JP2016050043A - 詰め替え容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】詰め替え作業を簡便に行うことができるうえ、詰め替え時に内容物をこぼし難く、また、本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替え作業を行うこと。
【解決手段】操作部材5は、本容器の注入口内に挿入される外挿筒30と、注入口の開口端縁に係止する係止片31と、装着筒4に対する操作部材のスライド移動に伴って閉塞部15を容器本体2の内側に向けて押し込んで連通孔3を開放させる押下部32とを備え、装着筒は、可動片22と、外挿筒に容器軸O方向に係止して操作部材のスライド移動を規制する規制部25とを備え、規制部は、注入口内への外挿筒の挿入時、外挿筒に対する係止が解除されると共に可動片を径方向内側に向けて変位させ、押下部は、外挿筒における容器軸方向の中間部分に連結され、且つ外挿筒における容器軸方向に沿う容器本体の外側の開口部分から容器本体の内側に離れて位置している詰め替え容器1を提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は、詰め替え容器に関する。
この種の詰め替え容器として、従来、例えば下記特許文献1に記載されているような、本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、容器本体の口部に装着され、口部を閉塞する中栓と、を備え、中栓を本容器の口部に螺着させた状態で詰め替えを行う詰め替え容器が知られている。この中栓には、内容物を注出するための注出口が形成されていると共に注出口を閉塞するシール部が設けられている。シール部は、例えばプルトップが付設された蓋体からなる。
上記した詰め替え容器では、まずプルトップを引き上げて中栓の注出口を開封する。続いて、詰め替え容器を正立姿勢(口部が上向きの姿勢)に配置し、詰め替え容器の中栓に、倒立姿勢(口部が下向きの姿勢)とされた本容器の口部を螺着する。この状態から、詰め替え容器と本容器とを上下反転させて、本容器を正立姿勢にすると共に詰め替え容器を倒立姿勢にする。これにより、詰め替え容器内の内容物が、詰め替え容器及び本容器の各口部の内側を流通して本容器内に詰め替えられる。
特開2000−159249号公報
しかしながら、上記した従来の詰め替え容器では、中栓の注出口を開封した後、中栓に本容器の口部を螺着し、その後、詰め替え容器と本容器とを上下反転させる必要があるので、詰め替え作業が煩雑となっていた。
また、中栓の注出口を開封した後に中栓に対して本容器の口部を螺着するため、その螺合作業中に誤って詰め替え容器を倒すと、詰め替え容器内の内容物がこぼれ出るおそれがあった。
さらに、中栓に本容器の口部を螺着する際には、本容器を倒立姿勢にするため、本容器内に内容物が残留していると内容物がこぼれるおそれがある。従って、本容器内の内容物を使い切った後でないと、詰め替え作業を行い難かった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、詰め替え作業を簡便に行うことができるうえ、詰め替え時に内容物をこぼし難く、また、本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替え作業を行うことができる詰め替え容器を提供することである。
上記の目的を達成するために、この発明は以下の手段を提供している。
(1)本発明に係る詰め替え容器は、本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、前記容器本体の口部に装着されると共に、前記容器本体内に連通する連通孔が形成された装着筒と、前記連通孔を閉塞する閉塞部と、前記装着筒に、容器軸方向に沿った前記容器本体の内側に向けてスライド移動可能に装着された操作部材と、を備え、前記操作部材は、前記装着筒に外挿され、前記本容器の注入口内に挿入される外挿筒と、前記外挿筒から径方向外側に向けて突設され、前記注入口の開口端縁に係止する係止片と、前記外挿筒に連結されると共に前記装着筒の内側に配設され、前記装着筒に対する前記操作部材のスライド移動に伴って前記閉塞部を前記容器本体の内側に向けて押し込み、前記連通孔を開放させる押下部と、を備え、前記装着筒は、径方向内側に向けて変位可能な可動片と、前記可動片から前記外挿筒よりも径方向外側に向けて突設され、前記外挿筒に容器軸方向に係止して、前記装着筒に対する前記操作部材のスライド移動を規制する規制部と、を備え、前記規制部は、前記注入口内への前記外挿筒の挿入時、前記注入口に押圧されることで前記外挿筒に対する前記係止が解除されると共に、前記可動片を径方向内側に向けて変位させ、前記押下部は、前記外挿筒における容器軸方向の中間部分に連結され、且つ前記外挿筒における容器軸方向に沿う前記容器本体の外側の開口部分から前記容器本体の内側に離れて位置していることを特徴とする。
本発明によれば、操作部材の外挿筒を本容器の注入口内に挿入し、且つ操作部材の係止片を本容器の注入口の開口端縁に係止させながら、容器本体と本容器とを組み合わせる。
