JP2017225421A - 刈取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】2枚の前後プレートとリールタインのボルトにより仮止め作業を要するので、部品点数および組立工数が多いという課題がある。
【解決手段】オーガー10を軸装したオーガーフレーム11に、掻込リール12と、刈刃13とを設けて構成し、前記掻込リール12は、リール回転軸15に、放射方向に突出するスラットアーム17を複数有する左右一対のスラットフレーム16の中心を取付け、前記各スラットアーム17の先端にはスラットバー18を夫々取付け、各スラットバー18には前板21と後板22と底板23とを有する箱形状に形成したリールタイン19の取付用のステー20を取付け、ステー20の底板23にはリールタイン19の取付部26を挿入する複数の挿入孔25を左右方向に所定間隔をおいて形成し、リールタイン19の取付部26は掻込時の負荷を吸収するリールタイン19のコイル部28より上方に設けて構成した刈取装置。
【選択図】図3
【解決手段】オーガー10を軸装したオーガーフレーム11に、掻込リール12と、刈刃13とを設けて構成し、前記掻込リール12は、リール回転軸15に、放射方向に突出するスラットアーム17を複数有する左右一対のスラットフレーム16の中心を取付け、前記各スラットアーム17の先端にはスラットバー18を夫々取付け、各スラットバー18には前板21と後板22と底板23とを有する箱形状に形成したリールタイン19の取付用のステー20を取付け、ステー20の底板23にはリールタイン19の取付部26を挿入する複数の挿入孔25を左右方向に所定間隔をおいて形成し、リールタイン19の取付部26は掻込時の負荷を吸収するリールタイン19のコイル部28より上方に設けて構成した刈取装置。
【選択図】図3
Description
本発明は、刈取装置に係るものである。
従来、オーガーフレームに、リールと、刈刃とオーガーを設けて構成した刈取装置を設けた刈取装置の構成は、公知である(特許文献1)。
公知の掻込リールのリールタインは、公報に記載はないが、前後のプレートをスラットバーにボルトにより仮止めし、仮止めした前後のプレートによりリールタインを挾持し、この状態でリールタインをボルトにより仮止めし、仮止めしたプレートとリールタインとを夫々位置調節して本締め取り付けしている。
公知の掻込リールのリールタインは、公報に記載はないが、前後のプレートをスラットバーにボルトにより仮止めし、仮止めした前後のプレートによりリールタインを挾持し、この状態でリールタインをボルトにより仮止めし、仮止めしたプレートとリールタインとを夫々位置調節して本締め取り付けしている。
前記公知例は、2枚の前後プレートとリールタインのボルトにより仮止め作業を要するので、部品点数および組立工数が多いという課題がある。
本願は、リールタインの取付構成および組立工程の簡素化を図ると共に、穀稈の巻き付きを抑制したものである。
本願は、リールタインの取付構成および組立工程の簡素化を図ると共に、穀稈の巻き付きを抑制したものである。
請求項1記載の発明は、オーガー10を軸装したオーガーフレーム11に、掻込リール12と、刈刃13とを設けて構成し、前記掻込リール12は、リール回転軸15に、放射方向に突出するスラットアーム17を複数有する左右一対のスラットフレーム16の中心を取付け、前記各スラットアーム17の先端にはスラットバー18を夫々取付け、各スラットバー18にはリールタイン19を取付け、各スラットバー18には前板21と後板22と底板23とを有する箱形状に形成したリールタイン19の取付用のステー20を取付け、ステー20の底板23にはリールタイン19の取付部26を挿入する複数の挿入孔25を左右方向に所定間隔をおいて形成し、リールタイン19の取付部26は掻込時の負荷を吸収するリールタイン19のコイル部28より上方に設けて構成した刈取装置としたものである。
請求項2記載の発明は、前記取付部26は、前後方向のボルト27に対して上方から係合する形状に形成した刈取装置としたものである。
