JP2005027276A - 画像形成方法及びその装置 - Google Patents

画像形成方法及びその装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005027276A
JP2005027276A JP2004116004A JP2004116004A JP2005027276A JP 2005027276 A JP2005027276 A JP 2005027276A JP 2004116004 A JP2004116004 A JP 2004116004A JP 2004116004 A JP2004116004 A JP 2004116004A JP 2005027276 A JP2005027276 A JP 2005027276A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
chromaticity
color
forming apparatus
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004116004A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Yamazaki
博之 山崎
Tetsuichiro Fujimoto
徹一郎 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2004116004A priority Critical patent/JP2005027276A/ja
Publication of JP2005027276A publication Critical patent/JP2005027276A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】 濃度又は色度制御の精度を向上させ、各機体ごとの色のばらつきや経時変化に対する色変動を抑え、複数のカラー画像形成装置間の濃度又は色度を統一させる。
【解決手段】 転写材上にパッチを形成する画像形成部と、パッチの色度を検知する色度検知部とを有する画像形成装置における画像処理部が、色度検知部によって検知された色度に基づいて画像形成条件を補正する画像形成方法において、所定のテストチャートを転写材上に形成する形成ステップ(212)と、テストチャートを色度検知部によって検知する検知ステップ(213)とテストチャートを測定器によって測定した測定結果を格納する格納ステップ(216)と、検知された結果と格納された測定結果とに基づいて、色度検知部の検知誤差を補正する補正ステップ(217,218)とを備えた。
【選択図】 図17

Description

本発明は、画像形成方法及びその装置に関し、より詳細には、転写材上のパッチの色度を検知し、一定の階調・濃度特性を保つように制御を行う画像形成方法及びその装置に関する。
近年、電子写真方式またはインクジェット方式などを採用したカラー画像形成装置、例えば、カラープリンタ、カラー複写機等は、出力画像の高画質化が求められている。特に、濃度の階調とその安定性は、人間が画像の良し悪しを判断する際に大きな影響を与える。電子写真方式の画像形成装置は、環境の変化、長時間の使用による装置各部の変動により、出力される画像の濃度が変動する。特に、電子写真方式のカラー画像形成装置の場合には、わずかな濃度の変動によりカラーバランスが崩れてしまうことから、常に一定の階調・濃度特性を保つ必要がある。
そこで、カラー画像形成装置は、各色のトナーに対して、絶対湿度に応じた数種類の露光量や現像バイアスなどのプロセス条件を適用し、ルックアップテーブル(以下、LUTという)などの階調補正手段を有している。カラー画像形成装置は、温湿度センサによって測定された絶対湿度に基づいて、プロセス条件や階調補正の最適値を選択している。また、濃度検知用のトナーパッチを中間転写体やドラムの上に形成し、未定着のトナーパッチの濃度を未定着トナー用濃度検知センサにより検知することが行われている。検知結果を、露光量、現像バイアスなどのプロセス条件にフィードバックし、濃度制御を行うことで、装置各部の変動が生じても、一定の階調・濃度特性を得ることができる。
しかし、未定着トナー用濃度検知センサを用いた濃度制御は、トナーパッチを中間転写体やドラム等に形成するので、その後に行われる転写材への転写と定着とによるカラーバランスの変化については考慮されない。転写材へのトナー像の転写における転写効率、定着による加熱及び加圧によってもカラーバランスが変化するので、これらを考慮した濃度制御が必要となる。
そこで、濃度又は色度制御用カラートナーパッチ(以下、単にパッチという)を転写材上に形成し、濃度又は色度センサ(以下、カラーセンサという)により単色トナー画像の濃度又はフルカラー画像の色度を検知することが行われている。転写材に転写及び定着後に、検知した濃度又は色度を、露光量などのプロセス条件、LUTにフィードバックし、転写材上に形成した出力画像の濃度又は色度制御を行う。
カラーセンサは、CMYKを識別するセンサ、赤(R)、緑(G)、青(B)の発光素子を用いて濃度又は色度を検知するセンサ、白色(W)の発光素子と赤(R)、緑(G)、青(B)等の分光透過率が異なる3種のフィルタを形成した受光素子とにより構成されたセンサなどを用いることができる。カラーセンサから得られる3つの異なる出力、例えばRGB出力から、CMYKを識別したり濃度を検知することができる。また、RGB出力に対する線形変換等の数学的な処理、LUTにより変換処理などにより色度を検知することができる(例えば、特許文献1参照)。
インクジェット方式のカラー画像形成装置においても、インク吐出量の経時変化、環境の変化、インクカートリッジの個体差によりカラーバランスが変化し、一定の階調・濃度特性を保つことができない。そこで、出力部にカラーセンサを設置し、転写材上のパッチの濃度又は色度を検知し、濃度又は色度制御を行うことが考えられている。濃度又は色度の制御方法は、様々であるが、例えば、測定した濃度に基づくガンマ特性制御、測定した色度に基づくカラーマッチングテーブル、色分解テーブルの補正等が知られている。
ここで、カラーセンサを用いてパッチの絶対濃度又は絶対色度を検知するためには、以下の理由により、濃度又は色度の絶対値が既知である基準、例えば、センサ出力校正用の白色基準板等が必要となる。第1の理由は、センサを構成する発光素子、受光素子の分光特性のバラツキを校正する必要があるからである。第2の理由は、カラーセンサを構成する発光部及び受光部の経時変化、周囲温度変化により、同じパッチを検知しても出力が異なることがあるからである。第3の理由は、通常印字時に多くの転写材がセンサ付近を通過することにより、紙粉、トナー又はインクが飛び散り、センサ表面に堆積、付着することにより、センサ出力の低下を招くからである。
特開2003−107830号公報
しかしながら、センサ出力校正用の白色基準板は、高価であるだけでなく、カラーセンサと同様に白色基準板にも紙粉、トナー又はインクが飛び散り、基準として使えないという問題があった。
また、絶対色度を精度良く検知するためには、高価な測色器で用いられる高精度のXYZ型フィルタ機能、反射光を分光するための機能等を有する必要があり、画像形成装置の製造コストが大幅に増加することから、このような機能を有するカラーセンサを、プリンタ、複写機に搭載することは現実的ではないという問題もあった。
