JP2020068680A - コンバイン - Google Patents
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Abstract
【課題】タインカバーの下端部に穀稈が引っ掛かり、穀稈の損傷や、カバーの劣化が起きることを防止するコンバインを提供する。【解決手段】オーガーを軸装したオーガーフレームに、掻込リールと、刈刃とを設けて構成し、掻込リールは、リール回転軸に左右一対のスラットフレームの中心を取付け、各スラットアームの先端にはスラットバー18を夫々取付け、各スラットバー18にはリールタイン19を垂下して設け、リールタイン19の取付用のステーを介して取付け、スラットバー18およびリールタイン19にはカバー31を設け、カバー31は円弧部32の前側部分に前側包囲部33を、円弧部32の後側部分に後側包囲部34をそれぞれ有して合成樹脂により一体状に形成し、リールタイン19のタイン部30を前後側から挟持する構成とし、前側包囲部33と後側包囲部34の少なくとも何れか一方の先端部は、何れか他方の下端部よりも高く形成したコンバイン。【選択図】図5
Description
本発明は、コンバインに係るものである。
従来、オーガーフレームに、リールと、刈刃とオーガーを設けて構成した刈取装置を設け、リールのタインにカバー設けた構成は、公知である(特許文献1)。
前記公知例は、タインカバーの下端部に穀稈が引っ掛かり、穀稈の損傷や、カバーの劣化が起きるという課題がある。
本願は、リールタインの取付構成および組立工程の簡素化を図ると共に、穀稈の巻き付きを抑制したものである。
本願は、リールタインの取付構成および組立工程の簡素化を図ると共に、穀稈の巻き付きを抑制したものである。
請求項1記載の発明は、オーガー10を軸装したオーガーフレーム11に、掻込リール12と、刈刃13とを設けて構成し、前記掻込リール12は、リール回転軸15に、放射方向に突出するスラットアーム17を複数有する左右一対のスラットフレーム16の中心を取付け、前記各スラットアーム17の先端にはスラットバー18を夫々取付け、各スラットバー18にはリールタイン19を垂下して設け、リールタイン19の取付用のステー20を介して取付け、スラットバー18およびリールタイン19には、リールタイン19とスラットバー18との取付部分を包囲するカバー31を設け、該カバー31は上部の円弧形状の円弧部32の前側部分に前側包囲部33を、前記円弧部32の後側部分に後側包囲部34をそれぞれ有して合成樹脂により一体状に形成し、前側包囲部33の先端部と後側包囲部34の先端部によりリールタイン19のタイン部30を前後側から挟持する構成とし、前記前側包囲部33と後側包囲部34の少なくとも何れか一方の先端部は、何れか他方の下端部よりも高く形成したコンバインとしたものである。
請求項2記載の発明は、前記カバー31とスラットバー18との間には、カバー31の左右方向の移動を規制する移動規制手段35を設けたコンバインとしたものである。
請求項3記載の発明は、前記カバー31の前側包囲部33の先端部には、各リールタイン19のタイン部30が嵌合する切欠部42を設けたコンバインとしたものである。
請求項4記載の発明は、前記前側包囲部33の切欠部42とタイン部30とは、タイン部30の外周と切欠部42の内周との間に所定の隙間43を有して嵌合する構成としたコンバインとしたものである。
請求項2記載の発明は、前記カバー31とスラットバー18との間には、カバー31の左右方向の移動を規制する移動規制手段35を設けたコンバインとしたものである。
請求項3記載の発明は、前記カバー31の前側包囲部33の先端部には、各リールタイン19のタイン部30が嵌合する切欠部42を設けたコンバインとしたものである。
請求項4記載の発明は、前記前側包囲部33の切欠部42とタイン部30とは、タイン部30の外周と切欠部42の内周との間に所定の隙間43を有して嵌合する構成としたコンバインとしたものである。
