JP2016050147A - ガラス板の製造方法、及び、ガラス板の製造装置 - Google Patents

ガラス板の製造方法、及び、ガラス板の製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016050147A
JP2016050147A JP2014176555A JP2014176555A JP2016050147A JP 2016050147 A JP2016050147 A JP 2016050147A JP 2014176555 A JP2014176555 A JP 2014176555A JP 2014176555 A JP2014176555 A JP 2014176555A JP 2016050147 A JP2016050147 A JP 2016050147A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass plate
glass
width direction
scribe line
roll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014176555A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6368592B2 (ja
Inventor
直斗 小林
Naoto Kobayashi
直斗 小林
義彰 山下
Yoshiaki Yamashita
義彰 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Avanstrate Inc
Avanstrate Asia Pte Ltd
Original Assignee
Avanstrate Inc
Avanstrate Asia Pte Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Avanstrate Inc, Avanstrate Asia Pte Ltd filed Critical Avanstrate Inc
Priority to JP2014176555A priority Critical patent/JP6368592B2/ja
Publication of JP2016050147A publication Critical patent/JP2016050147A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6368592B2 publication Critical patent/JP6368592B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

【課題】薄いガラス板であっても、ガラス板の切断面を均一にできるガラス板の製造方法等を提供する。【解決手段】熔融ガラスを成形体から流下させてガラス板を成形する成形工程と、成形体の下方に配置されている複数のロールによって、成形されたガラス板を下方に搬送する搬送工程と、搬送されたガラス板の表面に直線状のスクライブ線を形成し、スクライブ線に沿ってガラス板を切断する切断工程と、を備え、搬送工程では、ガラス板の幅方向の中央部が凸となるよう幅方向の全体に亘って前記ガラス板を湾曲させながら搬送し、切断工程では、スクライブ線を形成した反対面側からガラス板の幅方向の中央部を支持しながら、スクライブ線を形成した位置より下方にあるガラス板を反対面側方向に折り曲げることにより、スクライブ線に沿って前記ガラス板を切断する。【選択図】 図9