一方、カラーセンサを搭載するカラー画像形成装置においては、カラーセンサの検知結果に基づいて濃度又は色度制御を行うので、色及び色の階調の安定性を向上させることができる。しかしながら、カラーセンサ自体に読取精度のバラツキが含まれていると、精度の高い濃度又は色度制御を行えない。また、個々のカラーセンサでバラツキが異なるため、カラーセンサを用いた濃度又は色度制御だけでは、複数の異なる画像形成装置間の記録媒体上の濃度又は色度を同一にすることができないという問題もあった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、濃度又は色度制御の精度を向上させ、各機体ごとの色のばらつきや経時変化に対する色変動を抑え、複数のカラー画像形成装置間の濃度又は色度を統一させる画像形成方法及びその装置を提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、複数の色材を用いて転写材上にパッチを形成する画像形成部と、該画像形成部によって転写材上に形成されたパッチの色度を検知する色度検知部とを有する画像形成装置における画像処理部が、前記色度検知部によって検知された色度に基づいて画像形成条件を補正する画像形成方法において、前記画像形成部において所定のテストチャートを転写材上に形成する形成ステップと、前記転写材上に形成された前記テストチャートを前記色度検知部によって検知する検知ステップと、前記テストチャートを測定器によって測定した測定結果を格納する格納ステップと、前記検知ステップで検知された結果と前記格納ステップで格納された前記測定結果とに基づいて、前記色度検知部の検知誤差を補正する補正ステップとを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明、複数の色材を用いて転写材上にパッチを形成する画像形成部と、該画像形成部によって転写材上に形成されたパッチの色度を検知する色度検知部とを有する画像形成装置における画像処理部が、前記色度検知部によって検知された色度に基づいて画像形成条件を補正する画像形成方法において、複数の画像形成装置のうち1の画像形成装置の前記画像形成部において、所定のテストチャートを転写材上に形成する形成ステップと、前記1の画像形成装置および他の画像形成装置において、前記転写材上に形成された前記テストチャートを前記色度検知部によって検知する検知ステップと、前記テストチャートを測定器によって測定した測定結果を、前記1の画像形成装置および前記他の画像形成装置において格納する格納ステップと、前記検知ステップで検知された結果と前記格納ステップで格納された前記測定結果とに基づいて、前記色度検知部の検知誤差を補正する補正ステップとを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、テストチャートを用いて、カラーセンサの検知精度を外部の画像読取装置の精度と同レベルまで補正し、画像形成装置の濃度又は色度制御の精度を向上させることができる。
請求項3に記載の発明は、複数の色材を用いて転写材上にパッチを形成する画像形成手段と、該画像形成手段によって転写材上に形成されたパッチの色度を検知する色度検知手段とを有し、該色度検知手段によって検知された色度に基づいて画像形成条件を補正する画像形成装置において、前記画像形成手段において転写材上に形成された所定のテストチャートを、測定器によって測定した測定結果を格納する格納手段と、前記色度検知手段によって前記テストチャートを検知した結果と、前記格納手段で格納された前記測定結果とに基づいて、前記色度検知部の検知誤差を補正する補正手段とを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、複数の画像形成装置間の濃度又は色度を、絶対濃度又は絶対色度を基準に統一することができる。
以上説明したように、本発明によれば、補正されたカラーセンサを用いて、濃度又は色度制御の精度を向上させ、各機体ごとの色のばらつきや経時変化に対する色変動を抑え、複数のカラー画像形成装置間の濃度又は色度を統一させることが可能となる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態にかかるカラー画像形成装置を示すブロック図である。カラー画像形成装置は、画像処理部10と画像形成部20とから構成されている。最初に、画像処理部10における処理について説明する。パーソナルコンピュータ等から送られてくる画像の色を表すRGB信号は、あらかじめ用意されているカラーマッチングテーブル101により、カラー画像形成装置の色再現域に合わせたデバイスRGB信号(以下、DevRGBという)に変換される。次に、変換されたDevRGB信号を、あらかじめ用意されている色分解テーブル102により、カラー画像形成装置のトナー色材色であるCMYK信号に変換する。
キャリブレーションテーブル103は、カラー画像形成装置に固有の濃度−階調特性を補正するテーブルであり、変換されたCMYK信号を、濃度−階調特性の補正を加えたC’M’Y’K’信号に変換する。さらに、ディザテーブル104を用いてディザ処理を行い、C’’M’’Y’’K’’信号に変換する。C’’M’’Y’’K’’信号は、PWM(Pulse Width Modulation)テーブル105により、感光ドラムを露光するスキャナ部の露光時間に変換される。
次に、画像形成部11について説明する。画像形成に関わる主な手段は、帯電手段112、露光手段113、現像手段114、転写手段115および定着手段116である。CPU111は、これら手段を制御する。また、カラーセンサ42は、CPU111に接続されている。
図2に、電子写真方式のカラー画像形成装置の画像形成部を示す。中間転写体を採用したタンデム方式のカラー画像形成装置であり、図1に示した画像形成部と、図示しない画像処理部とから構成されている。画像形成部は、画像処理部により変換された露光時間に基づいて、露光光を点灯させて静電潜像を形成する。この静電潜像を現像して単色トナー像を形成し、単色トナー像を重ね合わせて多色トナー像を形成する。この多色トナー像を転写材へ転写し、転写材上の多色トナー像を定着させる。
画像形成部20は、帯電手段112により感光ドラム22Y、22M、22C、22Kを帯電させ、露光手段113により感光ドラム22Y、22M、22C、22Kに静電潜像を形成する。現像手段114により静電潜像を可視化し、転写手段115により中間転写体27に転写し、さらに転写材11に転写した後、定着手段116により定着させる。
画像形成部20は、現像色の分だけ並置したステーション毎の感光体22Y、22M、22C、22Kを備えている。感光ドラム22Y、22M、22C、22Kは、アルミシリンダの外周に有機光導伝層を塗布して構成されており、図示しない駆動モータの駆動力が伝達されて回転する。駆動モータは、感光ドラム22Y、22M、22C、22Kを、画像形成動作に応じて反時計周りの方向に回転させる。
帯電手段112として、ステーション毎にイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の感光体を帯電させるために、4個の注入帯電器23Y、23M、23C、23Kを備えている。注入帯電器23Y、23M、23C、23Kには、スリーブ23YS、23MS、23CS、23KSが備えられている。
露光手段113において、感光ドラム22Y、22M、22C、22Kへの露光光は、スキャナ部24Y、24M、24C、24Kから送られ、感光ドラム22Y、22M、22C、22Kの表面を選択的に露光することにより、静電潜像が形成される。
現像手段114は、静電潜像を可視化するために、ステーション毎にイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の現像を行う4個の現像器26Y、26M、26C、26Kを備えている。現像器26Y、26M、26C、26Kは、スリーブ26YS、26MS、26CS、26KSが設けられており、各々脱着可能に取り付けられている。
