JP2010187529A - モータアクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ケース体を構成する第1ケース部材と第2ケース部材とを容易かつ効果的に位置合わせすることのできるモータアクチュエータを提供すること。
【解決手段】モータアクチュエータにおいて、第1ケース部材21の側板部214には、第2ケース部材22が位置する側とは反対側に凹む凹部291が形成され、かかる凹部291に対して、第2ケース部材22から突出した凸部272が嵌って結合部27を構成している。かかる結合部27は、第1ケース部材21と第2ケース部材22との間の複数個所に形成されているため、第1ケース部材21と第2ケース部材22とが自動的に位置合わせされる。
【選択図】図6

Description

本発明は、モータによって出力軸を駆動するモータアクチュエータに関するものである。
冷蔵庫などにおいて、冷気の流れを制御するバッフルを駆動するモータアクチュエータは、モータと、モータの回転を変速して伝達する輪列と、輪列を介してモータの回転を出力する出力軸とを備えており、出力軸にバッフルが連結される。ここで、モータおよび輪列は、モータおよび輪列が内側に配置された有底の第1ケース部材と、この第1ケース部材の開口を覆う第2ケース部材とを備えたケース体の内部に収納されている(特許文献1参照)。
かかるケース体を構成するにあたって、特許文献1に記載のモータアクチュエータでは、第1ケース部材の側板部の4隅に円筒状のネジ座部を設ける一方、平板状の第2ケース部材に対して、ネジ座部に重なる位置に穴を設けてある。このため、第1ケース部材に対して第2ケース部材を被せた後、穴を介してネジ座部にネジを止めれば、第1ケース部材と第2ケース部材とを結合することができる。また、第1ケース部材および第2ケース部材のうちの一方に形成した段部を他方の縁部分に当接させれば、第1ケース部材と第2ケース部材との位置合わせを行なうこともできる。
特開2003−322455号公報
しかしながら、第1ケース部材にはこの第1ケース部材の4隅にそれぞれネジ座部を囲むように円弧状に形成された段部を有し、当該段部を第2ケース部材の縁部分に当接して第1ケース部材と第2ケース部材との位置合わせを行っている。そのため、1つのネジ座部については、縁部分が段部に当接する方向の位置合わせを行うことはできるが、縁部分が段部から離間する方向の位置合わせを行うことができないという問題点がある。換言すれば、特許文献1の場合、4つの段部全て用いなければ、第1ケース部材と第2ケース部材との位置合わせを行うことができないという問題がある。従って、例えば、平面方向に細長いケース部材であって、4隅にネジ座部を形成するようなスペースが無い場合、4つのネジ座部を形成することができず位置合わせを行うことができないという問題がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、ケース体を構成する第1ケース部材と第2ケース部材とを容易かつ効果的に位置合わせすることのできるモータアクチュエータを提供することにある。特に、平面方向に細長いケース部材であって、4隅にネジ座部を形成するようなスペースが無い場合であっても、第1ケース部材と第2ケース部材との位置合わせをすることができるモータアクチュエータを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、モータと、該モータの回転を変速して伝達する輪列と、該輪列を介して伝達された前記モータの回転を出力する出力軸と、前記モータおよび前記輪列が収納されたケース体と、を有するモータアクチュエータにおいて、前記ケース体は、前記モータおよび前記輪列が内側に配置された有底の第1ケース部材と、該第1ケースの開口を覆う第2ケース部材と、を備え、前記第1ケース部材と前記第2ケース部材とは、前記第1ケース部材の側板部において前記第2ケース部材が位置する側とは反対側に凹む凹部と、前記第2ケース部材において前記第1ケース部材が位置する側に向けて突出して前記凹部に嵌る凸部とを備えた結合部によって結合され、当該結合部では、前記凸部を前記凹部に嵌めると前記第1ケース部材と前記第2ケース部材とが前記側板部の延在する方向の双方で位置合わせされるとともに前記凹部と前記凸部とがネジにより固定されていることを特徴とする。また、本発明では、前記第1ケース部材と前記第2ケース部材とは、前記第1ケース部材の側板部において前記第2ケース部材が位置する側に向けて突出する凸部と、前記第2ケース部材において前記第1ケース部材が位置する側とは反対側に凹んで前記凸部に嵌る凹部とを備えた結合部によって結合され、当該結合部では、前記凹部を前記凸部に嵌めると前記第1ケース部材と前記第2ケース部材とが前記側板部の延在する方向の双方で位置合わせされるとともに前記凹部と前記凸部とがネジにより固定されていることを特徴とする。
本発明では、第1ケース部材の側板部には前記第2ケース部材が位置する側とは反対側に凹む凹部が形成され、かかる凹部に対して、第2ケース部材から突出した凸部が嵌った結合部によって、第1ケース部材と第2ケース部材とが結合され、当該結合部では、前記凸部を前記凹部に嵌めると前記第1ケース部材と前記第2ケース部材とが前記側板部の延在する方向の双方で位置合わせされるとともに前記凹部と前記凸部とがネジにより固定されている。または、第2ケース部材には前記第1ケース部材が位置する側とは反対側に凹む凹部が形成され、かかる凹部に対して、第2ケース部材から突出した凸部が嵌った結合部によって、第1ケース部材と第2ケース部材とが結合され、当該結合部では、前記凹部を前記凸部に嵌めると前記第1ケース部材と前記第2ケース部材とが前記側板部の延在する方向の双方で位置合わせされるとともに前記凹部と前記凸部とがネジにより固定されている。
