JP2016047762A - 板状物搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複列の板状物を単列に合流させて搬送するにあたり、搬送効率を低下させることなく、合流後の単列の板状物の搬送方向ピッチを小さくする。
【解決手段】本発明の板状物搬送装置1は、板状物α,βを主列L1及び副列L2に沿って複列で搬送する上流コンベア10と、主列L1に沿って板状物α,βを単列で搬送する下流コンベア20と、上流コンベア10と下流コンベア20との間に設けられた合流搬送部30とを備える。合流搬送部30は、主列L1上に設けられた主列合流コンベア31と、副列L2上に設けられた副列合流コンベア32と、副列合流コンベア32に搬入された板状物βを上方から保持して持ち上げ、主列合流コンベア31に移載する空中搬送手段33とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、複列の板状物(例えばガラスパネル)を単列に合流させて搬送する板状物搬送装置に関する。
ガラスパネルの製造ラインでは、一枚の大型のガラスパネルを分割して、複数枚のガラスパネルを製造することがある。例えば矩形状の大型のガラスパネルを縦横中央部でそれぞれ2分割した場合、分割された4枚のガラスパネルは、主列L1及び副列L2に沿って2列で搬送される{図6(a)参照}。このように、分割した複数枚のガラスパネルを複列で搬送しながら仕上げ加工や検査等の後工程を行うと、各列に仕上げ加工装置や検査装置を設置する必要があるため、設備コストが高騰する。
そこで、複列で搬送されるガラスパネル等の板状物を、単列に合流させて搬送する搬送装置が知られている。このような搬送装置の一例として、例えば図6(a)に示すようなものがある。この搬送装置100は、ガラスパネルを二列で搬送する上流コンベア110と、ガラスパネルを一列で搬送する下流コンベア120と、これらの間に設けられた合流コンベア130とからなる。合流コンベア130は、主列L1(図中下側の列)上に設けられた主列合流コンベア131と、副列L2(図中上側の列)上に設けられた副列合流コンベア132とからなる。合流コンベア130には、主列合流コンベア131から副列合流コンベア132にガラスパネルを移載するトランスファー140が設けられる。トランスファー140は、例えば、合流コンベア131,132の搬送面から上方に出没可能とされ、ガラスパネルを下方から持ち上げて幅方向(図中下方)に搬送するものである。
上記の搬送装置によるガラスパネルの搬送は、以下の手順で行われる。
(1)上流コンベア110のガラスパネルα,βを、合流コンベア130の主列合流コンベア131及び副列合流コンベア132にそれぞれ搬入する{図6(b)参照}。
(2)主列合流コンベア131のガラスパネルαを下流コンベア120に搬出する{図6(c)参照}。
(3)トランスファー140で副列合流コンベア132のガラスパネルβを下方から持ち上げて幅方向(図中下方)に搬送し、主列合流コンベア131に移載する。{図6(d)参照}。
(4)ガラスパネルβを主列合流コンベア131から下流コンベア120に搬出する{図6(e)参照}。
以上の手順を繰り返すことにより、上流コンベア110で搬送される複列のガラスパネルが単列に合流されて、下流コンベア120で搬送される。
また、下記の特許文献1には、上流コンベア(二列搬送ローラコンベア)と下流コンベア(搬出ローラコンベア)との間に、搬送方向と直交する方向に移動可能なシフトローラコンベアを設けた板状物搬送装置が示されている。この搬送装置では、シフトローラコンベアに板状物を搬入した後、板状物を搬送方向下流側に搬送しながらシフトローラコンベアを搬送方向と直交する方向に移動させることで、板状物を斜め方向に搬送し、下流コンベアに搬出する。
特開2004−26538号公報
