JP2021083428A - コンバイン - Google Patents
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Abstract
Description
この搬送エレベーターは搬送用ドラムをエレベーターケース内に設けた左右一対の内側アームにより上下回動させる構成である。
また、公知例では内側アームの搬送用ドラム寄りの位置にエレベーターの側板より側方に突出するスプリング取付軸を設け、このスプリング取付軸に搬送用ドラムを下降させるスプリングを設けているため、スプリング取付軸の上下および前後移動に干渉しないようにエレベーターの側板に大きな開口部を設ける必要があり、この開口部から搬送物や塵埃が漏れるという課題がある。
本願は、エレベーターケース内の搬送用ドラムの上下機構を工夫して、搬送物の詰まり発生を防止し、また、搬送物の漏れを防止できるようにしたものである。
請求項2記載の発明では、搬送用ドラム20を上下回動させる左右一対の外側アーム27には搬送用ドラム20を下方に押し付けるように付勢するスプリング35をそれぞれ設け、スプリング35は各外側アーム27の所定位置に設けたフック36にスプリング35の一端を係止し、スプリング35の他端にはエレベーター側板18の外面側に前後移動自在に設けた調節ロッド37を係止したコンバインとしたものである。
請求項3記載の発明では、スプリング35と調節ロッド37は後方に向けて長く形成し、左側のスプリング35と調節ロッド37は左側のエレベーター側板18の外側方に配置した刈刃駆動チェン40の周回域の内側に配置した構成としたコンバインとしたものである。
請求項4記載の発明では、外側アーム27とエレベーター側板18との間に、エレベーター側板18に対して前後移動自在に取付けた回動支点プレート43を設け、回動支点プレート43の端部に、回動支点プレート43を前後移動させる押し調節具44を取付けたコンバインとしたものである。
請求項5記載の発明では、内側ドラム支持アーム26または外側アーム27の移動路に、搬送用ドラム20をエレベーターケース17の底板に対して所定高さ位置に位置させるストッパー45を設けたコンバインとしたものである。
請求項2記載の発明では、搬送用ドラム20を上下回動させる外側アーム27には搬送用ドラム20を下方に押し付けるように付勢するスプリング35を設け、スプリング35は外側アーム27の所定位置に設けたフック36にスプリング35の一端を係止し、スプリング35の他端にはエレベーター側板18の外面側に前後移動自在に設けた調節ロッド37を係止しているので、エレベーター側板18に不要な開口部を設けることなく、搬送用ドラム20を下降させるスプリング35を設けることができ、その結果、スプリング35を設けることに起因する搬送物の漏れも防止できる。
請求項3記載の発明では、スプリング35と調節ロッド37は後方に向けて長く形成し、左側のスプリング35と調節ロッド37は左側のエレベーター側板18の外側方に配置した刈刃駆動チェン40の周回域の内側に配置した構成としているので、刈刃駆動チェン40とエレベーター側板18の間の空間を利用して左側のスプリング35と調節ロッド37を配置できる。
請求項4記載の発明では、外側アーム27とエレベーター側板18との間に、エレベーター側板18に対して前後移動自在に取付けた回動支点プレート43を設け、回動支点プレート43の端部に、回動支点プレート43を前後移動させる押し調節具44を取付けているので、回動支点プレート43を前後に移動させるだけで搬送用ドラム20を前後移動させることでき、搬送チェン23の張り調節(テンション調節)が容易に行える。
請求項5記載の発明では、内側ドラム支持アーム26または外側アーム27の移動路に、搬送用ドラム20をエレベーターケース17の底板に対して所定高さ位置に位置させるストッパー45を設けているので、搬送用ドラム20の下限位置を決めることができ、最小搬送通路を確保できると共に、回動支点軸25の前方にストッパー45を設けているので、ストッパー45の受け荷重も少なくて済み、ストッパー45をコンパクト化できる。