請求項3記載の発明は、前記取付部26は、逆さ「U」の字形状に形成した刈取装置としたものである。
請求項4記載の発明は、前記ステー20の前面側には、縦板状の取付部取付部33の下方にコイル部28を包囲する円弧部34を有するカバー32を設けた刈取装置としたものである。
請求項2記載の発明は、前記取付部26は、前後方向のボルト27に対して上方から係合する形状に形成した刈取装置としたものである。
請求項3記載の発明は、前記取付部26は、逆さ「U」の字形状に形成した刈取装置としたものである。
請求項4記載の発明は、前記ステー20の前面側には、縦板状の取付部取付部33の下方にコイル部28を包囲する円弧部34を有するカバー32を設けた刈取装置としたものである。
請求項1記載の発明では、組立てた取付用ステー20をスラットバー18に予め固定しているので、リールタイン19の取付に際してのステー20の組立は不要になり、このステー20の底板23にリールタイン19の取付部26を挿入する挿入孔25を形成しているので、リールタイン19の取付部26を挿入孔25に挿入した後ボルト27により固定すればよく、リールタイン19の仮止め作業を不要にでき、また、リールタイン19の取付部26お取付部分がステー20内に収容されて外部に露出せず、穀稈(藁屑)の引っ掛かりあるいは巻き付きを防止でき、掻込作用を円滑・確実に行うことができる。また、リールタイン19の着脱・交換を容易にできる。
請求項2記載の発明では、取付部26は、ボルト27に上方から係合する形状なので、取付部26とボルト27との係合により、掻込時の抜け方向の負荷を確実に支持し、リールタイン19の外れを防止できる。
請求項3記載の発明では、取付部26を逆さ「U」の字形状に形成しているので、簡単な構成でリールタイン19の外れを防止できる。
請求項4記載の発明では、ステー20の前面側にはカバー32を設けているので、カバー32によりスラットバー18のステー20およびリールタイン19のコイル部28を包囲して穀稈が引っ掛かるのを抑制できる。
請求項2記載の発明では、取付部26は、ボルト27に上方から係合する形状なので、取付部26とボルト27との係合により、掻込時の抜け方向の負荷を確実に支持し、リールタイン19の外れを防止できる。
請求項3記載の発明では、取付部26を逆さ「U」の字形状に形成しているので、簡単な構成でリールタイン19の外れを防止できる。
請求項4記載の発明では、ステー20の前面側にはカバー32を設けているので、カバー32によりスラットバー18のステー20およびリールタイン19のコイル部28を包囲して穀稈が引っ掛かるのを抑制できる。
本発明の実施形態の一例を図面により説明すると、1は機体フレーム(図6)、2は機体フレーム1の下部に設けた走行装置、3は機体フレーム1上に設けた脱穀装置、4は脱穀装置3の前方に設けた刈取装置、5はグレンタンク、6は操縦部である。
刈取装置4は、オーガー10を軸装したオーガーフレーム11に、掻込リール12と、刈刃13とを設けて構成し、オーガーフレーム11には搬送エレベーター14の先端を取付け、搬送エレベーター14の基部は脱穀装置3の脱穀室に接続する。
掻込リール12は、図1、図2に示すように、リール回転軸15に左右一対のスラットフレーム16の中心を取付け、スラットフレーム16の放射方向に突出するスラットアーム17の先端にはスラットバー18を夫々取付け、各スラットバー18にはリールタイン19を取付けて構成している。
刈取装置4は、オーガー10を軸装したオーガーフレーム11に、掻込リール12と、刈刃13とを設けて構成し、オーガーフレーム11には搬送エレベーター14の先端を取付け、搬送エレベーター14の基部は脱穀装置3の脱穀室に接続する。
掻込リール12は、図1、図2に示すように、リール回転軸15に左右一対のスラットフレーム16の中心を取付け、スラットフレーム16の放射方向に突出するスラットアーム17の先端にはスラットバー18を夫々取付け、各スラットバー18にはリールタイン19を取付けて構成している。