しかし、図6に示す搬送装置100では、ガラスパネルαと、ガラスパネルβやトランスファー140との干渉を回避するために、主列合流コンベア131から下流コンベア120にガラスパネルαが搬出されるまで、副列合流コンベア132から主列合流コンベア131にガラスパネルβを移載することはできない{図6(c)参照}。また、トランスファー140でガラスパネルβを副列合流コンベア132から主列合流コンベア131に移載している間も、下流コンベア120に搬入されたガラスパネルαが下流側に搬送されるため、ガラスパネルβを主列合流コンベア131から下流コンベア120に移載したときには、ガラスパネルαは既に所定距離だけ下流側に搬送されている{図6(d)参照}。このため、下流コンベア120上におけるガラスパネルα、βの搬送方向ピッチPが大きくなる{図6(e)参照}。
例えば、トランスファー140でガラスパネルβを幅方向に搬送している間、下流コンベア120を停止させれば、この間に下流コンベア120上のガラスパネルαが下流側に搬送されないため、ガラスパネルα,βの搬送方向ピッチPを小さくすることができる。しかし、この場合、トランスファー140でガラスパネルβを幅方向に搬送する度に下流コンベア120を停止させる必要があるため、搬送効率の低下を招く。
上記特許文献1に示されている搬送装置でも、シフトローラコンベアで板状物を斜め方向に搬送している間、下流コンベアによる搬送が行われているため、上記と同様の問題が生じる。
以上の事情に鑑み、本発明が解決すべき技術的課題は、複列の板状物を単列に合流させて搬送する搬送装置において、搬送効率を低下させることなく、合流後の単列の板状物の搬送方向ピッチを小さくすることにある。
前記課題を解決するためになされた本発明の板状物搬送装置は、板状物を主列及び副列に沿って複列で搬送する上流搬送部と、前記主列に沿って板状物を単列で搬送する下流搬送部と、前記上流搬送部と前記下流搬送部との間に設けられ、前記上流搬送部から搬入された複列の板状物を単列に合流して下流搬送部に搬出する合流搬送部とを備えた板状物搬送装置であって、前記合流搬送部が、前記主列上に設けられた主列合流搬送部と、前記副列上に設けられた副列合流搬送部と、前記副列合流搬送部に搬入された板状物を上方から保持して持ち上げ、前記主列合流搬送部に移載する空中搬送手段とを備える。
上記の板状物搬送装置によれば、副列合流搬送部上の板状物(β)を空中搬送手段により持ち上げて搬送することで、この板状物(β)と主列合流搬送部上の板状物(α)との干渉を回避できる。また、空中搬送手段により板状物(β)を上方から保持して持ち上げることで、空中搬送手段が板状物(β)よりも上方に配されるため、空中搬送手段で保持した板状物(β)が他の板状物(α)の上方を通過する際にも、空中搬送手段と板状物(α)との干渉を回避できる。以上により、空中搬送手段で保持した板状物(β)を、板状物(α)との干渉を気にすることなく、副列合流搬送部から主列合流搬送部へ搬送することができるため、下流搬送部による板状物の搬送を停止させることなく、板状物(α)のすぐ上流側に板状物(β)を配することが可能となる。これにより、単列に合流された板状物(α,β)間の搬送方向ピッチを小さくすることができる。
上記の板状物搬送装置では、例えば、前記主列合流搬送部を前記副列合流搬送部よりも下流側に設け、前記空中搬送手段で保持した板状物を、下流側へ向けて前記主列側に傾斜した斜め方向に搬送することができる。この場合、空中搬送手段で保持した板状物(β)が、幅方向だけでなく搬送方向下流側に搬送されるため、この板状物(β)が主列合流搬送部上の板状物(α)を追いかけて、両板状物(α,β)の搬送方向間隔を縮めることが可能となる。
上記の板状物搬送装置では、例えば、板状物(β)を保持した前記空中搬送手段を前記主列合流搬送部の上方で待機させ、所定のタイミングで前記空中搬送手段による保持を解除して板状物を前記主列合流搬送部上に載置することができる。この場合、空中搬送手段による保持を解除するタイミングを調整することにより、板状物(β)とその下流側の板状物(α)との搬送方向ピッチを容易に調整することができる。