このとき、規制部は外挿筒の挿入に伴って本容器の注入口に押圧されるので、外挿筒に対する係止が解除されると共に、可動片を径方向内側に変位させる。そのため、規制部による装着筒に対する操作部材のスライド移動の規制を解除することができる。従って、容器本体と本容器とを容器軸方向に沿って相対的に接近移動させることで、注入口に係止されている操作部材を、装着筒に対して容器本体の内側に向けてスライド移動させることができる。すると、このスライド移動に伴って押下部が閉塞部を容器本体の内側に向けて押し込み、連通孔を開放させる。
その結果、外挿筒を通じて容器本体内の内容物を本容器内に注出することができ、本容器内への詰め替えを行うことができる。
以上のように、係止片を本容器の注入口に係止した状態で、容器本体と本容器とを容器軸方向に沿って相対的に接近移動させるという簡便な作業によって、内容物の詰め替え作業を容易に行うことができる。また、容器本体と本容器とを容器軸方向に沿って相対的に接近移動させるまで、閉塞部によって連通孔が閉塞されているので、詰め替え前の段階で容器本体内の内容物がこぼれることがない。しかも、詰め替え時、係止片を本容器の注入口の開口端縁に係止させるので、容器本体を安定した状態で本容器に組み合わせることができる。これによっても、内容物がこぼれ難い。
さらに、詰め替え容器の開封と同時に内容物を本容器に詰め替えることができるので、本容器を倒立姿勢にすることなく詰め替え作業を行うことが可能になり、例えば本容器内の内容物が残留している場合であっても内容物の詰め替え作業を行うことができる。さらに、上述したように、係止片を本容器の注入口の開口端縁に係止させることで、容器本体を安定させることができるので、操作部材を容器軸方向に沿って滑らかにスライド移動させることができる。従って、過大な力を必要とせずに閉塞部を押圧でき、連通孔を容易に開放させ易い。よって、この点においても詰め替え作業を行い易い。
特に、外挿筒の内側に配設されている押下部は、外挿筒における容器軸方向の中間部分に連結され、且つ外挿筒における容器本体の外側の開口部分から容器本体の内側に離れて位置している。従って、外挿筒における本容器側の開口部分をできるだけ広くして、大きな開口スペースを確保し易い。従って、内容物の抜けが良くなって流れがよりスムーズになるので、詰め替え作業を速やかに行い易い。
また、詰め替え容器の未使用時、規制部は外挿筒に容器軸方向に係止して、装着筒に対する操作部材のスライド移動を規制しているので、例えば流通段階等で詰め替え容器に不意に外力が加えられたとしても、詰め替え容器が不意に開封されてしまうことを防止できる。
(2)前記閉塞部と前記押下部とは一体に形成され、前記押下部は、前記装着筒に対する前記操作部材のスライド移動に伴って、前記閉塞部を前記容器本体の内側に向けて押し込んで前記連通孔を開放させても良い。
この場合には、詰め替え時、押下部が閉塞部を容器本体の内側に向けて押し込むように、閉塞部及び操作部材が一体となってスライド移動するので、例えば閉塞部を装着筒内から離脱させて容器本体の内側に移動させることができる。これにより、連通孔を開放することができ、内容物の詰め替えを行うことができる。
特に、閉塞部と押下部とが一体に形成されているので、連通孔を開放した後、例えば閉塞部が本容器内に落下することがないうえ、閉塞部が変形(折れ曲がり等)することによって内容物の流れを妨げるといった懸念をなくすことができる。従って、内容物の詰め替え作業をより安定して行うことができる。さらに、操作部材を元の位置に戻すことにより、連通孔を再び閉塞部で閉塞することが可能であるので、例えば詰め替え作業を複数回に亘って行うことができる。
(3)前記操作部材は、前記外挿筒に連結されると共に前記装着筒の内側に配設され、前記可動片を径方向内側から支持する支持部を備え、前記操作部材は、前記装着筒に、前記支持部が前記可動片を径方向内側から支持する規制位置と、前記支持部が前記可動片から容器軸回りに離間する規制解除位置と、の間を容器軸回りに回転自在に装着されていても良い。
この場合には、操作部材を規制位置に配することにより、支持部によって可動片が径方向内側に変位するのを規制することができ、従って、装着筒に対して操作部材がスライド移動するのを規制部によって確実に規制することができる。よって、不測の外力によって規制部による規制が解除され、装着筒に対して操作部材がスライド移動する誤作動を防止することができる。
また、操作部材を規制解除位置に配することにより、支持部が可動片から容器軸回りに離間することで可動片が径方向内側に変位可能になる。従って、規制部による装着筒に対する操作部材のスライド移動の規制が、上述したように容器本体と本容器とを組み合わせるといった簡便な作業によって容易に解除され、装着筒に対して操作部材がスライド移動可能になる。
本発明に係る詰め替え容器によれば、詰め替え作業を簡便に行うことができるうえ、詰め替え時に内容物をこぼし難く、また本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替え作業を行うことができる。
