JP2003088052A - ブラシホルダの取付構造 - Google Patents
ブラシホルダの取付構造Info
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Abstract
ラシホルダの振動を低減し、ブラシと電機子の整流子と
の接触を良好にして整流特性を改善する。 【解決手段】 ブラシホルダ(13)をハウジング
(5)に固定するための取付用突起部(20)がブラシ
ホルダ(13)に設けられ、ブラシホルダ(13)をハ
ウジング(5)に位置決めするための位置決め部(2
1)がハウジング(5)に形成され、この位置決め部
(21)と係合する係合部(25)が上記取付用突起部
(20)に形成され、係合部(25)が位置決め部(2
1)と係合したうえで取付用突起部(20)がハウジン
グ(5)に固定される。
Description
機器に装着されるモータのブラシホルダの取付構造に関
する。
モータを取り付ける場合、ハウジングを二つ割りに成形
し、この二つの半割り部分でモータを挟み込むようにし
ており、モータのブラシホルダについても同様にハウジ
ングの二つの半割り部分で挟み込んで支持している。図
4はブラシホルダの支持構造の一例を示しており、この
ブラシホルダ1はハウジングの片方の半割り部分2に形
成されたリブ3に押し付けられ、このリブ3と図示しな
いハウジングの他方の半割り部分に形成されたリブとで
挟持される。
する電動パワーステアリング装置においては、ハウジン
グとブラシホルダとの間に弾性部材が緩衝材として挟み
込まれている。この緩衝材により、ハウジングからブラ
シホルダへの振動やブラシ摺動音が吸収される。
ウジングの二つの半割り部分2でブラシホルダ1を挟ん
で固定しようとすると、特にハウジングが成形品である
場合にはリブ3を用いてブラシホルダ1を固定するの
で、組立時に電機子4との間にズレが発生しやすいとい
う問題がある。
は、ブラシホルダが振動により変位する可能性があり、
特に共振点が低いためモータが低速回転時に共振する可
能性がある。
ラシホルダのズレやブラシホルダの振動を低減し、ブラ
シと電機子の整流子との接触を良好にして整流特性を改
善することを目的とする。
め、請求項1に係る発明は、ブラシホルダ(13)をハ
ウジング(5)に固定するための取付用突起部(20)
がブラシホルダ(13)に設けられ、ブラシホルダ(1
3)をハウジング(5)に位置決めするための位置決め
部(21)がハウジング(5)に形成され、この位置決
め部(21)と係合する係合部(25)が上記取付用突
起部(20)に形成され、係合部(25)が位置決め部
(21)と係合したうえで取付用突起部(20)がハウ
ジング(5)に固定されたブラシホルダの取付構造を採
用する。
ング(5)の位置決め部(21)が凸部(26)又は凹
部に形成されると共に、上記ブラシホルダ(13)の係
合部が上記凸部(26)又は凹部と嵌合する凹部(2
5)又は凸部に形成された請求項1記載のブラシホルダ
の取付構造を採用する。
ング(5)の位置決め部(21)と上記ブラシホルダ
(13)の係合部(25)が複数形成された請求項1記
載のブラシホルダ取付構造を採用する。
て図面を参照して説明する。
電動工具用のものであり、このハウジング5はその中心
軸を含む垂直面上で二分割された状態で成形される。そ
して、この分割された二つの半割り部分5a,5bが分
割面上で組み合わされ、図示しない結合ネジにより結合
されることにより完成したハウジング5とされる。
ータが収納され、このモータの磁石からなる固定子6が
ハウジング5の内壁面に固定される。また、モータの回
転軸7がハウジング5内に固定された軸受8に支持され
る。ただし、回転軸7の他端を支持する軸受は図示して
いない。回転軸7には電機子9とモータを冷却するため
のファン10が取り付けられている。電機子9の整流子
11は回転軸7上の軸受8とファン10との間に配置さ
れている。
12がブラシホルダ13を介しハウジング5内に取り付
けられている。
中央に穴があいた円盤状の基板部14を備える。この基
板部14は、図1及び図2に示すように、ハウジング5
内にモータの回転軸7を横切るごとく配置され、ハウジ
