JP2020178601A - 収穫機 - Google Patents

収穫機 Download PDF

Info

Publication number
JP2020178601A
JP2020178601A JP2019083085A JP2019083085A JP2020178601A JP 2020178601 A JP2020178601 A JP 2020178601A JP 2019083085 A JP2019083085 A JP 2019083085A JP 2019083085 A JP2019083085 A JP 2019083085A JP 2020178601 A JP2020178601 A JP 2020178601A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
cover
spring
support member
tine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019083085A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7169934B2 (ja
Inventor
崇 齊藤
Takashi Saito
崇 齊藤
チア ユアン タン
Chia Yuan Tan
チア ユアン タン
耕輝 磯▲崎▼
Koki Isozaki
耕輝 磯▲崎▼
賢治 猿渡
Kenji Saruwatari
賢治 猿渡
丸山 純一
Junichi Maruyama
純一 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2019083085A priority Critical patent/JP7169934B2/ja
Priority to CN202080026219.2A priority patent/CN113677193B/zh
Priority to CN202410010620.7A priority patent/CN117751757A/zh
Priority to PCT/JP2020/016610 priority patent/WO2020218123A1/ja
Publication of JP2020178601A publication Critical patent/JP2020178601A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7169934B2 publication Critical patent/JP7169934B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Outside Dividers And Delivering Mechanisms For Harvesters (AREA)

Abstract

【課題】タインのバネ部に作物が巻き付き難い収穫機が要望されている。【解決手段】タイン31に、支持部材18に支持される支持部31aと、支持部材18の下方に位置するバネ部31bと、バネ部31bから垂れ下がる状態で設けられ、植立作物に掻込作用する作用部31cと、が備えられている。支持部材18の外周部に嵌合する嵌合部36と、バネ部31bの後方を通って下方に向けて延ばされ、バネ部31bを後方から覆うカバー部37と、を有するカバー部材35が備えられている。【選択図】図8