転写手段115において、中間転写体27は、感光ドラム22Y、22M、22C、22Kに接触しており、カラー画像形成時に時計周り方向に回転し、感光ドラム22Y、22M、22C、22Kとその対向に位置する一次転写ローラ28Y、28M、28C、28Kの回転に伴って、単色トナー像が転写される。一次転写ローラ28Y、28M、28C、28Kに適当なバイアス電圧を印加するとともに、感光ドラム22Y、22M、22C、22Kの回転速度と中間転写体27の回転速度に差をつけることにより、効率良く単色トナー像を中間転写体2や上に転写する。これを一次転写という。
転写手段115は、ステーション毎に単色トナー像を中間転写体27上に重ね合わせ、重ね合わせた多色トナー像を中間転写体27の回転に伴い二次転写ローラ28aまで搬送する。転写材11を給紙トレイ21a,21bから二次転写ローラ28aへ狭持搬送し、転写材11に中間転写体27上の多色トナー像を転写する。二次転写ローラ28aに適当なバイアス電圧を印加し、静電的にトナー像を転写する。これを二次転写という。二次転写ローラは、28aの位置で転写材11に当接し、転写材11に多色トナー像を転写し、印字処理後は29bの位置に離間する。
定着手段116である定着部30は、転写材11を搬送させながら、転写された多色トナー像を溶融定着させる。図1に示すように、転写材11を加熱する定着ローラ31と、転写材11を定着ローラ31に圧接させるための加圧ローラ32とを備えている。定着ローラ31と加圧ローラ32とは、中空状に形成され、内部にそれぞれヒータ33、34が内蔵されている。多色トナー像を保持した転写材11は、定着ローラ31と加圧ローラ32により搬送されるとともに、熱および圧力を加えられ、トナーが表面に定着される。
トナー像定着後の転写材11は、図示しない排出ローラによって、図示しない排紙トレイに排出されて、画像形成動作が終了する。
クリーニング手段29は、中間転写体27上に残ったトナーをクリーニングする。中間転写体27上に形成された4色の多色トナー像を転写材11に転写した後の廃トナーは、クリーナ容器に蓄えられる。
図3に、本発明の第1の実施形態にかかる濃度センサの構成を示す。図2に示したように、濃度センサ41は、中間転写体27へ向けて配置されており、中間転写体27の表面上に形成されたパッチ64の濃度を測定する。濃度センサ41は、LEDなどの赤外発光素子51と、フォトダイオード、Cds等の受光素子52と、受光データを処理する図示しない集積回路と、これらを収容する図示しないホルダとから構成されている。
受光素子52aは、パッチ64からの乱反射光強度を検知し、受光素子52bは、パッチ64からの正反射光強度を検知する。正反射光強度と乱反射光強度の両方を検知することにより、高濃度から低濃度までパッチ64の濃度を検知することができる。また、所定の紙との色差を出力することもできる。なお、発光素子51と受光素子52との結合のために、図示しない光学素子を用いることもできる。
濃度センサ41は、中間転写体にのっているトナーの色を見分けることはできない。そのため、単色トナーの階調を検出するパッチ64を中間転写体上に形成する。濃度センサ41で検知された濃度データは、画像処理部の階調−濃度特性を補正する濃度補正テーブル、画像形成部の各プロセス条件へフィードバックされる。
カラーセンサ42は、図2に示したように、転写材搬送路の定着部30より下流において、転写材11の画像形成面へ向けて配置されている。転写材11に形成された定着後のパッチ65から、混色されたRGB出力値を検知する。
図4に、カラーセンサとその周辺装置の構成を示す。カラーセンサ42とその周辺装置は、発光素子131、受光素子132、A/Dコンバータ134およびCPU111から構成されている。発光素子131は、カラーセンサ42の光源であり、測定対象物133へ光を入射する。測定対象物133の物体色に反射率が依存する乱反射光が発生し、その乱反射光を、受光素子132に入射する。受光素子132は、光信号をアナログ電気信号に変換し、A/Dコンバータ134によりディジタル電気信号へと変換される。ディジタル電気信号は、CPU111に取り込まれ、一次変換又はルックアップテーブル等で処理されて、色度が出力される。
図5に、本発明の第1の実施形態にかかるカラーセンサの構成を示す。カラーセンサ42は、発光素子131として白色LED53、および受光素子132としてRGBオンチップフィルタ付きの電荷蓄積型センサ54aにより構成されている。定着後のパッチ65が形成された転写材11に対して斜め45度より、白色LED53の出力光を入射させ、0度方向への乱反射光強度を、電荷蓄積型センサ54aにより検知する。
電荷蓄積型センサ54aの受光部54bは、RGBが独立した画素となっている。受光素子132は、フォトダイオードでもよい。RGBの3画素のセットが、数セット並んでいるものを用いることもできる。また、入射角が0度、反射角が45度の構成でもよい。
さらに、RGB3色を発光するLEDと、フィルタの無いセンサにより構成してもよい。
濃度センサ41とカラーセンサ42とを用いた階調−濃度特性制御の概念を説明する。
図6は、本発明の第1の実施形態にかかる階調−濃度特性制御を示すフローチャートである。カラーセンサ42を用いた制御は、転写材を消費するために、濃度センサ41を用いた制御に比べて、実施回数が制限される。そこで、図6に示したように、ステップ101において、カラーセンサ42と濃度センサ41とを用いた階調−濃度特性制御(以下、混色制御という)を実施する。その後、ステップ102〜104において、濃度センサ41のみを用いた階調−濃度特性制御(以下、単色制御という)を、規定回数実施してから再び混色制御に戻る。
なお、混色制御及び単色制御は、通常のプリント動作の合間に実施される。実施のタイミングは、環境変動などを検知して、あらかじめ設定された所定のタイミングで自動的に実施する。または、ユーザが実施を所望した場合には、ユーザの手動操作により実施される。
図7は、混色制御と単色制御とを組み合わせた階調−濃度特性制御を示すフローチャートである。新規のカートリッジが使用される場合、すなわち画像形成装置が最初に設置された時、またはカートリッジが交換された時には、ステップ111において、C,M,Y,K各色の階調−濃度特性のターゲットとして、あらかじめ定められたデフォルトの階調−濃度曲線を用いる。
図8に、デフォルトの階調−濃度曲線を示す。デフォルトの階調−濃度曲線は、画像形成装置の特性を加味して設定される。本実施形態では、入力階調度に対して出力濃度が線形となるものを用いる。また、濃度補正テーブル133は、入力値を変更しないで出力するスルー・テーブルを用いる。
次に、中間転写体27にパッチ64を形成し、濃度センサ41によって読み取る(ステップ112)。図9に、中間転写体に形成するパッチパターンの一例を示す。未定着Kトナー単色の階調を表すパッチ64が並んでおり、図示しないが、C,M,Yトナー単色の各パッチが引き続き形成される。パッチを形成するC,M,Y,Kの階調度は、あらかじめ定められたものを用いる。中間転写体27に形成されたパッチ64は、濃度センサ41によって濃度を検知される。検知された濃度により、補間された階調−濃度曲線が生成される。
図10に、シアンの濃度を検知した結果と階調−濃度曲線とを併せて示す。シアンの濃度を検知した結果は、黒丸で示されている。例えば線形補間により曲線141のような階調−濃度曲線を生成する。ステップ111で設定されたターゲットの濃度曲線142(図8に同じ)を基準に、逆特性の曲線143を算出する。縦軸を出力階調度として、入力画像データに対するシアンの濃度補正テーブルを作成する。入力画像データに対して、濃度補正テーブルを用いて変換することにより、シアンの入力階調度と出力濃度とが、ターゲットの濃度曲線142の関係になる(ステップ113)。M,Y,Kについても同様の濃度補正テーブルを作成する。
