JP2016048309A - 画像形成装置、画像形成システム、画像検知部校正方法および画像検知装置 - Google Patents

画像形成装置、画像形成システム、画像検知部校正方法および画像検知装置 Download PDF

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Abstract

【課題】画像検知部の精度を他の画像検知部を用いて校正する。
【解決手段】画像が形成されて搬送される転写紙の画像を検知する第1画像検知部と、第1画像検知部と別の検知部からなり、画像が形成されて搬送される転写紙の画像を検知する第2画像検知部を備え、第2画像検知部による画像検知結果を用いて第1画像検知部の校正を行う検知部校正モードを有し、検知部校正モードでは、第2画像検知部による画像読み取り時の転写紙搬送速度を画像形成時の通常転写紙搬送速度と異なる転写紙搬送速度に変更するとともに、第1画像検知部および第2画像検知部における同一画像に対する読み取り結果に基づいて、第1画像検知部の校正を行う制御部を有することで、検知に際してのヤレ紙を増やすことなく画像検知部の精度を向上させる。
【選択図】図1

Description

この発明は、転写紙に形成された画像の検知を行うことができる画像形成装置、画像形成システム、画像検知部校正方法および画像検知装置に関するものである。
複写機、ファクシミリ、プリンター、複合機などの画像形成装置では、画像データに基づいて、画像形成部で転写紙に画像を形成している。この画像形成では、設定された画像形成条件(画像形成位置、色、濃度など)に従い、画像データに基づいて行われる。画像形成条件は、画像形成装置の稼働に伴って一時的にまたは次第に変化したりすることがあるため、各種の自動調整動作などにより品質維持を図っている。
例えば、画像形成装置が稼働する所定時間毎や所定印刷枚数毎などによって、転写紙に画像パッチなどを形成し、これらをラインセンサーなどで読み取って画像の状態と画像形成条件とを対比し、画像が適正に形成されているかを判定する。画像が画像形成条件に従って正確に形成されず、ずれが生じている場合に、画像形成条件の校正を行うなどして画像の品質を維持している。
特許文献1では、転写材が搬送される途中でトナー画像の濃度を検知する濃度検知手段を設けた画像形成装置が提案されている。この装置では、通常の画像形成時と、トナー画像濃度検知時とで、転写材の搬送速度を変更するものとしており、これにより転写材の強度が安定し、濃度検知手段と用紙の距離が常に一定になり、濃度検知精度が向上するとしている。
特開2003−131538号公報
しかし、特許文献1では、濃度を検知する際に、転写材の搬送速度を低下させているため、生産性が低下するという問題がある。
また、画像濃度を検知するものとしては、CCD、CISなどを用いたラインセンサーが一般に用いられている。ラインセンサーは高速な読み取りに適しており、定着された転写紙を定着部の搬送速度のまま読み取り、色再現性の確認や印字位置などの検品を行うことが可能である。しかし、ラインセンサーは、色再現性に優れていないため、画像検知が十分になされないという問題があり、特許文献1でも同様の問題がある。このため、測色精度が保証された分光測色計などによる定期的な校正を行うことが考えられる。
ところで、同一搬送経路上に分光測色計とラインセンサーが設置された構成において、分光測色計でラインセンサーの校正を行う場合、同一チャート上のパッチを読み取る必要があるが、ラインセンサーと分光測色計とでそれぞれ最適な転写紙搬送速度が異なる。一般に、分光測色計よりラインセンサーの方が速い搬送速度で転写紙の読み取りを行う。分光測色計は、1パッチあたり積分光量を一定にする必要があり、ラインセンサーと同じ搬送速度でパッチを読み取る場合、パッチ長を長くする必要がある。しかし、パッチ長が長くなると校正に必要なチャートの枚数が多くなり、校正1回につきヤレ紙が多く発生してしまうという問題がある。
本願発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、一つの画像検知部を他の画像検知部で校正して画像検知精度を高めるとともに、校正に際しヤレ紙の発生を抑制することを基本的な目的とする。
すなわち、本願発明の画像形成装置のうち、第1の本発明は、
転写紙に画像を形成する画像形成部と、
前記転写紙を搬送経路を通して搬送する搬送部と、
前記画像形成部で画像が形成されて前記搬送部によって搬送される前記転写紙の画像を検知する第1画像検知部と、
前記第1画像検知部と別の検知部からなり、前記画像形成部で画像が形成されて前記搬送部によって搬送される前記転写紙の画像を検知する第2画像検知部と、
画像形成および転写紙の搬送を制御し、前記第1画像検知部および前記第2画像検知部の検知結果を受信する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記第2画像検知部による画像検知結果を用いて前記第1画像検知部の校正を行う検知部校正モードを有し、該検知部校正モードでは、前記第2画像検知部による画像読み取り時の転写紙搬送速度を画像形成時の通常転写紙搬送速度と異なる転写紙搬送速度に変更するとともに、前記第1画像検知部および前記第2画像検知部における同一画像に対する読み取り結果に基づいて前記第1画像検知部の校正を行うことを特徴とする。
第2の本発明の画像形成装置は、前記第1の本発明において、前記制御部は、少なくとも前記第1画像検知部の画像検知結果を用いて前記画像形成部における画像形成条件を補正する画像形成校正モードを有することを特徴とする。
第3の本発明の画像形成装置は、前記第1または第2の本発明において、前記制御部は、前記画像形成校正モードにおいて、前記第1画像検知部による画像読み取り時の転写紙搬送速度を画像形成時の通常転写紙搬送速度と同じ転写紙搬送速度とすることを特徴とする。
第4の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第3の本発明のいずれかにおいて、前記第2画像検知部による画像読み取り時の転写紙搬送速度を変更する搬送速度変更部を有することを特徴とする。
第5の本発明の画像形成装置は、前記第4の本発明において、前記搬送速度変更部が、前記搬送経路上で、前記第1画像検知部の下流側に配置されており、
前記制御部は、前記第2画像検知部による画像読み取り前に前記搬送速度変更部によって転写紙搬送速度を変更することを特徴とする。
第6の本発明の画像形成装置は、前記第4の本発明において、前記搬送速度変更部が、前記搬送経路上で、前記第1画像検知部の上流側に配置されており、
前記制御部は、前記第2画像検知部による画像読み取り前に前記搬送速度変更部によって転写紙搬送速度を変更することを特徴とする。
第7の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第6の本発明のいずれかにおいて、前記搬送部は、前記第1画像検知部および第2画像検知部の一方または両方が配置された前記搬送経路の下流側で前記搬送経路の上流側に転写紙を戻して搬送する循環搬送経路を有し、
前記制御部は、前記搬送経路で前記第1画像検知部または前記第2画像検知部の少なくとも一方で、画像読み取り後に、前記循環搬送経路を通して転写紙を搬送して、前記第1画像検知部または前記第2画像検知部の、画像読み取りをしていない少なくとも一方で画像を読み取る制御を実行することを特徴とする。
第8の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第7の本発明のいずれかにおいて、前記制御部は、前記検知部校正モードで、前記第1画像検知部の読み取り周期を変更して転写紙の画像を読み取ることを特徴とする。
第9の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第8の本発明のいずれかにおいて、前記制御部は、前記検知部校正モードで、前記第1画像検知部による読み取りデータを間引くことを特徴とする。
第10の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第9の本発明のいずれかにおいて、前記第1画像検知部は、転写紙が搬送される経路において、前記第2画像検知部の上流側に配置されていることを特徴とする。
第11の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第9の本発明のいずれかにおいて、前記第1画像検知部は、転写紙が搬送される経路において、前記第2画像検知部の下流側に配置されていることを特徴とする。
第12の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第11の本発明のいずれかにおいて、前記第1画像検知部がラインセンサーであることを特徴とする。
第13の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第12の本発明のいずれかにおいて、前記第2画像検知部が分光測色計であることを特徴とする。
第14の本発明の画像形成システムは、転写紙に画像を形成する画像形成部と、
前記転写紙を搬送経路を通して搬送する搬送部と、
前記画像形成部で画像が形成されて前記搬送部によって搬送される前記転写紙の画像を検知する第1画像検知部と、
前記第1画像検知部と別の検知部からなり、前記画像形成部で画像が形成されて前記搬送部によって搬送される前記転写紙の画像を検知する第2画像検知部と、
画像形成および転写紙の搬送を制御し、前記第1画像検知部および前記第2画像検知部の検知結果を受信する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記第2画像検知部による画像検知結果を用いて前記第1画像検知部の校正を行う検知部校正モードを有し、該検知部校正モードでは、前記第2画像検知部による画像読み取り時の転写紙搬送速度を画像形成時の通常転写紙搬送速度と異なる転写紙搬送速度に変更するとともに、前記第1画像検知部および前記第2画像検知部における同一画像に対する読み取り結果に基づいて前記第1画像検知部の校正を行うことを特徴とする。
