JP6352755B2 - ガラス基板の製造方法、および、ガラス基板の製造装置 - Google Patents

ガラス基板の製造方法、および、ガラス基板の製造装置 Download PDF

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    • C03B17/064Forming glass sheets by the overflow downdraw fusion process; Isopipes therefor

Description

本発明は、ガラス基板の製造方法、および、ガラス基板の製造装置に関する。
従来、ガラス基板を製造する方法としてオーバーフローダウンドロー法が用いられている。オーバーフローダウンドロー法では、成形体の上面に形成された溝から溢れ出た熔融ガラスを、成形体の両側面に沿って流下させ、成形体の下端で合流させることにより、ガラスリボンが成形される。成形されたガラスリボンは、下方に引き延ばされながら冷却される。冷却されたガラスリボンは、所定の寸法に切断されて、ガラス基板が得られる。
オーバーフローダウンドロー法において、高品質のガラスリボンを成形するためは、成形体の両側面を流下する熔融ガラスの幅方向の温度管理が重要である。例えば、特許文献1(特開2007−112665号公報)には、成形体の両側面と対向する発熱体を用いて成形体を加熱して、成形体表面を流下する熔融ガラスの幅方向の温度分布を均一化する方法が開示されている。また、特許文献2(特開2008−69024号公報)には、成形体の表面の白金被膜を通電加熱することにより、成形体表面を流下する熔融ガラスの幅方向の温度分布を均一化する方法が開示されている。
しかし、厚みが0.3mm未満の薄いガラス基板をオーバーフローダウンドロー法により製造する場合、成形体表面を流下する熔融ガラスの幅方向の温度管理をしても、以下の理由により、高品質のガラスリボンを成形することが難しい。
オーバーフローダウンドロー法により薄いガラス基板を製造する場合、成形体の両側面を流下する熔融ガラスの流量を小さくする必要がある。しかし、成形体の両側面を流下する熔融ガラスの流量を小さくするほど、当該熔融ガラスは温度が低下して粘度が高くなりやすいので、成形体の下端における熔融ガラスの合流地点において、熔融ガラスが正常に貼り合わせられないおそれがある。特に、成形体の長手方向の両端部を流下する熔融ガラスは温度が低下しやすく、流下する熔融ガラスの粘度が上昇して生成された高粘性ガラスが成形体の下端に付着するおそれがある。高粘性ガラスが成形体の下端に付着すると、成形体の両側面を流下する熔融ガラスは、高粘性ガラス層の表面を流下した後に、成形体の下端の下方において合流する。しかし、成形体から離れた熔融ガラスは急速に温度が低下するので、成形体の下端に高粘性ガラスが付着すると、熔融ガラスの貼り合わせの不良が発生しやすくなる。
本発明の目的は、オーバーフローダウンドロー法によりガラス基板を製造する場合に、成形体の下端における熔融ガラスの貼り合わせの不良を防止することができるガラス基板の製造方法、および、ガラス基板の製造装置を提供することである。
本発明に係るガラス基板の製造方法は、成形工程と、判定工程と、除去工程とを備える。成形工程は、成形体の上面に形成された供給溝に熔融ガラスを供給し、供給溝の両側から溢れ出した熔融ガラスを成形体の両側面に沿って流下させ、両側面を流下した熔融ガラスを成形体の下端で合流させてガラスリボンを成形する工程である。判定工程は、供給溝の長手方向における成形体の両端部において、高粘性ガラスが下端に付着している状態を判定する工程である。高粘性ガラスは、両側面を流下している熔融ガラスよりも高い粘度を有する。除去工程は、判定工程において、下端で合流する熔融ガラスの粘度が1.2×105ポアズ以上となる程度に、高粘性ガラスが下端に付着していると判定された場合に、熔融ガラスが下端で合流して一体化するように高粘性ガラスを除去する工程である。
