JP2016043422A - 放電加工機の加工液供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルタポンプ等の容量を、従来より大きくすることなく、フィルタへ送る加工液の流量を増大させることができるようにする。【解決手段】加工槽1に汚水槽2の汚水を供給する水溜ポンプP1と、汚水をフィルタ6で濾過し清水槽3に供給するフィルタポンプP2と、加工液供給ノズル4、5へ清水を供給する加工液ポンプP3を備える加工液供給装置において、水溜ポンプP1の吐出経路中に第1のバルブV1を設ける。第1のバルブV1の手前から分岐して第2のバルブV2を介してフィルタ6に接続する経路を設ける。清水槽3に供給する加工液を増加するときは、第1のバルブV1を閉じ、第2のバルブV2を開いて水溜ポンプP1も駆動し、2台のポンプP1、P2で汲み上げた汚水をフィルタ6に供給する。バルブV1、V2と加工液経路を増加するだけで、ポンプP2の容量を増加させ必要がなく経済的である。【選択図】図2

Description

本発明は、放電加工機において加工領域に加工液を供給する加工液供給装置に関する。特に、加工槽内に取り付けた工作物を加工液に浸漬して加工する放電加工機における加工液供給装置に関する。
図1は、従来から用いられている、加工物を加工槽内の加工液に浸漬した状態で放電加工する放電加工機における加工液供給装置の概要図である。符号1は加工槽、符号2は加工屑を含んだ加工液(以下、汚水という)を溜める汚水槽、符号3は、汚水を濾過した後の加工液(以下、清水という)を溜める清水槽である。加工槽1内の加工液は放電加工によって発生した加工屑を含んだ加工液(汚水)である。該加工槽1の汚水は汚水槽2に導かれる。汚水槽2の汚水は、放電加工開始前等に水溜ポンプ(第1のポンプ)P1によって汲み上げられ、第1の経路L1を介して加工槽1に供給され加工槽1に溜められる。また。フィルタポンプ(第2のポンプ)P2で汚水槽2内の汚水は汲み上げられ、第2の経路L2でフィルタ6に導かれ濾過されて加工屑等が除去され、加工液(清水)として清水槽3に貯留される。
加工液ポンプ(第3のポンプ)P3は、清水槽3の加工液(清水)を汲み上げ、上下の加工液供給ノズル4、5に供給する。加工液ポンプ(第3のポンプ)P3は、インバータ7によって吐出量が制御され、上下の加工液供給ノズル4、5から噴出される加工液の流量が調整される。また、清水槽3の清水を汲み上げイオン交換樹脂8やクーラ9を通し、清水槽3に戻す循環ポンプ(第4のポンプ)P4も設けられている。なお、該循環ポンプ(第4のポンプ)P4で汲み上げた清水の内、イオン交換樹脂8やクーラ9を通過する分よりあふれた分は、加工槽1に供給されるように構成されている。上述した各ポンプP1〜P4のオン/オフ、インバータ7の制御は、このワイヤ放電加工機を制御する数値制御装置等の制御装置10で制御される。
被加工物の工作物(図示せず)は、加工槽1内に溜められた加工液中に浸漬され、張設されたワイヤ電極(図示せず)と工作物間に電圧を印加して放電を発生させ、この放電エネルギーによって加工が行われる。ワイヤ電極と工作物間のギャップに加工屑が滞留するとワイヤ電極と工作物との短絡が発生しやすくなり、加工が不安定になること等から、加工液供給ノズル4、5を工作物の上下に配置し、ワイヤ電極と工作物との間のギャップに向けて加工液を噴出しながら放電加工が行う。これによって、ギャップ、加工溝内の加工屑の除去とワイヤ電極の冷却等を行い、ワイヤ電極の断線を防止し、安定した放電加工が行えるなっている。
近年、工作物の板厚がおよそ150mm以上のいわゆる厚板ワークに対するワイヤ放電加工の需要が増加している。工作物の板厚が増加すると、加工液供給ノズルから噴出した加工液がワーク板厚の中央部付近に届き難くなるため、冷却と加工屑の排出を促進させるために、加工液供給ノズルから噴出する加工液の流量を増やす必要性が増している。