Description

本発明は、収穫機に関する。
従来、収穫機として、例えば、特許文献1に記載の収穫機が知られている。特許文献1に記載の収穫機には、植立作物を掻き込みながら刈り取る刈取部(文献では「刈取部〔3〕」)が備えられ、刈取部に、植立作物を掻き込む掻込リール(文献では「掻込みリール〔12〕」)が備えられている収穫機が開示されている。掻込リールには、機体左右方向に沿って延びる回転軸心(文献では「軸心〔X1〕」)周りで回転駆動される左右のリールフレーム(文献では「リールフレーム〔19〕」)と、左右のリールフレームに亘って複数設けられ、機体左右方向に沿って延びる棒状の支持部材(文献では「支持フレーム〔20〕」)と、支持部材に機体左右方向に間隔をあけて取り付けられる複数のタイン(文献では「タイン〔22〕」)と、が備えられている。タインには、支持部材に支持される支持部(文献では「取付部〔35〕」)と、支持部材の下方に位置するバネ部(文献では「コイル部〔33〕」)と、バネ部から垂れ下がる状態で設けられ、植立作物に掻込作用する作用部(文献では「作用部〔32〕」)と、が備えている。
特開2013−110983号公報
特許文献1に記載の収穫機では、タインが植立作物に前方から掻込作用して植立作物が掻き込まれることになる。その際、植立作物がバネ部に後方から接触してバネ部に作物が巻き付き易い。
上記状況に鑑み、タインのバネ部に作物が巻き付き難い収穫機が要望されている。
本発明の特徴は、植立作物を掻き込みながら刈り取る刈取部が備えられ、前記刈取部に、植立作物を掻き込む掻込リールが備えられている収穫機であって、前記掻込リールに、機体左右方向に沿って延びる回転軸心周りで回転駆動される左右のリールフレームと、前記左右のリールフレームに亘って複数設けられ、機体左右方向に沿って延びる棒状の支持部材と、前記支持部材に機体左右方向に間隔をあけて取り付けられる複数のタインと、が備えられ、前記タインに、前記支持部材に支持される支持部と、前記支持部材の下方に位置するバネ部と、前記バネ部から垂れ下がる状態で設けられ、植立作物に掻込作用する作用部と、が備えられ、前記支持部材の外周部に嵌合する嵌合部と、前記バネ部の後方を通って下方に向けて延ばされ、前記バネ部を後方から覆うカバー部と、を有するカバー部材が備えられていることにある。
本特徴構成によれば、バネ部がカバー部に後方から覆われているため、タインが植立作物を掻き込む際に、植立作物がバネ部に後方から接触することがない。したがって、バネ部に作物が巻き付き難い。また、カバー部材は、嵌合部が支持部材の外周部に嵌合した状態で支持部材に取り付けられることになる。これにより、カバー部材を支持部材にしっかりと取り付けることができる。
さらに、本発明において、前記支持部は、前記支持部材の外周部にボルトによって固定され、前記カバー部材に、前記嵌合部と連続して設けられ、前記ボルトの頭部を覆う部分が備えられていると好適である。
本特徴構成によれば、ボルトの頭部がカバー部材のうち嵌合部と連続する部分に覆われているため、ボルトの頭部に作物が巻き付き難い。
さらに、本発明において、前記タインは、前記支持部材の後方を通って前記バネ部に至る形状に形成されており、前記嵌合部は、前記支持部材の外周部の前部に嵌合し、前記カバー部は、前記タインの後部に接触する状態で下方に向けて延ばされていると好適である。
本特徴構成によれば、嵌合部を、支持部材の後方を通るタインを避けて支持部材の外周部に上手く嵌合させることができる。また、カバー部がタインの後部に接触する状態で下方に向けて延ばされていることにより、カバー部をタインの後部でしっかりと支持すると共に、カバー部とタインの後部との隙間を小さくして、バネ部に巻き付く原因となる作物が当該隙間から入り込むのを防止することができる。
さらに、本発明において、前記カバー部は、前記バネ部の後部に接触する状態で前記バネ部の下端よりも下側の高さ位置まで下方に向けて延ばされていると好適である。
本特徴構成によれば、カバー部をバネ部の後部でしっかりと支持すると共に、カバー部とバネ部の後部との隙間を小さくして、バネ部に巻き付く原因となる作物が当該隙間から入り込むのを効果的に防止することができる。また、カバー部のうちバネ部の下端よりも下側に位置する部分によって、バネ部に下方から巻き付こうとする作物からバネ部を保護することができる。
さらに、本発明において、前記カバー部は、前記嵌合部の下端よりも下側の高さ位置まで下方に向けて延ばされており、前記カバー部のうち前記嵌合部の下端よりも下側に位置する下側部分を支持する支持ブラケットが備えられていると好適である。
本特徴構成によれば、カバー部材のうち支持部材に取り付けられている部分(嵌合部分)から離れている部分(カバー部の下側部分)を、支持ブラケットでしっかりと支持することができる。
