JP2002101604A - モータ - Google Patents

モータ

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JP2002101604A
JP2002101604A JP2000283365A JP2000283365A JP2002101604A JP 2002101604 A JP2002101604 A JP 2002101604A JP 2000283365 A JP2000283365 A JP 2000283365A JP 2000283365 A JP2000283365 A JP 2000283365A JP 2002101604 A JP2002101604 A JP 2002101604A
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JP
Japan
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housing
intermediate connector
axial direction
terminal
heat sink
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JP2000283365A
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English (en)
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Hitoshi Yamauchi
仁之 山内
Asao Kino
朝男 木野
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ハウジング本体の客先毎の変更を不要にでき、
モータにその軸方向と垂直方向に張り出さないように電
子素子を有する中間コネクタを備えるとともに、電子素
子の過熱を抑制できるモータを提供する。 【解決手段】ステッピングモータ2のハウジング12に
は、中間コネクタ30がステッピングモータ2の軸方向に
延びるように配設されている。中間コネクタ30の第2端
子45に車両側の外部端子が接続される。中間コネクタ30
の内部には電子素子が軸方向に延びるように内蔵されて
いる。中間コネクタ30の側面43bにヒートシンク53が軸
方向に延びるように配設されている。ヒートシンク53は
弾性挟持スナップ部41と爪部42により保持されている。
第2端子45と、第2端子45を覆う嵌合部46との延びる方
向が変更されて形成されるだけで、外部端子の取り付け
方向の変更に対応できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモータに係り、詳し
くは、ロータの回動により出力軸が軸方向に往復移動
し、外部端子が結合される中間コネクタを備えたモータ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ステッピングモータ等のモータに
は、ロータの回転運動を出力軸の直線運動に変換して出
力するものがある。この種のモータは、例えば車両用ヘ
ッドライトの自動光軸調整装置に使用されており、例え
ば特開平11−155275号公報で開示される構造が
知られている。自動光軸調整装置とは、路面の傾斜等に
応じて自動的に光軸を上下に動かし、常に運転者の視野
を確保するための装置であって、モータは車両用ヘッド
ライトに備えられた反射鏡の向きを変化させるアクチュ
エータとして使用されている。
【0003】モータのハウジングには、車両側配線用の
コネクタがモータの軸方向と垂直方向に延びるように直
接結合されている。なお、モータに電子素子を搭載する
要請がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ハウジング
に結合できる車両側のコネクタの種類や、車両側のハー
ネスの取り出し方法はハウジングに対して1種類のみで
あるため、例えば客先毎にその他のバリエーションが必
要な場合は、ハウジング本体を別形状に変更する必要が
ある。さらに、モータの組み付けラインもそのバリエー
ション毎に段取りの変更が必要になる。
【0005】また、コネクタがモータの軸方向と垂直方
向に延びるように結合されているため、コネクタが前記
垂直方向に張り出すとともに、ハウジングと結合する一
つの端面以外のコネクタの面が外部に露出されているた
め、例えば他の部材との接触等により外力が付加され
て、コネクタとハウジングとの結合が解除しやすいとい
う問題もある。さらに、電子素子を搭載すると、前記垂
直方向に一層張り出すという問題もあり、電子素子の過
熱を抑制する構成にする必要もある。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その第1の目的は、ハウジング本
体の客先毎の変更を不要にでき、モータにその軸方向と
垂直方向に張り出さないように電子素子を有する中間コ
ネクタを備えるとともに、電子素子の過熱を抑制できる
モータを提供することにある。そして、第2の目的は、
前記第1の目的に加えて、結合状態において中間コネク
タに外力が加わることによるハウジングからの中間コネ
クタの離脱を防止できるモータを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1に記載の発明は、ロータの回動によ
り出力軸が軸方向に往復移動し、外部端子が結合される
中間コネクタを備えたモータにおいて、モータのハウジ
ングには電気端子を備える結合部が備えられ、前記中間
コネクタが前記軸方向に延びるように前記ハウジングに
配設され、前記中間コネクタには前記電気端子と結合す
る第1端子と、前記外部端子と結合する第2端子とが備
えられ、前記第1、第2端子間に電子素子が前記軸方向
