JP6675849B2 - ガラス板の製造方法およびガラス板の製造装置 - Google Patents
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- Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
Description
炉壁で囲まれた成形炉室の、成形体が配置される上部空間において、前記成形体から熔融ガラスをオーバーフローさせてシートガラスを成形する工程と、
前記成形体よりも下部においてシートガラスの厚さ方向の両側に配置される遮断部材によって作られるスリット状の第1の隙間、および、前記遮断部材の下方に配置され、前記成形炉室を前記上部空間と前記上部空間に対して下方にある下部空間に間仕切りする断熱部材によって作られるスリット状の第2の隙間に前記シートガラスを通して下降させる工程と、
前記下部空間において、前記シートガラスを冷却する冷却工程と、を備え、
前記断熱部材は、前記上部空間を囲む炉壁の一部であり、
前記遮断部材は、前記成形炉の外部から前記成形炉室を囲む炉壁を貫通して、前記遮断部材の一部が前記上部空間内に配置され、
前記成形体と前記遮断部材との距離が前記第1の隙間の最大幅よりも大きくなるように前記遮断部材を配置し、かつ、
前記成形体と前記断熱部材との距離が前記第2の隙間の最大幅よりも大きくなるように前記断熱部材を配置することを特徴とする。
前記断熱部材と前記成形体との距離が、前記断熱部材と前記冷却ローラとの距離よりも大きくなるように前記断熱部材を配置することが好ましい。
炉壁で囲まれた成形炉室内に設けられ、熔融ガラスをオーバーフローさせてシートガラスを成形する成形体と、
前記成形炉室の外部から前記炉壁を貫通して一部が前記成形炉室内に設けられ、前記成形体よりも下部かつシートガラスの厚さ方向の両側に配置され、前記シートガラスが通過する第1の隙間を形成する遮断部材と、
前記成形炉室内において前記遮断部材の下方に配置され、前記成形炉室を前記成形体及び前記遮断部材の前記一部が配置される上部空間と、前記上部空間の下方にある下部空間とに間仕切りし、前記上部空間を囲む炉壁の一部となるとともに、前記シートガラスが通過する第2の隙間を形成する断熱部材と、
前記下部空間に設けられ、前記シートガラスを冷却する冷却装置と、を備え、
前記遮断部材は、前記成形体と前記遮断部材との距離が前記第1の隙間の最大幅よりも大きくなるように配置され、かつ、
前記断熱部材は、前記成形体と前記断熱部材との距離が前記第2の隙間の最大幅よりも大きくなるように配置されることを特徴とする。
(ガラス基板の製造方法の全体概要)
図1は、本実施形態のガラス基板の製造方法の工程の一例を示す図である。ガラス基板の製造方法は、熔解工程(ST1)、清澄工程(ST2)、均質化工程(ST3)、供給工程(ST4)、成形工程(ST5)、徐冷工程(ST6)、および、切断工程(ST7)を主に有する。この他に、研削工程、研磨工程、洗浄工程、検査工程、梱包工程等を有してもよい。製造されたガラス基板は、必要に応じて梱包工程で積層され、納入先の業者に搬送される。
清澄工程(ST2)では、熔融ガラスが昇温されることにより、熔融ガラス中に含まれる酸素、CO2あるいはSO2を含んだ泡が発生する。この泡が熔融ガラス中に含まれる清澄剤(酸化スズ等)の還元反応により生じた酸素を吸収して成長し、熔融ガラスの液面に浮上して放出される。その後、清澄工程では、熔融ガラスの温度を低下させることにより、清澄剤の還元反応により得られた還元物質が酸化反応をする。これにより、熔融ガラスに残存する泡中の酸素等のガス成分が熔融ガラス中に再吸収されて、泡が消滅する。
供給工程(ST4)では、撹拌された熔融ガラスが成形装置に供給される。
成形工程(ST5)では、熔融ガラスをシートガラスに成形し、シートガラスの流れを作る。成形には、オーバーフローダウンドロー法が用いられる。
徐冷工程(ST6)では、成形されて流れるシートガラスが所望の厚さになり、内部歪が生じないように、さらに、反りが生じないように冷却される。
切断工程(ST7)では、徐冷後のシートガラスを所定の長さに切断することで、板状のガラス基板を得る。切断されたガラス基板はさらに、所定のサイズに切断され、目標サイズのガラス基板が作られる。
図2に示す熔解槽101には、図示されないバーナー等の加熱手段が設けられている。熔解槽には清澄剤が添加されたガラス原料が投入され、熔解工程(ST1)が行われる。熔解槽101で熔融した熔融ガラスは、移送管104を介して清澄管102に供給される。