請求項1記載の発明では、スラットバー18およびリールタイン19には、リールタイン19とスラットバー18との取付部分を包囲するカバー31を設けているので、リールタイン19とスラットバー18との取付部分に穀稈が巻き付くのを防止でき、また、カバー31は上部の円弧形状の円弧部32の前側部分に前側包囲部33を、前記円弧部32の後側部分に後側包囲部34をそれぞれ有して合成樹脂により一体状に形成し、前側包囲部33の下端と後側包囲部34の下端によりリールタイン19のタイン部30を前後側から挟持するので、カバー31の取付を容易にでき、カバー31は自身の有する弾性形状保持力によりリールタイン19を前後側から挟持して前側包囲部33の下端と後側包囲部34の下端からカバー31内に穀稈が侵入するのを防止できる。
請求項2記載の発明では、移動規制手段35によりカバー31の左右方向の移動を規制でき、カバー31によるリールタイン19とスラットバー18との取付部分の包囲状態を確実に保持でき、リールタイン19とスラットバー18との取付部分に穀稈が巻き付くのを防止できる。
請求項3記載の発明では、カバー31の前側包囲部33の下端には、各リールタイン19のタイン部30が嵌合する切欠部42を設けているので、前側包囲部33の下端後面は後側包囲部34の下端前面に略密着するように当接し、前側包囲部33と後側包囲部34の下端の隙間発生を防止し、カバー31内への異物侵入を抑制でき、また、各リールタイン19のタイン部30がカバー31の切欠部42に嵌合するので、各リールタイン19の位置決め手段としても作用し、リールタイン19の作業精度を向上させられる。
請求項4記載の発明では、前側包囲部33の切欠部42とタイン部30とは、タイン部30の外周と切欠部42の内周との間に所定の隙間43を有して嵌合する構成としているので、スラットバー18とリールタイン19とカバー31の製作精度および取付精度の狂いを、隙間43により吸収し、リールタイン19の取付けを容易にする。
請求項2記載の発明では、移動規制手段35によりカバー31の左右方向の移動を規制でき、カバー31によるリールタイン19とスラットバー18との取付部分の包囲状態を確実に保持でき、リールタイン19とスラットバー18との取付部分に穀稈が巻き付くのを防止できる。
請求項3記載の発明では、カバー31の前側包囲部33の下端には、各リールタイン19のタイン部30が嵌合する切欠部42を設けているので、前側包囲部33の下端後面は後側包囲部34の下端前面に略密着するように当接し、前側包囲部33と後側包囲部34の下端の隙間発生を防止し、カバー31内への異物侵入を抑制でき、また、各リールタイン19のタイン部30がカバー31の切欠部42に嵌合するので、各リールタイン19の位置決め手段としても作用し、リールタイン19の作業精度を向上させられる。
請求項4記載の発明では、前側包囲部33の切欠部42とタイン部30とは、タイン部30の外周と切欠部42の内周との間に所定の隙間43を有して嵌合する構成としているので、スラットバー18とリールタイン19とカバー31の製作精度および取付精度の狂いを、隙間43により吸収し、リールタイン19の取付けを容易にする。
本発明の一実施形態を図面により説明すると、1は機体フレーム、2は機体フレーム1の下部に設けた走行装置、3は機体フレーム1上に設けた脱穀装置、4は脱穀装置3の前方に設けた刈取装置、5はグレンタンク、6は操縦部である。
刈取装置4は、オーガー10を軸装したオーガーフレーム11に、掻込リール12と、刈刃13とを設けて構成し、オーガーフレーム11には搬送エレベーター14の先端を取付け、搬送エレベーター14の基部は脱穀装置3の脱穀室に接続する。
掻込リール12は、図1、図2に示すように、リール回転軸15に左右一対のスラットフレーム16の中心を取付け、スラットフレーム16の放射方向に突出するスラットアーム17の先端には左右方向のスラットバー18を夫々取付け、各スラットバー18にはリールタイン19を左右方向に所定間隔おいて複数取付けて構成している。
刈取装置4は、オーガー10を軸装したオーガーフレーム11に、掻込リール12と、刈刃13とを設けて構成し、オーガーフレーム11には搬送エレベーター14の先端を取付け、搬送エレベーター14の基部は脱穀装置3の脱穀室に接続する。
掻込リール12は、図1、図2に示すように、リール回転軸15に左右一対のスラットフレーム16の中心を取付け、スラットフレーム16の放射方向に突出するスラットアーム17の先端には左右方向のスラットバー18を夫々取付け、各スラットバー18にはリールタイン19を左右方向に所定間隔おいて複数取付けて構成している。