刈取装置4は、前方に設けた左右の分草装置10と、穀稈を掻き込む掻込リール11と、掻き込んだ穀稈を刈り取る刈刃12と、刈り取った穀稈を集めるオーガー(図示省略)とを、テーブル14に取付けて構成する。刈取装置4はテーブル14に搬送エレベーター(搬送装置)15の先端を取付け、搬送エレベーター15の基部は脱穀装置3の脱穀室(図示省略)に接続する(図1)。
また、搬送エレベーター15と刈取装置4はエレベーター駆動軸16を回動支点として上下回動する。
エレベーター駆動軸16は、搬送エレベーター15のエレベーターケース17の左右側板18に回転自在に軸装し、エレベーターケース17内のエレベーター駆動軸16には左右一対の駆動歯車19を固定する。駆動歯車19と受動回転する搬送用ドラム20の左右一対の歯部21との間に無端状の搬送チェン23を掛け回す。搬送チェン23には所定間隔をおいて搬送体24を複数設ける。
そのため、搬送穀稈量が多くなったときの詰まり発生を防止する。
エレベーターケース17内の内側ドラム支持アーム26とエレベーター側板18の外側の外側アーム27とをエレベーター側板18を挟んでボルト28により連結し、外側アーム27に回動支点軸25の軸受29を設ける構成とする。
そのため、内側の内側ドラム支持アーム26と外側アーム27をエレベーター側板18を挟んでつなぐ為、アームが強固になり作動が安定する。
外側アーム27は、外側アーム27の本体30の後部に本体30より外側に位置する段付き板部31を設け、段付き板部31の部分を回動支点軸25を介して軸受29に回動自在に取付ける。
そのため、外側アーム27自体段付き板とするので外側アーム27が更に強固になり耐久性を向上させられる。
そのため、搬送用ドラム20を常時下方に位置させて、搬送用ドラム20の上下振動を防止して、搬送エレベーター15の全体の振動発生を抑制する。
具体的には、外側アーム27の長さ方向に対して交差方向に突出するフック36を設け、フック36にスプリング35の一端(前端)を係止し、スプリング35の他端には調節ロッド37の前端を係止し、調節ロッド37の後部の螺子軸部をエレベーター側板(固定側)18に設けたステー38に螺合させる。
そのため、調節ロッド37を後方に移動させると、スプリング35の弾力を強くし、搬送用ドラム20の下方押付力を強くし、調節ロッド37を前方に移動させると、スプリング35の弾力を弱くし、搬送用ドラム20の下方押付力を弱く調節できる。
また、スプリング35は、外側アーム27の回動支点軸25の軸受29近傍に設置できるので、搬送用ドラム20の上下回動のテンション機構をエレベーター側板18の外側に配置でき、調節を容易にでき、組立も容易にする。
また、搬送用ドラム20の上下回動のテンション機構を設けるに当たり、エレベーター側板18に無用な開口部を設ける必要がなく、エレベーターケース17からの穀粒洩れを防止することもできる。
そのため、刈刃駆動チェン40とエレベーター側板18の間の空間を利用して左側のスプリング35と調節ロッド37を配置でき、チェンカバー内にて保護され安全である。
また、外側アーム27とエレベーター側板18間に回動支点プレート43を設ける。
そのため、アーム回動支点プレート43を直接エレベーター側板18に固定でき、強固な支持となり耐久性が向上する。
回動支点プレート43には回動支点軸25の基部を固定し、回動支点軸25の外端は段付き板部31に設けた軸受29に軸装する。
また、エレベーター側板18に固定した回動支点プレート43を前後移動調整自在に取付ける。
そのため、回動支点プレート43を前後に移動させるだけで搬送用ドラム20を前後移動させることでき、搬送チェン23の張り調節(テンション調節)が容易に行える。
回動支点プレート43を前後移動調整構成は、外側アーム27の段付き板部31の後端部部分に、押し調節具44を取付けた構成とする。
なお、図示は省略するが、エレベーターケース17の側板18に左右の押し調節具44の位置を示す目盛り等の表示を設けると、一層、張り調節(テンション調節)の容易化と左右バランスの精度を向上させられる。
また、回動支点プレート43を介してドラムアームとなるエレベーターケース17内の内側ドラム支持アーム26とエレベーター側板18の外側の外側アーム27とを直接前後させるので、回動支点軸25などに無理な荷重が掛からず、耐久性を向上させられる。