このガラス基板の製造方法では、成形体の下端における高粘性ガラスの付着量が光学的手法および目視等によって判定される。高粘性ガラスは、成形体の両側面を流下する熔融ガラスの粘度が上昇して生成された、所望の粘度よりも高い粘度を有する熔融ガラスである。成形体の下端に高粘性ガラスが付着すると、成形体の両側面を流下する熔融ガラスは、高粘性ガラス層の表面を流下した後に、成形体の下端の下方において合流する。しかし、成形体から離れた熔融ガラスは急速に温度が低下するので、成形体の下端に高粘性ガラスが付着すると、熔融ガラスが成形体の下端で合流する際に一体化せず、熔融ガラスの貼り合わせの不良が発生しやすくなる。この方法では、成形体の下端で合流する熔融ガラスの粘度が1.2×105ポアズ以上となる程度に高粘性ガラスが下端に付着している場合に、高粘性ガラスを除去することで、成形体の下端において、両側面を流下した熔融ガラスを一体化させることができる。従って、このガラス基板の製造方法は、オーバーフローダウンドロー法によりガラス基板を製造する場合に、成形体の下端における熔融ガラスの貼り合わせの不良を防止することができる。
また、本発明に係るガラス基板の製造方法では、ガラスリボンの長手方向中心の厚みは、0.3mm未満であることが好ましい。
また、本発明に係るガラス基板の製造方法では、除去工程において高粘性ガラスが除去されることにより、成形工程において、成形体の下端で合流する熔融ガラスの粘度が1.2×105ポアズ未満となることが好ましい。この場合、熔融ガラスは、成形体の下端で合流して一体化する。
また、本発明に係るガラス基板の製造方法では、成形体の下方には、仕切り板が設置されることが好ましい。仕切り板は、成形体が設置される空間と、ガラスリボンが徐冷される空間とを区画する。熔融ガラスは、仕切り板より上方において、合流して一体化する。
また、本発明に係るガラス基板の製造方法では、除去工程において、高粘性ガラスを加熱して粘度を下げることにより、高粘性ガラスが除去されることが好ましい。
このガラス基板の製造方法では、高粘性ガラスを加熱して粘度を下げ、熔融ガラスとして流下させることで、高粘性ガラスが除去される。従って、このガラス基板の製造方法は、オーバーフローダウンドロー法によりガラス基板を製造する場合に、成形体の下端における熔融ガラスの貼り合わせの不良を防止することができる。
また、本発明に係るガラス基板の製造方法では、除去工程において、成形体の下端と対向するように配置される加熱手段を用いて下端を加熱することにより、高粘性ガラスが加熱されることが好ましい。
このガラス基板の製造方法では、成形体の下端を加熱して、下端に付着している高粘性ガラスを加熱することにより、高粘性ガラスが除去される。従って、このガラス基板の製造方法は、オーバーフローダウンドロー法によりガラス基板を製造する場合に、成形体の下端における熔融ガラスの貼り合わせの不良を防止することができる。
また、本発明に係るガラス基板の製造方法では、成形体は、両端部から突出する一対のガラスガイドを有することが好ましい。成形工程では、一対のガラスガイドによって、両側面を流下する熔融ガラスの幅が制限される。
このガラス基板の製造方法では、ガラスガイドの近傍を流下する熔融ガラスは温度が低下しやすいので、成形体の下端に高粘性ガラスが付着しやすい。この方法では、下端に付着した高粘性ガラスを除去することで、成形体の下端において、ガラスガイドの近傍の両側面を流下した熔融ガラスを一体化させることができる。従って、このガラス基板の製造方法は、オーバーフローダウンドロー法によりガラス基板を製造する場合に、成形体の下端における熔融ガラスの貼り合わせの不良を防止することができる。
本発明に係るガラス基板の製造装置は、成形部と、加熱部とを備える。成形部は、成形体の上面に形成された供給溝に熔融ガラスを供給し、供給溝の両側から溢れ出した熔融ガラスを成形体の両側面に沿って流下させ、両側面を流下した熔融ガラスを成形体の下端で合流させてガラスリボンを成形する。加熱部は、供給溝の長手方向における成形体の両端部において、下端で合流する熔融ガラスの粘度が1.2×105ポアズ以上となる程度に、高粘性ガラスが下端に付着している場合に、高粘性ガラスを加熱して粘度を下げることにより、高粘性ガラスを除去する。高粘性ガラスは、両側面を流下している熔融ガラスよりも高い粘度を有する。