スラットバー18には、リールタイン19の取付用のステー20を取付ける。ステー20は、前板21と後板22と底板23とにより、縦長の箱形状に形成し、前板21と後板22の上部をスラットバー18の下面に固定する。ステー20の底板23には左右方向に所定間隔をおいて複数の挿入孔25を形成し、挿入孔25にリールタイン19の取付部26を挿入してボルト27により固定する。
そのため、リールタイン19は、取付部26をステー20に差し込んでボルト27により止めるので、リールタイン19の取付部26はステー20の外部に露出せず、穀稈(藁屑)の引っ掛かりあるいは巻き付きを防止でき、掻込作用を円滑・確実に行える。
そのため、リールタイン19は、取付部26をステー20に差し込んでボルト27により止めるので、リールタイン19の取付部26はステー20の外部に露出せず、穀稈(藁屑)の引っ掛かりあるいは巻き付きを防止でき、掻込作用を円滑・確実に行える。
前記取付部26は、リールタイン19のコイル部28より上方に設ける。
コイル部28は、リールタイン19の長さ方向に対して交差方向に軸心が位置するように、リールタイン19に形成し、コイル部28はリールタイン19の掻込時の負荷を吸収して変形を防止するものであり、このコイル部28の上面より上方のリールタイン19の部位に取付部26を設ける。
そのため、取付部26をステー20内に収納して藁屑の引っ掛かりあるいは巻き付きを防止できると共に、コイル部28を良好に作用させることができる。
取付部26は、前後方向のボルト27に対して上方から係合する形状に形成する。
そのため、リールタイン19は、取付部26とボルト27との係合により、掻込時の抜け方向の負荷を確実に支持し、外れを防止できる。
コイル部28は、リールタイン19の長さ方向に対して交差方向に軸心が位置するように、リールタイン19に形成し、コイル部28はリールタイン19の掻込時の負荷を吸収して変形を防止するものであり、このコイル部28の上面より上方のリールタイン19の部位に取付部26を設ける。
そのため、取付部26をステー20内に収納して藁屑の引っ掛かりあるいは巻き付きを防止できると共に、コイル部28を良好に作用させることができる。
取付部26は、前後方向のボルト27に対して上方から係合する形状に形成する。
そのため、リールタイン19は、取付部26とボルト27との係合により、掻込時の抜け方向の負荷を確実に支持し、外れを防止できる。
好適には、逆さ「U」の字形状に取付部26を形成すると、下方の抜け、および、左右方向のガタ付きを防止できる。
29はステー20に形成したボルト27の挿入用孔、30はステー20の後板22に固定したナットである。
ステー20の前面側には、リールタイン19のコイル部28を包囲するカバー32の前側カバー32Aを設ける。前側カバー32Aは縦板状の取付部33の下方にコイル部28を包囲する円弧部34を設けて構成し、リールタイン19と共にボルト27によりステー20に一体状に取付ける。
また、後板22の後面には後側カバー32Bを取付ける。
この場合、前側カバー32Aの円弧部34の下端は、後側カバー32Bの前面に当接するように構成する。
29はステー20に形成したボルト27の挿入用孔、30はステー20の後板22に固定したナットである。
ステー20の前面側には、リールタイン19のコイル部28を包囲するカバー32の前側カバー32Aを設ける。前側カバー32Aは縦板状の取付部33の下方にコイル部28を包囲する円弧部34を設けて構成し、リールタイン19と共にボルト27によりステー20に一体状に取付ける。
また、後板22の後面には後側カバー32Bを取付ける。
この場合、前側カバー32Aの円弧部34の下端は、後側カバー32Bの前面に当接するように構成する。
そのため、カバー32は、前側カバー32Aの上向き端面32Cを後側カバー32Bの前面側に位置させて、上向き端面32Cと穀稈との当接を防止し、掻込時の抵抗になるのを抑制する。
32Eはナット、32Fはボルトである。
しかして、ステー20の挿入孔25およびボルト27は、所定間隔をおいて、複数並設するが、予め、間隔を相違させて、複数並設する。
そのため、機種により、リールタイン19の間隔を変更させての装着を容易にでき、汎用性・共用化でき、好適である。
