部からなる。ここで、穴711aは円形である一方、周方向位置決め部314は、周方向に長軸を向けて楕円あるいは長丸である。また、周方向位置決め部314は、周方向の寸法が穴711aの内径と等しいが、径方向の寸法は、穴711aの内径より小である。このため、周方向位置決め部314は、穴711aの内縁に対して周方向で接するが、径方向では接しない。従って、周方向位置決め部314は、ステータ52(外ステータコア71)の周方向の位置決めを行うが、径方向の位置決めは行わず、径方向の位置決めは、径方向位置決め部312によって行われる。
本形態では、図4(a)に模式的に示すように、フランジ部711のモータ軸線方向Laの一方側La1の面711sは、径方向位置決め部312のモータ軸線方向Laの一方側La1の端部、および周方向位置決め部714のモータ軸線方向Laの一方側La1の端部より一方側La1に位置する。このため、径方向位置決め部312および周方向位置決め部714は、フランジ部711よりモータ軸線方向Laの一方側La1に突出していない。従って、外ステータコア71に対してモータ軸線方向Laの一方側La1で、コイルボビン56が径方向位置決め部312や周方向位置決め部314と干渉しにくい。
(モータ軸線方向Laの一方側La1でのモータ5等の支持構造)
図7は、本発明の実施の形態1に係るギアードモータ10におけるモータ軸線方向Laの一方側La1でのモータ5の支持構造を示す説明図であり、図7(a)、(b)は、第2ケース部材20における外ステータコア76の位置決め部の説明図、および第2ケース部材20によって外ステータコア76が位置決めされた状態の説明図である。
図3(b)および図7に示すように、第2ケース部材20において、モータ5の配置部26では、外ステータコア76を介してステータ52を位置決めする。より具体的には、第2ケース部材20には、ロータ支軸54のモータ軸線方向Laの一方側La1の端部を支持する軸穴からなるロータ支軸用第2支持部201が形成されているとともに、ステータ52(外ステータコア76)のモータ軸線方向Laの一方側La1の位置を規定する軸線方向第2位置決め部203が設けられている。
本形態において、第2ケース部材20には、モータ軸線方向Laからみたとき、外ステータコア76のフランジ部761(第2フランジ部)に沿って円弧状に延在する凸部204が形成されており、凸部204のモータ軸線方向Laの他方側La2の面には、周方向で離間した位置に、モータ軸線方向Laの他方側La2に突出した凸部からなる軸線方向
第2位置決め部203が設けられている。かかる軸線方向第2位置決め部203は、外ステータコア76のフランジ部761にモータ軸線方向Laの一方側La1から当接してステータ52(外ステータコア71)のモータ軸線方向Laの一方側La1の位置を規定する。その際、軸線方向第2位置決め部203は、フランジ部761によって部分的に押し潰された状態でフランジ部761のモータ軸線方向Laの一方側La1の位置を規定する。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のダンパ装置1およびギアードモータ10において、ステータ52は、第1ケース部材3の径方向位置決め部312によって径方向で位置決めされ、ロータ支軸54は、第1ケース部材3のロータ支軸用第1支持部311によって支持されている。このため、ステータ52とロータ支軸54とは、第1ケース部材3を介して精度よく位置決めされるので、ステータ52の端面に固定した端板によってステータ52とロータ支軸54とを位置決めする必要がない。従って、部品点数の削減および生産性の向上を図ることができるので、ギアードモータ10のコストの削減を図ることができる。
また、第1ケース部材3は、1番車66の1番車用支軸661(回転軸)を支持する1番車用支軸支持部371が形成されているため、ロータピニオン59と1番車66を適正に噛合させることができる。従って、異音の発生や摩耗等を抑制することができる。
また、径方向位置決め部312は、外ステータコア71において周方向で隣り合う極歯712の間でフランジ部711の内縁に当接する複数の凸部からなり、径方向位置決め部312は、極歯712を基準に外ステータコア71を位置決めする。このため、外ステータコア71を介してステータ52を径方向において精度よく位置決めすることができるので、ステータ52とロータ53との同心度が高い。