本発明に係るガラス基板の製造方法、および、ガラス基板の製造装置は、オーバーフローダウンドロー法によりガラス基板を製造する場合に、成形体の下端における熔融ガラスの貼り合わせの不良を防止することができる。
第1実施形態に係るガラス基板の製造方法のフローチャートである。 熔解工程から切断工程までを行う装置の模式図である。 成形装置の断面図である。 図3の線分IV−IVにおける成形装置の断面図である。 成形体の下端に高粘性ガラスが付着している状態を表す、成形体の短手方向の断面図である。 ガラスガイドの近傍を説明するための図である。
本発明の実施形態としてのガラス基板の製造方法について、図面を参照しながら説明する。本実施形態のガラス基板の製造方法は、オーバーフローダウンドロー法により熔融ガラスからガラスリボンが成形される工程を含む。
(1)ガラス基板の製造工程の概要
最初に、ガラス基板の製造工程について説明する。ガラス基板は、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイおよび有機ELディスプレイ等のフラットパネルディスプレイ(FPD)用のガラス基板、タッチパネル用のガラス基板、太陽電池パネル用のガラス基板、および、保護用のガラス基板等として用いられる。ガラス基板は、例えば、0.3mm未満の厚みを有し、かつ、縦680mm〜2200mmおよび横880mm〜2500mmの寸法を有する。
ガラス基板の一例として、以下の(a)〜(j)の組成を有するガラス基板が挙げられる。
(a)SiO2:50質量%〜70質量%、
(b)Al23:10質量%〜25質量%、
(c)B23:1質量%〜18質量%、
(d)MgO:0質量%〜10質量%、
(e)CaO:0質量%〜20質量%、
(f)SrO:0質量%〜20質量%、
(g)BaO:0質量%〜10質量%、
(h)RO:5質量%〜20質量%(Rは、Mg、Ca、SrおよびBaから選択される少なくとも1種である。)、
(i)R’2O:0質量%〜2.0質量%(R’は、Li、NaおよびKから選択される少なくとも1種である。)、
(j)SnO2、Fe23およびCeO2から選ばれる少なくとも1種の金属酸化物。
なお、上記の組成を有するガラスは、0.1質量%未満の範囲で、その他の微量成分の存在が許容される。
図1は、ガラス基板の製造工程を表すフローチャートの一例である。ガラス基板の製造工程は、主として、熔解工程(ステップS1)と、清澄工程(ステップS2)と、攪拌工程(ステップS3)と、成形工程(ステップS4)と、徐冷工程(ステップS5)と、切断工程(ステップS6)と、研削工程(ステップS7)と、研磨工程(ステップS8)とからなる。図2は、熔解工程S1から切断工程S6までを行うガラス基板製造装置100の模式図である。ガラス基板製造装置100は、熔解装置101と、清澄装置102と、攪拌装置103と、成形装置104と、切断装置105とから構成される。
熔解工程S1では、熔解装置101によって、バーナー等の加熱手段によりガラス原料が熔解され、1500℃〜1600℃の高温の熔融ガラス90が生成される。ガラス原料は、所望の組成のガラスを実質的に得ることができるように調製される。ここで、「実質的に」とは、0.1質量%未満の範囲で、その他の微量成分の存在が許容されることを意味する。
清澄工程S2では、清澄装置102によって、熔解工程S1で生成された熔融ガラス90をさらに昇温させることで、熔融ガラス90の清澄が行われる。清澄装置102において、熔融ガラス90の温度は、1600℃〜1750℃、好ましくは1650℃〜1700℃に上昇させられる。清澄装置102では、熔融ガラス90に含まれるO2、CO2およびSO2の微小な泡が、ガラス原料に含まれるSnO2等の清澄剤の還元により生じたO2を吸収して成長し、熔融ガラス90の液面に浮上して消滅する。
攪拌工程S3では、攪拌装置103によって、清澄工程S2で清澄された熔融ガラス90が攪拌され、化学的および熱的に均質化される。攪拌装置103では、熔融ガラス90は鉛直方向に流れながら、軸回転するスターラーによって攪拌され、攪拌装置103の底部に設けられた流出口から下流工程に送られる。また、攪拌工程S3では、ジルコニアリッチのガラス等、熔融ガラス90の平均的な比重と異なる比重を有するガラス成分が攪拌装置103から除去される。