回動支点プレート43を前後移動させて搬送チェン23のテンション力を調節すると、回動支点プレート43を前後移動に伴いスプリング35の張力が変化することになるが、調節ロッド37の後部の螺子軸部で調整することにより、スプリング35の張力を適切に設定することができる。
そのため、搬送用ドラム20の下限位置を決めることができ、最小搬送通路を確保できると共に、回動支点軸25の前方で、かつ、内側ドラム支持アーム26の下方にストッパー45を設けているので、ストッパー45の受け荷重も少なくて済み、ストッパー45をコンパクト化できる。
また、外側アーム27の前方下部にストッパー45を設ける構成としてもよい。
そのため、エレベーターケース17の外側にストッパー45を設けるので点検しやすく、調節やメンテがし易い。
そのため、搬送用ドラム20の上下時の内側ドラム支持アーム26または外側アーム27がストッパー45に当接する際の衝撃荷重が緩和されると共に、衝撃音(異音)が緩和できる。
左右の内側ドラム支持アーム26は、回動支点軸25と軸受29によりエレベーターケース17の側板18に回動自在に取付ける。回動支点軸25と軸受29は、回動支点プレート43によりエレベーターケース17に対して前後移動調整自在に取付ける。
回動支点プレート43の端部(後部)に押し調節具44を取付け、押し調節具44をエレベーターケース17側に前後移動自在に取付ける。
また、回動支点軸25と内側ドラム支持アーム26を簡単に連結できシンプルであり、回動支点軸25のみ交換も可能なので耐久性が維持できる。
図6は、搬送用ドラム20の上下揺動構成の他の実施形態を示し、エレベーターケース17の内側にのみ揺動できる左右一対の内側ドラム支持アーム26を設けた構成とする。
そのため、内側の内側ドラム支持アーム26のみで搬送用ドラム20を上下揺動させることができ、シンプルな構成となり、組立・メンテナンスが容易となる。
そのため、内側ドラム支持アーム26のみでありながら、搬送用ドラム20と連結杆46により四角形の枠体状となり、強固な構成となる。
この場合、連結杆46は左右中間部分にて分割し、各分割端部部分にフランジ部47を設け、各フランジ部47を当接させてボルト48により固定する。
なお、左右のフランジ部47間に隙間が生じた場合には、シム板(スペーサー)を隙間に挿入させる等の対処を行う。
そのため、調節ロッド37を上方に移動させると、スプリング35の弾力を強くし、搬送用ドラム20の下方押付力を強くし、調節ロッド37を下方に移動させると、スプリング35の弾力を弱くし、搬送用ドラム20の下方押付力を弱く調節できる。
そのため、スプリング35のバネ弾力で搬送用ドラム20の下の通路隙間が広狭に変化し、少量多量にかかわらず穀稈も取り込みが良くなる。
また、連結杆46を直接引張るので、またスプリング35は単一で済むため簡素である。
そのため、調節ロッド37がエレベーターケース17の上側に出るので、点検調整メンテナンス性が良くなる。
また、回動支点プレート43と押し調節具44はエレベーターケース17の外側にあり、回動支点プレート43を押すだけで容易に搬送用ドラム20と搬送チェン23を緊張させられる。
すなわち、搬送チェン23は搬送負荷等により搬送用ドラム20を後方移動させて、弛むことになるが、押し調節具44は、回動支点プレート43の当接部43Aに当接させることにより、回動支点軸25と軸受29を介して内側ドラム支持アーム26を前方移動させ、これにより、搬送用ドラム20を前方移動させて搬送チェン23を緊張させる。
そのため、搬送用ドラム20と中空パイプ50とで四角の枠となり、揺動構成物が強固になり、作動が安定する。
この場合、中空パイプ50の左右両端に軸受29を内装する。
そのため、搬送用ドラム20の内側ドラム支持アーム26の上下揺動構成がシンプルかつ安価に構成できる。
中空パイプ50の両端に軸受29を内装すると共に、中空パイプ50の片側または両側とも内側ドラム支持アーム26に着脱自在かつ回転自在に取付ける。
そのため、内側ドラム支持アーム26を分割することでエレベーターケース17内での組立性が良く、軸受29等の部品交換し易くなり耐久性向上が図れる。
この場合、中空パイプ50の両端に軸受29を内装すると共に、エレベーターケース17の外側に回動支点プレート(軸付支点板)43を前後移動自在に取付ける。