また、第1ケース部材3には軸線方向第1位置決め部313が設けられ、軸線方向第1位置決め部313は、モータ軸線方向Laからみたとき、フランジ部711に沿って環状に延在する凸部からなる。このため、第1ケース部材3を樹脂成形する際、ヒケ等が発生しにくい。また、軸線方向第1位置決め部313を構成する凸部の先端面(ステータ52との当接面)の位置精度等が高ければよいので、ステータ52をモータ軸線方向Laにおいて精度よく位置決めすることができる。
また、第1ケース部材3には、外ステータコア71のフランジ部711に形成された穴711aに嵌って外ステータコア71の周方向の位置決めを行う凸部からなる周方向位置決め部714が設けられている。このため。外ステータコア71を介してステータ52を周方向で位置決めすることができる。
また、本形態において支持部材として用いた第2ケース部材20には、外ステータコア76のフランジ部761に当接してモータ軸線方向Laの一方側La1におけるステータ52の位置を規定する凸部からなる軸線方向第2位置決め部203が設けられているため、第1ケース部材3と第2ケース部材20との間でステータ52のモータ軸線方向Laの位置を規定することができる。
[実施の形態2]
図8は、本発明の実施の形態2に係るギアードモータ10xをモータ軸線方向Laの一方側La1から見た分解斜視図である。図9は、本発明の実施の形態2に係るギアードモータ10xをモータ軸線方向Laの他方側La2から見た分解斜視図である。なお、図8および図9では、歯車等の図示を省略してある。
図8および図9に示すギアードモータ10xでは、第1ケース部材3に対してモータ軸線方向Laの一方側La1に第2ケース部材9が配置されており、第1ケース部材3と第2ケース部材9との間には、第1ケース部材3と連結された支持部材8が配置されている。本形態において、支持部材8は、以下に説明するように、モータ5のステータ52を第1ケース部材3との間で支持するステータ支持部材である。
より具体的には、支持部材8は、底板部81と、底板部81の外縁からモータ軸線方向Laの他方側La2に突出した筒状の胴部82とを有しており、底板部81には、ロータ支軸54およびロータピニオン59をモータ軸線方向Laの一方側La1に突出させる開口部83が形成されている。本形態では、第1ケース部材3には、モータ軸線方向Laの一方側La1に向けて突出した連結軸301が形成され、支持部材8には、連結軸301が嵌る軸穴88が形成されており、第1ケース部材3と支持部材8とは、連結軸301が軸穴88に嵌って位置決めされ、この状態で、第1ケース部材3と支持部材8とが連結されている。
第2ケース部材9は、底板部91と、底板部91の外縁からモータ軸線方向Laの他方側La2に突出した筒状の胴部92とを有している。本形態では、第2ケース部材9には、モータ軸線方向Laの他方側La2に向けて突出した連結軸99が形成され、第1ケース部材3には、連結軸99が嵌る軸穴35が形成されており、第1ケース部材3と第2ケース部材9とは、連結軸99が軸穴35に嵌って位置決めされ、この状態で、第1ケース部材3と第2ケース部材9とが連結されている。また、第2ケース部材9には、モータ軸線方向Laの他方側La2に向けて突出し支持部材8に当接して支持部材8のモータ軸線方向Laの位置を規定する位置決め軸95が形成されている。
ここで、第2ケース部材9の底板部91には、ロータ支軸54のモータ軸線方向Laの一方側La1の端部を支持する軸穴からなるロータ支軸用第2支持部94が形成されている。
第1ケース部材3の底板部31には、ロータ支軸54のモータ軸線方向Laの他方側L2の端部を支持する軸穴からなる筒状のロータ支軸用第1支持部311が形成されているとともに、ステータ52(外ステータコア71)を径方向で位置決めする径方向位置決め部312と、ステータ52(外ステータコア71)のモータ軸線方向Laの他方側La2の位置を規定する軸線方向第1位置決め部313とが設けられている。
本形態において、軸線方向第1位置決め部313は、底板部31からモータ軸線方向Laの一方側La1に突出してフランジ部711にモータ軸線方向Laの他方側La2から当接する凸部からなる。本形態において、軸線方向第1位置決め部313は、モータ軸線方向Laからみたとき、外ステータコア71のフランジ部711(第1フランジ部)に沿って円弧状に延在しており、軸線方向第1位置決め部313と筒状のロータ支軸用第1支持部311とは板状のリブ315によって連結されている。