に延びるように備えられるとともに、前記電子素子の過
熱を抑えるために発熱を放散させるヒートシンク(放熱
板)が前記軸方向に延びるように備えられており、前記
ヒートシンクは、該ヒートシンクに前記軸方向に延びる
ように形成された係合部が前記ハウジングに設けられた
係合部に係合されて保持されていることを要旨とする。
【0008】この発明によれば、ハウジングに中間コネ
クタが結合され、中間コネクタの第2端子に車両側の外
部端子が結合される。従って、ハウジング本体の構造を
変更することなく、中間コネクタの構成を変更するだけ
で、客先の要求による外部端子の変更に対応できる。さ
らに、ハウジングの構造が変更されないため、モータの
組み付けラインの変更が必要なく、設備費等が大幅に低
減される。また、中間コネクタが前記軸方向に対して垂
直方向へ張り出さないため、中間コネクタ及び外部端子
が他の部材と接触する可能性が低減され、ハウジング、
中間コネクタ及び外部端子の結合が解除されにくくな
る。さらに、電子素子も前記軸方向に延びるように配置
されるため、前記垂直方向への張り出しが抑制される。
また、ヒートシンクが前記軸方向に延びるように配置さ
れているため、モータの中心部で最大温度を示す高熱が
前記軸方向に分散されて放散され、電子素子の過熱が抑
制される。さらに、両係合部によりヒートシンクがハウ
ジングに確実に固定され、両係合部を介して熱が伝えら
れるため、ハウジングの熱がヒートシンクに一層伝わり
やすくなり、電子素子の過熱が一層抑制される。
【0009】上記第2の目的を達成するために、請求項
2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前
記ハウジングには、前記中間コネクタを挟持する弾性挟
持スナップ部が備えられ、該弾性挟持スナップ部は、前
記ハウジングと中間コネクタとの前記軸方向に延びると
ともに、前記軸方向に対して垂直方向に撓むように形成
され、前記弾性挟持スナップ部の先端部には、該弾性挟
持スナップ部の内側に突出する爪部が形成され、前記中
間コネクタには、前記ハウジングと中間コネクタとの結
合状態で、前記爪部により前記軸方向で係止される係止
部が備えられていることを要旨とする。
【0010】この発明によれば、弾性挟持スナップ部が
前記軸方向に対して垂直方向に撓んで中間コネクタを受
け入れるとともに挟持する。そして爪部は、係止部の第
1端子側と反対側に位置し、係止部が前記軸方向に移動
しないように規制する。従って、中間コネクタを前記軸
方向に挿入するだけで、容易にハウジングとの結合及び
その保持ができる。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、前記中間コネクタには、前記係止部
の、前記ハウジングと対向する側と反対側を覆うカバー
部が備えられていることを要旨とする。この発明によれ
ば、ハウジングと中間コネクタとの結合時に爪部は、中
間コネクタに形成されたカバー部の陰に隠れ、爪部は他
の部材に直接触られず、間違って結合が解除されること
が防止される。従って、ハウジングと中間コネクタとの
離脱の防止のための熱かしめ等の工数が不要になる。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、前記係止部は前記垂直方向に延びる平
板であり、前記爪部は前記平板に外側から係止し、前記
カバー部は前記平板の内側から外側へ延びるように突設
されている第1カバー片であることを要旨とする。
【0013】この発明によれば、第1カバー片は平板の
内側から外側へ向けて形成されているため、容易に制作
できる。しかも、第1カバー片はハウジングと対向する
側と反対側の平板の内側から外側へ形成されているた
め、第1カバー片の存在により爪部及び平板の端部の結
合の容易さに影響を与えない。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項3又は請
求項4に記載の発明において、前記カバー部の先端部に
は、前記軸方向に延び、前記ハウジングと中間コネクタ
との結合時に前記弾性挟持スナップ部の外側を覆う第2
カバー片が形成されていることを要旨とする。この発明
によれば、爪部は、ハウジングと中間コネクタとの結合
状態において、第2カバー片により外側への移動が規制
され、弾性挟持スナップ部に外側への力が加わっても結
合が解除されない。
【0015】請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求
項5のいずれかに記載の発明において、前記ハウジング
及び前記中間コネクタには、前記軸方向に延び、結合を
互いに案内し合う凹部又は突部が形成されていることを
要旨とする。この発明によれば、ハウジングと中間コネ
クタとは結合の際に、凹部及び突部によって前記軸方向
に案内され、ハウジングと中間コネクタとは簡単に所定
の結合位置で確実に結合される。
【0016】請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求
項6のいずれかに記載の発明において、前記ハウジング
及び前記中間コネクタには、前記結合部及び第1端子か
らオフセットした位置にも、前記ハウジングと中間コネ
クタとを結合する結合部がそれぞれ形成されていること
を要旨とする。この発明によれば、ハウジングと中間コ
ネクタとは、オフセットした位置の結合部によっても結
合される。従って、前記軸方向に対して垂直方向に働く
力に対する強度が向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
を車両用のヘッドライトの光軸調整装置に使用されるス
テッピングモータに具体化した第1の実施形態を図1〜
図6に従って説明する。
【0018】図6に示すように、車両用のヘッドライト
