JP2016047708A - 車両用ルーフの位置決め部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】強度の低下を招くことなく、位置決め部材の重量、材料費及び型費の削減を図る。
【解決手段】保持部材5の凹部7に挿入される位置決め部材43が、取付部材42を用いて反フロントパネル17側から取り付けられている。位置決め部材43はプレス加工によって形成された鉄製の板状本体部45を備え、挿入側端部の挿入部45b、及び台形部45aは、POM(ポリアセタール)等の樹脂製被覆部47によって全体に亘って覆われている。
【選択図】図7

Description

本発明は、車両前後方向に引き出し・引き戻し可能に設けられるルーフの引き出し側端部に取り付けられる位置決め部材に関するものである。
特許文献1及び特許文献2では、車両前後方向に引き出し・引き戻し可能に設けられ、車両前方に引き出した展延状態で車体の開口部を上方から覆う一方、車両後方に引き戻した折り畳み状態で上記開口部を上方に開放するルーフの引き出し側端部に凹部を有する保持部材を車内側から取り付け、かつ車体の開口部の車両前側周縁に位置決め部材を取り付けている。そして、上記ルーフの展延状態で上記車体側の位置決め部材をルーフ側の保持部材の凹部に挿入して上記保持部材を車両上下方向及び左右方向に位置決めするようにしている。
また、特許文献3では、ルーフの引き出し側端部に位置決め部材を設け、かつ車体の開口部周縁に凹部を有する保持部材を取り付け、上記ルーフ側の位置決め部材を上記車体側の保持部材の凹部に挿入するようにしている。
特開2002−19469号公報 特開2011−168275号公報 特開平6−316220号公報
ところで、上記特許文献1及び特許文献2において、上記特許文献3の如く車体に保持部材を取り付け、かつルーフに位置決め部材を取り付ける構成を適用した場合に、位置決め部材を亜鉛製の鋳物からなる本体部と、該本体部の挿入側端部を覆う被覆部とで構成することが考えられる。
しかし、このようにした場合には、亜鉛の強度が低いため、位置決め部材に十分な強度を得るためには、本体部の体積を大きくする必要がある。したがって、位置決め部材の重量の増大を招き、同部材の材料費が嵩んで製造コストが高くなる。
また、鋳物を成形するために成形型が必要となるので、型費を要する分だけさらに製造コストが高騰する。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、強度の低下を招くことなく、位置決め部材の重量及び製造コストの削減を図ることにある。
上記の目的を達成するため、本発明は、位置決め部材の本体部を鉄板のプレス加工により形成したことを特徴とする。
具体的には、車両前後方向に引き出し・引き戻し可能に設けられ、車両前方に引き出した展延状態で車体の開口部を上方から覆う一方、車両後方に引き戻した折り畳み状態で上記開口部を上方に開放する車両用ルーフの引き出し側端部に車内側から取り付けられ、上記開口部の車両前側周縁に取り付けられた保持部材の凹部に上記ルーフの展延状態で車両後方から挿入されて車両上下方向及び左右方向に位置決めされる位置決め部材を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明は、プレス加工によって形成された鉄製の板状本体部と、上記本体部の挿入側端部を覆う樹脂製被覆部とを備えていることを特徴とする。
第2の発明は、上記本体部は、挿入方向に延びる主面部と、該主面部の幅方向両側から互いに対向するように突出する側壁部と、該側壁部の突出端から側方に張り出す張出部とを有していることを特徴とする。
第3の発明は、上記被覆部には、上記ルーフの展延状態で上記保持部材に車両後方から当接する板状当接リブが一体に突設されていることを特徴とする。
第1の発明によれば、位置決め部材の本体部が亜鉛に比べて強度の高い鉄で形成されているので、強度の低下を招くことなく、本体部の体積を小さくして重量及び材料費を削減できる。
さらに、鉄は、亜鉛に比べて安価であるため、その分本体部の材料費を削減できる。
また、位置決め部材の本体部がプレス加工によって形成され、鋳物の成形型が不要なので、その分製造コストを削減できる。
また、位置決め部材の挿入側端部が樹脂で構成されているので、鉄で構成した場合に比べ、挿入側端部に保持部材との干渉による傷が付きにくい。また、保持部材にも位置決め部材との干渉による傷が付きにくい。
第2の発明によれば、位置決め部材の本体部の幅方向両側が屈曲しているので、本体部全体を平坦に形成した場合に比べて高い剛性が得られる。
