JP2016049090A - 収穫機 - Google Patents

収穫機 Download PDF

Info

Publication number
JP2016049090A
JP2016049090A JP2014178271A JP2014178271A JP2016049090A JP 2016049090 A JP2016049090 A JP 2016049090A JP 2014178271 A JP2014178271 A JP 2014178271A JP 2014178271 A JP2014178271 A JP 2014178271A JP 2016049090 A JP2016049090 A JP 2016049090A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tension
rotating wheel
end side
wheel body
feeder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014178271A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6224554B2 (ja
Inventor
齋藤 崇
Takashi Saito
崇 齋藤
健太 松本
Kenta Matsumoto
健太 松本
智也 松林
Tomoya Matsubayashi
松林  智也
堀内 真幸
Masayuki Horiuchi
真幸 堀内
丸山 純一
Junichi Maruyama
純一 丸山
耕輝 磯▲崎▼
Koki Isozaki
耕輝 磯▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2014178271A priority Critical patent/JP6224554B2/ja
Priority to CN201580044478.7A priority patent/CN106572636B/zh
Priority to CN202010668943.7A priority patent/CN111771529B/zh
Priority to PCT/JP2015/073031 priority patent/WO2016035538A1/ja
Publication of JP2016049090A publication Critical patent/JP2016049090A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6224554B2 publication Critical patent/JP6224554B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Harvester Elements (AREA)

Abstract

【課題】テンション機構による無端回動搬送体の張り操作にかかわらず、収穫部からフィーダへの収穫物の流れに変化が生じないようにする。【解決手段】フィーダ6は、フィーダケース20の搬送始端側に設けられた始端側回転輪体23と、フィーダケース20の搬送終端側に設けられた終端側回転輪体24とに回動駆動可能に巻回された左右一対の無端回動搬送体21を備え、左右の無端回動搬送体21を張り操作するテンション機構30を備えている。始端側回転輪体23及び終端側回転輪体24は、フィーダケース20の所定位置に固定されている。テンション機構30は、始端側回転輪体23と終端側回転輪体24との間において、左右の無端回動搬送体21に対して張り操作力を付与する。【選択図】図4