1の光軸を調整するためのアクチュエータとしてステッ
ピングモータ2が適用されている。ヘッドライト1は、
反射鏡3、光源バルブ4及び取付カバー5等を備えてい
る。反射鏡3は、縦側断面が横U字型に形成されてい
る。反射鏡3の上方側は、取付カバー5に固定された支
持部材6にて揺動可能に支持されている。また、反射鏡
3の下方側は、取付カバー5に固定されたステッピング
モータ2の出力軸7にて揺動可能に連結されている。従
って、ステッピングモータ2の出力軸7が図6において
左右方向に移動すると、その移動距離に応じて反射鏡3
が上下方向に傾き、光源バルブ4の光軸が上下に変化す
る。
【0019】次に、ステッピングモータ2の内部構成を
説明する。図1に示すように、ステッピングモータ2の
ケース11は、ハウジング12とハウジングカバー13
とから構成されている。ハウジング12の内周面側に
は、円環状に形成されたステータ15が配設されてい
る。ステータ15は、樹脂製のボビン16に巻装した励
磁コイル17を有しており、同励磁コイル17により回
転磁界が発生される。ボビン16は、組立式又は一体成
形でステータ15の外枠であるヨーク15aを介してハ
ウジング12に固定されている。
【0020】ステータ15の内周側には、ロータとして
のマグネットロータ18が回転可能に配設されている。
詳述すると、マグネットロータ18は、公知の方法で磁
極が形成されたほぼ円筒状のマグネット部19とそのマ
グネット部19の内周面に固着された合成樹脂製のカラ
ム部20とから構成されている。
【0021】マグネット部19の先端から前方(図中、
左方)に突出したカラム部20は、ベアリング21の内
輪と連結固定され、ベアリング21の外輪はボビン16
の内周面に圧入されて固定されている。従って、マグネ
ットロータ18及びベアリング21はボビン16によっ
て保持されている。また、カラム部20の後端には凹部
22が設けられ、同凹部22の内壁面は、ハウジング1
2の底に突設された軸受23の外周面に対して回転可能
に支持されている。従って、マグネットロータ18はベ
アリング21及び軸受23に対して回転可能かつ軸方向
に移動不能に支持されている。
【0022】ハウジング12の底部中央は後方(図中、
右方)に突設され、保持凹部24が形成されている。こ
の保持凹部24に、出力軸7の後端が保持されている。
出力軸7には、雄ねじ7aが所定の長さに渡って形成さ
れ、その雄ねじ7aはカラム部20の内周面に形成され
た雌ねじ20aに螺合されている。
【0023】ハウジングカバー13の前側には、軸方向
に延びるように凹部25が形成され、該凹部25の底の
中央を貫通して出力軸7が挿通されている。出力軸7に
は、凹部25に対応する位置に係止部26が設けられて
いる。凹部25の前側には、出力軸7を挿通する貫通孔
が中央に形成された係止部材27がハウジングカバー1
3に嵌合固定されている。また、出力軸7の先端には、
球面状のジョイント部28が形成され、同ジョイント部
28にて反射鏡3が揺動可能に連結されている。
【0024】次に、中間コネクタ30と、該中間コネク
タ30が結合されるハウジング12の構成を説明する。
図1及び図3〜図5に示すように、ハウジング12に
は、中間コネクタ30が固定されている。中間コネクタ
30は、ハウジング12と中間コネクタ30の結合方向
がステッピングモータ2の軸方向になるように配設され
ている。中間コネクタ30は、ステッピングモータ2と
車両側の外部端子との接続を仲介する。なお、図5では
中間コネクタ30の図示を省略している。
【0025】図1及び図2に示すように、ハウジング1
2の結合部としての嵌合部31は、前記軸方向に延びる
ように形成され、嵌合部31には中間コネクタ30の嵌
合部32が嵌合可能になっている。嵌合部31の内部に
は電気端子31aが配設されている。嵌合部32には、
前記軸方向に延びる第1端子33が複数個(この実施形
態では4個)形成されている。第1端子33は電気端子
31aに接続される。嵌合部32にはグロメット32a
が備えられている。該グロメット32aにより、防水性
能が確保される。
【0026】ハウジング12には、一対の弾性挟持スナ
ップ部34が形成されている。弾性挟持スナップ部34
は、嵌合部31の幅方向の両端に形成されている。弾性
挟持スナップ部34は前記軸方向に延びるように形成さ
れるとともに、前記軸方向に対して垂直方向に撓むよう
に形成されている。弾性挟持スナップ部34は、一定間
隔で延びる係合部としての基端部35と、基端部35の
先端から外側に膨らんで、前記軸方向に延びるように形
成された腕部36とを備えている。腕部36の先端部に
は、爪部37が内側に突出形成されている。爪部37は
ほぼ三角柱状に形成され、腕部36の内側面に対して垂
直な係止面38aと、前記軸方向に対して斜めに延びる
案内面38bとが形成されている。
【0027】各基端部35には、係合部としての弾性挟
持スナップ部41が前記軸方向と垂直方向に延びるよう
に形成されている。弾性挟持スナップ部41の先端部に
は、係合部としての爪部42が内側に突出形成されてい
る。
【0028】中間コネクタ30には、前記軸方向に延び
る本体部43の一端に嵌合部32が形成されている。本
体部43の他端には平板44が形成されている。平板4
4からは、第2端子45と、該第2端子45を覆う嵌合
部46とが第1端子33と反対側(図1にて右側)に延
びるように形成されている。第2端子45は複数個(こ
の実施形態では3個)形成されている。第2端子45は
車両側の外部端子(図示せず)と接続され、嵌合部46
は外部端子を覆う車両側の嵌合部(図示せず)と嵌合さ
れる。本体部43の内部には、駆動回路等の電子素子
(図示せず)が前記軸方向に延びるように内蔵されてい
る。
【0029】係止部としての平板44は、前記軸方向と
垂直に形成されている。平板44は、ハウジング12と
中間コネクタ30との結合状態において、その両端部4