図7に戻り、ステップ114において、ステップ113で生成された各色の濃度補正テーブルを用いて、補正されたCMY混色パッチパターン及びKの単色パッチパターンを転写材上に形成し、これらをカラーセンサ42で検知する。
図11に、CMY混色パッチのパターンの一例を示す。CMY混色パッチのパターンは、8つのパッチを1組として8組、計64個のパッチからなる。図11は、第0組の8つのパッチを示し、(0−0)〜(0−6)までの7つのC,M,Yのデータと、Kの単色データ(0−7)とからなっている。(0−0)〜(0−6)における各パッチのC,M,Yの階調度は、基準の階調度(以下、基準値という)C0,M0,Y0と基準値から特定の色の階調度を変化させた値±αの組み合わせになっている。(0−7)のパッチは、Kの単色パッチであり、あらかじめ定められた階調度K0で形成される。
ここで、基準値C0,M0,Y0,K0の値は、C,M,Y,Kの階調−濃度特性が、デフォルトの階調−濃度曲線142の状態に調整され、通常の画像形成条件下で、C0,M0,Y0の値を混色するとK0と同じ色になる値であり、色処理及びハーフトーン設計時に設定される。また、各組のKの基準値K0〜K7は、低濃度から高濃度まで単調増加するように設定されており、CN,MN,YN(N=1…7)は、混色するとKNと同じ色になる値である。
図12に、転写材に形成するパッチパターンの一例を示す。転写材11には、(0−0)〜(7−7)の64個のパッチ65が形成される。転写材11に形成されたパッチ65は、定着装置30を通過した後、カラーセンサ42で検知されて、RGB値が出力される。
次に、カラーセンサ42のRGB出力値を、マトリクスによる1次変換によってXYZ表色系に変換する。カラーセンサ42のRGBフィルタの特性は、理想的なXYZ等色関数の特性に対して非線形な関係にあるため、全色域で同じマトリクスを用いて変換すると、誤差が非常に大きくなってしまう。そこで、各組のパッチが、各KN(N=0…7)の近傍の色域内にあることを考慮して、各KN(N=0…7)の近傍の色域ごとに最適なマトリクスを用意する。各組のパッチは、対応するマトリクスで変換することにより、変換の精度を向上させることができる。
マトリクスは、パッチの各組に対応して3×3のマトリクスAnと、1×3のマトリクスBn(n=0…7)が用意されている。第0組に対しては、A0,B0,…、第1組に対してはA1,B1,…、のように、式(1)を用いてセンサのRGB出力値を、XYZ値に変換する。
図7に戻り、ステップ115において、ステップ114で変換されたXYZ値を用いて、C,M,YのプロセスグレーとKの単色パッチの色が一致するためのC,M,Yの値(階調度)を算出する。第0組のパッチを例に説明する。図11に示したCMY混色パッチの階調度を、改めて順に(0−0)=(C00,M00,Y00)〜(0−6)=(C06,M06,Y06)とする。また、CMY混色パッチのXYZ値を、(0−0)=(x00、y00、z00),(0−1)=(x01、y01、z01),…(0−6)=(x06、y06、z06)とし、(0−7)のK単色パッチのXYZ値を、(xk0、yk0、zk0)とする。
図13に、C,M,Y階調度を算出するための変量を示す。説明変量C,M,Yと、目的変量Xとして、式(2)の重回帰式の係数x0、x1、x2、x3を求める。ただし、式(2)では、イエローの階調度をXYZのYと区別するためにYlと記す。
X=x1×C+x2×M+x3×Yl+x0 (2)
係数x0、x1、x2、x3は以下のようにして求める。
ただし、
とすると、
B=S-1T
により、x1、x2、x3が求まる。さらに、
により、x0が求まる。
Y,Zに対しても同様に、式(3),(4)の重回帰式の係数が求まる。
Y=y1×C+y2×M+y3×Yl+y0 (3)
Z=z1×C+z2×M+z3×Yl+z0 (4)
ここで、KのXYZ値(xk0、yk0、zk0)に対するC,M,Yの値を、(C0’,M0’,Yl0’)として、式(2)〜(4)に代入し、これを行列で書くと、
となり、
により、(C0’,M0’,Yl0’)が求まる。
第1組〜第7組に対しても、上述した計算を行い、基準値(CN,MN,YN,KN)(N=1,2…7)に対して、(CN’,MN’,YN’,KN’)を求める。図14に、シアンの階調度を算出した結果と階調−濃度曲線とを併せて示す。求めた(CN,MN,YN)と(CN’,MN’,YN’)との関係が、黒丸で示されている。例えば線形補間により曲線151のような色補正テーブルを生成する。
図7に戻り、ステップ116において、濃度補正のターゲットテーブルを補正する。図10に示したターゲットの階調−濃度曲線142に対して、図14に示した色補正テーブルの曲線151を掛け合わせた階調−濃度曲線を生成する。図15に、色補正テーブルにより補正された階調−濃度曲線を示す。新しいシアンのターゲットの階調−濃度曲線161は、入力階調度に対して色補正テーブル151でテーブル変換した後、ターゲットの階調−濃度曲線142にしたがって出力濃度に変換することにより得られる。
同様にして、M,Yについてもターゲット階調−濃度曲線を変更する。この新しいターゲット階調−濃度曲線で濃度補正を行うことにより、(CN,MN,YN)の混色による色は、KNの色と一致する。なお、(CN,MN,YN,KN)の値は、「人間の目は、ハイライトのグレーに敏感で、シャドウになるほど鈍感になること」、及び「通常色処理時には、UCR処理(色分解時にCMYの一部をKで置き換える処理)を行うため、シャドウ領域では、CMYの3色のみによるグレーは現われないこと」に留意して、ハイライトを中心に選ぶことによって本発明をより効果的に実施することができる。
ステップ117において、ステップ112の濃度を検知した結果に基づいて、ステップ116において変更されたC,M,Yのターゲットを用いて、改めて濃度補正テーブルを生成し、以後のプリント時には、この濃度補正テーブルを用いて入力画像データの濃度補正を行い、通常のプリント状態に入る(ステップ118)。
通常のプリント状態では、所定の枚数をプリントすると(ステップ120)、単色濃度制御を行う。ステップ121において、ステップ112と同様に中間転写体27にパッチ64を形成し、濃度センサ41によって読み取る。濃度センサ41によって検知された濃度により、補間された階調−濃度曲線を生成し、ステップ116において生成されたターゲットの階調−濃度曲線161を用いて、ステップ113と同様の方法により濃度補正テーブルを更新する(ステップ122)。
さらに、単色濃度制御を規定回数行ったか否かを判断し(ステップ123)、規定回数に達していない場合には、再び通常プリントに入る。規定回数に達していれば、再度ステップ114において、CMY混色パッチパターン及びKの単色パッチパターンを転写材上に形成し、カラーセンサ42で検知する。このとき、パッチパターンの形成は、最新の濃度補正テーブルを用いて行い、その後、上述したステップで処理が行われる。ただし、新しいターゲットを作成したときには、前回のステップ116において生成されたターゲットの階調−濃度曲線161に対して、新しい逆特性テーブルを掛け合わせる。
また、通常のプリント状態において、いずれかの色のカートリッジが交換された場合(ステップ119)には、画像形成条件が大きく変わるため、再びステップ111の処理へと戻る。