第15の本発明の画像形成システムは、前記第14の本発明において、前記制御部は、少なくとも前記第1画像検知部の画像検知結果を用いて前記画像形成部における画像形成条件を補正する画像形成校正モードを有することを特徴とする。
第16の本発明の画像形成システムは、前記第14または第15の本発明において、前記制御部は、前記画像形成校正モードにおいて、前記第1画像検知部による画像読み取り時の転写紙搬送速度を画像形成時の通常転写紙搬送速度と同じ転写紙搬送速度とすることを特徴とする。
第17の本発明の画像検知部校正方法は、転写紙に画像を形成する画像形成ステップと、
搬送される転写紙の画像を第1画像検知部で検知する第1の画像検知ステップと、
搬送される転写紙の画像を第2画像検知部で検知する第2の画像検知ステップと、
前記第2の画像検知ステップにおいて搬送される転写紙の搬送速度を画像形成時の通常転写紙搬送速度と異なる転写紙搬送速度に変更する搬送速度変更ステップと、
前記第1の画像検知ステップおよび前記第の2画像検知ステップにおいて同一画像に対する読み取り結果に基づいて第1画像検知部の校正を行う検知部校正ステップと、を有することを特徴とする。
第18の本発明の画像検知装置は、画像形成装置の転写紙搬送方向下流側に接続される画像検知装置であって、
画像形成されて前記画像形成装置から搬送される転写紙を搬送経路を通して搬送する搬送部と、
前記搬送部によって搬送される前記転写紙の画像を検知する第1画像検知部と、前記第1画像検知部と別の検知部からなり、前記搬送部によって搬送される前記転写紙の画像を検知する第2画像検知部のうち、少なくとも前記第2検知部と、
前記第2画像検知部による画像読み取り時の転写紙搬送速度を変更する搬送速度変更部と、前記搬送速度変更部を制御する検知装置制御部と、を備え、
前記検知装置制御部は、前記第2画像検知部による画像読み取り時の転写紙搬送速度を前記画像形成装置における通常転写紙搬送速度と異なる転写紙搬送速度に変更することを特徴とする。
第19の本発明の画像検知装置は、前記第18の本発明において、前記検知装置制御部は、前記転写紙搬送速度の変更を、画像形成装置に備えられた制御部の指令を受けて行うことを特徴とする。
第20の本発明の画像検知装置は、前記第18または前記第19の本発明において、前記画像形成装置と通信を行う検知装置通信部を有し、
前記検知装置制御部は、前記第1画像検知部および前記第2画像検知部のうち、当該画像検知装置で得られた、少なくとも前記第2画像検知部による画像検知結果を前記検知装置通信部を通して前記画像形成装置に送信することを特徴とする。
第21の本発明の画像検知装置は、前記第18〜第20の本発明のいずれかにおいて、 当該画像検知装置は、前記第1画像検知部が備えられた画像形成装置に接続されることを特徴とする。
第22の本発明の画像検知装置は、前記第18〜第20の本発明のいずれかにおいて、
前記第1画像検知部を備え、
前記検知装置制御部は、前記第1画像検知部および前記第2画像検知部における同一画像に対する画像読み取り結果に基づいて前記第1画像検知部の校正を行うことを特徴とする。
すなわち本発明によれば、第2画像検知部の画像読み取りに対し、適した転写紙搬送速度を適用することができ、少ないチャート枚数で第2画像検知部の読み取り結果を用いてヤレ紙の発生を抑制して第1画像検知部の校正を行うことができる。
本発明の一実施形態の画像形成システムの機械的概略を示す図である。 同じく、制御部の機能ブロック図である。 同じく、校正手順の概略を示すフローチャートである。 同じく、印刷動作の手順を示すフローチャートである。 同じく、検知部校正動作の手順を示すフローチャートである。 同じく、ラインセンサー制御の手順を示すフローチャートである。 同じく、測色計制御の手順を示すフローチャートである。 同じく、搬送制御の手順を示すフローチャートである。 同じく、通常印刷の転写紙画像を示す図である。 同じく、検知部校正の際の転写紙画像を示す図である。 本発明の他の実施形態の画像形成システムで循環路を有する変更例を示す図である。 同じく、ラインセンサー制御の手順を示すフローチャートである。 同じく、測色計制御の手順を示すフローチャートである。 同じく、搬送制御の手順を示すフローチャートである。 本発明のさらに他の実施形態の画像形成システムを示す図である。 同じく、ラインセンサー制御で読み取りの間引きを行う手順を示すフローチャートである。 同じく、ラインセンサー制御で読み取り周期の変更を行う手順を示すフローチャートである。 本発明のさらに他の実施形態の測色装置を用いた例を示す図である。
以下に、本発明の実施形態を説明する。
図1に画像形成システム1を示す。なお、画像形成システム1は、画像形成装置10のみで構成されるものであってもよく、また、画像形成装置10と他の装置とが接続されて画像形成システム1が構成されるものであってもよい。
画像形成装置10には、転写紙に画像を形成する画像形成部110を有している。
画像形成部110では、各色(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックなど)用にそれぞれ用意された感光体111C、111M、111Y、111K(以下、総称する場合、感光体111と称する)を有し、各感光体111C、111M、111Y、111Kの周線部に、各色用に、図示しない帯電器、LDからなる書き込み部、現像ユニットが配設されており、帯電器によって帯電した感光体111表面は、画像メモリーなどに記録された原稿の画像情報に基づいて書き込み部により像露光が行われ、感光体111表面には潜像が形成される。該潜像は現像ユニットによって現像がなされてトナー像となる。トナー像は、中間転写ベルト112に転写され、該中間転写ベルト112から二次転写ローラ113によって搬送経路115で搬送される転写紙に転写される。搬送経路115は、装置外の排紙経路115Aに伸長している。
転写された転写紙は定着装置114によって加熱定着されて、搬送経路115を通して搬送される。なお、本発明の画像形成としてはモノクロ機であってもよく、上記各色以外に特色(クリアーなど)を用いたものであってもよい。
定着装置114の下流側の搬送経路115では、画像が形成された転写紙を反転して画像形成部110の上流側に環流させる反転搬送経路116が分岐している。
また、画像形成装置10には、下方側に、転写紙を収納した給紙トレイ120が配置されている。前記搬送経路115は、給紙トレイ120から画像形成部110に至り、さらに画像形成部110から排紙経路115Aに至っている。転写紙は、紙で構成されたものの他、OHPや布などの媒体であってもよい。
搬送経路115では、給紙トレイ120に収容されている転写紙が給紙され、二次転写ローラ113に搬送される。二次転写ローラ113では、転写紙上に中間転写ベルト112上のカラー画像やモノクロ画像が転写される。画像が転写された転写紙は、定着装置114にて熱と圧力とを加えることにより転写紙上のトナー像が定着される。
さらに、搬送経路115から反転搬送路116が分離する地点の下流側で、搬送経路115の上部側に転写紙の上面の画像を読み取るラインセンサー130が配置されている。ラインセンサー130は、CCDやCISなどの撮像素子を用いることができ、搬送経路115で搬送される転写紙の幅を超える長さで構成されているのが望ましい。ラインセンサー130は、本発明の第1画像検知部に相当する。ただし、第1画像検知部は、転写紙の画像を検知できるものであればよく、その種別が特に限定されるものではなく、さらに面状に読み取るものや、点状の読み取り集積によるものなどによって構成されるものであってもよい。また、ラインセンサー130の読み取り開始位置の搬送経路115には、ラインセンサー部転写紙検知センサー130Aが設置されている。ラインセンサー部転写紙検知センサー130Aは、光学センサーなどを用いることができ、用紙を検知することができる。
ラインセンサー130の下流側の搬送経路115には、分光測色を行う分光測色計131が配置されており、搬送経路115を通って搬送される転写紙の画像の色を読み取る。分光測色計131は、転写紙に照明光を照射して、転写紙の画像上で反射した光をセンサーで受光し、受光した光を分光して光の成分を表すことによって色を数値化するものを用いることができる。分光測色計131の読み取り開始位置の搬送経路115には、測色部転写紙検知センサー131Aが設置されている。測色部転写紙検知センサー131Aは、光学センサーなどを用いることができ、用紙を検知することができる。
また、ラインセンサー130の下流側であって、分光測色計131の上流側には測色部搬送ローラ117が配置されている。測色部搬送ローラ117は、下流側に搬送される転写紙の搬送速度を減速することができ、それ以降の搬送路を測色部搬送経路117に割り当てている。すなわち、測色部搬送ローラ117は、本発明の搬送速度変更部として機能する。
また、画像形成システム1には、制御部100を備えている。制御部100は、CPUやこれを動作させるプログラム、プログラムを格納するROM、作業領域などとなるRAM、動作パラメータなどを格納した不揮発メモリーなどを有している。制御部100は、画像形成システム全体を制御するものであり、画像形成部110や搬送経路115、ラインセンサー130の読み取り結果を受信する。なお、本発明の制御部は、画像形成装置10に備えられる他、サーバーなどに備えられたものであってもよい。
制御部100およびその周辺の機能ブロックを図2に示す。
状態管理部101は、画像形成システム1の全体を制御し、また画像形成システム1全体の状態把握を行う。状態管理部101には、記憶部102が接続されている。記憶部102には、プログラムなどを格納するROM、作業エリアとなるRAM、データを不揮発に記憶する、フラッシュメモリー、HDDなどの不揮発メモリーなどを有している。不揮発メモリーは、画像形成システムの動作パラメータや画像を校正する際の画像形成校正条件、画像検知部を校正する際の検知部校正条件、画像パッチデータなどが読み書き可能に格納されている。