また、図5のカバー32は、前側カバー32Aと後側カバー32Bとを分割形成しているが、これらを連結してスラットバー18およびステー20の全周囲を包囲する形状であってもよい。
32Eはナット、32Fはボルトである。
しかして、ステー20の挿入孔25およびボルト27は、所定間隔をおいて、複数並設するが、予め、間隔を相違させて、複数並設する。
そのため、機種により、リールタイン19の間隔を変更させての装着を容易にでき、汎用性・共用化でき、好適である。
また、図5のカバー32は、前側カバー32Aと後側カバー32Bとを分割形成しているが、これらを連結してスラットバー18およびステー20の全周囲を包囲する形状であってもよい。
図6、7は、操縦部6のカバー35を示し、上部前側カバー36と上部側部カバー37との間に上部中間カバー37Aを設け、上部中間カバー37Aの下方に下部中間カバー38を設け、前記上部側部カバー37の下方に下部側部カバー39を設ける。
そのため、操縦部6の下方に設けたミッションケース(図示省略)や無段変速装置(図示省略)を包囲でき、塵埃の付着を防止し、また、これらを包囲することにより、外観性を向上させることができる。
また、下部中間カバー38および下部側部カバー39は、操縦部6の運転席(図示省略)の下方のエンジン(図示省略)からの熱気を矢印のように誘導して、運転席周辺に上昇するのを抑制させる効果も期待できる。
そのため、操縦部6の下方に設けたミッションケース(図示省略)や無段変速装置(図示省略)を包囲でき、塵埃の付着を防止し、また、これらを包囲することにより、外観性を向上させることができる。
また、下部中間カバー38および下部側部カバー39は、操縦部6の運転席(図示省略)の下方のエンジン(図示省略)からの熱気を矢印のように誘導して、運転席周辺に上昇するのを抑制させる効果も期待できる。
また、図示は省略するが、上部前側カバー36と上部側部カバー37と上部中間カバー37Aと、下部中間カバー38および下部側部カバー39との合わせ部(継ぎ目部分)に、刈取装置4への油圧配管を通すことができる。
図8、9は、操縦部6のカバー35の前面位置に、オーガーフレーム11上に向けて送風する防塵用ファン42を設ける。
刈取装置4では、前記掻込リール12の回転風により操縦部6に向かって塵埃が送られることがあるが、防塵用ファン42により前方に向けて送風することにより、塵埃の吹きつけを抑制する。
防塵用ファン42はカバー35にステー43により取付ける。
図8、9は、操縦部6のカバー35の前面位置に、オーガーフレーム11上に向けて送風する防塵用ファン42を設ける。
刈取装置4では、前記掻込リール12の回転風により操縦部6に向かって塵埃が送られることがあるが、防塵用ファン42により前方に向けて送風することにより、塵埃の吹きつけを抑制する。
防塵用ファン42はカバー35にステー43により取付ける。
防塵用ファン42は、操縦部6と同幅の左右幅で、カバー35の上面から下方あって、オーガーフレーム11の上面11Aより上方の上下幅に亘って、例えば、図9のラインLとラインLの間、送風する構成としている。
また、図10のように、操縦部6のステップ6Aより下方に防塵用ファン42を配置し、操縦部6の下方から前記カバー35(図11の下部前側カバー37Bの下縁参照)の下端より下方に排気ダクト45を設け、排気ダクト45の後部はエンジン46下方近傍に開口させ、排気ダクト45の前端は防塵用ファン42の下方に開口させる。
そのため、排気ダクト45の前端は防塵用ファン42により吸引され、エンジン周辺の熱気をオーガーフレーム11に向けて排風でき、運転席への熱気上昇を抑制することができる。
6Bはステップ6Aの下方に設けたオイルタンクである。
また、図10のように、操縦部6のステップ6Aより下方に防塵用ファン42を配置し、操縦部6の下方から前記カバー35(図11の下部前側カバー37Bの下縁参照)の下端より下方に排気ダクト45を設け、排気ダクト45の後部はエンジン46下方近傍に開口させ、排気ダクト45の前端は防塵用ファン42の下方に開口させる。