本発明に係る詰め替え容器の第1実施形態を示す上面図である。 図1に示すA−A線に沿った詰め替え容器の縦断面図である。 図1に示すB−B線に沿った詰め替え容器の縦断面図である。 図2に示す詰め替え容器を本容器に組み合わせた状態を示す縦断面図である。 図4に示す状態から、詰め替え容器と本容器とを容器軸方向に相対的に接近移動させて、内容物を詰め替えている状態を示す図である。 図5に示す状態を、図3に示す視点で見た図である。 本発明に係る詰め替え容器の第2実施形態を示す上面図である。 図7に示すC−C線に沿った詰め替え容器の縦断面図である。 図7に示すD−D線に沿った詰め替え容器の縦断面図である。 図8に示す詰め替え容器を本容器に組み合わせた後、詰め替え容器と本容器とを容器軸方向に相対的に接近移動させて内容物を詰め替えている状態を示す図である。 本発明に係る詰め替え容器の第3実施形態を示す要部側面図である。 図11に示す詰め替え容器において、操作部材が規制位置にある状態を示す上面図である。 図12に示すE−E線に沿った詰め替え容器の縦断面図である。 図12に示すF−F線に沿った詰め替え容器の縦断面図である。 図11に示す詰め替え容器において、操作部材が規制解除位置にある状態を示す上面図である。 図15に示すG−G線に沿った詰め替え容器の縦断面図である。 詰め替え容器と本容器とを容器軸方向に相対的に接近移動させて、内容物を詰め替えている状態を示す図である。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る詰め替え容器の第1実施形態について図面を参照して説明する。
図1〜3に示すように、本実施形態の詰め替え容器1は、内容物が収容される容器本体2を備え、この容器本体2から別体の本容器100(図4〜6参照)に内容物を詰め替える容器である。
詰め替え容器1は、有底筒状の容器本体2と、容器本体2の口部2aに装着されると共に、容器本体2内に連通する連通孔3が形成された装着筒4と、装着筒4に対してスライド可能に支持された筒状の操作部材5と、を備えている。
なお、容器本体2、装着筒4及び操作部材5は、それぞれの中心軸線が共通軸上に位置された状態で配設されている。本実施形態では、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸Oに沿った操作部材5を上側、容器本体2側を下側という。また、容器軸O方向から見た平面視において、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
装着筒4は、容器本体2の口部2aに装着される基筒10と、容器本体2の口部2aよりも上方に位置し、基筒10よりも縮径した注出筒11と、基筒10の上端部と注出筒11の下端部とを接続する環状の連結環12と、を備えた多段筒状に形成されている。
基筒10は、容器本体2の口部2aにアンダーカット嵌合により装着されている。但し、この場合に限定されるものではなく、例えば基筒10が容器本体2の口部2aに対して螺着されても構わない。
連結環12は、容器本体2の口部2aの開口端縁上に配置され、内縁部が口部2aよりも径方向内側に位置している。この連結環12には、容器本体2の口部2aの内側に例えば液密に嵌合されるシール筒13が下方に向けて突設されている。
注出筒11は、操作部材5のスライド移動をガイドする部材であり、連結環12の内縁部から上方に向けて延びている。注出筒11の内側は上述した連通孔3とされている。また、注出筒11の内側には、連通孔3を閉塞する閉塞部15が設けられている。
閉塞部15は、例えば厚みの薄い円板状に形成され、全周に亘って破断可能な弱化部16を介して注出筒11の内周面に一体的に連結されている。
また、注出筒11には、閉塞部15よりも上方に位置する部分に、該注出筒11を径方向に貫通すると共に上方に開口した切欠孔20が形成されている。
切欠孔20は、周方向に沿った長さよりも容器軸O方向に沿った長さの方が長い側面視長方形状に形成されている。図示の例では、切欠孔20は容器軸Oを挟んで径方向に向かい合うように2つ形成されている。
なお、これ以降、径方向のうち2つの切欠孔20が対向し合う方向を第1方向L1といい、径方向のうち第1方向L1に直交する方向を第2方向L2という。
上述のように2つの切欠孔20が注出筒11に形成されているので、注出筒11のうち閉塞部15よりも上方に位置する部分には、第2方向L2に対向し合う一対の注出壁部11aが形成されている。これら注出壁部11aは、周方向に沿った長さが切欠孔20よりも長い平面視円弧状に形成されている。
そして、注出壁部11aには、該注出壁部11aを径方向に貫通する開口部21がそれぞれ形成されている。
開口部21は、周方向に沿った長さよりも容器軸O方向に沿った長さの方が長い側面視長方形状に形成され、注出壁部11aにおける周方向の中央部分に配置されている。これにより、2つの開口部21は第2方向L2に対向して配置されている。
各開口部21には可動片22が各別に収容されている。
可動片22は、上端縁22aが開口部21の内周縁のうち、上方に位置する上縁部に連結され、上端縁22aを支点に径方向に弾性変位可能とされている。なお、可動片22は、開口部21の内周縁のうち、周方向の両側に位置する側縁部、及び下縁部との間にU字状の隙間をあけて配置されている。