リールタイン19の構成およびスラットバー18へのリールタイン19の取付構成は、何れも任意であるが、本実施形態では、リールタイン19はスラットバー18に取付けた取付用のステー20を介して取付ける(図3、図4)。ステー20は、前板21と後板22と底板23とにより、縦長の箱形状に形成し、前板21と後板22の上部をスラットバー18の下面に固定する。ステー20の底板23には左右方向に所定間隔をおいて複数の挿入孔25を形成し、挿入孔25にリールタイン19の取付部26を挿入してボルト27により固定する。
そのため、リールタイン19は、取付部26をステー20に差し込んでボルト27により止めるので、リールタイン19の取付部26はステー20の外部に露出せず、穀稈(藁屑)の引っ掛かりあるいは巻き付きを防止でき、掻込作用を円滑・確実に行える。
そのため、リールタイン19は、取付部26をステー20に差し込んでボルト27により止めるので、リールタイン19の取付部26はステー20の外部に露出せず、穀稈(藁屑)の引っ掛かりあるいは巻き付きを防止でき、掻込作用を円滑・確実に行える。
すなわち、組立てた取付用ステー20をスラットバー18に予め固定しているので、リールタイン19の取付に際してのステー20の組立は不要になり、このステー20の底板23にリールタイン19の取付部26を挿入する挿入孔25を形成しているので、リールタイン19の取付部26を挿入孔25に挿入した後ボルト27により固定すればよく、リールタイン19の仮止め作業を不要にでき、また、リールタイン19の取付部26がステー20内に収容されて外部に露出せず、穀稈(藁屑)の引っ掛かりあるいは巻き付きを防止でき、掻込作用を円滑・確実に行うことができる。また、リールタイン19の着脱・交換を容易にできる。
また、取付部26は、ボルト27に上方から係合する形状なので、取付部26とボルト27との係合により、掻込時の抜け方向の負荷を確実に支持し、リールタイン19の外れを防止できる。
また、取付部26は、ボルト27に上方から係合する形状なので、取付部26とボルト27との係合により、掻込時の抜け方向の負荷を確実に支持し、リールタイン19の外れを防止できる。
また、取付部26を逆さ「U」の字形状に形成しているので、簡単な構成でリールタイン19の外れを防止できる。
リールタイン19は、取付部26はコイル部28の一端に設け、コイル部28の他端には穀稈に接触する棒状のタイン部30をもうける。タイン部30はコイル部28により前後方向に移動自在となって、穀稈に対する接触圧力を軽減させ、穀稈切れを防止する。
リールタイン19には、リールタイン19のコイル部28を包囲するカバー31を設ける(図5)。カバー31はスラットバー18とリールタイン19のコイル部28とを一体的に包囲する形状とする。
そのため、リールタイン19とスラットバー18との取付部分に穀稈が巻き付くのを防止する。
リールタイン19は、取付部26はコイル部28の一端に設け、コイル部28の他端には穀稈に接触する棒状のタイン部30をもうける。タイン部30はコイル部28により前後方向に移動自在となって、穀稈に対する接触圧力を軽減させ、穀稈切れを防止する。
リールタイン19には、リールタイン19のコイル部28を包囲するカバー31を設ける(図5)。カバー31はスラットバー18とリールタイン19のコイル部28とを一体的に包囲する形状とする。
そのため、リールタイン19とスラットバー18との取付部分に穀稈が巻き付くのを防止する。
カバー31は合成樹脂により、上部の円弧部32の前側部分に前側包囲部33を、円弧部32の後側部分に後側包囲部34をそれぞれ設け、円弧部32と前側包囲部33と後側包囲部34とを一体状に形成し、前側包囲部33の先端部(下端部)と後側包囲部34の先端部(下端部)によりリールタイン19のコイル部28の下方部分のリールタイン19を前後側から挟持する構成とする。
そのため、カバー31は自身の有する弾性形状保持力により、リールタイン19を前後側から挟持し、カバー31の前側包囲部33の先端部と後側包囲部34の先端部からカバー31内に穀稈が侵入するのを防止し、リールタイン19とスラットバー18とカバー31に穀稈が巻き付くのを防止する。