また、上記の板状物搬送装置では、前記上流搬送部から前記主列合流搬送部に搬入された板状物(α)を、それよりも下流側の板状物(β)よりも高速で下流側に搬送し、これらの搬送方向ピッチを縮めるようにすることができる。この場合、主列合流搬送部により高速で搬送する板状物(α)の搬送速度や搬送時間を調整することにより、板状物(α)とその下流側の板状物(β)との搬送方向ピッチを容易に調整することができる。
上記の板状物搬送装置において、前記下流搬送部及び前記主列合流搬送部による板状物の搬送速度が常に同じである場合、これらを一体のコンベアで構成することができる。
上記の板状物搬送装置では、例えば、前記主列合流搬送部と前記副列合流搬送部とを主列の搬送方向で同じ位置に設け、前記空中搬送手段で保持した板状物を、前記搬送方向と直交する方向に搬送することができる。この場合、合流搬送部の搬送方向長さを短縮できるため、設備スペースを縮小することができる。
以上のように、本発明の板状物搬送装置によれば、搬送効率を低下させることなく、合流後の単列の板状物の搬送方向ピッチを小さくすることができる。
本発明の一実施形態に係る板状物搬送装置の平面図である。 (a)〜(h)は、上記板状物搬送装置を用いた搬送手順の一例を示す平面図である。 (a)〜(h)は、上記板状物搬送装置を用いた搬送手順の他の例を示す平面図である。 (a)〜(h)は、上記板状物搬送装置を用いた搬送手順のさらに他の例を示す平面図である。 (a)〜(f)は、他の実施形態に係る板状物搬送装置を用いた搬送手順の一例を示す平面図である。 (a)〜(e)は、従来の板状物搬送装置を用いた搬送手順を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示す板状物搬送装置1は、複列で搬送される板状物(例えばガラスパネル)を、単列に合流させて搬送するものである。具体的に、板状物搬送装置1は、主列L1及び副列L2に沿って板状物を複列で搬送する上流搬送部としての上流コンベア10と、主列L1に沿って板状物を単列で搬送する下流搬送部としての下流コンベア20と、上流コンベア10と下流コンベア20との間に設けられた合流搬送部30とを備える。本実施形態では、主列L1及び副列L2が平行な直線状とされ、それぞれ一列ずつ設けられる。
尚、以下の説明では、主列L1の搬送方向(図1の左右方向)を「搬送方向」と言い、搬送方向と直交する水平方向(図1の上下方向)を「幅方向」と言う。また、上流コンベア10で搬送される複列の板状物のうち、主列L1上の板状物をα、副列L2上の板状物をβと言う。本実施形態では、板状物α、βが、大型の矩形状の板状物を4分割(縦横2分割)して形成され、それぞれ矩形状を成している。
上流コンベア10は、主列L1及び副列L2に沿った二列の板状物を一斉に下流側に搬送するものである。上流コンベア10は、例えばベルトコンベアで構成され、一枚のベルトの上面に複列の板状物α、βが載置される。図示例では、上流コンベア10の上面に、各列L1,L2の板状物α,βが幅方向に並べて配される。
下流コンベア20は、例えばベルトコンベアで構成される。下流コンベア20は、仕上げ加工装置や検査装置が配された後処理工程(図示省略)まで延びており、下流コンベア20により単列で搬送される板状物α,βに対して仕上げ加工や検査等の後処理が施される。
合流搬送部30は、上流コンベア10から搬入された複列の板状物α,βを単列に合流して、下流コンベア20に搬出するものである。具体的に、合流搬送部30は、主列L1上に設けられた主列合流搬送部としての主列合流コンベア31と、副列L2上に設けられた副列合流搬送部としての副列合流コンベア32と、板状物を持ち上げて搬送する空中搬送手段33とを有する。図示例では、主列合流コンベア31が、副列合流コンベア32と搬送方向で同じ位置に設けられた上流側の主列合流コンベア31aと、上流側の主列合流コンベア31aの下流側(すなわち副列合流コンベア32よりも下流側)に設けられた下流側の主列合流コンベア31bとで構成される。主列合流コンベア31a,31b及び副列合流コンベア32は、例えばベルトコンベアで構成される。