Description

本発明は、ガラス板の製造方法、及び、ガラス板の製造装置に関する。
液晶ディスプレイおよびプラズマディスプレイ等のフラットパネルディスプレイ(FPD)に用いられるガラス板に代表される、低歪みおよび高い平坦度、または、小さい反りおよび小さいうねりが求められるガラス板は、例えば、ダウンドロー法によって製造される。ダウンドロー法の一種であるオーバーフローダウンドロー法では、成形体に流し込まれてオーバーフローした熔融ガラスが、成形体の表面を伝って流下し、成形体の下端の近傍で合流して、ガラス板に成形される。成形されたガラス板は、下方に搬送されながら冷却され、所定のサイズに切断される。切断されたガラス板は、端面加工工程、表面洗浄工程および検査工程等を経て、梱包されて出荷される。
オーバーフローダウンドロー法において、ガラス板が冷却される工程では、ガラス板は、下方に搬送されながら徐々に冷却されることで、ガラス板の内部歪みが除去される。冷却されたガラス板に内部歪みが残存している場合、製品サイズに切断されたガラス板にも内部歪みが残存する。ガラス板の内部歪みは、ガラス板の機械的強度の著しい低下、および、ガラス板に生じる意図しない複屈折等の品質上の問題を招く。特に、FPD用のガラス板の場合には、内部歪みに起因する複屈折は、画質の著しい低下の原因となる。そのため、ガラス板を徐冷して内部歪みを除去する工程は、ガラス板の品質を決定する重要な工程である。
また、ダウンドロー法において、冷却されたガラス板は、下方に搬送されながら所定の寸法に切断される。冷却されたガラス板を切断する際に発生する振動により、切断面が均一にならない場合がある。特に、ガラス板の厚さが、0.05mm〜0.4mmと薄くなるほど問題が発生しやすい。ガラス板の切断時に生じる振動を抑制するために、成形体によって成形されたガラス板を、その幅方向に湾曲させながら搬送する方法が知られている。
例えば、特許文献1には、ガラス板の幅方向の両側部をガイドロールで把持し、ガイドロールを介してガラス板に力を加えることで、ガラス板を湾曲させる方法が開示されている。
特表2012−509844号公報
しかし、ガラス板の両側部をガイドロールで把持することでガラス板を湾曲させる構成では、ガラス板の両側部において割れが生じるおそれがあり、切断面が均一にならない場合があった。
そこで本発明は、薄いガラス板であっても、ガラス板の切断面を均一にできるガラス板の製造方法、及び、ガラス板の製造装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、ガラス板の製造方法であって、
熔融ガラスを成形体から流下させてガラス板を成形する成形工程と、
前記成形体の下方に配置されている複数のロールによって、前記成形工程で成形された前記ガラス板を下方に搬送する搬送工程と、
前記搬送された前記ガラス板の表面に直線状のスクライブ線を形成し、前記スクライブ線に沿って前記ガラス板を切断する切断工程と、を備え、
前記搬送工程では、前記ガラス板の幅方向の中央部が凸となるよう前記幅方向の全体に亘って前記ガラス板を湾曲させながら搬送し、
前記切断工程では、前記スクライブ線を形成した反対面側から前記ガラス板の幅方向の中央部を支持しながら、前記スクライブ線を形成した位置より下方にあるガラス板を前記反対面側方向に折り曲げることにより、前記スクライブ線に沿って前記ガラス板を切断する、
ことを特徴とする。
前記切断工程では、前記ガラス板の幅方向の中央部を吸着しながら前記ガラス板を折り曲げる、ことが好ましい。
前記ガラス板の厚さは、0.05mm〜0.4mmである、ことが好ましい。
本発明の他の態様は、ガラス板の製造装置であって、
熔融ガラスを成形体からオーバーフローさせ、前記成形体の下端で前記熔融ガラスを融合させてガラス板を成形する成形部と、
前記成形体の下方に配置されている複数のロールによって、前記成形部で成形された前記ガラス板を下方に搬送する搬送部と、
前記搬送された前記ガラス板の表面に直線状のスクライブ線を形成し、前記スクライブ線に沿って前記ガラス板を切断する切断部と、を備え、
前記搬送部は、前記ガラス板の幅方向の中央部が凸となるよう前記幅方向の全体に亘って前記ガラス板を湾曲させながら搬送し、
前記切断部は、前記スクライブ線を形成した反対面側から前記ガラス板の幅方向の中央部を支持しながら、前記スクライブ線を形成した位置より下方にあるガラス板を前記反対面側方向に折り曲げることにより、前記スクライブ線に沿って前記ガラス板を切断する、
ことを特徴とする。
本発明によれば、薄いガラス板であっても、ガラス板の切断面を均一にできる。
実施形態に係るガラス板の製造方法のフローチャートである。 実施形態に係るガラス板の製造装置の模式図である。 実施形態に係る成形装置の正面図である。 実施形態に係る成形装置の側面図である。 実施形態に係る湾曲チャンバーの側面図である。 実施形態に係る湾曲チャンバーの断面図である。 実施形態に係る湾曲チャンバーの断面図である。 実施形態に係る湾曲チャンバーの断面図である。 実施形態に係る切断装置の側面図である。 ガラス板の幅方向の両端部がガラス板固定部に固定された状態でのガラス板の切断を説明するための図である。 ガラス板の幅方向の中央部がガラス板固定部に固定された状態でのガラス板の切断を説明するための図である。
(1)ガラス板の製造装置の構成
本発明に係るガラス板の製造方法、および、ガラス板の製造装置の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係るガラス板の製造方法の一例を示すフローチャートである。
図1に示されるように、本実施形態に係るガラス板の製造方法は、主として、熔解工程S1と、清澄工程S2と、攪拌工程S3と、成形工程S4と、冷却工程S5と、切断工程S6とを含む。
熔解工程S1では、ガラス原料が加熱されて熔融ガラスが得られる。熔融ガラスは、熔解槽に貯留され、所望の温度を有するように通電加熱される。ガラス原料には、清澄剤が添加される。環境負荷低減の観点から、清澄剤として、SnOが用いられる。
清澄工程S2では、熔解工程S1で得られた熔融ガラスが清澄管の内部を流れて熔融ガラスに含まれているガスが除去されることで、熔融ガラスが清澄される。最初に、清澄工程S2では、熔融ガラスの温度を上昇させる。熔融ガラスに添加されている清澄剤は、昇温により還元反応を起こして酸素を放出する。熔融ガラスに含まれるCO、N、SO等のガス成分を含む泡は、清澄剤の還元反応によって生じた酸素を吸収する。酸素を吸収して成長した泡は、熔融ガラスの液面に浮上し、破泡して消滅する。消滅した泡に含まれていたガスは、清澄管の内部の気相空間に放出されて、外気に排出される。次に、清澄工程S2では、熔融ガラスの温度を低下させる。これにより、還元された清澄剤は、酸化反応を起こして、熔融ガラスに残存している酸素等のガス成分を吸収する。
攪拌工程S3では、清澄工程S2でガスが除去された熔融ガラスが攪拌されて、熔融ガラスの成分が均質化される。これにより、ガラス板の脈理等の原因である熔融ガラスの組成のムラが低減される。
成形工程S4では、オーバーフローダウンドロー法を用いて、攪拌工程S3で均質化された熔融ガラスからガラス板が連続的に成形される。
冷却工程S5では、成形工程S4で連続的に成形されたガラス板が冷却される。冷却工程S5は、ガラス板に歪みおよび反りが生じないように、ガラス板の温度を調節しながらガラス板を徐々に冷却する徐冷工程を含む。
切断工程S6では、冷却工程S5で冷却されたガラス板が所定の寸法に切断される。その後、切断されたガラス板の端面の研削および研磨、並びに、ガラス板の洗浄が行われる。その後、ガラス板のキズ等の欠陥の有無が検査され、検査に合格したガラス板が梱包されて製品として出荷される。
図2は、本実施形態に係るガラス板の製造装置1の一例を示す模式図である。ガラス板の製造装置1は、熔解槽10と、清澄管20と、攪拌装置30と、成形装置40と、移送管50a,50b,50cとを備える。移送管50aは、熔解槽10と清澄管20とを接続する。移送管50bは、清澄管20と攪拌装置30とを接続する。移送管50cは、攪拌装置30と成形装置40とを接続する。
熔解工程S1において熔解槽10で得られた熔融ガラス2は、移送管50aを通過して清澄管20に流入する。清澄工程S2において清澄管20で清澄された熔融ガラス2は、移送管50bを通過して攪拌装置30に流入する。攪拌工程S3において攪拌装置30で攪拌された熔融ガラス2は、移送管50cを通過して成形装置40に流入する。成形工程S4では、成形装置40によって熔融ガラス2からガラス板3が成形される。冷却工程S5では、ガラス板3が下方に搬送されながら冷却される。切断工程S6では、冷却されたガラス板3が所定の大きさに切断される。切断されたガラス板の幅は、例えば、500mm〜3500mmであり、長さは、例えば、500mm〜3500mmである。ガラス板の厚みは、例えば、0.05mm〜0.8mmである。本発明に係るガラス板の製造方法、製造装置では、ガラス板の厚みが、0.05mm〜0.4mmと薄くなるほど発明の効果が大きくなる。
