JP6711187B2 - 画像形成装置及び画像形成制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、複写機やプリンタなどの画像形成装置と画像形成制御プログラムに関し、特に、レジスト調整機能を有する画像形成装置と画像形成制御プログラムに関する。
画像形成装置として、感光体ドラムや感光体ベルト等の像担持体を副走査方向に駆動しつつ、画像データに応じた主走査方向の1ライン又は複数ライン毎の走査(主走査)による露光を繰り返し行うことで、2次元(1頁分毎)の画像形成を行うものが知られている。
また、カラー画像形成装置においては、複数色の色材(たとえばインクやトナー、本願明細書では電子写真方式の画像形成装置において色材として「トナー」を具体例にする)を使用し、それぞれの色の像担持体にて形成されたトナー像を転写ベルト等の中間転写体上で正確に重ね合わせる必要がある。
ところが,機械精度や転写ベルトの速度変動等により、複数色相互間で転写ベルトに対する画像転写位置がずれることがある。また、温度変化などによっても、各色の像担持体の距離や転写ベルトの長さが変化し、各色間の距離や倍率(大きさ)や位置が変化し、色相互間で転写ベルトへの画像転写位置がずれることがある。
すなわち、各色の位置ずれが、色ずれとなって表れてしまう。この色ずれを防止するために、各色の位置ずれ測定用のパターン(以下、「カラーレジストパターン」とする)を転写ベルト上に形成し、このカラーレジストパターンの検出結果を基に色ずれの補正(以下,「レジスト調整」とする)を行っている。
なお、このカラーレジスト調整の際のカラーレジストパターンとしては、各色において色ずれの原因となり得る各種のずれ、すなわち、主走査位置ずれ、副走査位置ずれ、傾き、及び、倍率ずれを検知するパターンが使用される。
また、この場合、像担持体の回転方向において、通常の定型サイズの用紙に換算して数枚〜数十枚分のパターンを形成して読み取る必要がある。このため、画像形成中に実行するのであれば、像間で実行することはできず、その画像形成を中断させる必要がある。
なお、以下の特許文献などに、画像形成装置におけるレジスト調整についての各種技術が開示されている。
特開2010−197586号公報
一般的なカラー画像形成装置におけるレジスト調整の起動タイミングは、電源オン時調整や、経時調整(所定機内温度(Δ3℃)変化時)などである。なお、この電源オン時調整と経時調整とは、カラーレジスト専用パターンを使用するため、プリント動作を停止して実施することになる。
このような画像形成装置の場合には、連続使用状態で数時間経過後では温度が安定してしまうため、経時調整が入らない状態になる。
ところが、中間転写ベルトの蛇行や、各色の1次/2次転写位置の変化に応じて、スキューずれと呼ばれる画像の傾きが、画像形成実行中に経時的に発生することがある。
このような場合、経時調整を実行させるようにするため、経時調整の起動タイミングをプリント枚数で規定することもできる。しかし、この手法では、補正不要なタイミングでも強制的に経時調整の起動がかかるようになるため、画像形成中での経時調整による画像形成の中断(ダウンタイム)が増加するという新たな問題が発生する。
また、以上の特許文献1では、キャリブレーション用に、安定化補正時(ガンマ補正又は最高濃度補正)で使用するパターン、または、レジスト調整専用のパターンを作成し、プリント動作を止めてレジスト調整を実施するものである。
すなわち、従来の画像形成装置においては、画像形成動作を実行中である場合に、その実行中の画像形成を停止させることなく、カラーレジスト調整を実行することはできない問題が存在していた。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、実行中の画像形成動作を停止させることなく、適正なカラーレジスト調整を実行することが可能な画像形成装置および画像形成制御プログラムを実現することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明の一側面が反映された画像処理装置及び画像形成
制御プログラムは、以下のように構成されている。
(1)本発明に係る画像形成装置は、複数色の色材を用いて像担持体に形成した画像を用紙に転写することで画像を形成する画像形成部と、前記複数色のうちの1色を基準色として、該基準色の色材による画像形成位置に対して他の色の色材による画像形成位置を調整するレジスト調整を行う機能を有する制御部と、を備える画像形成装置であって、前記制御部は、複数の検査項目に対応する第1パターンに基づいて調整を行う第1レジスト調整と、前記第1レジスト調整よりも少ない検査項目に対応する第2パターンに基づいて調整を行う第2レジスト調整とのいずれかを選択して実行する機能を有し、実行している画像形成動作を中断させることなく前記第2レジスト調整を行うよう前記画像形成部を制御し、前記第2レジスト調整において傾き補正の適用が必要となる傾きが検知された場合には、次に実行する前記第2レジスト調整において前記傾き補正を適用して前記第2パターンを形成するよう前記画像形成部を制御し、前記傾き補正を適用して形成された前記第2パターンにおいて前記傾きが所定値以下になった場合に、画像形成する画像データに対して前記傾き補正を適用するよう前記画像形成部を制御し、前記第2レジスト調整において傾き補正の適用が必要となる傾きが検知された場合であって、前記傾き補正が適用されるまでに画像形成された画像データについて、前記傾き補正を適用して追加して画像形成するよう前記画像形成部を制御する、ことを特徴とする。