Description

本発明は、圃場から収穫物を収穫し、収穫した収穫物を回転搬送体によって後方へ送り出す収穫部と、前記回転搬送体からの収穫物を搬送するフィーダと、を備え、前記フィーダは、フィーダケースと、前記フィーダケースの搬送始端側に設けられた始端側回転輪体と、前記フィーダケースの搬送終端側に設けられた終端側回転輪体と、前記始端側回転輪体と前記終端側回転輪体とに回動駆動可能に巻回された左右一対の無端回動搬送体と、左右の前記無端回動搬送体を張り操作するテンション機構とを備えた収穫機に関する。
従来、上記した収穫機として、例えば特許文献1に示される普通型コンバインがあった。この普通型コンバインには、始端側回転輪体としての入口側回転体、終端側回転体としての出口側回転体、左右一対の無端回動搬送体としてのチェーンが備えられている。また、チェーンをテンション回転体によって張り操作するテンション機構が備えられている。
特開2013−183681公報
従来では、始端側回転輪体(入口側回転体)が入口側アーム部材に支持され、入口側アーム部材がフィーダケースに揺動自在に支持されている。つまり、始端側回転輪体のフィーダケースに対する揺動が可能になっている。この場合、テンション機構による無端回動搬送体(チェーン)の張り操作によって無端回動搬送体に発生する張力のために、フィーダケースにおける始端側回転輪体の位置が変化することがある。フィーダケースにおける始端側回転輪体の位置が変化すると、収穫部の回転搬送体に対する始端側回転輪体の位置が変化するため、回転搬送体と無端回動搬送体との間における収穫物の受け渡しに悪影響を及ぼすことがある。すなわち、収穫部からフィーダへの収穫物の流れが悪くなることがある。
本発明の目的は、テンション機構による無端回動搬送体の張り操作にかかわらず、収穫部からフィーダへの収穫物の流れに変化が生じない収穫機を提供することにある。
本発明による収穫機は、
圃場から収穫物を収穫し、収穫した収穫物を回転搬送体によって後方へ送り出す収穫部と、
前記回転搬送体からの収穫物を搬送するフィーダと、を備え、
前記フィーダは、フィーダケースと、前記フィーダケースの搬送始端側に設けられた始端側回転輪体と、前記フィーダケースの搬送終端側に設けられた終端側回転輪体と、前記始端側回転輪体と前記終端側回転輪体とに回動駆動可能に巻回された左右一対の無端回動搬送体と、左右の前記無端回動搬送体を張り操作するテンション機構とを備え、
前記始端側回転輪体及び前記終端側回転輪体は、前記フィーダケースの所定位置に固定され、
前記テンション機構は、前記始端側回転輪体と前記終端側回転輪体との間において、左右の前記無端回動搬送体に対して張り操作力を付与するように構成されている。
本構成によると、始端側回転輪体及び終端側回転輪体は、フィーダケースの所定位置に固定されているので、テンション機構による無端回動搬送体の張り操作によって無端回動搬送体に発生する張力が始端側回転輪体及び終端側回転輪体に作用しても、フィーダケースにおける始端側回転輪体及び終端側回転輪体の位置が変化しない。従って、テンション機構による無端回動搬送体の張り調整を効率良くできるのみならず、テンション機構による無端回動搬送体の張り操作にかかわらず、回転搬送体に対する始端側回転輪体の位置が変化せず、回転搬送体と無端回動搬送体との間において収穫物がスムーズに受け渡しされる。
本発明においては、前記テンション機構は、前記無端回動搬送体を張り操作するテンション部材、及び、前記テンション部材を前記無端回動搬送体に押圧付勢するスプリングを備えていると好適である。
本構成によれば、テンション部材がスプリングによって無端回動搬送体へ押圧付勢されているので、無端回動搬送体に延びが発生しても、無端回動搬送体が張り状態に自動的に調整される。
本発明においては、前記テンション機構は、左右の前記無端回動搬送体を各別に張り操作する左右一対のテンション部材と、左右の前記テンション部材を各別に支持する左右一対の揺動アームと、左右の前記揺動アームを連動連結する連結軸とを備えていると好適である。
本構成によれば、左右の揺動アームが連結軸によって連動連結されて、左右の揺動アームを一体に揺動させられるものでありながら、一方のテンション部材に磨滅が生じた際、他方のテンション部材を交換せず、磨滅したテンション部材だけを交換して安価に修理できる。
本発明においては、前記テンション機構は、左右の前記無端回動搬送体を各別に張り操作する左右一対のテンション部材と、左右の前記テンション部材を各別に支持する左右一対の揺動アームと、左右の前記テンション部材を前記無端回動搬送体に押圧付勢するべく、左右の前記揺動アームを各別に揺動付勢する左右一対のスプリングと、を備え、左右の前記揺動アームは、前記フィーダケースの内部に位置し、左右の前記スプリングは、前記フィーダケースの外部に位置すると好適である。
本構成によれば、揺動アームがフィーダケースの外部に位置するものに比べ、揺動アームをテンション部材の近くに位置させて、テンション部材を揺動アームによって強度面などで有利に支持させつつ、フィーダケース内の収穫物や塵埃をスプリングに付着しないようにできる。
本発明においては、左右の前記スプリングは、前記揺動アームのうちの揺動支点と、前記テンション部材を支持する支持点との間の部位に作用するよう構成されていると好適である。
本構成によれば、揺動アームにおけるテンション部材の支持点にスプリングを作用させるのに比べ、スプリングに備えさせる作動ストロークを小ストロークに済ませて、テンション機構をコンパクトにできる。
本発明においては、左右の前記揺動アームは、夫々のテンション部材が張り操作する無端回動搬送体の移動方向に沿うように、夫々の揺動支点から前記移動方向側に向けて延びていると好適である。
揺動アームの揺動支点から延びる向きが、テンション部材が張り操作する無端回動搬送体の移動方向とは反対方向の向きであると、移動する無端回動搬送体がテンション部材に突っ掛かり易い。この突っ掛かりが発生すると、揺動アームのガタツキが生じる。本構成によると、揺動アームの揺動支点から延びる向きが、テンション部材が張り操作する無端回動搬送体の移動方向と同じ方向の向きになり、テンション部材に対する無端回動搬送体の突っ掛かりが発生せず、揺動アームのガタツキが生じ難い。
本発明においては、前記フィーダケースは、底板部と、左右一対の側板部と、天板部とを備え、前記天板部のうちの前記テンション部材の上方に位置する部位と前記底板部との間隔が、前記天板部のうちの前記テンション部材よりも搬送始端側及び搬送終端側に位置する部位の夫々と前記底板部との間隔よりも広くなるように、前記天板部の側面視形状が上方に膨出する形状に形成されていると好適である。
本構成によれば、テンション部材の移動を可能にするフィードケースの内部空間を広く確保し、テンション部材のストロークを大きくすることができる。
本発明においては、前記始端側回転輪体を支持する支持部材と、前記フィーダケースとを、収穫物搬送方向に沿って並ぶ複数の連結ボルトによって連結するように構成され、複数の前記連結ボルトのうちの一つの連結ボルトを、前記支持部材及び前記フィーダケースに形成された丸孔形のボルト孔に装着するように構成され、複数の前記連結ボルトのうちの残りの連結ボルトを、前記支持部材と前記フィーダケースとの一方に形成されたボルト孔と、前記支持部材と前記フィーダケースとの他方に形成された収穫物搬送方向に長い形状のボルト孔とに亘って装着するように構成されていると好適である。