ガラス板の製造装置1によって製造されるガラス板は、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ等のフラットパネルディスプレイ(FPD)用のガラス板として特に適している。FPD用のガラス板としては、無アルカリガラス、アルカリ微量含有ガラス、または、低温ポリシリコン(LTPS)ガラスが用いられる。FPD用のガラス板は、高温時において高い粘性を有する。例えば、FPD用のガラス板が成形される熔融ガラスは、1500℃において、102.5poiseの粘性を有する。
熔解槽10では、ガラス原料が熔解されて、熔融ガラス2が得られる。ガラス原料は、所望の組成を有するガラス板を得ることができるように調製されている。ガラス板の組成の一例として、FPD用のガラス板として好適な無アルカリガラスは、SiO:50質量%〜70質量%、Al:0質量%〜25質量%、B:1質量%〜15質量%、MgO:0質量%〜10質量%、CaO:0質量%〜20質量%、SrO:0質量%〜20質量%、BaO:0質量%〜10質量%を含有する。ここで、MgO、CaO、SrOおよびBaOの含有量の合計は、5質量%〜30質量%である。
また、FPD用のガラス板として、アルカリ金属を微量含むアルカリ微量含有ガラスを用いてもよい。アルカリ微量含有ガラスは、0.1質量%〜0.5質量%のR’Oを含み、好ましくは、0.2質量%〜0.5質量%のR’Oを含む。ここで、R’は、Li、NaおよびKから選択される少なくとも1種である。R’Oの含有量の合計は、0.1質量%未満であってもよい。
また、ガラス板の製造装置1によって製造されるガラス板は、SnO:0.01質量%〜1質量%(好ましくは、0.01質量%〜0.5質量%)、Fe:0質量%〜0.2質量%(好ましくは、0.01質量%〜0.08質量%)をさらに含有してもよい。なお、ガラス板の製造装置1によって製造されるガラス板は、環境負荷低減の観点から、As、SbおよびPbOを実質的に含有しない。
上記の組成を有するように調製されたガラス原料は、原料投入機(図示せず)を用いて熔解槽10に投入される。原料投入機は、スクリューフィーダを用いてガラス原料の投入を行ってもよく、バケットを用いてガラス原料の投入を行ってもよい。熔解槽10では、ガラス原料は、その組成等に応じた温度に加熱されて熔解される。熔解槽10では、例えば、1500℃〜1600℃の高温の熔融ガラス2が得られる。熔解槽10では、モリブデン、白金または酸化錫等で成形された少なくとも1対の電極間に電流を流すことで、電極間の熔融ガラス2が通電加熱されてもよく、また、通電加熱に加えてバーナーの火焔によってガラス原料が補助的に加熱されてもよい。
熔解槽10で得られた熔融ガラス2は、熔解槽10から移送管50aを通過して清澄管20に流入する。清澄管20および移送管50a,50b,50cは、白金製あるいは白金合金製の管である。清澄管20には、熔解槽10と同様に加熱手段が設けられている。清澄管20では、熔融ガラス2がさらに昇温させられて清澄される。例えば、清澄管20において、熔融ガラス2の温度は、1500℃〜1700℃に上昇させられる。
清澄管20において清澄された熔融ガラス2は、清澄管20から移送管50bを通過して攪拌装置30に流入する。熔融ガラス2は、移送管50bを通過する際に冷却される。攪拌装置30では、清澄管20を通過する熔融ガラス2の温度よりも低い温度で、熔融ガラス2が攪拌される。例えば、攪拌装置30において、熔融ガラス2の温度は、1250℃〜1450℃であり、熔融ガラス2の粘度は、500poise〜1300poiseである。熔融ガラス2は、攪拌装置30において攪拌されて均質化される。
攪拌装置30で均質化された熔融ガラス2は、攪拌装置30から移送管50cを通過して成形装置40に流入する。熔融ガラス2は、移送管50cを通過する際に、熔融ガラス2の成形に適した粘度を有するように冷却される。例えば、熔融ガラス2は、1200℃付近まで冷却される。
成形装置40では、オーバーフローダウンドロー法によって熔融ガラス2からガラス板3が成形される。次に、成形装置40の詳細な構成および動作について説明する。
(2)成形装置の構成
図3は、成形装置40の正面図である。図3は、成形装置40で成形されるガラス板3の表面に垂直な方向に沿って見た成形装置40を示す。図4は、成形装置40の側面図である。図5は、図4に示される湾曲チャンバー90の拡大図である。図6は、図5のVI−VI線における断面図である。図7は、図5のVII−VII線における断面図である。図8は、図5のVIII−VIII線における断面図である。
成形装置40は、炉壁(図示せず)に囲まれた空間を有する。この空間は、熔融ガラス2からガラス板3が成形されて冷却される空間であり、オーバーフローチャンバー60、フォーミングチャンバー70、冷却チャンバー80および湾曲チャンバー90の4つの空間から構成される。
成形工程S4は、オーバーフローチャンバー60で行われる。冷却工程S5は、フォーミングチャンバー70、冷却チャンバー80および湾曲チャンバー90で行われる。オーバーフローチャンバー60は、攪拌装置30から移送管50cを介して成形装置40に供給された熔融ガラス2が、ガラス板3に成形される空間である。フォーミングチャンバー70は、オーバーフローチャンバー60の下方の空間であり、ガラス板3が、ガラスの徐冷点の近傍まで急冷される空間である。冷却チャンバー80は、フォーミングチャンバー70の下方の空間であり、ガラス板3が徐々に冷却される空間である。湾曲チャンバー90は、冷却チャンバー80の下方の空間であり、ガラス板3が徐々に冷却され、かつ、後述するように、ガラス板3に力が加えられてガラス板3が湾曲する空間である。
成形装置40は、主として、成形体62と、上部仕切り部材64と、冷却ロール72と、温度調節ユニット74と、下部仕切り部材76と、引下げロール82と、ヒータ84と、断熱部材86と、ガイドロール92aと、第1湾曲ロール94と、第2湾曲ロール96と、切断装置98と、制御装置(図示せず)とから構成される。次に、成形装置40の各構成要素について説明する。
(2−1)成形体
成形体62は、オーバーフローチャンバー60に設置される。成形体62は、熔融ガラス2をオーバーフローさせてガラス板3を成形するために用いられる。図4に示されるように、成形体62は、楔形に類似した五角形の断面形状を有する。成形体62の断面形状の尖端は、成形体62の下端62aに相当する。成形体62は、耐火レンガ製である。
成形体62の上端面には、成形体62の長手方向に沿って、溝62bが形成されている。成形体62の長手方向の端部には、溝62bと連通している移送管50cが取り付けられている。溝62bは、移送管50cと連通している一方の端部から他方の端部に向かうに従って、徐々に浅くなるように形成されている。
攪拌装置30から成形装置40に送られてきた熔融ガラス2は、移送管50cを介して、成形体62の溝62bに流し込まれる。成形体62の溝62bからオーバーフローした熔融ガラス2は、成形体62の両側面を伝いながら流下し、成形体62の下端62aの近傍において合流する。合流した熔融ガラス2は、重力により鉛直方向に落下して板状に成形される。これにより、成形体62の下端62aの近傍において、ガラス板3が連続的に成形される。成形されたガラス板3は、オーバーフローチャンバー60を流下した後、フォーミングチャンバー70および冷却チャンバー80において冷却されながら下方に搬送される。オーバーフローチャンバー60で成形された直後のガラス板3の温度は1100℃以上であり、粘度は25000poise〜350000poiseである。例えば、高精細ディスプレイ向けのガラス板を製造する場合、成形体62によって成形されるガラス板3の歪点は、655℃〜750℃であり、好ましくは680℃〜730℃であり、成形体62の下端62aの近傍で融合する熔融ガラス2の粘度は、25000poise〜100000poiseであり、好ましくは32000poise〜80000poiseである。
(2−2)上部仕切り部材
上部仕切り部材64は、成形体62の下端62aの近傍に設置される一対の板状の断熱部材である。図4に示されるように、上部仕切り部材64は、ガラス板3の厚み方向の両側に配置される。上部仕切り部材64は、オーバーフローチャンバー60とフォーミングチャンバー70とを仕切り、オーバーフローチャンバー60からフォーミングチャンバー70への熱の移動を遮断する。
(2−3)冷却ロール
冷却ロール72は、フォーミングチャンバー70に設置される片持ちのロールである。冷却ロール72は、上部仕切り部材64の直下に設置される。図3に示されるように、冷却ロール72は、ガラス板3の幅方向の両側部に配置される。図4に示されるように、冷却ロール72は、ガラス板3の厚み方向の両側に配置される。ガラス板3は、その幅方向の両側部において、冷却ロール72によって挟持されている。冷却ロール72は、オーバーフローチャンバー60から送られてきたガラス板3を冷却する。