下流側の主列合流コンベア31bには、板状物を載置するための衝撃を和らげるための緩衝手段が設けられる。本実施形態では、緩衝手段として流体供給装置(図示省略)が設けられ、この流体供給装置から供給された流体(例えば、水や空気等)により、下流側の主列合流コンベア31bのワーク搭載面(上面)に流体膜を形成することで、この面に載置される板状物に加わる衝撃が緩和される。尚、緩衝手段は流体供給装置に限らず、例えば、主列合流コンベア31bのワーク搭載面を軟性材質(例えばゴム等)で形成することで、緩衝手段を構成してもよい。
空中搬送手段33は、板状物を保持する保持部33aと、保持部33aを上下方向及び水平方向に移動させる駆動部33bとを備える。保持部33aは、板状物を上方から保持するものであり、本実施形態では、保持部33aが、板状物の上面を吸着して保持する吸着保持手段を備える。吸着保持手段は、各板状物の上面の複数箇所、好ましくは同一直線状に無い3箇所以上を吸着する位置に設けられる。このように、板状物の上面を吸着保持することで、ベルトコンベア上に載置された板状物を傷つけることなく、ベルトコンベアから持ち上げることができる。尚、図面では、保持部33aが板状物を保持(吸着)しているか否かをわかりやすくするため、保持部33aの吸着保持手段をアームで疑似的に示している。すなわち、図示例で保持部33aのアームが板状物を掴んでいるときは、保持部33aで板状物を吸着保持した状態(以下、保持状態)を示し、保持部33aのアームが板状物を放しているときは、保持部33aが板状物を吸着保持していない状態(以下、非保持状態)を示している。
保持部33aの吸着保持手段で板状物の上面を吸着保持すると、板状物の上面に、吸着保持手段による吸着痕が残る恐れがある。例えば、保持部33aによる板状物の吸着部に水を供給する給水手段を設ければ、板状物の上面に吸着痕が残りにくくすることができる。
上記の各コンベア(上流コンベア10、下流コンベア20、主列合流コンベア31a,31b、及び副列合流コンベア32)及び空中搬送手段33は、図示しない制御部に接続され、それぞれ所定の速度及びタイミングで駆動される。
以下、上記の板状物搬送装置1を用いて板状物を搬送する手順を図2を用いて説明する。尚、図2(a)に示す状態で、上流側の主列合流コンベア31a上に載置された板状物をα0とし、これよりも上流側の板状物を順にα1,α2・・・とする。また、副列合流コンベア32上に載置された板状物をβ0とし、これよりも上流側の板状物を順にβ1,β2・・・とする。また、各コンベアに隣接して示す()内の数字は、各コンベアの搬送速度(cm/s)を示している。
まず、図2(a)及び(b)に示すように、主列合流コンベア31a,31bを下流コンベア20と同じ速度(例えば20cm/s)で駆動し、板状物α0及びこれよりも下流側の板状物を下流側に搬送する。そして、板状物α0が上流側の主列合流コンベア31aから搬出されたら、上流側の主列合流コンベア31aの駆動を停止する{図2(c)参照}。尚、板状物搬送装置1による搬送が行われている間は、下流コンベア20は常に定速で駆動されている。
こうして板状物α0を下流側に搬送しながら、空中搬送手段33の保持部33aを、下流側の主列合流コンベア31bの上方から副列合流コンベア32の上方に移動させる{図2(c)参照}。そして、保持部33aで、副列合流コンベア32上の板状物β0の上面を吸着保持して持ち上げる{図2(d)参照}。尚、図2〜5では、保持部33aで持ち上げられて空中にある板状物に散点を付している。
