JP2006235490A - カラー画像形成装置における色校正方法、及び、カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置における色校正方法、及び、カラー画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 安価なカラーセンサを用いて記録媒体上の濃度又は色度を検知した結果と、その記録媒体を予め濃度又は色度が判っている補正チャートと目視などの対比手段で行うことで、カラーセンサ出力の補正を行うことにより、カラー画像形成装置の濃度又は色度制御の出力精度を向上させる。
【解決手段】 少なくともシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の色材を混合しカラー画像を得るカラー画像形成装置において、転写材11上に形成された定着後のトナー像の光反射特性を光学式センサ18により検出して、その検出結果に応じて画像形成条件を制御する画像濃度制御手段117を有し、基準となるパッチを形成したトナー像補正チャートと、前記画像濃度制御手段117が実行された後に任意のタイミングで転写材上に出力したトナー像とを、対比判定に基づき、前記画像濃度制御手段117を補正することを特徴とするカラー画像形成装置における色校正方法。
【選択図】 図2

Description

本発明は、カラープリンタ、カラー複写機等のカラー画像形成装置の色補正方法に関し、特にカラー画像形成装置における画質を向上させるための校正方法およびこの校正方法を備えたカラー画像形成装置に関するものである。
近年、カラープリンタ、カラー複写機等の電子写真方式を採用したカラー画像形成装置には、出力画像の高画質化が求められている。特に、濃度の階調とその安定性は、画像の品位に大きな影響を与える。
ところが、カラー画像形成装置は、環境の変化や長時間の使用による装置各部の変動があると、得られる画像の濃度が変動する。特に電子写真方式のカラー画像形成装置の場合、わずかな環境変動でも濃度の変動が生じ、カラーバランスを崩す恐れがあるので、常に一定の濃度を保つための手段を持つ必要がある。そこで、各色のトナーで濃度検知用トナー像(以下、パッチ)を中間転写体や感光体等に作成し、その未定着トナーパッチの濃度を未定着トナー用濃度検知センサ(以下、濃度センサ)で検知し、その検知結果より露光量、現像バイアスなどのプロセス条件にフィードバックをかけて濃度制御を行うことで、安定した画像を得るように構成している。
しかし、前記濃度センサを用いた濃度制御はパッチを中間転写体やドラム等の上に形成し検知するもので、その後に行われる転写材への転写性及び定着性の変動によって生じる画像のカラーバランスの変化については制御していない。この変化には、前記濃度センサを用いた濃度制御では対応できない。
そこで転写材上に転写材上のパッチの濃度あるいは色を検知するセンサ(以下カラーセンサという)を設置したカラー画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
このカラーセンサは、例えば発光素子として赤(R)、緑(G)、青(B)等の発光スペクトルが異なる3種以上の光源を用いるか、又は発光素子は白色(W)を発光する光源を用いて、受光素子上に赤(R)、緑(G)、青(B)等の分光透過率が異なる3種以上のフィルタを形成したもので構成する。このことによりRGB出力等の異なる3種以上の出力が得られる。
インクジェット方式のカラー画像形成装置においても、インク吐出量の経時変化や環境差、インクカートリッジの個体差によりカラーバランスが変化し、濃度‐階調特性を一定に保てない。そこで、インクヘッドをカラーセンサに付け替えて、記録媒体上のパッチの濃度又は色度を検知し、濃度又は色度制御を行っているカラー画像形成装置もある。
このカラーセンサを使用して画像濃度制御(画像階調制御)を実施することによって、より精度の高い濃度制御が実現される。
ここで、カラーセンサを用いて記録媒体上に形成したパッチの絶対濃度又は絶対色度を検知するためには、以下の理由により、濃度又は色度の絶対値が既知である基準、例えば、センサ出力校正用の白色基準板などが必要となる。第一の理由は、センサを構成する発行素子・受光素子の分光特性のバラツキを校正する必要があるからである。第二の理由は、カラーセンサを構成する発行部及び受光部の経時変化、周囲温度変化により、同じパッチを検知しても出力が異なることがあるからである。第三の理由は、通常印字時に多くの転写材がセンサ付近を通過することにより、紙粉、トナー又はインクが飛び散り、センサ表面に蓄積、付着することにより、センサ出力の低下を招くからである。
特開2003−287934号公報
しかしながら、前記した背景技術に記載の画像形成装置には、以下の不具合がある。
センサ出力構成用の白色基準板は、高価であるだけでなく、カラーセンサと同様に白色基準板にも紙粉、トナー又はインクで汚染され、基準として使えなくなる問題があった。
また、絶対色度を精度良く検知するためには、高価な測色器で用いられる高精度のXYZ型フィルタ、反射光を分光するための機能などを有する必要があり、画像形成装置の原価の上昇を伴うといった問題があった。
一方、カラーセンサ搭載のカラー画像形成装置においては、カラーセンサの検知結果に基づいて濃度又は色度制御を行っている。カラーセンサ自体に読取精度のバラツキが含まれていると、正確な濃度又は色度制御を行えないことになる。また、個々のカラーセンサでバラツキが異なるため、カラーセンサを用いた濃度又は色度制御だけでは、複数の異なる画像形成装置間の記録媒体上の濃度又は色度を同一にすることができないという課題を抱えている。