第3の発明によれば、位置決め部材の当接リブが保持部材に車両後方から当接して位置決め部材の車両前方への移動が阻止されるので、ルーフの車両前方への移動が阻止される。
本発明の実施形態に係る位置決め部材を備えた車両の斜視図である。 ルーフを車両後方左側から見た斜視図である。 フレームの分解斜視図である。 フロントパネルにフロントサイドフレームを取り付ける直前の状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る位置決め部材を保持部材の凹部に車両後方から挿入した状態における位置決め部材周りを車内側から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る位置決め部材を保持部材の凹部に車両後方から挿入していない状態における図5相当図である。 図5のA−A線における断面図である。 図5のB−B線における断面図である。 本発明の実施形態に係る位置決め部材を反フロントパネル側から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る位置決め部材をフロントパネル側から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る位置決め部材の平面図である。 図11のC−C線における断面図である。 本発明の実施形態に係る位置決め部材を左側から見た図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1は車両Vを示し、該車両Vは所謂オープンカーであり、車両Vの骨格をなす車体V1を備えている。当該車体V1の上部には、開口部1が形成され、該開口部1の車両前方には、図示しないシール部材を介してフロントガラスW1を保持する鉄製のフロントガラスフレーム3が上記フロントガラスW1を囲むように設けられている。上記フロントガラスフレーム3の上枠部3aの車幅方向両端部、すなわち開口部1の車両前側周縁には、図5及び図7に示すように、凹部7を有する鉄製の保持部材5が上記凹部7を車両後方に開口させた状態で車内側からボルト9の締結により取り付けられている。上記保持部材5の凹部7の内面には、略上下方向に対向する上側側面7a及び下側側面7bと、車幅方向に対向する右側側面7c及び左側側面7dとが形成されている。上記上側側面7aは、反開口側から順に、取り付け状態で開口側に向けて若干上方に傾斜する第1傾斜面7eと、取り付け状態で開口側に向けて上方に上記第1傾斜面7eよりも急峻に傾斜する第2傾斜面7fとからなり、上記下側側面7bは、上記上側側面7aの第1傾斜面7eと略平行に延びている。また、上記フロントガラスフレーム3の上枠部3aの車幅方向中央部には、図示しないストライカが取り付けられている。また、上記フロントガラスフレーム3の上枠部3aの外側端縁、すなわち上記開口部1の車両前側端縁には、ゴム製のシール部材4が全長に亘って取り付けられている。
上記車体Vの開口部1の後端縁には、図2及び図3にも示すように、ルーフ11が車両前後方向に引き出し・引き戻し可能に取り付けられている。このルーフ11は、車両前方に引き出した展延状態で車体V1の開口部1を上方から覆う一方、車両後方に引き戻した折り畳み状態で上記開口部1を上方に開放する。当該ルーフ11は、当該ルーフ11の骨組みを構成するフレーム13と、該フレーム13を上方から覆う布製の幌15とからなる。なお、図3では、フレーム13の左側部分は右側部分と同じ構成なので、一部図示を省略している。
上記フレーム13は、ルーフ11の引き出し側端部で車幅方向全体に延びるフロントパネル17を備え、当該フロントパネル17は、図8にも示すように、アルミニウム製のアウターパネル17aと、該アウターパネル17aの車内側に溶接されたインナーパネル17bとで構成されている。上記アウターパネル17aの車幅方向両端近傍には、図3及び図8に示すように、ボルト締結孔19が2つずつ引き出し方向に間隔をあけて形成されている。上記インナーパネル17bの車幅方向両端近傍にも、上記アウターパネル17aのボルト締結孔19に対応するボルト締結孔21が引き出し方向に間隔をあけて2つずつ形成されている。また、インナーパネル17bの引き出し側の各ボルト締結孔21の車幅方向内側には、円形の第1貫通孔23と、該第1貫通孔23よりも大きい円形の第2貫通孔25と、矩形状の第3貫通孔27とが引き出し側から順に形成されている。
さらに、上記インナーパネル17bの車幅方向中央部の引き出し側端部近傍には、上記フロントガラスフレーム3側のストライカに係合するロック部材71が取り付けられている。