このため、第1ケース部材と第2ケース部材とを、側板部が延在する方向の双方向で位置合わせすることができる。それ故、第1ケース部材と第2ケース部材を結合する際、凹部に凸部を嵌めると、第1ケース部材と第2ケース部材とが側板部が延在する方向に自動的に位置合わせされるので、組立作業を効率よく行うことができる。特に、本発明の場合、前記凸部を前記凹部に嵌めると、側板部が延在する方向の双方向で位置合わせを行うことで、特許文献1のように4隅のネジ座部を用いることなく位置合わせを行うことができる。なお、本発明は、凸部の側板部が延在する方向の両側が凹部に当接してもよいし、前記凸部を前記凹部に嵌めたとき、第1ケース部材と第2ケース部材とを、側板部が延在する方向の双方向で位置合わせすることができれば、必ずしも凸部の側板部が延在する方向の両側が凹部に当接している必要はなく、若干クリアランスが形成されていてもよい。従って、位置合わせのため4隅にネジ座部を設ける必要がないので、平面方向に細長いケース部材であって、4隅にネジ座部を形成するようなスペースが無い場合でも、第1ケース部材と第2ケース部材との位置合わせを行うことができる。
本発明において、前記結合部は、少なくとも、前記第1ケース部材の側板部のうち、互いに交差する方向に延在する2つの側板部が位置する2箇所に構成されていることが好ましい。このように構成すると、第1ケース部材と第2ケース部材との平面方向の位置が定まるため、平面方向に確実に位置合わせすることができる。
本発明において、前記結合部は、前記側板部の延在する方向の中央付近に構成されていることが好ましい。かかる構成によれば、側板部が長く延在された場合であっても側板部の変形を防止することができる。
本発明において、前記第1ケース部材の前記開口は、長手方向の寸法が短手方向の寸法の2倍以上であり、前記結合部は、少なくとも、前記長手方向に相当する位置に構成されていることが好ましい。第1ケース部材において、長手方向に延在している側板部は、短手方向に延在している側板部よりも変形しやすいが、長手方向に相当する位置に結合部を設ければ、長手方向に延在する側板部の変形を確実に防止することができる。
本発明において、前記第1ケース部材の側板部の外面には、前記結合部近傍に当該ケース体を機器に取り付けるための取り付け部が形成されていることが好ましい。結合部が形成されている部分では、側板部が第2ケース部材で補強された状態にあるので、かかる結合部の近傍に取り付け部を設ければ、取り付け部を介してモータアクチュエータを機器に取り付けても、側板部が変形することがない。
本発明を適用したアクチュエータは、前記出力軸によって、気体の流れを制御するバッフルを駆動するバッフル駆動装置などとして用いることができる。
本発明において、前記第1ケース部材の側板部には前記ネジを止める穴が形成されており、該穴は、前記第1ケースの開口部から底板部の方向に延設されていることが好ましい。このように構成すると、ネジを止める穴を側板部を利用し第1ケース部材の深さ、すなわち、第1ケース部材の開口部から底板部までの長さを利用して長く形成することができるので、第1ケース部材と第2ケース部材とを強固に結合することができる。
本発明において、前記穴は、前記第1ケース部材の側板部内面からケース内側に突出した該側板部の厚みの厚い部分に形成されていることが好ましい。このように構成すると、ネジを止める穴を側板部を利用して形成することができるので、穴を形成する周辺部の強度を大きくすることができ、第1ケース部材と第2ケース部材とを強固に結合することができる。しかも側板部外面には穴形成に伴ない突出部を形成させずにすむので、装置側に載置する際、突出部が邪魔をすることがない。
本発明において、前記穴が形成された前記側板部の厚みの厚い部分の外面に、前記ケース体を機器に取り付けるための取り付け部が形成されていることが好ましい。このように構成すると、穴が形成されている部分では、側板部の厚みの厚い部分にあるので、かかる穴の近傍に取り付け部を設ければ、取り付け部を介してモータアクチュエータを機器に取り付けても、側板部が変形することがない。
本発明では、第1ケース部材の側板部には前記第2ケース部材が位置する側とは反対側に凹む凹部が形成され、かかる凹部に対して、第2ケース部材から突出した凸部が嵌った結合部によって、第1ケース部材と第2ケース部材とが結合され、当該結合部では、前記凸部を前記凹部に嵌めると前記第1ケース部材と前記第2ケース部材とが前記側板部の延在する方向の双方で位置合わせされるとともに前記凹部と前記凸部とがネジにより固定されている。または、第2ケース部材には前記第1ケース部材が位置する側とは反対側に凹む凹部が形成され、かかる凹部に対して、第2ケース部材から突出した凸部が嵌った結合部によって、第1ケース部材と第2ケース部材とが結合され、当該結合部では、前記凹部を前記凸部に嵌めると前記第1ケース部材と前記第2ケース部材とが前記側板部の延在する方向の双方で位置合わせされるとともに前記凹部と前記凸部とがネジにより固定されている。
このため、第1ケース部材と第2ケース部材とを、側板部が延在する方向の双方向で位置合わせすることができる。それ故、第1ケース部材と第2ケース部材を結合する際、凹部に凸部を嵌めると、第1ケース部材と第2ケース部材とが側板部が延在する方向に自動的に位置合わせされるので、組立作業を効率よく行うことができる。