従って、カラーセンサを搭載した従来のカラー画像形成装置においては、色及び色の階調の安定性を向上させることは可能であったものの、カラーセンサ自体の出力バラツキを補正し、より精度の高い濃度又は色度の制御を行うことが出来ず、また、同種の複数の画像形成装置間で同一の濃度又は色度を達成することができなかった。
本発明はこのような状況のもと、安価なカラーセンサを用いて記録媒体上の濃度又は色度を検知した結果と、その記録媒体を予め濃度又は色度が判っている補正チャートと目視などの対比手段で行うことで、カラーセンサ出力の補正を行うことにより、カラー画像形成装置の濃度又は色度制御の出力精度を向上させることのできるカラー画像形成装置における色校正方法、及び、カラー画像形成装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために本発明では、以下のようにカラー画像形成装置における色校正方法およびそのカラー画像形成装置を構成する。
少なくともシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の色材を混合しカラー画像を得るカラー画像形成装置において、転写材上に形成された定着後のトナー像の光反射特性を光学式センサにより検出して、その検出結果に応じて画像形成条件を制御する画像濃度制御手段を有し、基準となるパッチを形成したトナー像補正チャートと、前記画像濃度制御手段が実行された後に任意のタイミングで転写材上に出力したトナー像とを、対比判定に基づき、前記画像濃度制御手段を補正することを特徴とするカラー画像形成装置における色校正方法。
本発明によれば、転写材上に形成された定着後のトナー像の光反射特性を光学式センサにより検出して、その検出結果に応じて画像形成条件を制御する画像濃度制御手段を有する画像形成装置において、予め濃度、又は色度が判っているトナー像を形成したトナー像補正チャートを具備し、前記画像濃度制御手段が実行された後に任意のタイミングで転写材上に出力したトナー像と、前記トナー像補正チャートのトナー像との目視などの対比判定に基づき、前記濃度制御手段を補正しており、
或いは、前記トナー像補正チャートが前記光学式センサにより検出されるトナー像と同じ転写材上に形成されており、
或いは、前記光学式センサにより検出されるトナー像と前記トナー像補正チャートのトナー像が、ともにC,M,Y,K各単色のパッチパターンであり、
或いは、前記光学式センサにより検出されるトナー像はC,M,Yから成る3色混合パッチパターンで、且つ前記トナー像補正チャートのトナー像はK単色のパッチパターンであり、
或いは、前記目視判定に基づき、トナー像補正チャートの画像形成条件を画像形成装置使用者が前記画像形成装置に直接入力して、前記濃度制御手段を補正しており、画像形成装置のカラーセンサでの出力補正を図ることが可能になり、カラー画像形成装置の濃度または色度制御の出力精度を向上させることができる。
以下に本発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて説明する。
本実施例では、少なくともシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の色材を混合しカラー画像を得るカラー画像形成装置であって、転写材上に形成された定着後のトナー像の光反射特性を光学式センサにより検出して、その検出結果に応じて画像形成条件を制御する画像濃度制御手段を有し、基準となるシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)各単色のパッチを形成したトナー像補正チャートと、画像濃度制御手段が実行された後に任意のタイミングで転写材上に出力したシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)各単色のトナー像とを、目視や光学的な対比判定に基づき、濃度制御手段を補正することにより、カラー画像形成装置のカラーセンサでの出力を補正する方法について説明する。
図1は実施例1のカラー画像形成装置の全体構成を示す図である。本カラー画像形成装置は、画像処理部と画像形成部により構成する。
最初に画像処理部10における処理について説明する。カラーマッチングテーブル101で、パーソナルコンピュータ等から送られてくる画像の色を表すRGB信号をカラー画像形成装置の色再現域に合わせたデバイスRGB信号(以下DevRGBという)へ変換する。次に、変換したDevRGB信号を、色分解テーブル102で、カラー画像形成装置のトナー色材色であるCMYK信号へ変換する。キャリブレーションテーブル103は各々のカラー画像形成装置に固有の濃度‐階調特性を補正するテーブルであり、前記CMYK信号を濃度‐階調特性の補正を加えたC’M’Y’K’信号へ変換する。ディザテーブル104は、ディザ処理を行い、C’’M’’Y’’K’’信号に変換する。更に、PWM(Pulse Width Modulation)テーブル105で、前記C’’M’’Y’’K’’信号を対応する図2に示すスキャナ部3a、3b、3c、3dの露光時間Tc、Tm、Ty、Tkへ変換する。
次に画像形成部について説明する。画像形成に関わる主な手段は、帯電手段112、露光手段113、現像手段114、転写手段115、定着手段116である。それらをCPU111により制御している。更に、カラーセンサ18もCPU111に接続されている。
図2は、実施例1におけるカラー画像形成装置の全体構成を示す断面図である。この装置は、図示のように、電子写真方式のカラー画像形成装置の一例である中間転写体12を採用したタンデム方式のカラー画像形成装置である。本カラー画像形成装置は、図1に示す画像形成部と画像処理部10から構成される。