さらに、本発明において、前記支持部は、前記支持部材の外周部にボルトによって固定され、前記支持ブラケットは、前記支持部と共に前記支持部材の外周部に前記ボルトによって固定されていると好適である。
本特徴構成によれば、ボルトの共通化により、固定構造の簡素化を図ることができる。
さらに、本発明において、前記カバー部材に、第一係合部が備えられ、かつ、前記支持ブラケットに、第二係合部が備えられ、前記第一係合部と前記第二係合部とが係合した状態で、前記支持ブラケットが前記支持部材の外周部に前記ボルトによって固定されていると好適である。
本特徴構成によれば、カバー部材が支持部材から外れないように、カバー部材を支持ブラケットを介して支持部材にしっかりと取り付けることができる。
さらに、本発明において、前記支持ブラケットに、前記支持部材の断面視で前記嵌合部を前記支持部材とは反対側から押さえる押さえ部が備えられていると好適である。
本特徴構成によれば、嵌合部が支持部材の外周部から外れないように、嵌合部を押さえ部でしっかりと保持することができる。
さらに、本発明において、前記カバー部材は、複数の前記タインを覆う長尺部材であり、前記カバー部材のうち左右両側における前記下側部分が夫々前記支持ブラケットに支持されていると好適である。
本特徴構成によれば、カバー部の下側部分を左右のバランス良く支持することができる。
さらに、本発明において、前記タインに、一の前記支持部と、前記一の支持部に対して左右に振り分け配置される左右の前記バネ部と、前記左右のバネ部の夫々に対応する左右の前記作用部と、が備えられていると好適である。
本特徴構成によれば、左側のバネ部及び左側の作用部と右側のバネ部及び右側の作用部とで、支持部が共通化されることになる。これにより、タインに係る部品点数を削減することができ、かつ、タインの軽量化を図ることができる。
さらに、本発明において、前記カバー部を支持する支持ブラケットが、前記左右のバネ部の間で前記支持部材に取り付けられていると好適である。
本特徴構成によれば、左右のバネ部の間のスペースを利用して支持ブラケットを設置することができる。
さらに、本発明において、前記バネ部は、前記支持部材の前下方に位置し、前記カバー部は、側面視で前記バネ部の後部に沿って前下がりに傾斜していると好適である。
本特徴構成によれば、カバー部が支持部材の後部及びバネ部の後部に沿って傾斜していることになる。これにより、カバー部とバネ部の後部との隙間を小さくして、バネ部に巻き付く原因となる作物が当該隙間から入り込むのを防止することができる。
コンバインを示す右側面図である。 刈取部を示す平面図である。 掻込リールを示す右側面図である。 掻込リールを示す平面図である。 リールフレーム及び内側タインを示す右側面図である。 内側タイン及びカバー部材の取付構造を示す分解斜視図である。 内側タイン及びカバー部材を示す正面図である。 図7におけるVIII−VIII断面図である。 図7におけるIX−IX断面図である。
本発明を実施するための形態について、図面に基づき説明する。なお、以下の説明では、矢印F(図1及び図2参照)の方向を「機体前側」、矢印B(図1及び図2参照)の方向を「機体後側」、矢印L(図2参照)の方向を「機体左側」、矢印R(図2参照)の方向を「機体右側」とする。
〔コンバインの全体構成〕
図1には、全稈投入型コンバイン(本発明に係る「収穫機」に相当)を示している。本コンバインには、機体フレーム1と、クローラ走行装置2と、が備えられている。機体の前方には、植立穀稈を掻き込みながら刈り取る刈取部3が設けられている。刈取部3には、植立穀稈を掻き込む掻込リール4と、植立穀稈を切断する刈刃5と、刈取穀稈を掻き込む掻込オーガ6と、これらを支持する刈取フレーム7と、が備えられている。刈取フレーム7の左右両側部における前端部には、夫々、植立穀稈を分草するデバイダ8が設けられている
機体の前部には、運転部9が設けられている。刈取穀稈の全稈を脱穀処理する脱穀装置10が設けられている。刈取部3と脱穀装置10とに亘って、刈取穀稈を脱穀装置10に向けて搬送するフィーダ11が設けられている。フィーダ11は、脱穀装置10の前部に上下揺動可能に支持されている。フィーダ11と機体フレーム1とに亘って、フィーダ11を上下揺動させるための油圧シリンダ12が設けられている。脱穀装置10の右方には、脱穀装置10の脱穀処理によって得られた穀粒を貯留する穀粒タンク13が設けられている。穀粒タンク13内の穀粒を排出する穀粒排出装置14が設けられている。
〔掻込リール〕
