JP2018034740A - 車両のルーフ前部構造 - Google Patents

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直志 武田
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晃典 岡本
章 橋本
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章 橋本
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Abstract

【課題】本発明は、ルーフモール等の帯状装飾部品を備える車両において車両横転時にフロントガラスを割れ難くする。
【解決手段】本発明は、ルーフパネル16の左右両側の設けられたルーフサイドレール160に沿ってフロントガラス18の端縁の近傍位置から車両後方に延びる帯状装飾部品50を備える車両のルーフ前部構造であって、帯状装飾部品50の前端部裏側には鉤部55が形成されており、ルーフ前部には、フロントガラス18の端縁の近傍位置に帯状装飾部品50の鉤部55が係合する被係合部43kが形成されており、車両横転時におけるルーフ前部の変形により帯状装飾部品50の鉤部55がフロントガラス18の端縁の方向に移動する構成であり、鉤部55の移動により、フロントガラス18の端縁に当接すると予想される鉤部55の当接予想部位が除去されて、その鉤部55の当接予想部位の除去部分がフロントガラス18の端縁に対して窪んでいる。
【選択図】図8

Description

本発明は、ルーフパネルの左右両側の設けられたルーフサイドレールに沿ってフロントガラスの端縁の近傍位置から車両後方に延びる帯状装飾部品を備える車両のルーフ前部構造に関する。
車両のルーフ前部構造に関する技術が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の車両では、図10に示すように、フロントガラス101の車幅方向両側に設けられたフロントピラー102がルーフパネル103の車幅方向両側に設けられたルーフサイドレール104と連続するように構成されている。ルーフパネル103の車幅方向両側には、ルーフサイドレール104に沿って溝状のドリップチャンネル部103dが形成されており、ドリップチャンネル部103dの幅方向中央位置にモール固定用フランジ部103fが立設されている。そして、ルーフパネル103のドリップチャンネル部103dの位置に、図11に示すように、帯状のルーフモール100がモール固定用フランジ部103fを介して取付けられる。
前記ルーフモール100の前端部には、モール固定用フランジ部103fに対して前記ルーフモール100が車両後方に移動するのを規制する鉤状のストッパ100sが設けられている。さらに、前記ルーフモール100の前端部には、図11に示すように、前記ストッパ100sとフロントガラス101の端縁間を被覆する被覆部100eが設けられている。
特開2003−81022号公報
車両のルーフ前部の見栄えを考慮すると、フロントガラス101の端縁の直近までルーフモール100を接近させて、ルーフモール100の被覆部100eを極力小さくするのが好ましい。しかし、ルーフモール100のストッパ100sとフロントガラス101の端縁間の隙間が小さくなると、例えば、図12に示すように、車両が横転してルーフ前部が車幅方向内側に変形することで、ルーフモール100のストッパ100sがフロントガラス101の端縁に当接し、フロントガラス101が割れることがある。フロントガラス101が割れると、車両のルーフ前部が潰れ易くなり好ましくない。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、ルーフモール等の帯状装飾部品を備える車両において車両横転時にフロントガラスを割れ難くして、ルーフ前部の変形を抑制できるようにすることである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。請求項1の発明は、ルーフパネルの左右両側の設けられたルーフサイドレールに沿って前記フロントガラスの端縁の近傍位置から車両後方に延びる帯状装飾部品を備える車両のルーフ前部構造であって、前記帯状装飾部品の前端部裏側には鉤部が形成されており、前記ルーフ前部には、前記フロントガラスの端縁の近傍位置に前記帯状装飾部品の鉤部が係合する被係合部が形成されており、車両横転時における前記ルーフ前部の変形により前記帯状装飾部品の鉤部が前記フロントガラスの端縁の方向に移動する構成であり、前記帯状装飾部品の鉤部の移動により、前記フロントガラスの端縁に当接すると予想される前記鉤部の当接予想部位が除去されて、その鉤部の当接予想部位の除去部分が前記フロントガラスの端縁に対して窪んでいる。