可動片22の下端部には、径方向外側に向けて突出するストッパ(規制部)25が形成されている。この際、ストッパ25は後述する操作部材5の外挿筒30よりも径方向外側に突出するように形成されている。
このストッパ25は、下端面が第2方向L2に沿って延びる第1係止面25aとされ、上端面のうち、径方向内側に位置する部分が第2方向L2に沿って延びる第2係止面25bとされている。また、ストッパ25の上端面のうち、径方向外側に位置する部分は、径方向外側に向かうに従い下方に向けて延びるテーパ面25cとされている。したがって、ストッパ25は、径方向外側に向かうに従い容器軸O方向の長さが漸次縮小している。
これらストッパ25は、外周面が本容器100における注入口101の内周面よりも径方向外側に位置するように、径方向外側への突出量が設定されている。本実施形態では、詰め替え容器1が本容器100に組み合わされた状態で、ストッパ25におけるテーパ面25cが注入口101の開口端縁に容器軸O方向で対向するように、ストッパ25の突出量が設定されている。
操作部材5は、注出筒11に容器軸O方向に沿いながら下方に向けてスライド移動可能に外挿された外挿筒30と、外挿筒30の下端部から径方向外側に向けて突設され、本容器100の注入口101の開口端縁に係止可能とされた係止片31と、外挿筒30の内側に配置された2つの押下部(第1押下部32及び第2押下部33)と、を備えている。
外挿筒30は、本容器100の注入口101の内径よりも縮径しており、注入口101内に挿入可能とされている。係止片31は、外挿筒30の全周に亘って環状に形成されている。但し、この場合に限定されるものではなく、外挿筒30の周方向に沿って間隔をあけて複数の係止片31を形成しても良い。
外挿筒30の外周面には、径方向外側に向かって突出し、且つ外挿筒30の全長に亘って延びた複数の縦リブ34が形成されている。これら縦リブ34は、周方向に間隔をあけて配置されている。また、係止片31の上面には、上方に向かって突出し、且つ径方向に沿って延びた複数の横リブ35が形成されている。これら横リブ35は、縦リブ34と周方向の位置が一致するように周方向に間隔をあけて配置され、各縦リブ34に対してそれぞれ一体に接続されている。
これにより、周方向に隣り合う縦リブ34同士及び横リブ35同士の間には、外挿筒30の外周面から係止片31の上面に亘って側面視L字状の隙間が連続的に形成されている。この隙間は空気通路36(図2参照)として機能する。
また、外挿筒30のうち、係止片31の上方に位置し且つ第2方向L2に対向する部分には、該外挿筒30を径方向に貫通する窓孔37が形成されている。
窓孔37内には、上述したストッパ25が係止されている。具体的に、窓孔37の内周縁のうち、下縁部がストッパ25の第1係止面25aに近接または当接し、上縁部がストッパ25の第2係止面25bに近接または当接している。これにより、ストッパ25は、外挿筒30に容器軸O方向に係止されている。従って、操作部材5は、装着筒4に対する下方へのスライド移動が規制されている。
なお、操作部材5は、外挿筒30が注出筒11よりも上方に突出した状態でスライド移動が規制されている。また、ストッパ25のテーパ面25cは、窓孔37を通じて外挿筒30よりも径方向外側に向けて突出している。
第1押下部32及び第2押下部33は、第1方向L1に対向した状態で外挿筒30の内側に配置されている。これら第1押下部32及び第2押下部33は、注出筒11の切欠孔20内に配置された周リブ38を介して外挿筒30の内周面に一体に連結されている。
周リブ38は、外挿筒30における容器軸O方向の中間部分から径方向内側に向けて突出し、且つ周方向に沿って延びるように形成されている。この際、周リブ38の周方向に沿った長さは、切欠孔20の周方向に沿った長さとほぼ等しいが、短くしても良い。従って、周リブ38は、操作部材5のスライド移動に伴って、操作部材5のガタつきを抑制しながら、切欠孔20内をスライド移動可能とされている。よって、第1押下部32及び第2押下部33は、操作部材5のスライド移動に伴って下方に移動し、閉塞部15を容器本体2の内側に向けて押し込み可能とされている。
第1押下部32は、周リブ38との接続部分から下方に向かって延びると共に平面視円弧状に形成され、その下端縁は係止片31よりも下方に位置している。従って、第1押下部32は、周リブ38を介して外挿筒30における容器軸O方向の中間部分に連結され、且つ外挿筒30における上方開口部から容器本体2の内側に離れて位置している。
なお、第1押下部32は、注出壁部11aのさらに内側に配置されており、周方向に沿った長さは切欠孔20の周方向に沿った長さよりも長い。第1押下部32の下端縁は、上述した弱化部16に容器軸O方向で対向すると共に、側面視V字状に形成されている。
第2押下部33は、周リブ38との接続部分から下方に向かって延びると共に平面視円弧状に形成され、その下端縁は係止片31よりも上方に位置している。なお、第2押下部33は、第1押下部32と同様に、周リブ38を介して外挿筒30における容器軸O方向の中間部分に連結され、且つ外挿筒30における上方開口部から容器本体2の内側に離れて位置している。また、第2押下部33は、注出壁部11aのさらに内側に配置され、周方向に沿った長さが切欠孔20の周方向に沿った長さよりも長い。