そのため、カバー31は自身の有する弾性形状保持力により、リールタイン19を前後側から挟持し、カバー31の前側包囲部33の先端部と後側包囲部34の先端部からカバー31内に穀稈が侵入するのを防止し、リールタイン19とスラットバー18とカバー31に穀稈が巻き付くのを防止する。
すなわち、前記前側包囲部33と後側包囲部34のそれぞれの下端部は円弧状に形成し、前側包囲部33と後側包囲部34のうちの少なくとも何れか一方の先端部は、何れか他方の下端部よりも高く位置するように形成する。
そのため、一層、前側包囲部33と後側包囲部34の先端部に穀稈が引っ掛かるのを防止でき、リールタイン19とスラットバー18とカバー31に穀稈が巻き付くのを防止する。
また、カバー31の左右両端とスラットバー18の左右量が部分との間には、カバー31の左右方向の移動を規制する移動規制手段(位置決め手段)35をそれぞれ設ける(図6)。スラットアーム17の先端にはスラットバー18を取付けるボス部36を設け、ボス部36の左右両側にフランジ状の一対の位置規制リング部37を設け、この位置規制リング部37のうち内側(カバー31側)の位置規制リング部37を移動規制手段35として構成する。
そのため、一層、前側包囲部33と後側包囲部34の先端部に穀稈が引っ掛かるのを防止でき、リールタイン19とスラットバー18とカバー31に穀稈が巻き付くのを防止する。
また、カバー31の左右両端とスラットバー18の左右量が部分との間には、カバー31の左右方向の移動を規制する移動規制手段(位置決め手段)35をそれぞれ設ける(図6)。スラットアーム17の先端にはスラットバー18を取付けるボス部36を設け、ボス部36の左右両側にフランジ状の一対の位置規制リング部37を設け、この位置規制リング部37のうち内側(カバー31側)の位置規制リング部37を移動規制手段35として構成する。
そのため、スラットアーム17とのラットバー18の取付部分に移動規制手段35の位置規制リング部37を設けているので、カバー31が左右に移動するのを防止する。
位置規制リング部37は、スラットアーム17の内側面より内側に位置させ、かつ、位置規制リング部37の外径はカバー31の円弧部32の外径より大径に形成する。
そのため、移動規制手段35の位置規制リング部37にはカバー31の円弧部32が当接し、カバー31が左右に移動するのを防止する。
図7はカバー31の他の実施形態を示し、カバー31の前側包囲部33の先端部には、各リールタイン19のタイン部30が嵌合する切欠部42を設ける。
位置規制リング部37は、スラットアーム17の内側面より内側に位置させ、かつ、位置規制リング部37の外径はカバー31の円弧部32の外径より大径に形成する。
そのため、移動規制手段35の位置規制リング部37にはカバー31の円弧部32が当接し、カバー31が左右に移動するのを防止する。
図7はカバー31の他の実施形態を示し、カバー31の前側包囲部33の先端部には、各リールタイン19のタイン部30が嵌合する切欠部42を設ける。
そのため、前側包囲部33の先端部後面は後側包囲部34の先端部前面に略密着するように当接し、前側包囲部33と後側包囲部34の先端部の隙間発生を防止し、カバー31内への異物侵入を抑制する。
また、各リールタイン19のタイン部30がカバー31の切欠部42に嵌合するので、各リールタイン19の位置決め手段としても作用し、リールタイン19の作業精度を向上させられる。
この場合、切欠部42とタイン部30との関係は、図8のように、タイン部30と切欠部42との間に所定の隙間43を有してを有して嵌合する構成とする。
すなわち、前側包囲部33の切欠部42とタイン部30とは、タイン部30の外周と切欠部42の内周との間に所定の隙間43を有して嵌合する構成とする。
また、各リールタイン19のタイン部30がカバー31の切欠部42に嵌合するので、各リールタイン19の位置決め手段としても作用し、リールタイン19の作業精度を向上させられる。
この場合、切欠部42とタイン部30との関係は、図8のように、タイン部30と切欠部42との間に所定の隙間43を有してを有して嵌合する構成とする。
すなわち、前側包囲部33の切欠部42とタイン部30とは、タイン部30の外周と切欠部42の内周との間に所定の隙間43を有して嵌合する構成とする。