こうして板状物β0が副列合流コンベア32から持ち上げられ、且つ、板状物α0が上流側の主列合流コンベア31aから搬出されたら、上流コンベア10、上流側の主列合流コンベア31a、及び副列合流コンベア32を、下流コンベア20より高速(例えば80cm/s)で駆動する{図2(e)参照}。そして、板状物α1,β1が上流コンベア10から搬出されたら上流コンベア10を停止する{図2(f)参照}。さらに、板状物α1,β1が上流側の主列合流コンベア31及び副列合流コンベア32上の所定位置に配されたら、上流側の主列合流コンベア31a及び副列合流コンベア32を停止する{図2(g)参照}。
こうして板状物α0、α1、β1等を下流側に搬送している間に、空中搬送手段33の保持部33aで保持した板状物β0を、下流側の主列合流コンベア31bへ向けて搬送する{図2(e)〜(g)参照}。本実施形態では、板状物β0が、空中搬送手段33により、下流側に向けて主列L1側に傾斜した斜め方向に搬送される。図示例では、保持部33aで保持した板状物β0を、副列合流コンベア32と下流側の主列合流コンベア31bとを結ぶ直線に沿って搬送し、下流側の主列合流コンベア31bの上方で待機させる{図2(e)〜(g)参照}。こうして空中で待機している板状物β0の下方を板状物α0が通過したら、所定のタイミングで保持部33aによる板状物β0の保持を解除し、低速で駆動されている下流側の主列合流コンベア31b上に板状物β0を載置する{図2(h)参照}。具体的には、板状物α0と板状物β0の搬送方向ピッチPが所定値になったら、空中搬送手段33の保持部33aによる保持を解除する。このとき、板状物β0は所定の高さから自由落下するが、本実施形態では、主列合流コンベア31bがベルトコンベアで構成され、且つ、そのベルトの上面には給水装置から供給された水により水膜が形成されているため、落下時の衝撃が緩和され、板状物β0の破損が回避される。以上の工程を繰り返すことにより、副列の板状物β0、β1、・・・が主列の板状物α0、α1の間に配され、これにより複列の板状物が単列に合流されて下流コンベア20に搬出される。
このように、副列合流コンベア32上の板状物β0を空中搬送手段33の保持部33aで持ち上げて下流側の主列合流コンベア31bまで搬送することにより、空中搬送する板状物β0と下流側の主列合流コンベア31b上の板状物α0とが干渉する事態を回避できる。また、保持部33aで板状物β0を上方から保持することで、保持部33aは板状物β0よりも上方に配されるため、保持部33aで保持した板状物β0を板状物α0の上方を通過させる際でも、保持部33aと板状物α0との干渉を回避できる。以上より、副列合流コンベア32上の板状物β0を、板状物α0との干渉を気にすることなく下流側の主列合流コンベア31bの上方に配することができるため、板状物β0を板状物α0のすぐ上流側に載置することが可能となる。このとき、下流コンベア20を停止させる必要はないため、搬送効率を低下させることなく、単列に合流された板状物α,β間の搬送方向ピッチを小さくすることができる。
また、上記のように、空中搬送手段33の保持部33aで保持した板状物βを下流側の主列合流コンベア31bの上方で待機させた状態で、保持部33aによる板状物βの吸着保持を解除するタイミングを調整することで、主列合流コンベア31b上に載置された板状物βとその下流側の板状物α,βとの搬送方向ピッチを調整することができる。
また、隣接するコンベア間で板状物を受け渡す際、これらのコンベアの搬送速度は等速とされる。これにより、板状物とコンベアとの摺動が回避され、板状物をスムーズに受け渡すことができる。
本発明は上記の実施形態に限られない。以下、本発明の他の実施形態を説明するが、上記の実施形態と同様の機能を有する箇所には、同一の符号を付して重複説明を省略する。