本発明によると、車両横転時におけるルーフ前部の変形により、フロントガラスの端縁に当接すると予想される帯状装飾部品の鉤部の当接予想部位が除去されて、その鉤部の当接予想部位の除去部分が前記フロントガラスの端縁に対して窪んでいる。このため、帯状装飾部品の鉤部とフロントガラスの端縁間の距離を比較的大きくできる。したがって、車両横転時におけるルーフ前部の変形で帯状装飾部品の鉤部がフロントガラスの端縁の方向に移動しても、鉤部が前記フロントガラスに当接し難くなり、フロントガラスが割れ難くなる。この結果、車両横転時において車両のルーフ前部の変形を抑制できる。
請求項2に係る発明によると、帯状装飾部品の鉤部には、前記帯状装飾部品の前端部がルーフ前部の被係合部に対して車両後方に移動するのを規制する後方規制部のみが設けられており、前記後方規制部に沿う仮想線上が当接予想部位として除去されている。このため、鉤部の当接予想部位を除去しても、帯状装飾部品の鉤部の後方規制機能を確保できる。
請求項3に係る発明によると、帯状装飾部品の鉤部には、前記帯状装飾部品の前端部がルーフ前部の被係合部に対して車両後方に移動するのを規制する後方規制部と、前記ルーフ前部の被係合部に対して車幅方向に移動するのを規制する幅方向規制部とが設けられており、前記鉤部の後方規制部に沿う仮想線と幅方向規制部に沿う仮想線との交差部、及びその周辺が当接予想部位として除去されている。このため、鉤部の当接予想部位を除去しても、帯状装飾部品の鉤部の後方規制機能と幅方向規制機能とを確保できる。
請求項4に係る発明によると、フロントガラスの左右両側に設けられたフロントピラーからルーフサイドレールまでを覆う装飾被覆部品を備えており、帯状装飾部品の鉤部が前記装飾被覆部品の被係合部に係合することで、前記帯状装飾部品の前端部が前記装飾被覆部品を介して前記ルーフ前部に連結される。
本発明によると、ルーフモール等の帯状装飾部品を備える車両において車両横転時にフロントガラスが割れ難くなり、ルーフ前部の変形を抑制できる。この結果、車両横転時の生存空間を確保できる。
本発明の実施形態1に係るルーフ前部構造を備える車両を右前方から見た斜視図である。 車両のルーフ前部構造を表す一部破断平面図(図1におけるII矢視部分の拡大平面図)である。 車両のルーフ前部構造の縦断面図(図2のIII-III矢視断面図)である。 図1、図2のIV-IV矢視断面図である。 ルーフモール(帯状装飾部品)の全体斜視図である。 ルーフモールの前端部の鉤部を表側から見た斜視図である。 ルーフモールの前端部の裏面斜視図である。 車両のルーフ前部構造の働きを表す一部破断平面図である。 車両のルーフ前部構造の働きを表す一部破断平面図である。 従来の車両のルーフ前部構造を表す分解斜視図である。 従来の車両のルーフ前部構造を表す斜視図である。 車両横転時の様子を表す正面図である。
[実施形態1]
以下、図1から図9に基づいて本発明の実施形態1に係る車両のルーフ前部構造について説明する。本実施形態はルーフモール等の装飾部品を備える乗用車のルーフ前部構造に関する。ここで、図中に示す前後左右及び上下は、前記乗用車(車両という)の前後左右及び上下に対応している。
<車両ボディ10の車室前部の概要について>
車両のルーフ前部構造について説明する前に、先ず、車両ボディ10の車室前部の概要について説明する。車両ボディ10の車室前部には、図1に示すように、左右両側位置にフロントピラー14が設けられており、左右のフロントピラー14によってルーフパネル16の前部が支持されている。なお、図1では車室前部の左側は省略されている。フロントピラー14は、フェンダーパネル19によって覆われた支柱本体部14mと、その支柱本体部14mの上側延長線上に設けられた窓枠部140とを備えている。
そして、左右のフロントピラー14の窓枠部140とルーフパネル16の前端部16fによって囲まれた範囲にフロントガラス18がセットされている。また、ルーフパネル16の左右両側には、ルーフサイドレール160が車両前後方向に延びるように形成されている。ルーフサイドレール160は、フロントピラー14の窓枠部140がつながるように、その窓枠部140の延長線上に設けられている。ルーフサイドレール160、及びフロントピラー14の窓枠部140は、図4(図1等のIV-IV矢視断面図)に示すように、アウタパネル161とインナパネル163、及び補強パネル165により筒状に形成されている。