図2から図5に示すように、掻込リール4には、左右の支持アーム15と、掻込リール駆動軸16と、左右のリールフレーム17と、複数の支持バー18(本発明に係る「支持部材」に相当)と、複数のタイン19と、タイン姿勢保持機構20と、が備えられている。
左右の支持アーム15の基端部に亘って、左右の支持アーム15の基端部を連結する連結軸21が設けられている。左右の支持アーム15は、連結軸21を介して刈取フレーム7の後部に上下揺動可能に支持されている。左右の支持アーム15の先端部に亘って、掻込リール4を掻込駆動するための動力が入力される掻込リール駆動軸16が設けられている。掻込リール駆動軸16の右端部には、掻込リール駆動軸16に動力を伝達するベルト伝動機構22が連係されている。左側の支持アーム15と刈取フレーム7の左側部とに亘って及び右側の支持アーム15と刈取フレーム7の右側部とに亘って、夫々、支持アーム15を上下揺動させるための油圧シリンダ23(図1参照)が設けられている。
左右のリールフレーム17は、機体左右方向に沿って延びる回転軸心X1周りで矢印Aの方向に回転駆動される。左側のリールフレーム17は、掻込リール駆動軸16の左端部に支持されている。右側のリールフレーム17は、掻込リール駆動軸16の右端部に支持されている。リールフレーム17は、側面視で略五角形状に形成されている。リールフレーム17には、五つのアーム部24aを有するフレーム本体24と、五つのアーム部24aの先端部に亘って巻き回される帯状の板材25と、が備えられている。
支持バー18は、機体左右方向に沿って延びる丸棒状の支持部材である。支持バー18は、左側のフレーム本体24における五つのアーム部24aの先端部の夫々と右側のフレーム本体24における五つのアーム部24aの先端部の夫々とに亘って設けられている。すなわち、支持バー18は、左右のリールフレーム17に亘って複数(本実施形態では、五本)設けられている。
タイン姿勢保持機構20は、タイン19を支持バー18から下方に向かって延び出る姿勢に保持するものである。タイン姿勢保持機構20には、回転軸心X1と平行な回転軸心X2周りで回転可能な補助リールフレーム26と、補助リールフレーム26と支持バー18とを連係するリンク27と、が備えられている。補助リールフレーム26は、側面視で略五角形状に形成されている。補助リールフレーム26には、五つのアーム部28aを有するフレーム本体28と、五つのアーム部28aの先端部に亘って巻き回される帯状の板材29と、が備えられている。フレーム本体28における各アーム部28aの先端部と各支持バー18とに亘って、リンク27が設けられている。
補助リールフレーム26が回転軸心X2周りで回転することにより、リンク27を介して支持バー18が回転操作されることになる。これにより、リールフレーム17の回転にかかわらず、タイン19が支持バー18から下方に向かって延び出る姿勢に保持されることになる。
〔タイン〕
複数のタイン19は、支持バー18に機体左右方向に間隔をあけて取り付けられている。タイン19として、支持バー18の左右両端部に位置する複数の外側タイン30と、外側タイン30よりも横内側に位置する複数の内側タイン31(本発明に係る「タイン」に相当)と、が備えられている。外側タイン30は、内側タイン31よりも外径の大きい丸棒材によって構成され、内側タイン31よりも曲げ強度が高い。
図6から図9に示すように、内側タイン31は、外側タイン30よりも外径の小さい丸棒材によって構成され、外側タイン30よりも曲げ強度が低い。内側タイン31には、支持バー18に支持される支持部31aと、支持バー18の下方に位置するバネ部31bと、バネ部31bから垂れ下がる状態で設けられ、植立穀稈に掻込作用する作用部31cと、支持部31aとバネ部31bとに亘って延びる延設部31dと、が備えられている。
本実施形態では、内側タイン31には、一の支持部31aと、一の支持部31aに対して左右に振り分け配置される左右のバネ部31bと、一の支持部31aと左側のバネ部31bとに亘って延びる左側の延設部31dと、一の支持部31aと右側のバネ部31bとに亘って延びる右側の延設部31dと、左側のバネ部31bに対応する左側の作用部31cと、右側のバネ部31bに対応する右側の作用部31cと、が備えられている。内側タイン31は、その左右中心C1に対して左右対称な形状に形成されている。
支持部31aは、支持バー18の上面に載置された状態で支持バー18の外周部にボルト32によって固定されている。支持部31aには、ボルト32が上下方向に通過可能なように、後方に向かって開口する凹部が備えられている。支持バー18には、ボルト32が挿通される孔18aが形成されている。ボルト32は、支持部31aの上方から孔18aに差し込まれている。ボルト32のうち頭部32aと支持部31aとの間の部分には、平座金33が外嵌されている。ボルト32のうち支持バー18から下方に向かって突出している部分には、ナット34が取り付けられている。