フォーミングチャンバー70において、ガラス板3の幅方向の両側部は、2対の冷却ロール72によってそれぞれ挟まれている。ガラス板3の両側部の表面に向かって冷却ロール72が押し付けられることで、冷却ロール72とガラス板3との接触面積が上がり、冷却ロール72によるガラス板3の冷却が効率的に行われる。冷却ロール72は、後述する引下げロール82がガラス板3を下方に引っ張る力に対抗する力を、ガラス板3に与える。なお、冷却ロール72の回転速度と、最も上方に配置される引下げロール82の回転速度との差によって、ガラス板3の厚みが決定される。
冷却ロール72は、内部に空冷管を有している。冷却ロール72は、空冷管によって常に冷却されている。冷却ロール72は、ガラス板3の幅方向の両側部を挟むことでガラス板3と接触する。これにより、ガラス板3から冷却ロール72に熱が伝わるので、ガラス板3の幅方向の両側部が冷却される。冷却ロール72と接触して冷却されたガラス板3の幅方向の両側部の粘度は、例えば、109.0poise以上である。
(2−4)温度調節ユニット
温度調節ユニット74は、フォーミングチャンバー70に設置される。温度調節ユニット74は、上部仕切り部材64の下方であって、下部仕切り部材76の上方に設置される。
フォーミングチャンバー70では、ガラス板3の幅方向の中心部の温度が徐冷点近傍に低下するまでガラス板3が冷却される。温度調節ユニット74は、フォーミングチャンバー70で冷却されるガラス板3の温度を調節する。温度調節ユニット74は、ガラス板3を加熱または冷却するユニットである。図3に示されるように、温度調節ユニット74は、中心部冷却ユニット74aおよび側部冷却ユニット74bから構成される。中心部冷却ユニット74aは、ガラス板3の幅方向の中心部の温度を調節する。側部冷却ユニット74bは、ガラス板3の幅方向の両側部の温度を調節する。ここで、ガラス板3の幅方向の中心部は、ガラス板3の幅方向の両側部に挟まれた領域を意味する。
フォーミングチャンバー70では、図3に示されるように、複数の中心部冷却ユニット74aおよび複数の側部冷却ユニット74bが、それぞれ、ガラス板3が流下する方向である鉛直方向に沿って配置されている。中心部冷却ユニット74aは、ガラス板3の幅方向の中心部の表面に対向するように配置されている。側部冷却ユニット74bは、ガラス板3の幅方向の両側部の表面に対向するように配置されている。
温度調節ユニット74は、制御装置によって制御される。各中心部冷却ユニット74aおよび各側部冷却ユニット74bは、制御装置によって独立して制御可能である。
(2−5)下部仕切り部材
下部仕切り部材76は、温度調節ユニット74の下方に設置される一対の板状の断熱部材である。図4に示されるように、下部仕切り部材76は、ガラス板3の厚み方向の両側に設置される。下部仕切り部材76は、フォーミングチャンバー70と冷却チャンバー80とを鉛直方向に仕切り、フォーミングチャンバー70から冷却チャンバー80への熱の移動を遮断する。
(2−6)引下げロール
引下げロール82は、冷却チャンバー80に設置される片持ちのロールである。冷却チャンバー80では、複数の引下げロール82が、ガラス板3が搬送される方向に沿って間隔を空けて配置されている。図3に示されるように、引下げロール82は、ガラス板3の幅方向の両側部に配置される。図4に示されるように、引下げロール82は、ガラス板3の厚み方向の両側に配置される。引下げロール82は、後述するヒータ84と、ガラス板3との間に配置されている。ガラス板3は、その幅方向の両側部において、引下げロール82によって挟持されている。引下げロール82は、フォーミングチャンバー70を通過したガラス板3を鉛直方向下方に引き下げる。すなわち、引下げロール82は、ガラス板3を下方に搬送する搬送ロールである。引下げロール82は、モータ(図示せず)によって駆動される。引下げロール82は、モータによって、ガラス板3が鉛直方向下方に搬送されるように回転駆動する。
(2−7)ヒータ
ヒータ84は、冷却チャンバー80に設置される。図4に示されるように、冷却チャンバー80では、複数のヒータ84が、ガラス板3の搬送方向に沿って、ガラス板3の厚み方向の両側に配置されている。
ヒータ84は、ガラス板3の表面に向かって熱を輻射してガラス板3を加熱する。ヒータ84を用いることで、冷却チャンバー80において下方に搬送されるガラス板3の温度を調節することができる。これにより、ヒータ84は、ガラス板3の搬送方向において、所定の温度分布をガラス板3に形成することができる。
各ヒータ84の出力は、制御装置によって独立して制御可能である。また、ヒータ84は、ガラス板3の幅方向に沿って複数のヒータユニット(図示せず)に分割され、各ヒータユニットの出力も、制御装置によって独立して制御可能であってもよい。この場合、各ヒータ84は、ガラス板3の幅方向の位置に応じて発熱量を変化させることで、ガラス板3の幅方向に所定の温度分布を形成することができる。
なお、それぞれの各ヒータ84の近傍には、冷却チャンバー80の雰囲気の温度を測定する熱電対(図示せず)が設置されている。熱電対は、例えば、ガラス板3の幅方向の中心部近傍の雰囲気温度と、両側部近傍の雰囲気温度とを測定する。ヒータ84は、熱電対によって測定される冷却チャンバー80の雰囲気の温度に基づいて制御されてもよい。
(2−8)断熱部材
断熱部材86は、冷却チャンバー80に設置される。冷却チャンバー80では、複数の断熱部材86が、ガラス板3の搬送方向に沿って隣り合う2つのヒータ84の間に設置される。図4に示されるように、断熱部材86は、ガラス板3の厚み方向の両側において、水平に配置される一対の断熱板である。断熱部材86は、冷却チャンバー80を鉛直方向に仕切り、冷却チャンバー80における鉛直方向の熱の移動を抑制する。なお、最も下方に配置される断熱部材86は、冷却チャンバー80と湾曲チャンバー90とを鉛直方向に仕切り、冷却チャンバー80から湾曲チャンバー90への熱の移動を遮断する。
断熱部材86は、下方に搬送されるガラス板3と接触しないように設置されている。また、断熱部材86は、対向するガラス板3の表面までの距離が可能な限り小さくなるように設置されている。すなわち、断熱部材86は、断熱部材86の上方の空間と断熱部材86の下方の空間との間の熱の移動が可能な限り抑制されるように設置されている。
(2−9)ガイドロール
ガイドロール92aは、湾曲チャンバー90に設置される。図3に示されるように、ガイドロール92aは、ガラス板3の幅方向の両側部に配置される。図4に示されるように、ガイドロール92aは、ガラス板3の厚み方向の両側に配置される。すなわち、ガラス板3は、その幅方向の両側部において、ガイドロール92aによって挟持されている。ガイドロール92aは、冷却チャンバー80を通過したガラス板3を鉛直方向下方に引き下げる。すなわち、ガイドロール92aは、ガラス板3を下方に搬送する搬送ロールである。
図3〜図5に示されるように、ガイドロール92aは、湾曲チャンバー90の上部に設置されている。ガイドロール92aは、冷却チャンバー80を通過した直後の平坦なガラス板3を挟持して鉛直方向下方に引き下げる。図6に示されるように、ガイドロール92aは、平坦なガラス板3の幅方向の両側部を、ガラス板3の厚み方向の両側から挟持している。図6において、ガラス板3は、その幅方向における所定の範囲の全体に亘って、ガイドロール92aと接している。
(2−10)第1湾曲ロール
第1湾曲ロール94は、湾曲チャンバー90に設置される。第1湾曲ロール94は、上ガイドロール92の下方であって、第2湾曲ロール96の上方に配置される。図3に示されるように、第1湾曲ロール94は、ガラス板3の幅方向の両側部に配置される。図4、図5および図7に示されるように、第1湾曲ロール94は、ガラス板3の厚み方向の片側のみに配置される。図4、図5および図7において、第1湾曲ロール94は、ガラス板3の左側に示されている。第1湾曲ロール94は、制御装置によって、水平方向に移動可能である。第1湾曲ロール94は、樹脂で成形されている。
第1湾曲ロール94は、上ガイドロール92aによって上方から搬送される平坦なガラス板3の一方の表面に力を与えて、ガラス板3の幅方向に、ガラス板3を湾曲させることができる。第1湾曲ロール94によって湾曲したガラス板3は、図7に示されるように、ガラス板3の幅方向の全体に亘って、矢印D1の方向に向かって凸となるように湾曲している。矢印D1は、図5および図7に示されるように、湾曲する前の平坦なガラス板3の表面に垂直な方向であって、かつ、ガラス板3から第1湾曲ロール94側に向かう方向を指す。なお、図5および図7において、矢印D2は、矢印D1の180°反対の方向を指す。
第1湾曲ロール94は、ガラス板3の幅方向の両側部に対して、矢印D2の方向の力を与えてガラス板3を湾曲させる。具体的には、第1湾曲ロール94は、矢印D2の方向に向かってガラス板3を押し込むことで、ガラス板3の幅方向の両側部に力を与える。これにより、ガラス板3の幅方向の両側部は、外力を受けて矢印D2の方向に移動する。一方、ガラス板3の幅方向の中心部は、外力を受けないので移動せずにその場に留まろうとする。その結果、ガラス板3は、矢印D1の方向に向かって凸となるように湾曲する。第1湾曲ロール94によって、ガラス板3の幅方向の両側部のそれぞれに加えられる力の大きさは等しい。そのため、図7に示されるように、第1湾曲ロール94によって湾曲したガラス板3の断面は、対称な形状を有している。