なお、第1押下部32と第2押下部33との間には、可動片22の周方向に沿った幅よりも大きい隙間が形成されている。これにより、可動片22は、径方向内側に向けて変位した際、その隙間に進入可能とされている。
(詰め替え容器の使用)
次に、上述したように構成された詰め替え容器1から本容器100に内容物を詰め替える方法について説明する。
まず、詰め替え容器1を倒立姿勢にすると共に本容器100を正立姿勢にした状態で、詰め替え容器1を本容器100の上方に配置させる。なお、詰め替え容器1を倒立姿勢とすることで、詰め替え容器1における上下が反転することとなり、倒立姿勢の詰め替え容器1において、容器軸O方向に沿った操作部材5側が下側、容器本体2側が上側となる。
続いて、図4に示すように、操作部材5の外挿筒30を本容器100の注入口101内に挿入し、且つ操作部材5の係止片31を本容器100の注入口101の開口端縁に係止させながら、詰め替え容器1と本容器100とを組み合わせる。この組み合わせの過程について詳細に説明する。
外挿筒30を本容器100の注入口101内に挿入した状態で、容器本体2と本容器100とを容器軸O方向に接近移動させると、ストッパ25のテーパ面25cが注入口101の開口端縁に上方から突き当たる。この状態で、容器本体2と本容器100とを容器軸O方向にさらに接近移動させると、ストッパ25のテーパ面25cが注入口101の開口端縁により上方に向けて押圧される。この際、押圧力の分力(径方向内側に向けて作用する力)がストッパ25を介して可動片22に作用する。これにより、可動片22が径方向内側に向けて弾性変位すると共に、ストッパ25のテーパ面25cが注入口101の開口端縁上や内周面上を摺動しながら、外挿筒30が注入口101内に挿入される。
その後、係止片31が本容器100の開口端縁上に係止することで、図4に示すように注入口101内に操作部材5の外挿筒30が挿入された状態で、詰め替え容器1と本容器100とが組み合わさる。なお、このときストッパ25のテーパ面25cは、外挿筒30の窓孔37内に位置している。
このようにして、詰め替え容器1と本容器100とを組み合わせた後、容器本体2と本容器100とを容器軸O方向にさらに接近移動させると、注入口101の開口端縁が係止片31を容器本体2側に向けて押し込むので、操作部材5が容器本体2側に向けて若干スライド移動しはじめる。このとき、ストッパ25のテーパ面25cが外挿筒30における窓孔37の内周縁を介して容器軸O方向に押圧されるので、この押圧力の分力により、可動片22が径方向内側に向けてさらに弾性変位する。
これにより、ストッパ25と窓孔37との係止が解除される。従って、ストッパ25による装着筒4に対する操作部材5のスライド移動の規制を完全に解除することができる。
よって、図5及び図6に示すように、容器本体2と本容器100とを容器軸O方向にさらに接近移動させることで、操作部材5を容器本体2側に向けてスライド移動させることができる。すると、このスライド移動に伴って、まず第1押下部32が弱化部16に突き当り、弱化部16を破断しながら閉塞部15を容器本体2側に向けて捲り上げるように押し込む。続いて、第2押下部33が閉塞部15をさらに容器本体2側に向けて押し込む。
これにより、連通孔3を開放することができる。
その結果、容器本体2内と本容器100内とが連通する。これにより、容器本体2内に収容された内容物を、図6に示す矢印のように注出筒11及び外挿筒30を通じて本容器100内に注出することができ、本容器100内への詰め替えを行うことができる。
なお、内容物の詰め替え時、空気通路36を通じて本容器100の内部と外部とが連通するので、本容器100内の空気置換を適切に行うことができる。従って、本容器100内に内容物をスムーズに移動させて、詰め替え作業を効率良く行うことができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、係止片31を本容器100の注入口101に係止した状態で、容器本体2と本容器100とを容器軸O方向に沿って相対的に接近移動させるという簡便な作業によって、内容物の詰め替え作業を容易に行うことができる。
また、容器本体2と本容器100とを容器軸O方向に沿って相対的に接近移動させるまで、閉塞部15によって連通孔3が閉塞されているので、詰め替え前の段階で容器本体2内の内容物がこぼれることがない。しかも、詰め替え時、係止片31を注入口101の開口端縁に係止させるので、倒立姿勢となった容器本体2を安定した姿勢で本容器100に組み合わせることができる。これによっても、内容物をこぼし難い。
さらに、詰め替え容器1の開封と同時に内容物を本容器100に詰め替えることができるので、本容器100を倒立姿勢にすることなく詰め替え作業を行うことが可能になり、本容器100内に内容物が残留している場合であっても内容物の詰め替え作業を行うことができる。
さらに、上述したように係止片31を注入口101の開口端縁に係止させることで、容器本体2を安定させることができるので、操作部材5を容器軸O方向に沿って滑らかにスライド移動させることができる。従って、過大な力を必要とせずに閉塞部15を押圧でき、連通孔3を容易に開放させ易い。よって、この点においても詰め替え作業を行い易い。