状態管理部101には、印刷制御部103が接続されている。印刷制御部103には、画像形成部110が制御可能に接続されている。印刷制御部103は、画像形成部110を制御することにより、転写紙に画像を形成する。
状態管理部101には、給紙制御部104が接続されている。給紙制御部104は、給紙トレイ120を制御して搬送経路115に転写紙を給紙する。
状態管理部101には、操作部制御部105が接続されている。操作部制御部105は、操作部121を制御し、操作部121で操作された内容を取得し、状態管理部101に伝える。
状態管理部101には、搬送制御部106が接続されている。搬送制御部106は、給紙トレイ120から給紙された転写紙を搬送する搬送部を制御する。搬送部は、搬送経路115、反転搬送経路116および搬送経路上の搬送ローラや後述する測色部搬送ローラ117、これらを駆動するモータなどによって構成されている。
状態管理部101には、ラインセンサー制御部107が接続されている。ラインセンサー制御部107は、ラインセンサー130の動作を制御し、ラインセンサー130で読み取られた転写紙の画像データを受信し、状態管理部101に送信する。
状態管理部101には、測色制御部108が制御可能に接続されている。測色制御部108は、分光測色計131の動作を制御し、分光測色計131で得られた画像読み取り結果を取得し、状態管理部101に送信する。
また、状態管理部101には、校正部109が制御可能に接続されている。校正部109は、ラインセンサー130による画像読み取り結果や、分光測色計131による原稿読み取り結果が状態管理部101から与えられる。
校正部109では、画像形成校正モードにおいて、ラインセンサー130の画像読み取り結果を取得し、画像形成条件と読み取り結果とを対比し、必要に応じて画像形成における補正などの校正を行う。この際に、ラインセンサー130が分光測色計131の読み取り結果に従って校正されている場合は、校正された結果を用いる。
また、校正部109では、検知部校正モードにおいて、同一転写紙同一画像に対し、ラインセンサー130と、分光測色計131とでそれぞれ画像読み取りを行った結果を取得し、色再現性に関し、必要に応じてラインセンサー130を校正する。
次に、画像形成装置10の基本的動作を説明する。
画像形成装置10で、ユーザーが操作部121や外部装置などからプリント開始の操作を行うと、図示しない原稿読取部などで画像データが取得される。また、画像形成の校正や検知部校正の開始に伴って、画像パッチのデータが記憶部102から取得される。
画像形成部110では、印刷制御部103による制御によって、生成された画像データに基づいて、露光手段が均一帯電した感光体111の表面に静電潜像を形成する。形成された静電潜像は、現像器によりトナー像に現像される。そして、感光体111表面に形成されたトナー像を、中間転写ベルト112上に一次転写する。なお、画像データの取得方法は上記に限定されるものではなく、ネットワークを介して取得するものなどであってもよい。
プリント開始の操作に応じて、給紙トレイ120に積載収容された転写紙が1枚ずつ搬送経路115に送り出され(給紙され)、搬送される。転写紙は、中間転写ベルト112上のトナー像と同期を取って二次転写ローラ113との接触位置にまで搬送される。
二次転写ローラ113の位置で、中間転写ベルト112上のトナー像が転写紙に二次転写される。二次転写では、二次転写ローラ113に高圧のプラス転写電圧を印加することにより、マイナス帯電しているトナー像を中間転写ベルト112から転写紙に静電的に引き付けて転写する。転写紙に転写されたトナー像は、搬送経路115で上面側に位置しつつ定着装置114で熱溶解により転写紙Pへ定着される。その後、片面印刷モードの場合、転写紙は下流側に排紙される。
両面印刷モードでは、搬送経路が切り換えられて、画像が形成された転写紙は搬送経路115から反転搬送経路116へと搬送され、表裏が反転された後、二次転写ローラ113の上流側の搬送経路115に環流される。搬送経路115に環流された転写紙は、表裏が反転されており、上記と同様にして中間転写ベルト112に転写された画像を二次転写ローラ113によって画像の裏面側に転写する。その後は、定着装置114によって転写紙に画像を定着させ、下流側に搬送することができる。
搬送経路115を搬送される転写紙は、画像形成校正モードまたは検知部校正モードにおいてラインセンサー130で画像が読み取られる。この際に、ラインセンサー制御部107の制御によってラインセンサー130が動作し、搬送経路115に沿って搬送される転写紙の画像が読み取られる。読み取られた画像は制御部100に送信されて画像形成の校正または当該ラインセンサー130の校正に利用される。
また、ラインセンサー130の下流側で、分光測色機131で画像を読み取る場合、搬送制御部106によって測色部搬送ローラ117を制御し、転写紙の搬送速度を、画像形成時の通常搬送速度よりも小さくなるように変更する。変更された後の搬送速度は、分光測色計で必要とされる積分光量などに基づいて予め設定しておき、記憶部102に不揮発に記憶しておく。この搬送速度は、操作部121を通してオペレータが設定できるようにしてもよい。記憶部102には、上記したように変更時の転写紙搬送速度や通常時の転写紙搬送速度が格納されている。
測色制御部108の制御によって分光測色計131が動作し、搬送経路115に沿って搬送される転写紙の画像が読み取られる。読み取り結果は制御部100に送信されてラインセンサー130の校正に利用される。
なお、画像形成校正や検知部校正は、予め装置の稼働時間や印刷枚数などによって動作時期を設定しておき、この時期に応じて自動的に実行されるようにしてもよく、また、操作表示部121を通してオペレータが実行指示を行えるようにしてもよい。
次に、検知部校正を含む処理手順を図3のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の手順は、制御部100の制御によって実行される。
s100:検知部校正?
処理が開始され、検知部校正の条件を満たしているかの判定がなされる(ステップs100)。検知部校正が必要かは、予め定めた条件によって判定することができる。
検知部校正は、例えば表1に示すような条件で発生する。設定No.1、2のようにユーザーが操作部で設定する条件と、設定No.3、4のようなパーツのメンテナンス後など装置状態が変わった時に発生する条件がある。いずれかの条件が満たされれば検知校正を満たすものとしてもよく、また、複数の条件のうちから特定の条件をユーザーなどが操作部121を通して設定できるようにしてもよい。
Figure 2016048309
s101:印刷ジョブあり?
検知部校正条件を満たしていない場合(ステップs100、No)、状態管理部101は印刷ジョブを受信したか確認する(ステップs101)。印刷ジョブを受信した場合(ステップs101、Yes)は、印刷制御部103に対して印刷要求を送信する。
s102:印刷動作
ステップs102では、印刷要求を受けて、状態管理部101は、動作モード=通常モードに設定し、印刷制御部103は、印刷ジョブに基づいて印刷を実行する。印刷時の手順の詳細は後述する。
s103:校正動作
検知部校正条件が満たされた場合(ステップs100、Yes)は、校正部109に検知部校正要求を送信する。
ステップS103では、検知部校正要求を受けて状態管理部101は、動作モード=検知部校正モードに設定する。校正部109はラインセンサーの校正を実行する。検知部校正の手順の詳細は後述する。
次に、印刷時の手順を図4のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の手順は、制御部100の制御によって実行される。
s200:印刷ジョブ取得
印刷処理の開始に伴って、印刷制御部103では、状態管理部101より印刷要求と印刷ジョブを受信する(ステップs200)。
s201:RIP処理
印刷ジョブを取得すると、印刷制御部103は、印刷ジョブ情報に基づき、RIP処理を行い、RIP画像を生成する(ステップs201)。さらにRIP画像に対して色再現性確認用のパッチを付与することができる。図9に例示するRIP画像では、4つのトンボで示した裁断基準点の外となる左端にパッチを配置している。転写紙を無駄にしないため定着後に裁断して破棄する場所にパッチを印字するのが望ましい。
s202:印刷指示
RIP処理後、印刷制御部103は、印刷指示として、画像形成部110に対して転写紙へのRIP画像の形成を指示し、給紙制御部104に対し転写紙の給紙開始を指示する(ステップs202)。画像形成部110では、レーザー、感光体、ベルト、定着部などを制御して転写紙に画像を転写する。
s203:読取指示
印刷指示後、状態管理部101は、ラインセンサー制御部107に対し、動作モード=通常モードとして転写紙の読み取りを指示する(ステップ203)。
s204:搬送指示
読み取り指示後、状態管理部101は、搬送制御部106に対して動作モード=通常モードである旨を通知して搬送ローラの動作を指示する(ステップs204)。
s205:ラインセンサー読み取り
ラインセンサー制御部107は、読み取り指示に基づきラインセンサー130で転写紙の画像を読み取り、状態管理部101を介して読み取り画像を校正部109に送信する(ステップs205)。この際に、転写紙の搬送速度は、画像形成時の搬送速度と同じになっている。
s206:パッチ濃度検出
校正部109は、ラインセンサー130による転写紙読み取り画像からパッチを検出し、各パッチの色度を算出する(ステップs206)。
s207:色度正常
校正部109は、パッチの検出結果から、色度が正常値か判断する(ステップs207)。想定される色度は、画像形成条件から明らかであり、これと検出結果とを比較して正常かの判定を行うことができる。
s208:次ページあり?