本構成によれば、無端回動搬送体を張り状態から弛み状態に操作簡単に変更することができ、かつ、弛み状態になった無端回動搬送体を元の張り状態に精度よく操作簡単に戻すことができる。従って、無端回動搬送体がチェーンの場合、チェーンの交換や連結をするのに弛み状態で行えて、作業し易い。
すなわち、支持部材及びフィーダケースの丸孔形のボルト孔に装着の連結ボルトを取り外せば、残りの連結ボルトは、取り外すことなく、弛めるだけで、無端回動搬送体を張り状態から弛み状態に変更できる。つまり、支持部材及びフィーダケースの丸孔形のボルト孔に装着の連結ボルトを取り外し、残りの連結ボルトを弛めた状態にすると、残りの連結ボルトを装着してあるボルト孔の形状が長い形状であるため、支持部材をフードケースの搬送終端側にスライドさせ、始端側回転輪体を終端側回転輪体の方に移動させて、無端回動搬送体を弛み状態に変更できる。
無端回動搬送体を弛み状態に変更した後、支持部材をフィードケースの搬送始端側にスライドさせて、支持部材の丸孔形のボルト孔をフィーダケースの丸孔形のボルト孔に合致させ、合致した支持部材の丸孔形のボルト孔と、フィーダケースの丸孔形のボルト孔とに亘って連結ボルトを装着する。すると、この連結ボルトの位置決め作用により、始端側回転輪体が元の所定位置に固定され、無端回動搬送体が元の張り状態になる。
本発明においては、前記始端側回転輪体又は前記終端側回転輪体の一方又はその両方が、駆動軸と、左右の前記無端回動搬送体が巻回される左右一対のスプロケットとを備え、前記駆動軸のうち、左右の前記スプロケットの間に位置する箇所に筒状のカバーが相対回転可能に外嵌されると共に、前記カバーからアームが延出され、前記アームは、前記フィーダケースに横架された補強部材に係合可能に構成されていると好適である。
本構成によれば、駆動軸などに対するワラ屑などの巻き付きを構造簡単に防止できる。
すなわち、カバーから延出したアームの補強部材に対する係合により、カバーがスプロケットとの接触によって連れ回りすることを阻止できる。つまり、補強部材を回り止め部材に活用してカバーの連れ回りを阻止できる。カバーが停止状態で駆動軸を覆うので、駆動軸やカバーにワラ屑などが巻き付かない。
本発明においては、前記カバーは、複数の分割カバー体によって構成され、前記アームの基端側は、前記カバーの割面の両横側において前記カバーに連結されていると好適である。
本構成によれば、カバーを筒状に保形するための分割カバー体の連結を構造簡単にできる。つまり、カバーの連れ回り防止のためのアームに、分割カバー体を連結する連結機能を備えさせることができる。
コンバインの全体を示す側面図である。 コンバインの全体を示す平面図である。 フィーダを示す側面図である。 フィーダを示す縦断側面図である。 フィーダを示す横断平面図である。 始端側回転輪体及びテンション機構を示す平面図である。 連動機構を示す正面図である。 始端側回転輪体の支持構造を示す横断平面図である。 図8のIX−IX断面矢視図である。 図8のX−X断面矢視図である。 カバーを示す横断平面図である。 カバーを示す縦断側面図である。 (a)は、アームを示す縦断側面図、(b)は、開き状態でのカバーを示す縦断側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明の実施例に係る収穫機をコンバインに適用した場合について説明する。図1は、コンバインの全体を示す側面図である。図2は、コンバインの全体を示す平面図である。図1,2に示すように、コンバインは、機体フレーム1の下部に左右一対のクローラ走行装置2が駆動可能に装備された走行機体を備えている。走行機体の前部に運転部3が設けられている。走行機体の後部に脱穀装置4及び穀粒タンク5が設けられている。脱穀装置4と穀粒タンク5とは、走行機体の横方向に並んでいる。脱穀装置4の前部からフィーダ6が機体前方向きに延出されている。フィーダ6の延出端部に収穫部7が連結されている。走行機体における運転部3の下方の箇所にエンジン8が設けられている。このエンジン8の出力をクローラ走行装置2、脱穀装置4、フィーダ6及び収穫部7に伝達するよう構成されている。
フィーダ6は、脱穀装置4に上下揺動可能に支持されている。フィーダ6を昇降シリンダ9によって上下に揺動操作することで、収穫部7を刈取装置10が圃場面の近くに位置した状態の下降作業姿勢と、刈取装置10が圃場面から上方に離れた状態の上昇非作業姿勢とに昇降操作できる。
コンバインは、収穫部7を下降作業姿勢にした状態で走行機体を走行させることにより、稲、麦などの収穫作業を行なう。
収穫部7は、植立穀稈を刈取り、刈取穀稈を後方に送り出す。収穫部7は、具体的には、図1,2に示す如く構成されている。
収穫部7は、収穫部フレーム11を備えている。収穫部フレーム11は、後端部でフィーダ6の前端部に連結されている。収穫部フレーム11の底部に搬送デッキ12が設けられている。搬送デッキ12の前端部に刈取装置10が装備されている。収穫部フレーム11の前端部に左右一対のデバイダ13が設けられている。刈取装置10の上方に掻込み回転リール14が設けられている。搬送デッキ12の上方に横送りオーガ15及び回転搬送体16が設けられている。
走行機体の前方に位置する植立穀稈のうちの刈取り対象の植立穀稈が左右のデバイダ13によって収穫部フレーム11の内部に導入される。導入された植立穀稈の穂先側が掻込み回転リール14によって後方に掻き込まれる。導入された植立穀稈の株元が刈取装置10によって切断されて、植立穀稈の刈取りが行われる。刈取穀稈が横送りオーガ15によって回転搬送体16に供給され、回転搬送体16によって収穫部7の後方へ送り出される。
回転搬送体16は、具体的には、次の如く構成されている。
回転搬送体16は、回転ドラム16aと、複数本の掻送りアーム16bとを備えている。回転ドラム16aは、横送りオーガ15の回転ドラムに一体形成されている。複数本の掻送りアーム16bは、回転ドラム16aの周方向、及び、回転ドラム16aの回転軸芯に沿う方向に分散した複数箇所に分散している。各掻送りアーム16bは、回転ドラム16aと共に回転する。
図3に示すように、収穫部フレーム11における後壁部に送出口17が形成されている。送出口17は、回転搬送体16に対向している。回転搬送体16は、横送りオーガ15によって回転駆動される。回転搬送体16に供給された刈取穀稈が各掻送りアーム16bによる掻き送りによって搬送デッキ12に沿わせて搬送され、送出口17から後方へ送り出される。
回転搬送体16からの刈取穀稈の株元から穂先までの全体がフィーダ6によって後方に搬送されて脱穀装置4に供給される。脱穀装置4は、供給された刈取穀稈の株元から穂先までの全体を扱室(図示せず)に導入して回動する扱胴(図示せず)によって脱穀処理する。脱穀装置4は、脱穀処理によって得た穀粒をワラ屑などの塵埃と分離させる選別処理を行なう。選別処理後の穀粒が脱穀装置4から穀粒タンク5へ搬送され、穀粒タンク5に貯留される。穀粒タンク5には、排出オーガ5aが備えられている。穀粒タンク5に貯留された穀粒を排出オーガ5aによって取出すことができる。
フィーダ6について説明する。