なお、ガラス板3の幅方向の寸法が2000mmである場合において、ガラス板3の表面に向かって第1湾曲ロール94が矢印D2の方向に押し込まれる距離は、15mm〜45mm未満である。
(2−11)第2湾曲ロール
第2湾曲ロール96は、湾曲チャンバー90に設置される。第2湾曲ロール96は、第1湾曲ロール94の下方に配置される。図3に示されるように、第2湾曲ロール96は、ガラス板3の幅方向の両側部に配置される。図4、図5および図8に示されるように、第2湾曲ロール96は、ガラス板3の厚み方向の片側のみに配置される。第2湾曲ロール96は、第1湾曲ロール94とガラス板3を挟んで反対側に配置される。図4、図5および図8において、第2湾曲ロール96は、ガラス板3の右側に示されている。第2湾曲ロール96は、制御装置によって、水平方向に移動可能である。第2湾曲ロール96は、樹脂で成形されている。
第2湾曲ロール96は、第1湾曲ロール94によって湾曲したガラス板3の一方の表面に力を与えて、ガラス板3の幅方向に、ガラス板3を湾曲させることができる。第2湾曲ロール96によって湾曲したガラス板3は、図8に示されるように、ガラス板3の幅方向の全体に亘って、矢印D2の方向に向かって凸となるように湾曲している。すなわち、第2湾曲ロール96は、第1湾曲ロール94によって湾曲したガラス板3の表面の凹凸の向きが反転するように、ガラス板3の形状を変化させる。
第2湾曲ロール96は、ガラス板3の幅方向の両側部に対して、矢印D1の方向の力を与えてガラス板3を湾曲させる。具体的には、第2湾曲ロール96は、矢印D1の方向に向かってガラス板3を押し込むことで、ガラス板3の幅方向の両側部に力を与える。これにより、ガラス板3の幅方向の両側部は、外力を受けて矢印D1の方向に移動する。一方、ガラス板3の幅方向の中心部は、外力を受けないので移動せずにその場に留まろうとする。その結果、ガラス板3は、矢印D2の方向に向かって凸となるように湾曲する。第2湾曲ロール96によって、ガラス板3の幅方向の両側部のそれぞれに加えられる力の大きさは等しい。そのため、図8に示されるように、第2湾曲ロール96によって湾曲したガラス板3の断面は、対称な形状を有している。ガラス板3の幅方向の中央部が凸となるよう、幅方向の全体に亘ってガラス板3が湾曲されながら、方に搬送される。
なお、ガラス板3の幅方向の寸法が2000mmである場合において、ガラス板3の表面に向かって第2湾曲ロール96が矢印D1の方向に押し込まれる距離は、15mm〜45mm未満である。
(2−12)切断装置
切断装置98は、湾曲チャンバー90の下方の空間に設置されている。切断装置98は、湾曲チャンバー90を通過したガラス板3を、所定の寸法ごとに、ガラス板3の幅方向に沿って切断する。湾曲チャンバー90を通過したガラス板3は、室温近傍まで冷却されている平坦なガラス板3である。
切断装置98は、所定の時間間隔でガラス板3を切断する。これにより、最終製品に近い寸法を有する複数のガラス板が製造される。切断装置98は、制御装置によって駆動される。図9は、切断装置98の側面図である。切断装置98は、同図に示すように、スクライブ部98a、ガラス板固定部98b、ガラス板抑込部98c、ガラス板吸着部98dを備える。
スクライブ部98aは、ダイヤモンド砥粒を設けたデスク形状をなす罫書きホイール、罫書きホイールをガラス板に押圧する押圧ユニット等を備える。スクライブ部98aは、罫書きホイールを、ガラス板3に押し付けた状態で、罫書きホイールがガラス板3の一方の端から他方の端に移動することにより、ガラス板3を幅方向に横断するスクライブ線を形成する。
ガラス板固定部98b、ガラス板抑込部98cは、下方の流れながら成形されるガラス板3を両面側(表面、裏面)から挟み込む部材である。ガラス板固定部98b、ガラス板抑込部98cは、例えば、耐熱性、柔軟性を備えるゴム等から構成され、下方に流れるガラス板3の動きに合わせて、下方に移動しながらガラス板3を挟み込むことにより、スクライブ時にガラス板3が振動しないようにする。ガラス板固定部98b、ガラス板抑込部98cがガラス板3を両面から挟み込むことにより、スクライブ時にガラス板3が表面方向、裏面方向に揺れることが抑制され、ガラス板3に均一なスクライブ線が形成される。
ガラス板吸着部98dは、ガラス板3の幅方向の両側の端部(耳部)の近傍、幅方向の中央部を吸着してガラス板3を把持する。ここで、端部の近傍とは、端部よりガラス板3の幅方向中央に位置し、ガラス板において最終製品とならない領域である。ガラス板吸着部98dは、支持部材に固定されるとともに、支持部材を移動させるアーム(図示せず)が設けられている。アームは、後述する制御装置を介して自在に移動するようになっている。具体的に、ガラス板吸着部98dがガラス板3と接触してガラス板3を吸着するように、ガラス板吸着部98dが設けられたアームをガラス板3の方向に前進し、スクライブ線を形成した位置より下方にあるガラス板3を反対面側から吸着後、ガラス板3がガラス板吸着部98dに吸着された状態でスクライブ線に沿って切断されるようスクライブ線の周りに曲げモーメントを加えるように、スクライブ線が形成された反対面側方向にガラス板吸着部98dが設けられたアームが回転動作する。これにより、ガラス板3が所定のサイズに切断される。
切断装置98によりガラス板3に形成されるスクライブ線の深さは例えばガラス板3の厚さに対して0.5割〜4割であるが、ガラス板3が薄くなるほどスクライブ時にガラス板3が振動し、ガラス板3にスクライブ線が均一に入らなくなる。ガラス板3のスクライブ線が均一でない状態で、ガラス板吸着部98dによりガラス板3を吸着し、ガラス板3をスクライブ線に沿って折り割すると、スクライブ線が不均一となった位置に特に力がかかり、ガラス板3の切断面が縞状に波打ったようになる切断不良が生じることがある。図10は、ガラス板3の幅方向の両端部が、ガラス板固定部98bに固定された状態でのガラス板3の切断を説明するための図である。同図に示すように、ガラス板3の両端部がガラス板固定部98bに接触した状態で、ガラス板吸着部98dによりガラス板3を吸着しながら、ガラス板3がガラス板固定部98bに向かって折り曲がるように折り割り動作を行うと、ガラス板3とガラス板吸着部98dとが接した位置Aに最初に力がかかり、位置Aからガラス板3の幅方向中心に向かって、スクライブ線に沿って、ガラス板3が割れ始める。ガラス板3はガラス板固定部98bに進みながら折り割られるが、ガラス板3の幅方向の中央付近は、ガラス板固定部98bによって固定されていないため、ガラス板3の中央部は、折り割り時に特に歪みやすい。折り割り時にガラス板3が歪んでいる場合であっても、スクライブ線が均一であれば、ガラス板3の切断面に不良が生じることなく、切断面が均一になることがある。しかし、折り割り時にガラス板3が歪み、さらに、スクライブ線が均一でないと、スクライブ線が均一となっていない部分に負荷がかかり、その負荷のかかった部分からガラス板3が割れ始め、ガラス板3に切断不良が生じる。そこで、本発明では、ガラス板3の折り割り時にガラス板3が歪まないように、ガラス板固定部98bによりガラス板3を固定することにより、ガラス板3の切断不良を抑制する。
図11は、ガラス板の幅方向の中央部がガラス板固定部に固定された状態でのガラス板の切断を説明するための図である。本実施形態では、図8に示すように、第2湾曲ロール96により、ガラス板3の幅方向の全体に亘って、矢印D2の方向に向かって凸となるように湾曲している。矢印D2の方向に向かって凸となるように湾曲しているガラス板3は下方に搬送され、図11に示すように、ガラス板固定部98bに向かって凸となるように湾曲し、ガラス板3の幅方向の中央部が凸部となり、ガラス板3の幅方向の中央部が、ガラス板固定部98bと接するように固定される。ガラス板3の一面にはスクライブ部98aによりスクライブ線が形成されるが、スクライブ線が形成された反対面側から、ガラス板3の幅方向の中央部をガラス板固定部98bにより支持する。ガラス板3の中央部がガラス板固定部98bに接触した状態で、ガラス板吸着部98dによりガラス板3を吸着しながら、ガラス板3がガラス板固定部98bに向かって曲がるように折り割り動作を行うと、ガラス板3とガラス板吸着部98dとが接した位置Bに最初に力がかかり、位置Bからガラス板3の幅方向の両端部に向かって、スクライブ線に沿って、ガラス板3が割れ始める。ガラス板3にはガラス板固定部98bに向かうように力がかけられているため、位置Bでのみ接ししていたガラス板3とガラス板固定部98bとは、ガラス板3の両端部に向かって接する場所を増やしながら、折り割り動作が行われる。つまり、ガラス板吸着部98dに固定されたガラス板3の幅方向の中央部である位置Bが、ガラス板吸着部98dにより固定されているため、ガラス板3の中央部に均一に力が加わり、ガラス板3がガラス板固定部98bに向かうように曲げられるにつれて、ガラス板3とガラス板吸着部98dとの接触面積が増え、ガラス板3がガラス板固定部98bにより固定される領域が増える。ガラス板3の中央部から両端部に向かってガラス板3が割れ始めるが、ガラス板3が割れる領域は、ガラス板固定部98bにより固定されているため、ガラス板3は、スクライブ線に沿って割れることとなる。スクライブ線が不均一であっても、ガラス板3が割れる領域が、ガラス板固定部98bにより絶えず固定されているため、折り割り時にガラス板3に均等に力がかかり、ガラス板3の中央部から両端部にかけて切断不良が生じることなく切断できる。