ング5の内側にリブ状に形成された隔壁15に当てられ
る。この基板部14と隔壁15の中央の穴を電機子9の
整流子11が貫通する。隔壁15はファン10の回転で
生ずる空気の流れをハウジング5の外部に効率的に排気
するためのものであるが、ブラシホルダ13の組立時に
ブラシホルダ13の位置を仮決めするためのリブとして
も機能する。
13の基板部14における隔壁15と反対側の面上に
は、略円筒状の補強壁16がモータの整流子11を囲む
ように形成され、一対のブラシ装着部17,17が相対
向するように形成される。各ブラシ装着部17はそのト
ンネル状の穴が整流子11に臨むように伸びる筒体とし
て形成され、基板部14と補強壁16の双方に跨るよう
に形成される。各ブラシ装着部17の内部にはブラシ1
2がそれぞれスライド可能に挿入され、各ブラシ12は
押えバネ18により先端が整流子11の周面に常時当接
するように付勢される。基板部14にはこの押えバネ1
8を装着するためのバネ受け19が取り付け手段として
凸状に形成されている。
ホルダ13をハウジング5に固定するための取付用突起
部20が設けられ、ハウジング5には、ブラシホルダ1
3をハウジング5に位置決めするための位置決め部21
が形成される。
突起部20,20が形成されている。この二個の取付用
突起部20,20が、ブラシホルダ13の基板部14に
一対のブラシ装着部17,17と90度だけ位相がずれ
るように形成される。各取付用突起部20は基板部14
上から補強壁16に沿って整流子11の軸方向に平行に
突出し、整流子11の軸方向と直角な方向に固定ネジ2
2を通すための挿入穴23を有する。
ルダ13の取付用突起部20に対応して設けられる。こ
の位置決め部21はハウジング5の片方の半割り部分5
aに設けられ、取付用突起部20が当接する端面を有し
たリブとして形成される。また、位置決め部21の取付
用突起部20の臨む箇所には、取付用突起部20の挿入
穴23に連通するネジ穴24を備える。固定ネジ22が
取付用突起部20の挿入穴23を貫通しネジ穴24の雌
ネジと螺合することにより、ブラシホルダ13はハウジ
ング5に動かないように固定される。
には、ハウジング5の位置決め部21と係合する係合部
が形成される。取付用突起部20の係合部がハウジング
5の位置決め部21と係合することで、ブラシホルダ1
3ひいてはブラシ12が整流子11に対して正確に位置
決めされる。
用突起部20における上記ハウジング5の位置決め部2
1側に挿入穴23に連通するように形成される。一方、
ハウジング5の位置決め部21には、この凹部25に嵌
まり込む凸部26がネジ穴24を囲むように形成され
る。凸部26の先端は凹部25の底面25aが当接する
座面26aとして形成され、凸部26の座面26aに凹
部25の底面25aが当たることによりブラシホルダ1
3はハウジング5に対して正確に位置決めされ、ブラシ
ホルダ13と整流子11の中心軸同士が合致することに
なる。この凹凸部25,26が係合したうえで固定ネジ
22が挿入穴23を貫通しネジ穴24の雌ネジと螺合す
ることでブラシホルダ13はハウジング5に対し正確に
位置決めされた状態で固定され一体化される。この実施
の形態では凹部25が係合部側に形成され、凸部26が
位置決め部21側に形成されるが、凹部25を位置決め
部21側に形成し凸部26を取付用突起部20側に形成
してもよい。
ラシホルダ13の係合部は、望ましくはこの実施の形態
のように二箇所に形成されるが、必要に応じて三箇所以
上又は一箇所にのみ形成してもよい。ハウジング5の位
置決め部21とブラシホルダ13の係合部を一箇所にの
み形成する場合は、一方の取付用突起部20をハウジン
グの二つの半割り部分5a,5bで挟持するように形成
すればよい。この場合には、固定ネジ22による固着は
一箇所だけでよいので組み立て作業が簡易化される。ハ
ウジング5の位置決め部21とブラシホルダ13の係合
部を三箇所以上にわたって形成する場合には、ブラシホ
ルダ13をハウジング5により強固に固定し、整流特性
をさらに高めることが可能である。
には各ブラシ装着部17に対応して配線ピン27,27
が突設され、ブラシ12に結線されたリード線28,2