上記フロントパネル17の車幅方向両端部には、図4〜図6にも示すように、断面略コ字状で延びる長尺状のフレーム本体部31を有するフロントサイドフレーム29が、上記フレーム本体部31の長手方向を引き出し方向に沿わせ、かつ上記フレーム本体部31の解放側をフロントパネル17側に向けた状態でインナーパネル17b側から取り付けられている。このフロントサイドフレーム29は、鋳型を用い高圧をかける鍛造方法により作製されたアルミニウム製のダイカストからなる。上記フレーム本体部31は、車両前後方向に延びる長板状の下壁部31aと、上記下壁部31aの車幅方向内側端縁からフロントパネル17側に一体に突出する内側側壁部31bと、上記下壁部31aの車幅方向外側端縁からフロントパネル17側に一体に突出する外側側壁部31cと、上記内側側壁部31b及び外側側壁部31cを車両前側で一体に連結する前側側壁部31dと、上記内側側壁部31b及び外側側壁部31cを車両後側で一体に連結する後側側壁部31eとで構成されている。上記内側側壁部31bの突出端縁の車両前側端部には、車両後側よりも反フロントパネル17側に位置する段下げ部31fが形成され、該段下げ部31fには、矩形板状の延出壁部33がその板面をフロントパネル17に対向させた状態で車幅方向内側に向かって一体に延設されている。この延出壁部33の延出端縁(車幅方向内側端縁)には、内壁部35がフロントパネル17側に向けて一体に突設され、車両前側端縁には、前壁部37がフロントパネル17側に向けて一体に突設され、車両後側端縁には、後壁部39がフロントパネル17側に向けて一体に突設されている。上記前壁部37は上記フレーム本体部31の前側側壁部31dに連続する一方、上記後壁部39は上記フレーム本体部31の内側側壁部31bに連続している。さらに、上記内壁部35の突出端縁には、矩形板状の取付片部41がその板面をフロントパネル17に対向させた状態で車幅方向内側に向かって一体に延設され、この取付片部41の延出端部は、基端側よりも厚く形成されて厚肉部41aを構成している。この厚肉部41aには、円形の第1貫通孔41bと、当該第1貫通孔41bよりも大きい円形の第2貫通孔41cとが、上記インナーパネル17bの第1貫通孔23及び第2貫通孔25に対応して車両前側から順に形成されている。
また、上記フレーム本体部31の外側側壁部31cの先端には、図4及び図8に示すように、略円柱状の一対のボス部53が車両前後方向に間隔を空けて一体に突設され、各ボス部53の突出端には、車幅方向外側に向けて反フロントパネル17側に傾斜する傾斜面53aが形成されている。各ボス部53には、上記傾斜面53aに対して略垂直にボルト締結孔53bが貫通形成され、各ボルト締結孔53bは車幅方向内側に向けて反フロントパネル17側に傾斜している。さらに、上記外側側壁部31cの車幅方向外側には、車幅方向内側に向けて反フロントパネル17側に傾斜する当接面57が形成されている。当該当接面57には、車幅方向内側に凹む非当接凹部56が、上記ボス部53の反フロントパネル17側に位置するように形成されている。
上記フレーム本体部31の下壁部31aの車両後部には、上方に向けて凹陥する凹陥部63が車両後方に解放するように形成されている。
上記フロントサイドフレーム29の厚肉部41aには、上記保持部材5の凹部7に挿入される本発明の実施形態に係る位置決め部材43が、取付部材42を用いて反フロントパネル17側から取り付けられている。つまり、ルーフ11の引き出し側端部に位置決め部材43が車内側から取り付けられている。上記取付部材42は、円形の第1挿通孔42b及び該第1挿通孔42bよりも大きい円形の第2挿通孔42cが形成された鉄製の板部材42aと、上記第2挿通孔42c周りに溶接されたナット42dとで構成されている。
上記位置決め部材43は、図9〜図13にも示すように、プレス加工によって形成された鉄製の板状本体部45を備えている。図11において本体部45を破線で示す。この本体部45は、挿入方向に向けて徐々に幅を狭めて延びる平面視略台形状の台形部45aと、該台形部45aの挿入側端部から該挿入側端部と略同じ幅で挿入方向に延びる挿入部45bと、上記台形部45aの反挿入側端部から該反挿入側端部と同じ幅で反挿入方向に延びる矩形部45cとを備えている。上記矩形部45cの反挿入側端縁の中央部には、板状延出部45dが反挿入方向に向けて一体に延設され、該延出部45dの延出端縁には、板状突出部45eが上記延出部45dに対して垂直に一体に突設されている。上記矩形部45cの反挿入側端部を除く部分及び上記台形部45aは、挿入方向に延びる主面部45fと、該主面部45fの幅方向両側から互いに対向するように突出する側壁部45gと、該側壁部45gの突出端から外側方に張り出す張出部45hとで断面ハット状に形成されている。上記主面部45fの矩形部45c対応箇所の幅方向中央部には、ピン孔45i及びボルト孔45jが挿入側から順に形成されている。また、上記台形部45aの主面部45f対応箇所は、挿入方向に向かって上記突出部45eの反突出方向に傾斜している。上記台形部45aの幅方向両端縁、及び上記挿入部45bの幅方向両端縁には、幅方向内側に凹む凹部45kが形成されている。