次に、カラーセンサの補正方法について述べる。図16に、カラー画像形成装置のオペレーションパネルを示す。以下に述べるセンサ補正条件が真になったとき、画像形成装置は、オペレーションパネルなどにより、センサの補正が必要なことをユーザに知らせる。本実施形態では、画像形成装置のオペレーションパネル上に表示しているが、ホストPCなどにより同様の表示を行ってもよい。
センサ補正条件は、以下の4つの条件のうちいずれかを満たした場合に真となる。
(1)画像形成装置が工場出荷後、最初に電源を投入された時
(2)不図示の温度センサ及び湿度センサによって検知される環境の変化が、前回のセンサ補正時に対して所定のレベル以上に達した時
(3)前回のセンサ補正時から所定の期間が経過した時
(4)前回のセンサ補正時から所定の枚数プリントした時
以下、複数の実施例を挙げて説明する。
(実施例1)
図17に、実施例1にかかるカラーセンサの補正方法を示す。ユーザがオペレーションパネル上でセンサ補正実行を選択すると(ステップ211)、不図示のROMに格納されたテストチャート画像がロードされ、転写材に形成される(ステップ212)。テストチャート画像は、カラーセンサ42による混色制御と同じく、第0〜7組の8組のパッチから構成されている。
図18に、テストチャート画像のパッチパターンの一例を示す。各パッチの組について、第0組のパッチを例に説明する。第0組のパッチは、(0−0)〜(0−6)の7つのパッチから構成される。7つのパッチは、CMYの基準値及び基準値からCMY各色の階調度を±β変化させたパッチとなっている。転写材上に形成されたテストチャートは、定着装置30を通過した後に、カラーセンサ42で検知される。さらに、各パッチのRGB値が出力され、EEPROMに格納される(ステップ213)。
ユーザは、転写紙上に形成されたテストチャートを、校正された分光測色計で測定する(ステップ214)。分光測色計は、画像形成装置のホストPCに接続されており、測定結果は、D50光源下のXYZ値として、ホストPCに保存される(ステップ215)。保存された測色データ(XYZ値)は、プリンタドライバを経由して画像形成装置へと転送され、メモリ内に格納される(ステップ216)。画像形成装置において、ステップ213で保存されたセンサのRGB出力値とステップ216でメモリ内に格納されたXYZ値とを用いて、マトリクスAn,Bnの再計算を行い、新しいマトリクスを求める(ステップ217)。
第0組のパッチを例に新しいマトリクスの求め方を述べる。CMY混色パッチ(0−0)〜(0−6)のRGB出力値を、順に(R00,G00,B00)〜(R06,G06,B06)とする。また、各パッチの分光測色計による測定結果を順に(X00,Y00,Z00)〜(X06,Y06,Z06)とする。
図18に、C,M,Y階調度を算出するための変量を示す。R,G,Bのセンサ出力値を、説明変量と分光測色計の測定値のXを目的変量として、式(5)の重回帰式の係数x0、x1、x2、x3を求める。
X=x1×R+x2×G+x3×B+x0 (5)
係数x0、x1、x2、x3は以下のようにして求める。
ただし、
とすると、
B=S-1T
により、x1、x2、x3が求まる。さらに、
により、x0が求まる。
Y,Zに対しても同様に、式(6),(7)の重回帰式の係数が求まる。
Y=y1×R+y2×G+y3×B+y0 (6)
Z=z1×R+z2×G+z3×B+z0 (7)
以上の計算により、求められた係数を用いて、
とすると、
となり、センサ出力値RGBからXYZ表色系への変換行列が求まる。
第1組〜第7組に対しても同様の計算を行い、新しいA1〜A7、B1〜B7を求める。ステップ218で求めた新しいマトリクスにより、古いマトリクスを置き換える。以後、カラーセンサによる補正は、新しいマトリクスを用いて行われる。
本実施形態において、転写材に形成するパッチの数は、上述した数には限らない。また、α及びβの値はC,M,Yで同一のものを用いたが、色毎に異なる値を用いてもよい。さらに、カラーセンサは、RGB出力を用いたが、フィルタの形状は、RGBとは限らない。
本実施形態では、マトリクスをRGBからXYZへの変換マトリクスとしたが、変換元のデータとして、RGBに加えてフィルタを通さないセンサ出力値を含む4つのデータとしてもよく、変換後のデータはXYZ以外の均等な色空間上のデータであってもよい。
また、C,M,Yの混色パッチの色をKのパッチの色に合わせたが、カラーセンサで検知されたC,M,Yの混色パッチのXYZ値を、L***値等に変換し、例えばa=0,b=0の無彩色軸をターゲットにして、C,M,Y混色が無彩色となる最適な階調度を算出して、単色制御にフィードバックしてもよい。
本実施形態では、ユーザが所定のタイミングでセンサの補正を行ったが、画像形成装置の工場出荷時などに同様の補正を行ってもよい。また、テストチャートは、画像形成装置内のROMに格納されているとしたが、ホストコンピュータなどの外部の装置から画像形成装置へ入力するようにしてもよい。
(実施例2)
図20に、実施例2にかかるカラーセンサの補正方法を示す。ここでは、全て濃度を用いて説明するが、濃度を全て色度(L***表色系)のL*に置き換えても、同様に補正することができる。また、混色パッチを用いて、色度(L***表色系)のL***値または色度(XYZ表色系)のXYZ値に置き換え、各値について補正を行うこともできる。
上述したセンサ補正条件が真の場合、またはユーザがカラーセンサの補正を所望した場合に、カラーセンサの補正を開始する(ステップ411)。不図示のROMに格納された濃度検知手段補正用テストパターンの画像を、カラー画像形成装置により転写材に形成し、形成されたパッチの濃度を、カラーセンサ42を用いて検知する(ステップ412)。カラーセンサ42で検知した後、転写材は排紙トレイへ出力される。テストパターンの構成については後述する。
ユーザは、排紙トレイに出力された濃度検知手段補正用テストパターンを、外部の画像読取装置または濃度計にセットする(ステップ413)。例えば、GretagMacbeth社製RD−918を使用することができる。また、色度を用いて補正を行う場合には、例えば色度計として、X−rite社製SP68、GretagMacbeth社製Spectrolinoを使用することもできる。
転写材に形成された濃度検知手段補正用テストパターンを、ユーザが外部の画像読取装置または濃度計を用いて検知し、画像形成装置に検知結果を入力する(ステップ414)。ユーザの作業方法については後述する。ステップ414にて画像形成装置に入力された検知結果に基づき、ステップ412のカラーセンサ42の検知結果を補正する(ステップ415)。補正方法については後述する。ステップ416で、カラーセンサの補正を終了する。
次に、図21を用いて、ステップ412において形成する濃度検知手段補正用テストパターンの構成について説明する。転写材に対するパターン形成時の走査方向の向きと、転写材の搬送方向の向きとは、矢印で示す通りである。搬送方向に1列に、C,M,Y,K単色で各々の色は同じ画像データのパッチ71を交互に形成する。C,M,Y,K各1パッチを1組としてn組分形成する。画像データは、濃度0%と100%を必ず含み、重複しない任意の濃度で良い。
パッチの個数は、カラーセンサ42で検知可能な限り多いほうが、その後の補正精度が良くなる。なお、濃度検知手段補正用テストパターン70には、後述するユーザの作業を正しく誘導するため、画像形成済みのテストパターン70を外部の画像読取装置又は濃度計へセットする方向とその動作についてのコメント72も同時に形成する。また、個々のパッチを識別するための符号73、例えば、番号(#1、#2)などを、各パッチに対応させて形成する。