色度の判定で正常と判定された場合(ステップs207、Yes)、印刷制御部103では、印刷ジョブ情報を参照して次ページの印刷があるか、すなわち次ページありかを確認する(ステップs208)。次ページがある場合(ステップs208、Yes)、次ページのRIP処理を開始する(ステップs202へ)。次ページがない場合(ステップs208、No)、ジョブを終了する。
s209:印刷中止
校正部109で、検出値が正常でないと判断された場合(ステップs207、No)は、校正部109は状態管理部101に対して色度異常を通知し、状態管理部101では印刷を中止し(ステップs209)、ジョブを終了する。
印刷中止では、状態管理部101は印刷制御部103に対して、印刷中止を指示する。 なお、色度が異常な場合、さらに状態管理部101は、操作部制御部105を通して操作部121に対して、色度異常が検知された旨をユーザーに表示することができる。この際に、操作部に画像形成部の校正が必要な旨を表示するのが望ましい。さらに、画像形成部校正ボタンを表示してユーザー指示を受けて校正する、あるいは色度異常時には自動的に画像形成部の校正を行うのが望ましい。
次に、検知部校正を行う手順を図5のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の手順は、制御部100の制御によって実行される。
s300:校正要求取得
検知部校正手順が開始すると、校正部109は状態管理部101よりラインセンサー校正要求を受信する(ステップs300)。
s301:チャート生成
校正要求取得(ステップs300)後、状態管理部101は、印刷制御部103に、記憶部102に保持された検知部校正チャート情報を送信する。印刷制御部103は検知部校正用のチャート画像を生成する(ステップs301)。
パッチの位置と場所を記録した検知部校正チャート情報を表2に示し、検知部校正用チャートを図10に例示する。
なお、本発明としては、画像パッチを用いず、転写紙に形成された通常の画像を校正チャートに利用することも可能である。
Figure 2016048309
s302:印刷指示
校正チャートを生成(ステップs301)後、印刷制御部103はチャート画像の印刷を画像形成部110に指示し、給紙制御部104に対して転写紙の給紙開始を指示する(ステップs302)。
画像形成部での搬送速度は、検知部校正モード時も通常と同じ速度である。
但し、検知部校正モード時、複数枚のチャートを要する場合は、分光測色計131の読み取りに対応して減速に応じた時間分、紙間を通常モード時よりも空けるよう印刷制御部103から給紙制御部104へ通知する。
s303:読取指示
印刷指示(ステップs302)後、状態管理部101は検知部校正チャート情報に基づき、ラインセンサー制御部107と測色制御部108対し、チャート画像の読み取りを指示する(ステップs303)。これにより、ラインセンサー130と分光測色計131は、同一転写紙同一画像の読み取りを行う。このとき、状態管理部101は、ラインセンサー制御部107に対して動作モード=検知部校正モードである旨を通知する。
s304:搬送指示
状態管理部101は、搬送制御部106に対して動作モード=検知部校正モードである旨を通知する(ステップs304)。搬送制御部106は測色部搬送ローラ117を通常モードより遅い搬送速度に変更する。
s305:ラインセンサー読み取り
搬送指示(ステップs304)後、ラインセンサー制御部107は、画像形成部110で転写紙上に形成されたパッチを含む画像をラインセンサー130で読み取り、転写紙画像を、状態管理部101を介して校正部109に送信する(ステップs305)。この際の転写紙搬送速度は、通常の搬送速度と同じになっている。
s306:測色計読み取り
測色制御部108は、測色部搬送ローラ117で通常より遅い搬送速度に設定し、測色部搬送ローラ117で送られる転写紙に対し、画像形成部110で転写紙上に形成された各パッチを分光測色計131で読み取る(ステップs306)。パッチの測色値(L/XYZなど)を、状態管理部101を介して校正部109に送信する。非デバイス依存のLやXYZは、デバイス依存の色空間におけるRGB値やCMYK値を、プロファイルを用いて変換することで得られる。プロファイルは記憶部102に格納しておくことができる。
s307:校正値算出
校正部109は、転写紙画像から各パッチを判別し、パッチの濃度(RGB/CMYK)を検出し、パッチ濃度と分光測色計131の測色値からラインセンサー130に対する校正パラメータを算出し(ステップs307)、記憶部102に記憶する。その後、処理を終了する。通常時の画像形成校正のために、ラインセンサー130で読み取る際には、校正値を用いてラインセンサー130の校正を行うことができる。なお、校正結果確認のために、再度チャートをラインセンサー、分光測色計などで読み取って校正精度を確認してもよい。
上記形態では、ラインセンサー130の搬送速度は、検知部校正モードと通常モード時で同じであるため、同じ条件で校正を行うことができ、校正精度が向上する。なお、上記形態では、ラインセンサー130と分光測色計131の間で転写紙搬送速度を減速しているが、ラインセンサー130の上流で減速するようにしてもよい(後述する)。ただし、ラインセンサー130の上流で減速する場合は、電気的に読み取ったラインを間引く機能、あるいはラインセンサーの読み取り周期を変更する機能の追加が必要となるため、ラインセンサーと分光測色計の間で減速するのが望ましい。
次に、ラインセンサー制御部における手順を図6のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の手順は、制御部100の制御によって実行される。
s400:読み取り指示受信?
ラインセンサー制御部107では、制御開始に伴って、状態管理部101より転写紙の読み取り指示があるかを判定する(ステップs400)。読み取り指示がない場合(ステップs400、No)、指示を受けるまで待機する。
s401:検知部校正モード?
読み取り指示があれば(ステップs400、Yes)、ラインセンサー制御部107は、状態管理部101より受信した読み取り指示から現在の動作モードが検知部校正モードか判断する(ステップs401)。
表3に例示するように動作モードによって検知部校正パラメータの適用有無を切り替える。
Figure 2016048309
s402:校正パラメータ破棄
検知部校正モードの場合(ステップs401、Yes)、ラインセンサー制御部107は、検知部校正モードであるので、校正パラメータを適用しないスルーモードにラインセンサー130を設定する(ステップs402)。
s403:校正パラメータ適用
検知部校正モードでない場合(ステップs401、No)、ラインセンサー制御部107は、通常モードであるので、校正パラメータを記憶部102から読み出してラインセンサー130に対して適用する(ステップs403)。校正パラメータを表4に例示する。
Figure 2016048309
s404:読取準備
ステップs402、s403の後、ラインセンサー制御部107は、状態管理部101より読み取り指示で受信した転写紙サイズやパッチ位置等の情報に基づき読み取り準備する(ステップs404)。
s405:転写紙先端検知?
読み取り準備(ステップs404)後、ラインセンサー制御部107は、ラインセンサー部転写紙検知センサー130AがONになったか確認する(ステップs405)。ONになるまで待機し(ステップs405、No)、ONになった場合(ステップs405、Yes)は、転写紙先端を検知したと判断して次の処理(ステップs406)に進む。
s406:読取
転写紙先端検知の場合(ステップs405、Yes)、ラインセンサー制御部107は、読み取り周期毎に1ラインの画像を読み取る(ステップs405)。
s407:転写紙後端検知?
読み取り(ステップs406)後、ラインセンサー制御部107は、ラインセンサー部転写紙検知センサー130AがOFFになったか確認する(ステップs407、Yes)。OFFになった場合は転写紙後端を検知したと判断して次の処理(ステップs408)に進む。転写紙後端検知がOFFでない場合(ステップs407、No)、検知するまで待機する(ステップs406へ)。
s408:読取終了
転写紙後端を検知した場合(ステップs407、Yes)、ラインセンサー制御部107は、転写紙の読み取り画像を状態管理部101経由で校正部109に送信し、読み取り指示を待つ(ステップs400へ)。
次に、測色計制御部の手順を図7のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の手順は、制御部100の制御によって実行される。
s500:読み取り指示受信?
測色制御部108は、状態管理部101より転写紙の読み取り指示が有るかを判定する(ステップs500)。読み取り指示がなければ指示があるまで待機する(ステップs500、No)
s501:読取準備
読み取り指示があれば(ステップs500、Yes)、測色制御部108は、状態管理部101より読み取り指示で受信した転写紙サイズやパッチ位置等の情報に基づき読み取り準備する(ステップs501)。
s502:転写紙先端検知?