上記本体部45の挿入側端部、すなわち挿入部45b、及び台形部45aは、POM(ポリアセタール)等の樹脂からなる被覆部47によって全体に亘って覆われている。この被覆部47は、上記矩形部45cの幅方向両端部を挿入方向全長に亘って覆うように連続している。上記被覆部47は、上記矩形部45cの主面部45f対応箇所の上記突出部45eの突出側の面でほぼ一定の厚さT1であり、上記側壁部45g対応箇所で幅方向外側に向けて徐々に厚くなるとともに上記台形部45aで挿入方向に向けて徐々に厚くなり、その他の領域で略一定の厚さT2となっている。
上記被覆部47の挿入部45b対応箇所には、板面を幅方向に向けた3つの傾斜リブ47aが幅方向に間隔を空けて上記突出部45eの反突出方向に向けて一体に突設されている。この傾斜リブ47aの先端には、挿入方向に向けて徐々に基端側に傾斜する傾斜面47bが形成されている。また、上記被覆部47における上記突出部45eの突出側の面には、板面を幅方向に向けた5つの板状当接リブ47cが上記挿入部45b対応箇所及び台形部45a対応箇所を跨ぐように一体に突設されている。各当接リブ47cの先端には、挿入方向に向けて徐々に基端側に湾曲する湾曲面47dが形成されている。上記被覆部47は、アウトサート成形により上記本体部45と一体に成形される。したがって、上記被覆部47の上記本体部45の凹部45k対応箇所には、該凹部45kに嵌合する膨出部47eが一体に形成され、該膨出部47eと上記凹部45kとの嵌合により、被覆部47の本体部45からの剥離が防止される。
上記本体部45のピン孔45i及びボルト孔45jは露出し、上記ピン孔45iには、ピン49が上記突出部45eの反突出方向から挿入された状態で溶接されている。上記位置決め部材43の突出部45eを上記インナーパネル17bの第3貫通孔27に挿入し、かつ上記ピン49を上記フロントサイドフレーム29の第1貫通孔41b、上記インナーパネル17bの第1貫通孔23、及び上記板部材42aの第1挿通孔42bに挿入した状態で、上記位置決め部材43のボルト孔45j、上記フロントサイドフレーム29の第2貫通孔41c、上記インナーパネル17bの第2貫通孔25、上記板部材42aの第2挿通孔42c、及びナット42dにボルト51を位置決め部材43側からねじ込むことにより、上記位置決め部材43と上記フロントサイドフレーム29とが上記インナーパネル17bに共締めされている。
また、上記フロントサイドフレーム29のボルト締結孔53bと、上記アウターパネル17a及びインナーパネル17bのボルト締結孔19,21とを対応させた状態で、アウターパネル17a側(車外側)からボルト締結孔53b、19,21にボルト55を挿入して締結することにより、アウターパネル17a及びインナーパネル17bがフロントサイドフレーム29に共締めされている。
さらに、上記フロントサイドフレーム29の外側側壁部31cには、帯状の布58を引き出し方向に沿わせ、かつ上記非当接凹部56を除く当接面57に当接させた状態で、該布58とステンレス製のレール部材59とが図示しないボルトにより共締めされている。上記布58の幅方向一端部は、長手方向に沿って上記幌15の車幅方向端部に縫い付けられ、該幌15の車幅方向端部と共に長手方向全体に亘って玉縁60に覆われている。
上記レール部材59は、上記フロントサイドフレーム29への締結箇所を有する長板状の締結面部59aと、該締結面部59aの長手方向に沿う両端縁から互いに対向するように一体に突出する一対の狭持片部59bとを備えている。そして、上記締結面部59aと上記外側側壁部31cの非当接凹部56を除く当接面57とが略平行に延びている。また、上記レール部材59の両狭持片部59bには、サイドウインドガラスW2をシールするウェザストリップ61が狭持されている。
上記フロントサイドフレーム29の凹陥部63には、車両前後方向に延びるリヤサイドフレーム65の一端部が収容され、該凹陥部63の車幅方向両側の側壁部63aが、該リヤサイドフレーム65の一端部に回動可能に連結されている。なお、このリヤサイドフレーム65は、車両後方に向けて下方に湾曲している。