特に、本発明の場合、前記凸部を前記凹部に嵌めると、側板部が延在する方向の双方向で位置合わせを行うことで、特許文献1のように4隅のネジ座部を用いることなく位置合わせを行うことができる。従って、位置合わせのため4隅にネジ座部を設ける必要がないので、平面方向に細長いケース部材であって、4隅にネジ座部を形成するようなスペースが無い場合でも、第1ケース部材と第2ケース部材との位置合わせを行うことができる。
本発明を適用したモータアクチュエータの外観を示す説明図である。 本発明を適用したモータアクチュエータの内部構成を示す説明図である。 本発明を適用したモータアクチュエータの第1ケース部材の説明図である。 本発明を適用したモータアクチュエータの第2ケース部材の説明図である。 本発明を適用したモータアクチュエータの地板の説明図である。 本発明を適用したモータアクチュエータにおける第1ケース部材と第2ケース部材との結合部の説明図である。 本発明を適用したモータアクチュエータを冷蔵庫に組み込んだ様子を示す説明図である。
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明では、互いに直交する3軸を各々、X軸、Y軸およびZ軸とし、説明の便宜上、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向を各々、左右方向(長手方向)、前後方向(短手方向)、および上下方向として説明する。また、説明の便宜上、左右方向(X軸方向)の左側を−X方向とし、右側を+X方向とし、前後方向(Y軸方向)の前側を+Y方向とし、後側を−Y方向とし、上下方向(Z軸方向)の上側を+Z方向とし、下側を−Z方向として説明する。
[全体構成]
図1は、本発明を適用したモータアクチュエータの外観を示す説明図であり、図1(a)、(b)、(c)は各々、モータアクチュエータの平面図、正面図、および底面図である。図2は、本発明を適用したモータアクチュエータの内部構成を示す説明図であり、図2(a)、(b)は各々、モータアクチュエータの横断面図、および縦断面図である。
図1および図2に示すモータアクチュエータ100は、図7を参照して後述するバッフル駆動装置などとして用いられる装置であり、略直方体形状のケース体20を備えている。ケース体20の底部からは出力軸10の先端部が突出しており、かかる出力軸10にバッフル3などの被駆動部材は連結される。
ケース体20は、有底の第1ケース部材21と、この第1ケース部材21の上部開口を覆う第2ケース部材22とからなり、後述する結合部26、27、28、29においてタッピングネジ265、275、285、295により結合されている。本形態において、第1ケース部材21および第2ケース部材22はいずれも、ABS樹脂などの樹脂成形品からなる。
ケース体20の内部には、以下に説明する駆動機構が収容され、出力軸10の基端側もケース体20の内部に収納されている。本形態において、駆動機構は、ステッピングモータなどからなるモータ30、およびモータ30の回転を出力軸10に伝達する輪列50からなる。本形態において、モータ30は、円柱状のモータ本体35の出力側端面351の中央からモータピニオン32が突出した形状になっている。
輪列50は、モータピニオン32の側から出力軸10の側に向けて、第1複合歯車51、第2複合歯車52、第3複合歯車53、および第4複合歯車54がこの順に配置された構成になっている。ここで、輪列50は、減速輪列50である。このため、モータピニオン32には第1複合歯車51の大径歯車が噛合し、第1複合歯車51の小径歯車には第2複合歯車52の大径歯車が噛合している。また、第2複合歯車52の小径歯車には第3複合歯車53の大径歯車が噛合し、第3複合歯車53の小径歯車には第4複合歯車54の大径歯車が噛合している。また、第4複合歯車54の小径歯車には、出力軸10の基端側に一体に形成された扇形歯車11が噛合している。従って、モータ30の回転は、輪列50によって減速されて扇形歯車11に伝達される結果、出力軸10が回転することになる。その際、モータ30は双方に回転するため、出力軸10は時計周りおよび反時計周りの双方向に回転する。
このような構成の輪列50およびモータ30は、第1ケース部材21、第2ケース部材22、および第1ケース部材21と第2ケース部材22との間に保持された地板25によって所定個所に支持されている。
(第1ケース部材21の構成)
図3は、本発明を適用したモータアクチュエータの第1ケース部材の説明図であり、図3(a)、(b)は各々、第1ケース部材を斜め上方からみた斜視図、および斜め下方からみた斜視図である。
図1、図2および図3に示すように、第1ケース部材21は、矩形の底板部210から上方に4枚の側板部211、212、213、214が上方に延在した箱型形状を備えている。4枚の側板部211、212、213、214のうち、Y軸方向で対向する2枚の側板部211、212は、長手方向(X軸方向)に延在している。また、X軸方向で対向する2枚の側板部213、214は、短手方向(Y軸方向)に延在している。ここで、側板部211、212のX軸方向の寸法は、側板部213、214のY軸方向の寸法の2倍以上であり、第1ケース部材21の上部開口の長手方向の寸法は、短手方向の寸法の2倍以上である。
かかる2枚の側板部213、214の外面において、Y軸方向の略中央位置には、モータアクチュエータ100を各種機器に取り付けるための取り付け部23、24が構成されている。本形態において、取り付け部23、24は、下方に開放端を向けるU字形状を備えている。