次に、ステップ414におけるユーザの作業方法について説明する。ステップ413で形成した濃度検知手段補正用テストパターンを、コメント72のコメントに従い、転写材上に形成された矢印の先端側から順次検知を行う。なお、矢印の先端側から検知を実施してもよいし、パッチに付与した識別符号73に対応する検知結果をユーザが認識できれば、検知を行う順番は順不同でもよい。
ステップ414で検知した結果は、ユーザが画像形成装置の操作パネルから入力を行う。画像形成装置の操作パネル上には、ユーザが入力すべき外部の画像読取装置または濃度計の検知結果に対応した識別符号を表示する。ここでは、操作パネルから検知結果を入力するが、外部の画像読取装置または濃度計と直接接続できる手段を画像形成装置に設けることもできる。
次に、ステップ415における、カラーセンサの補正方法について説明する。図22に、カラーセンサの検出結果に対する外部の画像読取装置または濃度計の検出結果を示す。ステップ412において、カラーセンサ42を用いて濃度検知手段補正用テストパターン70のパッチ71を検知した結果を横軸にしめす。ステップ414において、外部の画像読取装置または濃度計を用いて濃度検知手段補正用テストパターン70のパッチ71を検知した結果を縦軸に示す。
図22の結果は、濃度0%から濃度100%までをn段階で分割したパッチを検知した時の、ある1色の結果を示す。カラーセンサ42の検知結果と外部の画像読取装置または濃度計の結果が異なっていることが分かる。なお、ここではC,M,Y,Kのうちの1色のみの結果に対する補正方法について説明するものの、他の色の結果に対しても同様な補正をすれば良い。
図23に、カラーセンサの補正を行うための装置構成を示す。CPU111に外部の画像読取装置の検知結果をフィードバックするカラーセンサ補正手段117を接続する。CPU111にて、カラーセンサ検出結果のみから求まる濃度118を、カラーセンサ補正手段117で補正し、検知精度の高い濃度119を求める。濃度119に基づき画像形成部20の露光量、プロセス条件、濃度―階調特性を補正するキャリブレーションテーブルなどへフィードバックをすることにより、画像形成装置の濃度制御の精度向上を図る。
外部の画像読取装置の検知結果を用いて、カラーセンサ精度を補正する方法は以下の式(8)に従う。
但し、
式(8)の求め方を説明する。図22は、濃度検知手段補正テストパターンにて形成された同じパッチをカラーセンサで検知した結果と外部の画像読取装置で検知した結果の関係を示している。任意の濃度をカラーセンサが検知した場合、濃度検知手段補正テストパターンで形成したパッチの中から、最も近い濃度をカラーセンサが検知している2パッチを特定することができる。この2パッチの補正前のカラーセンサ検知濃度は、
である。また、この2パッチの外部の画像読取装置での検知濃度は、
となる。これらの検知濃度に基づき、カラーセンサの検知濃度を式(8)にて補正することができる。式(8)においては、線形補間により補正後の濃度を求めているものの、線形に限られるものではない。
また、図22においては、濃度検知手段補正テストパターンのパッチを等間隔の濃度刻みとしているものの、濃度0%と濃度100%を含む任意の重複しない濃度パッチであれば、補間計算によりカラーセンサを補正することができる。このようにして求めた、補正後のカラーセンサ検知濃度を用いることにより、濃度制御の精度向上を達成することができる。
なお、本実施例では、濃度検知手段補正制御を1枚のテストパターンで済ませるため、濃度検知手段補正用テストパターン70には、C,M,Y,K単色のパッチ71を交互に形成した。図24に示すように、1枚のテストパターン当り1色で濃度の異なるn個のパッチを形成し、全色で4枚のテストパターンを用いても、同様のカラーセンサ精度の補正を実施できることは明らかである。この場合、多くの点において濃度を検知できるため、補正精度が向上する効果がある。また、C,M,Y,Kの混色パッチを用いても、色度を検知することでも同様のカラーセンサの補正を実施できる。
以上説明した通り、本実施例で構成を説明したパッチを形成した濃度検知手段補正用テストパターンを、外部の画像読取装置で検知することで、カラーセンサの検知精度を補正し向上することが可能となり、カラー画像形成装置の画質を向上させることができる。
(実施例3)
実施例3では、実施例2で説明したカラーセンサの補正方法を、複数の画像形成装置で実施し、複数の画像形成装置間の濃度または色度を統一させる。濃度検知手段補正テストパターンは、任意の画像形成装置の1台にて形成し、外部の画像読取装置も1台のみで濃度検知手段補正テストパターンを検知する。ここでは、全て濃度を用いて説明するが、濃度を全て色度(L表色系)のLに置き換えても、同様に補正することができる。また、混色パッチを用いて、色度(L***表色系)のL***値または色度(XYZ表色系)のXYZ値に置き換え、各値について補正を行うこともできる。
図25に、実施例3にかかるカラーセンサの補正方法を示す。複数の画像形成装置間の濃度制御精度を補正し、濃度または色度を統一する方法について説明する。ステップ511において、複数の画像形成装置の濃度制御精度の補正を開始する(ステップ511)。予め決められた濃度検知手段補正用テストパターンの画像を、補正を行う画像形成装置にて形成し、排出トレイへ出力する。形成したテストパターンを外部の画像読取装置にて検知し、検知結果をデータとして保存する。
ステップ511にて形成した濃度検知手段補正用テストパターンを、異なる画像形成装置の給紙トレイにセットする(ステップ512)。ユーザの作業については、後述する。給紙トレイに画像形成済みの濃度検知手段補正用テストパターンがセットされたことを確認した後、テストパターンをカラーセンサの位置まで搬送する(ステップ513)。その際、画像は形成しない。セットされたことの確認は、ユーザが画像形成装置のコントロールパネルのボタンを押すなどして実施する。
濃度検知手段補正用テストパターンに形成されたパッチの濃度をカラーセンサを用いて検知する(ステップ514)。ステップ511における外部の画像読取装置の検知結果と、ステップ514のカラーセンサの検知結果とを用いて、カラーセンサの補正を実施する(ステップ515)。補正方法は、実施例2で説明した方法と同じである。外部の画像読取装置の検知結果は、画像形成装置の操作パネルからユーザが直接画像形成装置に入力する。
まだ補正を行っていない画像形成装置がないかを確認し(ステップ516)、必要があれば、ステップ512〜515を繰り返す。ステップ517において、全ての画像形成装置のカラーセンサの補正を終了する。
次に、ステップ512においてユーザが行うテストパターンのセット作業について、図26を用いて説明する。図26(a)は、上半分が画像形成装置を横から見た図であり、図26(b)は、上から見た図である。濃度検知手段補正用テストパターン70を、図に示したように、画像形成装置の給紙トレイ21にセットする。この作業は以下の理由により必要である。濃度検知手段補正用テストパターン70は、画像形成装置のカラーセンサで検知可能な記録媒体上の領域に形成される必要がある。そのため、カラーセンサの画像形成装置の搭載位置により、テストパターンの転写材上の形成領域が限定される。ステップ512においては、ステップ511にて形成されたテストパターンを使用するため、既に形成されたテストパターンを、ステップ511でカラーセンサが検知したのと同じ向きで画像形成装置内を搬送する必要がある。ここでは、カラーセンサが画像形成装置内で位置が固定されている場合を想定し、本作業を指定しているものの、カラーセンサが画像形成装置内で紙搬送方向に垂直方向に移動可能な場合などは、パッチがカラーセンサの読取側になるようにセットするだけで良い。