なお、ガラス板吸着部98dは、ガラス板3の幅方向の中央部及び端部より中央部側の位置を吸着することにより、ガラス板3の折り割り時に、ガラス板3の中央部、つまり、ガラス板固定部98bと接する位置に力が加わるようにすることができる。ガラス板3を吸着する位置をガラス板3の幅方向の中央部にすることにより、ガラス板3とガラス板固定部98bとが接する位置に力が加わるようになり、ガラス板3を。スクライブ線に沿って、切断面が均一になるよう切断することができる。
また、ガラス板3は、ガラス板固定部98bに向かって凸となる湾曲であればよく、第2湾曲ロール96を用いることなく、ガラス板3の中央部を吸着する等の任意の方法で、凸型湾曲にしてもよい。
(2−13)制御装置
制御装置は、主として、CPU、RAM、ROMおよびハードディスク等から構成される。制御装置は、冷却ロール72、温度調節ユニット74、引下げロール82、ヒータ84、ガイドロール92a、第1湾曲ロール94、第2湾曲ロール96および切断装置98等と接続されている。制御装置は、成形装置40が備えるこれらの構成要素を制御することができる。制御装置は、冷却ロール72、引下げロール82、ガイドロール92a、第1湾曲ロール94および第2湾曲ロール96の回転速度を制御することができる。制御装置は、第1湾曲ロール94および第2湾曲ロール96の水平方向の位置を制御することができる。制御装置は、温度調節ユニット74の出力、および、ヒータ84の出力を制御することができる。制御装置は、切断装置98がガラス板3を切断する時間間隔等を制御することができる。
(3)成形装置の動作
オーバーフローチャンバー60において、攪拌装置30から移送管50cを介して成形装置40に送られてきた熔融ガラス2は、成形体62の上面に形成される溝62bに供給される。成形体62の溝62bからオーバーフローした熔融ガラス2は、成形体62の両側面を伝って流下して、成形体62の下端62aの近傍で合流する。成形体62の下端62aの近傍において、合流した熔融ガラス2からガラス板3が連続的に成形される。成形されたガラス板3は、フォーミングチャンバー70に送られる。
フォーミングチャンバー70において、ガラス板3の幅方向の両側部は、冷却ロール72と接触して急冷される。また、温度調節ユニット74によって、ガラス板3の幅方向の中心部の温度が徐冷点に低下するまで、ガラス板3の温度が調節される。冷却ロール72によって下方に搬送されながら冷却されたガラス板3は、冷却チャンバー80に送られる。
冷却チャンバー80において、ガラス板3は、複数の引下げロール82によって引き下げられながら徐々に冷却される。ガラス板3の温度は、ガラス板3の幅方向に沿って所定の温度分布が形成されるように、複数のヒータ84によって制御される。冷却チャンバー80において、ガラス板3の温度は、徐冷点近傍から、歪点より200℃低い温度よりも低い温度まで徐々に低下する。
湾曲チャンバー90において、ガラス板3は、ガイドロール92aによって下方に搬送されながら、第1湾曲ロール94および第2湾曲ロール96から外力を受けて2回湾曲する。次に、第1湾曲ロール94および第2湾曲ロール96の動作について具体的に説明する。
ガラス板の製造装置1を起動すると、成形装置40において、成形体62の下端62aの近傍で成形されたガラス板3が下方に搬送されながら冷却されて、湾曲チャンバー90に到達する。
湾曲チャンバー90では、最初に、ガイドロール92aによってガラス板3が第1湾曲ロール94の高さ位置まで下方に搬送される。このとき、第1湾曲ロール94は、対向するガラス板3の表面からわずかに離間するように位置調節されている。そして、第1湾曲ロール94を矢印D2の方向に向かって移動させることで、ガラス板3の幅方向の両側部を、第1湾曲ロール94で押し込む。これにより、ガラス板3の幅方向の両側部は、第1湾曲ロール94から矢印D2の方向の外力を受け、図7に示されるように、矢印D2の方向に向かって移動する。このとき、ガラス板3の幅方向の中央部は、第1湾曲ロール94から直接の外力を受けていないので、ほとんど移動しない。その結果、第1湾曲ロール94によって、ガラス板3は、矢印D1の方向に湾曲する。なお、ガラス板3が、一旦、第1湾曲ロール94の移動によって湾曲した後は、第1湾曲ロール94を移動させる必要はない。なぜなら、ガイドロール92aによって下方に搬送される後続のガラス板3は、第1湾曲ロール94によって自動的に湾曲するからである。
次に、ガイドロール92aによってガラス板3が第2湾曲ロール96の高さ位置までさらに下方に搬送される。このとき、第2湾曲ロール96は、対向するガラス板3の表面からわずかに離間するように位置調節されている。そして、第2湾曲ロール96を矢印D1の方向に向かって移動させることで、ガラス板3の幅方向の両側部を、第2湾曲ロール96で押し込む。これにより、ガラス板3の幅方向の両側部は、第2湾曲ロール96から矢印D1の方向の外力を受け、図8に示されるように、矢印D1の方向に向かって移動する。このとき、ガラス板3の幅方向の中央部は、第2湾曲ロール96から直接の外力を受けていないので、ほとんど移動しない。その結果、第2湾曲ロール96によって、ガラス板3は、矢印D2の方向に湾曲する。なお、ガラス板3が、一旦、第2湾曲ロール96の移動によって湾曲した後は、第2湾曲ロール96を移動させる必要はない。なぜなら、ガイドロール92aによって下方に搬送される後続のガラス板3は、第2湾曲ロール96によって自動的に湾曲するからである。
次に、ガイドロール92aによってガラス板3が下方に搬送される。湾曲チャンバー90を通過したガラス板3は、室温近傍まで冷却されている。冷却されたガラス板3は、切断装置98によって所定の寸法に切断される。ガラス板3は、ガラス板固定部98bと、ガラス板抑込部98cとにより表裏面が挟み込まれ固定された状態で、スクライブ部98aによりスクライブ線が形成される。スクライブ線が形成されたガラス板3は、上述するように、第2湾曲ロール96によって矢印D2の方向に湾曲しているため、ガラス板3の幅方向の中央部が、ガラス板固定部98bに接触した状態で固定される。このとき、ガラス板吸着部98dが、ガラス板3を吸着して、ガラス板吸着部98dの方向(矢印D2の方向)に向かってガラス板3が曲げられることにより、ガラス板3が折り割られる。折り割り時に最初に亀裂が入るガラス板3の中央部は、ガラス板固定部98bにより固定されているため、スクライブ線に沿って亀裂が入る。ガラス板3が、ガラス板吸着部98dの方向に向かって曲げられるにしたがって、ガラス板3とガラス板固定部98bとが接触する領域が、ガラス板3の中央部から両端部に広がり、ガラス板固定部98bにより固定される領域が増えていく。ガラス板3が折り割られる際には、亀裂が入る位置はガラス板固定部98bに絶えず固定されながら、スクライブ線に沿って切断される。これにより、ガラス板3は、中央部から両端部にかけて切断不良が生じることなく切断される。切断されたガラス板3は、端面の研磨および洗浄等が行われる。その後、所定の検査に合格したガラス板3が梱包されて製品として出荷される。
以上、説明したように、湾曲チャンバー90を用いてガラス板3を、ガラス板固定部98bに向かって凸型湾曲形状にすることにより、折り割り時に亀裂が入る位置をガラス板固定部98bで固定することができる。また、ガラス板3をガラス板固定部98bで固定することにより、折り割り時にガラス板3に均等に力がかかり、スクライブ線が不均一であっても、ガラス板3の中央部から両端部にかけて切断不良が生じることなく切断できる。また、第1湾曲ロール94および第2湾曲ロール96によって、切断装置98によって発生するガラス板3の振動が、ガラス板3を伝わることが抑制されるので、冷却後のガラス板3に厚みのムラが残存しにくい。
以上、本発明のガラス板の製造方法、ガラス板の製造装置について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
1 ガラス板の製造装置
2 熔融ガラス
3 ガラス板
62 成形体
72 冷却ロール(ロール)
82 引下げロール(ロール、搬送ロール)
92a 上ガイドロール(ロール、搬送ロール)
92b 下ガイドロール(ロール、搬送ロール)
94 第1湾曲ロール(湾曲ロール)
96 第2湾曲ロール(湾曲ロール)
98 切断装置
98a スクライブ部
98b ガラス板固定部
98c ガラス板抑込部
98d ガラス板吸着部