また、4枚の側板部211、212、213、214の内側には、その長さ方向の略中央部分に、上下方向に延在する円筒部261a、271a、281a、291aが形成されており、かかる円筒部261a、271a、281a、291aの上面では穴261b、271b、281b、291bが開口している。かかる穴261b、271b、281b、291bは、図6を参照して後述するように、第1ケース部材21と第2ケース部材22と結合するためのタッピングネジ265、275、285、295が止められる。ここで、円筒部261a、271a、281a、291aの上面は、側板部211、212、213、214の上端縁から凹んで凹部261、271、281、291を構成している。
かかる凹部261、271、281、291のうち、Y軸方向に延在する側板部213、214に形成された凹部261、271では、Y軸方向の両側に側板部213、214の縁部分213a、213b、214a、214bが位置し、かかる縁部分213a、213b、214a、214bは、後述する干渉部として機能する。また、X軸方向に延在する側板部211、212に形成された凹部281、291では、X軸方向の両側に側板部211、212の縁部分211a、211b、212a、212bが位置し、かかる縁部分211a、211b、212a、212bは、後述する干渉部として機能する。
かかる第1ケース部材21において、底板部210には、出力軸10を外側に突出させる開口部210eが形成され、底板部210の外面側には、開口部210eを囲むように円筒状のリブ210fが形成されている。ここで、開口部210eは、第1ケース部材21の底板部210の端付近、すなわち、側板部212の付近に形成されている。このため、出力軸10の基端側に一体に形成された扇形歯車11は、第1ケース部材21の側板部212の近傍に配置されている。従って、扇形歯車11は、側板部212が位置する側とは反対側に、歯部が形成された円弧部を向けている。
第1ケース部材21の底板部210において、輪列50の第4複合歯車54の中心と重なる位置には、下方に向けて突出する有底の円筒部218が形成されている。円筒部218は、第4複合歯車54を回転可能に支持する支軸540の下端部を保持する軸保持穴が形成されている。
底板部210において、X軸方向の略中央部分は、モータ30の搭載領域360になっており、その中央位置には、モータ30において、ロータを回転可能に支持する支軸31の下端部を保持する凹部210sが形成されている。
モータ30の搭載領域360の周りにおいて、側板部211の内面には、モータ本体35の外周側面をガイドする第1モータ支持部215が形成されており、かかる第1モータ支持部215は、モータ本体35の外周形状に対応する湾曲面になっている。また、側板部212の内面からは、モータ本体35の外周側面をガイドする第2モータ支持部216が延在しており、かかる第2モータ支持部216も、モータ本体35の外周形状に対応する湾曲面になっている。
底板部210において、モータ30の搭載領域360には、その中心から外れた位置に回り止め用の突起210aが形成されている。かかる突起210aは、モータ本体35の反出力側端面352において、中心からずれた位置に形成された穴352bに嵌って回り止め機構38を構成している。
また、底板部210において、Y軸方向で対向する側板部211、212の内面には円筒部217a、217b、217cが形成されており、かかる円筒部217a、217b、217cは、図5を参照して後述する地板25の突起254d、254b、254cが嵌る地板支持部である。
なお、底板部210において第2モータ支持部216に隣接する位置には、コネクタ320を支持するための板状突起219a、219bが形成されている。
(第2ケース部材22の構成)
図4は、本発明を適用したモータアクチュエータの第2ケース部材の説明図であり、図4(a)、(b)は各々、第2ケース部材を斜め上方からみた斜視図、および斜め下方からみた斜視図である。
図1、図2および図4に示すように、第2ケース部材22は、第1ケース部材21の上面開口を覆う略矩形の平板状であり、第2ケース部材22において、図2(b)に示すコネクタ320と重なる位置には、コネクタ320に対するプラグ挿入用の開口部220が形成されている。第2ケース部材22のX軸方向の両端部、およびY軸方向の両端部には、第1ケース部材21に形成した凹部261、271、281、291と重なる位置に凸部262、272、282、292が形成されている。かかる凸部262、272、282、292は、第2ケース部材22を下方に凹ませることにより形成されており、第1ケース部材21の円筒部261a、271a、281a、291aの上面に重なる底部262a、272a、282a、292aを備えている。底部262a、272a、282a、292aの略中央には、第1ケース部材21の円筒部261a、271a、281a、291aの上面で開口する穴261b、271b、281b、291bに重なる穴262b、272b、282b、292bが形成されている。従って、第2ケース部材22の側から穴261b、271b、281b、291b、262b、272b、282b、292bにタッピングネジ265、275、285、295を止めると、結合部26、27、28、29が構成され、かかる結合部26、27、28、29によって、第1ケース部材21と第2ケース部材22とは4箇所で結合することになる。
また、第2ケース部材22の下面には、扇形歯車11の上方への変位を規制するストッパとして機能する円筒部228が形成されている。かかる円筒部228と第2ケース部材22の下面とは板状のリブ229eで繋がっており、かかるリブ229eは、円筒部228を補強するとともに、後述する地板25に対する押さえ部として機能する。