そのため、排気ダクト45の前端は防塵用ファン42により吸引され、エンジン周辺の熱気をオーガーフレーム11に向けて排風でき、運転席への熱気上昇を抑制することができる。
6Bはステップ6Aの下方に設けたオイルタンクである。
図11は、運転席への熱気上昇を抑制する他の構成であり、前記カバー35の下部前側カバー37Bに多数の通気口(通気孔)47を設ける。
そのため、下部中間カバー38の前面付近は防塵用ファン42により吸引され、エンジン周辺の熱気をオーガーフレーム11に向けて排風でき、運転席への熱気上昇を抑制することができる。
図12は、運転席への熱気上昇を抑制する他の構成であり、防塵用ファン42を刈取装置4のオーガーフレーム11の後側上部に設け、蛇腹状に形成した前記排気ダクト(図示省略)の前端(先端)を防塵用ファン42の後面に臨ませる。
そのため、排気ダクト内を防塵用ファン42により吸引し、エンジン周辺の熱気をオーガーフレーム11に向けて排風でき、運転席への熱気上昇を抑制することができる。
そのため、下部中間カバー38の前面付近は防塵用ファン42により吸引され、エンジン周辺の熱気をオーガーフレーム11に向けて排風でき、運転席への熱気上昇を抑制することができる。
図12は、運転席への熱気上昇を抑制する他の構成であり、防塵用ファン42を刈取装置4のオーガーフレーム11の後側上部に設け、蛇腹状に形成した前記排気ダクト(図示省略)の前端(先端)を防塵用ファン42の後面に臨ませる。
そのため、排気ダクト内を防塵用ファン42により吸引し、エンジン周辺の熱気をオーガーフレーム11に向けて排風でき、運転席への熱気上昇を抑制することができる。
この場合、防塵用ファン42は、掻込リール12へ駆動回転を伝達するリール伝動経路から駆動回転を伝達する構成としてもよい。
即ち、エンジンからの駆動回転が入力される入力歯車48に中間歯車49を一体状に形成し、中間歯車49に噛み合わせた中間歯車50とベベルギヤ51により防塵用ファン42を回転させる(図12)。
図13のように、搬送エレベーター14内の駆動軸55には駆動歯車56を設け、駆動歯車56の外側の駆動軸55には巻き付き防止カラー57を設け、巻き付き防止カラー57にはスクレーパ58の先端を摺接させる。スクレーパ58は搬送エレベーター14の側板59にステー60により左右方向に移動自在に取付ける。
そのため、ステー60は駆動歯車56の側面との隙間を回転に支障が生じない範囲で可及的に少なくして略密着状態とする。
そのため、駆動歯車56への藁屑の巻き付きを抑制し、メンテナンスを容易にする。
即ち、エンジンからの駆動回転が入力される入力歯車48に中間歯車49を一体状に形成し、中間歯車49に噛み合わせた中間歯車50とベベルギヤ51により防塵用ファン42を回転させる(図12)。
図13のように、搬送エレベーター14内の駆動軸55には駆動歯車56を設け、駆動歯車56の外側の駆動軸55には巻き付き防止カラー57を設け、巻き付き防止カラー57にはスクレーパ58の先端を摺接させる。スクレーパ58は搬送エレベーター14の側板59にステー60により左右方向に移動自在に取付ける。
そのため、ステー60は駆動歯車56の側面との隙間を回転に支障が生じない範囲で可及的に少なくして略密着状態とする。
そのため、駆動歯車56への藁屑の巻き付きを抑制し、メンテナンスを容易にする。
また、ステー60を前後方向に移動自在に側板59に取付ける。
また、図15のように、巻き付き防止カラー57の内端は、駆動歯車56の側面に形成した嵌合溝61内に嵌合させ、巻き付き防止カラー57の内面と駆動歯車56の外面とを互いに重なる構成としてもよい。
図16は、脱穀装置3の揺動選別棚63を示し、揺動選別棚63の始端部に移送棚部64を設け、移送棚部64の終端下方にシーブ65を並設し、シーブ65の終端にストローラック66を設けている。
シーブ65の下方には一番コンベア67と二番コンベア68を設けており、一番コンベア67の上方であってシーブ65の上方に篩線70を設ける。
そのため、大きい藁屑は、一番コンベア67より終端側まで篩線70により落下が抑制され、選別精度を向上させられる。