4aが腕部36に挟持されるとともに、嵌合部46側に
おいて爪部37の係止面38aに係止される。
【0030】平板44には、嵌合部46側にカバー部と
しての一対の第1カバー片47が内側から外側へ延びる
ように突設されている。第1カバー片47はほぼL字状
であり、爪部37の先端側を覆う。
【0031】本体部43は、両基端部35の間隔とほぼ
同じ幅に形成されている。本体部43の側面で、ハウジ
ング12に形成された当接面12aと対向する側面43
aは、ハウジング12と中間コネクタ30との結合状態
において当接面12aに当接される。
【0032】各基端部35の内側には、前記軸方向に延
びる凹部48がそれぞれ形成されている。本体部43に
は、凹部48と対向する位置に、前記軸方向に延びる突
部49がそれぞれ形成されている。凹部48及び突部4
9は、ハウジング12と中間コネクタ30とを結合する
際に、前記軸方向に互いに案内し合う。
【0033】ハウジング12の底部の外面で、当接面1
2aが存在する側の端面12bには、結合部としての円
柱状のピン51が複数個(この実施形態では2個)、前
記軸方向に突出形成されている。各ピン51は、嵌合部
31に対して前記垂直方向にオフセットした位置に、ス
テッピングモータ2の出力軸7の中心を通り、一対の弾
性挟持スナップ部34を対称に分ける平面に対して互い
に対称になるように配設されている。平板44の、各ピ
ン51と対向する位置には、結合部としてのほぼ円形の
貫通孔52がそれぞれ形成されている。
【0034】本体部43の、前記垂直方向に対して側面
43aと反対側の側面43bには、ヒートシンク(放熱
板)53が前記軸方向に延びるように配設されている。
図5に示すように、ヒートシンク53は、側面43bに
沿う基板54に複数個のフィン55,56が前記垂直方
向に突設されるように形成されている。フィン55,5
6は、前記軸方向に延びるように形成されている。係合
部としての両端のフィン56は、前記垂直方向の長さが
他のフィン55より少し短く形成されている。ヒートシ
ンク53は、フィン56の外側面56aが基端部35及
び弾性挟持スナップ部41により当接されて挟持され
る。フィン56の先端部56bに爪部42が係合され、
前記垂直方向へヒートシンク53が脱落しないように保
持される。
【0035】次に、上記のように構成されたハウジング
12、中間コネクタ30及びヒートシンク53の結合状
態を説明する。嵌合部31に、グロメット32aが装着
された嵌合部32が嵌合され、第1端子33が電気端子
31aと接続されている。当接面12aには、側面43
aが当接されている。本体部43は、基端部35により
幅方向に移動しないように挟持され、平板44の端部4
4aは、腕部36により挟持されている。そして、各爪
部37が各端部44aの嵌合部46側に位置し、端部4
4aは嵌合部46側、即ち離脱方向に移動しないように
規制されている。各凹部48にはそれぞれ突部49が嵌
合され、中間コネクタ30がハウジング12に対して前
記垂直方向に移動しないように固定されている。各貫通
孔52にはそれぞれピン51が嵌合され、同様に、中間
コネクタ30がハウジング12に対して前記垂直方向に
移動しないように固定されている。
【0036】爪部37は、第1カバー片47により嵌合
部46側を覆われ、他の部材と接触しないように守られ
ている。ヒートシンク53は、側面43bに沿って基板
54が当接されて前記軸方向に延びるように中間コネク
タ30に配設されている。ヒートシンク53は、フィン
56の外側面56aが弾性挟持スナップ部41と基端部
35の弾性挟持スナップ部41側部とにより当接されて
挟持されている。フィン56の先端部56bに爪部42
が係合され、前記垂直方向へヒートシンク53が脱落し
ないように保持されている。
【0037】次に、ハウジング12、中間コネクタ30
及びヒートシンク53の結合時の作用を説明する。先
ず、中間コネクタ30の側面43bにヒートシンク53
が装着された状態で、中間コネクタ30を嵌合部31と
嵌合部32とが向き合うように配置する。次に、突部4
9が凹部48と係合するように、中間コネクタ30を電
気端子31a側へ移動させる。中間コネクタ30は、突
部49が凹部48に案内されながら前記軸方向に沿って
移動され、本体部43が両基端部35間に配置される。
そして、グロメット32aが装着された嵌合部32が嵌
合部31に嵌合されて、各第1端子33がそれぞれ電気
端子31aに接続される。
【0038】中間コネクタ30の移動途中に、各ピン5
1が対向する貫通孔52内に挿入される。また、中間コ
ネクタ30の移動途中に、端部44aが案内面38bと
係合し、係合状態での移動の継続により両爪部37間の
距離が大きくなって、両弾性挟持スナップ部34,41
が外側に撓む。平板44が前記軸方向に対して爪部37
より電気端子31a側に移動すると、両弾性挟持スナッ
プ部34,41が元の位置に戻り、腕部36により端部
44aが挟持される。基端部35は本体部43を挟持す
る。爪部37の係止面38aは、各端部44aの嵌合部
46側に位置し、各端部44aが嵌合部46側に移動し
ないように規制する。基端部35及び弾性挟持スナップ
部41はヒートシンク53を挟持する。爪部42は先端
部56bと係合し、前記垂直方向へヒートシンク53が
脱落しないように保持する。
【0039】次に、ステッピングモータ2の作用を説明
する。車両側の外部端子から中間コネクタ30を介して
電気端子31aに電気信号が入力され、励磁コイル17
により回転磁界が発生される。この回転磁界により、マ
グネットロータ18が回転する。そして、雌ねじ20a
と雄ねじ7aの螺合により、出力軸7は前後に直線運動
をする。
【0040】係止部26が、図1に示すように凹部25
の底部に当接することにより出力軸7の後方への移動が
規制され、ジョイント部28は図1に実線で示す位置に