また、第2ケース部材22において、モータ30の搭載領域360と重なる領域には、モータ30の搭載領域360の中心に対して同心円状の突状円形部226が下方に突き出るように形成され、かかる突状円形部226の中央には、上方に凹む穴226aが形成されている。かかる穴226aは、モータ30において、ロータを回転可能に支持する支軸31を保持している。なお、支軸31には、モータピニオン32と第2ケース部材22との間に板バネ310が装着されている。
また、第2ケース部材22には、輪列50を構成する第1複合歯車51、第2複合歯車52、第3複合歯車53、第4複合歯車54の中心と重なる位置に、下方に向けて突出する4つの円筒部221、222、223、224が形成されている。かかる4つの円筒部221、222、223、224の各々には、第1複合歯車51、第2複合歯車52、第3複合歯車53、第4複合歯車54を回転可能に支持する支軸510、520、530、540の上端部を保持する軸保持穴が形成されている。また、4つの円筒部221、222、223、224の各間は、第2ケース部材22の下面で突出する矩形板状の補強リブ229a、229b、229cで繋がっており、突状円形部226と円筒部221とは繋がっている。また、第4複合歯車54に対する円筒部224と第2ケース部材22の下面との間には、三角板状の補強リブ229dが形成されている。
(地板25の構成)
図5は、本発明を適用したモータアクチュエータの地板の説明図であり、図5(a)、(b)は各々、地板を斜め上方からみた斜視図、および斜め下方からみた斜視図である。
図2に示すように、本形態では、第1ケース部材21と第2ケース部材22との間に地板25が保持され、かかる地板25によって、輪列50およびモータ30が所定個所に支持されている。
図2および図5に示すように、地板25は、第1ケース部材21の底板部210に対向してモータ本体35の出力側端面351に被さる第1平板部251と、第1平板部251に段部255を介して繋がって第1平板部251より第1ケース部材21の底板部210に近い位置で底板部210に対向する第2平板部252を備えている。
地板25において、第1平板部251の周縁近くからは下方に向けて棒状の突起254bが突出しており、かかる突起254bは、第1ケース部材21の底板部210に形成された円筒部217bに嵌っている。また、地板25において、第2平板部252の対角位置からも下方に向けて棒状の突起254a、254cが突出しており、かかる突起254a、254cは第1ケース部材21の底板部210に形成された円筒部217a、217cに嵌っている。
このようにして地板25を第1ケース部材21に位置決めした状態で第1ケース部材21に第2ケース部材22を被せると、第2ケース部材22の下面に形成されたリブ229eによって上方から押さえられる。その結果、地板25は、第1ケース部材21と第2ケース部材22との間に保持された状態となる。この状態で、地板25の第2平板部252と第1ケース部材21の底板部210との間には隙間が空いており、かかる隙間は、扇形歯車11の回転領域として利用される。
本形態において、地板25では、第1平板部251の周縁から下方に向けて3枚の板状突起253a、253b、253cが突出しており、かかる板状突起253a、253b、253cはいずれも、モータ本体35の外周形状に対応して湾曲している。ここで、板状突起253a、253b、253cは、モータピニオン32を突出させるための穴251aを中心とする円状に配置されている。このため、3枚の板状突起253a、253b、253cは各々モータ支持板部として、モータ本体35と第1ケース部材21の側板部211、212、213、214との間、あるいはモータ本体35と第1ケース部材21に形成された第2モータ支持部216との間に入り込んで、モータ本体35を周方向の3箇所で保持する機能を担っている。
また、地板25の第1平板部251および第2平板部252はいずれも第2ケース部材22と対向しており、かかる地板25と第2ケース部材22との間を利用して、輪列50を構成する第1複合歯車51、第2複合歯車52、および第3複合歯車53が配置される。このため、第1平板部251の上面には、第1複合歯車51の中心と重なる位置に、上方に向けて突出する円筒部256が形成され、かかる円筒部256には、第1複合歯車51を回転可能に支持する支軸510の下端部を保持する軸保持穴が形成されている。また、第2平板部252の上面には、第2複合歯車52および第3複合歯車53の中心と重なる位置に、上方に向けて突出する円筒部257、258が形成され、かかる円筒部257、258には、第2複合歯車52および第3複合歯車53を回転可能に支持する支軸520、530の下端部を保持する軸保持穴が形成されている。
(組立方法)
図6は、本発明を適用したモータアクチュエータにおける第1ケース部材と第2ケース部材との結合部の説明図であり、図6(a)、(b)は各々、結合部を構成する部分を斜め上方からみた斜視図、および断面図である。
本形態のモータアクチュエータ100を組み立てるには、第1ケース部材21の内側にモータ30および出力軸10、および扇型歯車11を組み込んだ後、第1ケース部材21の内側に地板25をモータ本体35の出力側端面351に被さるように配置する。次に、第4複合歯車54を配置した後、第3複合歯車53、第2複合歯車52、第1複合歯車51を順次配置する。しかる後に、第2ケース部材22を被せる。