また、本発明に係る画像形成制御プログラムは、複数色の色材を用いて像担持体に形成した画像を用紙に転写することで画像を形成する画像形成部、前記複数色のうちの1色を基準色として、該基準色の色材による画像形成位置に対して他の色の色材による画像形成位置を調整するレジスト調整について、複数の検査項目に対応する第1パターンに基づいて調整を行う第1レジスト調整と、前記第1レジスト調整よりも少ない検査項目に対応する第2パターンに基づいて調整を行う第2レジスト調整とのいずれかを選択して実行する機能を有し、実行している画像形成動作を中断させることなく前記第2レジスト調整を行うよう前記画像形成部を制御し、前記第2レジスト調整において傾き補正の適用が必要となる傾きが検知された場合には、次に実行する前記第2レジスト調整において前記傾き補正を適用して前記第2パターンを形成するよう前記画像形成部を制御し、前記傾き補正を適用して形成された前記第2パターンにおいて前記傾きが所定値以下になった場合に、画像形成する画像データに対して前記傾き補正を適用するよう前記画像形成部を制御し、前記第2レジスト調整において傾き補正の適用が必要となる傾きが検知された場合であって、前記傾き補正が適用されるまでに画像形成された画像データについて、前記傾き補正を適用して追加して画像形成するよう前記画像形成部を制御する制御部、として画像形成装置のコンピュータを機能させる、ことを特徴とする。
(2)以上の(1)において、前記制御部は、前記第1レジスト調整を行う際には、当該第1レジスト調整の検査項目に基づいた調整をするための前記第1パターンを前記像担持体に形成して当該第1レジスト調整を行い、前記第2レジスト調整を行う際には、他機能の実行に対応すると共に当該第2レジスト調整の検査項目に対応する前記第2パターンを前記像担持体に形成し、前記他機能の実行と共に当該第2レジスト調整を行う、ことを特徴とする。
(3)以上の(2)において、前記他機能はトナー廃棄であり、前記第2パターンは前記トナー廃棄に使用されるパターンである、ことを特徴とする。
(4)以上の(1)〜(3)において、前記制御部は、実行中の画像形成動作において色材の使用が一定量以下である場合に、前記第2レジスト調整を行うよう前記画像形成部を制御する、ことを特徴とする。
(5)以上の(1)〜(4)において、前記制御部は、前記第2パターンが形成される面積は、前記像担持体の回転方向において前記第1パターンが形成される面積よりも小さい、ことを特徴とする。
(6)以上の(1)〜(5)において、前記制御部は、検査項目に傾き補正を含むように前記第2レジスト調整を行うよう前記画像形成部を制御する、ことを特徴とする。
)以上の(1)〜()において、前記制御部は、前記第2レジスト調整において傾き補正の適用が必要となる傾きが検知された場合には、次に実行する前記第2レジスト調整において前記傾き補正を適用して前記第2パターンを形成するよう前記画像形成部を制御し、前記傾き補正を適用して形成された前記第2パターンにおいて前記傾きが所定値以下にならない場合に、前記第1レジスト調整を行うよう前記画像形成部を制御する、ことを特徴とする。
)以上の(1)〜()において、前記制御部は、前記第2レジスト調整において所定の閾値以上の傾きが検知された場合には、実行している画像形成動作を中断させて、前記第1レジスト調整を行うよう前記画像形成部を制御する、ことを特徴とする。
)以上の(1)〜()において、前記制御部は、主走査位置ずれ、副走査位置ずれ、傾き、及び、倍率ずれを検知する第1パターンを用いて第1レジスト調整を行い、副走査位置ずれ及び傾きを検知する第2パターンを用いて第2レジスト調整を行うよう前記画像形成部を制御する、ことを特徴とする。
本発明の一側面が反映された画像処理装置及び画像形成制御プログラムによると、以下のような効果が得られる。
(1)本発明に係る画像形成装置と画像形成制御プログラムでは、複数の検査項目に対応する第1パターンに基づいて調整を行う第1レジスト調整と、第1レジスト調整よりも少ない検査項目に対応する第2パターンに基づいて調整を行う第2レジスト調整とのいずれかを選択して実行する機能を有し、実行している画像形成動作を中断させることなく第2レジスト調整を行うよう制御することにより、画像形成中であれば第2レジスト調整を像間で実行し、実行中の画像形成動作を停止させることなく、適正なカラーレジスト調整を実行することが可能になる。
以上の(1)において、第2レジスト調整において傾き補正の適用が必要となる傾きが検知された場合には、次に実行する第2レジスト調整において傾き補正を適用して第2パターンを形成するよう制御し、傾き補正を適用して形成された第2パターンにおいて傾きが所定値以下になった場合に、画像形成する画像データに対して傾き補正を適用するよう制御することにより、画像形成中に像間で第2レジスト調整を実行し、傾き検知と傾き補正を第2パターンのみ先にで実行し、適切な傾き補正状態としてから画像データを補正するようにしているので、実行中の画像形成動作を停止させることなく適正なカラーレジスト調整を実行することが可能になる。
以上の(1)において、第2レジスト調整において傾き補正の適用が必要となる傾きが検知された場合であって、傾き補正が適用されるまでに画像形成された画像データについて、傾き補正を適用して追加して画像形成するよう制御することにより、画像形成中に像間で第2レジスト調整を実行する際に、傾き検知と傾き補正を第2パターンのみを先に実行し、適切な傾き補正状態としてから画像データを補正した場合に、傾き補正されない状態の画像については適切な傾き補正がなされた状態で追加して画像形成されるようになり、実行中の画像形成動作を停止させることなく適正なカラーレジスト調整を実行することが可能になる。
(2)以上の(1)において、第1レジスト調整を行う際には、当該第1レジスト調整の検査項目に基づいた調整をするための第1パターンを像担持体に形成して当該第1レジスト調整を行い、第2レジスト調整を行う際には、像間において、他機能の実行に対応すると共に第2レジスト調整の検査項目に対応する第2パターンを像担持体に形成し、他機能の実行と共に当該第2レジスト調整を行うことにより、画像形成中であれば像間で他機能を実行すると共に第2レジスト調整を像間で実行し、実行中の画像形成動作を停止させることなく適正なカラーレジスト調整を実行することが可能になる。