そのため、スラットバー18とリールタイン19とカバー31の製作精度および取付精度の狂いを、隙間43により吸収し、リールタイン19の取付けを容易にする。
掻込リール12は、リール回転軸15を左右一対の取付支持アーム50の先端に回転自在に軸装し、取付支持アーム50の基部をオーガーフレーム11に回動自在に取付ける(図9)。
取付支持アーム50の基部には、エンジン(図示省略)の回転を掻込リール12に伝達する出力軸51を軸装し、出力軸51には駆動プーリー52を、リール回転軸15には従動プーリー53をそれぞれ設け、駆動プーリー52と従動プーリー53にベルト54を掛け回す。
掻込リール12は、リール回転軸15を左右一対の取付支持アーム50の先端に回転自在に軸装し、取付支持アーム50の基部をオーガーフレーム11に回動自在に取付ける(図9)。
取付支持アーム50の基部には、エンジン(図示省略)の回転を掻込リール12に伝達する出力軸51を軸装し、出力軸51には駆動プーリー52を、リール回転軸15には従動プーリー53をそれぞれ設け、駆動プーリー52と従動プーリー53にベルト54を掛け回す。
駆動プーリー52と従動プーリー53のうち、少なくとも、駆動プーリー52は、ベルト54を巻き掛ける有効径を変更自在とした所謂割プーリーWにより構成し、割プーリーWのサイドプーリー55の間に挟むように設けるシムプーリー56の枚数を変更して、掻込リール12の回転を作業状態(穀稈状態)に合わせて変速するリール変速機構Hを構成する。
そのため、従来の段付きプーリーでのベルトの損傷を回避でき、また、製造組立を容易にする。
また、リール変速機構Hは、駆動プーリー52に加えて従動プーリー53も、ベルト54を掛ける有効径の変更自在とした割プーリーWにより構成してもよい(図9)。
そのため、一層、掻込リール12の変速範囲を大きくした変速機構を、簡単に提供できる。
そのため、従来の段付きプーリーでのベルトの損傷を回避でき、また、製造組立を容易にする。
また、リール変速機構Hは、駆動プーリー52に加えて従動プーリー53も、ベルト54を掛ける有効径の変更自在とした割プーリーWにより構成してもよい(図9)。
そのため、一層、掻込リール12の変速範囲を大きくした変速機構を、簡単に提供できる。
掻込リール12のリール変速機構Hは、刈取装置4の左側に配置する(図9)。
そのため、シムプーリー56の増減作業を簡単に行える。
掻込リール12の駆動プーリー52と従動プーリー53とベルト54の伝動機構Dは刈取装置4の左側に配置し、伝動機構Dを包囲カバー60により包囲し、包囲カバー60の前端は先端に至るに従い左右幅を細くなる形状に形成する(図9)。
そのため、機体走行方向の左側の未刈り穀稈が包囲カバー60に絡み付くのを防止する。
掻込リール12の伝動機構Dは刈取装置4の左側に配置し、伝動機構Dを包囲カバー60により包囲し、包囲カバー60の前端は先端に至るに従い全体が細くなる錐形状に形成してもよく(図9)、そのため、機体走行方向の左側の未刈り穀稈が包囲カバー60に絡み付くのを防止する。
そのため、シムプーリー56の増減作業を簡単に行える。
掻込リール12の駆動プーリー52と従動プーリー53とベルト54の伝動機構Dは刈取装置4の左側に配置し、伝動機構Dを包囲カバー60により包囲し、包囲カバー60の前端は先端に至るに従い左右幅を細くなる形状に形成する(図9)。
そのため、機体走行方向の左側の未刈り穀稈が包囲カバー60に絡み付くのを防止する。
掻込リール12の伝動機構Dは刈取装置4の左側に配置し、伝動機構Dを包囲カバー60により包囲し、包囲カバー60の前端は先端に至るに従い全体が細くなる錐形状に形成してもよく(図9)、そのため、機体走行方向の左側の未刈り穀稈が包囲カバー60に絡み付くのを防止する。
コンバインの機体所定位置には、機体の前方および後方を視認しうる画像センサ等の作業者検出手段65を設け、この作業者検出手段65が機体の前方および/または後方に作業者を検出すると、警告音や機体緊急停止させる。
そのため、操縦部6の作業者が気付かない圃場の作業者の接近を未然に回避するこ
とができる。
この作業者検出手段65による報知は、警告音の鳴動を優先させ、次に、機体緊急停止させる。
そのため、仮に、作業者検出手段65が作業者を誤検出したような場合も、作業に与える影響を最小限にできて、安全を確保できる。