車両ボディ10の車室の側面には、図1に示すように、フロントピラー14、ルーフサイドレール160の下側にドア開口部10kが形成されている。そして、ドア開口部10kがフロントドア20によって開閉可能に構成されている。フロントドア20は、上下一対のドアヒンジ(図示省略)によって水平回動可能な状態でフロントピラー14の支柱本体部14mに連結されている。前記ドア開口部10kの周縁を構成するルーフサイドレール160等(アウタパネル161)の下側面には、図4に示すように、フロントドア20の窓ガラス22の端縁を受けるドア用ウエザー25が支持レール26を介して取付けられている。
<装飾部品30について>
車両のフロントピラー14の窓枠部140とルーフサイドレール160とは、図1に示すように、帯状の装飾部品30によって覆われている。装飾部品30は、レールガーニッシュ40とルーフモール50とレインガータモール60とから構成されている。
レールガーニッシュ40は、図1、図2等に示すように、フロントピラー14の窓枠部140の前端からルーフサイドレール160の後端までを覆う帯状の部品である。レールガーニッシュ40は、図4に示すように、インナガーニッシュ43とアウタガーニッシュ45とを備えている。インナガーニッシュ43は、レールガーニッシュ40をフロントピラー14、及びルーフサイドレール160に固定するための部品である。また、インナガーニッシュ43は、ルーフモール50、及びレインガータモール60を支持できるように構成されている。アウタガーニッシュ45は、前記インナガーニッシュ43の表面を覆う装飾部品であり、前記インナガーニッシュ43と共にドア用ウエザー25及び支持レール26等を覆えるように構成されている。
レインガータモール60は、図1に示すように、フロントピラー14の窓枠部140の位置でレールガーニッシュ40とフロントガラス18の端縁間を覆う部品である。レインガータモール60は、レールガーニッシュ40のインナガーニッシュ43に支持された状態で、フロントガラス18の端縁の上端位置から下端近傍まで覆えるように構成されている。レインガータモール60は、図3に示すように、装飾部62とシール部64とを備えている。
ルーフモール50は、図4に示すように、ルーフサイドレール160の位置でレールガーニッシュ40とルーフパネル16の端縁間を覆う部品である。ルーフモール50は、図1、図2(図1のII部拡大平面図)に示すように、フロントガラス18の上端縁の近傍位置から車両ボディ10の後部まで延びるように構成されている。なお、図2では、レインガータモール60は省略されている。ルーフモール50は、図5に示すように、前端部から後部寄りの位置までは幅寸法が比較的小さく後部で徐々に幅寸法が大きくなるように構成されている。
ルーフモール50は、図4等に示すように、モールインナ52とメッキモール53とを備えている。モールインナ52は、ルーフモール50をレールガーニッシュ40のインナガーニッシュ43に取付けるための部品であり、図4、及び図7に示すように、帯板状に形成されている。メッキモール53は、モールインナ52を覆う装飾部品であり、図4に示すように、断面偏平逆U字形に形成されて内側にモールインナ52を嵌め込めるように構成されている。メッキモール53は、モールインナ52に対して、図3、図4等に示すように、例えば、両面テープ54等により接着される。
<本実施形態に係るルーフ前部構造について>
ルーフモール50のモールインナ52の前部下面側には、図6、図7に示すように、ルーフモール50の前部をレールガーニッシュ40(インナガーニッシュ43)の被係合板部43kに掛けるための鉤部55が設けられている。ここで、レールガーニッシュ40のインナガーニッシュ43には、図2等に示すように、フロントガラス18の上端縁の近傍位置からルーフサイドレール160に沿って後方に延びるフランジ部43fが形成されている。そして、インナガーニッシュ43のフランジ部43fの前端位置に、図2、図3に示すように、ルーフモール50の鉤部55が掛けられる被係合板部43kが形成されている。