径方向位置決め部312は、リブ315からモータ軸線方向Laの一方側La1に突出して外ステータコア71において周方向で隣り合う極歯712の間でフランジ部711の内縁に当接する複数の凸部からなる。本形態において、径方向位置決め部312は周方向の3個所に設けられている。
また、第1ケース部材3には、ステータ52(外ステータコア71)の周方向の位置決めを行う周方向位置決め部314が設けられている。本形態において、周方向位置決め部314は、軸線方向第1位置決め部313からモータ軸線方向Laの一方側La1に突出して、フランジ部711の穴711aに嵌る凸部からなる。
支持部材8において、底板部81は、外ステータコア76のフランジ部761にモータ軸線方向Laの一方側La1から当接してステータ52の位置を規定する軸線方向第2位置決め部になっている。また、支持部材8の底板部81には、底板部81からモータ軸線方向Laの他方側La2に突出して、外ステータコア76のフランジ部711の穴761aに嵌る凸部86が形成されている。かかる凸部86は、ステータ52(外ステータコア76)の径方向の位置決めを行う径方向位置決め部、およびステータ52(外ステータコア76)の周方向の位置決めを行う周方向位置決め部として機能する。
さらに、支持部材8には、歯車列においてロータピニオン59と噛合する1番車(図示せず)の1番車用支軸(回転軸)を支持する1番車用支軸支持部85が形成されている。
このように構成したギアードモータ10xにおいても、実施の形態1と同様、ステータ52は、第1ケース部材3の径方向位置決め部312によって径方向で位置決めされ、ロータ支軸54は、第1ケース部材3のロータ支軸用第1支持部311によって支持されている。このため、ステータ52とロータ支軸54とは、第1ケース部材3を介して精度よく位置決めされるので、ステータ52の端面に固定した端板によってステータ52とロータ支軸54とを位置決めする必要がない。従って、部品点数の削減および生産性の向上を図ることができるので、ギアードモータ10xのコストの削減を図ることができる等、実施の形態1と同様な効果を奏する。
(その他の実施の形態)
上記実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の例であるが、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々変形実施可能である。例えば、第2ケース部材20がフレーム2と別体の場合に本発明を適用してもよい。また、上述した実施の形態におけるダンパ装置1は、冷蔵庫用であるが、必ずしも、冷蔵庫に用いられるダンパ装置に限定されるものではない。
1・・ダンパ装置、2・・フレーム、3・・第1ケース部材、4・・バッフル、5・・モータ、6・・バッフル駆動機構、8・・支持部材、9・・第2ケース部材、10,10x・・ギアードモータ、11・・モータケース、20・・第2ケース部材(支持部材)、31・・底板部、32・・胴部、52・・ステータ、53・・ロータ、54・・ロータ支軸、55・・ロータマグネット、56、57・・コイルボビン、59・・ロータピニオン、65・・歯車列、66・・1番車、71・・外ステータコア(第1ステータコア)、72、77・・内ステータコア、76・・外ステータコア(第2ステータコア)、85・・1番車用支軸支持部、94・・ロータ支軸用第2保持部、201・・ロータ支軸用第2保持部、203・・軸線方向第2位置決め部、210・・通気口、311・・ロータ支軸用第1保持部、312・・径方向位置決め部、313・・軸線方向第1位置決め部、314・・周方向位置決め部、371・・1番車用支軸支持部、711・・フランジ部(第1フランジ部)、711a・・フランジ部711の穴、711e・・フランジ部711の内縁、712・・極歯(第1極歯)、712a・・極歯の側面、761・・フランジ部(第2フランジ部)、762・・極歯(第2極歯)、La・・モータ軸線方向

Claims (13)

  1. 第1ケース部材と、
    前記第1ケース部材に対してモータ軸線方向の一方側に配置され、前記第1ケース部材に連結された支持部材と、
    前記第1ケース部材と前記支持部材との間に配置された筒状のステータと、
    該ステータの内側に配置されたロータと、
    該ロータを回転可能に支持するロータ支軸と、
    前記ロータの回転を伝達する歯車列と、