読み取り準備後、測色制御部108は、測色部転写紙検知センサー131AがONになったか確認する(ステップs502)。ONになった場合(ステップ502、Yes)は、転写紙先端を検知したと判断して次の処理に進む。転写紙の先端が検知されなければ(ステップs502、No)、検知するまで待機する。
s503:読み取り
転写紙の先端が検知されていれば(ステップs502、Yes)、測色制御部108は、読み取り指示された各パッチ位置に来たら測色を開始する(ステップs503)。
s504:転写紙後端検知?
測色制御部108は、測色部転写紙検知センサー131AがOFFになったか確認する。OFFになった場合は転写紙後端を検知したと判断して次の処理(ステップs505)に進む。OFFにならなければ(ステップs504、No)、検知するまで待機する。
s505:読取終了
転写紙の後端を検知(ステップs504)後、測色制御部108は、読み取り指示された各パッチの測色値を、状態管理部101を介して校正部109に送信し、読み取り指示を待つ(ステップs500へ)。
次に搬送制御部の制御手順を図8のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の手順は、制御部100の制御によって実行される。
s600:搬送指示受信?
搬送制御の開始に伴って、搬送制御部106は、状態管理部101より転写紙の通紙指示を受信したかを判定する(ステップs600)。搬送指示がなければ(ステップs600、No)、指示があるまで待機する。
s601:校正モード?
搬送指示の受信(ステップs600、Yes)後、搬送制御部106は、状態管理部101より受信した通紙指示から現在の動作モードが枚正モードか判断する。
s602:校正用速度設定
検知部校正モードの場合(ステップs601、Yes)、表5に例示するように動作モードによって分光測色計131での読み取り時の搬送速度を切り替える。
すなわち、搬送制御部106は、検知部校正モードであるので、搬送速度が校正用搬送速度となる回転数を搬送ローラ117のモータに設定する。
Figure 2016048309
s603:通常速度設定
検知部校正モードでない場合(ステップs601、No)、搬送制御部106は、通常モードであるので、搬送速度が通常搬送速度となる回転数を測色部搬送ローラ117のモータに設定する。
s604:ローラ動作開始
搬送制御部106は、測色部搬送ローラ117のモータに動作指示を送信する(ステップs604)。
S605:ジョブ終了?
ローラ動作開始(ステップs604)後、搬送制御部106は、全ての転写紙が排紙され、印刷ジョブが完了したかを印刷制御部103に確認する(ステップs605)。ジョブ終了でなければ(ステップs605、No)、終了を待機する。
s606:ローラ停止
ジョブ終了であれば(ステップs605、Yes)、搬送制御部106は、測色部搬送ローラ117のモータに停止指示を送信し、次の搬送指示を待つ(ステップs600へ)。
図9は、通常印刷時に画像校正用の画像パッチを生成した転写紙画面Pを示す図である。転写紙画面Pには、通常画面Gが形成されており、4隅にトンボTが形成されている。各トンボTの外側の余白領域には、画像校正用の画像パッチIPが各色用に形成されている。トンボT外の余白領域は、断裁等がなされるため、ヤレ紙を発生することなく画像形成用の画像パッチを形成することができる。
図10は、検知部校正用の画像パッチSPを転写紙Pに形成したものであり、画像パッチSPは、トンボT内の画像形成領域内に、十分な大きさで各色用に形成されており、ラインセンサーの校正を精度よく行うことができる。
上記実施形態では、少ないチャート枚数で、分光測色計で高精度にパッチを測色し、インラインセンサーの校正を行うことが可能である。
(実施形態2)
なお、前記実施形態では、搬送経路115のストレート経路にそれぞれラインセンサー130と分光測色計131とを備えるものについて説明したが、検知部校正に際し、循環経路を介して転写紙を搬送するようにしてもよい。なお、前記実施形態と同様の構成については同一の符号を付してその説明を省略または簡略化する。
この実施形態の画像形成システム1Aでは、搬送経路115において分光測色計131の下流側で循環経路119が分岐しており、循環経路119の下流側は、ラインセンサー130の上流側で搬送経路115に合流している。循環経路119が分岐する地点には、搬送制御部106によって制御される搬送切替器118が設けられており、検知部校正の1順目に転写紙の搬送方向を循環経路119に切り替え、2順目に転写紙の搬送方向をストレート方向(排紙経路115A側)に切り替える。通常の印刷時には、搬送方向はストレート方向(排紙経路115A側)に設定されている。
また、循環経路119には、測色部搬送ローラ117が設けられている。
すなわち、分光測色計131の下流からラインセンサー130の上流に転写紙を戻すための循環経路119を設け、循環経路119内に測色部搬送ローラ117を設けて転写紙搬送速度を減速する。
・通常モード時
測色経路117Aを通過する時にラインセンサー130で読み取り、分光測色計131では読み取りを行わない。通紙経路を排紙経路115Aに切り替えて、装置外に転写紙を排紙する。
・校正モード時
測色経路117Aを通過する1順目はラインセンサー130で読み取り、分光測色計131では読み取りを行わない。通紙経路を搬送切替器118で循環経路119に切り替えて、測色部搬送ローラ117で転写紙の搬送速度を減速した後、転写紙をラインセンサー130と定着部との間に戻し、分光測色計131で読み取りを行う。通紙経路を排紙経路115Aに切り替えて、装置外に転写紙を排紙する。
なお、測色経路117Aの搬送モータの速度は、1順目は定着装置114の搬送速度と同じであり、転写紙が循環経路119に入るタイミングで、2順目の読み取りのために測色部搬送ローラ117と同じ搬送速度に切り替える。
この実施形態では、ラインセンサー130と分光測色計131の読み取り間に循環経路119を設けることで、搬送速度変更のための距離を取ることができ、装置の幅を短くすることが可能である。さらに通常モード時は測色部搬送ローラ117を停止することができ、ローラの摩耗を防ぐことが可能である。
なお、循環経路の戻し先は、ラインセンサーと定着装置の間ではなく、分光測色計とラインセンサーの間に転写紙を戻してもよい。
さらに、循環経路内に分光測色計を配置してもよい。その場合は循環経路を使用しない通常モードでは、分光測色計が紙粉による汚れや転写紙の熱による測色計の劣化を軽減できるメリットがある。
さらに、分光測色計をラインセンサーの上流に配置してもよい。分光測色計はラインセンサーより熱に弱いため、定着の熱の影響を考慮すると測色計をラインセンサーの下流に配置するのが望ましい。
さらに、測色部搬送ローラは分光測色計と循環経路の間に設けてもよい。
また、分光測色計は中心位置に固定される構成としたが、通紙交差方向に移動する構成にしてもよい。すなわち、1回目通紙時は転写紙中央部パッチを読み取り、循環後の2回目通紙時は右端に移動して右端パッチを読み取ることが可能になり、1枚のチャートに印字可能なパッチ数を増加でき、ヤレ紙を減らすことができる。
循環経路に加えて反転経路を設け、両面印刷時は表面の読み取り後に裏面の読み取りを行ってもよい。1回目2回目ともにラインセンサーと分光測色計の両方で読み取り、いずれか一方の搬送速度時の結果を破棄してもよい。
次に、上記実施形態におけるラインセンサー制御部での処理手順を図12のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の手順は、制御部100の制御によって実行される。
s700:読み取り指示受信?
処理開始に伴って、ラインセンサー制御部107では、状態管理部101より転写紙の読み取り指示を受信したかを判定する(ステップs700)。読み取り指示がない場合(ステップs700、No)、指示があるまで待機する。
s701:検知部校正モード?
読み取り指示があれば(ステップs700、Yes)、ラインセンサー制御部107は、状態管理部101より受信した読み取り指示から現在の動作モードが検知部校正モードか判断する(ステップs701)。
表3に例示するよう動作モードなどによって検知部校正パラメータの適用有無を切り替える。
s702:校正パラメータ破棄
検知部校正モードの場合(ステップs701、Yes)、ラインセンサー制御部107は、検知部校正モードであるので、校正パラメータを適用しないスルーモードにラインセンサー130を設定する(ステップs702)。
s703:校正パラメータ適用
検知部校正モードでない場合(ステップs701、No)、ラインセンサー制御部107は、通常モードであるので、校正パラメータを記憶部102から読み出してラインセンサー130に対して適用する(ステップs703)。校正パラメータの例は表4に示す。
s704:読取準備
ステップs702、s703の後、ラインセンサー制御部107は、状態管理部101より読み取り指示で受信した転写紙サイズやパッチ位置等の情報に基づき読み取り準備する(ステップs704)。
s705:転写紙先端検知?
読み取り準備後、ラインセンサー制御部107は、ラインセンサー部転写紙検知センサー130AがONになったか確認する(ステップs705)。ONになった場合(ステップs705、Yes)は、転写紙先端を検知したと判断して次の処理(ステップs706)に進み、ONになるまで待機する(ステップs705、No)。二順目の場合は、ラインセンサー制御部107は、転写紙の通紙確認のみを行い読み取り動作を行わない。
s706:読取
転写紙先端検知の場合(ステップs705、Yes)、一順目であれば、ラインセンサー制御部107は、読み取り周期毎に1ラインを読み取る(ステップs706)。
s707:転写紙後端検知?