配置される。この状態が、ヘッドライト1における光軸
の下方への最大変位位置となる。その状態からマグネッ
トロータ18が回転すると、カラム部20と螺合してい
る出力軸7は、前方に移動する。そして、係止部26が
係止部材27に当接することにより出力軸7の前方への
移動が規制されて、ジョイント部28は図1に2点鎖線
で示す位置Aに配置される。この状態が、ヘッドライト
1における光軸の上方への最大変位位置となる。
【0041】ステッピングモータ2の駆動により発生す
る熱は、該ステッピングモータ2の中央部で最大温度を
示す。また、電子素子自身も発熱する。これらの熱がヒ
ートシンク53に伝えられ、該ヒートシンク53から前
記軸方向に分散されて放散される。特に、フィン55,
56から放散される。
【0042】以上詳述したように、この実施形態によれ
ば、以下のような効果を有する。 (1)ハウジング12には中間コネクタ30が結合さ
れ、中間コネクタ30の第2端子45に車両側の外部端
子が結合される。従って、ステッピングモータ2のハウ
ジング12本体の構造を変更することなく、中間コネク
タ30の構成を変更するだけで、客先の要求に対応する
ことが可能になる。そして、ハウジング12の構造を変
更せずに客先の各種のコネクタ使用の要求に対応できる
ため、ステッピングモータ2の組み付けラインを変更す
ることがなく、設備費等の大幅な低減が可能になる。
【0043】(2)中間コネクタ30がステッピングモ
ータ2の軸方向に延びるように配設され、ステッピング
モータ2の軸方向に対して垂直方向への張り出しがなく
なる。従って、弾性挟持スナップ部34や爪部37が他
の部材と接触する可能性が低減され、間違って結合が解
除されることが防止されるため、ハウジング12と中間
コネクタ30との離脱を防止できる。特に、本実施形態
のように、ステッピングモータ2に駆動回路等の電子部
材が外装される場合、即ち、中間コネクタ30に該電子
部材を内装させるような、体格が大きくなったり、確実
な固定を要する場合に効果的である。
【0044】(3)ハウジング12と中間コネクタ30
との結合状態において、中間コネクタ30は、嵌合部3
2が形成されている端面に加えて、側面43aが当接面
12aと当接して覆われているため、中間コネクタ30
の外部への露出が低減される。従って、本体部43が他
の部材と接触する可能性がより低減される。
【0045】(4)本体部43の内部には、駆動回路等
の電子素子が前記軸方向に延びるように内蔵されている
ため、電子素子を搭載しても前記垂直方向に張り出さな
い。 (5)ヒートシンク53が前記軸方向に延びるように配
設されているため、ステッピングモータ2の中央部で最
大温度を示す発熱や電子素子からの発熱が前記軸方向に
分散されて放散され、電子素子の過熱が抑えられる。
【0046】(6)ヒートシンク53が、基端部35、
弾性挟持スナップ部41及び爪部42により保持される
ため、前記垂直方向に脱落せずにハウジング12に確実
に固定される。そして、該基端部35、弾性挟持スナッ
プ部41及び爪部42を介して、ステッピングモータ2
の熱がハウジング12より直接にヒートシンク53に伝
えられるため、熱がハウジング12から奪われやすくな
り、電子素子の過熱が一層抑えられる。
【0047】(7)ハウジング12と中間コネクタ30
との結合状態において、爪部37は第1カバー片47の
陰に隠れるため、他の部材に直接触られず、外力が爪部
37に加わって、間違って結合が解除されることが防止
される。従って、ハウジング12と中間コネクタ30と
の離脱を防止でき、熱かしめ等の離脱防止用の工数をな
くすことできる。
【0048】(8)第1カバー片47は平板44の内側
から外側へ向けて形成されているため、容易に制作でき
る。しかも、第1カバー片47は平板44の嵌合部46
側の内側から外側へ形成されているため、第1カバー片
47が存在しても爪部37と端部44aとの結合の容易
さに悪影響を与えない。
【0049】(9)ハウジング12と中間コネクタ30
との結合の際に、ハウジング12と中間コネクタ30と
が凹部48及び突部49により前記軸方向に案内される
ため、容易に結合できるとともに、ハウジング12と中
間コネクタ30との結合後には、前記垂直方向に対する
結合の強度を向上できる。
【0050】(10)凹部48が基端部35の内側に形
成されているため、ハウジング12と中間コネクタ30
との結合の際に、弾性挟持スナップ部34の位置決めが
一層容易になり、より容易に結合できる。
【0051】(11)ピン51及び貫通孔52の結合に
より、両嵌合部31,32に対して前記垂直方向にオフ
セットした位置でもハウジング12と中間コネクタ30
とが結合されているため、前記垂直方向に対するハウジ
ング12と中間コネクタ30との結合の強度を向上でき
る。
【0052】(12)弾性挟持スナップ部34が前記軸
方向に対して垂直方向に撓んで中間コネクタ30を受け
入れるとともに挟持するため、中間コネクタ30を前記
軸方向に挿入するだけで、容易にハウジング12との結
合及びその保持ができる。
【0053】(第2の実施形態)次に、第2の実施形態
を図7及び図8に従って説明する。この実施形態は、ハ
ウジング12と中間コネクタ30との結合状態におい
て、爪部37の外側への移動を規制する第2カバー片6
1が設けられている点が前記実施形態と異なっている。
前記実施形態と同様の部分については同一番号を付して
その詳細な説明を省略する。
【0054】図7及び図8(a)に示すように、各第1
カバー片47の先端部に、第2カバー片61が形成され
ている。第2カバー片61は、前記軸方向に延びるよう
に、ハウジング12と対向する側に突出形成されてい
る。
【0055】第2カバー片61の先端には、前記爪部3
7を挟持位置側に案内するための案内面62が一体に形
成されている。案内面62は内側に向くように形成され
ている。