Claims (4)

  1. 熔融ガラスを成形体から流下させてガラス板を成形する成形工程と、
    前記成形体の下方に配置されている複数のロールによって、前記成形工程で成形された前記ガラス板を下方に搬送する搬送工程と、
    前記搬送された前記ガラス板の表面に直線状のスクライブ線を形成し、前記スクライブ線に沿って前記ガラス板を切断する切断工程と、を備え、
    前記搬送工程では、前記ガラス板の幅方向の中央部が凸となるよう前記幅方向の全体に亘って前記ガラス板を湾曲させながら搬送し、
    前記切断工程では、前記スクライブ線を形成した反対面側から前記ガラス板の幅方向の中央部を支持しながら、前記スクライブ線を形成した位置より下方にあるガラス板を前記反対面側方向に折り曲げることにより、前記スクライブ線に沿って前記ガラス板を切断する、
    ことを特徴とするガラス板の製造方法。
  2. 前記切断工程では、前記ガラス板の幅方向の中央部を吸着しながら前記ガラス板を折り曲げる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のガラス板の製造方法。
  3. 前記ガラス板の厚さは、0.05mm〜0.4mmである、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス板の製造方法。
  4. 熔融ガラスを成形体からオーバーフローさせ、前記成形体の下端で前記熔融ガラスを融合させてガラス板を成形する成形部と、
    前記成形体の下方に配置されている複数のロールによって、前記成形部で成形された前記ガラス板を下方に搬送する搬送部と、
    前記搬送された前記ガラス板の表面に直線状のスクライブ線を形成し、前記スクライブ線に沿って前記ガラス板を切断する切断部と、を備え、
    前記搬送部は、前記ガラス板の幅方向の中央部が凸となるよう前記幅方向の全体に亘って前記ガラス板を湾曲させながら搬送し、
    前記切断部は、前記スクライブ線を形成した反対面側から前記ガラス板の幅方向の中央部を支持しながら、前記スクライブ線を形成した位置より下方にあるガラス板を前記反対面側方向に折り曲げることにより、前記スクライブ線に沿って前記ガラス板を切断する、
    ことを特徴とするガラス板の製造装置。
JP2014176555A 2014-08-29 2014-08-29 ガラス板の製造方法、及び、ガラス板の製造装置 Active JP6368592B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014176555A JP6368592B2 (ja) 2014-08-29 2014-08-29 ガラス板の製造方法、及び、ガラス板の製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014176555A JP6368592B2 (ja) 2014-08-29 2014-08-29 ガラス板の製造方法、及び、ガラス板の製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016050147A true JP2016050147A (ja) 2016-04-11
JP6368592B2 JP6368592B2 (ja) 2018-08-01