図3は、フィーダ6を示す側面図である。図4は、フィーダ6を示す縦断側面図である。図5は、フィーダ6を示す横断平面図である。図3,4,5に示すように、フィーダ6は、フィーダケース20と、左右一対の無端回動搬送体21とを備えている。
フィーダケース20は、底板部20aと、左右一対の側板部20bと、天板部20cとを備えている。左の側板部20bは、底板部20aの左端側と天板部20cの左端側とに亘って連結されている。右の側板部20bは、底板部20aの右端側と天板部20cの右端側とに亘って連結されている。フィーダケース20は、筒状に構成されている。フィーダケース20の搬送始端側(前端側)には、穀稈導入口6Fが形成されている。穀稈導入口6Fは、収穫部7の送出口17に連通している。フィーダケース20の搬送終端側(後端側)には、穀稈送出口6Rが形成されている。穀稈送出口6Rは、脱穀装置4の内部に連通している。
天板部20cの側面視形状は、図4に示す形状に形成されている。
天板部20cのうちの後述するテンション部材31の上方に位置する部位と底板部20aとの間隔をDMとし、天板部20cのうちのテンション部材31よりも搬送始端側に位置する部位と底板部20aとの間隔をDFとし、天板部20cのうちのテンション部材31よりも搬送終端側に位置する部位と底板部20aとの間隔をDRとする。天板部20cの側面視形状は、DMがDF及びDRよりも広くなるように上方に膨出する形状に形成されている。
フィーダケース20の搬送始端側の内部に、始端側回転輪体23が設けられている。フィーダケース20の搬送終端側の内部に、終端側回転輪体24が設けられている。始端側回転輪体23及び終端側回転輪体24は、機体横方向に沿った回転軸芯まわりに回転するように左右の側板部20bに支持されている。始端側回転輪体23と終端側回転輪体24とに左右一対の無端回動搬送体21が巻回されている。
始端側回転輪体23は、回転可能であるが、後述する支持構造を介して左右の側板部20bの所定位置に固定されている。フィーダケース20における始端側回転輪体23の取付位置は、後述するテンション機構30による左右の無端回動搬送体21の張り操作にかかわらず変化しない。
終端側回転輪体24は、左右一対の支持筒25を介して左右の側板部20bに支持されている。左右の支持筒25は、側板部20bに固定されており、終端側回転輪体24は、回転可能であるが、左右の側板部20bの所定位置に固定されている。フィーダケース20における終端側回転輪体24の取付位置は、後述するテンション機構30による左右の無端回動搬送体21の張り操作にかかわらず変化しない。
終端側回転輪体24は、駆動軸24aと、左右一対のスプロケット24bとを備えている。左右のスプロケット24bは、駆動軸24aに相対回転不能に支持されている。駆動軸24aは、左右の支持筒25に回転可能に支持されている。駆動軸24aのうちのフィーダケース20の外部に位置する部位にベルトプーリ27が相対回転不能に設けられている。図示しないが、ベルトプーリ27には、エンジン8からの駆動力を伝達するよう構成されている。
左右一対の無端回動搬送体21は、無端回動チェーンによって構成されている。左の無端回動搬送体21は、始端側回転輪体23と、左のスプロケット24bとに巻回されている。右の無端回動搬送体21は、始端側回転輪体23と、右のスプロケット24bとに巻回されている。無端回動搬送体21の長手方向(回動方向)における複数個所において、左右の無端回動搬送体21に亘って搬送スラット29が取り付けられている。
フィーダ6は、次の如き作用により、回転搬送体16からの刈取穀稈を脱穀装置4に供給する。
終端側回転輪体24がベルトプーリ27によって駆動され、左右の無端回動搬送体21がスプロケット24bによって回動方向F(図4参照)に回動駆動される。搬送スラット29は、始端側回転輪体23において、始端側回転輪体23の上側から下側へ下降移送される。下降移送される搬送スラット29は、刈取穀稈に対して掻込み作用する。回転搬送体16からの刈取穀稈が、穀稈導入口6Fにおいて、搬送スラット29によって無端回動搬送体21と底板部20aとの間に掻き込まれる。掻き込まれた刈取穀稈は、左右の無端回動搬送体21の搬送スラット29を介しての搬送作用により、底板部20aに沿わせて後方に搬送される。搬送スラット29は、終端側回転輪体24において、終端側回転輪体24の下側から上側へ上昇移送される。上昇移送される搬送スラット29は、刈取穀稈に対して送り出し作用する。搬送終端部まで搬送された刈取穀稈が、搬送スラット29によって穀稈送出口6Rから後方に送り出されて脱穀装置4に供給される。
左右の支持筒25に連結部材26が相対回転可能に装着されている。左右の連結部材26は、脱穀装置4に連結されて、フィーダ6を脱穀装置4に上下揺動可能に支持させるものである。駆動軸24aのフィーダケース20の外部に位置する部位にスプロケット28が相対回転不能に設けられている。このスプロケット28は、駆動軸24aの駆動力を収穫部7に伝達するものである。左右の支持筒25は、フィーダケース20の内部において、連結体71によって補強部材70に連結されている。補強部材70は、左右の側板部20bにわたって横架されている。
フィーダケース20に、テンション機構30が装備されている。テンション機構30は、左右一対のテンション部材31を備えている。左右のテンション部材31は、始端側回転輪体23と終端側回転輪体24との間に位置している。左右のテンション部材31は、左右の無端回動搬送体21に各別に作用するように位置している。テンション機構30によって左右の無端回動搬送体21を始端側回転輪体23と終端側回転輪体24との間において張り操作できる。
テンション機構30は、左右一対のスプリング32を備えている。左のスプリング32によって左のテンション部材31を左の無端回動搬送体21に押圧付勢するよう構成されている。右のスプリング32によって右のテンション部材31を右の無端回動搬送体21に押圧付勢するよう構成されている。左右の無端回動搬送体21に弛みが発生しても、テンション機構30によって弛みを自動的に解消できる。
テンション機構30は、具体的には、図3,4,5,6に示す如く構成されている。
左右のテンション部材31は、左右一対の揺動アーム33に各別に支持されている。左右の揺動アーム33は、フィーダケース20の内部に位置している。左の揺動アーム33の基部は、フィーダケース20の左の側板部20bに支軸34を介して回転可能に支持されている。右の揺動アーム33の基部は、フィーダケース20の右の側板部20bに支軸34を介して回転可能に支持されている。左のテンション部材31は、これの揺動アーム33が支軸34を揺動支点として側板部20bに対して上昇揺動操作されることにより、左の無端回動搬送体21のうち、終端側回転輪体24から始端側回転輪体23へ戻り移動する部分を下方から押圧操作する。右のテンション部材31は、これの揺動アーム33が支軸34を揺動支点として側板部20bに対して上昇揺動操作されることにより、右の無端回動搬送体21のうち、終端側回転輪体24から始端側回転輪体23へ戻り移動する部分を下方から押圧操作する。
左右のスプリング32は、フィーダケース20の外部に位置している。左のスプリング32の付勢力が連動機構35によって左の揺動アーム33に伝達されて、左の揺動アーム33が左のスプリング32によって上昇側に揺動付勢されるよう構成されている。これにより、左のテンション部材31が左のスプリング32によって左の無端回動搬送体21に押圧付勢される。右のスプリング32の付勢力が連動機構35によって右の揺動アーム33に伝達されて、左の揺動アーム33が右のスプリング32によって上昇側に揺動付勢されるよう構成されている。これにより、右のテンション部材31が右のスプリング32によって右の無端回動搬送体21に押圧付勢される。