【0056】図8(a)に示すように、第2カバー片6
1は、ハウジング12と中間コネクタ30との結合状態
において、爪部37の外側と係合し、爪部37は、両カ
バー片47,61及び端部44aにより囲まれる挟持位
置内にはめ込まれている。
【0057】次に、爪部37が挟持位置内にはめ込まれ
る際の作用を説明する。先ず、中間コネクタ30を、嵌
合部31と嵌合部32とが向き合うように配置し、電気
端子31a側へ移動させる。中間コネクタ30の移動途
中に端部44aが案内面38bと係合した後、爪部37
の先端が案内面62に係合する。係合状態での移動の継
続により両弾性挟持スナップ部34が外側に撓むととも
に、両カバー片47,61が嵌合部46側に変形する。
【0058】そして、図8(b)に示すように、平板4
4が前記軸方向に対して爪部37より電気端子31a側
に移動した直後の状態において、案内面62と前記垂直
方向との間には嵌合部46の先端向きの角度θが存在し
ている。この角度θの存在により、弾性挟持スナップ部
34が元の位置に戻る際に爪部37は案内面62によっ
て挟持位置内に案内され、はめ込まれる。
【0059】この実施形態によれば、前記実施形態の
(1)〜(12)の効果の他に次の効果を有する。(1
3)ハウジング12と中間コネクタ30との結合状態に
おいて、第1及び第2カバー片47,61により爪部3
7の全体が覆われ、爪部37に外側から触れたり、何ら
かの要因で爪部37に外側への力が作用しても爪部37
が端部44aから外れず、結合の解除を一層防止でき
る。
【0060】(14)案内面62の存在により、爪部3
7を挟持位置側に容易に案内することができる。 (第3の実施形態)次に、第3の実施形態を図9に従っ
て説明する。この実施形態は、ヒートシンク53をハウ
ジング12に結合する構造が前記実施形態と異なってい
る。前記実施形態と同様の部分については同一番号を付
してその詳細な説明を省略する。なお、図9では中間コ
ネクタ30の図示を省略している。
【0061】図9に示すように、ハウジング12には弾
性挟持スナップ部41及び爪部42が形成されず、各基
端部35の内側に、前記軸方向に延びる係合部としての
凹部63がそれぞれ形成されている。ヒートシンク53
の基板54の両端部には、凹部63と対向する位置に、
前記軸方向に延びる係合部としての突部64がそれぞれ
形成されている。ヒートシンク53は、凹部63と突部
64との結合によりハウジング12に結合されている。
凹部63及び突部64は、ハウジング12とヒートシン
ク53とを結合する際に、前記軸方向に互いに案内し合
う。
【0062】この実施形態によれば、前記実施形態の
(1)〜(5)及び(7)〜(14)の効果の他に次の
効果を有する。 (15)ヒートシンク53が、ともに前記軸方向に延び
るように形成された凹部63と突部64との結合により
基端部35に結合されているため、前記垂直方向に脱落
せずにハウジング12に確実に固定される。そして、基
端部35を介して、ステッピングモータ2の熱がハウジ
ング12より直接にヒートシンク53に伝えられるた
め、中間コネクタ30に熱が伝えられにくくなり、熱が
ハウジング12から一層奪われやすくなるため、電子素
子の過熱が一層抑えられる。
【0063】(第4の実施形態)次に、第4の実施形態
を図10〜図12に従って説明する。この実施形態は、
中間コネクタ30とヒートシンク53とを前記軸方向で
はなく前記垂直方向に挿入してハウジング12に結合す
る点が主に前記実施形態と異なっている。前記実施形態
と同様の部分については同一番号を付してその詳細な説
明を省略する。なお、中間コネクタ30は図12でのみ
一部図示している。
【0064】図10及び図12に示すように、ハウジン
グ12の当接面12aには孔70が形成されている。孔
70より出力軸7側(図12中、上方)には電気端子3
1aが配設されている。
【0065】基端部35の出力軸7と反対側の先端に
は、案内面35aが一体に形成されている。案内面35
aは内側に向くように形成されている。案内面35aの
存在により、本体部43が両基端部35間に容易に案内
される。
【0066】ハウジング12には係合部としての2対の
弾性挟持スナップ部71a,71bが形成されている。
弾性挟持スナップ部71a,71bは、弾性挟持スナッ
プ部34を対称に分ける前記平面に対して対称となるよ
うにそれぞれ一対ずつ形成されている。弾性挟持スナッ
プ部71a,71bは前記垂直方向に延びるように形成
され、前記軸方向に撓むように形成されている。弾性挟
持スナップ部71aは当接面12aの端面12b側で内
側寄りの位置に形成されている。弾性挟持スナップ部7
1bは、ハウジング12の側面12cの基端部35側に
形成されている。
【0067】弾性挟持スナップ部71a,71bの先端
部には、係合部としての爪部72が内側に突出形成され
ている。爪部37はほぼ三角柱状に形成され、弾性挟持
スナップ部71a,71bの内側面に対して垂直な係止
面73aと、前記垂直方向に対して斜めに延びる案内面
73bとが形成されている。
【0068】中間コネクタ30の側面43aには、第1
端子33が前記垂直方向に延びるように形成されてい
る。前記実施形態において嵌合部32が形成されていた
端面は、嵌合部31が形成されていたハウジング12の
端面12dと当接される。嵌合部46は、弾性挟持スナ
ップ部71aが嵌合部46と第1カバー片47との間で
平板44に当接するように、嵌合部46と第1カバー片
47との間にスペースを確保するように形成されてい
る。なお、凹部48、突部49,ピン51及び貫通孔5
2は形成されていない。
【0069】図12に示すように、孔70に第1端子3
3が挿通され、第1端子33が電気端子31aと接続さ
れている。図11及び図12に示すように、ヒートシン
ク53は、弾性挟持スナップ部71a,71b及び爪部
72により保持されている。フィン55,56間で、弾