    を有し、
    前記第1ケース部材には、前記ステータを径方向で位置決めする径方向位置決め部と、前記ロータ支軸の前記モータ軸線方向の他方側の端部を支持するロータ支軸用第1支持部と、が設けられていることを特徴とするギアードモータ。
  2. 前記ステータは、前記他方側の端部に、環状の第1フランジ部の内縁から前記一方側に向けて突出する第1極歯が周方向に複数形成された第1ステータコアを備え、
    前記径方向位置決め部は、前記第1ケース部材から前記一方側に突出して、前記第1ステータコアにおいて周方向で隣り合う前記第1極歯の間で前記第1フランジ部の内縁に当接する複数の凸部からなることを特徴とする請求項1に記載のギアードモータ。
  3. 前記径方向位置決め部は、前記第1極歯の側面に対して非接触状態にあることを特徴とする請求項2に記載のギアードモータ。
  4. 前記第1ケース部材には、前記第1フランジ部に前記他方側から当接して前記モータ軸線方向における前記ステータの前記他方側の位置を規定する軸線方向第1位置決め部が設けられ、
    前記軸線方向第1位置決め部は、前記モータ軸線方向からみたとき、前記第1フランジ部に沿って環状または円弧状に延在する凸部からなることを特徴とする請求項2または3に記載のギアードモータ。
  5. 前記第1ケース部材には、前記第1フランジ部に形成された穴に前記他方側から嵌って前記第1ステータコアの周方向の位置決めを行う凸部からなる周方向位置決め部が設けられていることを特徴とする請求項2乃至4の何れか一項に記載のギアードモータ。
  6. 前記第1フランジ部の前記一方側の面は、前記径方向位置決め部の前記一方側の端部、および前記周方向位置決め部の前記一方側の端部より前記一方側に位置することを特徴とする請求項5に記載のギアードモータ。
  7. 前記ステータは、前記一方側の端部に、環状の第2フランジ部の内縁から前記他方側に向けて突出する第2極歯が周方向に複数形成された第2ステータコアを備え、
    前記支持部材は、前記第2フランジ部に前記一方側から当接して前記一方側における前記ステータの位置を規定する軸線方向第2位置決め部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載のギアードモータ。
  8. 前記軸線方向第2位置決め部は、前記第2フランジ部に前記一方側から当接する凸部からなることを特徴とする請求項7に記載のギアードモータ。
  9. 前記歯車列において、前記ロータに連結されたロータピニオンと噛合する1番車の第1番車用支軸は、前記他方側の端部が前記第1ケース部材によって支持されていることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載のギアードモータ。
  10. 前記第1ケース部材は、前記一方側に向けて開口する筒状の胴部を備え、
    前記支持部材は第2ケース部材であり、
    前記第2ケース部材には、前記ロータ支軸の前記一方側の端部を支持するロータ支軸用第2支持部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載のギアードモータ。
  11. 前記支持部材には、前記第2フランジ部に形成された穴に嵌って前記ステータの周方向の位置決めを行う凸部からなる周方向位置決め部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載のギアードモータ。
  12. 前記第1ケース部材は、前記一方側に向けて開口する筒状の胴部を備え、
    前記支持部材は、ステータ支持部材であり、
    前記ステータ支持部材の前記一方側では第2ケース部材が前記第1ケース部材に連結されており、
    当該第2ケース部材には、前記ステータ支持部材に形成された開口部を貫通して前記一方側に突出した前記ロータ支軸の端部を支持するロータ支軸用第2支持部が設けられていることを特徴とする請求項11に記載のギアードモータ。
  13. 請求項1乃至12の何れか一項に記載のギアードモータを備えたダンパ装置であって、
    通気口が形成されたフレームと、
    前記ギアードモータによって駆動されて前記通気口を開閉するためのバッフルと、
    を有していることを特徴とするダンパ装置。
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