8が各配線ピン27に係止される。このリード線28,
28によりブラシホルダ13とブラシ12を経由して電
機子9に電気が供給される。
の組み立て手順の一例について説明する。
7にブラシ12,12を挿入し、押えバネ18,18に
よりブラシ12,12をその後部から押える。ブラシ1
2,12には予めリード線28,28をつないでおき、
このリード線28,28を各配線ピン27,27に係止
する。
方の半割り部分5aに嵌め込み、ブラシホルダ13の基
板部14をハウジング5の隔壁15に当接させ、ブラシ
ホルダ13の仮位置決めを行う。続いてブラシホルダ1
3の基板部14を隔壁15に沿って滑らせつつブラシホ
ルダ13の係合部の凹部25内にハウジング5の位置決
め部21の凸部26を嵌め込み、ブラシホルダ13のハ
ウジング5の半割り部分5aに対する位置決めを行う。
ブラシホルダ13は凹部25の底面25aと凸部26の
座面26aとを基準面としてハウジング5に正確に位置
決めされる。
前後して軸受8、固定子6、電機子9等の装着も行う。
の取付用突起部20における挿入穴23から挿入し、ハ
ウジング5のネジ穴24の雌ネジと螺合させる。これに
より、ブラシホルダ13はハウジング5の半割り部分5
aに位置決めされた状態でガタつかないよう固定され
る。
bがブラシホルダ13の固定された半割り部分5aに対
して当てられ、図示しない結合ネジにより半割り部分5
a,5b同士が結合される。かくて、電機子9の整流子
11はブラシホルダ13に中心軸が一致するように配置
されることとなり、整流子11とブラシ12とが円滑に
接触し、振動等の発生が防止される。
ルダをハウジングに固定するための取付用突起部がブラ
シホルダに設けられ、ブラシホルダをハウジングに位置
決めするための位置決め部がハウジングに形成され、こ
の位置決め部と係合する係合部が上記取付用突起部に形
成され、係合部が位置決め部と係合したうえで取付用突
起部がハウジングに固定されたブラシホルダの取付構造
であるから、ブラシホルダがハウジングに正確にかつ強
固に固着される。従って、ブラシホルダの倒れや電機子
に対する位置ずれが防止されると共にブラシホルダの固
有振動が高まることによってブラシホルダの振動が低下
し、ブラシホルダに装着されるブラシと電機子の整流子
との接触が良好となり、ブラシの摩耗が減少すると共
に、整流火花が減少し、さらに発熱も減少し、総じて整
流特性が向上する。
ングの位置決め部が凸部又は凹部に形成されると共に、
上記ブラシホルダの係合部が上記凸部又は凹部と嵌合す
る凹部又は凸部に形成された請求項1記載のブラシホル
ダの取付構造であるから、ブラシホルダの組付け位置を
正確に定めることが可能であり、整流特性がより一層向
上する。
ングの位置決め部と上記ブラシホルダの係合部が複数形
成された請求項1記載のブラシホルダ取付構造であるか
ら、ブラシホルダの組付け位置を更に正確に定めること
が可能であると共に、ブラシホルダをハウジングに更に
強固に固定することが可能であり、整流特性が更に向上
する。
ジングの片方の半割り部を除いて示す立面図である。
ジングの双方の半割り部を合致させて示す。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ブラシホルダをハウジングに固定するた
めの取付用突起部がブラシホルダに設けられ、ブラシホ
ルダをハウジングに位置決めするための位置決め部がハ
ウジングに形成され、この位置決め部と係合する係合部
が上記取付用突起部に形成され、係合部が位置決め部と
係合したうえで取付用突起部がハウジングに固定された
ことを特徴とするブラシホルダの取付構造。 - 【請求項2】 上記ハウジングの位置決め部が凸部又は
凹部に形成されると共に、上記ブラシホルダの係合部が
上記凸部又は凹部と嵌合する凹部又は凸部に形成された
ことを特徴とする請求項1記載のブラシホルダの取付構
造。 - 【請求項3】 上記ハウジングの位置決め部と上記ブラ
シホルダの係合部が複数形成されたことを特徴とする請
求項1記載のブラシホルダ取付構造。
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