以下、図2を用いて、電子写真方式のカラー画像形成装置における、画像形成部の動作を説明する。画像形成部は、画像処理部10が変換した露光時間に基づいて点灯させる露光光により静電潜像を形成し、この静電潜像を現像して単色トナー像を形成し、この単色トナー像を重ね合わせて多色トナー像を形成し、この多色トナー像を転写材11へ転写し、その転写材11上の多色トナー像を定着させるもので、給紙13、現像色分並置したステーション毎の感光体(1a、1b、1c、1d)、一次帯電手段としての帯電手段(2a、2b、2c、2d)、トナーカートリッジ(5a、5b、5c、5d)、現像手段(4a、4b、4c、4d)、中間転写体12、転写ローラ16、クリーニング手段22、定着装置14、カラーセンサ18によって構成されている。尚、中間転写体は、ベルト12を含め、ローラ,ベルト12に相対的に関係する機構12a,12b,12c,12d,12e,12f,12g,12hなどを備える。
前記感光ドラム(感光体)1a、1b、1c、1dは、アルミシリンダの外周に有機光導伝層を塗布して構成し、図示しない駆動モータの駆動力が伝達されて回転するもので、駆動モータは感光ドラム1a、1b、1c、1dを画像形成動作に応じて時計周り方向に回転させる。
一次帯電手段として、ステーション毎にイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の感光体を帯電させるための4個の帯電器としての帯電ローラ2a、2b、2c、2dが備えられている。
感光ドラム1a、1b、1c、1dへの露光光はスキャナ3a、3b、3c、3dから送られ、感光ドラム1a、1b、1c、1dの表面を選択的に露光することにより、静電潜像が形成されるように構成されている。
現像手段として、前記静電潜像を可視化するために、ステーション毎にイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の現像を行う4個の現像器としての現像ローラ4a、4b、4c、4dが設けられている。各々の現像器は脱着可能に取り付けられている。
中間転写体12は、感光ドラム1a、1b、1c、1dに接触しており、カラー画像形成時に反時計周り方向に回転し、感光ドラム1a、1b、1c、1dの回転に伴って回転し、単色トナー像が転写される。その後、中間転写体12に後述する転写ローラ16が接触して転写材11を狭持搬送し、転写材11に中間転写体12上の多色トナー像が転写する。
定着装置14は、転写材11を搬送させながら、転写された多色トナー像を溶融定着させるものであり、図2に示すように定着ローラ141と加圧ローラ142とで形成する定着ニップ部Nにて、転写材11を挟持搬送して加熱及び加圧している。定着ローラ141と加圧ローラ142は中空状に形成され、内部にそれぞれ不図示のヒータが内蔵されている。すなわち、トナー像を保持した転写材11は定着ローラ141と加圧ローラ142により搬送されるとともに、熱および圧力を加えられ、トナーが表面に定着される。
トナー像定着後の転写材11は、その後定着排出ローラ143,144によって定着装置14より排出される。
クリーニング手段22は、中間転写体12上に残ったトナーをクリーニングするものであり、中間転写体12上に形成された4色の多色トナー像を転写材11に転写した後の廃トナーは、廃トナー回収容器23に蓄えられる。
カラーセンサ18は転写材搬送路の定着装置14より下流に転写材11の画像形成面へ向けて配置されており、転写材11上に形成された定着後のトナー画像濃度値を検知する。カラー画像形成装置内部に配置することにより、定着後の画像を排紙部に排紙する前に、自動的に検知することが可能となる。
尚、本実施例の画像形成装置は、転写材11の排紙経路として、点線Aで示すように定着装置14を通過後にスイッチバック搬送手段20を経て機外に排出される経路と、点線Bに示すようにスイッチバック搬送手段20から転写材11の搬送方向が逆転され、再給紙搬送路を経て、機外に排出される経路とが有り、通常印字時には点線Aの搬送経路を使用し、自動両面印字時には点線Bの搬送経路を使用している。
図3にカラーセンサ18の構成の一例を示す。カラーセンサ18は、白色LED53とRGBオンチップフィルタ付き電荷蓄積型センサ54aにより構成される。白色LED53を定着後のパッチ61が形成された転写材11に対して斜め45度より入射させ、0度方向への乱反射光強度をRGBオンチップフィルタ付き電荷蓄積型センサ54aにより検知する。RGBオンチップフィルタ付き電荷蓄積型センサ54aの受光部は、54bのようにRGBが独立した画素となっている。
RGBオンチップフィルタ付き電荷蓄積型センサ54の電荷蓄積型センサは、フォトダイオードでも良い。RGBの3画素のセットが、数セット並んでいるものでも良い。また、入射角が0度、反射角が45度の構成でも良い。更には、RGB3色が発光するLEDとフィルタ無しセンサにより構成しても良い。
次に、本実施例における画像濃度制御について図4のフローチャートを用いて説明する。
尚、本実施例の画像濃度制御は、カラーセンサ18を使用した画像階調補正制御である。
この、画像濃度制御は、画像濃度の変動が想定される、本体の電源ON時、及び現像装置、感光体の交換時に実施される。また、ユーザーが画像濃度制御実施を所望した場合にユーザーの手動操作により実施されるものとする。
(STEP1)
転写材11上にパッチパターンを形成する。