清澄管102では、熔融ガラスMGの温度を調整して、清澄剤の酸化還元反応を利用して熔融ガラスの清澄工程(ST2)が行われる。具体的には、清澄管102内の熔融ガラスが昇温されることにより、熔融ガラス中に含まれる酸素、CO2あるいはSO2を含んだ泡が、清澄剤の還元反応により生じた酸素を吸収して成長し、熔融ガラスの液面に浮上して気相空間に放出される。その後、熔融ガラスの温度を低下させることにより、清澄剤の還元反応により得られた還元物質が酸化反応をする。これにより、熔融ガラスに残存する泡中の酸素等のガス成分が熔融ガラス中に再吸収されて、泡が消滅する。清澄後の熔融ガラスは、移送管105を介して撹拌槽103に供給される。
撹拌槽103では、撹拌子103aによって熔融ガラスが撹拌されて均質化工程(ST3)が行われる。撹拌槽103で均質化された熔融ガラスは、ガラス供給管106を介して成形装置200に供給される(供給工程ST4)。
成形装置200では、オーバーフローダウンドロー法により、熔融ガラスからシートガラスSGが成形され(成形工程ST5)、徐冷される(徐冷工程ST6)。
切断装置300では、シートガラスSGから切り出された板状のガラス基板が形成される(切断工程ST7)。
図3は成形装置200を示す概略図であり、図4は図3のIV−IV矢視断面図である。
上部成形炉201Aには、成形体210が設けられている。上部成形炉201Aには、雰囲気及び成形体210、成形体210を流下する熔融ガラスMGを加熱するためのヒータ216が設けられている。
成形体210には、図2に示すガラス供給管106を通して熔解装置100から熔融ガラスが供給される。なお、ガラス供給管106は白金からなり、通電により加熱され、ガラス供給管106から成形体210に供給される熔融ガラスの温度・粘度を調整することができる。
なお、成形体210の下方端部213の直下におけるシートガラスSGの温度は、105.7〜107.5poiseの粘度に相当する温度であり、例えば1000〜1130℃である。
成形体210の長さ方向の両端部には、ガイド部材214、215が設けられている。ガイド部材214、215は、溝212から溢れ出す熔融ガラスが成形体210の両端の方向(図3の左右方向)に溢れ出すのを抑制する。ガイド部材214、215は、例えば白金族金属等からなる。
また、上部成形炉201A内には、ヒータ216よりも下方であって、かつ、雰囲気仕切り部材220よりも上方に、1対の遮断部材217が設けられている。1対の遮断部材217はシートガラスSGの厚さ方向の両側(図4の左側および右側)に設けられており、シートガラスSGの厚さ方向に、シートガラスSGが通過する間隔(第1の隙間)を空けて配置されている。第1の間隔は、シートガラスSGの厚さよりも充分に大きい。
遮断部材217はシートガラスSGの厚さ方向(図4の左右方向)に移動可能であり、遮断部材217をシートガラスSGの厚さ方向へ移動させることでヒータ216からの輻射熱が雰囲気仕切り部材220へ到達する量を調整することができる。遮断部材217は、雰囲気仕切り部材220の温度が上昇しすぎることを防ぐ役割を果たす。
冷却ローラ230および冷却装置240は、雰囲気仕切り部材220の下方に設けられている。
1対の冷却ローラ230は、図3、図4に示すように、シートガラスSGを厚さ方向の両側から挟持して下方に引っ張るように、シートガラスSGの厚さ方向の両側に設けられている。冷却ローラ230は、シートガラスSGの幅方向両端部を、約1014.5poise以上の粘度に相当する温度以下の温度に低下するように、冷却する。冷却ローラ230は中空であり、内部に冷却媒体(例えば空気等)が供給されることにより急冷されている。
冷却ローラ230はシートガラスSGの幅方向(図3の左右方向)に移動可能に設けられている。冷却ローラ230によるシートガラスSGの冷却位置を調整することで、シートガラスSGの幅を調整することができる。シートガラスSGの幅を調整することにより、成形体210から流下される熔融ガラスの幅(図3の左右方向の長さ)を調整することができる。
下部成形炉201B及び徐冷炉202では、上記冷却ローラ230、冷却装置240および温度調整装置251により、シートガラスSGが、予め設計された温度プロファイルに対応した温度分布を持つように、冷却する。徐冷炉202で冷却されたシートガラスSGは、徐冷炉202の下部に設けられた切断装置300によって切断される。
粘弾性領域では、例えば、シートガラスSGの温度が中央部から端部に向かって幅方向に漸減するような温度プロファイル(第2プロファイル)に設計される。
ガラス歪点の近傍の温度領域では、シートガラスSGの幅方向の端部の温度と中央部の温度とが略均一になるような温度プロファイルに設計される。
上記の設計された温度プロファイルに従うようにシートガラスSGの温度を管理することにより、シートガラスSGの反り及び歪(残留応力)を低減することができる。なお、シートガラスSGの中央領域は、板厚を均一にする対象の部分を含む領域であり、シートガラスSGの端部は、製造後に切断される対象の部分を含む領域である。