図3,5,6,7に示すように、左右の連動機構35は、操作ピン36及び連動軸37を備えている。操作ピン36は、揺動アーム33に固定されている。操作ピン36の先端側が、側板部20b及び補強部材38の貫通孔39を通ってフィーダケース20の外部に出ている。貫通孔39は、揺動アーム33の揺動支点を中心とした円弧形状に形成されている。連動軸37は、スプリング受け体40の支持孔に上下スライド可能に支持されている。連動軸37の下端側が、スプリング受け体40の下方で、連結部材41を介して操作ピン36の先端側に連結されている。連結部材41と操作ピン36とは、相対回転可能に連結されている。スプリング32がスプリング受け体40の上方において、連動軸37に装着されている。連動軸37の上端側の部位に付勢力調節ネジ42が装着されている。付勢力調節ネジ42と、スプリング32の上端との間にカラー43が介装されている。スプリング32の下端とスプリング受け体40との間にカラー44が介装されている。カラー43及びカラー44は、連動軸37にスライド可能に外嵌されている。スプリング受け体40は、補強部材38を介して側板部20bに支持されている。
スプリング32の下端側がカラー44を介してスプリング受け体40によって受け止め支持され、スプリング32は、スプリング受け体40を反力部材として、カラー43を介して付勢力調節ネジ42に弾性復元力を作用させる。これにより、連動軸37がスプリング32によって上昇付勢され、連結部材41を介して操作ピン36を上昇付勢する。従って、左右の連動機構35の夫々は、スプリング32の付勢力を揺動アーム33に伝達し、テンション部材31がスプリング32によって無端回動搬送体21に押圧付勢されることを可能にする。
円弧形の貫通孔39の長さは、無端回動搬送体21を張り状態にする作用位置と、無端回動搬送体21を弛み状態にする作用解除位置とに亘ってテンション部材31を移動させることが可能な長さに設定されている。
左右の揺動アーム33の夫々に、支軸部33aを設けてある。左右の揺動アーム33は、支軸部33aによってテンション部材31を支持するよう構成されている。操作ピン36は、揺動アーム33のうちの支軸34と支軸部33aとの間の部位に設けられている。つまり、左右のスプリング32は、揺動アーム33のうちの揺動支点としての支軸34と、テンション部材31を支持する支持点としての支軸部33aとの間の部位に作用する。
左右のテンション部材31は、樹脂製の回転輪体によって構成されている。左右のテンション部材31は、支軸部33aに回転可能に支持されている。
左右の揺動アーム33に亘って連結軸50が取付けられている。左右の揺動アーム33が連結軸50によって連動連結され、左右のテンション部材31が連動して昇降操作される。
左右の揺動アーム33を連結軸50によって連動連結する構造は、具体的には、図6に示す如く構成されている。
左右の揺動アーム33の夫々の支軸部33aは筒部材によって構成され、左右の揺動アーム33の夫々の支軸部33aに連結孔33bが設けられている。連結軸50は、両端部が連結孔33bに挿入されることで、左右の揺動アーム33に連結されて左右の揺動アーム33を連動連結している。
左右の揺動アーム33は、図4に示す取付姿勢で支持されている。
左右の揺動アーム33は、テンション部材31が張り操作する無端回動搬送体21の移動方向Rに沿うように、揺動支点34からその移動方向側に向けて延びる取付姿勢で支持されている。
始端側回転輪体23は、図3,6,8に示す支持構造に基づいてフィーダケース20に支持されている。
フィーダケース20における左右の側板部20bの夫々の内面側に支持部材52が設けられている。始端側回転輪体23の支軸23aが左右の支持部材52に回転可能に支持されている。
左の側板部20bが位置する側において、側板部20bの外面側のうちの支持部材52に対応する部位に補強部材53が固定されている。左の支持部材52は、刈取穀稈の搬送方向に並ぶ三つの連結ボルト54,55,55aによって側板部20bに締め付け固定するよう構成されている。三つの連結ボルト54,55,55aのうちの一つの連結ボルト54を装着するように支持部材52、側板部20b及び補強部材53に形成されたボルト孔56は、丸孔形状に形成されている。三つの連結ボルト54,55,55aのうちの残りの二つの連結ボルト55,55aを装着するように支持部材52に形成されたボルト孔57は、丸孔形状に形成されている。三つの連結ボルト54,55,55aのうちの残りの二つの連結ボルト55,55aを装着するように側板部20b及び補強部材53に形成されたボルト孔58は、刈取穀稈の搬送方向に長い形状(長孔形状)に形成されている。一つの連結ボルト54としては、最前の連結ボルトが設定されている。
二つの連結ボルト55,55aのうちの一方の連結ボルト55aとネジ受け部材59とに亘って操作ネジ軸60が装着されている。操作ネジ軸60と連結ボルト55aとは、連結部材61を介して連結されている。連結部材61と連結ボルト55aとは、相対回転可能に連結されている。ネジ受け部材59は、補強部材53に取付けられ、補強部材53を介して側板部22bに固定されている。
右の支持部材52と右の側板部20bとの連結構造には、左の支持部材52と左の側板部20bとの連結構造と同じ構成が備えられている。
通常時は、左右の支持部材52を三つの連結ボルト54,55,55aによって側板部20bに締め付け連結しておく。つまり、通常時は、始端側回転輪体23を位置させるべきフィーダケース20の所定位置が連結ボルト54による位置決めによって設定され、この所定位置に始端側回転輪体23が固定される。これにより、テンション機構30によって無端回動搬送体21に付与される無端回動搬送体21の張力にかかわらず、フィーダケース20に対する始端側回転輪体23の位置ずれが生じない。
左右両側において、連結ボルト54を取外して、かつ、二つの連結ボルト55,55aを緩め状態にして、支持部材52の側板部20bに対する固定を解除する。この状態において、操作ネジ軸60を回転操作することにより、二つの連結ボルト55,55aのうちの一方の連結ボルト55aを操作ネジ軸60と支持部材52との連動用に利用し、操作ネジ軸60によって連結部材61及び連結ボルト55aを介して支持部材52を後方にスライド移動させ、始端側回転輪体23を所定位置から終端側回転輪体24の方(後方)へ移動させることができる。すなわち、一つの連結ボルト54を取り外せば、二つの連結ボルト55,55aは、取り外さずに弛めるだけで、始端側回転輪体23を所定位置から終端側回転輪体24の方へ移動させ、無端回動搬送体21を張り状態から弛み状態に切換えることができる。この後、操作ネジ軸60を逆回転方向に回転操作して支持部材52を前方に戻し操作し、連結ボルト54を装着して締め付け操作し、二つ連結ボルト55,55aを締め付け状態に戻せば、始端側回転輪体23が連結ボルト54の位置決め作用によってフィーダケース20の所定位置に位置し、この所定位置に始端側回転輪体23を固定できる。