特に、第1押下部32及び第2押下部33は、共に周リブ38を介して外挿筒30における容器軸O方向の中間部分に連結されて、外挿筒30の開口部分から離間しているので、図6に示すように、外挿筒30における本容器100側の開口部分をできるだけ広くして、大きな開口スペース(開口面積)を確保し易い。従って、内容物の抜けが良くなって流れがよりスムーズになるので、詰め替え作業を速やかに行い易い。
また、詰め替え容器1の未使用時、図2に示すように、ストッパ25が操作部材5の外挿筒30に容器軸O方向で係止して、装着筒4に対する操作部材5のスライド移動を規制しているので、例えば流通段階等で詰め替え容器1に不意に外力が加えられたとしても、詰め替え容器1が不意に開封されてしまうことを防止することができる。
その一方で、図5に示すように、ストッパ25は外挿筒30が本容器100内に挿入される際に、注入口101に押圧されて可動片22を径方向内側に向けて弾性変位させるので、容器本体2と本容器100との容器軸O方向に沿う接近移動に伴って、外挿筒30に対する操作部材5のスライド移動の規制を確実に解除することができる。
さらに、本実施形態では以下の作用効果を奏功することができる。
ストッパ25にテーパ面25cが形成されているので、操作部材5の外挿筒30が本容器100内に挿入される際に、可動片22を径方向内側に向けて弾性変位させ易くなる。
これにより、さらに過大な力を必要とせずにストッパ25による外挿筒30に対する操作部材5のスライド移動の規制を解除でき、更なる操作性を具備することができる。
さらに、外挿筒30にストッパ25を径方向外側に突出させる窓孔37が形成されると共に、窓孔37が係止片31よりも上方に位置しているため、装着筒4に対する操作部材5の容器軸O方向の両側へのスライド移動をストッパ25で規制できる。そのため、装着筒4に対する操作部材5の容器軸O方向の位置を安定させることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態について図面を参照して説明する。
第1実施形態では操作部材と閉塞部とが別体であったが、第2実施形態では一体とされている。なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
図7〜図9に示すように、本実施形態の詰め替え容器50は、第1押下部32及び第2押下部33の下端部に一体に形成された閉塞部51を備えている。
閉塞部51は、第1実施形態よりも厚みを有する円板状に形成され、注出筒11の下端部側に配置されて連通孔3を閉塞している。第1押下部32及び第2押下部33は、第1実施形態よりもさらに下方に延び、閉塞部51に対して一体に接続されている。
このように構成された詰め替え容器50の場合には、図10に示すように、内容物の詰め替え時、第1押下部32及び第2押下部33が閉塞部51を容器本体2の内側に向けて押し込むように、閉塞部51及び操作部材5が一体となってスライド移動する。その結果、閉塞部51が装着筒4内から離脱して、容器本体2側に移動する。これにより、連通孔3を開放することができ、内容物の詰め替えを行うことができる。
特に、閉塞部51と第1押下部32及び第2押下部33とが一体に形成されているので、連通孔3を開放した後、例えば閉塞部51が本容器100内に落下することがないうえ、閉塞部51が変形(折れ曲がる等)することで内容物の流れを妨げるといった懸念もなくすことができる。従って、内容物の詰め替え作業をより安定して行うことができる。
さらに、操作部材5を元の位置に戻すことにより、連通孔3を再び閉塞部51で閉塞できるので、詰め替え作業を複数回に亘って行うこともできる。
(第3実施形態)
次に、本発明に係る第3実施形態について図面を参照して説明する。
第3実施形態が第1実施形態と主に異なるところは、操作部材に、可動片を径方向内側から支持する支持部を設けた点にある。なお、この第3実施形態においても、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
図11に示すように、本実施形態の詰め替え容器60における外挿筒30には、第1実施形態においてストッパ25を外挿筒30よりも径方向外側に向けて突出させると共に、ストッパ25を容器軸O方向に係止する窓孔37に代えて、ストッパ25を容器軸O回りに移動自在に挿通させた挿通窓61が形成されている。挿通窓61は、窓孔37に比べて容器軸O回りに長く形成された貫通孔であり、これによってストッパ25の容器軸O回りの相対移動を、その容器軸O回りの長さ範囲において許容している。
このように挿通窓61がストッパ25の容器軸O回りの相対移動を許容していることにより、外挿筒30を備える操作部材5は、装着筒4に対して規制位置と規制解除位置との間を回転できるようになっている。なお、挿通窓61も、ストッパ25を外挿筒30よりも径方向外側に向けて突出させると共に、ストッパ25を容器軸O方向に係止する点では、窓孔37と同様に機能する。