読み取り(ステップs706)後、ラインセンサー制御部107は、ラインセンサー部転写紙検知センサー130AがOFFになったか確認する(ステップs707、Yes)。OFFになった場合は転写紙後端を検知したと判断して次の処理(ステップs708)に進む。転写紙後端検知がOFFでない場合(ステップs707、No)、検知を待機する(ステップs706へ)。
s708:読取終了
転写紙後端を検知した場合(ステップs707、Yes)、ラインセンサー制御部107は、転写紙の読み取り画像を状態管理部101経由で校正部109に送信し、次の手順が検知部校正モードかを判定する(ステップs709)。検知部校正モードでなければ(ステップs709、No)、読み取り指示を待つ(ステップs700へ)。
検知部校正モードの場合(ステップs709、Yes)、ラインセンサー制御部107は、ラインセンサー部転写紙検知センサー130AがONになったか確認する(ステップs710)。ONになるまで待機し(ステップs710、No)、ONになった場合(ステップs710、Yes)は、転写紙先端を検知したと判断して、状態管理部101はラインセンサー制御部107に2順目通知を行い(ステップs711)、転写紙後端を検知したか、すなわちラインセンサー部転写紙検知センサー130AがOFFになったか確認する(ステップs712)。OFFになるまで待機し(ステップs712、No)、OFFになった場合(ステップs712、Yes)は、転写紙後端を検知したと判断して、次の処理(読み取り指示待機;ステップs700)に進む。
次に、上記実施形態における測色制御部108の制御手順を説明する。なお、以下の手順は、制御部100の制御によって実行される。
s800:読み取り指示受信?
測色制御部108は、状態管理部101より転写紙の読み取り指示があるかを判定する(ステップs800)。読み取り指示がなければ指示があるまで待機する(ステップs800、No)
s801:読取準備
読み取り指示があれば(ステップs800、Yes)、測色制御部108は、状態管理部101より読み取り指示で受信した転写紙サイズやパッチ位置等の情報に基づき読み取り準備する(ステップs801)。
s802:一順目通知
読み取り準備後、測色制御部108は、状態管理部101に対し検知部校正一順目読み取り開始を通知する(ステップs802)。
s803:転写紙先端検知?
一順目通知後、測色制御部108で、測色部転写紙検知センサー131AがONになったか確認する(ステップs803)。ONになった場合(ステップ803、Yes)は、転写紙先端を検知したと判断して次の処理に進む。転写紙の先端が検知されなければ(ステップs803、No)、検知を待機する。
s804:転写紙後端検知?
次いで、測色制御部108で、測色部転写紙検知センサー131AがOFFになったか確認する(ステップs804)。OFFになった場合(ステップ804、Yes)は、転写紙後端を検知したと判断して次の処理に進む。転写紙の後端が検知されなければ(ステップs804、No)、検知を待機する。
s805:転写紙先端検知?
測色制御部108で、測色部転写紙検知センサー131AがONになったか確認する(ステップs805)。ONになった場合(ステップ805、Yes)は、転写紙先端を検知したと判断して次の処理に進む。転写紙の先端が検知されなければ(ステップs805、No)、検知を待機する。
s806:読取
転写紙の先端が検知されていれば(ステップs805、Yes)、測色制御部108は、読み取り指示された各パッチ位置に来たら測色を開始する(ステップs806)。
s807:転写紙後端検知?
測色制御部108は、測色部転写紙検知センサー131AがOFFになったか確認する。OFFになった場合は転写紙後端を検知したと判断して次の処理(ステップs808)に進む。OFFにならなければ(ステップs808、No)、検知を待機する。
s808:読取終了
転写紙の後端を検知(ステップs807)後、測色制御部108は、読み取り指示された各パッチの測色値を、状態管理部101を介して校正部109に送信し、読み取り指示を待つ(ステップs800へ)。
次に搬送制御部の手順を図14のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の手順は、制御部100の制御によって実行される。
s900:搬送指示受信?
搬送制御の開始に伴って、搬送制御部106は、状態管理部101より転写紙の通紙指示を受信したかを判定する(ステップs900)。搬送指示がなければ(ステップs900、No)、指示が有るまで待機する。
s901:校正モード?
搬送指示の受信(ステップs900、Yes)後、搬送制御部106は、状態管理部101より受信した通紙指示から現在の動作モードが枚正モードか判断する(ステップs901)。
s902:校正用速度設定
検知部校正モードの場合(ステップs901、Yes)、表5に例示するように動作モードによって分光測色計131での読み取り時の搬送速度を切り替える。
すなわち、搬送制御部106は、検知部校正モードであるので、搬送速度が校正用搬送速度となる回転数を搬送ローラ117のモータに設定する。
s903:通常速度設定
検知部校正モードでない場合(ステップs901、No)、搬送制御部106は、通常モードであるので、搬送速度が通常搬送速度となる回転数を搬送ローラ117のモータに設定する。
s904:ローラ動作開始
搬送制御部106は、測色部搬送ローラ117のモータに動作指示を送信する(ステップs904)。
s905:循環必要
測色部搬送ローラ117のモータへの動作指示後、搬送制御部106は、循環経路への切り替えが必要か判断する。まず、搬送制御部106は、状態管理部101より受信した通紙指示から現在の動作モードが検知部校正モードか判断する。通常モード時は循環経路への通紙は不要なので排紙経路115Aへ経路を切り替えが必要と判断する。
検知部校正モードの場合、搬送制御部106は、状態管理部101より1順目読み取り中か2順目読み取り中かを示す校正動作情報を取得する。校正動作情報が1順日読み取り中の場合は、循環経路119への切り替えが必要と判断して搬送切替部118による循環経路119への切り替えを行い、校正動作情報が2順目読み取り中の場合は、排紙経路115Aへの切り替えが必要と判断する。
s906:循環経路切替
循環が必要な場合(ステップs905、Yes)、搬送切替部118によって搬送先を循環経路119に切り替える。
s907:排紙経路切替
循環が必要でない場合(ステップs905、No)、搬送切替部118によって搬送先を排紙経路115Aに切り替える。
s908:ジョブ終了?
搬送制御部106は、全ての転写紙が排紙され、印刷ジョブが完了したかを印刷制御部103に確認する(ステップs908)。ジョブ終了でなければ(ステップs908、No)、ステップs905に移行し、循環が必要かを判定する。
s909:ローラ停止
ジョブ終了であれば(ステップs908、Yes)、搬送制御部106は、搬送ローラ117のモータに停止指示を送信し、次の搬送指示を待つ(ステップs900へ)。
(実施形態3)
なお、上記各実施形態では、検知部校正の際に、ラインセンサーでは、通常の転写紙搬送速度で搬送しつつ読み取りを行い、分光測色計では、転写紙搬送速度を遅く設定して読み取りを行うものとして説明した。ただし、本発明としては、検知部校正の際に、両方の検知部で搬送速度を遅く設定して読み込みを行うようにしてもよい。
上記読み取りを行う構成の画像システム1Bを図15に示す。なお、前記各実施形態と同様の構成については同一の符号を付してその説明を省略または簡略化する。
搬送経路115には、定着装置114の下流側で測色部搬送ローラ117が位置し、その下流側にラインセンサー130、分光測色計131がこの順で下流側に沿って配置されている。分光測色計131の上流側が測色搬送経路117Aに割り当てられている。ただし、搬送速度を変更すると、ラインセンサー130における用紙の搬送速度も変更される。
上記画像形成システム1Bでは、検知部校正モードの際に、定着装置114とラインセンサー130との間で転写紙の搬送速度を測色部搬送ローラ117によって減速し、ラインセンサー130において、転写紙搬送速度が減速された状態で読み取りが行われ、次に分光測色計131では読み取りを行い、排紙経路115Aで装置外に転写紙を排紙する。このため、そのままでは、ラインセンサー130において、読み取り結果が間延びしたデータになってしまう。
対応方法としては、例えば、読み取り結果の間引きまたはラインセンサーによる読み取り周期の変更を行うことができる。
なお、間引き、読み取り周期の変更ともに、校正時の線速に合わせてラインセンサーのランプ光量が飽和しないように光量制御をすることが望ましい。
ライン数を間引くあるいは読み取り周期を広げることにより、校正モード時の副走査方向の画像解像度を通常モードと同じにすることができ、画像保存先のメモリー領域を削減することが可能である。
また、本実施形態でも、分光測色計をラインセンサーの上流に配置してもよい。ただし、分光測色計はラインセンサーより熱に弱いため、定着の熱の影響を考慮すると測色計をラインセンサーの下流に配置するのが望ましい。
以下に、ラインセンサー制御部107における制御手順を図16または図17のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、読み取り結果の間引きについて図16に基づいて説明する。
ラインセンサー130を制御するラインセンサー制御部107は次の機能をさらに有する。
(a)読み込んだラインを間引く
1ラインを読み取り後、ラインをメモリーに書き込まないことによりときに電気的に間引く設定をする。
ただし、単純に間引くのではなく、読み取ったラインから中間ラインを生成してもよいが、推測値であるので校正誤差の一因となる。そのため、通常モードと校正モードの速度比が1:Nとなるのが望ましい。
s1000:読み取り指示受信?