成形工程S4では、成形装置104によって、オーバーフローダウンドロー法によって、攪拌工程S3で攪拌された熔融ガラス90からガラスリボン91が成形される。成形工程S4の詳細は、後述する。熔融ガラス90は、成形工程S4に流入する前に、オーバーフローダウンドロー法による成形に適した温度、例えば、1200℃まで冷却される。
徐冷工程S5では、成形装置104によって、成形工程S4で連続的に生成されたガラスリボン91が、歪みおよび反りが発生しないように温度制御されながら、徐冷点以下まで徐冷される。
切断工程S6では、切断装置105によって、徐冷工程S5で室温まで徐冷されたガラスリボン91が所定の長さごとに切断される。ガラスリボン91を切断する際には、ガラスリボン91にスクライブ線を形成し、スクライブ線に引っ張り応力を集中させてガラスリボン91を割断する。スクライブ線は、一般に、ダイヤモンドカッターを用いて機械的に形成する方法、および、レーザを利用した加熱と急冷とにより初期亀裂を進行させる方法によって形成される。切断工程S6では、さらに、所定の長さごとに切断されたガラスリボン91が、所定の寸法に切断されて、ガラス基板92が得られる。
研削工程S7では、切断工程S6で得られたガラス基板92の端面が研削されて、ガラス基板92が面取りされる。切断工程S6で切断されたガラス基板92の端面と主表面との間の角部には、非常に鋭いエッジが形成されている。研削工程S7では、ガラス基板92の角部を、ダイヤモンドホイール等を用いて研削することで、角部に形成されたエッジが取り除かれる。角部の研削により面取りされたガラス基板92の端面の断面形状は、R形状である。
研磨工程S8では、研削工程S7で面取りされたガラス基板92の端面が研磨される。研削工程S7で面取りされたガラス基板92の端面には、マイクロクラックや水平クラックと呼ばれる微小なクラックを含む層が形成されている。この層は、加工変質層または脆弱破壊層と呼ばれる。加工変質層が形成されると、ガラス基板92の端面の破壊強度が低下する。研磨工程S8は、加工変質層を除去してガラス基板92の端面の破壊強度を向上させるために行われる。
研磨工程S8の後に、ガラス基板92の洗浄工程および検査工程が行われる。最終的に、ガラス基板92は梱包されて、FPD製造業者等に出荷される。FPD製造業者は、ガラス基板92の表面にTFT等の半導体素子を形成して、FPDを製造する。
(2)成形装置の構成
次に、成形工程S4で用いられる成形装置104の構成について説明する。成形装置104は、オーバーフローダウンドロー法により熔融ガラス90からガラスリボン91を成形するために用いられる。図3は、ガラスリボン91の主表面に直交する方向から視た、成形装置104の断面図である。図4は、図3の線分IV−IVにおける成形装置104の断面図である。
成形装置104は、主として、成形体10と、仕切り板20と、冷却ローラ30と、複数の送りローラ50と、加熱手段60と、側部ヒータ62と、炉壁70とから構成される。炉壁70は、耐火煉瓦を積層して作られる。炉壁70の内部空間には、成形体10、仕切り板20、冷却ローラ30、送りローラ50、加熱手段60および側部ヒータ62が収容されている。炉壁70の内部空間は、鉛直方向に沿って、成形空間72と徐冷空間74とに区画されている。成形空間72および徐冷空間74は、仕切り板20によって仕切られている。以下、炉壁70の内部空間に収容される各構成要素について説明する。
(2−1)成形体
成形体10は、図4に示されるように、楔状の断面形状を有する耐火物である。成形体10は、楔状の尖端が鉛直方向下方を指すように、成形空間72に配置される。成形体10は、主として、上面12と、一対の側面14と、一対のガラスガイド16とを有している。一対の側面14の上辺は、それぞれ、上面12に接続されている。一対の側面14の下辺は、成形体10の下端15において、互いに接続されている。以下、上面12と側面14との境界が延びる方向を、成形体10の長手方向と呼ぶ。また、水平面内において成形体10の長手方向に直交する方向を、成形体10の短手方向と呼ぶ。成形体10の長手方向は、図3において紙面の左右の方向である。成形体10の短手方向は、図4において紙面の左右の方向である。なお、成形体10の長手方向は、ガラスリボン91の幅方向であり、成形体10の短手方向は、ガラスリボン91の厚み方向である。