性挟持スナップ部71b側の係止面73aが係合部とし
ての基板54に当接されている。弾性挟持スナップ部7
1a側の係止面73aは、平板44の、前記垂直方向に
対して出力軸7と反対側の端部44bに当接されて、前
記垂直方向へヒートシンク53が脱落しないように保持
されている。
【0070】次に、ハウジング12、中間コネクタ30
及びヒートシンク53の結合時の作用を説明する。先
ず、中間コネクタ30の側面43bにヒートシンク53
が装着された状態で、中間コネクタ30を孔70と第1
端子33とが向き合うように配置する。次に、第1端子
33を孔70内に挿通するように、中間コネクタ30を
電気端子31a側へ移動させる。中間コネクタ30は、
前記垂直方向に沿って移動され、本体部43が両基端部
35間に配置される。案内面35aの存在により、本体
部43が両基端部35間に容易に案内される。そして、
第1端子33がそれぞれ電気端子31aに接続される。
【0071】中間コネクタ30の移動途中に、平板44
と、本体部43の平板44に対して反対側とが案内面7
3bと係合し、係合状態での移動の継続により両爪部7
2間の距離が大きくなって、両弾性挟持スナップ部71
a,71bが外側に撓む。基板54及び平板44の端部
44bが前記垂直方向に対して爪部72より出力軸7側
に移動すると、弾性挟持スナップ部71a,71bが元
の位置に戻り、基板54及び平板44が挟持される。係
止面73aは、基板54及び端部44bの出力軸7と反
対側に位置し、ヒートシンク53及び中間コネクタ30
が前記垂直方向に離脱しないように規制する。
【0072】この実施形態によれば、前記実施形態の
(1)〜(5),(7),(8)及び(13)の効果の
他に次の効果を有する。 (16)ヒートシンク53が、基端部35及び弾性挟持
スナップ部71a,71b及び爪部72により保持され
るため、前記垂直方向に脱落せずにハウジング12に確
実に固定される。そして、基端部35、弾性挟持スナッ
プ部71a,71b及び爪部72を介して、ステッピン
グモータ2の熱がハウジング12より直接にヒートシン
ク53に伝えられるため、中間コネクタ30に熱が伝え
られにくくなり、熱がハウジング12から一層奪われや
すくなるため、電子素子の過熱が一層抑えられる。
【0073】(17)爪部72と基板54との結合は、
各フィン55,56間のデッドスペースを利用している
ため、両者の結合部が前記垂直方向に張り出さない。そ
して、爪部72がフィン55,56に囲まれている分、
他の部材と接触しにくく、離脱しにくい。
【0074】なお、実施形態は上記各実施形態に限定さ
れるものではなく、例えば以下のように変更してもよ
い。 ・第4の実施形態において、弾性挟持スナップ部71
a,71bと爪部72を形成する代わりに、第1の実施
形態のように弾性挟持スナップ部41と爪部42とを形
成してもよい。
【0075】・ヒートシンク53を中間コネクタ30に
取り付けてから、ヒートシンク53及び中間コネクタ3
0をハウジング12に結合する代わりに、中間コネクタ
30をハウジング12に結合させてから、ヒートシンク
53を前記軸方向に挿入してハウジング12及び中間コ
ネクタ30に取り付けてもよい。この場合、ヒートシン
ク53を挿入する際に平板44及び嵌合部46がヒート
シンク53に当たって邪魔になるため、平板44及び嵌
合部46を支障のない形状に変える。
【0076】・第2端子45及び嵌合部46を、前記軸
方向に限らず、客先毎の車両側の外部端子との結合方向
に対応する方向に延びるように形成してよい。また、第
2端子45及び嵌合部46の構成を、客先毎の外部端子
の構成に対応して形成してもよい。
【0077】・平板44に隣接して第2端子45及び嵌
合部46を形成する代わりに、平板44からリード線
(図示せず)を引き出し、該リード線を車両側のハーネ
スと接続してもよい。この構成によれば、ステッピング
モータ2近傍に第2端子45、嵌合部46及び外部端子
用コネクタを配置するスペースがとれなくても、リード
線を引き出して車両側のハーネスと接続できる。
【0078】・第2端子45が外部端子と確実に接続さ
れるならば、筒状の嵌合部46を省略してもよい。 ・中間コネクタ30の内部に、ステッピングモータ2の
駆動用のICを内蔵してもよい。
【0079】・第1カバー片47はL字状に限らず、爪
部37を覆う形状であればよい。 ・第1端子33の個数は4個に限らず、1個又は複数個
であればよい。 ・第2端子45の個数は3個に限らず、1個又は複数個
であればよい。
【0080】・凹部48は、基端部35を貫通する長孔
として形成されてもよい。 ・凹部48が本体部43に形成され、突部49が基端部
35に形成されてもよい。
【0081】・凹部48及び突部49の組は、2組に限
らず、1組又は3組以上でもよい。 ・凹部48及び突部49を省略してもよい。 ・貫通孔52に代えて、ピン51と結合する凹部を形成
してもよい。
【0082】・ピン51及び貫通孔52の個数は2個に
限らず、1個又は3個以上でもよい。 ・ピン51及び貫通孔52を省略してもよい。
【0083】・案内面62は、斜面に限らず曲面でもよ
い。 上記各実施形態から把握できる請求項以外の技術的思想
について、以下に記載する。
【0084】(1) 請求項5に記載の発明において、
前記第2カバー片の先端部には、前記弾性挟持スナップ
部を挟持位置側に案内するための案内面が形成されてい
る。 (2) 請求項6に記載の発明において、前記凹部は、
前記弾性挟持スナップ部の内側に設けられている。この
発明によれば、弾性挟持スナップ部の位置決めが一層容
易になり、ハウジングと中間コネクタとが一層容易に結
合される。
【0085】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜請求項
7に記載の発明によれば、ハウジング本体の客先毎の変