つぎに、図5は、転写材11上(本例では、297mm×420mmのA3サイズ縦送り)に形成される本実施例のパッチ61のパターンを示すカラーセンサ検知チャートであり、カラーセンサ18の配置されている部分に8mm角のパッチが10mm間隔で、Y,M,C,K毎に画像印字率(濃度階調度)を8段階に変化させて(各色8パッチずつ)、合計32個に形成される。パッチ61の印字開始位置としては、転写材11上の先端87mmからである。各パッチと印字率(階調度)との対応は、Y1,M1,C1,K1=12.5%、Y2,M2,C2,K2=25%、Y3,M3,C3,K3=37.5%、Y4,M4,C4,K4=50%、Y5,M5,C5,K5=62.5%、Y6,M6,C6,K6=75%、Y7,M7,C7,K7=87.5%、Y8,M8,C8,K8=100%、に設定されている。
(STEP2)
転写材11に定着されたパッチ61の濃度をカラーセンサ18によって検出する。尚、カラーセンサの検知信号を濃度に変換する方法は、従来から公知である検知信号対濃度の変換テーブル(濃度変換テーブル)を用いる方式である。
(STEP3)
画像階調制御(階調補正)を実施する。以下、図6を用いて、画像階調制御(階調補正)の説明をする。尚、ここでは、シアン色の階調補正についてのみ説明するが、マゼンタ、イエロー、ブラックに関しても同様の方法で補正が行われる。
図6中、横軸は画像データを表している。また、縦軸は、カラーセンサ18の濃度検出値を表している。
また、図中●印は、C1,C2,C3,C4,C5,C6,C7,C8各パッチに対するカラーセンサの出力濃度値を表している。次に、直線Tは、画像濃度制御の目標濃度階調特性をあらわす。本実施例では、画像データと濃度の関係が比例関係になるように目標濃度階調特性Tを定めた。曲線γは、濃度制御(階調補正制御)を実施していない状態での濃度階調特性をあらわしている。尚、パッチを形成していない階調の濃度については、原点及びC1,C2,C3,C4,C5,C6,C7,C8を通るようにスプライン補間行い算出される。
曲線Dは、本制御で算出される階調補正テーブルを表しており、補正前の階調特性γの目標階調特性Tに対する対称ポイントを求めることにより算出される。尚、階調補正テーブルDの計算は、本体CPU111で実行され、更に算出された階調補正テーブルDは、不図示の本体メモリ(本実施例では不揮発性メモリを使用した)に記憶される。
プリント画像の形成時は、画像データを階調補正テーブルDで補正することにより、目標階調特性を得ることができる。
以上が本実施例における、本実施例における、画像階調制御(画像階調補正制御)の説明である。
次に、本実施例の特徴であるカラーセンサ出力の補正について説明する。
本実施例におけるカラーセンサ出力の補正について図7のフローチャートを用いて説明する。尚、ここでは、ブラック色の補正についてのみ説明するが、マゼンタ、イエロー、ブラックに関しても同様の方法で補正が行われる。
本図を用いて補正手順の概略を説明し、一部のSTEPについてはその詳細を後述する。
(STEP61)
カラーセンサ出力の補正を開始する。開始するタイミングは、ユーザーがカラーセンサ出力の補正を所望した時でも良いし、環境検知手段を備えるカラー画像形成装置において周囲の温度や湿度の変化を検知した時や、画像形成装置の電源を投入した時など、カラーセンサ出力の状態が変化する可能性があるタイミングでも良い。
(STEP62)
図4に示したパッチ61を、カラー画像形成装置により転写材11上に形成し、形成されたパッチの濃度を、カラーセンサ18を用いて検知する。カラーセンサ18で検知した後、転写材11は、排紙トレイ21へ出力する。
(STEP63)
使用者は排紙トレイ12へ出力されたカラーセンサ検知チャートを取り、本カラー画像形成装置における予め画像濃度値が判っている図8に示すトナー像補正チャートと目視による比較判定を行う。
(STEP64)
カラーセンサ検知チャートのパッチ(K1,K2,K3・・・Kn)に対して、使用者が所望のトナー像補正チャートの基準パッチ(k1,k2,k3・・・kn)を画像形成装置に入力する。使用者の作業方法については、後述する。
(STEP65)
STEP64にて画像形成装置に入力されたトナー像補正チャートの基準パッチに基づき、STEP62のカラーセンサ18の出力結果を補正する。補正方法については、後述する。
(STEP66)
カラーセンサ出力の補正を終了する。
次に図8を用いて、STEP63におけるトナー像補正チャートの構成について説明する。トナー像補正チャートは用紙上(本例では、297mm×420mmのA3サイズ縦送り)に10mm角のパッチが5mm間隔で、シアン,マゼンタ,イエロー,ブラック単色を各々20階調のパッチで形成されている。トナー像補正チャートのパッチは濃度の絶対値が既知となっていて、その材質は、トナー、又はインクで構成されている。また、チャートの比較方法としては、物体が隣接している時には小さい色差であっても判別可能となる知覚の特性、具体的には、色差が0.8〜1.6の十分小さいレベルであっても「隣接比較では色差は感じられる」という特性を利用したものである(以下、「隣接比較法」という)。
次に、STEP64における、使用者の作業方法について説明する。使用者はカラーセンサ検知チャートの階調性が適正になるようにトナー像補正チャートから最も近い色のパッチ(cn)を選択し、カラーセンサ検知チャートのパッチ(Cn)を画像形成装置の操作パネルから指定し、トナー像補正チャートのパッチ(cn)を入力する。尚、ここでは、シアン色のカラーセンサ出力補正についてのみ説明するが、マゼンタ、イエロー、ブラックに関しても同様の方法で補正が行われる。