成形体10の上面12には、供給溝12aが形成されている。供給溝12aは、成形体10の長手方向に延びている。供給溝12aの一方の端部には、ガラス供給管13が設けられている。供給溝12aは、ガラス供給管13が設けられる一方の端部から他方の端部に向かうに従って、徐々に浅くなるように形成されている。
一対のガラスガイド16は、それぞれ、成形体10の長手方向の両端部において、上面12および側面14から突出している部材である。ガラスガイド16は、成形体10と一体的に形成されている部材であってもよく、または、成形体10に取り付けられる部材であってもよい。
(2−2)仕切り板
仕切り板20は、成形空間72と徐冷空間74とを区画する断熱材である。仕切り板20は、成形空間72と徐冷空間74との間の熱移動を抑制する。仕切り板20は、成形体10の下端15の下方において、ガラスリボン91の厚み方向両側に配置される。
(2−3)冷却ローラ
冷却ローラ30は、徐冷空間74において、仕切り板20の下方に配置される。冷却ローラ30は、ガラスリボン91の厚み方向両側に配置される。冷却ローラ30は、成形体10の両側面14を流下した熔融ガラス90が合流して成形されたガラスリボン91の幅方向両端部を急冷する。具体的には、成形体10の長手方向におけるガラスリボン91の両端部を挟み込んで、ガラスリボン91を冷却しながら、ガラスリボン91を鉛直方向下方に搬送する。
(2−4)送りローラ
送りローラ50は、徐冷空間74において、冷却ローラ30の下方に配置される。送りローラ50は、ガラスリボン91の厚み方向両側に配置される。送りローラ50は、成形体10の長手方向におけるガラスリボン91の両端部を挟み込んで、冷却ローラ30によって搬送されたガラスリボン91を鉛直方向下方に搬送する。
(2−5)加熱手段
加熱手段60は、成形空間72において、成形体10の下端15の高さ位置に配置される。加熱手段60は、成形体10の下端15を加熱して、後述する高粘性ガラスを加熱して粘度を下げる。
図3に示されるように、加熱手段60は、第1ヒータ60aと、第2ヒータ60bとから構成される。第1ヒータ60aおよび第2ヒータ60bは、通電により発熱する部材である。第1ヒータ60aおよび第2ヒータ60bの出力は、加熱手段60の制御部(図示せず)によって制御される。第1ヒータ60aおよび第2ヒータ60bは、それぞれ、成形体10の長手方向に沿って延びている。第1ヒータ60aおよび第2ヒータ60bは、下端15の高さ位置において、成形体10の短手方向両側に配置される。
(2−6)側部ヒータ
側部ヒータ62は、成形体10の長手方向に亘って、成形体10の両側面14と対向するように設置されているヒータである。側部ヒータ62は、通電により発熱する部材である。側部ヒータ62の出力は、側部ヒータ62の制御部(図示せず)によって制御される。側部ヒータ62は、成形体10の両側面14を流下する熔融ガラス90を、成形体10の長手方向に亘って加熱する。
(3)成形装置の動作
次に、成形装置104によって熔融ガラス90からガラスリボン91が成形される工程について説明する。攪拌装置103で攪拌された熔融ガラス90は、成形装置104に送られる。成形装置104の成形空間72において、熔融ガラス90は、ガラス供給管13を介して成形体10の供給溝12aに供給される。供給溝12aに貯留された熔融ガラス90は、供給溝12aから溢れ出る。溢れ出た熔融ガラス90は、成形体10の短手方向において供給溝12aの両側にある一対の上面12にそれぞれ分流する。