また、図15のように、巻き付き防止カラー57の内端は、駆動歯車56の側面に形成した嵌合溝61内に嵌合させ、巻き付き防止カラー57の内面と駆動歯車56の外面とを互いに重なる構成としてもよい。
図16は、脱穀装置3の揺動選別棚63を示し、揺動選別棚63の始端部に移送棚部64を設け、移送棚部64の終端下方にシーブ65を並設し、シーブ65の終端にストローラック66を設けている。
シーブ65の下方には一番コンベア67と二番コンベア68を設けており、一番コンベア67の上方であってシーブ65の上方に篩線70を設ける。
そのため、大きい藁屑は、一番コンベア67より終端側まで篩線70により落下が抑制され、選別精度を向上させられる。
また、図17にように、前記篩線70を第一篩線70とし、第一篩線70の終端上方に第二篩線71を設け、第二篩線71の終端は一番受樋72より終端側に位置させる。
そのため、一層、一番コンベア67への藁屑の落下を抑制し、選別精度を向上させられる。
また、前記篩線70と第二篩線71に代えてネットを設けてもよい。
そのため、一層、一番コンベア67への藁屑の落下を抑制し、選別精度を向上させられる。
また、前記篩線70と第二篩線71に代えてネットを設けてもよい。
(実施形態の作用)
エンジンを始動し、走行装置2により機体を走行させると、掻込リール12が回転し、未刈稈を掻き込み、掻込んだ穀稈を刈刃13で刈取り、刈取った穀稈および穀粒を回転するオーガー10により集め、回転するオーガー10は穀稈および穀粒を搬送エレベーター14内へ供給し、穀稈および穀粒は搬送エレベーター14により脱穀装置3へ供給されて脱穀される。
掻込リール12は、リール回転軸15に左右一対のスラットフレーム16の各スラットアーム17の中心を取付け、各スラットアーム17の先端にはスラットバー18を取付け、各スラットバー18にはリールタイン19を取付けて構成しているので、リール回転軸15にエンジンの駆動回転が伝達され、リール回転軸15は左右一対のスラットフレーム16を回転させ、これにより各スラットアーム17およびスラットバー18が回転し、各スラットバー18のリールタイン19が回転して圃場の穀稈を掻き込む。
エンジンを始動し、走行装置2により機体を走行させると、掻込リール12が回転し、未刈稈を掻き込み、掻込んだ穀稈を刈刃13で刈取り、刈取った穀稈および穀粒を回転するオーガー10により集め、回転するオーガー10は穀稈および穀粒を搬送エレベーター14内へ供給し、穀稈および穀粒は搬送エレベーター14により脱穀装置3へ供給されて脱穀される。
掻込リール12は、リール回転軸15に左右一対のスラットフレーム16の各スラットアーム17の中心を取付け、各スラットアーム17の先端にはスラットバー18を取付け、各スラットバー18にはリールタイン19を取付けて構成しているので、リール回転軸15にエンジンの駆動回転が伝達され、リール回転軸15は左右一対のスラットフレーム16を回転させ、これにより各スラットアーム17およびスラットバー18が回転し、各スラットバー18のリールタイン19が回転して圃場の穀稈を掻き込む。
各スラットバー18にはリールタイン19の取付用のステー20を取付け、ステー20は前板21と後板22と底板23とにより縦長の箱形状に形成し、ステー20の底板23には左右方向に所定間隔をおいて複数の挿入孔25を形成しているので、挿入孔25にリールタイン19の取付部26を下側から挿入し、ステー20の前側からボルト27を挿入して固定する。
したがって、リールタイン19は、取付部26をステー20に下側から差し込んでボルト27により止めるので、リールタイン19の取付部26はステー20の外部に露出せず、穀稈(藁屑)の引っ掛かりあるいは巻き付きを防止でき、掻込作用を円滑・確実に行える。
したがって、リールタイン19は、取付部26をステー20に下側から差し込んでボルト27により止めるので、リールタイン19の取付部26はステー20の外部に露出せず、穀稈(藁屑)の引っ掛かりあるいは巻き付きを防止でき、掻込作用を円滑・確実に行える。
取付部26は、掻込時の負荷を吸収するリールタイン19のコイル部28より上方に設けているので、取付部26をステー20内に収納して藁屑の引っ掛かりあるいは巻き付きを防止できると共に、コイル部28を良好に作用させることができる。