本実施形態では、バネ部31bは、支持バー18に平行な軸心周りで三重巻きのバネ部によって構成されている。バネ部31bは、支持バー18の前下方に位置している。内側タイン31は、支持バー18の上方から支持バー18の後方を通ってバネ部31bに至る形状に形成されている。作用部31cは、バネ部31bから前下方に向かって延び出て後下方に向かって折れ曲がる形状に形成されている。延設部31dは、支持部31aから支持バー18の後方を通ってバネ部31bに至る形状に形成されている。
〔カバー部材〕
図6から図9に示すように、支持バー18には、カバー部材35が取り付けられている。カバー部材35は、複数のタイン19を覆う単一の長尺部材によって構成されている。カバー部材35は、支持バー18の左右両端部に亘る左右長さ(具体的には、複数のタイン19のうち最も左端に位置する外側タイン30と最も右端に位置する外側タイン30とに亘る左右長さ)を有している。カバー部材35には、支持バー18の外周部に嵌合する嵌合部36と、バネ部31bの後方を通って下方に向けて延ばされ、バネ部31bを後方から覆う第一カバー部37(本発明に係る「カバー部」に相当)と、嵌合部36と連続して設けられ、ボルト32の頭部32aを覆う第二カバー部38(本発明に係る「ボルトの頭部を覆う部分」に相当)と、が備えられている。嵌合部36、第一カバー部37及び第二カバー部38は、夫々、カバー部材35の左右全長に亘って形成されている。
嵌合部36は、支持バー18の外周部の形状に沿う円弧形状に形成されている。嵌合部36は、支持バー18の外周部の前部に嵌合している。具体的には、嵌合部36は、支持バー18の外周部のうち孔18aよりも前側部分に嵌合している。嵌合部36の上端部36aは、支持部31aの前端部と支持バー18の外周部との隙間に入り込んでいる。嵌合部36の下端部36bは、ナット34と支持バー18の外周部との隙間に入り込んでいる。
第一カバー部37は、内側タイン31の後部に接触する状態で下方に向けて延ばされている。具体的には、第一カバー部37は、バネ部31bの後部及び延設部31dの後部に接触する状態で、嵌合部36の下端よりも下側でバネ部31bの下端よりも下側の高さ位置まで下方に向けて延ばされている。第一カバー部37は、側面視でバネ部31bの後部及び延設部31dの後部に沿って前下がりに傾斜している。
第二カバー部38は、ボルト32の頭部32a及び支持部31aが露出しないように、ボルト32の頭部32a及び支持部31aを覆っている。第二カバー部38は、嵌合部36の上端部と第一カバー部37の上端部とに亘って形成されている。
〔支持ブラケット〕
第一カバー部37のうち嵌合部36の下端よりも下側に位置する下側部分を支持する支持ブラケット39が設けられている。支持ブラケット39は、支持バー18のうち左右両端側部分に夫々取り付けられている。すなわち、カバー部材35のうち左右両側における前記下側部分が夫々支持ブラケット39に支持されている。左側の支持ブラケット39は、複数の内側タイン31のうち最も左端に位置する内側タイン31における左右のバネ部31bの間で支持バー18に取り付けられている。右側の支持ブラケット39は、複数の内側タイン31のうち最も右端に位置する内側タイン31における左右のバネ部31bの間で支持バー18に取り付けられている。
支持ブラケット39は、折り曲げ形成された板材によって構成されている。支持ブラケット39には、取付部39aと、押さえ部39bと、係合部39c(本発明に係る「第二係合部」に相当)と、が備えられている。
取付部39aには、ボルト32が挿通される孔39dが形成されている。ボルト32のうち取付部39aから下方に向かって突出している部分には、ナット40が取り付けられている。すなわち、支持ブラケット39は、支持部31aと共に支持バー18の外周部にボルト32によって固定されている。
押さえ部39bは、取付部39aの前端部から立ち上がる状態で設けられている。押さえ部39bは、側面視(支持バー18の断面視)で嵌合部36を支持バー18とは反対側(前側)から押さえている。押さえ部39bの上端は、側面視で支持バー18の中心X3よりも上側の高さ位置に位置している。