次に図9にカラーセンサ出力の補正を実現する手段の構成を示す。CPU111にトナー像補正チャートの情報をフィードバックしカラーセンサ18の出力を補正するカラーセンサ補正手段117を設ける。カラーセンサ補正手段117は図10に示すようにカラーセンサ単体において目標階調特性Tから外れたカラーセンサ検知パッチが目標階調特性Tに乗るようにカラーセンサ出力を補正する。CPU111にてカラーセンサ検出結果のみから求まる濃度118をカラーセンサ補正手段117にて補正し、トナー像補正チャートの任意の濃度119に変換される。
尚、本実施例では、濃度検知手段補正制御を1枚のテストパターンで済ませるため、カラーセンサ検知チャートには、Y,M,C,K単色のパッチ61を順次一列に形成したものの、1枚の検知チャート当り1色で濃度の異なるn個のパッチを形成し、全色で4枚のテストパターンを用いても、同様のカラーセンサ出力の補正を実施できることは明らかである。この場合、多くの点において濃度を検知できるため、補正精度が向上する効果がある。
以上、本実施例では、少なくともシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の色材を混合しカラー画像を得るカラー画像形成装置であって、転写材上に形成された定着後のトナー像の光反射特性を光学式センサ18により検出して、その検出結果に応じて画像形成条件を制御する画像濃度制御手段を有し、基準となるシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)各単色のパッチを形成したトナー像補正チャートと、画像濃度制御手段が実行された後に任意のタイミングで転写材上に出力したシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)各単色のトナー像とを、目視判定に基づき、濃度制御手段を補正することにより、カラー画像形成装置のカラーセンサ18での出力を補正する方法について説明した。
本実施例では、少なくともシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の色材を混合しカラー画像を得るカラー画像形成装置であって、転写材11上に形成された定着後のトナー像の光反射特性を光学式センサ18により検出して、その検出結果に応じて画像形成条件を制御する画像濃度制御手段を有し、基準となるブラック(K)単色のパッチを形成したトナー像補正チャートと、画像濃度制御手段が実行された後に任意のタイミングで転写材11上に出力したシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)から成る3色混合のトナー像とを、目視判定に基づき、濃度制御手段を補正することにより、カラー画像形成装置のカラーセンサでの出力を補正する方法について説明する。
尚、本実施例で使用するカラー画像形成装置の全体構成、及び画像濃度制御の方法についていは、実施例1で説明した画像形成装置と同様であり説明は省略するが、カラーセンサ検知チャートをC,M,Yから成る3色混合パッチ、トナー画像補正チャートをK単色パッチにすることが異なる。目視による「隣接比較法」は僅かな階調の乱れも判別できるため、CMY混合パッチを補正することで、単色パッチだけでは補えない階調補正を行い、より適正な階調性が得られる。また、色を混色した場合の色味であるグレーバランスの色味を、無彩色であるブラック単色を基準として補正することが出来る。
以下、本実施例の特徴である、カラーセンサ出力の補正について説明する。
図11は、本実施例のパッチ61のパターンを示すCMY混色パッチから成るカラーセンサ検知チャートであり、カラーセンサ18の配置されている部分に8mm角のパッチが10mm間隔で、8段階に変化させて形成される。パッチ61の印字開始位置としては、転写材11上の先端87mmからである。各パッチとCMY混合データとしては、PK1=(Y1,M1,C1,)、PK2=(Y2,M2,C2,)、PK3=(Y3,M3,C3,)、PK4=(Y4,M4,C4)、PK5=(Y5,M5,C5)、PK6=(Y6,M6,C6)、PK7=(Y7,M7,C7)、PK8=(Y8,M8,C8)、に設定されている。
次に本実施例におけるカラーセンサ出力の補正について図12のフローチャートを用いて説明する。
本図を用いて補正手順の概略を説明し、一部のSTEPについてはその詳細を後述する。
(STEP121)
カラーセンサ精度の補正を開始する。開始するタイミングは、実施例1と同様である。
(STEP122)
図11に示したパッチ61を、カラー画像形成装置により転写材11上に形成し、形成されたパッチの色度の明度成分を、カラーセンサ18を用いて検知する。カラーセンサ18で検知した後、転写材11は、排紙トレイへ出力する。
(STEP123)
使用者は排紙トレイへ出力されたカラーセンサ検知チャートを取り、本カラー画像形成装置における予め画像色度値が判っている図8に示すトナー像補正チャートのブラックパッチと目視による比較判定を行う。
(STEP124)
カラーセンサ検知チャートのCMY混合パッチ(PK1,PK2,PK3・・・PKn)に対して、使用者が所望のトナー像補正チャートのブラックパッチ(k1,k2,k3・・・kn)を画像形成装置に入力する。使用者の作業方法については、後述する。
(STEP125)
STEP124にて画像形成装置に入力されたトナー像補正チャートのパッチに基づき、STEP122のカラーセンサ18の検知結果を補正する。補正方法については、後述する。
(STEP126)
カラーセンサ出力の補正を終了する。
次に図8を用いて、STEP63におけるトナー像補正チャートの構成について説明する。トナー像補正チャートはブラック単色の20階調パッチで形成され、また、そのパッチは本カラー画像形成装置において予め色度が判っていて、色度の明度成分としては、Lk1,Lk2,Lk3・・・Lknとなっている。チャートの比較方法としては、実施例1と同様に「隣接比較法」を利用したものである。