図5,11,12に示すように、終端側回転輪体24に筒状のカバー63が装着されている。カバー63は、駆動軸24aのうちの左右のスプロケット24bの間の箇所を覆うように構成されている。駆動軸24aへのワラ屑などの巻き付きをカバー63によって防止するよう構成されている。
左右のスプロケット24bの側部に支持部24cが設けられている。カバー63の両端部は、左右の支持部24cに相対回転可能に外嵌され、カバー63は、左右のスプロケット24bによって支持されている。カバー63から左右一対のアーム64がカバー63の外側に向けて延出されている。左右のアーム64は、カバー63にスプロケット24bとの連れ回りが発生したとき、延出端側が補強部材70に係合し、補強部材70による回り止めを受けるように構成されている。補強部材70は、終端側回転輪体24よりも穀稈搬送方向上手側の箇所でフィーダケース20の左右の側板部20bに横架されている。カバー63がスプロケット24bとの連れ回りによって回転しようとしても、補強部材70を回り止め部材に利用して、カバー63の回り止めをできる。
図11,12に示すように、カバー63は、二つの分割カバー体63aを連結することによって構成されている。二つの分割カバー体63aの夫々は、カバー63を二箇所の割面67で径方向に分割した形状に形成されている。二箇所の割面67は、カバー63の周方向に等間隔を隔てて並んでいる。二つの分割カバー体63aは、ヒンジ部65、連結部64a及び連結部材66によって連結されている。
図13(b)は、開き状態のカバー63を示す縦断側面図である。図13(b)に示すように、ヒンジ部65は、一方の割面67の両横側においてカバー63に連結されている。すなわち、ヒンジ部65は、一方の分割カバー体63aの周方向における一方の端部と、他方の分割カバー体63aの周方向における一方の端部とを連結している。ヒンジ部65は、二つの分割カバー体63aを相対揺動可能に連結し、カバー63の開き状態と閉じ状態とへの切換えを可能にしている。カバー63を終端側回転輪体24に装着するとき、カバー63を開き状態にして開口を形成し、開き状態のカバー63を開口から終端側回転輪体24に嵌め込む。終端側回転輪体24に嵌め込んだカバー63は、閉じ状態にし、両端部を左右のスプロケット24bの支持部24cに外嵌合させて支持させる。二つの分割カバー体63aの夫々は、樹脂材の成型によって作製されている。ヒンジ部65は、二つの分割カバー体63aに一体成形されている。
連結部64a及び連結部材66は、他方の割面67の両横側においてカバー63に連結するよう構成されている。つまり、連結部64a及び連結部材66は、一方の分割カバー体63aの周方向における他方の端部と、他方の分割カバー体63aの周方向における他方の端部とを連結するよう構成されている。連結部64aは、左右のアーム64の夫々の基端側に設けられている。つまり、連結部64aは、アーム64をカバー63に取付けるためのものとしてアーム64の基端側に設けられた取付部によって構成されている。連結部64aとカバー63とは、連結ネジ68によって連結するよう構成されている。連結部材66とカバー63とは、連結ネジ69によって連結するよう構成されている。
〔別実施形態〕
(1)上記した実施形態では、無端回動搬送体21をチェーンによって構成した例を示したが、ベルト等によって構成して実施してもよい。
(2)上記した実施形態では、樹脂製のテンション部材31を採用した例を示したが、金属製のテンション部材を採用して実施してもよい。
(3)上記した実施形態では、テンション部材31をスプリング32によって無端回動搬送体21に押圧付勢するよう構成した例を示したが、スプリングを備えず、手動による調節操作によってテンション部材31を無端回動搬送体21に押圧させるように構成して実施してもよい。
(4)上記した実施形態では、始端側回転輪体23と終端側回転輪体24とのうち、終端側回転輪体24のみに駆動軸24aを備えた例を示したが、始端側回転輪体23のみ、あるいは始端側回転輪体23及び終端側回転輪体24の両方に駆動軸を備えて実施してもよい。始端側回転輪体23のみに駆動軸を備える場合、始端側回転輪体23の駆動軸を覆うカバーを装備すると良い。始端側回転輪体23及び終端側回転輪体24の両方に駆動軸を備える場合、始端側回転輪体23及び終端側回転輪体24の両方の駆動軸を覆うカバーを装備すると良い。
(5)上記した実施形態では、左右の揺動アーム33を連結軸50によって連動連結した例を示したが、左右の揺動アーム33を連動連結せずに実施してもよい。
(6)上記した実施形態では、揺動アーム33のうちの揺動支点34とテンション部材31の支持点33aとの間にスプリング32が作用するよう構成した例を示したが、支持点33aにスプリングが作用するよう構成して実施してもよい。
(7)上記した実施形態では、支持部材52のスライド操作による始端側回転輪体23の位置変更を可能した例を示したが、始端側回転輪体23の位置変更を不能にして実施しても良い。
(8)上記した実施形態では、支持部材52と側板部20bとを連結する連結ボルトとして、三つの連結ボルト54,55,55aを採用した例を示したが、二つあるいは4つ以上の連結ボルトを採用して実施してもよい。
(9)上記した実施形態では、連結ボルト55を装着するように側板部20bに設けたボルト孔58を長孔形状に形成し、連結ボルト55を装着するように支持部材52に設けたボルト孔57を丸孔形に形成した例を示したが、側板部20bに設けるボルト孔を丸孔形に形成し、支持部材52に設けるボルト孔を長孔形状に形成して実施してもよい。また、側板部20b及び支持部材52の両方に設けるボルト孔を長孔形状に形成して実施してもよい。
上記した実施例では、連結ボルト55aによって操作ネジ軸60の操作力を支持部材52に伝達するよう構成した例を示したが、操作ネジ軸60の操作力を支持部材52に伝達する部材を別途設け、連結ボルト55aを、支持部材52を側板部20bに固定する専用の連結ボルトに構成して実施してもよい。この場合、連結ボルト55aを装着するように側板部20bに設けるボルト孔58を丸孔形状に形成し、連結ボルト55aを装着するように支持部材52に設けるボルト孔57を長孔形に形成して実施してもよい。また、側板部20b及び支持部材52の両方に設けるボルト孔を長孔形状に形成して実施してもよい。
(10)上記した実施形態では、カバー63を二つの分割カバー体63aによって構成した例を示したが、三つ以上の分割カバー体によって構成して実施してもよい。
(11)上記した実施形態では、カバー63を設けた例を示した、カバー63を備えずに実施してもよい。
(12)上記した実施形態では、クローラ走行装置2を備えた例を示した、クローラ走行装置2に代えて車輪を備えて実施してもよい。
本発明は、稲や麦を収穫するコンバインの他、蕎麦、トウモロコシなど各種の作物を収穫対象とする収穫機に適用できる。
6 フィーダ
7 収穫部
20 フィーダケース
21 無端回動搬送体
23 始端側回転輪体
24 終端側回転輪体
24a 駆動軸
24b スプロケット
30 テンション機構
31 テンション部材
32 スプリング
33 揺動アーム
50 連結軸
52 支持部材
54 連結ボルト
55 連結ボルト
56 ボルト孔
57 ボルト孔
58 ボルト孔
63 カバー
64 アーム
67 割面
70 補強部材
R 移動方向