図3は、上記の板状物搬送装置1を用いた板状物の搬送手順の他の例を示す。本実施形態では、まず、図3(a)及び(b)に示すように、下流コンベア20及び下流側の主列合流コンベア31bを低速で駆動し、板状物α0よりも下流側の板状物を下流側に搬送する。そして、下流側の主列合流コンベア31bから板状物が搬出されたら、主列合流コンベア31a,31bを高速で駆動し、板状物α0を下流側に搬送する{図3(c)〜(e)参照}。板状物α0と板状物βとの搬送方向ピッチが所定値になったら、下流側の主列合流コンベア31bを低速運転に切り替え、板状物α0及びこれよりも下流側の板状物を等ピッチで下流側に搬送する。
こうして板状物α0及びこれよりも下流側の板状物を下流側に搬送している間に、空中搬送手段33の保持部33aを副列合流コンベア32の上方に移動させ、副列合流コンベア32上の板状物β0の上面を吸着保持して持ち上げる{図3(d)参照}。そして、保持部33aで保持した板状物β0を下流側の主列合流コンベア31bの上方まで搬送し、この位置で待機させる{図3(e)〜(g)参照}。その後の工程は、図2に示す実施形態と同様であるため、説明を省略する。
この実施形態では、図3(c)〜(e)に示すように、主列合流コンベア31a,31bにより、板状物α0を、これによりも下流側の板状物よりも高速で搬送し、これらの搬送方向ピッチを縮めている。従って、このときの板状物α0の搬送速度や、板状物α0の搬送速度を高速から低速に切り替えるタイミングを調整することで、板状物α0とその下流側の板状物との搬送方向ピッチを任意に設定することができる。一方、上述のように、空中搬送手段33の保持部33aによる板状物β0の保持を解除するタイミングを調整することで、板状物β0とその下流側の板状物α0との搬送方向ピッチを調整することができる。以上より、本実施形態によれば、単列に合流された板状物α、βの搬送方向ピッチを容易に変更することが可能となる。
図4は、上記の板状物搬送装置1を用いた板状物の搬送手順のさらに他の例を示す。本実施形態は、主列合流コンベア31a,31b及び下流コンベア20を常に等速で駆動している点で上記の実施形態と異なる。具体的には、図4(b)に示すように、主列合流コンベア31a,31b及び下流コンベア20を低速で駆動して、これらに搭載された板状物α0及びこれよりも下流側の板状物を下流側に搬送する。して、板状物α0と板状物α1との搬送方向間隔が所定距離(下流コンベア20上の板状物の搬送方向ピッチの2倍)となったら、上流コンベア10を下流コンベア20等と同じ速度で駆動し、板状物α1,β1をそれぞれ上流側の主列合流コンベア31a及び副列合流コンベア32上に移載する{図4(e)〜(g)参照}。このとき、板状物α0,α1は、所定の間隔を維持しながら搬送される。
こうして板状物α0等を下流側に搬送している間に、空中搬送手段33の保持部33aで副列合流コンベア32上の板状物β0を吸着保持して持ち上げ{図4(c)参照}、下流側の主列合流コンベア31bへ向けて搬送する{図4(d)〜(g)参照}。そして、主列搬送路L1上を所定間隔で搬送される板状物α0,α1の搬送方向中央部に、保持部33aで保持された板状物β0が配されたら、保持部33aによる板状物β0の保持を解除し、板状物β0を下流側の主列合流コンベア31b上に載置する{図4(h)参照}。
この実施形態によれば、各コンベアを高速で駆動する必要がなくなるため、各コンベアを駆動するエネルギーが少なくて済む。また、図示例では、主列合流コンベア31a,31b及び下流コンベア20を別々のコンベアで構成しているが、これらは全て等速で駆動されるため、これらを一体のコンベアで構成することもできる。
図5に、本発明の他の実施形態に係る板状物搬送装置を示す。この板状物搬送装置は、主列合流搬送部と下流搬送部とが一体のコンベアCで構成されている。すなわち、このコンベアCの上流端部分が主列合流搬送部31として機能し、これよりも下流側部分が下流搬送部20として機能する。主列合流搬送部31は、副列合流コンベア32と搬送方向で同じ位置に設けられる。