また、レールガーニッシュ40におけるインナガーニッシュ43のフランジ部43fには、図4に示すように、ルーフモール50のモールインナ52の途中位置がクリップ56止めされるクリップ穴(図示省略)がほぼ等間隔で形成されている。このため、ルーフモール50の鉤部55をレールガーニッシュ40(インナガーニッシュ43)の被係合板部43kに係合させて位置合わせした状態で、前記ルーフモール50をクリップ56でレールガーニッシュ40(インナガーニッシュ43)に固定できるようになる。即ち、ルーフモール50は、レールガーニッシュ40を介してルーフ前部に連結される。
ルーフモール50におけるメッキモール53の前端部は、意匠性を考慮して、図2に示すように、フロントガラス18の上端縁との隙間が小さくなるように、前記フロントガラス18の上端縁の形状に合わせて形成されている。即ち、メッキモール53の前端部は、フロントガラス18の上端縁の形状に沿うように、左側(車幅方向内側)に対して右側(車幅方向外側)が前方に張り出すように形成されている。そして、ルーフモール50の鉤部55は、メッキモール53の前端部から食み出さない状態で最も前寄りの位置に位置決めされている。ここで、ルーフモール50の鉤部55は、図2に示すように、平面略角形に形成されているため、鉤部55の前左角部Pが最もフロントガラス18の上端縁に接近している。このため、車両横転時のルーフ前部の変形によりルーフモール50の鉤部55がフロントガラス18の上端縁の方向に移動したとき、鉤部55の前左角部P、及びその周辺がフロントガラス18の上端縁に当接すると予想される当接予想部位となる。
ルーフモール50の鉤部55は、図2等に示すように、レールガーニッシュ40(インナガーニッシュ43)の被係合板部43kに対して前方向、及び左方向(車幅方向内側)から掛けられるように構成されている。即ち、鉤部55は、図6、図7に示すように、被係合板部43kに対して前方から当接する前壁部55fと、被係合板部43kに対して左方から当接する左壁部55wと、被係合板部43kを下方から支える底板部55bとから構成されている。ここで、鉤部55の底板部55bは、図3に示すように、ルーフモール50のモールインナ52とほぼ平行に形成されている。
そして、鉤部55の前壁部55fの仮想延長線(図2の二点鎖線参照)と、左壁部55wの仮想延長線と、底板部55bの仮想延長線との交差部P、即ち、前左角部Pとその周辺(当接予想部位)が切り欠きにより除去されて開口部55cが形成されている。このように、鉤部55は、フロントガラス18の上端縁に最も接近する当接予想部位が切り欠きにより除去されて、その鉤部55の切り欠き部分がフロントガラス18の上端縁に対して窪んでいる。このため、鉤部55をメッキモール53の前端部に対して最も前寄りの位置に位置決めした状態で、鉤部55とフロントガラス18の上端縁間の距離を比較的大きくできる。また、鉤部55の前壁部55fと左壁部55wと底板部55bとの一部を切り欠く構成のため、鉤部55の位置決め機能等には影響がない。
<車両横転時におけるルーフ前部構造の働きについて>
車両が横転すると、図8に示すように、フロントピラー14の窓枠部140及びルーフサイドレール160に対して荷重Fが車幅方向に内側に加わり、車両のルーフ前部が車幅方向に内側に潰れるように変形する。これにより、図9に示すように、ルーフモール50の鉤部55はフロントガラス18の上端縁の方向に移動する。そして、ルーフモール50の鉤部55の前左角部Pが最初にフロントガラス18の上端縁まで到達するようになる。しかし、ルーフモール50の鉤部55の前左角部Pとその周辺(当接予想部位)が切り欠きにより除去されて、その鉤部55の除去部分がフロントガラス18に対して窪んでいる。このため、ルーフモール50の鉤部55がフロントガラス18に当接し難くなり、フロントガラス18が割れ難くなる。
ここで、ルーフモール50が本発明の帯状装飾部品に相当し、レールガーニッシュ40のインナガーニッシュ43が本発明の装飾被覆部品に相当する。また、ルーフモール50の鉤部55の前壁部55fが本発明の鉤部の後方規制部に相当し、鉤部55の左壁部55wが本発明の鉤部の幅方向規制部に相当する。さらに、鉤部55の開口部55cが本発明のフロントガラスに対して窪んでいる除去部分に相当する。また、インナガーニッシュ43の被係合板部43kが本発明の装飾被覆部品の被係合部に相当する。
<本実施形態に係る車両のルーフ前部構造の長所について>