以上説明した通り、複数の画像形成装置に搭載されているカラーセンサの精度を、単一の外部の画像読取装置を基準として補正し、複数の画像形成装置の濃度制御精度を一致されることができ、複数の画像形成装置の画質を向上させるとともに統一した画質を達成できる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について述べる。画像形成装置の構成は、図2に示した第1の実施形態と同様である。第2の実施形態では画像形成装置の工場出荷時にカラーセンサの補正を行う。
第2の実施形態のカラーセンサ42は、LED、RGBフィルタ、フォトダイオード(以下、PDという)で構成されているものとする。カラーセンサ42の構成要素であるLED、RGBフィルタ、PDには、リファレンスの特性があらかじめ定められている。図27にLEDの分光特性を示し、図28にPDの分光感度特性を示し、図29にフィルタ特性を示す。
このようなリファレンスの特性を有する仮想的なカラーセンサから出力されるRGB値と、XYZ表色系の値との関係は、第1の実施形態と同様に色域ごとに以下のマトリクスで変換される。
色域0:A0、B0 色域4:A4、B4
色域1:A1、B1 色域5:A5、B5
色域2:A2、B2 色域6:A6、B6
色域3:A3、B3 色域7:A7、B7
ただし、
図30に示したように、各色域0〜7は、画像形成装置の色再現範囲をL***空間上で8つに分割したものである。
次に、図31を参照して、上述した各マトリクスの算出方法を述べる。最初に、各色域に対して代表色16色を抽出する。代表色は、各色域内全体を均一にカバーするように選択する。各色域の代表色の分光反射率601に対して、リファレンスのLED分光特性602と、RGBフィルタの透過率特性603と、PDの分光感度特性604とを掛け合わせて総和をとり、規格化されたRGB値をR’G’B’605として算出する。
一方、各色域の代表色の分光反射率に対して、D50光源の分光特性606を掛け合わせた後、XYZ等色関数の特性607を掛け合わせて総和をとり、規格化したXYZ値608を算出する。16点の代表色に対するR’G’B’605と、XYZ値608とを用いて、第1の実施形態と同様の重回帰分析により、その色域のマトリクスAn,Bnを算出する。
図32に、本発明の第2の実施形態にかかる階調−濃度特性制御を示す。最初に、工場での出荷検査時に、図33に示したテストチャートを出力する(ステップ312)。図33のテストチャートは、白地であるWと、C,M,Y,K,R,G,Bの各色とが3階調づつ含まれている。各階調は、Cを例にとると、図34に示したように、最大の階調度までを4等分した値となっている。M,Y,Kも同様である。
また、R0〜R3,G0〜G3,B0〜B3は、それぞれMとY、CとY、CとMを、図34の階調度づつ混色したパッチとなっている。これら各パッチは、出力時にカラーセンサ42で検知され、対応するRGB値が出力され、メモリ内に格納される(ステップ313)。次に、校正された分光測色計によりテストチャートを測定し、測定するパッチに対するXYZ値を出力する(ステップ314)。出力されたXYZ値は、Labへと変換され(ステップ315)、上述した色域0〜7のいずれに属しているかが判定される(ステップ316)。属している色域に対応するマトリクスAn,Bnによって逆変換を行い、すなわち下式によってR’G’B’に変換される(ステップ317)。
すべてのパッチについて、ステップ314〜317の処理を行ったか否かを判断し(ステップ318)、行っていなければ次のパッチに対して再びステップ314の処理を行う。すべてのパッチについて、ステップ314〜317の処理を行っていれば、次のステップ319に移る。
ステップ319では、ステップ313でメモリ内に格納されたセンサのRGB出力値と、ステップ317で算出されたR’G’B’とを比較する。ここで、各画像形成装置ごとにLED特性、フィルタ特性、PD特性にばらつきがあるため、通常、RGB出力値は、リファレンスの出力値R’G’B’とは一致しない。そこで、以下の式を満たすマトリクスA’,B’を、第1の実施形態と同様の重回帰分析によって求める。
求めたマトリクスA’,B’をEEPROMに格納し、出荷検査時の調整を終える(ステップ320)。以後、混色制御時にカラーセンサで検知され、出力されたRGB値は、マトリクスA’,B’によって、リファレンスのセンサのRGB値R’G’B’へと変換される。この変換によって、各々の画像形成装置におけるカラーセンサの特性のばらつきを抑え、リファレンスセンサの出力値を得ることができる。混色制御は、このリファレンスのセンサ出力値を用いて行う。
本実施形態では、C,M,Y,K,R,G,Bの各階調パッチをテストチャートとしたが、色再現領域全体をカバーするものであれば上記に限らない。また、センサのRGB値をリファレンスのR’G’B’へ変換することによって補正を行ったが、ステップ313及びステップ317の結果を元に、LED、フィルタ、PDの各デバイスの特性を補正するようにしてもよい。
本発明の第1の実施形態にかかるカラー画像形成装置を示すブロック図である。 電子写真方式のカラー画像形成装置の画像形成部を示す構成図である。 本発明の第1の実施形態にかかる濃度センサの構成を示す図である。 カラーセンサとその周辺装置の構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態にかかるカラーセンサの構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態にかかる階調−濃度特性制御を示すフローチャートである。 混色制御と単色制御とを組み合わせた階調−濃度特性制御を示すフローチャートである。 デフォルトの階調−濃度曲線を示す図である。 中間転写体に形成するパッチパターンの一例を示す図である。 シアンの濃度を検知した結果と階調−濃度曲線とを併せて示す図である。 CMY混色パッチのパターンの一例を示す図である。 転写材に形成するパッチパターンの一例を示す図である。 C,M,Y階調度を算出するための変量を示す図である。 シアンの階調度を算出した結果と階調−濃度曲線とを併せて示す図である。 色補正テーブルにより補正された階調−濃度曲線を示す図である。 カラー画像形成装置のオペレーションパネルを示す上面図である。 実施例1にかかるカラーセンサの補正方法を示すフローチャートである。 テストチャート画像のパッチパターンの一例を示す図である。 C,M,Y階調度を算出するための変量を示す図である。 実施例2にかかるカラーセンサの補正方法を示すフローチャートである。 濃度検知手段補正用テストパターンの一例を示す図である。 カラーセンサの検出結果に対する外部の画像読取装置または濃度計の検出結果を示す図である。 カラーセンサの補正を行うための装置構成を示す図である。 濃度検知手段補正用テストパターンの一例を示す図である。 実施例3にかかるカラーセンサの補正方法を示すフローチャートである。 ユーザが行うテストパターンのセット作業を説明するための図である。 カラーセンサのLEDの分光特性を示す図である。 カラーセンサのフォトダイオード(PD)の分光感度特性を示す図である。 カラーセンサのフィルタ特性を示す図である。 画像形成装置の色再現範囲をL***空間上に示す図である。 各マトリクスの算出方法を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態にかかる階調−濃度特性制御を示すフローチャートである。 テストチャートの一例を示す図である。 テストチャートの階調度の一例を示す図である。
符号の説明
11 転写材
27 中間転写体
41 濃度センサ
42 カラーセンサ
51 赤外発光素子
52 受光素子
53 白色LED
54 電荷蓄積型センサ
64,65 パッチ?