そのため、操縦部6の作業者が気付かない圃場の作業者の接近を未然に回避するこ
とができる。
この作業者検出手段65による報知は、警告音の鳴動を優先させ、次に、機体緊急停止させる。
そのため、仮に、作業者検出手段65が作業者を誤検出したような場合も、作業に与える影響を最小限にできて、安全を確保できる。
作業者検出手段65の前側検出手段は、操縦部6を所謂キャビン形状に形成した場合、キャビン前側上部に設け、刈取装置4より少なくとも20メートル先方の作業者を検出可能に構成する。
後側検出手段は、脱穀装置3後側上部に設け、脱穀装置34より少なくとも10メートル後方も検出可能に構成する。
また、作業者検出手段65による作業者検出で、機体を緊急停止させた場合、予め登録した端末手段にその旨を報知する。
また、作業者検出手段65の前側検出手段は、キャビン前側上部と操縦部6の操作席(図示省略)の二箇所に設置すると、検出範囲が広くなり、安全性を向上させられる。
後側検出手段は、脱穀装置3後側上部に設け、脱穀装置34より少なくとも10メートル後方も検出可能に構成する。
また、作業者検出手段65による作業者検出で、機体を緊急停止させた場合、予め登録した端末手段にその旨を報知する。
また、作業者検出手段65の前側検出手段は、キャビン前側上部と操縦部6の操作席(図示省略)の二箇所に設置すると、検出範囲が広くなり、安全性を向上させられる。
この場合、前側検出手段は、キャビンの室内に設けると、塵埃等から保護され、検出精度を向上させられる。
掻込リール12のベルト54のテンションプーリー66をテンションアーム67に設け、テンションアーム67とリール回転軸15のボス部68とをテンション調節ロッド69により連結する(図10)。
このテンション調節ロッド69を伸縮自在構成とすることにより、ベルト54のテンション調節を容易にできる。
掻込リール12を駆動する駆動プーリー52には、オーガー10から駆動回転を伝達する構成とする(図11)。
掻込リール12のベルト54のテンションプーリー66をテンションアーム67に設け、テンションアーム67とリール回転軸15のボス部68とをテンション調節ロッド69により連結する(図10)。
このテンション調節ロッド69を伸縮自在構成とすることにより、ベルト54のテンション調節を容易にできる。
掻込リール12を駆動する駆動プーリー52には、オーガー10から駆動回転を伝達する構成とする(図11)。
そのため、駆動プーリー52を取付けた出力軸51の長さを短くすることができ、回転伝達ロスを抑制できる。
オーガー10のオーガー軸71の一端(右端)にエンジンの駆動回転を入力し、オーガー軸71の他端(左端)側に設けた中間出力歯車72と出力軸51の中間入力歯車73の間にチェン74を掛け回している。
なお、オーガー軸71の一端側は二重軸とし、外側軸筒75をオーガー10と一体回転するようにし、外側軸筒75に中間歯車75Aを固定し、中間歯車75Aにエンジンの回転を入力する構成とし、中間歯車75Aは外側軸筒75を介してオーガー10を一体回転させ、オーガー10の回転により中間出力歯車72を回転させ、これにより、駆動プーリー52を回転させて、掻込リール12を駆動回転させる。
オーガー10のオーガー軸71の一端(右端)にエンジンの駆動回転を入力し、オーガー軸71の他端(左端)側に設けた中間出力歯車72と出力軸51の中間入力歯車73の間にチェン74を掛け回している。
なお、オーガー軸71の一端側は二重軸とし、外側軸筒75をオーガー10と一体回転するようにし、外側軸筒75に中間歯車75Aを固定し、中間歯車75Aにエンジンの回転を入力する構成とし、中間歯車75Aは外側軸筒75を介してオーガー10を一体回転させ、オーガー10の回転により中間出力歯車72を回転させ、これにより、駆動プーリー52を回転させて、掻込リール12を駆動回転させる。
一方、オーガー軸71の二重軸部分の内側軸76はオーガー10の内端側に回転自在に軸装し、内側軸76にはオーガー10に対して偏心回転する内側カウンタ軸78側を取付け、内側カウンタ軸78側にオーガー10に対して出入りする掻込体77を取付けている。
掻込リール12のリール回転軸15を取付ける左右一対の取付支持アーム50を、前後分割形成し、前アーム80を後アーム81に対して先端位置が上下位置調節可能に構成する(図12)。