又、特許文献1には、加工する工作物に対して上下に加工液供給ノズルを配置し、加工液タンク(清浄液タンク)から、上下の各加工液供給ノズルへ加工液をそれぞれ供給するポンプを設けると共に、各ポンプにより供給される加工液の圧力を検出する圧力検出手段をそれぞれ設け、各圧力検出手段で検出された圧力値があらかじめ設定された圧力値に追従するように各ポンプの吐出量を独立して制御するようにしている。これによって、加工中の工作物に段差が有り板厚が変化するような場合でも、加工液による冷却作用、加工屑の除去作業が安定して遂行され、安定した放電加工が得られるようにした発明が記載されている。この発明によると、加工する工作物の表面に段差があるような形状の場合や上下の加工液供給ノズルの工作物への密着状態が相違した場合でも、上下の加工液供給ノズルに供給される加工液の圧力を調整することができる。すなわち、加工液供給ノズルが工作物表面から離れている状態では、工作物表面と加工液供給ノズルが近接している時と同じ圧力に制御しようとすると、ポンプから供給する加工液流量を増やすことができるようにしている。
特許第2784612号公報
ワイヤ放電加工を安定して実行できるようにするには、被加工物の工作物の板厚が厚くなるにつれて、加工液供給ノズルから噴出する加工液の流量を増加させねばならない。また、工作物の表面に段差があるような場合にも、安定した放電加工を得るには、加工液供給ノズルから噴出する加工液の流量を増減させる必要がある。加工液供給ノズルへの加工液の供給を増加させると清水槽3の清水(加工液)が枯渇する恐れがあるため、清水槽3への加工液の供給を増大させる必要がある。清水槽3ヘの加工液供給を増大させるには、フィルタ6で濾過する加工液量を増やす必要があり、フィルタ6の本数を増やしたり、フィルタ6の濾過面積を増やす等、フィルタ装置自体の濾過能力を増やすことはもちろんのこと、フィルタ6に加工屑を含む加工液を送るためのフィルタポンプP2の容量を大きくし、さらには、フィルタポンプP2を制御するインバータの容量をも大きくする必要がある。
しかし、加工液供給ノズルを供給する加工液が通常より増大するのは、限られたときだけであり、この限られたときのためにフィルタポンプP2の容量や該フィルタポンプP2を制御するインバータの容量を大きなものにすることは、装置を高価なものにし不経済である。
そこで、本発明の目的は、フィルタポンプや該フィルタポンプを制御するインバータの容量を大きくすることなく、フィルタへ送る加工液の流量を増大させることができる加工液供給装置を提供することにある。
本願発明は、加工槽に取り付けた工作物を加工液に浸漬して加工する放電加工機であって、加工屑を含む汚水槽から加工液を汲み上げ第1の経路を介して前記加工槽に送る第1のポンプと、前記汚水槽から加工液を汲み上げ第2の経路を介してフィルタに送り、該フィルタを通し濾過した後の加工液を清水槽に送る第2のポンプと、前記清水槽から加工液を汲み上げ加工液供給ノズルに供給する第3のポンプを備える加工液供給装置において、前記第1の経路中に設けられた第1のバルブと、前記第1の経路における前記第1のポンプと前記第1のバルブと間に設けられた分岐点から分岐し、前記第1のポンプで汲み上げられた加工液を前記フィルタに送る第3の経路と、前記第3の経路中に設けられた第2のバルブと、前記第1、第2のバルブを開閉し、前記第1のポンプで汲み上げられた加工液を加工槽へもしくはフィルタへの供給切り替えの制御を行う制御装置とを設け、加工液を加工槽へ供給する第1のポンプによってフィルタへも加工液を供給できるようにすることで、清水槽へ供給する加工液を増加できるようにした放電加工機の加工液供給装置である。
又、前記第3の経路を、加工液が前記第2のバルブを通過した後前記第2の経路と合流してフィルタに接続するように構成してもよいものである。
前記制御装置は、前記第1のポンプで汲み上げた加工液を加工槽に送るときには、前記第1のバルブを開け前記第2のバルブを閉じた状態とし、前記第1のポンプで汲み上げた加工液をフィルタに送るときには、前記第1のバルブを閉じて前記第2のバルブを開けた状態として、第1のポンプで汲み上げた加工液を第2のポンプで汲み上げた加工液と共に前記フィルタに供給するように制御するようにした。
さらに、前記清水槽の水位を測定する水位センサを設け、前記制御装置が該水位センサで検出された水位に基づいて、前記第1のポンプおよび第2のバルブを制御し清水槽の水位を所定範囲内に保持するよう制御するようにした。
もしくは、前記清水槽の水位を測定する水位センサと、前記第2のポンプの汲み上げ量を調節するインバータを設け、前記制御装置が、前記水位センサで検出された水位に基づいて、前記インバータを制御して前記第2のポンプの汲み上げ量を制御し、該第2のポンプによる最大の汲み上げ量に前記インバータを制御しても前記清水槽の水位が減少するとき、第2のバルブを開き、前記第1のポンプを駆動し、フィルタを通過する加工液の流量を増大するようにした。
