JP6232342B2 - 詰め替え容器 - Google Patents
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Description
この詰め替え容器では、まずプルトップを引き上げて、中栓の注出口を開封する。次いで、詰め替え容器を正立姿勢(口部が上向きの姿勢)に配置し、倒立姿勢(口部が下向きの姿勢)とされた本容器の口部を、詰め替え容器の中栓に螺着する。この状態から、詰め替え容器と本容器とを上下反転させて、本容器を正立姿勢にするとともに、詰め替え容器を倒立姿勢にする。これにより、詰め替え容器内の内容物が、詰め替え容器及び本容器の各口部の内側を流通して、本容器内に詰め替えられる。
また、中栓の注出口を開封した後に、中栓に対して本容器の口部を螺着するため、その螺合作業中に誤って詰め替え容器を倒すと、詰め替え容器内の内容物がこぼれ出るおそれがあった。
さらに、中栓に本容器の口部を螺着する際には、本容器を倒立姿勢にするため、本容器内に内容物が残留していると、内容物がこぼれるおそれがある。したがって、本容器内の内容物を使い切った後でないと詰め替え作業を行い難かった。
本発明に係る詰め替え容器は、本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、前記容器本体の口部に装着されるとともに、前記容器本体内に連通する連通孔が形成された装着筒と、前記連通孔を閉塞する閉塞部と、容器軸方向に沿ってスライド移動可能に前記装着筒に支持される操作部材と、を備えた詰め替え容器において、前記操作部材は、前記装着筒に外挿されるとともに、前記本容器の注入口部内に挿入される外挿筒と、前記外挿筒から径方向の外側に向けて突設されるとともに、前記注入口部の開口端縁上に当接可能とされた当接部と、前記装着筒内に配設されるとともに、前記装着筒に対する前記操作部材のスライド移動に伴って前記閉塞部を容器軸方向に押し込み、前記連通孔を開放させる押下部と、を備え、前記装着筒は、径方向に変位可能に形成された可動片と、前記可動片から径方向の外側に向けて突設されるとともに、前記外挿筒に容器軸方向で係止され、前記装着筒に対する前記操作部材のスライド移動を規制する規制部と、を備え、前記規制部は、前記外挿筒が前記本容器内に挿入される際に、前記注入口部に押圧されて前記可動片を径方向の内側に向けて変位させるように構成されていることを特徴とする。
一方で、規制部は、外挿筒が本容器内に挿入される際に、注入口部に押圧されて可動片を径方向の内側に向けて変位させるため、容器本体と本容器との容器軸方向に沿う接近移動に伴って、規制部による装着筒に対する操作部材のスライド移動の規制を解除できる。その結果、本容器の注入口部内に詰め替え容器の操作部材を挿入した後、容器本体と本容器とを容器軸方向に沿って相対的に接近移動させるという簡便な作業により、内容物を詰め替えることができるので、詰め替え作業を容易化することができる。
さらに、上述したように当接部を注入口部の開口端縁に当接させることで詰め替え容器を安定させることができるため、操作部材を容器軸方向に沿って滑らかにスライド移動させることができる。そのため、過大な力を必要とせずに閉塞部を押圧して連通孔を容易に開放させ易い。この点においても、詰め替え作業を行い易い。
さらに、詰め替え容器の開封と同時に内容物を本容器内に詰め替えることができるので、本容器を倒立姿勢にすることなく詰め替え作業を行うことが可能になり、本容器内に内容物が残留している場合であっても内容物の詰め替え作業を行うことができる。
図1、図2に示されるように、本実施形態の詰め替え容器1は、内容物が収容される容器本体2を備え、この容器本体2から、別体の本容器50(図3参照)に内容物を詰め替えるものである。
頂壁部33には、容器軸O方向に貫通する貫通孔36が周方向に間隔をあけて複数形成されている。
図3に示すように、まず詰め替え容器1を倒立姿勢にするとともに、本容器50を正立姿勢にした状態で、詰め替え容器1を本容器50の上方に配置する。なお、詰め替え容器1を倒立姿勢とすることで、詰め替え容器1における上下が反転することとなり、倒立姿勢の詰め替え容器1において、容器軸O方向に沿った操作部材6側が下側、容器本体2側が上側となる。