次に、STEP124における、使用者の作業方法について説明する。使用者はカラーセンサ検知チャートの階調性が適正になるようにトナー像補正チャートから最も近い色のパッチ(kn)を選択し、カラーセンサ検知チャートのCMY混合パッチ(PKn)を画像形成装置の操作パネルから指定し、トナー像補正チャートのパッチ(kn)を入力する。
次に図13にカラーセンサ精度の補正を実現する手段の構成を示す。カラーセンサ補正手段117にて、トナー像補正チャートの任意のブラックパッチ(kn)の明度Lknから、CMYの混合パッチ(PKn)が明度LknになるようなCMY混合データ122を求め、CPU111にてカラーセンサ検出結果から求まるCMY混合パッチ(PKn)のCMY混合データ121をCMY混合データ122に補正する。CMY混合データ122に基づき画像形成部の露光量やプロセス条件、濃度―階調特性を補正するキャリブレーションテーブルなどへフィードバックをすることで、画像形成装置の濃度制御の精度向上を実現する。
以上、本実施例では、少なくともシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の色材を混合しカラー画像を得るカラー画像形成装置であって、転写材11上に形成された定着後のトナー像の光反射特性を光学式センサ18により検出して、その検出結果に応じて画像形成条件を制御する画像濃度制御手段を有し、基準となるブラック(K)単色のパッチを形成したトナー像補正チャートと、画像濃度制御手段が実行された後に任意のタイミングで転写材11上に出力したシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)から成る3色混合のトナー像とを、目視判定に基づき、濃度制御手段を補正することにより、カラー画像形成装置のカラーセンサでの出力を補正する方法について説明した。
本実施例では、少なくともシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の色材を混合しカラー画像を得るカラー画像形成装置であって、転写材11として前記トナー像補正チャートを用い、前記トナー像補正チャート上の基準となるパッチと隣接して、前記光学式センサ18により検出されるトナー像を形成し、トナー像補正チャートのパッチと前記光学式センサにより検出されるトナー像の目視判定に基づき、濃度制御手段を補正することにより、カラー画像形成装置のカラーセンサ18での出力を補正する方法について説明する。
尚、本実施例で使用するカラー画像形成装置の全体構成、及び画像濃度制御の方法についていは、実施例1で説明した画像形成装置と同様であり説明は省略するが、転写材11にトナー像補正チャートを用い、そのトナー像補正チャート上の基準となるパッチに隣接して、カラーセンサ検知チャートを出力したことが異なる。また、本カラー画像形成装置において、カラーセンサ検知チャートを出力するのと同時に同一転写材11上にトナー像補正チャートを形成する場合は、トナー像のハーフトーンディザの面積比で階調性が決まるように本カラー画像形成装置で使用している線数より小さい線数のパッチチャートを用いる。本カラー画像形成装置では、通常の線数に212線を使用しているが、トナー像補正チャートについては、150線を使用している。
以下、本実施例の特徴である、カラーセンサ18の出力の補正方法について説明する。
図14は、トナー像補正チャートを本カラー画像形成装置の転写材11に用いて、トナー像補正チャート上の基準パッチに隣接して、カラーセンサ検知チャートであるパッチ(以下、カラーセンサ検知パッチと言う)を出力したものを示す。カラーセンサ検知パッチと、基準パッチとしては、実施例1と同様な構成となっている。
次に、本実施例の特徴であるカラーセンサ18の出力の補正について説明する。
本実施例におけるカラーセンサ18の出力の補正について図15のフローチャートを用いて説明する。尚、ここでは、実施例1で用いたシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)からなる単色パッチのトナー像補正チャート上にカラーセンサ検知パッチであるシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)からなる単色パッチを出力して補正するのみ説明するが、実施例2のブラック単色パッチのトナー像補正チャート上にカラーセンサ検知パッチであるC,M,Y混色パッチを出力することについても、同様の方法で補正が行われる。また、ここではシアン色の補正についてのみ説明するが、マゼンタ、イエロー、ブラックに関しても同様の方法で補正が行われる。
本図15を用いて補正手順の概略を説明し、一部のSTEPについてはその詳細を後述する。
(STEP151)
カラーセンサ精度の補正を開始する。
開始するタイミングは、実施例1、2と同様である。
(STEP152)
トナー補正チャートを転写材として用い、図14に示すようにカラー画像形成装置により基準パッチに隣接してカラーセンサ検知パッチを形成し、カラーセンサ検知パッチの濃度をカラーセンサ18を用いて検知する。カラーセンサ18で検知した後、転写材11は、排紙トレイへ出力する。
(STEP153)
使用者は排紙トレイへ出力されたトナー像補正チャートを取り、カラーセンサ検知パッチと予め濃度が判っているトナー像補正チャートの基準パッチと目視による比較判定を行う。カラーセンサ検知パッチと、基準パッチの比較方法としては、実施例1、2、及び3と同様に「隣接比較法」を利用したものである。