更を不要にでき、モータにその軸方向と垂直方向に張り
出さないように電子素子を有する中間コネクタを備える
とともに、電子素子の過熱を抑制できる。そして、請求
項2〜請求項7に記載の発明によれば、結合状態におい
て中間コネクタに外力が加わることによるハウジングか
らの中間コネクタの離脱を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ステッピングモータの断面図。
【図2】ハウジングと中間コネクタの結合が解除された
状態の部分斜視図。
【図3】ハウジングと中間コネクタの結合状態の正面
図。
【図4】ハウジングと中間コネクタの結合状態の部分平
面図。
【図5】図4のB−B線における一部省略断面図。
【図6】車両用ヘッドライトの要部断面図。
【図7】第2の実施形態の中間コネクタの要部斜視図。
【図8】(a)は両カバー片と爪部の要部平面図、
(b)は組付けの際の作用を示す模式平面図。
【図9】第3の実施形態の結合状態を示す一部省略断面
図。
【図10】第4の実施形態のハウジングの部分斜視図。
【図11】図10のC−C線における一部省略断面図。
【図12】図11のD−D線における一部省略断面図。
【符号の説明】
2…モータとしてのステッピングモータ、7…出力軸、
12…ハウジング、18…ロータとしてのマグネットロ
ータ、30…中間コネクタ、31…結合部としての嵌合
部、31a…電気端子、33…第1端子、34…弾性挟
持スナップ部、35…係合部としての基端部、37…爪
部、41…係合部としての弾性挟持スナップ部、42…
係合部としての爪部、44…係止部としての平板、45
…第2端子、47…第1カバー片、48…凹部、49…
突部、51…結合部としてのピン、52…結合部として
の貫通孔、53…ヒートシンク、54…係合部としての
基板、56…係合部としてのフィン、61…第2カバー
片、63…係合部としての凹部、64…係合部としての
突部、71a,71b…係合部としての弾性挟持スナッ
プ部、72…係合部としての爪部。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 9/22 H02K 9/22 Z 37/14 535 37/14 535Y Fターム(参考) 5H605 AA01 BB05 CC01 CC02 CC05 CC06 CC08 DD03 DD12 EA09 EA15 EC05 EC08 EC20 GG18 5H607 AA02 BB10 BB14 CC03 DD03 DD08 DD09 DD10 DD17 EE52 KK08 5H609 BB11 PP01 PP05 QQ02 QQ23 RR63 RR67 RR71

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータの回動により出力軸が軸方向に往
    復移動し、外部端子が結合される中間コネクタを備えた
    モータにおいて、 モータのハウジングには電気端子を備える結合部が備え
    られ、前記中間コネクタが前記軸方向に延びるように前
    記ハウジングに配設され、前記中間コネクタには前記電
    気端子と結合する第1端子と、前記外部端子と結合する
    第2端子とが備えられ、前記第1、第2端子間に電子素
    子が前記軸方向に延びるように備えられるとともに、前
    記電子素子の過熱を抑えるために発熱を放散させるヒー
    トシンク(放熱板)が前記軸方向に延びるように備えら
    れており、前記ヒートシンクは、該ヒートシンクに前記
    軸方向に延びるように形成された係合部が前記ハウジン
    グに設けられた係合部に係合されて保持されていること
    を特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】 前記ハウジングには、前記中間コネクタ
    を挟持する弾性挟持スナップ部が備えられ、該弾性挟持
    スナップ部は、前記軸方向に延びるとともに、前記軸方
    向に対して垂直方向に撓むように形成され、前記弾性挟
    持スナップ部の先端部には、該弾性挟持スナップ部の内
    側に突出する爪部が形成され、前記中間コネクタには、
    前記ハウジングと中間コネクタとの結合状態で、前記爪
    部により前記軸方向で係止される係止部が備えられてい
    る請求項1に記載のモータ。
  3. 【請求項3】 前記中間コネクタには、前記係止部の、
    前記ハウジングと対向する側と反対側を覆うカバー部が
    備えられている請求項2に記載のモータ。
  4. 【請求項4】 前記係止部は前記垂直方向に延びる平板
    であり、前記爪部は前記平板に外側から係止し、前記カ
    バー部は前記平板の内側から外側へ延びるように突設さ
    れている第1カバー片である請求項3に記載のモータ。
  5. 【請求項5】 前記カバー部の先端部には、前記軸方向
    に延び、前記ハウジングと中間コネクタとの結合時に前
    記弾性挟持スナップ部の外側を覆う第2カバー片が形成
    されている請求項3又は請求項4に記載のモータ。
  6. 【請求項6】 前記ハウジング及び前記中間コネクタに
    は、前記軸方向に延び、結合を互いに案内し合う凹部又
    は突部が形成されている請求項1〜請求項5のいずれか
    に記載のモータ。
  7. 【請求項7】 前記ハウジング及び前記中間コネクタに
    は、前記結合部及び第1端子からオフセットした位置に
    も、前記ハウジングと中間コネクタとを結合する結合部
    がそれぞれ形成されている請求項1〜請求項6のいずれ
    かに記載のモータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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