(3)以上の(2)において、他機能はトナー廃棄であり、第2パターンはトナー廃棄に使用されるパターンであることにより、画像形成中であれば像間でトナー廃棄を実行すると共に第2レジスト調整を像間で実行し、実行中の画像形成動作を停止させることなく適正なカラーレジスト調整を実行することが可能になる。
(4)以上の(1)〜(3)において、実行中の画像形成動作において色材の使用が一定量以下である場合に第2レジスト調整を行うよう制御することにより、画像形成中であれば、使用が少ないために過剰帯電したトナー廃棄を像間で実行すると共に、第2レジスト調整を像間で実行し、実行中の画像形成動作を停止させることなく適正なカラーレジスト調整を実行することが可能になる。
(5)以上の(1)〜(4)において、第2パターンが形成される面積は、像担持体の回転方向において第1パターンが形成される面積よりも小さいことにより、画像形成中であれば第2レジスト調整を像間で実行して、実行中の画像形成動作を停止させることなく、適正なカラーレジスト調整を実行することが可能になる。
(6)以上の(1)〜(5)において、検査項目に傾き補正を含むように第2レジスト調整を行うよう制御することにより、画像形成中であれば傾き補正のための第2レジスト調整を像間で実行し、実行中の画像形成動作を停止させることなく適正なカラーレジスト調整を実行することが可能になる。
)以上の(1)〜()において、第2レジスト調整において傾き補正の適用が必要となる傾きが検知された場合には、次に実行する第2レジスト調整において傾き補正を適用して第2パターンを形成するよう制御し、傾き補正を適用して形成された第2パターンにおいて傾きが所定値以下にならない場合に、第1レジスト調整を行うよう制御することにより、傾きが軽微な状態では実行中の画像形成動作を停止させることなく簡易な第2レジスト調整を実行し、傾きが軽微でない状態では実行中の画像形成動作を停止させて全項目の第1レジスト調整を実行することが可能になる。
)以上の(1)〜()において、第2レジスト調整において所定の閾値以上の傾きが検知された場合には、実行している画像形成動作を中断させて、第1レジスト調整を行うよう画像形成部を制御することにより、傾きが軽微な状態では実行中の画像形成動作を停止させることなく簡易な第2レジスト調整を実行し、傾きが軽微でない状態では実行中の画像形成動作を停止させて全項目の第1レジスト調整を実行することが可能になる。
)以上の(1)〜()において、主走査位置ずれ、副走査位置ずれ、傾き、及び、倍率ずれを検知する第1パターンを用いて第1レジスト調整を行い、副走査位置ずれ及び傾きを検知する第2パターンを用いて第2レジスト調整を行うよう制御することにより、傾きが軽微な状態では簡易な第2レジスト調整を実行して、実行中の画像形成動作を停止させることなく適正なカラーレジスト調整を実行することが可能になる。また、傾きが軽微でない状態では、実行中の画像形成動作を停止させて全項目の第1レジスト調整を実行するで、適正なカラーレジスト調整を実行することが可能になる。
本発明の実施形態の画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置の構成を示す説明図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の調整で使用されるパターンを示す説明図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置の動作状態を示す説明図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態の画像形成装置の動作状態を示す説明図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置の動作状態を示す説明図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置の動作状態を示す説明図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態(以下、実施形態)を詳細に説明する。
〔構成〕
図1のブロック図及び図2の構成図を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置の構成について説明する。
画像形成装置100は、制御部101、通信部102、操作表示部103、記憶部104、給紙部105、搬送部110、画像データ記憶部130、画像処理部140、画像形成部150、レジストセンサ160を備えて構成されている。
制御部101は、画像形成装置100内の各部を制御する。通信部102は、他の装置と通信する。操作表示部103は、利用者による操作入力に応じた操作入力信号を制御部101に通知すると共に画像形成装置100の状態表示とを行う。記憶部104は、制御プログラム及び各種設定データを記憶すると共に制御プログラムのワークエリアとして使用される。給紙部105は、収容されている用紙を給紙する。搬送部110は、給紙されプリントされる用紙を所定速度で搬送する。画像データ記憶部130は、プリントする際の画像データや各種データを記憶する。画像処理部140は、プリントに必要な各種画像処理を実行する。
画像形成部150は、プリント命令と画像処理後の画像データとに基づいて画像形成(作像,転写,定着などの一連の動作を意味しており、総称してプリントと呼ぶ)を実行する。また、画像形成部150は、画像領域と画像領域との間(像間)において、像担持体にレジスト調整のためのパターンを形成する。レジストセンサ160は、画像形成部150の像担持体に形成されるパターンの位置や傾きを検出する。