図12〜図14は操作部材5が規制位置にある状態を示す図であり、これらの図に示すように本実施形態の詰め替え容器60には、操作部材5に、可動片22を径方向内側から支持する支持部62が設けられている。支持部62は、外挿筒30の内周面に周リブ63、第1押下部64又は第2押下部65を介して一体に設けられている。
周リブ63は、図1に示した第1実施形態の周リブ38に比べて容器軸O回りの長さ(幅)が、図12に示すように約半分に形成されている。すなわち、図12中において、容器軸O回りの時計回り方向のストッパ25側に偏って、形成されている。また、第1押下部64、第2押下部65は、第1実施形態の第1押下部32、第2押下部33と同様に、周リブ63を介して外挿筒30における容器軸O方向の中間部分に連結され、且つ外挿筒30における上方開口部から容器本体2の内側に離れて位置している。
なお、第1押下部64、第2押下部65は、周リブ63に合わせて、容器軸O回りの長さが、反時計回り方向に短く形成されている。そして、第1押下部64、第2押下部65には、図12、図13に示すように容器軸O回りにおける時計回り側に、支持部62が各別に一体に連続して形成されている。支持部62は、第1押下部64、第2押下部65から容器軸O回りにおける時計回り方向に延びて形成されたことにより、操作部材5が規制位置にある状態において、その時計回り側が、図14に示すように可動片22の径方向内側の面に対向してこれを支持している。すなわち、操作部材5が規制位置にある状態では、支持部62は可動片22の径方向内側への弾性変位を規制している。
第1押下部64、第2押下部65、及びこれらに各別に設けられた支持部62の下端は、図13に示すように容器軸O回りにおける時計回り方向に向かうにつれて、漸次閉塞部15に近づくように傾斜して形成されている。また、このような下端を形成する下端部は、径方向外側から内側に向かうに連れて、閉塞部15から遠ざかる傾斜面に形成されている。このように、第1押下部64、第2押下部65、及び支持部62の下端が傾斜して形成され、さらに下端部に傾斜面による刃先部66が形成されていることにより、閉塞部15を注出筒11の内周面に連結する弱化部16は、使用時において刃先部66に押圧されて容易に破断する。
図12に示すように、ストッパ25の容器軸O回りにおける時計回り側には、図11に示した外挿筒30の挿通窓61が延在している。従って、外挿筒30を、図12中に矢印で示す容器軸O回りにおける反時計回り方向に回すことにより、操作部材5を図12に示した規制位置から図15、図16に示す規制解除位置に移行させることができる。
図15、図16は操作部材5が規制解除位置にある状態を示す図であり、これらの図に示すように規制解除位置では、支持部62はその時計回り側が可動片22の径方向内側の面に対向することなく、従ってこれを支持することなく解放している。これにより、操作部材5が規制解除位置にある状態では、可動片22は第1実施形態と同様に径方向内側への弾性変位が可能になる。従って、ストッパ25と挿通窓61との係止が解除され、ストッパ25による装着筒4に対する操作部材5のスライド移動の規制が解除可能となる。
このように構成された詰め替え容器60の場合、詰め替え前の通常時には操作部材5が装着筒4に対して図12〜図14に示した規制位置に配される。この規制位置にある状態では、支持部62によって可動片22の径方向内側への弾性変位が規制されているため、装着筒4に対して操作部材5がスライド移動するのが規制されており、従って不測の外力等が働いても装着筒4に対して操作部材5がスライド移動する誤作動が防止されている。
そして、詰め替え時には、装着筒4に対して外挿筒30を回すことにより、操作部材5を図15、図16に示した規制解除位置に配する。すると、支持部62が可動片22から容器軸O回りに離間することで可動片22が径方向内側に変位可能になる。
従って、その後、第1実施形態の詰め替え容器1と同様にして容器本体2と本容器100とを組み合わせることにより、装着筒4に対して操作部材5をスライド移動させることができる。
これにより、図17に示すように閉塞部15が開いて連通孔3が開放され、容器本体2内と本容器100内とが連通する。従って、容器本体2内に収容された内容物を、図17中に示す矢印のように注出筒11及び外挿筒30を通じて本容器100内に注出することができ、本容器100内への詰め替えを行うことができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、規制位置と規制解除位置との間で容器軸O回りに回転自在となるように、操作部材5を装着筒4に装着しているので、操作部材5を規制位置に配することにより、支持部62によって可動片22が径方向内側に変位するのを規制することができ、従って、装着筒4に対して操作部材5がスライド移動するのをストッパ25によって確実に規制することができる。よって、不測の外力によってストッパ25による規制が解除され、装着筒4に対して操作部材5がスライド移動する誤作動を防止することができる。
また、操作部材5を規制解除位置に配することにより、支持部62が可動片22から容器軸O回りに離間することで可動片22が径方向内側に変位可能になる。従って、ストッパ25による装着筒4に対する操作部材5のスライド移動の規制を、上述したように容器本体2と本容器100とを組み合わせるといった簡便な作業によって容易に解除し、装着筒4に対して操作部材5をスライド移動可能にすることができる。これにより、本容器100内への詰め替えを容易に行うことができる。