(STEP154)
カラーセンサ検知補正チャートのカラーセンサ検知パッチ(C1,C2,C3・・・Cn)に対して、使用者が所望の基準パッチ(c1,c2,c3・・・cn)を画像形成装置に入力する。使用者の作業方法については、後述する。
(STEP155)
STEP154にて画像形成装置に入力された基準パッチに基づき、STEP152のカラーセンサ18の検知結果を補正する。補正方法については、後述する。
(STEP156)
カラーセンサ18の精度の補正を終了する。
次に、STEP154における、使用者の作業方法について説明する。使用者はカラーセンサ検知パッチの階調性が適正になるように基準パッチから最も近い色のパッチ(cn)を選択し、カラーセンサ検知チャートのパッチ(Cn)を画像形成装置の操作パネルから指定し、基準パッチ(cn)を入力する。
次にカラーセンサ18の出力の補正を実現する手段の構成を示す。
カラーセンサ出力の補正としては、実施例1と同様に図9に示すようにCPU111にトナー像補正チャートの情報をフィードバックしカラーセンサの出力を補正するカラーセンサ補正手段117を設ける。カラーセンサ補正手段117は図10に示すようにカラーセンサ単体において目標階調特性Tから外れたカラーセンサ検知パッチが目標階調特性Tに乗るようにカラーセンサ出力を補正する。CPU111にてカラーセンサ検出結果のみから求まる濃度118をカラーセンサ補正手段117にて補正し、トナー像補正チャートの任意の濃度119に変換される。
次に本カラー画像形成装置において、カラーセンサ検知チャートを出力するのと同時に同一転写材11上にトナー像補正チャートを形成する場合を説明する。
この場合は、トナー像補正用の基準パッチも本カラー画像形成装置で出力されるため、基準パッチの階調性は画像データ差だけで構成される。従って、トナー像の面積比で階調性が決まるように基準パッチの線数を本カラー画像形成装置で使用している線数より小さい線数とする。本カラー画像形成装置では、通常の線数に212線を使用しているが、トナー像補正チャートについては、150線を使用している。
次にカラーセンサ18の出力の補正について図16のフローチャートを用いて説明する。尚、ここでは、実施例1で用いたシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)からなる単色パッチのトナー像補正チャート上にカラーセンサ検知パッチであるシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)からなる単色パッチを出力して補正するのみ説明するが、実施例2のブラック単色パッチのトナー像補正チャート上にカラーセンサ検知パッチであるC,M,Y混色パッチを出力することについても、同様の方法で補正が行われる。また、ここではシアン色の補正についてのみ説明するが、マゼンタ、イエロー、ブラックに関しても同様の方法で補正が行われる。
本図16を用いて補正手順の概略を説明し、一部のSTEPについてはその詳細を後述する。
(STEP161)
カラーセンサ精度の補正を開始する。
開始するタイミングは、実施例1、2と同様である。
(STEP162)
図17に示すように転写材上にトナー補正用の基準パッチとカラーセンサ検知パッチを同時に形成し、カラーセンサ検知パッチの濃度をカラーセンサ18を用いて検知する。カラーセンサ18で検知した後、転写材11は、排紙トレイへ出力する。
(STEP163)
使用者は排紙トレイへ出力されたカラーセンサ検知チャート兼トナー像補正チャートを取り、カラーセンサ検知パッチと予め濃度が判っているトナー像補正チャートの基準パッチと目視による比較判定を行う。カラーセンサ検知パッチと、基準パッチの比較方法としては、実施例1、2、及び3と同様に「隣接比較法」を利用したものである。
(STEP164)
カラーセンサ検知パッチ(C1,C2,C3・・・Cn)に対して、使用者が所望の基準パッチ(c1,c2,c3・・・cn)を画像形成装置に入力する。使用者の作業方法については、後述する。
(STEP165)
STEP164にて画像形成装置に入力された基準パッチに基づき、STEP162のカラーセンサ18の検知結果を補正する。補正方法については、後述する。
(STEP166)
カラーセンサ精度の補正を終了する。
次に、STEP164における、使用者の作業方法について説明する。使用者はカラーセンサ検知パッチの階調性が適正になるように基準パッチから最も近い色のパッチ(cn)を選択し、カラーセンサ検知チャートのパッチ(Cn)を画像形成装置の操作パネルから指定し、基準パッチ(cn)を入力する。
次にカラーセンサ18の出力の補正を実現する手段の構成を示す。
カラーセンサ出力の補正としては、実施例1と同様に図9に示すようにCPU111にトナー像補正チャートの情報をフィードバックしカラーセンサの出力を補正するカラーセンサ補正手段117を設ける。カラーセンサ補正手段117は図10に示すようにカラーセンサ単体において目標階調特性Tから外れたカラーセンサ検知パッチが目標階調特性Tに乗るようにカラーセンサ出力を補正する。CPU111にてカラーセンサ検出結果のみから求まる濃度118をカラーセンサ補正手段117にて補正し、トナー像補正チャートの任意の濃度119に変換される。
以上、本実施例では、少なくともシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の色材を混合しカラー画像を得るカラー画像形成装置であって、転写材11て前記トナー像補正チャートを用い、前記トナー像補正チャート上の基準となるパッチと隣接して、前記光学式センサにより検出されるトナー像を形成し、トナー像補正チャートのパッチと前記光学式センサにより検出されるトナー像の目視判定に基づき、濃度制御手段を補正することにより、カラー画像形成装置のカラーセンサでの出力を補正する方法について説明した。