また、画像形成部150は、図2に示すように構成されている。ここで、画像形成部150は、色材の各色(YMCK)毎に、像担持体151Y〜151Kと、帯電部152Y〜152Kと、露光部153Y〜153Kと、現像部154Y〜154Kと、転写部155Y〜155Kと、を備えて構成されている。また、画像形成部150は、中間転写体157と、転写部158と、定着部159と、を有して構成される。
なお、像担持体と言った場合には、各色の像担持体151Y〜151Kだけでなく、各色のトナー像が重ね合わされる中間転写体157も含まれるものとする。
ここで、各色の帯電部152Y〜152Kは、各色の像担持体151Y〜151Kを所定の電位で帯電させる。そして、各色の像担持体151Y〜151Kには、各色の画像データに応じた露光部153Y〜153Kからの露光により、各色毎に静電潜像が形成される。各色の現像部154Y〜154Kは、各色の像担持体151Y〜151Kに形成された各色の静電潜像を現像して、各色のトナー像にする。各色の転写部155Y〜155Kは、各色像担持体151Y〜151K上の各色トナー像を、中間転写体157に転写する。中間転写体157では、各色像担持体151Y〜151K上の各色トナー像が位置合わせされた状態で重ね合わされて、カラー画像が形成される。転写部158は、中間転写体157上のカラー画像を用紙に転写する。定着部159は、用紙上のトナー像を熱と圧力とで定着させる。
また、レジストセンサ160は、レジスト調整のために中間転写体157上に形成される第1パターンと第2パターンとを読み取り、各色において色ずれの原因となり得る各種のずれ、すなわち、主走査位置ずれ、副走査位置ずれ、傾き、及び、倍率ずれ等を検知する。
なお、図2において、円筒状の像担持体151Y〜151K及びベルト状の中間転写体157の図2紙面垂直方向を第1の方向(主走査方向)と定め、像担持体151Y〜151K及び中間転写体157の中心軸を中心とした回転方向を第2の方向(副走査方向)と定める。
〔実施形態の動作(1)〕
以下、第1実施形態としての画像形成装置の動作、及び画像形成装置を制御する画像形成制御プログラムについて、図3に示すフローチャート、図4以降の説明図を参照して説明する。なお、図4では、画像やパターンが形成される中間転写体157を展開した状態で、センサ160s1、160s2、160s3と共に模式的に示している。
画像形成装置100の電源オンにより、制御部101は画像形成装置100内の各部を初期化する(図3中のステップS101)。初期化作業が完了した後、制御部101は、第1パターン(図4(a)参照)をプリントして第1レジスト調整を電源オン時調整として実行するように画像形成部150を制御する(図3中のステップS102)。
この第1レジスト調整の際のカラーレジストパターンとしては、各色において色ずれの原因となり得る各種のずれ、すなわち、主走査位置ずれ、副走査位置ずれ、傾き、及び、倍率ずれを検知するため、図4(a)に示される第1パターンが使用される。なお、この第1レジスト調整の場合、副走査方向において通常の定型サイズの用紙に換算して数枚〜数十枚分のパターンを形成して読み取る必要がある。
この第1パターンとしては、主走査方向においてレジストセンサ160(160s1、160s2、160s3)の各位置に同色の「フ」字形状のマークを形成し、これを色順次(K,M,C,Y、K,M,C,Y、……)で繰り返し中間転写体157にプリントする。
ここでは、レジストセンサ160s1〜160s3が主走査方向に3個配置されているため、主走査方向のセンサ該当位置に、Kのマークを3個形成し、続いてCのマークを3個形成し、続いてMのマークを3個形成し、続いてYのマークを3個形成して、1セットとする。そして、このセットを副走査方向に順次繰り返して中間転写体157にプリントする。
この第1レジスト調整の場合、「フ」字形状マークの横線(主走査方向の線)について、Kの横線を基準としてC,M,Yそれぞれの横線までの距離により、副走査方向の位置ずれ(色ずれ)を検知することができる。また、各色KCMYにおいて、「フ」字形状マークの横線と斜め線との距離を求めることで、各色KCMYの主走査方向の位置ずれを検知することができる。また、各色KCMYにおいて、「フ」字形状マークの横線と斜め線との距離について、主走査方向右側と主走査方向左側との差を求めることで、各色KCMYの主走査方向の倍率ずれを検知することができる。
以上の第1レジスト調整が完了して画像形成可能状態となった画像形成装置100は、操作表示部103や外部機器からプリント実行の指示の発生を制御部101が待っている(図3中のステップS103)。操作表示部103や外部機器からプリント実行の指示が発生すると(図3中のステップS1023でYES)、制御部101は画像処理部140と画像形成部150に対して画像領域において画像データに基づいて画像を用紙にプリントするよう指示する(図3中のステップS104)。
ここで、制御部101は、画像形成部150において機内温度の計測結果を参照し、前回の計測時よりも所定温度(例えば、±3℃)の変化が生じているか否かを確認し、所定温度の変化が生じていれば(図3中のステップS105でYES)、実行中のプリント(画像データに基づいて画像領域に画像を形成する動作)を一時中断するようにして(図3中のステップS106)、第1パターン(図4(a))を中間転写体157にプリントして第1レジスト調整を経時調整として実行するように画像形成部150を制御する(図3中のステップS107)。
この場合、機内が所定温度上昇したことにより、画像形成部150において、各色で色ずれの原因となり得る各種のずれ、すなわち、主走査位置ずれ、副走査位置ずれ、傾き、及び、倍率ずれが発生する可能性がある。そこで、各色において色ずれの原因となり得る各種のずれ、すなわち、主走査位置ずれ、副走査位置ずれ、傾き、及び、倍率ずれを検知するため、図4(a)に示される第1パターンを使用して経時調整を実行する。なお、この第1レジスト調整の場合、副走査方向において通常の用紙に換算して数枚〜数十枚分のパターンを中間転写体157にプリントして読み取る必要があるため、画像プリント実行中の像間で第1パターンをプリントすることはできず、実行中の画像プリントについては一時中断させている。