係合部39cは、取付部39aの後端部から垂れ下がる状態で設けられている。ここで、カバー部材35において、第一カバー部37の内面部(バネ部31bに対向する側の面部)には、カバー部材35の左右全長に亘って係合部37a(本発明に係る「第一係合部」に相当)が形成されている。係合部37aは、側面視で溝形状に形成されている。支持ブラケット39の係合部39cがカバー部材35の係合部37aに差し込まれることにより、カバー部材35の係合部37aと支持ブラケット39の係合部39cとが係合している。すなわち、カバー部材35の係合部37aと支持ブラケット39の係合部39cとが係合した状態で、支持ブラケット39が支持バー18の外周部にボルト32によって固定されている。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、内側タイン31に、一の支持部31aと、左右のバネ部31bと、左右の延設部31dと、左右の作用部31cと、が備えられている。しかし、内側タイン31は、一の支持部31aと、一のバネ部31bと、一の作用部31cと、を備える構成であってもよい。
(2)上記実施形態では、バネ部31bは、三重巻きのバネ部によって構成されている。しかし、バネ部31bは、二重巻き又は一重巻きのバネ部によって構成されていてもよい。
(3)上記実施形態では、カバー部材35に、第二カバー部38が備えられている。しかし、カバー部材35に、第二カバー部38が備えられていなくてもよい。
(4)上記実施形態では、内側タイン31は、支持バー18の後方を通ってバネ部31bに至る形状に形成されている。しかし、内側タイン31は、支持バー18の前方を通ってバネ部31bに至る形状に形成されていてもよい。
(5)上記実施形態では、嵌合部36は、支持バー18の外周部の前部に嵌合している。しかし、嵌合部36は、支持バー18の外周部の後部、上部又は下部に嵌合していてもよい。
(6)上記実施形態では、第一カバー部37は、内側タイン31(バネ部31b)の後部に接触する状態で下方に向けて延ばされている。しかし、第一カバー部37は、内側タイン31(バネ部31b)の前部に接触する状態で下方に向けて延ばされていてもよい。
(7)上記実施形態では、第一カバー部37は、バネ部31bの下端よりも下側の高さ位置まで下方に向けて延ばされている。しかし、第一カバー部37は、バネ部31bの下端よりも下側の高さ位置まで下方に向けて延ばされていなくてもよい。例えば、第一カバー部37は、バネ部31bの下端よりも上側の高さ位置まで下方に向けて延ばされていてもよい。あるいは、第一カバー部37は、バネ部31bの下端と同じ高さ位置まで下方に向けて延ばされていてもよい。
(8)上記実施形態では、支持ブラケット39は、内側タイン31と共通のボルト32によって支持バー18の外周部に固定されている。しかし、支持ブラケット39は、ボルト32とは別のボルトによって支持バー18の外周部に固定されていてもよい。
(9)上記実施形態では、支持ブラケット39は、一の内側タイン31における左右のバネ部31bの間で支持バー18に取り付けられている。しかし、支持ブラケット39は、隣り合う内側タイン31の間で支持バー18に取り付けられていてもよい。
(10)上記実施形態では、カバー部材35の係合部37aと支持ブラケット39の係合部39cとが係合した状態で、支持ブラケット39が支持バー18の外周部にボルト32によって固定されている。しかし、カバー部材35及び支持ブラケット39に、夫々、係合部37a及び係合部39cが備えられていなくてもよい。
(11)上記実施形態では、支持ブラケット39に、押さえ部39bが備えられている。しかし、支持ブラケット39に、押さえ部39bが備えられていなくてもよい。この場合、例えば、カバー部材35に、前後二分割のカバー部材をカバー部材35の上方から被せて、当該カバー部材を前後方向に締め付けることにより、カバー部材35が支持バー18から外れないようにしてもよい。
(12)上記実施形態では、支持ブラケット39が設けられている。しかし、支持ブラケット39が設けられていなくてもよい。
(13)上記実施形態では、カバー部材35のうち左右両側における前記下側部分が夫々支持ブラケット39に支持されている。しかし、これに代えてあるいはこれと共に、カバー部材35のうち左右中央部における前記下側部分が支持ブラケット39に支持されていてもよい。
(14)上記実施形態では、カバー部材35は、複数のタイン19を覆う単一の長尺部材によって構成されている。しかし、カバー部材35は、二つ以上の部材に左右分割可能に構成されていてもよい。
本発明は、全稈投入型コンバインの他、トウモロコシ収穫機にも利用可能である。
3 刈取部
4 掻込リール
17 リールフレーム
18 支持バー(支持部材)
31 内側タイン(タイン)
31a 支持部
31b バネ部
31c 作用部
32 ボルト
32a ボルトの頭部
35 カバー部材
36 嵌合部
37 第一カバー部(カバー部)
37a 係合部(第一係合部)
38 第二カバー部(ボルトの頭部を覆う部分)
39 支持ブラケット
39b 押さえ部
39c 係合部(第二係合部)
X1 回転軸心