併せて、本発明は、これを整理、集約すれば、以下の構成で実施できる。
(1)少なくともシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の色材を混合しカラー画像を得るカラー画像形成装置において、転写材上に形成された定着後のトナー像の光反射特性を光学式センサにより検出して、その検出結果に応じて画像形成条件を制御する画像濃度制御手段を有し、
基準となるパッチを形成したトナー像補正チャートと、
前記画像濃度制御手段が実行された後に任意のタイミングで転写材上に出力したトナー像とを、対比判定に基づき、前記画像濃度制御手段を補正することを特徴とするカラー画像形成装置における色校正方法。
(2)転写材として前記トナー像補正チャートを用い、前記トナー像補正チャート上の基準となるパッチと隣接して、前記光学式センサにより検出されるトナー像を形成することを特徴とする前記(1)に記載のカラー画像形成装置における色校正方法。
(3)前記光学式センサにより検出されるトナー像と前記トナー像補正チャートのパッチが、ともにC,M,Y,K各単色のパッチパターンであることを特徴とする前記(1)または(2)に記載のカラー画像形成装置における色校正方法。
(4)前記光学式センサにより検出されるトナー像はC,M,Yから成る3色混合パッチパターンであり、前記トナー像補正チャートのパッチはK単色のパッチパターンであることを特徴とする前記(1)または(2)に記載のカラー画像形成装置における色校正方法。
(5)前記対比判定に基づき、トナー像補正チャートのパッチナンバーを画像形成装置使用者が前記画像形成装置に直接入力して、前記濃度制御手段を補正することを特徴とする前記(1)ないし(4)のいずれかに記載のカラー画像形成装置における色校正方法。
(6)前記(1)ないし(5)のいずれかに記載の画像濃度検知手段の校正方法を搭載することを特徴とするカラー画像形成装置。
カラー画像形成装置の全体構成を示す図 カラー画像形成装置の断面図 カラーセンサ18の構成を示す図 実施例1の画像濃度制御を説明するフローチャート 実施例1のカラーセンサ検知チャートを示す図 画像階調制御方法を説明する図 実施例1におけるカラーセンサ出力の補正を説明するフローチャート 実施例1のトナー像補正チャートを示す図 実施例1のカラーセンサ出力の補正を実現する手段の構成を示す図 実施例1のカラーセンサ出力の補正を実現する画像階調制御方法を説明する図 実施例2のカラーセンサ検知チャートを示す図 実施例2におけるカラーセンサ精度の補正を説明するフローチャート 実施例2のカラーセンサ精度の補正を実現する手段の構成を示す図 実施例3トナー像補正チャート上にカラーセンサ検知パッチを示す図 実施例3におけるカラーセンサ精度の補正を説明するフローチャート 実施例3におけるカラーセンサ精度の補正を説明するフローチャート 実施例3トナー像補正チャート上にカラーセンサ検知パッチを示す図
符号の説明
11 転写材
1a,1b,1c,1d 感光体、感光ドラム
4a,4b,4c,4d 現像手段
12 中間転写体
14 定着装置
18 カラーセンサ(光学式センサに対応)
61 パッチ
111 CPU
117 カラーセンサ補正手段(画像濃度制御手段に対応)

Claims (6)

  1. 少なくともシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の色材を混合しカラー画像を得るカラー画像形成装置において、転写材上に形成された定着後のトナー像の光反射特性を光学式センサにより検出して、その検出結果に応じて画像形成条件を制御する画像濃度制御手段を有し、
    基準となるパッチを形成したトナー像補正チャートと、
    前記画像濃度制御手段が実行された後に任意のタイミングで転写材上に出力したトナー像とを、対比判定に基づき、前記画像濃度制御手段を補正することを特徴とするカラー画像形成装置における色校正方法。
  2. 転写材として前記トナー像補正チャートを用い、前記トナー像補正チャート上の基準となるパッチと隣接して、前記光学式センサにより検出されるトナー像を形成することを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装置における色校正方法。
  3. 前記光学式センサにより検出されるトナー像と前記トナー像補正チャートのパッチが、ともにC,M,Y,K各単色のパッチパターンであることを特徴とする請求項1または2に記載のカラー画像形成装置における色校正方法。
  4. 前記光学式センサにより検出されるトナー像はC,M,Yから成る3色混合パッチパターンであり、前記トナー像補正チャートのパッチはK単色のパッチパターンであることを特徴とする請求項1または2に記載のカラー画像形成装置における色校正方法。
  5. 前記対比判定に基づき、トナー像補正チャートのパッチナンバーを画像形成装置使用者が前記画像形成装置に直接入力して、前記濃度制御手段を補正することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のカラー画像形成装置における色校正方法。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の画像濃度検知手段の校正方法を搭載することを特徴とするカラー画像形成装置。
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