なお、経時調整が完了した時点で未実行の画像プリントが存在していれば(図3中のステップS120で未完了)、画像プリントを再開する(図3中のステップS104)。
一方、画像形成部150において機内温度に所定温度以上の変化が生じておらず経時調整が不要な場合(図3中のステップS105でNO)、制御部101は、画像処理部140で処理された画像データを参照し、各色トナーの使用量を確認する(図3中のステップS108)。ここで、トナー使用量が小さい状態の画像プリント動作が連続すると、現像部154Y〜154K内のトナーが過剰帯電し、その結果、現像濃度むらを発生しやすい状態に陥る。
そこで、トナー使用量が小さい状態の画像プリント動作が連続した場合には、捨て帯と呼ばれる第2パターン(図4(b))を中間転写体157の像間にプリントして、現像部154Y〜154K内で使用量が小さいトナーを廃棄するように、制御部101が決定する(図3中のステップS109でYES)。
また、トナー使用量が小さい状態のプリント動作が連続していない場合であっても(図3中のステップS109でNO)、トナー廃棄を行わない状態での画像プリントが所定枚数以上連続して実行された場合には、同様な第2パターン(図4(b))を中間転写体157の像間にプリントするように、制御部101が決定する(図3中のステップS110でYES)。
制御部101は、以上の決定に基づいて、中間転写体157の像間に第2パターンをプリントするように画像形成部150を制御する(図3中のステップS111)。この第2パターンとしては、図4(b)に示すように、隣接する各画像領域G1〜G5の間で、用紙に転写されない領域(非転写領域)に、各色K,C,M,Yの主走査方向の帯のパターンPbがプリントされる。なお、この第2パターン(図4(b))については、画像領域と画像領域との間の像間にプリントするため、実行中の画像プリントには何ら影響を与えることはない。
なお、この場合に、中間転写体157上に形成された第2パターンは、用紙等に転写されることなく、図示されないクリーニング部等によって回収されて廃棄される。
この第2パターンをプリントした場合、制御部101は、センサ160s1、160s2、160s3での検知結果により、各パターンのずれを検知する(図3中のステップS112)。以下、図5を参照して、第2パターンを用いた第2レジスト調整におけるずれ検知を説明する。
画像領域G1と画像領域G2との間に、帯状の第2パターンとして、Pb1_K,Pb1_C,Pb1_M,Pb1_Yがプリントされている。
ここで、Pb1_Kを基準としている。そして、Pb1_KとPb1_Cの間隔についてセンサ160s1、160s2、160s3での検知結果を調べ、各検知結果が等しければずれ無し、各検知結果に相違があればずれ有りと、検知する。同様に、Pb1_KとPb1_Mの間隔についてセンサ160s1、160s2、160s3での検知結果を調べ、各検知結果が等しければずれ無し、各検知結果に相違があればずれ有りと、検知する。同様に、Pb1_KとPb1_Yの間隔についてセンサ160s1、160s2、160s3での検知結果を調べ、各検知結果が等しければずれ無し、各検知結果に相違があればずれ有りと、検知する。
画像領域G1と画像領域G2との間の、第2パターン(Pb1_K,Pb1_C,Pb1_M,Pb1_Y)においては、ずれは検知されないため(図3中のステップS113でNO)、制御部101は、第2レジスト調整によるずれ補正をおこなわず、未実行の画像プリントが存在していれば(図3中のステップS120で未完了)、次の画像プリントを実行する(図3中のステップS104)。
画像領域G2において、K,C,Mの画像については傾きは生じていないが、Y画像g2_Yに主走査方向の線に傾きが生じているとする。また、画像領域G2と画像領域G3との間に、帯状の第2パターンとして、Pb2_K,Pb2_C,Pb2_M,Pb2_Yがプリントされる。この場合、Pb2_KとPb2_Cの間隔についてセンサ160s1、160s2、160s3での検知結果は等しく、ずれ無しと検知される。また、Pb2_KとPb2_Mの間隔についてセンサ160s1、160s2、160s3での検知結果は等しく、ずれ無しと検知される。そして、Pb2_KとPb2_Yの間隔についてセンサ160s1、160s2、160s3での検知結果は等しくなく相違が生じていて、ずれ有りと検知される(図3中のステップS113でYES)。
このようにずれが検知されたとき、制御部101は、次の画像領域G3では、傾きを有するYについて補正しない状態の次の画像データに基づいて画像プリントするよう画像形成部150を制御する(図3中のステップS114)。
そして、制御部101は、以上の第2パターンにおけるPb2_Yについての傾きを求め、その傾きを解消すべき補正データを算出し、次の像間でプリントするPb3_Yについては補正データを適用し、あらかじめずれが解消できる状態に補正しておく(図3中のステップS115)。
なお、以上のようにずれが検知された状態で、補正しない画像プリント(図3中のステップS114)と補正データの適用(図3中のステップS115)については、並行して行っても良いし、どちらを先に実行してもかまわない。
そして、画像領域G3と画像領域G4との間の第2パターン(Pb3_K,Pb3_C,Pb3_M,Pb3_Y)においては、Pb3_K,Pb3_C,Pb3_Mについては通常通りプリントし、Pb3_Yについては補正データが適用された状態でプリントする(図3中のステップS116)。