その結果、図6に示すように、第2ケース部材22の凸部272が第1ケース部材21に形成した凹部271に嵌る。従って、第2ケース部材22の側から穴271b、272bにタッピングネジ275を止めれば、凸部272と凹部271とによって構成された結合部27によって、第1ケース部材21と第2ケース部材22とが結合する。かかる状態において、タッピングネジ275の頭は、第2ケース部材22の上面において、凸部272の形成によって発生した凹み内に位置し、第2ケース部材22の上面から突出しない。また、かかる結合部27では、凸部272に対してY軸方向の両側に214の縁部分214a、214bが位置し、かかる縁部分214a、214bは、凸部272がY軸方向(側板部214の延在方向)の双方にずれることを阻止する干渉部として機能する。すなわち、側板部214の延在方向の両側で段部同士の当接が行なわれる。従って、第2ケース部材22は、結合部27によって第1ケース部材21に対するY軸方向の位置が決められる。
かかる構成は、ケース体20において、側板部213が位置する側でも同様な結合部26が構成され、第2ケース部材22は、結合部26によっても第1ケース部材21に対するY軸方向の位置が決められる。
かかる構成は、ケース体20において、側板部211、212が位置する側でも同様な結合部28、29が構成され、第2ケース部材22は、結合部28、29によって第1ケース部材21に対するX軸方向の位置が決められる。
すなわち、本形態では、互いに交差する方向に延在する側板部211、212および、側板部213、213に結合部26、27、28、29が構成されているため、第2ケース部材22は、結合部26、27、28、29によっても第1ケース部材21に対するX軸方向の位置およびY軸方向の位置が決められる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のモータアクチュエータ100では、ケース体20の内部に地板25を配置し、かかる地板25の第1平板部251と第1ケース部材21の底板部210との間にモータ30を保持するとともに、地板25の第1平板部251から突出したモータ支持板部としての板状突起253a、253b、253cによってモータ本体35の外周側面を保持する。このため、モータ30をケース体20内に固定するにあたって、モータ30の反出力側端面352にモータ取り付け板を取り付ける必要がないので、モータ30の周りには、モータ本体35に近接するように歯車を配置することができる。それ故、ケース体20の内部には無駄な空きスペースが発生しないので、モータアクチュエータ100の小型化を図ることができる。
また、モータ30の反出力側端面352と第1ケース部材21の底板部210との間には、突起210aと穴352bを利用した回り止め機構38が構成されているため、モータ取り付け板を用いなくても、モータ30を第1ケース部材21に保持することができる。
また、本形態によれば、第1ケース部材21の内側にモータ30および地板25を順に組み込むだけでモータ30を確実に固定することができるので、組立作業を効率よく行なうことができる。なお、回り止め機構38を構成するにあたっては、第1ケース体21に穴を形成し、モータ30の側に突起を形成してもよい。
また、本形態において、地板25の第1平板部251および第2平板部252には、地板25と第2ケース部材22との間に配置された第1複合歯車51、第2複合歯車52、第3複合歯車53の支軸510、520、530を保持する軸保持穴が形成されている。このため、地板25と第2ケース部材22との間を歯車の配置領域として有効利用できるので、多数の歯車を用いて減速比を大きく設定するのに適している。また、輪列50を構成する各歯車(第1複合歯車51、第2複合歯車52、第3複合歯車53、第4複合歯車54)の位置精度が高く、バックラッシュが小さいので、出力軸10に連結された被駆動部材が風圧を受けるような機器にモータアクチュエータ100を搭載しても、歯車間にがたつきが発生しない。
また、地板25は、モータ30の出力側端面351に被さる第1平板部251と、第1平板部251より第1ケース部材21の底板部210に近い位置で底板部210に対向する第2平板部252とを備え、第2平板部252と第2ケース部材22との間には、第1平板部251と第2ケース部材22との間よりも輪列50の下段側の歯車が配置されている。このため、輪列50を構成する第1複合歯車51、第2複合歯車52、第3複合歯車53を第1ケース部材21の底板部210に近づいていくように配置することができる。それ故、大径歯車部および小径歯車部を備えた複数の複合歯車(第1複合歯車51、第2複合歯車52、第3複合歯車53)を配置するのに適している。
また、出力軸10には、輪列50の最終段の歯車に噛合する扇形歯車11が一体化され、扇形歯車11は、第1ケース部材21の側板部212近傍において、側板部212が位置する側とは反対側に、歯部が形成された円弧部を向けている。このため、側板部212近傍に出力軸10および扇形歯車11を配置することができるので、ケース体20の内部を有効に利用でき、空きスペースが発生しない。しかも、扇形歯車11は、地板25の第2平板部252と第1ケース部材21の底板部210とに挟まれた隙間内を回転領域としているため、ケース体20の内部をより有効に利用でき、空きスペースが発生しない。また、扇形歯車11については最も大きなトルクが加わることから大型化する必要がある場合でも、扇形歯車11を狭いスペース内に配置することができる。それ故、モータアクチュエータ100の小型化を図ることができる。