そのため、掻込リール12の高さを、圃場の作物の状態に対して、一層、最適に調節することができる。
掻込リール12のリール回転軸15を取付ける左右一対の取付支持アーム50を、前後分割形成し、前アーム80を後アーム81に対して先端位置が上下位置調節可能に構成する(図12)。
そのため、掻込リール12の高さを、圃場の作物の状態に対して、一層、最適に調節することができる。
上下位置調節機構の構成は任意であるが、前アーム80の後部の取付ステー82を後アーム81に取付軸83で回動自在に取付け、取付ステー82を固定手段(ピン)84により所定高さで固定する。
そのため、取付ステー82の上部にて前アーム80を固定手段84により固定すると、掻込リール12の高さを低くし、取付ステー82の下部にて前アーム80を固定手段84により固定すると、掻込リール12の高さを高くする。
なお、前アーム80と後アーム81は、何れか一方を何れか他方より長く形成する。
そのため、取付ステー82の上部にて前アーム80を固定手段84により固定すると、掻込リール12の高さを低くし、取付ステー82の下部にて前アーム80を固定手段84により固定すると、掻込リール12の高さを高くする。
なお、前アーム80と後アーム81は、何れか一方を何れか他方より長く形成する。
(実施形態の作用)
本発明は上記構成であり、機体を走行させると、オーガーフレーム11の左右両側に設けた分草装置8により圃場の穀稈を分草し、掻込リール12が圃場の穀稈を11のオーガー10に向けて掻込み、掻込んだ穀稈の所定部分を刈刃13が切断し、切断した穀稈を搬送エレベーター14により脱穀装置3の脱穀室に供給して脱穀する。
本発明は上記構成であり、機体を走行させると、オーガーフレーム11の左右両側に設けた分草装置8により圃場の穀稈を分草し、掻込リール12が圃場の穀稈を11のオーガー10に向けて掻込み、掻込んだ穀稈の所定部分を刈刃13が切断し、切断した穀稈を搬送エレベーター14により脱穀装置3の脱穀室に供給して脱穀する。
刈取装置4の掻込リール12は、左右方向のリール回転軸15の左右両側に左右一対のスラットフレーム16の中心をそれぞれ取付け、スラットフレーム16の放射方向に突出するスラットアーム17の先端には左右方向のスラットバー18を夫々取付け、各スラットバー18にはリールタイン19を左右方向に所定間隔おいて複数取付けて構成しているので、掻込リール12が回転すると、掻込リール12のリールタイン19が垂直状態を保持して回転して、圃場の穀稈を掻き込む。
本実施形態のリールタイン19は、スラットバー18に取付けた縦長の箱形状に形成した取付用のステー20の各挿入孔25にリールタイン19の取付部26を挿入し、ボルト27により固定する。
そのため、リールタイン19は、取付部26をステー20に差し込んでボルト27により止めるので、リールタイン19の取付部26はステー20の外部に露出せず、穀稈(藁屑)の引っ掛かりあるいは巻き付きを防止でき、掻込作用を円滑・確実に行える。
そのため、リールタイン19は、取付部26をステー20に差し込んでボルト27により止めるので、リールタイン19の取付部26はステー20の外部に露出せず、穀稈(藁屑)の引っ掛かりあるいは巻き付きを防止でき、掻込作用を円滑・確実に行える。
リールタイン19は、コイル部28の一端に取付部26を設け、コイル部28の他端には穀稈に接触する棒状のタイン部30を設けて構成し、タイン部30はコイル部28により前後方向に移動自在となって、穀稈に対する接触圧力を軽減させ、穀稈切れを防止する。
このコイル部28はステー20内に収納できないが、リールタイン19にはこのコイル部28を包囲するカバー31を設けているので、リールタイン19とスラットバー18との取付部分と、得にタイン部30に穀稈が巻き付くのを防止できる。
このコイル部28はステー20内に収納できないが、リールタイン19にはこのコイル部28を包囲するカバー31を設けているので、リールタイン19とスラットバー18との取付部分と、得にタイン部30に穀稈が巻き付くのを防止できる。