また、上記フレーム本体部31の内側側壁部31bの後端部には、フロントサイドフレーム29とリヤサイドフレーム65の動作をコントロールするコントロールリンク67が接続されている。
両リヤサイドフレーム65の他端部は、ブラケット70を介して車体V1に接続されている。両ブラケット70には、両ブラケット70を連結するように第1ボウ68が枢支され、当該第1ボウ68の車幅方向両端よりも若干内側には、車幅方向両側を連結するように第2ボウ69が枢支されている。
上述のように構成されたルーフ11は、折り畳み状態にあるときにフロントサイドフレーム29及びリヤサイドフレーム65を回動させながらフロントパネル17を前方に移動させ、フロントパネル17側のロック部材71を上記フロントガラスフレーム3側のストライカに係合させるとともに、上記位置決め部材43を上記フロントガラスフレーム3側の保持部材5の凹部7に車両後方から挿入することにより、展延状態にすることができる。このとき、位置決め部材43の挿入側端部が樹脂で構成されているので、鉄で構成した場合に比べ、位置決め部材43の挿入側端部に保持部材5との干渉による傷が付きにくい。また、保持部材5の凹部7周りにも位置決め部材43との干渉による傷が付きにくい。上記ルーフ11が展延状態にあるとき、上記位置決め部材43の挿入側端部が上記保持部材5の上側側面7aの第1傾斜面7eに下方から当接するとともに下側側面7bに上方から当接することにより、上記位置決め部材43が車両上下方向に位置決めされ、かつ上記保持部材5の右側側面7cに左側から当接するとともに上記保持部材5の左側側面7dに右側から当接することにより、左右方向に位置決めされる。また、上記位置決め部材43の当接リブ47cの湾曲面47dが、上記保持部材5の上側側面7aの第2傾斜面7fの下端部に車両後方から当接して上記位置決め部材43の車両前方への移動が阻止される。したがって、ルーフ11の車両上下方向、左右方向、及び前方への移動が阻止される。また、上記位置決め部材43の傾斜リブ47aの傾斜面47bが上記保持部材5の下側側面7bに圧接(当接)する。これにより、上記位置決め部材43の上下方向へのがたつきが防止される。また、ルーフ11の引き出し側端部がシール部材4に当接する。
したがって、本実施形態によれば、位置決め部材43の本体部45が亜鉛に比べて強度の高い鉄で形成されているので、本体部45を亜鉛で形成した場合に比べて強度の低下を招くことなく、本体部45の体積を小さくして重量及び材料費を削減できる。
さらに、鉄は、亜鉛に比べて安価であるため、本体部45を亜鉛で形成した場合に比べて本体部45の材料費を削減できる。
また、位置決め部材43の本体部45がプレス加工によって形成され、鋳物の成形型が不要なので、その分製造コストを削減できる。
また、位置決め部材43の本体部45の幅方向両側が屈曲しているので、本体部45全体を平坦に形成した場合に比べて高い剛性が得られる。
本発明は、車両前後方向に引き出し・引き戻し可能に設けられるルーフの引き出し側端部に取り付けられる位置決め部材として有用である。
V 車両
1 開口部
V1 車体
5 保持部材
7 凹部
11 ルーフ
43 位置決め部材
45 本体部
45f 主面部
45g 側壁部
45h 張出部
47 被覆部
47c 当接リブ

Claims (3)

  1. 車両前後方向に引き出し・引き戻し可能に設けられ、車両前方に引き出した展延状態で車体の開口部を上方から覆う一方、車両後方に引き戻した折り畳み状態で上記開口部を上方に開放する車両用ルーフの引き出し側端部に車内側から取り付けられ、上記開口部の車両前側周縁に取り付けられた保持部材の凹部に上記ルーフの展延状態で車両後方から挿入されて車両上下方向及び左右方向に位置決めされる位置決め部材であって、
    プレス加工によって形成された鉄製の板状本体部と、
    上記本体部の挿入側端部を覆う樹脂製被覆部とを備えていることを特徴とする車両用ルーフの位置決め部材。
  2. 請求項1に記載の車両用ルーフの位置決め部材において、
    上記本体部は、挿入方向に延びる主面部と、該主面部の幅方向両側から互いに対向するように突出する側壁部と、該側壁部の突出端から側方に張り出す張出部とを有していることを特徴とする車両用ルーフの位置決め部材。
  3. 請求項1に記載の車両用ルーフの位置決め部材において、
    上記被覆部には、上記ルーフの展延状態で上記保持部材に車両後方から当接する板状当接リブが一体に突設されていることを特徴とする車両用ルーフの位置決め部材。
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