Claims (16)

  1. 複数の色材を用いて転写材上にパッチを形成する画像形成部と、該画像形成部によって転写材上に形成されたパッチの色度を検知する色度検知部とを有する画像形成装置における画像処理部が、前記色度検知部によって検知された色度に基づいて画像形成条件を補正する画像形成方法において、
    前記画像形成部において所定のテストチャートを転写材上に形成する形成ステップと、
    前記転写材上に形成された前記テストチャートを前記色度検知部によって検知する検知ステップと、
    前記テストチャートを測定器によって測定した測定結果を格納する格納ステップと、
    前記検知ステップで検知された結果と前記格納ステップで格納された前記測定結果とに基づいて、前記色度検知部の検知誤差を補正する補正ステップと
    を備えたことを特徴とする画像形成方法。
  2. 複数の色材を用いて転写材上にパッチを形成する画像形成部と、該画像形成部によって転写材上に形成されたパッチの色度を検知する色度検知部とを有する画像形成装置における画像処理部が、前記色度検知部によって検知された色度に基づいて画像形成条件を補正する画像形成方法において、
    複数の画像形成装置のうち1の画像形成装置の前記画像形成部において、所定のテストチャートを転写材上に形成する形成ステップと、
    前記1の画像形成装置および他の画像形成装置において、前記転写材上に形成された前記テストチャートを前記色度検知部によって検知する検知ステップと、
    前記テストチャートを測定器によって測定した測定結果を、前記1の画像形成装置および前記他の画像形成装置において格納する格納ステップと、
    前記検知ステップで検知された結果と前記格納ステップで格納された前記測定結果とに基づいて、前記色度検知部の検知誤差を補正する補正ステップと
    を備えたことを特徴とする画像形成方法。
  3. 複数の色材を用いて転写材上にパッチを形成する画像形成手段と、該画像形成手段によって転写材上に形成されたパッチの色度を検知する色度検知手段とを有し、該色度検知手段によって検知された色度に基づいて画像形成条件を補正する画像形成装置において、
    前記画像形成手段において転写材上に形成された所定のテストチャートを、測定器によって測定した測定結果を格納する格納手段と、
    前記色度検知手段によって前記テストチャートを検知した結果と、前記格納手段で格納された前記測定結果とに基づいて、前記色度検知部の検知誤差を補正する補正手段と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記補正手段は、前記色度検知手段のデバイス特性を補正することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記色度検知手段は、検知されたデータ値を変換するための変換テーブルを有し、
    前記補正手段は、前記変換テーブルを補正することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 前記変換テーブルは、3次元または4次元のマトリクスであることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記変換テーブルは、複数の色域ごとに格納されており、
    前記補正手段は、前記テストチャートの対応する色域のチャートごとに、前記検知された結果に基づいて、前記変換テーブルを補正することを特徴とする請求項5または6に記載の画像形成装置。
  8. 前記テストチャートは、前記画像形成装置の再現可能な色域の全域をカバーするような色で形成されていることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  9. 前記テストチャートは、CMY混色パッチパターン及びKの単色パッチパターンを含むことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  10. 前記テストチャートは、CMYK各色ごとの単色パッチパターンを含むことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  11. 前記テストチャートの画像データは、前記画像形成装置内に保持されていることを特徴とする請求項8、9または10に記載の画像形成装置。
  12. 前記テストチャートは、前記画像形成装置に接続されたホストPCから受信して格納することを特徴とする請求項8、9または10に記載の画像形成装置。
  13. 前記補正手段により補正を行った後、所定の枚数をプリントしたとき、所定期間を経過したとき、または温度と湿度とが所定量変化したときに、画像形成条件を補正するようにユーザに報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  14. 前記測定器は、高精度分光測色計であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  15. 複数の色材を用いて転写材上にパッチを形成する画像形成部と、該画像形成部によって転写材上に形成されたパッチの色度を検知する色度検知部とを有する画像形成装置における画像処理部に、
    前記色度検知部によって検知された色度に基づいて画像形成条件を補正するために、前記画像形成部において所定のテストチャートを転写材上に形成する形成ステップと、
    前記転写材上に形成された前記テストチャートを前記色度検知部によって検知する検知ステップと、
    前記テストチャートを測定器によって測定した測定結果を格納する格納ステップと、
    前記検知ステップで検知された結果と前記格納ステップで格納された前記測定結果とに基づいて、前記色度検知部の検知誤差を補正する補正ステップと
    を実行させるためのプログラム。
  16. 複数の色材を用いて転写材上にパッチを形成する画像形成部と、該画像形成部によって転写材上に形成されたパッチの色度を検知する色度検知部とを有する画像形成装置における画像処理部に、
    前記色度検知部によって検知された色度に基づいて画像形成条件を補正するために、前記画像形成部において所定のテストチャートを転写材上に形成する形成ステップと、
    前記転写材上に形成された前記テストチャートを前記色度検知部によって検知する検知ステップと、
    前記テストチャートを測定器によって測定した測定結果を格納する格納ステップと、
    前記検知ステップで検知された結果と前記格納ステップで格納された前記測定結果とに基づいて、前記色度検知部の検知誤差を補正する補正ステップと
    を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2004116004A 2003-06-13 2004-04-09 画像形成方法及びその装置 Pending JP2005027276A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004116004A JP2005027276A (ja) 2003-06-13 2004-04-09 画像形成方法及びその装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003169970 2003-06-13
JP2004116004A JP2005027276A (ja) 2003-06-13 2004-04-09 画像形成方法及びその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005027276A true JP2005027276A (ja) 2005-01-27

Family

ID=34197085

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004116004A Pending JP2005027276A (ja) 2003-06-13 2004-04-09 画像形成方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005027276A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012103522A (ja) * 2010-11-11 2012-05-31 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成システム
US8570560B2 (en) 2008-10-08 2013-10-29 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image processing apparatus changing an operating mode to an adjustment mode and control program causing the same
US9811042B2 (en) 2014-08-27 2017-11-07 Konica Minolta, Inc. Image forming device, image forming system, image detecting unit correcting method and image detecting device
JP2018001704A (ja) * 2016-07-07 2018-01-11 キヤノン株式会社 印刷システム、印刷装置及びその制御方法とプログラム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8570560B2 (en) 2008-10-08 2013-10-29 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image processing apparatus changing an operating mode to an adjustment mode and control program causing the same
JP2012103522A (ja) * 2010-11-11 2012-05-31 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成システム
US8736904B2 (en) 2010-11-11 2014-05-27 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming system
US9811042B2 (en) 2014-08-27 2017-11-07 Konica Minolta, Inc. Image forming device, image forming system, image detecting unit correcting method and image detecting device
JP2018001704A (ja) * 2016-07-07 2018-01-11 キヤノン株式会社 印刷システム、印刷装置及びその制御方法とプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100636760B1 (ko) 칼러 화상 형성 장치 및 칼러 화상 형성 장치의 제어 방법
KR100544557B1 (ko) 화상 형성 장치 및 그 제어 방법
EP1594014B1 (en) Color image forming apparatus and color control method therefor
US9066052B2 (en) Image forming apparatus for forming a measurement image on a sheet
EP2611135A1 (en) Image forming apparatus and control method of image forming apparatus
JP2006235490A (ja) カラー画像形成装置における色校正方法、及び、カラー画像形成装置
JP4860854B2 (ja) カラー画像形成装置システム
JP4136351B2 (ja) カラー画像形成装置、カラー画像形成装置における処理方法
JP4236255B2 (ja) カラー画像形成装置及びカラー制御方法
JP4536970B2 (ja) カラー画像形成装置及びカラー画像の制御方法
JP6061506B2 (ja) 画像形成装置
JP2005027276A (ja) 画像形成方法及びその装置
US20140093262A1 (en) Image forming apparatus
JP4478721B2 (ja) カラー画像形成装置
JP6484027B2 (ja) 画像形成装置
JP4630938B2 (ja) カラー画像形成装置、カラー画像の制御方法
JP4532979B2 (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP2005352051A (ja) 画像形成装置
JP4311734B2 (ja) 色補正装置及びカラー画像形成装置の色補正方法
JP2005014344A (ja) 画像形成装置
JP2004198947A (ja) カラー画像形成装置
JP2005062273A (ja) カラー画像形成装置システム
JP2022182060A (ja) 画像形成装置
JP2011170053A (ja) 画像形成装置
JP2005140861A (ja) 色度安定化制御方法、階調安定化制御方法及び画像形成装置