カバー31は合成樹脂により、上部の円弧部32の前側部分に前側包囲部33を設け、上部の円弧部32の後側部分に後側包囲部34を設け、前側包囲部33の先端部と後側包囲部34の先端部によりリールタイン19のコイル部28の下方部分のリールタイン19を前後側から挟持する構成としているので、カバー31は自身の有する弾性形状保持力により、リールタイン19を前後側から挟持し、カバー31の前側包囲部33の先端部と後側包囲部34の先端部との間からカバー31内に穀稈が侵入するのを防止し、リールタイン19とスラットバー18とカバー31に穀稈が巻き付くのを防止する。
また、カバー31の前側包囲部33の先端部には、各リールタイン19のタイン部30が嵌合する切欠部42を設けてもよく、切欠部42を設けると、前側包囲部33の先端部後面が後側包囲部34の先端部前面に略密着するように当接し、前側包囲部33と後側包囲部34の先端部の隙間発生を防止し、カバー31内への異物侵入を抑制する。
また、各リールタイン19のタイン部30がカバー31の切欠部42に嵌合するので、各リールタイン19の位置決め手段としても作用し、リールタイン19の作業精度を向上させられる。
また、各リールタイン19のタイン部30がカバー31の切欠部42に嵌合するので、各リールタイン19の位置決め手段としても作用し、リールタイン19の作業精度を向上させられる。
この場合、切欠部42とタイン部30との関係は、図8のように、タイン部30と切欠部42との間に所定の隙間43を有してを有して嵌合する構成としているので、スラットバー18とリールタイン19とカバー31の製作精度および取付精度の狂いを、隙間43により吸収し、リールタイン19の取付けを容易にする。
1…機体フレーム、2…走行装置、3…脱穀装置、4…刈取装置、5…グレンタンク、6…操縦部、10…オーガー、11…オーガーフレーム、12…掻込リール、13…刈刃、14…搬送エレベーター、15…リール回転軸、16…スラットフレーム、17…スラットアーム、18…スラットバー、19…リールタイン、20…ステー、21…前板、22…後板、23…底板、25…挿入孔、26…取付部、27…ボルト、28…コイル部、29…挿入用孔、30…タイン部、31…カバー、32…円弧部、33…前側包囲部、34…後側包囲部、35…移動規制手段、42…切欠部、43…隙間、50…取付支持アーム、51…出力軸、52…駆動プーリー、53…従動プーリー、54…ベルト、56…シムプーリー、60…包囲カバー。
Claims (4)
- オーガー(10)を軸装したオーガーフレーム(11)に、掻込リール(12)と、刈刃(13)とを設けて構成し、前記掻込リール(12)は、リール回転軸(15)に、放射方向に突出するスラットアーム(17)を複数有する左右一対のスラットフレーム(16)の中心を取付け、前記各スラットアーム(17)の先端にはスラットバー(18)を夫々取付け、各スラットバー(18)にはリールタイン(19)を垂下して設け、リールタイン(19)の取付用のステー(20)を介して取付け、スラットバー(18)およびリールタイン(19)には、リールタイン(19)とスラットバー(18)との取付部分を包囲するカバー(31)を設け、該カバー(31)は上部の円弧形状の円弧部(32)の前側部分に前側包囲部(33)を、前記円弧部(32)の後側部分に後側包囲部(34)をそれぞれ有して合成樹脂により一体状に形成し、前側包囲部(33)の先端部と後側包囲部(34)の先端部によりリールタイン(19)のタイン部(30)を前後側から挟持する構成とし、前記前側包囲部(33)と後側包囲部(34)の少なくとも何れか一方の先端部は、何れか他方の下端部よりも高く形成したコンバイン。
- 請求項1記載の発明において、前記カバー(31)とスラットバー(18)との間には、カバー(31)の左右方向の移動を規制する移動規制手段(35)を設けたコンバイン。
- 請求項1または請求項2記載の発明において、前記カバー(31)の前側包囲部(33)の先端部には、各リールタイン(19)のタイン部(30)が嵌合する切欠部(42)を設けたコンバイン。
- 請求項3記載の発明において、前記前側包囲部(33)の切欠部(42)とタイン部(30)とは、タイン部(30)の外周と切欠部(42)の内周との間に所定の隙間(43)を有して嵌合する構成としたコンバイン。
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