ここで、制御部101は、補正データが適用された状態の第2パターンとしてプリントされたPb3_Yについて、センサ160s1,160s2,160s3での検知結果から、ずれの有無(ずれが解消されたか否か)を検知する(図3中のステップS117)。
なお、ずれ無し、又は、ずれの解消とは、検出されたずれが完全に解消されることを意味するものではなく、実用上問題のないレベルまで低減されたことを意味する。
ここで、Pb3_Yについてずれが解消されていなければ(図3中のステップS118でNO)、制御部101は、次の画像プリント(図3中のステップS114)、第2パターンのずれ補正適用(図3中のステップS115)、第2パターンのプリント(図3中のステップS116)、第2パターンのずれの有無検知(図3中のステップS117)、を繰り返して実行するように画像形成部150を制御する。
一方、ここで、Pb3_Yについてずれが解消されていれば(図3中のステップS118でYES)、制御部101は、次の画像領域の画像データ以降に補正データを適用(この場合、Yの画像データに補正データを適用)するように、画像処理部140と画像形成部150を制御する(図3中のステップS119)。図5の例では、第2パターンのPb3_Yでずれが解消された結果、G4以降の画像についても補正データが適用されて、ずれが解消された状態になっている。
そして、制御部101は、未実行の画像プリントが存在していれば(図3中のステップS120で未完了)、次の画像プリントを実行し(図3中のステップS104)、以上のように説明した各ステップの処理を繰り返し実行する。
また、制御部101は、未実行の画像プリントが存在しない状態であるが、以上の第2パターンでずれが検知され(図3中のステップS113でYES)、ずれが生じている画像プリント(図5の例では、G2とG3)が出力されている場合(図3中のステップS120でずれプリントあり)、ずれが生じている画像プリントについて補正データを適用した状態で再プリントするよう、画像処理部140と画像形成部150を制御する(図3中のステップS121)。また、この場合、制御部101は、ずれが生じている画像プリントの存在と、補正データが適用されてずれが解消された状態の再プリントの存在とを、ページ数などと共に操作表示部103に表示するよう制御する。
また、制御部101は、未実行の画像プリントが存在しない状態であり、かつ、ずれが生じている画像プリントが出力されていない場合(図3中のステップS120で完了)、以上の一連のプリント処理を終了するよう、画像処理部140と画像形成部150とを制御する。また、この場合、制御部101は、操作表示部103にプリントの完了を表示するよう制御する。
なお、以上の説明では、ずれがYで発生した場合を具体例にしたが、他の色、あるいは複数の色で同時に発生したとしても、以上の処理と同様の処理を該当する色に実行すれば良い。
〔実施形態の動作(2)〕
以下、第2実施形態としての画像形成装置の動作、及び画像形成装置を制御する画像形成制御プログラムについて、図6に示すフローチャート、図7の説明図を参照して説明する。なお、図7では、画像やパターンが形成される中間転写体157を展開した状態で、センサ160s1、160s2、160s3と共に模式的に示している。また、図6のフローチャートにおいて、図3のフローチャートと同一処理については、同一ステップ番号を付すことで、重複した説明を省略することにする。
制御部101は、中間転写体157の像間において以上の第2パターンをプリントし、センサ160s1、160s2、160s3での検知結果により、各パターンのずれを検知する(図6中のステップS112)。
ここで、実行中の画像形成動作を中断させずに第2レジスト調整を行うか、実行中の画像形成動作を中断させて第1レジスト調整に移行するか、の判断のための閾値を予め定めておく。すなわち、傾きが軽微な状態では、簡易な第2パターンを用いて簡易な第2レジスト調整を実行して、実行中の画像形成動作を停止させることなく適正なカラーレジスト調整を実行する。一方、傾きが軽微でない状態では、実行中の画像形成動作を停止させて、全項目の第1レジスト調整を実行するで、適正なカラーレジスト調整を実行することが望ましい。そこで、このように第1レジスト調整か第2レジスト調整かを切り替えるための、ずれの閾値を定めて、記憶部104等に予め格納しておく。
従って、検出されたずれに関して、第2レジスト調整において所定の閾値以上のずれが検知された場合には(図6中のステップS113でYES(閾値以上))、制御部101は、実行中のプリント(画像データに基づいて画像領域に画像を形成する動作)を一時中断するようにして(図6中のステップS106)、第1パターン(図4(a))をプリントして第1レジスト調整を経時調整として実行するように画像形成部150を制御する(図6中のステップS107)。例えば、図7で第2パターンPbにおいて閾値以上のずれが検出された場合に、第1パターンPaによる第1レジスト調整に移行する。
一方、第2レジスト調整において所定の閾値未満の軽微なずれが検知された場合には(図6中のステップS113でYES(閾値未満))、制御部101は、実行している画像形成動作を中断させることなく、第2レジスト調整を行うよう画像形成部150を制御する(図6中のステップS114〜)。
以上のようにすることで、傾きが軽微な状態では実行中の画像形成動作を停止させることなく簡易な第2レジスト調整を実行し、傾きが軽微でない状態では実行中の画像形成動作を停止させて全項目の第1レジスト調整を実行することが可能になる。
また、制御部101は、補正データが適用された状態の第2パターンとしてプリントされたPb3_Yについて、センサ160s1,160s2,160s3での検知結果から、ずれの有無(ずれが解消されたか否か)を検知する(図6中のステップS117)。なお、ずれ無し、又は、ずれの解消とは、検出されたずれが完全に解消されることを意味するものではなく、実用上問題のないレベルまで低減されたことを意味する。