ラインセンサー制御部107では、制御開始に伴って、状態管理部101より転写紙の読み取り指示があるかを判定する(ステップs1000)。読み取り指示がない場合(ステップs1000、No)、指示を待機する。
s1001:検知部校正モード?
読み取り指示があれば(ステップs1000、Yes)、ラインセンサー制御部107は、状態管理部101より受信した読み取り指示から現在の動作モードが検知部校正モードか判断する(ステップs1001)。
表3に例示するように動作モードによって検知部校正パラメータの適用有無を切り替える。
s1002:校正パラメータ破棄
検知部校正モードの場合(ステップs1001、Yes)、ラインセンサー制御部107は、検知部校正モードであるので、校正パラメータを破棄し(ステップs1002)、校正パラメータを適用しないスルーモードにラインセンサー130を設定する
s1003:ライン間引き設定
校正パラメータ破棄(ステップs1002)後、校正時の間引きを設定する。例えば、奇数ラインや偶数ラインを間引きなどの設定を行う。間引き内容は予め設定しておき、記憶部102に不揮発に記憶しておくことができる。
例えば、表5に示すように通常モード時の搬送速度が400mm/秒、校正モード時の搬送速度が200mm/秒の時、通常モードと校正モードの速度比が1:2である。そのため、校正モードで同一画像を得るためには、表6に示すように、読み込んだライン50%間引けばよい(表6)。
Figure 2016048309
s1004:校正パラメータ適用
検知部校正モードでない場合(ステップs1001、No)、ラインセンサー制御部107は、通常モードであるので、画像校正パラメータを記憶部102から読み出してラインセンサー130に対して適用する(ステップs1003)。校正パラメータの例を表4に例示する。
s1005:ライン間引き解除
校正パラメータ適用(ステップs1004)後、校正時のライン間引きの設定がされていれば、ライン間引きを解除し、通常の間引き率に設定する(ステップs1005)。
s1006:読取準備
ステップs1003、s1005の後、ラインセンサー制御部107は、状態管理部101より読み取り指示で受信した転写紙サイズやパッチ位置等の情報に基づき読み取り準備する(ステップs1006)。
s1007:転写紙先端検知?
読み取り準備後、ラインセンサー制御部107は、ラインセンサー部転写紙検知センサー130AがONになったか確認する(ステップs1007)。ONになった場合(ステップs1007、Yes)は、転写紙先端を検知したと判断して次の処理(ステップs1008)に進み、ONになるまで待機する(ステップs1007、No)。
s1008:読取
転写紙先端検知の場合(ステップs1008、Yes)、ラインセンサー制御部107は、読み取り周期毎に設定された間引き率で読み取る(ステップs1008)。
s1009:転写紙後端検知?
読み取り(ステップs1008)後、ラインセンサー制御部107は、ラインセンサー部転写紙検知センサー130AがOFFになったか確認する(ステップs1009、Yes)。OFFになった場合は転写紙後端を検知したと判断して次の処理(ステップs1010)に進む。転写紙後端検知がOFFでない場合(ステップs1009、No)、検知を待機する(ステップs1009へ)。
s1010:読取終了
転写紙後端を検知した場合(ステップs1009、Yes)、ラインセンサー制御部107は、転写紙の読み取り画像を状態管理部101経由で校正部109に送信し、読み取り指示を待つ(ステップs1000へ)。
次に、上記実施形態において、読み取り周期を変更する手順を図17のフローチャートに基づいて説明する。
読み取り周期の変更として、検知部校正モード時は1ラインを読み取る間隔を調整する。これにより通常モードと同一画像を得ることが可能である。
s1100:読み取り指示受信?
ラインセンサー制御部107では、制御開始に伴って、状態管理部101より転写紙の読み取り指示があるかを判定する(ステップs1100)。読み取り指示がない場合(ステップs1100、No)、指示を待機する。
s1101:検知部校正モード?
読み取り指示があれば(ステップs1100、Yes)、ラインセンサー制御部107は、状態管理部101より受信した読み取り指示から現在の動作モードが検知部校正モードか判断する(ステップs1101)。
表3に例示するように動作モードによって検知部校正パラメータの適用有無を切り替える。
s1102:校正パラメータ破棄
検知部校正モードの場合(ステップs1101、Yes)、ラインセンサー制御部107は、検知部校正モードであるので、校正パラメータを破棄し(ステップs1102)、校正パラメータを適用しないスルーモードにラインセンサー130を設定する
s1103:読み取り周期設定
校正パラメータ破棄(ステップs1102)後、校正時の読み取り周期に設定する。読み取り周期は予め設定しておき、記憶部102に不揮発に記憶しておくことができる。
例えば、通常モードと校正モードの速度比が1:2であれば、表7の例に示すように、通常モードのラインセンサーのクロックを60MHzであるとすると、校正モードでは30MHzにすることで通常モードと同一画像を得ることが可能である
Figure 2016048309
s1104:校正パラメータ適用
検知部校正モードでない場合(ステップs1101、No)、ラインセンサー制御部107は、通常モードであるので、画像校正パラメータを記憶部102から読み出してラインセンサー130に対して適用する(ステップs1004)。校正パラメータの例を表4に例示する。
s1105:通常読み取り周期設定
校正パラメータ適用(ステップs1104)後、通常読み取り周期に設定する(ステップs1105)。
s1106:読取準備
ステップs1103、s1105の後、ラインセンサー制御部107は、状態管理部101より読み取り指示で受信した転写紙サイズやパッチ位置等の情報に基づき読み取り準備する(ステップs1106)。
s1107:転写紙先端検知?
読み取り準備後、ラインセンサー制御部107は、ラインセンサー部転写紙検知センサー130AがONになったか確認する(ステップs1107)。ONになった場合(ステップs1107、Yes)は、転写紙先端を検知したと判断して次の処理(ステップs1108)に進み、ONになるまで待機する(ステップs1107、No)。
s1108:読取
転写紙先端検知の場合(ステップs1108、Yes)、ラインセンサー制御部107は、設定された読み取り周期によって読み取る(ステップs1108)。
s1109:転写紙後端検知?