Claims (12)

  1. 植立作物を掻き込みながら刈り取る刈取部が備えられ、
    前記刈取部に、植立作物を掻き込む掻込リールが備えられている収穫機であって、
    前記掻込リールに、機体左右方向に沿って延びる回転軸心周りで回転駆動される左右のリールフレームと、前記左右のリールフレームに亘って複数設けられ、機体左右方向に沿って延びる棒状の支持部材と、前記支持部材に機体左右方向に間隔をあけて取り付けられる複数のタインと、が備えられ、
    前記タインに、前記支持部材に支持される支持部と、前記支持部材の下方に位置するバネ部と、前記バネ部から垂れ下がる状態で設けられ、植立作物に掻込作用する作用部と、が備えられ、
    前記支持部材の外周部に嵌合する嵌合部と、前記バネ部の後方を通って下方に向けて延ばされ、前記バネ部を後方から覆うカバー部と、を有するカバー部材が備えられている収穫機。
  2. 前記支持部は、前記支持部材の外周部にボルトによって固定され、
    前記カバー部材に、前記嵌合部と連続して設けられ、前記ボルトの頭部を覆う部分が備えられている請求項1に記載の収穫機。
  3. 前記タインは、前記支持部材の後方を通って前記バネ部に至る形状に形成されており、
    前記嵌合部は、前記支持部材の外周部の前部に嵌合し、
    前記カバー部は、前記タインの後部に接触する状態で下方に向けて延ばされている請求項1又は2に記載の収穫機。
  4. 前記カバー部は、前記バネ部の後部に接触する状態で前記バネ部の下端よりも下側の高さ位置まで下方に向けて延ばされている請求項3に記載の収穫機。
  5. 前記カバー部は、前記嵌合部の下端よりも下側の高さ位置まで下方に向けて延ばされており、
    前記カバー部のうち前記嵌合部の下端よりも下側に位置する下側部分を支持する支持ブラケットが備えられている請求項3又は4に記載の収穫機。
  6. 前記支持部は、前記支持部材の外周部にボルトによって固定され、
    前記支持ブラケットは、前記支持部と共に前記支持部材の外周部に前記ボルトによって固定されている請求項5に記載の収穫機。
  7. 前記カバー部材に、第一係合部が備えられ、かつ、前記支持ブラケットに、第二係合部が備えられ、
    前記第一係合部と前記第二係合部とが係合した状態で、前記支持ブラケットが前記支持部材の外周部に前記ボルトによって固定されている請求項6に記載の収穫機。
  8. 前記支持ブラケットに、前記支持部材の断面視で前記嵌合部を前記支持部材とは反対側から押さえる押さえ部が備えられている請求項5から7の何れか一項に記載の収穫機。
  9. 前記カバー部材は、複数の前記タインを覆う長尺部材であり、
    前記カバー部材のうち左右両側における前記下側部分が夫々前記支持ブラケットに支持されている請求項5から8の何れか一項に記載の収穫機。
  10. 前記タインに、一の前記支持部と、前記一の支持部に対して左右に振り分け配置される左右の前記バネ部と、前記左右のバネ部の夫々に対応する左右の前記作用部と、が備えられている請求項1から9の何れか一項に記載の収穫機。
  11. 前記カバー部を支持する支持ブラケットが、前記左右のバネ部の間で前記支持部材に取り付けられている請求項10に記載の収穫機。
  12. 前記バネ部は、前記支持部材の前下方に位置し、
    前記カバー部は、側面視で前記バネ部の後部に沿って前下がりに傾斜している請求項1から11の何れか一項に記載の収穫機。
JP2019083085A 2019-04-24 2019-04-24 収穫機 Active JP7169934B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019083085A JP7169934B2 (ja) 2019-04-24 2019-04-24 収穫機
CN202080026219.2A CN113677193B (zh) 2019-04-24 2020-04-15 作业车、收割机以及作业机
CN202410010620.7A CN117751757A (zh) 2019-04-24 2020-04-15 收割机和作业机
PCT/JP2020/016610 WO2020218123A1 (ja) 2019-04-24 2020-04-15 作業車、収穫機、及び、作業機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019083085A JP7169934B2 (ja) 2019-04-24 2019-04-24 収穫機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020178601A true JP2020178601A (ja) 2020-11-05
JP7169934B2 JP7169934B2 (ja) 2022-11-11