この板状物搬送装置では、空中搬送手段33により板状物βを幅方向に搬送する点で、上記の実施形態と異なる。具体的には、まず、全てのコンベアを駆動して、コンベア上に搭載された全ての板状物を下流側に搬送する{図5(b)及び(c)参照}。そして、板状物α1,β1がそれぞれ主列合流搬送部31(コンベアCの上流端)及び副列合流コンベア32上に移載されたら、上流コンベア10及び副列合流コンベア32を停止する{図5(d)参照}。その後、コンベアCで板状物α1及びこれよりも下流側の板状物を下流側に搬送しながら、空中搬送手段33の保持部33aにより板状物β1の上面を吸着保持して持ち上げ、幅方向に搬送し{図5(e)参照}、主列合流搬送部31の上方に配する。そして、板状物α1が所定位置まで搬送されたら、保持部33aによる板状物β1の保持を解除し、板状物β1を主列合流搬送部31上に載置する{図5(f)参照}。
この実施形態では、副列合流コンベア32上の板状物βを幅方向に搬送することで、上記の実施形態で設けられていた下流側の主列合流コンベアが不要となるため、合流搬送部の搬送方向長さを短縮して設備スペースを縮小することができる。
以上の実施形態では、上流コンベア10で複列の板状物α,βを一括して搬送する場合を示したが、これに限らず、上流コンベア10を、主列L1の板状物αを搬送するコンベアと副列L2の板状物βを搬送するコンベアとに分割し、それぞれ独立に搬送可能としてもよい。
また、以上の実施形態では、各コンベアがベルトコンベアである場合を示したが、ベルトコンベアに限らず、例えばローラコンベアであってもよい。
また、以上の実施形態では、副列L2が一列である設けた場合を示したが、これに限らず、副列L2を二列以上設けてもよい。この場合、空中搬送手段33を副列L2の本数と同数だけ設ければ、効率良く搬送を行うことができる。
1 板状物搬送装置
10 上流コンベア(上流搬送部)
20 下流コンベア(下流搬送部)
30 合流搬送部
31 主列合流コンベア(主列合流搬送部)
31a 上流側の主列合流コンベア
31b 下流側の主列合流コンベア
32 副列合流コンベア(副列合流搬送部)
33 空中搬送手段
33a 保持部
L1 主列
L2 副列
P 搬送方向ピッチ
α,β 板状物

Claims (6)

  1. 板状物を主列及び副列に沿って複列で搬送する上流搬送部と、板状物を前記主列に沿って単列で搬送する下流搬送部と、前記上流搬送部と前記下流搬送部との間に設けられ、前記上流搬送部から搬入された複列の板状物を単列に合流して下流搬送部に搬出する合流搬送部とを備えた板状物搬送装置であって、
    前記合流搬送部が、前記主列上に設けられた主列合流搬送部と、前記副列上に設けられた副列合流搬送部と、前記副列合流搬送部に搬入された板状物を上方から保持して持ち上げ、前記主列合流搬送部に移載する空中搬送手段とを備えた板状物搬送装置。
  2. 前記主列合流搬送部を前記副列合流搬送部よりも下流側に設け、前記空中搬送手段で保持した板状物を、下流側へ向けて前記主列側に傾斜した斜め方向に搬送する請求項1記載の板状物搬送装置。
  3. 板状物を保持した前記空中搬送手段を前記主列合流搬送部の上方で待機させ、所定のタイミングで前記空中搬送手段による保持を解除して板状物を前記主列合流搬送部上に載置する請求項1又は2記載の板状物搬送装置。
  4. 前記上流搬送部から前記主列合流搬送部に搬入された板状物を、それよりも下流側の板状物よりも高速で下流側に搬送し、これらの搬送方向ピッチを縮める請求項1〜3の何れかに記載の板状物搬送装置。
  5. 前記下流搬送部と前記主列合流搬送部とを一体のコンベアで構成した請求項1〜4の何れかに記載の板状物搬送装置。
  6. 前記主列合流搬送部と前記副列合流搬送部とを前記主列の搬送方向で同じ位置に設け、前記空中搬送手段で保持した板状物を、前記搬送方向と直交する方向に搬送する請求項1又は2記載の板状物搬送装置。
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