読み取り(ステップs1108)後、ラインセンサー制御部107は、ラインセンサー部転写紙検知センサー130AがOFFになったか確認する(ステップs1109、Yes)。OFFになった場合は転写紙後端を検知したと判断して次の処理(ステップs1010)に進む。転写紙後端検知がOFFでない場合(ステップs1109、No)、検知を待機する(ステップs1109へ)。
s1110:読取終了
転写紙後端を検知した場合(ステップs1109、Yes)、ラインセンサー制御部107は、転写紙の読み取り画像を状態管理部101経由で校正部109に送信し、読み取り指示を待つ(ステップs1100へ)。
なお、上記各実施形態では、分光測色計が画像形成部または画像形成システム内に設置されているものについて説明したが、分光測色計を有する測色装置が、画像形成装置または画像形成システムに後付けで接続されて、分光測色計を有する画像形成システム1Cを構成するものであってもよい。
このような測色装置を図18に基づいて説明する。
測色装置20は、画像形成装置10に機械的、電気的に後付けが可能であり、搬送経路115に接続される搬送経路215を有している。また、画像形成装置10には通信部140が設けられ、測色装置20には通信部240が設けられており、互いに通信可能に接続することができる。通信部140は、画像形成装置10に備えられた制御部100に制御可能に接続されており、通信部240は、測色装置20全体を制御する測色装置制御部200に制御可能に接続されている。画像形成装置10には、搬送経路115上に第1画像検知部に相当するラインセンサー130が設置されている。
測色装置20は、本発明の画像検知装置に相当し、測色装置制御部は、検知装置制御部に相当する。
測色装置20は、搬送経路215上に、第2画像検知部に相当する分光測色計231が配置されており、分光測色計231の上流側で搬送経路215に測色部搬送ローラ217が設けられている。測色部搬送ローラ217は、測色装置制御部200に制御可能に接続されており、搬送される転写紙の搬送速度を下流側において減速することができる。
上記構成のシステムでは、検知部校正モードでは、通信部140を介して画像形成装置10でモードの通知を行い、測色部搬送ローラ217による転写紙搬送速度を減速するとともに、転写紙上の画像を分光測色計231で読み取る。読み取られた転写紙は、排紙経路216より測色装置20外に排紙される。なお、測色装置20の下流側に後処理装置などが接続されるものであってもよい。分光測色計231で読み取られた読み取り結果は、通信部240、通信部140を通して制御部100に送信され、ラインセンサー130の校正に用いることができる。なお、この実施形態では、制御部100と、測色装置制御部200とが協働して本願発明の制御部として機能している。
また、上記実施形態では、ラインセンサーが画像形成装置10に備えられ、分光測色計が測色装置20に備えられているものとして説明したが、ラインセンサー、測色装置ともに測色装置に備えられているものであってもよい。検知部校正モードでは、画像形成装置からこのモード指示を受けた測色装置または測色装置独自のモード設定において、同一画像に対し、ラインセンサーと測色装置とでそれぞれ画像読み取りを行い、読み取り結果を画像形成装置に送信して校正値の算出を行ってもよく、また、測色装置制御部で読み取り結果に基づいてラインセンサーの校正を行うようにしてもよい。
なお、上記各実施形態では、第1画像検知部としてラインセンサーを示し、第2画像検知部として分光測色計を示したが、これら画像検知部の種別が上記に限定されるものではなく、また、第1画像検知部と第2画像検知部とが精度が異なる同種のものであってもよい。また、上記各実施形態では、第2画像検知部で画像読み取りを行う際に、転写紙の搬送速度を通常よりも遅くするものとして説明したが、第2画像検知部での読み取りの際に、第2画像検知部での画像読み取りを通常よりも高速にするように転写紙搬送速度を変更するものであってもよい。
以上、本発明について上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明の範囲を逸脱しない限りは適宜の変更を行ってもよい。
1、1A、1B、1C 画像形成システム
10 画像形成装置
20 測色装置
100 制御部
101 状態管理部
102 記憶部
103 印刷制御部
106 搬送制御部
107 ラインセンサー制御部
108 測色制御部
110 画像形成部
114 定着装置
115 搬送経路
115A 排紙経路
116 反転搬送経路
117 測色部搬送ローラ
117A 測色部搬送経路
118 搬送切替器
119 循環経路
130 ラインセンサー
130A ラインセンサー部転写紙検知センサー
131 分光測色計
131A 測色部転写紙検知センサー
140 通信部
200 測色装置制御部
215 搬送経路
231 分光測色計
240 通信部

Claims (22)

  1. 転写紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記転写紙を搬送経路を通して搬送する搬送部と、
    前記画像形成部で画像が形成されて前記搬送部によって搬送される前記転写紙の画像を検知する第1画像検知部と、
    前記第1画像検知部と別の検知部からなり、前記画像形成部で画像が形成されて前記搬送部によって搬送される前記転写紙の画像を検知する第2画像検知部と、
    画像形成および転写紙の搬送を制御し、前記第1画像検知部および前記第2画像検知部の検知結果を受信する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記第2画像検知部による画像検知結果を用いて前記第1画像検知部の校正を行う検知部校正モードを有し、該検知部校正モードでは、前記第2画像検知部による画像読み取り時の転写紙搬送速度を画像形成時の通常転写紙搬送速度と異なる転写紙搬送速度に変更するとともに、前記第1画像検知部および前記第2画像検知部における同一画像に対する読み取り結果に基づいて前記第1画像検知部の校正を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、少なくとも前記第1画像検知部の画像検知結果を用いて前記画像形成部における画像形成条件を補正する画像形成校正モードを有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記画像形成校正モードにおいて、前記第1画像検知部による画像読み取り時の転写紙搬送速度を画像形成時の通常転写紙搬送速度と同じ転写紙搬送速度とすることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2画像検知部による画像読み取り時の転写紙搬送速度を変更する搬送速度変更部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記搬送速度変更部が、前記搬送経路上で、前記第1画像検知部の下流側に配置されており、
    前記制御部は、前記第2画像検知部による画像読み取り前に前記搬送速度変更部によって転写紙搬送速度を変更することを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記搬送速度変更部が、前記搬送経路上で、前記第1画像検知部の上流側に配置されており、
    前記制御部は、前記第2画像検知部による画像読み取り前に前記搬送速度変更部によって転写紙搬送速度を変更することを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  7. 前記搬送部は、前記第1画像検知部および第2画像検知部の一方または両方が配置された前記搬送経路の下流側で前記搬送経路の上流側に転写紙を戻して搬送する循環搬送経路を有し、
    前記制御部は、前記搬送経路で前記第1画像検知部または前記第2画像検知部の少なくとも一方で、画像読み取り後に、前記循環搬送経路を通して転写紙を搬送して、前記第1画像検知部または前記第2画像検知部の、画像読み取りをしていない少なくとも一方で画像を読み取る制御を実行することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記検知部校正モードで、前記第1画像検知部の読み取り周期を変更して転写紙の画像を読み取ることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、前記検知部校正モードで、前記第1画像検知部による読み取りデータを間引くことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記第1画像検知部は、転写紙が搬送される経路において、前記第2画像検知部の上流側に配置されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記第1画像検知部は、転写紙が搬送される経路において、前記第2画像検知部の下流側に配置されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記第1画像検知部がラインセンサーであることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記第2画像検知部が分光測色計であることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 転写紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記転写紙を搬送経路を通して搬送する搬送部と、
    前記画像形成部で画像が形成されて前記搬送部によって搬送される前記転写紙の画像を検知する第1画像検知部と、
    前記第1画像検知部と別の検知部からなり、前記画像形成部で画像が形成されて前記搬送部によって搬送される前記転写紙の画像を検知する第2画像検知部と、
    画像形成および転写紙の搬送を制御し、前記第1画像検知部および前記第2画像検知部の検知結果を受信する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記第2画像検知部による画像検知結果を用いて前記第1画像検知部の校正を行う検知部校正モードを有し、該検知部校正モードでは、前記第2画像検知部による画像読み取り時の転写紙搬送速度を画像形成時の通常転写紙搬送速度と異なる転写紙搬送速度に変更するとともに、前記第1画像検知部および前記第2画像検知部における同一画像に対する読み取り結果に基づいて前記第1画像検知部の校正を行うことを特徴とする画像形成システム。
  15. 前記制御部は、少なくとも前記第1画像検知部の画像検知結果を用いて前記画像形成部における画像形成条件を補正する画像形成校正モードを有することを特徴とする請求項14記載の画像形成システム。
  16. 前記制御部は、前記画像形成校正モードにおいて、前記第1画像検知部による画像読み取り時の転写紙搬送速度を画像形成時の通常転写紙搬送速度と同じ転写紙搬送速度とすることを特徴とする請求項14または15に記載の画像形成システム。
  17. 転写紙に画像を形成する画像形成ステップと、
    搬送される転写紙の画像を第1画像検知部で検知する第1の画像検知ステップと、
    搬送される転写紙の画像を第2画像検知部で検知する第2の画像検知ステップと、
    前記第2の画像検知ステップにおいて搬送される転写紙の搬送速度を画像形成時の通常転写紙搬送速度と異なる転写紙搬送速度に変更する搬送速度変更ステップと、
    前記第1の画像検知ステップおよび前記第の2画像検知ステップにおいて同一画像に対する読み取り結果に基づいて第1画像検知部の校正を行う検知部校正ステップと、を有することを特徴とする画像検知部校正方法。
  18. 画像形成装置の転写紙搬送方向下流側に接続される画像検知装置であって、
    画像形成されて前記画像形成装置から搬送される転写紙を搬送経路を通して搬送する搬送部と、
    前記搬送部によって搬送される前記転写紙の画像を検知する第1画像検知部と、前記第1画像検知部と別の検知部からなり、前記搬送部によって搬送される前記転写紙の画像を検知する第2画像検知部のうち、少なくとも前記第2検知部と、
    前記第2画像検知部による画像読み取り時の転写紙搬送速度を変更する搬送速度変更部と、前記搬送速度変更部を制御する検知装置制御部と、を備え、
    前記検知装置制御部は、前記第2画像検知部による画像読み取り時の転写紙搬送速度を前記画像形成装置における通常転写紙搬送速度と異なる転写紙搬送速度に変更することを特徴とする画像検知装置。
  19. 前記検知装置制御部は、前記転写紙搬送速度の変更を、画像形成装置に備えられた制御部の指令を受けて行うことを特徴とする請求項18記載の画像検知装置。
  20. 前記画像形成装置と通信を行う検知装置通信部を有し、
    前記検知装置制御部は、前記第1画像検知部および前記第2画像検知部のうち、当該画像検知装置で得られた、少なくとも前記第2画像検知部による画像検知結果を前記検知装置通信部を通して前記画像形成装置に送信することを特徴とする請求項18または19に記載の画像検知装置。
  21. 当該画像検知装置は、前記第1画像検知部が備えられた画像形成装置に接続されることを特徴とする請求項18〜20のいずれか1項に記載の画像検知装置。
  22. 前記第1画像検知部を備え、
    前記検知装置制御部は、前記第1画像検知部および前記第2画像検知部における同一画像に対する画像読み取り結果に基づいて前記第1画像検知部の校正を行うことを特徴とする請求項18〜20のいずれか1項に記載の画像検知装置。
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