Family

ID=73022609

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019083085A Active JP7169934B2 (ja) 2019-04-24 2019-04-24 収穫機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7169934B2 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4472928A (en) * 1982-09-30 1984-09-25 Easton Harlan J Combine reel anti-wrapping protector
JPH0735543Y2 (ja) * 1991-02-22 1995-08-16 ヤンマー農機株式会社 コンバインにおける掻込リールのタイン構造
JP2013110983A (ja) * 2011-11-25 2013-06-10 Kubota Corp タイン取付構造
JP2014180226A (ja) * 2013-03-18 2014-09-29 Kubota Corp 全稈投入型コンバイン
JP2016202115A (ja) * 2015-04-27 2016-12-08 井関農機株式会社 刈取装置
JP2017051166A (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 株式会社クボタ 収穫機
JP2017225421A (ja) * 2016-06-24 2017-12-28 井関農機株式会社 刈取装置
JP2018183068A (ja) * 2017-04-24 2018-11-22 井関農機株式会社 コンバイン

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4472928A (en) * 1982-09-30 1984-09-25 Easton Harlan J Combine reel anti-wrapping protector
JPH0735543Y2 (ja) * 1991-02-22 1995-08-16 ヤンマー農機株式会社 コンバインにおける掻込リールのタイン構造
JP2013110983A (ja) * 2011-11-25 2013-06-10 Kubota Corp タイン取付構造
JP2014180226A (ja) * 2013-03-18 2014-09-29 Kubota Corp 全稈投入型コンバイン
JP2016202115A (ja) * 2015-04-27 2016-12-08 井関農機株式会社 刈取装置
JP2017051166A (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 株式会社クボタ 収穫機
JP2017225421A (ja) * 2016-06-24 2017-12-28 井関農機株式会社 刈取装置
JP2018183068A (ja) * 2017-04-24 2018-11-22 井関農機株式会社 コンバイン

Also Published As

Publication number Publication date
JP7169934B2 (ja) 2022-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6865871B2 (en) Crop feed arrangement for the header of a combine harvester
JP7169934B2 (ja) 収穫機
JP2013110983A (ja) タイン取付構造
JP5892856B2 (ja) タイン取付構造
US6190252B1 (en) Rotor for a combine-harvester
JP6388523B2 (ja) 掻込みリール
JP5950854B2 (ja) 全稈投入型コンバイン
JPH0735543Y2 (ja) コンバインにおける掻込リールのタイン構造
WO2022249953A1 (ja) 収穫機
JP6625042B2 (ja) 揺動選別装置
WO2022137776A1 (ja) 収穫機
JP2021074008A5 (ja)
JP6142903B2 (ja) コンバイン
JP6265874B2 (ja) 普通型コンバイン
JP6650711B2 (ja) 収穫機
JP2020018184A (ja) コンバイン
JP7531452B2 (ja) 収穫機の刈取部
JP2018183068A (ja) コンバイン
JP7266487B2 (ja) 収穫機
JP7236790B2 (ja) 汎用コンバイン
JP2020014422A (ja) コンバイン
JP2014180226A5 (ja)
JPS595287Y2 (ja) 刈取機の穂先搬送装置
JPH0623231Y2 (ja) コンバインの刈取部前方処理装置
JPH119059A (ja) 汎用形コンバイン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220628

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221031

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7169934

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150