即ち、コイル部28は、リールタイン19の長さ方向に対して交差方向に軸心が位置するように形成し、コイル部28の上面より上方のリールタイン19の部位に取付部26を設けているので、取付部26はステー20内に挿入しうる充分長さを有して形成することができ、リールタイン19の取付を容易にする。
取付部26は、前後方向のボルト27に対して上方から係合する形状に形成しているので、リールタイン19は、取付部26とボルト27との係合により、掻込時の抜け方向の負荷を確実に支持し、外れを防止できる。
即ち、コイル部28は、リールタイン19の長さ方向に対して交差方向に軸心が位置するように形成し、コイル部28の上面より上方のリールタイン19の部位に取付部26を設けているので、取付部26はステー20内に挿入しうる充分長さを有して形成することができ、リールタイン19の取付を容易にする。
取付部26は、前後方向のボルト27に対して上方から係合する形状に形成しているので、リールタイン19は、取付部26とボルト27との係合により、掻込時の抜け方向の負荷を確実に支持し、外れを防止できる。
取付部26は、本実施形態では、逆さ「U」の字形状に形成しているので、リールタイン19が下方に抜ける負荷を支持できて、リールタイン19が抜けるのを防止できると共に、左右方向のガタ付きを防止できる。
ステー20の前面側には、リールタイン19のコイル部28を包囲するカバーカバー32を設け、カバー32は縦板状の取付部33の下方にコイル部28を包囲する円弧部34を設けて構成し、リールタイン19と共にボルト27によりステー20に一体状に取付けるので、カバー32はスラットバー18のステー20およびリールタイン19のコイル部28をも包囲できて、穀稈が引っ掛かるのを抑制できる。
この場合、カバー32の円弧部34の下端は、ステー20の後板22の前面に当接するように構成しているので、カバー32とステー20の後板22との段差が掻込時の抵抗になるのを抑制する。
ステー20の前面側には、リールタイン19のコイル部28を包囲するカバーカバー32を設け、カバー32は縦板状の取付部33の下方にコイル部28を包囲する円弧部34を設けて構成し、リールタイン19と共にボルト27によりステー20に一体状に取付けるので、カバー32はスラットバー18のステー20およびリールタイン19のコイル部28をも包囲できて、穀稈が引っ掛かるのを抑制できる。
この場合、カバー32の円弧部34の下端は、ステー20の後板22の前面に当接するように構成しているので、カバー32とステー20の後板22との段差が掻込時の抵抗になるのを抑制する。
しかして、ステー20の挿入孔25およびボルト27は、所定間隔をおいて、複数並設するが、予め、間隔を相違させて、複数並設しているので、機種により、リールタイン19の間隔を変更させての装着を容易にでき、汎用性・共用化でき、好適である。
また、ステー20は、挿入孔25の部分を除いて、底板23によりステー20の下面側を閉塞しているので、穀稈屑の侵入を防止し、これにより、穀稈のスラットバー18への巻き付きを抑制する。
また、ステー20は、挿入孔25の部分を除いて、底板23によりステー20の下面側を閉塞しているので、穀稈屑の侵入を防止し、これにより、穀稈のスラットバー18への巻き付きを抑制する。
1…機体フレーム、2…走行装置、3…脱穀装置、4…刈取装置、5…グレンタンク、6…操縦部、10…オーガー、11…オーガーフレーム、12…掻込リール、13…刈刃、14…搬送エレベーター、15…リール回転軸、16…スラットフレーム、17…スラットアーム、18…スラットバー、19…リールタイン、20…ステー、21…前板、22…後板、23…底板、25…挿入孔、26…取付部、27…ボルト、28…コイル部、29…挿入用孔、30…ナット、32…カバー、33…取付部、34…円弧部、35…カバー、36…上部前側カバー、37…上部側部カバー、38…下部中間カバー、39…下部側部カバー、42…防塵用ファン、43…ステー、45…排気ダクト、47…通気口、48…入力歯車、49…中間歯車、50…中間歯車、51…ベベルギヤ、55…駆動軸、56…駆動歯車、57…巻き付き防止カラー、58…スクレーパ、59…側板、60…ステー、63…揺動選別棚、64…移送棚部、65…シーブ、66…ストローラック、67…一番コンベア、68…二番コンベア、70…篩線(第一篩線)、71…第二篩線、72…一番受樋。