分流した一対の熔融ガラス90は、それぞれ、一対の側面14を伝って流下する。側面14を伝う熔融ガラス90は、成形体10の長手方向において一対のガラスガイド16の間を流下する。すなわち、両側面14を流下する熔融ガラス90の幅は、一対のガラスガイド16によって制限されている。成形体10の両側面14を流下した一対の熔融ガラス90は、仕切り板20の上方において、成形体10の下端15で合流して一体化する。これにより、一対の熔融ガラス90が互いに貼り合わされて、ガラスリボン91が連続的に成形される。成形空間72におけるガラスリボン91の温度は、1150℃〜1200℃である。なお、成形空間72において、加熱手段60は、成形体10の下端15を加熱する。
成形空間72で成形されたガラスリボン91は、成形空間72の下方の徐冷空間74に到達する。徐冷空間74では、ガラスリボン91の幅方向中央部は、何物にも触れることなく流下する。一方、ガラスリボン91の幅方向両端部は、冷却ローラ30によって選択的に800℃〜900℃まで冷却される。また、冷却ローラ30は、ガラスリボン91の幅方向中心の厚みが0.3mm未満となるように、ガラスリボン91を鉛直方向下方に向かって引き伸ばす。
次に、冷却ローラ30によって冷却されたガラスリボン91は、送りローラ50によって鉛直方向下方に搬送される。ガラスリボン91は、送りローラ50によって搬送される過程で徐冷される。その後、ガラスリボン91は、成形装置104の外部に排出される。
(4)特徴
オーバーフローダウンドロー法によるガラス基板の製造工程では、成形体の両側面を流下する一対の熔融ガラスの貼り合わせの不良が発生するおそれがある。熔融ガラスの貼り合わせの不良は、成形体の両側面を流下する一対の熔融ガラスが合流しても一体化することが阻害される場合に発生する。この場合、合流する一対の熔融ガラスの粘度が高いために、貼り合わされる面同士の少なくとも一部が一体化せず、実質的に2枚の薄いガラスリボンが貼り合わされたガラスリボンが成形される。このようなガラスリボンは、2枚の薄いガラスリボンの間に隙間が形成されている場合がある。そのため、ガラスリボンの切断工程においてスクライブ線を形成する際に、貼り合わされた2枚の薄いガラスリボンのうち、一方の薄いガラスリボンのみにスクライブ線が形成されることがある。この場合、スクライブ線が形成されていない方の薄いガラスリボンは、スクライブ線に沿って切断されないので、ガラスリボンを安定的に切断することが難しい。そのため、高品質のガラス基板を製造するためには、成形体の両側面を流下する一対の熔融ガラスを一体化させることが必要である。
また、オーバーフローダウンドロー法によって、0.3mm未満の厚みを有する薄いガラス基板、例えば、0.05mm〜0.2mmの厚みを有するガラス基板を製造する場合、成形体の両側面を流下する熔融ガラスの流量が小さいので、一対の熔融ガラスが合流するまでに、熔融ガラスの温度が低下して粘度が上昇しやすい。そのため、一対の熔融ガラスが合流しても一体化せず、熔融ガラスの貼り合わせの不良が発生するおそれがある。
特に、成形体の長手方向の両端部を流下する熔融ガラスは温度が低下しやすく、高粘性ガラスが成形体の下端に付着するおそれがある。高粘性ガラスは、流下する熔融ガラスの粘度が上昇して生成された、所望の粘度よりも高い粘度を有する熔融ガラスである。図5は、参考例としての、成形体の下端に高粘性ガラスが付着している状態を表す、成形体の短手方向の断面図である。図5では、便宜上、図3,4と同じ参照符号が用いられている。図5において、高粘性ガラス93は、成形体10の下端15に付着している。高粘性ガラス93の下端は、成形体10の下端15よりも鉛直方向下方に位置している。
図5に示されるように、高粘性ガラス93が成形体10の下端15に付着すると、成形体10の両側面14を流下する熔融ガラス90は、下端15に付着している高粘性ガラス93の層の表面を流下した後に、成形体10の下端15の下方において合流する。しかし、成形体10から離れた熔融ガラス90は急速に温度が低下するので、成形体10の下端15に高粘性ガラス93が付着すると、熔融ガラス90が成形体10から離れて合流するまでの時間が長くなる。その結果、成形体10から離れた熔融ガラス90からの放熱量が増加するので、合流する直前の熔融ガラス90の粘度が上昇する。従って、熔融ガラス90の貼り合わせの不良が発生しやすくなる。