本発明の車両のルーフ前部構造によると、車両横転時におけるルーフ前部の変形によりフロントガラス18に当接すると予想されるルーフモール50(帯状装飾部品)の鉤部55の前左角部Pとその周辺(当接予想部位)が切り欠きにより除去されている。そして、その除去部分がフロントガラス18に対して窪んでいる。このため、車両横転時におけるルーフ前部の変形でルーフモール50(帯状装飾部品)の鉤部55がフロントガラス18の方向に移動しても、鉤部55がフロントガラス18に当接し難くなり、フロントガラス18が割れ難くなる。この結果、車両のルーフ前部の変形を抑制できる。また、前記切り欠きを形成しても、ルーフモール50の鉤部55の後方規制機能と幅方向規制機能とを確保できる。
<変更例>
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、鉤部55の前左角部Pとその周辺(当接予想部位)を切り欠きにより除去する例を示した。しかし、鉤部55の前左角部Pとその周辺を切り欠かず(開口部55cを形成せず)、前記当接予想部位を緩やかな窪み形状で成形することも可能である。また、鉤部55に前壁部55fと左壁部55wとを形成して後方規制機能と幅方向規制機能とを確保する例を示したが、鉤部55に前壁部55fのみを形成し、後方規制機能のみを確保することも可能である。また、本実施形態では、ルーフモール50(帯状装飾部品)の鉤部50をレールガーニッシュ40(装飾被覆部品)の被係合板部43k(被係合部)に係合させ、レールガーニッシュ40を介してルーフ前部に連結する例を示した。しかし、ルーフ前部に被係合板部43k(被係合部)を形成して、ルーフモール50(帯状装飾部品)を直接的にルーフ前部に連結する構成でも可能である。
16・・・・ルーフパネル
160・・・ルーフサイドレール
18・・・・フロントガラス
40・・・・レールガーニッシュ(装飾被覆部品)
43・・・・インナガーニッシュ(装飾被覆部品)
43k・・・被係合板部(被係合部)
50・・・・ルーフモール(帯状装飾部品)
52・・・・モールインナ(帯状装飾部品)
53・・・・メッキモール(帯状装飾部品)
55・・・・鉤部
55f・・・前壁部(鉤部の後方規制部)
55w・・・左壁部(鉤部の幅方向規制部)
P・・・・・交差部(前左角部(当接予想部位))
55c・・・開口部(フロントガラスの端縁に対して窪んでいる除去部分)

Claims (4)

  1. ルーフパネルの左右両側の設けられたルーフサイドレールに沿ってフロントガラスの端縁の近傍位置から車両後方に延びる帯状装飾部品を備える車両のルーフ前部構造であって、
    前記帯状装飾部品の前端部裏側には鉤部が形成されており、
    前記ルーフ前部には、前記フロントガラスの端縁の近傍位置に前記帯状装飾部品の鉤部が係合する被係合部が形成されており、
    車両横転時における前記ルーフ前部の変形により前記帯状装飾部品の鉤部が前記フロントガラスの端縁の方向に移動する構成であり、
    前記帯状装飾部品の鉤部の移動により、前記フロントガラスの端縁に当接すると予想される前記鉤部の当接予想部位が除去されて、その鉤部の当接予想部位の除去部分が前記フロントガラスの端縁に対して窪んでいる車両のルーフ前部構造。
  2. 請求項1に記載された車両のルーフ前部構造であって、
    前記帯状装飾部品の鉤部には、前記帯状装飾部品の前端部が前記ルーフ前部の被係合部に対して車両後方に移動するのを規制する後方規制部のみが設けられており、
    前記後方規制部に沿う仮想線上が当接予想部位として除去されている車両のルーフ前部構造。
  3. 請求項1に記載された車両のルーフ前部構造であって、
    前記帯状装飾部品の鉤部には、前記帯状装飾部品の前端部が前記ルーフ前部の被係合部に対して車両後方に移動するのを規制する後方規制部と、前記ルーフ前部の被係合部に対して車幅方向に移動するのを規制する幅方向規制部とが設けられており、
    前記鉤部の後方規制部に沿う仮想線と幅方向規制部に沿う仮想線との交差部、及びその周辺が当接予想部位として除去されている車両のルーフ前部構造。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載された車両のルーフ前部構造であって、
    前記フロントガラスの左右両側に設けられたフロントピラーから前記ルーフサイドレールまでを覆う装飾被覆部品を備えており、
    前記帯状装飾部品の鉤部が前記装飾被覆部品の被係合部に係合することで、前記帯状装飾部品の前端部が前記装飾被覆部品を介して前記ルーフ前部に連結される車両のルーフ前部構造。
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