Family

ID=55657921

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014176555A Active JP6368592B2 (ja) 2014-08-29 2014-08-29 ガラス板の製造方法、及び、ガラス板の製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6368592B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018070258A1 (ja) * 2016-10-11 2018-04-19 日本電気硝子株式会社 帯状ガラスフィルムの製造方法及び製造装置
JP2018062430A (ja) * 2016-10-11 2018-04-19 日本電気硝子株式会社 ガラスフィルムの製造方法
WO2023091296A1 (en) * 2021-11-17 2023-05-25 Corning Incorporated Methods of supporting a ribbon

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008019102A (ja) * 2006-07-10 2008-01-31 Nippon Electric Glass Co Ltd ガラス板の製造方法及びその装置
JP2008511522A (ja) * 2004-08-27 2008-04-17 コーニング インコーポレイテッド ガラス搬送装置およびその使用方法
JP2012041244A (ja) * 2010-08-23 2012-03-01 Nippon Electric Glass Co Ltd ガラス板の製造方法
JP2012509844A (ja) * 2008-11-26 2012-04-26 コーニング インコーポレイテッド 板ガラス安定化システム、ガラス製造システム、および板ガラスの製造方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008511522A (ja) * 2004-08-27 2008-04-17 コーニング インコーポレイテッド ガラス搬送装置およびその使用方法
JP2008019102A (ja) * 2006-07-10 2008-01-31 Nippon Electric Glass Co Ltd ガラス板の製造方法及びその装置
JP2012509844A (ja) * 2008-11-26 2012-04-26 コーニング インコーポレイテッド 板ガラス安定化システム、ガラス製造システム、および板ガラスの製造方法
JP2012041244A (ja) * 2010-08-23 2012-03-01 Nippon Electric Glass Co Ltd ガラス板の製造方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018070258A1 (ja) * 2016-10-11 2018-04-19 日本電気硝子株式会社 帯状ガラスフィルムの製造方法及び製造装置
JP2018062430A (ja) * 2016-10-11 2018-04-19 日本電気硝子株式会社 ガラスフィルムの製造方法
JP2018062431A (ja) * 2016-10-11 2018-04-19 日本電気硝子株式会社 帯状ガラスフィルムの製造方法及び製造装置
WO2018070207A1 (ja) * 2016-10-11 2018-04-19 日本電気硝子株式会社 ガラスフィルムの製造方法
CN109311736A (zh) * 2016-10-11 2019-02-05 日本电气硝子株式会社 玻璃膜的制造方法
KR20190067739A (ko) * 2016-10-11 2019-06-17 니폰 덴키 가라스 가부시키가이샤 띠형상 유리 필름의 제조 방법 및 제조 장치
KR20190069344A (ko) * 2016-10-11 2019-06-19 니폰 덴키 가라스 가부시키가이샤 유리 필름의 제조 방법
KR102267240B1 (ko) 2016-10-11 2021-06-21 니폰 덴키 가라스 가부시키가이샤 띠형상 유리 필름의 제조 방법 및 제조 장치
KR102311926B1 (ko) 2016-10-11 2021-10-13 니폰 덴키 가라스 가부시키가이샤 유리 필름의 제조 방법
US11787724B2 (en) 2016-10-11 2023-10-17 Nippon Electric Glass Co., Ltd. Method for producing glass film
WO2023091296A1 (en) * 2021-11-17 2023-05-25 Corning Incorporated Methods of supporting a ribbon

Also Published As

Publication number Publication date
JP6368592B2 (ja) 2018-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5574454B2 (ja) ガラス基板の製造方法
JP6454141B2 (ja) ガラス基板の製造方法、および、ガラス基板の製造装置
KR101972254B1 (ko) 유리 기판의 제조 방법
JP6496122B2 (ja) ガラス板の製造方法、及び、ガラス板の製造装置
JP6488107B2 (ja) ガラス板の製造方法、及び、ガラス板の製造装置
JP6368592B2 (ja) ガラス板の製造方法、及び、ガラス板の製造装置
JP6675849B2 (ja) ガラス板の製造方法およびガラス板の製造装置
JP2014189483A (ja) ガラス板製造方法、および、ガラス板製造装置
JP2017065947A (ja) ガラス基板の製造方法、及び、ガラス基板の製造装置
JP5768082B2 (ja) ガラス板製造方法、および、ガラス板製造装置
JP6529805B2 (ja) ガラス板の製造方法、及び、ガラス板の製造装置
TWI705943B (zh) 玻璃基板之製造方法
JP6489783B2 (ja) ガラス基板の製造方法、および、ガラス基板の製造装置
JP6495007B2 (ja) ガラス板の製造方法、及び、ガラス板の製造装置
JP6498933B2 (ja) ディスプレイ用ガラス基板の製造方法および製造装置
JP5508466B2 (ja) ガラス基板の製造方法
JP6429185B2 (ja) ガラス板の製造方法、及び、ガラス板の製造装置
JP5925744B2 (ja) ガラス板の製造方法、及び、ガラス板の製造装置
JP2014221701A (ja) ガラス板の製造方法
JP2014193780A (ja) ガラス板製造方法、および、ガラス板製造装置
JP2014214062A (ja) ガラス板製造方法、および、ガラス板製造装置
JP6352755B2 (ja) ガラス基板の製造方法、および、ガラス基板の製造装置
JP2017048074A (ja) ガラス基板の製造方法、及び、ガラス基板の製造装置
JP2015071499A (ja) ガラス板の製造方法、及び、ガラス板の製造装置
JP2017048102A (ja) ガラス基板の製造方法、及び、ガラス基板の製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170324

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180703

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180709

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6368592

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250