また、第1ケース部材21の側板部211、212、213、214には、第2ケース部材22が位置する側とは反対側に凹む凹部261、271、281、291が形成され、かかる凹部261、271、281、291に対して、第2ケース部材22から突出した凸部262、272、282、292が嵌った結合部26、27、28、29によって、第1ケース部材21と第2ケース部材22とが結合している。しかも、結合部26、27、28、29は、X軸方向に延在する側板部211、212、およびY軸方向に延在する側板部213、214の双方に形成されている。それ故、第1ケース部材21と第2ケース部材22を結合する際、凹部261、271、281、291に凸部262、272、282、292を嵌めると、第1ケース部材21と第2ケース部材22との平面方向の位置が定まり、平面方向に自動的に位置合わせされるので、組立作業を効率よく行なうことができる。
また、結合部26、27、28、29は、側板部211、212、213、214の延在する方向の中央付近に構成されている。それ故、側板部211、212、213、214が長く延在された場合であっても側板部211、212、213、214の変形を防止することができる。
また、第1ケース部材21の上部開口は、長手方向の寸法が短手方向の寸法の2倍以上であるが、結合部28、29は、長手方向に相当する位置に構成されている。このため、長手方向に延在している側板部211、212は、短手方向に延在している側板部213、214よりも変形しやすいが、かかる長手方向に延在する側板部211、212の変形を確実に防止することができる。
また、第1ケース部材21の側板部213、214の外面には、結合部26、27近傍にケース体20を機器に取り付けるための取り付け部23、24が形成されており、かかる結合部26、27が形成されている部分では、側板部213、214が第2ケース部材22で補強された状態にある。それ故、薄い側板部213、214に設けた取り付け部23、24を介してモータアクチュエータ100を機器に取り付けても、側板部213、214が変形することがない。
また、第1ケース部材21の側板部211、212、213、214にはタッピングネジ265、275、285、295を止める穴261b、271b、281b、291bが形成されており、この穴261b、271b、281b、291bは、第1ケース21の開口部から底板部210の方向に延設されている。それ故、タッピングネジ265、275、285、295を止める穴261b、271b、281b、291bを側板部211、212、213、214を利用し第1ケース部材21の深さ、すなわち、第1ケース部材21の開口部から底板部210までの長さを利用して長く形成することができるので、第1ケース部材21と第2ケース部材22とを強固に結合することができる。
また、穴261b、271b、281b、291bは、第1ケース部材21の側板部211、212、213、214のそれぞれの内面からケース内側に突出した側板部211、212、213、214の厚みの厚い部分に形成されている。それ故、ネジを止める穴261b、271b、281b、291bを側板部211、212、213、214を利用して形成することができるので、穴261b、271b、281b、291bを形成する周辺部の強度を大きくすることができ、第1ケース部材21と第2ケース部材22とを強固に結合することができる。しかも側板部211、212、213、214の外面には穴261b、271b、281b、291bの形成に伴ない突出部を形成させずにすむので、装置側に載置する際、突出部が邪魔をすることがない。
また、穴261b、271bが形成された側板部213、214の厚みの厚い部分の外面に、ケース体20を機器に取り付けるための取り付け部23、24が形成されている。このように構成すると、穴261b、271bが形成されている部分では、側板部213、214の厚みの厚い部分にあるので、かかる穴261b、271bの近傍に取り付け部23、24を設ければ、金属製のタッピングネジ265、275による強度向上と相まって、取り付け部23、24を介してモータアクチュエータを機器に取り付けても、側板部213、214が変形することがない。
(モータアクチュエータ100の冷蔵庫への搭載例)
図7は、本発明を適用したモータアクチュエータ100を冷蔵庫に組み込んだ様子を示す説明図であり、図7(a)、(b)は各々、冷蔵庫内部の説明図、およびモータアクチュエータ100によってバッフルを駆動する様子を示す説明図である。
図7(a)において、冷蔵庫900は、ミッドフリーザー化された冷蔵庫で、中央に冷凍室961が設けられ、上部に冷蔵室962、下部に野菜室963がそれぞれ設けられている。そして、冷蔵室962まで冷気を送風するダクト921が形成されており、このダクト921の冷蔵室62に通ずる部分に、本発明を適用したモータアクチュエータ100を利用したモータ式ダンパー装置1がはめ込まれている。なお、モータ式ダンパー装置1は、冷蔵室962および野菜室963の双方に取り付けられることもある。
いずれの場合も、モータ式ダンパー装置1は、ダクト921を介して供給される冷気の流れを制御する。かかるモータ式ダンパー装置1は、図7(b)に示すように、発明を適用したモータアクチュエータ100の出力軸10にバッフル3を連結することにより構成される。
(他の実施の形態)