Claims (4)
- オーガー(10)を軸装したオーガーフレーム(11)に、掻込リール(12)と、刈刃(13)とを設けて構成し、前記掻込リール(12)は、リール回転軸(15)に、放射方向に突出するスラットアーム(17)を複数有する左右一対のスラットフレーム(16)の中心を取付け、前記各スラットアーム(17)の先端にはスラットバー(18)を夫々取付け、各スラットバー(18)にはリールタイン(19)を取付け、各スラットバー(18)には前板(21)と後板(22)と底板(23)とを有する箱形状に形成したリールタイン(19)の取付用のステー(20)を取付け、ステー(20)の底板(23)にはリールタイン(19)の取付部(26)を挿入する複数の挿入孔(25)を左右方向に所定間隔をおいて形成し、リールタイン(19)の取付部(26)は掻込時の負荷を吸収するリールタイン(19)のコイル部(28)より上方に設けて構成した刈取装置。
- 請求項1記載の発明において、前記取付部(26)は、前後方向のボルト(27)に対して上方から係合する形状に形成した刈取装置。
- 請求項2記載の発明において、前記取付部(26)は、逆さ「U」の字形状に形成した刈取装置。
- 請求項1または請求項2または請求項3記載の発明において、前記ステー(20)の前面側には、縦板状の取付部(33)の下方にコイル部(28)を包囲する円弧部(34)を有するカバー(32)を設けた刈取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016125266A JP2017225421A (ja) | 2016-06-24 | 2016-06-24 | 刈取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016125266A JP2017225421A (ja) | 2016-06-24 | 2016-06-24 | 刈取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017225421A true JP2017225421A (ja) | 2017-12-28 |
Family
ID=60889457
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016125266A Pending JP2017225421A (ja) | 2016-06-24 | 2016-06-24 | 刈取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2017225421A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020162425A (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-08 | 井関農機株式会社 | コンバイン |
JP2020178601A (ja) * | 2019-04-24 | 2020-11-05 | 株式会社クボタ | 収穫機 |
-
2016
- 2016-06-24 JP JP2016125266A patent/JP2017225421A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020178601A (ja) * | 2019-04-24 | 2020-11-05 | 株式会社クボタ | 収穫機 |
JP7169934B2 (ja) | 2019-04-24 | 2022-11-11 | 株式会社クボタ | 収穫機 |
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