また、支持部62を第1押下部64、第2押下部65に一体に形成したので、部品点数の増大を防ぐことができる。
なお、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、第3実施形態では、第1実施形態に対して、規制位置と規制解除位置との間で操作部材5が容器軸O回りに回転自在となる構成を付加したが、このような構成を第2実施形態に対して付加してもよい。その場合にも、操作部材5を規制位置に配した際には、不測の外力によってストッパ25による規制が解除され、装着筒4に対して操作部材5がスライド移動する誤作動を防止することができる。
また、支持部62については、第1押下部64や第2押下部65に一体に形成することなく、これら第1押下部64や第2押下部65とは別に、外挿筒30の内周面に形成してもよい。
また、挿通窓61には、ストッパ25が意図することなく挿通窓61内を相対的に回転するのを規制するため、規制部材を設けてもよい。具体的には、挿通窓61における容器軸O方向の上辺および下辺で、かつ、容器軸O回り方向における中央部に、ストッパ25を乗り越えさせる乗り越え凸部(規制部材)を形成してもよい。このように挿通窓61の上辺および下辺の中央部に乗り越え凸部を形成しておけば、外挿筒30が回転した際に乗り越え凸部がストッパ25を乗り越えるときに抵抗があるため、意図せずに外挿体30が回転し、ストッパ25が挿通窓61内を相対的な回転移動することが規制される。
また、上記各実施形態では、可動片22を一対設けた構成について説明したが、この場合に限定されるものではなく、単数でも一対以上の複数でも構わない。
また、ストッパ25が、装着筒4に対する操作部材5の容器軸O方向の両側へのスライド移動を規制したが、これに限られない。ストッパ25は、少なくとも装着筒4に対する操作部材5の容器軸O方向に沿った容器本体2側へのスライド移動を規制する構成であれば構わない。
さらに、押下部は、装着筒4に対する操作部材5のスライド移動に伴って閉塞部15、51を押し込む構成であれば、棒状等、適宜設計変更が可能である。
O…容器軸
1、50、60…詰め替え容器
2…容器本体
3…連通孔
4…装着筒
5…操作部材
15、51…閉塞部
22…可動片
25…ストッパ(規制部)
30…外挿筒
31…係止片
32、64…第1押下部(押下部)
33、65…第2押下部(押下部)
62…支持部
100…本容器
101…注入口

Claims (3)

  1. 本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、
    前記容器本体の口部に装着されると共に、前記容器本体内に連通する連通孔が形成された装着筒と、
    前記連通孔を閉塞する閉塞部と、
    前記装着筒に、容器軸方向に沿った前記容器本体の内側に向けてスライド移動可能に装着された操作部材と、を備え、
    前記操作部材は、
    前記装着筒に外挿され、前記本容器の注入口内に挿入される外挿筒と、
    前記外挿筒から径方向外側に向けて突設され、前記注入口の開口端縁に係止する係止片と、
    前記外挿筒に連結されると共に前記装着筒の内側に配設され、前記装着筒に対する前記操作部材のスライド移動に伴って前記閉塞部を前記容器本体の内側に向けて押し込み、前記連通孔を開放させる押下部と、を備え、
    前記装着筒は、
    径方向内側に向けて変位可能な可動片と、
    前記可動片から前記外挿筒よりも径方向外側に向けて突設され、前記外挿筒に容器軸方向に係止して、前記装着筒に対する前記操作部材のスライド移動を規制する規制部と、を備え、
    前記規制部は、前記注入口内への前記外挿筒の挿入時、前記注入口に押圧されることで前記外挿筒に対する前記係止が解除されると共に、前記可動片を径方向内側に向けて変位させ、
    前記押下部は、前記外挿筒における容器軸方向の中間部分に連結され、且つ前記外挿筒における容器軸方向に沿う前記容器本体の外側の開口部分から前記容器本体の内側に離れて位置していることを特徴とする詰め替え容器。
  2. 請求項1に記載の詰め替え容器において、
    前記閉塞部と前記押下部とは一体に形成され、
    前記押下部は、前記装着筒に対する前記操作部材のスライド移動に伴って、前記閉塞部を前記容器本体の内側に向けて押し込んで前記連通孔を開放させることを特徴とする詰め替え容器。
  3. 請求項1又は2に記載の詰め替え容器において、
    前記操作部材は、前記外挿筒に連結されると共に前記装着筒の内側に配設され、前記可動片を径方向内側から支持する支持部を備え、
    前記操作部材は、前記装着筒に、前記支持部が前記可動片を径方向内側から支持する規制位置と、前記支持部が前記可動片から容器軸回りに離間する規制解除位置と、の間を容器軸回りに回転自在に装着されていることを特徴とする詰め替え容器。
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