ここで、Pb3_Yについてずれが解消されていなければ(図6中のステップS118でNO)、制御部101は、実行中のプリント(画像データに基づいて画像領域に画像を形成する動作)を一時中断するようにして(図6中のステップS106)、第1パターン(図4(a))をプリントして第1レジスト調整を経時調整として実行するように画像形成部150を制御する(図6中のステップS107)。
一方、ここで、Pb3_Yについてずれが解消されていれば(図3中のステップS118でYES)、制御部101は、上述したように次の画像領域の画像データ以降に補正データを適用するように、画像処理部140と画像形成部150を制御して第2レジスト調整を完了させる(図3中のステップS119)。
以上のようにすることで、補正データを適用した第2パターンにおいてずれが解消されれば実行中の画像形成動作を停止させることなく簡易な第2レジスト調整を実行し、補正データを適用した第2パターンにおいてずれが解消されなければ実行中の画像形成動作を停止させて全項目の第1レジスト調整を実行することが可能になる。
〔実施形態の動作(3)〕
以下、第3実施形態としての画像形成装置の動作、及び画像形成装置を制御する画像形成制御プログラムについて、図8の説明図を参照して説明する。なお、図8では、画像やパターンが形成される中間転写体157を展開した状態で、センサ160s1、160s2、160s3と共に模式的に示している。
トナー使用量が小さい状態の画像プリント動作が連続した場合には、捨て帯と呼ばれる第2パターンを中間転写体157の像間にプリントして、現像部154Y〜154K内で使用量が小さいトナーを廃棄するように、制御部101が決定する(図3又は図6中のステップS109でYES)。ここで、画像領域G1と画像領域G2との間の、第2パターン(Pb1_K,Pb1_C,Pb1_M,Pb1_Y)が、トナー廃棄で使用される第2パターンであり、これにより第2レジスト調整が実行される。
そして、トナー使用量が大きい状態の画像プリント動作が実行された場合には、捨て帯と呼ばれる第2パターンは形成されない。ここでは、図8の画像領域G2がトナー使用量が大きいため、G2の後の像間ではトナー廃棄は実行されない。
しかし、トナー廃棄の必要が無い場合であっても、上述した第2レジスト調整を行うことが画質の観点では望ましい。そこで、トナー使用量が小さい状態のプリント動作が連続していない場合であっても(図3又は図6中のステップS109でNO)、トナー廃棄を行わない状態での画像プリントが所定枚数以上連続して実行された場合には、第2パターン(図4(b))と同様なパターンを像間にプリントするように、制御部101が決定する(図3又は図6中のステップS110でYES)。
ここでは、画像領域G3と画像領域G4との間の第2パターン(Pb3_K,Pb3_C,Pb3_M,Pb3_Y)においては、トナー廃棄の必要はないため、センサで検知可能であってできるだけ細いライン状のパターンを形成している。これにより、トナーを無駄に廃棄せずに、定期的に第2レジスト調整を実行することが可能になる。
なお、画像領域G5以降の第2パターン(Pb5_K,Pb5_C,Pb5_M,Pb5_Y)についても同様に、トナー廃棄の必要はないため、センサで検知可能であってできるだけ細いライン状のパターンを形成している。これにより、トナーを無駄に廃棄せずに、定期的に第2レジスト調整を実行することが可能になる。
また、この実施形態において、図示省略するが、トナー廃棄を行う色の太いパターンと、トナー廃棄を行わない調整のためだけの色の細いパターンとを混在させるようにしても良い。
〔実施形態の動作(4)〕
以下、第4実施形態としての画像形成装置の動作、及び画像形成装置を制御する画像形成制御プログラムについて、図9の説明図を参照して説明する。なお、図9では、画像やパターンが形成される中間転写体157を展開した状態で、センサ160s1、160s2、160s3と共に模式的に示している。
トナー使用量が小さい状態の画像プリント動作が連続した場合には、図9(a)に示すように、捨て帯と呼ばれる第2パターンを像間にプリントして、現像部154Y〜154K内で使用量が小さいトナーを廃棄するように、制御部101が決定する。ここで、画像領域G1と画像領域G2との間の、第2パターン(Pb1_K,Pb1_C,Pb1_M,Pb1_Y)が、トナー廃棄で使用される第2パターンであり、これにより第2レジスト調整が実行される。
この際に、画像領域G1と画像領域G2との間の第2パターンとして、図9(b)に示すように、前半第2パターン(Pb1_K1,Pb1_C1,Pb1_M1,Pb1_Y1)と、後半第2パターン(Pb1_K2,Pb1_C2,Pb1_M2,Pb1_Y2)との、2組とすることも可能である。この場合、全体で必要なトナー廃棄量となるよう、パターンの幅を調整する。このようにすることで、ずれ検知や補正効果確認を複数回実行して平均することで、ずれ検知の精度を向上させることが可能になる。また、上述した第3実施形態に対して、この第4実施形態を適用することも可能である。
〔その他の実施形態〕
以上の各実施形態では、制御部101は、検査項目に傾き補正を含むように第2レジスト調整を行うように各部を制御していたが、これに限定されるものではない。例えば、第2パターンを用いて、Kを基準として他の色CMYのいずれかが副走査方向に位置ずれ(副走査方向位置ずれ)を起こしているか否かを検査項目として含めることも可能である。
100 画像形成装置
101 制御部
102 通信部
103 操作表示部
104 記憶部
105 給紙部
110 搬送部
120 原稿読込部
130 画像データ記憶部
140 画像処理部
150 画像形成部
160 レジストセンサ

Claims (10)

  1. 複数色の色材を用いて像担持体に形成した画像を用紙に転写することで画像を形成する画像形成部と、