また、上記実施形態では、本発明を適用したモータアクチュエータ100をバッフル駆動用に用いたが、他の被駆動部材を駆動するためのモータアクチュエータ100に本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態では、第1ケース部材21の側板部211、212、213、214には、凹部261、271、281、291が形成され、第2ケース部材22に凸部262、272、282、292が形成されているが、必ずしもこの構成に限定されるものではなく、上記実施形態とは反対に、第2ケース部材22に第1ケース部材21が位置する側とは反対に凹む凹部、すなわち、平板状の第2ケース部材22の外周側から内側に切り欠きかれた切り欠き部を形成し、かかる凹部としての切り欠きに対して、第1ケース部材21の側板部211、212、213、214から第2ケース部材が位置する側に突出する凸部を形成し、凹部と凸部とを嵌めるように構成してもよい。さらに、第1ケース部材21の側板部211、212、213、214のいずれか2つの側板部に凸部を形成するとともに、残り2つの側板部に凹部を形成するように構成してもよい。この場合、第2ケースには、第1ケースの凹凸部と対応した箇所に、第1ケースの凹凸部が嵌る凹凸部が形成されることになる。
10 出力軸
11 扇形歯車
20 ケース体
21 第1ケース部材
22 第2ケース部材
23、24 取り付け部
25 地板
26、27、28、29 結合部
30 モータ
38 回り止め機構
50 輪列
100 モータアクチュエータ
211、212、213、214 側板部
251 地板の第1平板部
252 地板の第2平板部
261、271、281、291 凹部
262、272、282、292 凸部

Claims (10)

  1. モータと、
    該モータの回転を変速して伝達する輪列と、
    該輪列を介して伝達された前記モータの回転を出力する出力軸と、
    前記モータおよび前記輪列が収納されたケース体と、
    を有するモータアクチュエータにおいて、
    前記ケース体は、前記モータおよび前記輪列が内側に配置された有底の第1ケース部材と、該第1ケース部材の開口を覆う第2ケース部材と、を備え、
    前記第1ケース部材と前記第2ケース部材とは、前記第1ケース部材の側板部において前記第2ケース部材が位置する側とは反対側に凹む凹部と、前記第2ケース部材において前記第1ケース部材が位置する側に向けて突出して前記凹部に嵌る凸部とを備えた結合部によって結合され、当該結合部では、前記凸部を前記凹部に嵌めると前記第1ケース部材と前記第2ケース部材とが前記側板部の延在する方向の双方で位置合わせされるとともに前記凹部と前記凸部とがネジにより固定されていることを特徴とするモータアクチュエータ。
  2. モータと、
    該モータの回転を変速して伝達する輪列と、
    該輪列を介して伝達された前記モータの回転を出力する出力軸と、
    前記モータおよび前記輪列が収納されたケース体と、
    を有するモータアクチュエータにおいて、
    前記ケース体は、前記モータおよび前記輪列が内側に配置された有底の第1ケース部材と、該第1ケース部材の開口を覆う第2ケース部材と、を備え、
    前記第1ケース部材と前記第2ケース部材とは、前記第1ケース部材の側板部において前記第2ケース部材が位置する側に向けて突出する凸部と、前記第2ケース部材において前記第1ケース部材が位置する側とは反対側に凹んで前記凸部に嵌る凹部とを備えた結合部によって結合され、当該結合部では、前記凹部を前記凸部に嵌めると前記第1ケース部材と前記第2ケース部材とが前記側板部の延在する方向の双方で位置合わせされるとともに前記凹部と前記凸部とがネジにより固定されていることを特徴とするモータアクチュエータ。
  3. 前記結合部は、少なくとも、前記第1ケース部材の側板部のうち、互いに交差する方向に延在する2つの側板部が位置する2箇所に構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のモータアクチュエータ。
  4. 前記結合部は、前記側板部の延在する方向の中央付近に構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のモータアクチュエータ。
  5. 前記第1ケース部材の前記開口は、長手方向の寸法が短手方向の寸法の2倍以上であり、
    前記結合部は、少なくとも、前記長手方向に相当する位置に構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のモータアクチュエータ。
  6. 前記第1ケース部材の側板部の外面には、前記結合部近傍に当該ケース体を機器に取り付けるための取り付け部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のモータアクチュエータ。
  7. 前記出力軸によって、気体の流れを制御するバッフルを駆動することを特徴とする請求項1または2に記載のモータアクチュエータ。
  8. 前記第1ケース部材の側板部には前記ネジを止める穴が形成されており、該穴は、前記第1ケースの開口部から底板部の方向に延設されていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載のモータアクチュエータ。
  9. 前記穴は、前記第1ケース部材の側板部内面からケース内側に突出した該側板部の厚みの厚い部分に形成されていることを特徴とする請求項8に記載のモータアクチュエータ。
  10. 前記穴が形成された前記側板部の厚みの厚い部分の外面に、前記ケース体を機器に取り付けるための取り付け部が形成されていることを特徴とする請求項9に記載のモータアクチュエータ。
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