そのため、回動支点プレート43の回動支点軸25を、中空パイプ50の左右両端の軸受29に挿入することで、簡素に内側ドラム支持アーム26の回動支点軸25を支持できる。
回動支点プレート(軸付支点板)43は、エレベーターケース17の側板18の外側に前後移動自在に取付け、回動支点プレート(軸付支点板)43には押し調節具(押しボルト)44の前端を当接させる構成とする。
そのため、エレベーターケース17の外側の押し調節具44を前後させると、回動支点プレート(軸付支点板)43を前後動(主として前方移動)させられ、これにより、容易に搬送用ドラム20と搬送チェン23のテンション調節が可能となる。
すなわち、中空パイプ50の搬送用ドラム20の反対側にステー38と調節ロッド37と圧縮スプリング35を設ける。
そのため、調節ロッド37を後方に移動させると、スプリング35の弾力を強くし、搬送用ドラム20の下方押付力を強くし、調節ロッド37を前方に移動させると、スプリング35の弾力を弱くし、搬送用ドラム20の下方押付力を弱く調節できる。
また、スプリング35は単一で済むため簡素である。また圧縮スプリングのため耐久性も良い。(許容応力が引張りスプリングより高い)
連結用の中空パイプ50と圧縮スプリング35のステー38の間には規制カラー53を設ける。
そのため、規制カラー53を調節ロッド37に挿入するだけで容易に搬送用ドラム20の最下げ位置を規制できる、シンプルなストッパ構成にできる。
この場合、規制カラー53の端部に緩衝材54を設ける。
そのため、規制カラ−53に緩衝材54を挟み込むだけで、搬送用ドラム20の降下時の衝突力を緩和し、異音の発生防止も図れる。
そのため、エレベーター側板18の近くにスプリング35を設けたので、搬送物の邪魔になり難い。
また、側板18に近く強固にスプリング35とそのステー38を保持でき、耐久性が良い。
図8は、搬送用ドラム20の上下揺動構成の他の実施形態を示し、エレベーターケース17内側の左右内側ドラム支持アーム26の回動軸芯を、内装ハブ(図示省略)を有する軸受29を介して取付けた回動支点軸25により構成する。
そのため、内側ドラム支持アーム26に直接軸受29を取付けているので、部品が集約され、廉価に構成できる。
左右一対の内側ドラム支持アーム26の回動支点となる軸受29より後方の後側突出部26Aには、左右方向の長手部材により形成した連結杆46により連結する。
そのため、内側ドラム支持アーム26のみでありながら、搬送用ドラム20と連結杆46により四角形の枠体状となり、強固な構成となる。
この場合、連結杆46はエレベーター15の左右中央部分にて分割し、各分割端部部分にフランジ部47を設け、フランジ部47を当接させてボルト48により締結固定する。
左右の内側ドラム支持アーム26および連結杆46が分割式のため組立性が良い。
アームCOMPは左右同一、または対称のため生産性が良い。
そのため、スプリング35で搬送用ドラム20下の通路隙間が開閉し、少量多量にかかわらず穀稈も取り込みが良くなる。
スプリング35は左右何れか一方側に単一で設けるため簡素である。
また、スプリング35は左右いずれか側の搬送チェン23より外側で、かつ、上下の搬送チェン23のチェンライン間に設ける。
そのため、エレベーターケース17の側板18の内面に近く、上下搬送チェン23の間にスプリング35を配置するので、搬送通路の邪魔にならず、スプリング35の存在が稈停滞の原因とならない。
そのため、調節ロッド37のステー38が短いもので良く、強固に固定できる。
左右一対の内側ドラム支持アーム26の回動支点より後方に延長させた後側突出部(後方延長部)25Aの回動移動路には、搬送用ドラム20をエレベーターケース17の底板に対して所定高さ位置に位置させるストッパー45を設ける。
搬送用ドラム20の下限位置を決めることが簡単に出来るため搬送通路が確保できる。
エレベーターケース17の上方の穴(図示省略)からメンテ交換がし易い。
そのため、一本の長手軸60で左右アームが容易に回動できる。左右の内側ドラム支持アーム26の軸心の「芯出し」が容易になり、作動がスムーズになる。
エレベーターケース17を貫通させた長手軸60で左右両端には、前後移動調整自在の回動支点プレート43を取付け、回動支点プレート43の端部に、押し調節具44を取付ける。