    前記複数色のうちの1色を基準色として、該基準色の色材による画像形成位置に対して他の色の色材による画像形成位置を調整するレジスト調整を行う機能を有する制御部と、を備える画像形成装置であって、
    前記制御部は、
    複数の検査項目に対応する第1パターンに基づいて調整を行う第1レジスト調整と、前記第1レジスト調整よりも少ない検査項目に対応する第2パターンに基づいて調整を行う第2レジスト調整とのいずれかを選択して実行する機能を有し、
    実行している画像形成動作を中断させることなく前記第2レジスト調整を行うよう前記画像形成部を制御
    前記第2レジスト調整において傾き補正の適用が必要となる傾きが検知された場合には、次に実行する前記第2レジスト調整において前記傾き補正を適用して前記第2パターンを形成するよう前記画像形成部を制御し、
    前記傾き補正を適用して形成された前記第2パターンにおいて前記傾きが所定値以下になった場合に、画像形成する画像データに対して前記傾き補正を適用するよう前記画像形成部を制御し、
    前記第2レジスト調整において傾き補正の適用が必要となる傾きが検知された場合であって、前記傾き補正が適用されるまでに画像形成された画像データについて、前記傾き補正を適用して追加して画像形成するよう前記画像形成部を制御する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、
    前記第1レジスト調整を行う際には、当該第1レジスト調整の検査項目に基づいた調整をするための前記第1パターンを前記像担持体に形成して当該第1レジスト調整を行い、
    前記第2レジスト調整を行う際には、他機能の実行に対応すると共に当該第2レジスト調整の検査項目に対応する前記第2パターンを前記像担持体に形成し、前記他機能の実行と共に当該第2レジスト調整を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記他機能はトナー廃棄であり、
    前記第2パターンは前記トナー廃棄に使用されるパターンである、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、実行中の画像形成動作において色材の使用が一定量以下である場合に、前記第2レジスト調整を行うよう前記画像形成部を制御する、
    ことを特徴とする請求項1−3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記第2パターンが形成される面積は、前記像担持体の回転方向において前記第1パターンが形成される面積よりも小さい、
    ことを特徴とする請求項1−4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、検査項目に傾き補正を含むように前記第2レジスト調整を行うよう前記画像形成部を制御する、
    ことを特徴とする請求項1−5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、
    前記第2レジスト調整において傾き補正の適用が必要となる傾きが検知された場合には、次に実行する前記第2レジスト調整において前記傾き補正を適用して前記第2パターンを形成するよう前記画像形成部を制御し、
    前記傾き補正を適用して形成された前記第2パターンにおいて前記傾きが所定値以下にならない場合に、前記第1レジスト調整を行うよう前記画像形成部を制御する、
    ことを特徴とする請求項1−6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は
    記第2レジスト調整において所定の閾値以上の傾きが検知された場合には、
    実行している画像形成動作を中断させて、前記第1レジスト調整を行うよう前記画像形
    成部を制御する、
    ことを特徴とする請求項1−6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、主走査位置ずれ、副走査位置ずれ、傾き、及び、倍率ずれを検知する第1パターンを用いて第1レジスト調整を行い、副走査位置ずれ及び傾きを検知する第2パターンを用いて第2レジスト調整を行うよう前記画像形成部を制御する、
    ことを特徴とする請求項1−8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 複数色の色材を用いて像担持体に形成した画像を用紙に転写することで画像を形成する
    画像形成部、
    前記複数色のうちの1色を基準色として、該基準色の色材による画像形成位置に対して他の色の色材による画像形成位置を調整するレジスト調整について、複数の検査項目に対応する第1パターンに基づいて調整を行う第1レジスト調整と、前記第1レジスト調整よりも少ない検査項目に対応する第2パターンに基づいて調整を行う第2レジスト調整とのいずれかを選択して実行する機能を有し、実行している画像形成動作を中断させることなく前記第2レジスト調整を行うよう前記画像形成部を制御し、前記第2レジスト調整において傾き補正の適用が必要となる傾きが検知された場合には、次に実行する前記第2レジスト調整において前記傾き補正を適用して前記第2パターンを形成するよう前記画像形成部を制御し、前記傾き補正を適用して形成された前記第2パターンにおいて前記傾きが所定値以下になった場合に、画像形成する画像データに対して前記傾き補正を適用するよう前記画像形成部を制御し、前記第2レジスト調整において傾き補正の適用が必要となる傾きが検知された場合であって、前記傾き補正が適用されるまでに画像形成された画像データについて、前記傾き補正を適用して追加して画像形成するよう前記画像形成部を制御する制御部、
    として画像形成装置のコンピュータを機能させる画像形成制御プログラム
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