Claims (10)

  1. 圃場から収穫物を収穫し、収穫した収穫物を回転搬送体によって後方へ送り出す収穫部と、
    前記回転搬送体からの収穫物を搬送するフィーダと、を備え、
    前記フィーダは、フィーダケースと、前記フィーダケースの搬送始端側に設けられた始端側回転輪体と、前記フィーダケースの搬送終端側に設けられた終端側回転輪体と、前記始端側回転輪体と前記終端側回転輪体とに回動駆動可能に巻回された左右一対の無端回動搬送体と、左右の前記無端回動搬送体を張り操作するテンション機構とを備え、
    前記始端側回転輪体及び前記終端側回転輪体は、前記フィーダケースの所定位置に固定され、
    前記テンション機構は、前記始端側回転輪体と前記終端側回転輪体との間において、左右の前記無端回動搬送体に対して張り操作力を付与するように構成されている収穫機。
  2. 前記テンション機構は、前記無端回動搬送体を張り操作するテンション部材、及び、前記テンション部材を前記無端回動搬送体に押圧付勢するスプリングを備えている請求項1に記載の収穫機。
  3. 前記テンション機構は、左右の前記無端回動搬送体を各別に張り操作する左右一対のテンション部材と、左右の前記テンション部材を各別に支持する左右一対の揺動アームと、左右の前記揺動アームを連動連結する連結軸とを備えている請求項1又は2に記載の収穫機。
  4. 前記テンション機構は、左右の前記無端回動搬送体を各別に張り操作する左右一対のテンション部材と、左右の前記テンション部材を各別に支持する左右一対の揺動アームと、左右の前記テンション部材を前記無端回動搬送体に押圧付勢するべく、左右の前記揺動アームを各別に揺動付勢する左右一対のスプリングと、を備え、
    左右の前記揺動アームは、前記フィーダケースの内部に位置し、
    左右の前記スプリングは、前記フィーダケースの外部に位置する請求項1〜3のいずれか一項に記載の収穫機。
  5. 左右の前記スプリングは、前記揺動アームのうちの揺動支点と、前記テンション部材を支持する支持点との間の部位に作用するよう構成されている請求項4に記載の収穫機。
  6. 左右の前記揺動アームは、夫々のテンション部材が張り操作する無端回動搬送体の移動方向に沿うように、夫々の揺動支点から前記移動方向側に向けて延びている請求項3〜5のいずれか一項に記載の収穫機。
  7. 前記フィーダケースは、底板部と、左右一対の側板部と、天板部とを備え、
    前記天板部のうちの前記テンション部材の上方に位置する部位と前記底板部との間隔が、前記天板部のうちの前記テンション部材よりも搬送始端側及び搬送終端側に位置する部位の夫々と前記底板部との間隔よりも広くなるように、前記天板部の側面視形状が上方に膨出する形状に形成されている請求項2〜6のいずれか一項に記載の収穫機。
  8. 前記始端側回転輪体を支持する支持部材と、前記フィーダケースとを、収穫物搬送方向に沿って並ぶ複数の連結ボルトによって連結するように構成され、
    複数の前記連結ボルトのうちの一つの連結ボルトを、前記支持部材及び前記フィーダケースに形成された丸孔形のボルト孔に装着するように構成され、
    複数の前記連結ボルトのうちの残りの連結ボルトを、前記支持部材と前記フィーダケースとの一方に形成されたボルト孔と、前記支持部材と前記フィーダケースとの他方に形成された収穫物搬送方向に長い形状のボルト孔とに亘って装着するように構成されている請求項1〜7のいずれか一項に記載の収穫機。
  9. 前記始端側回転輪体又は前記終端側回転輪体の一方又はその両方が、駆動軸と、左右の前記無端回動搬送体が巻回される左右一対のスプロケットとを備え、
    前記駆動軸のうち、左右の前記スプロケットの間に位置する箇所に筒状のカバーが相対回転可能に外嵌されると共に、前記カバーからアームが延出され、
    前記アームは、前記フィーダケースに横架された補強部材に係合可能に構成されている請求項1〜8のいずれか一項に記載の収穫機。
  10. 前記カバーは、複数の分割カバー体によって構成され、
    前記アームの基端側は、前記カバーの割面の両横側において前記カバーに連結されている請求項9に記載の収穫機。
JP2014178271A 2014-09-02 2014-09-02 収穫機 Active JP6224554B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014178271A JP6224554B2 (ja) 2014-09-02 2014-09-02 収穫機
CN201580044478.7A CN106572636B (zh) 2014-09-02 2015-08-17 收割机
CN202010668943.7A CN111771529B (zh) 2014-09-02 2015-08-17 收割机
PCT/JP2015/073031 WO2016035538A1 (ja) 2014-09-02 2015-08-17 収穫機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014178271A JP6224554B2 (ja) 2014-09-02 2014-09-02 収穫機