本実施形態のガラス基板の製造方法では、成形体10の下端15における高粘性ガラス93の付着量が光学的手法によって判定される。例えば、カメラ等の光学機器を用いて、成形体10の下端15における高粘性ガラス93の付着量が判定されてもよい。この場合、成形体10の下端15を撮影して得られた画像を解析して、下端15における高粘性ガラス93の付着量が判定されてもよい。
そして、本実施形態の方法では、成形体10の下端15で熔融ガラス90が合流する際に一体化することが阻害され熔融ガラス90の貼り合わせの不良が発生する可能性がある程度に、高粘性ガラス93が下端15に付着している場合に、高粘性ガラス93を除去する作業が行われる。具体的には、成形体10の下端15で合流する熔融ガラス90の粘度が1.2×105ポアズ以上となる程度に、高粘性ガラス93が下端15に付着している場合に、高粘性ガラス93を除去する作業が行われる。
高粘性ガラス93を除去する作業では、加熱手段60の制御部を用いて第1ヒータ60aおよび第2ヒータ60bの出力を制御することで、成形体10の下端15が加熱される。成形体10の下端15が加熱されると、下端15に付着している高粘性ガラス93が加熱される。さらに、側部ヒータ62により、成形体10の両側面14を流下する熔融ガラス90の温度を上昇させることで、下端15に付着している高粘性ガラス93が加熱されてもよい。下端15に付着している高粘性ガラス93が加熱されて粘度が下がると、成形体10の両側面14を流下する熔融ガラス90と共に鉛直方向下方に流れるので、下端15に付着している高粘性ガラス93が除去される。そして、下端15に付着している高粘性ガラス93が除去されることにより、成形体10の下端15において合流する熔融ガラス90の粘度を1.2×105ポアズ未満にして、成形体10の両側面14を流下した熔融ガラス90を、仕切り板20の上方の成形空間72で合流させて一体化させることができる。従って、このガラス基板の製造方法は、オーバーフローダウンドロー法によりガラス基板92を製造する場合に、成形体10の下端15における熔融ガラス90の貼り合わせの不良を防止することができる。
また、一対のガラスガイド16の近傍を流下する熔融ガラス90、すなわち、成形体10の長手方向両端部を流下する熔融ガラス90は、成形体10の長手方向中央部を流下する熔融ガラス90よりも、冷却されやすい。そのため、ガラスガイド16の近傍において、成形体10の下端15に高粘性ガラス93が特に付着しやすい傾向がある。しかし、加熱手段60を用いて下端15に付着した高粘性ガラス93を除去することで、成形体10の下端15において、ガラスガイド16の近傍における両側面14を流下した熔融ガラス90を一体化させることができる。従って、このガラス基板の製造方法は、オーバーフローダウンドロー法によりガラス基板92を製造する場合に、成形体10の下端15における熔融ガラス90の貼り合わせの不良を防止することができる。
図6は、ガラスガイド16の近傍を説明するための図である。図6には、短手方向から視た成形体10が示されている。図6において、ガラスガイド16の近傍、すなわち、成形体10の長手方向両端部に相当する範囲R1は、一対のガラスガイド16の間の間隔をtとすると、成形体10の長手方向において、一方のガラスガイド16が位置する第1ポイントP1から、第1ポイントP1から他方のガラスガイド16に向かってt/8だけ離れた第2ポイントP2までの範囲である。図6において、成形体10の長手方向中央部に相当する範囲R2は、成形体10の長手方向両端部に相当する範囲R1以外の範囲である。
(5)変形例
(5−1)変形例A
実施形態では、加熱手段60は、第1ヒータ60aと、第2ヒータ60bとから構成される。しかし、加熱手段60は、成形体10の下端15を加熱することができるのであれば、任意の数のヒータから構成されてもよい。また、加熱手段60は、通電により発熱するヒータ以外の装置であってもよい。
(5−2)変形例B