徐冷炉202の水平方向外側の外部空間は、徐冷炉202の上端部の高さに水平に設けられた隔壁263により外部空間SBと区分けされているとともに、鉛直方向に間隔を空けて水平に設けられた隔壁264によって複数の外部区画Sa〜Sfに区分けされている。隔壁264の数は隔壁261の数と等しいことが好ましく、隔壁264を設ける鉛直方向の間隔は、隔壁261を設ける鉛直方向の間隔と等しいことが好ましい。すなわち、徐冷炉202内の複数の内部区画Ca〜Cfが、徐冷炉202の外部空間の複数の外部区画Sa〜Sfとそれぞれ同じ高さ位置となるように、隔壁261、264を設けることが好ましい。
外部区画Sa〜Sfには、それぞれ圧力センサ270、圧力制御装置280が設けられており、外部区画Sa〜Sf内の圧力はそれぞれ所定の範囲内に調整されている。
圧力制御装置280は、例えば外部空間SA、SB又は外部区画Sa〜Sf内へ外気を供給し、あるいは外部空間SA、SB又は外部区画Sa〜Sf内の気体を外部へ排出する送風機である。
SiO2:56−65質量%
Al2O3:15−19質量%
B2O3:8−13質量%
MgO:1−3質量%
CaO:4−7質量%
SrO:1−4質量%
BaO:0−2質量%
Na2O:0−1質量%
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Sb2O3:0−1質量%
SnO2:0−1質量%
Fe2O3:0−1質量%
ZrO2:0−1質量%
また、本実施形態で製造されるガラス基板は、カバーガラス、磁気ディスク用ガラス、太陽電池用ガラス基板などにも適用することが可能である。
101 熔解槽
102 清澄管
103 撹拌槽
103a 撹拌子
104 移送管
105 移送管
106 ガラス供給管
200 成形装置
201 成形炉
201A 上部成形炉
201B 下部成形炉
202 徐冷炉
203、204 炉壁
210 成形体
212 溝
213 下方端部
214、215 ガイド部材
216 ヒータ
217 遮断部材
220 雰囲気仕切り部材
230 冷却ローラ
240 冷却装置
250 搬送部材
251 温度調整装置
260 仕切り板
261−264 隔壁
270 圧力センサ
280 圧力制御装置
300 切断装置
Ca−Cf 内部区画
MG 熔融ガラス
SA、SB 外部空間
SG シートガラス
Sa−Sf 外部区画
Claims (3)
- 炉壁で囲まれた成形炉室の、成形体が配置される上部空間において、前記成形体から熔融ガラスをオーバーフローさせてシートガラスを成形する工程と、
前記成形体よりも下部においてシートガラスの厚さ方向の両側に配置される遮断部材によって作られるスリット状の第1の隙間、および、前記遮断部材の下方に配置され、前記成形炉室を前記上部空間と前記上部空間に対して下方にある下部空間に間仕切りする断熱部材によって作られるスリット状の第2の隙間に前記シートガラスを通して下降させる工程と、
前記下部空間において、前記シートガラスを冷却する冷却工程と、を備え、
前記断熱部材は、前記上部空間を囲む炉壁の一部であり、
前記遮断部材は、前記成形炉の外部から前記成形炉室を囲む炉壁を貫通して、前記遮断部材の一部が前記上部空間内に配置され、
前記成形体と前記遮断部材との距離が前記第1の隙間の最大幅よりも大きくなるように前記遮断部材を配置し、かつ、
前記成形体と前記断熱部材との距離が前記第2の隙間の最大幅よりも大きくなるように前記断熱部材を配置することを特徴とするガラス基板の製造方法。 - 前記冷却工程は、前記下部空間において、冷却ローラによって、前記シートガラスの幅方向の端部を厚さ方向に挟み、前記シートガラスを下方に搬送しながら幅方向の端部を冷却する工程を含み、
前記断熱部材と前記成形体との距離が、前記断熱部材と前記冷却ローラとの距離よりも大きくなるように前記断熱部材を配置することを特徴とする、請求項1に記載のガラス基板の製造方法。 - 炉壁で囲まれた成形炉室内に設けられ、熔融ガラスをオーバーフローさせてシートガラスを成形する成形体と、
前記成形炉室の外部から前記炉壁を貫通し、一部が前記成形炉室内に設けられ、前記成形体よりも下部かつシートガラスの厚さ方向の両側に配置され、前記シートガラスが通過する第1の隙間を形成する遮断部材と、
前記成形炉室内において前記遮断部材の下方に配置され、前記成形炉室を前記成形体及び前記遮断部材の前記一部が配置される上部空間と、前記上部空間の下方にある下部空間とに間仕切りし、前記上部空間を囲む前記炉壁の一部となるとともに、前記シートガラスが通過する第2の隙間を形成する断熱部材と、
前記下部空間に設けられ、前記シートガラスを冷却する冷却装置と、を備え、
前記遮断部材は、前記成形体と前記遮断部材との距離が前記第1の隙間の最大幅よりも大きくなるように配置され、かつ、
前記断熱部材は、前記成形体と前記断熱部材との距離が前記第2の隙間の最大幅よりも大きくなるように配置されることを特徴とするガラス基板の製造装置。
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