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017194929A Division JP6556203B2 (ja) 2017-10-05 2017-10-05 収穫機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016049090A true JP2016049090A (ja) 2016-04-11
JP6224554B2 JP6224554B2 (ja) 2017-11-01

Family

ID=55657131

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014178271A Active JP6224554B2 (ja) 2014-09-02 2014-09-02 収穫機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6224554B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019187363A (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 株式会社クボタ コンバイン
JP2019193622A (ja) * 2018-04-27 2019-11-07 株式会社クボタ コンバイン
JP2021083428A (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 井関農機株式会社 コンバイン

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3971195A (en) * 1975-03-14 1976-07-27 Sperry Rand Corporation Infeed control for combine elevator
JPS63201419U (ja) * 1987-06-17 1988-12-26
JP2008072919A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Yanmar Co Ltd コンバイン
JP2014036617A (ja) * 2012-08-16 2014-02-27 Kubota Corp 普通型コンバイン

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3971195A (en) * 1975-03-14 1976-07-27 Sperry Rand Corporation Infeed control for combine elevator
JPS63201419U (ja) * 1987-06-17 1988-12-26
JP2008072919A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Yanmar Co Ltd コンバイン
JP2014036617A (ja) * 2012-08-16 2014-02-27 Kubota Corp 普通型コンバイン

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019187363A (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 株式会社クボタ コンバイン
JP2019193622A (ja) * 2018-04-27 2019-11-07 株式会社クボタ コンバイン
JP7138471B2 (ja) 2018-04-27 2022-09-16 株式会社クボタ コンバイン
JP7270441B2 (ja) 2018-04-27 2023-05-10 株式会社クボタ コンバイン
JP2021083428A (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 井関農機株式会社 コンバイン

Also Published As

Publication number Publication date
JP6224554B2 (ja) 2017-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6556203B2 (ja) 収穫機
JP2017225465A5 (ja)
JP2017035017A (ja) コンバイン
JP2013240290A (ja) コンバイン
JP6169058B2 (ja) 収穫機
JP6224554B2 (ja) 収穫機
JP6701063B2 (ja) 収穫機
JP4241654B2 (ja) コンバインの伝動構造
JP4658252B2 (ja) コンバイン
JP2013183680A (ja) コンバインの前処理装置
JP2010172282A (ja) コンバインの前処理部
JP2019193622A (ja) コンバイン
WO2016035538A1 (ja) 収穫機
JP2015213435A (ja) 収穫機
JP7109292B2 (ja) コンバイン
JP4535445B2 (ja) 農業機械のテンションクラッチ
JP2019004845A (ja) コンバイン
JP5463047B2 (ja) 普通型コンバイン
JP2004337070A (ja) コンバイン
JP2007236275A (ja) コンバイン
JP3821770B2 (ja) コンバイン
JP2007028944A (ja) コンバインの穀稈搬送装置
JP6373131B2 (ja) 収穫機
JP2013165656A (ja) 汎用コンバイン
JP4820076B2 (ja) 刈取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170530

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170731

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171005

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6224554

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150