また、長手軸60の回り止めをすると共に、位置決めができ、がたつきが無くなり耐久性が向上する。
また、長手軸60の左右何れか一方端には回動支点プレート43を溶接固定し、他端側の回動支点プレート43の穴に長手軸60を挿入嵌合させる。
そのため、回動支点となる長手軸60を挿入作業だけで、容易に固定できるため、組立性やメンテナンス性も良くする。
そのため、引き抜き可能な長手軸60で構成できて安価でありながら、内側ドラム支持アーム26の左右位置決めが確実になる。
軸受29にフック36を固設し、引張スプリング35をエレベーターケース17の側板18際に設ける。
そのため、軸受29を利用でき、内側ドラム支持アーム26にスムーズな下向きの付勢力(復帰力)を与えられる。
搬送用ドラム20が上下揺動するものにおいて、エレベーターケース17内側に揺動できる左右内側ドラム支持アーム26を設け、該内側ドラム支持アーム26をエレベーターケース17外から挿入し、内側ドラム支持アーム26の回動支点軸25を夫々の回動支点プレート43で回動可能に支持した構成とする。
また、エレベーターケース17内側に軸受29を有する内側ドラム支持アーム26を左右にそれぞれ設け、該内側ドラム支持アーム26をエレベーターケース17の外側から挿入して、内側ドラム支持アーム26の回動支点軸25を夫々の回動支点プレート43で回動可能に支持した構成とすると共に、左右軸受29に固定のフックと、エレベーター15の左右側板18を連結したステー間をスプリング35で繋ぐ構成とする。
そのため、左右にスプリング35を設けるので搬送用ドラム20の復帰力が安定する。側板18を繋ぐのでエレベーターケース17の剛性も向上させられ、スプリング用ステーは単品シンプルで良い。
Claims (5)
- 走行装置(2)の前方に設けた刈取装置(4)のテーブル(14)を、搬送エレベーター(15)を介して脱穀装置(3)に接続したコンバインにおいて、搬送エレベーター(15)の基部のエレベーター駆動軸(16)にはエンジンの駆動回転が入力される構成とし、搬送エレベーター(15)のエレベーターケース(17)内のエレベーター駆動軸(16)に固定した左右一対の駆動歯車(19)と受動回転する搬送用ドラム(20)との間に所定間隔をおいて搬送体(24)を複数設けた無端状の搬送チェン(23)を掛け回し、前記搬送用ドラム(20)はエレベーターケース(17)内にて上下回動自在に構成し、エレベーターケース(17)内の内側ドラム支持アーム(26)とエレベーター側板(18)の外側の外側アーム(27)とをエレベーター側板(18)を挟んでボルト(28)により連結し、外側アーム(27)に、前記内側ドラム支持アーム(26)と外側アーム(27)を回動自在に支持する回動支点軸(25)の軸受(29)を設ける構成としたコンバイン。
- 請求項1記載の発明において、搬送用ドラム(20)を上下回動させる左右一対の外側アーム(27)には搬送用ドラム(20)を下方に押し付けるように付勢するスプリング(35)をそれぞれ設け、スプリング(35)は各外側アーム(27)の所定位置に設けたフック(36)にスプリング(35)の一端を係止し、スプリング(35)の他端にはエレベーター側板(18)の外面側に前後移動自在に設けた調節ロッド(37)を係止したコンバイン。
- 請求項2記載の発明において、スプリング(35)と調節ロッド(37)は後方に向けて長く形成し、左側のスプリング(35)と調節ロッド(37)は左側のエレベーター側板(18)の外側方に配置した刈刃駆動チェン(40)の周回域の内側に配置した構成としたコンバイン。
- 請求項2または請求項3記載の発明において、外側アーム(27)とエレベーター側板(18)との間に、エレベーター側板(18)に対して前後移動自在に取付けた回動支点プレート(43)を設け、回動支点プレート(43)の端部に、回動支点プレート(43)を前後移動させる押し調節具(44)を取付けたコンバイン。
- 請求項2または請求項3または請求項4記載の発明において、内側ドラム支持アーム(26)または外側アーム(27)の移動路に、搬送用ドラム(20)をエレベーターケース(17)の底板に対して所定高さ位置に位置させるストッパー(45)を設けたコンバイン。
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