一方で、規制部25は、操作部材6が本容器50内に挿入される際に、注入口部50aに当接して、可動片22を径方向の内側に向けて弾性変位させるため、容器本体2と本容器50との容器軸O方向に沿う接近移動に伴って、規制部25による注出筒14に対する操作部材6のスライド移動の規制を解除できる。その結果、本容器50の注入口部50a内に詰め替え容器1の操作部材6を挿入した後、容器本体2と本容器50とを容器軸O方向に沿って相対的に接近移動させるという簡便な作業により、内容物を詰め替えることができるので、詰め替え作業を容易化することができる。
さらに、上述したように当接部35を注入口部50aの開口端縁に当接させることで詰め替え容器1を安定させることができるため、操作部材6を容器軸O方向に沿って滑らかにスライド移動させることができる。そのため、過大な力を必要とせずに閉塞部16を押圧して連通孔3を容易に開放させ易い。この点においても、詰め替え作業を行い易い。
さらに、詰め替え容器1の開封と同時に内容物を本容器50内に詰め替えることができるので、本容器50を倒立姿勢にすることなく詰め替え作業を行うことが可能になり、本容器50内に内容物が残留している場合であっても内容物の詰め替え作業を行うことができる。
さらに、上述した実施形態では、規制部25が、装着筒4に対する操作部材6の容器軸O方向の両側へのスライド移動が規制された構成について説明したが、これに限られない。規制部25は、少なくとも装着筒4に対する操作部材6の容器軸O方向の容器本体2側へのスライド移動を規制する構成であれば構わない。
また、上述した実施形態では、押下部32を筒状に形成した場合について説明したが、これに限られない。すなわち、装着筒4に対する操作部材6のスライド移動に伴って閉塞部16を押し込む構成であれば、棒状等、適宜設計変更が可能である。
2…容器本体
2a…口部
3…連通孔
4…装着筒
6…操作部材
16…閉塞部
22…可動片
25…規制部
31…外挿筒
32…押下部
34…窓孔
35…当接部
50…本容器
50a…注入口部
O…容器軸
Claims (3)
- 本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、
前記容器本体の口部に装着されるとともに、前記容器本体内に連通する連通孔が形成された装着筒と、
前記連通孔を閉塞する閉塞部と、
容器軸方向に沿ってスライド移動可能に前記装着筒に支持される操作部材と、を備えた詰め替え容器において、
前記操作部材は、
前記装着筒に外挿されるとともに、前記本容器の注入口部内に挿入される外挿筒と、
前記外挿筒から径方向の外側に向けて突設されるとともに、前記注入口部の開口端縁上に当接可能とされた当接部と、
前記装着筒内に配設されるとともに、前記装着筒に対する前記操作部材のスライド移動に伴って前記閉塞部を容器軸方向に押し込み、前記連通孔を開放させる押下部と、を備え、
前記装着筒は、
径方向に変位可能に形成された可動片と、
前記可動片から径方向の外側に向けて突設されるとともに、前記外挿筒に容器軸方向で係止され、前記装着筒に対する前記操作部材のスライド移動を規制する規制部と、を備え、
前記規制部は、前記外挿筒が前記本容器内に挿入される際に、前記注入口部に押圧されて前記可動片を径方向の内側に向けて変位させるように構成されていることを特徴とする詰め替え容器。 - 前記規制部のうち、前記注入口部の開口端縁と容器軸方向で対向する部分には、径方向の外側に向かうに従い容器軸方向に沿う前記容器本体側に向けて延びるテーパ面が形成されていることを特徴とする請求項1記載の詰め替え容器。
- 前記外挿筒には、前記規制部を径方向の外側に突出させる窓孔が形成され、
前記窓孔は、前記当接部よりも容器軸方向に沿う前記容器本体の反対側に位置していることを特徴とする請求項1または請求項2記載の詰め替え容器。
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