実施形態では、成形体10の下端15における高粘性ガラス93の付着量は光学的手法により判定される。しかし、成形体10の下端15における高粘性ガラス93の付着量は、他の方法により判定されてもよい。例えば、成形体10の下端15における高粘性ガラス93の付着量が目視により判定されてもよい。成形装置104の管理者は、成形体10の下端15の高さ位置において炉壁70に設けられた窓等を通して、成形体10の下端15の状態を目視により確認し、予め定められた基準に基づいて高粘性ガラス93の付着量を判定する。高粘性ガラス93は、熔融ガラス90と比較して、色、反射率および屈折率等の物性が異なるので、成形装置104の管理者は、成形体10の下端15に付着している高粘性ガラス93の量を、目視により容易に把握することができる。
10 成形体(成形部)
12 上面
12a 供給溝
14 側面(両側面)
15 下端
16 ガラスガイド
20 仕切り板
60 加熱手段(加熱部)
90 熔融ガラス
91 ガラスリボン
特開2007−112665号公報 特開2008−69024号公報

Claims (8)

  1. 成形体の上面に形成された供給溝に熔融ガラスを供給し、前記供給溝の両側から溢れ出した前記熔融ガラスを前記成形体の両側面に沿って流下させ、前記両側面を流下した前記熔融ガラスを前記成形体の下端で合流させてガラスリボンを成形する成形工程を備えるガラス基板の製造方法であって、
    前記供給溝の長手方向における前記成形体の両端部において、前記両側面を流下している前記熔融ガラスよりも高い粘度を有する高粘性ガラスが、前記下端に付着している状態を判定する判定工程と、
    前記判定工程において、前記下端で合流する前記熔融ガラスの粘度が1.2×105ポアズ以上となる程度に、前記高粘性ガラスが前記下端に付着していると判定された場合に、前記熔融ガラスが前記下端で合流して一体化するように前記高粘性ガラスを除去する除去工程と、
    をさらに備える、
    ガラス基板の製造方法。
  2. 前記ガラスリボンの前記長手方向中心の厚みは、0.3mm未満である、
    請求項1に記載のガラス基板の製造方法。
  3. 前記除去工程において前記高粘性ガラスが除去されることにより、前記成形工程において、前記下端で合流する前記熔融ガラスの粘度が1.2×105ポアズ未満となり、前記熔融ガラスは、前記下端で合流して一体化する、
    請求項1または2に記載のガラス基板の製造方法。
  4. 前記成形体の下方には、前記成形体が設置される空間と、前記ガラスリボンが徐冷される空間とを区画する仕切り板が設置され、
    前記熔融ガラスは、前記仕切り板より上方において、合流して一体化する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のガラス基板の製造方法。
  5. 前記除去工程では、前記高粘性ガラスを加熱して粘度を下げることにより、前記高粘性ガラスが除去される、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のガラス基板の製造方法。
  6. 前記除去工程では、前記成形体の前記下端と対向するように配置される加熱手段を用いて前記下端を加熱することにより、前記高粘性ガラスが加熱される、
    請求項5に記載のガラス基板の製造方法。
  7. 前記成形体は、前記両端部から突出する一対のガラスガイドを有し、
    前記成形工程では、前記一対のガラスガイドによって、前記両側面を流下する前記熔融ガラスの幅が制限される、
    請求項1から6のいずれか1項に記載のガラス基板の製造方法。
  8. 成形体の上面に形成された供給溝に熔融ガラスを供給し、前記供給溝の両側から溢れ出した前記熔融ガラスを前記成形体の両側面に沿って流下させ、前記両側面を流下した前記熔融ガラスを前記成形体の下端で合流させてガラスリボンを成形するための成形部を備えるガラス基板の製造装置であって、
    前記供給溝の長手方向における前記成形体の両端部において、前記下端で合流する前記熔融ガラスの粘度が1.2×105ポアズ以上となる程度に、前記両側面を流下している前記熔融ガラスよりも高い粘度を有する高粘性ガラスが前記下端に付着している場合に、前記高粘性ガラスを加熱して粘度を下げることにより、前記高粘性ガラスを除去するための加熱部をさらに備える、
    ガラス基板の製造装置。
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