本発明は、加工液供給ノズルへの加工液の供給が増大したとき、第2のポンプ(フィルタポンプ)によって供給される通常のフィルタへの加工液に加えて、第1のポンプ(水溜ポンプ)で汚水槽から汲み上げられた加工液もフィルタに供給されるので、加工屑がフィルタで除去された加工液を貯留する清水槽の水位が低下し、枯渇するような事態発生を防止することができる。放電加工装置の加工液供給装置が従来から備えている、加工槽に加工液を溜めるための第1のポンプ(水溜ポンプ)を利用して、フィルタへ供給する加工液を増大させるものであるから、フィルタへ加工液を供給する通常の第2のポンプ(フィルタポンプ)の容量、さらには該第2のポンプ(フィルタポンプ)の吐出流量を制御するインバータの容量は変えず増加させる必要がないことから、加工液供給装置を安価に経済的に構成できる。
従来から一般的に用いられているワイヤ放電加工機の加工液供給装置の概要図である。 本発明の第1の実施形態の概要図である。 本発明の第2の実施形態の概要図である。 本発明の第3の実施形態の概要図である。
図2は本発明の第1の実施形態の概要図である。図1に示した従来から用いられているワイヤ放電加工機の加工液供給装置と相違する点は、水溜ポンプ(第1のポンプ)P1から加工槽1へ加工液(汚水)を供給する第1の経路L1の途中に第1のバルブV1を設けた点と、水溜ポンプ(第1のポンプ)P1から第1のバルブV1までの第1の経路途中に分岐点Pを設け、該分岐点Pよりフィルタ6に加工液(汚水)を供給する第3の経路L3を設けると共に、該第3の経路L3の途中に第2のバルブV2を設けた点において、図1に示す従来例と相違するものである。
加工槽1に加工液を溜めるときには、第1のバルブV1を開、第2のバルブV2を閉とし、水溜ポンプ(第1のポンプ)P1を駆動し、汚水槽2内の加工液を、第1の経路L1を介して加工槽1に送りこみ、加工槽1に加工液を溜める。加工槽1への加工液の貯留が完了し、放電加工を行うときは、加工液ポンプ(第3のポンプ)P3を駆動し、清水槽3から汲み上げ、上下に加工液供給ノズル4、5よりワイヤ電極と工作物間のギャップに向けて清水(加工液)を噴出させながら加工を行う。また、フィルタポンプ(第2のポンプ)P2も駆動し、第2の経路L2を経由して汚水槽2の汚水(加工屑等を含む加工液)をフィルタ6に送り込み、濾過して清水槽3に供給する。また、循環ポンプ(第4のポンプ)を駆動し、清水槽3の清水(加工液)をイオン交換樹脂8、クーラ9を通し、再び清水槽3に戻し、清水(加工液)の循環をも行う。なお、イオン交換樹脂8やクーラ9を通過する分よりあふれた分は、加工槽1に供給される。
フィルタ6へ送る加工液の流量を増加させるときには、第1のバルブV1を閉、第2のバルブV2を開とし、水溜ポンプ(第1のポンプ)P1を駆動して、水溜ポンプ(第1のポンプ)P1からもフィルタ6に加工液(汚水)を送り込む。フィルタ6は水溜ポンプ(第1のポンプ)P1とフィルタポンプ(第2のポンプ)P2の2つのポンプから送り込まれる汚水を濾過して清水槽3に吐出する。これによって、フィルタポンプ(第2のポンプ)P2の容量を増加することなく、フィルタ6で濾過する加工液(汚水)の流量を増加し、清水槽3に供給する清水を増加させることができるから、加工液供給ノズル4、5から吐出する加工液の流量が増加しても、清水槽3に貯留する加工液(清水)の減少、枯渇を防止できる。なお、上述した各ポンプP1〜P4、およびインバータ7、第1、第2のバルブV1、V2の制御は該ワイヤ放電加工機を制御する数値制御装置等の制御装置10によって、NCプログラムもしくは手動スイッチによって制御される。
図3は本発明の第2の実施形態の概要図である。この第2の実施形態は、第1の実施形態において、汚水が、フィルタ6に送り込まれるフィルタポンプ(第2のポンプ)P2からの第2の経路L2と、水溜ポンプ(第1のポンプ)P1および第2のバルブV2を介して加工液(汚水)が送り込まれる第3の経路L3を合流点Qで合流させたものであり、この点において第1の実施形態と相違するのみである。他は第1の実施形態と同一である。
加工槽1に加工液を溜めるときには、第1のバルブV1を開、第2のバルブV2を閉とし、水溜ポンプ(第1のポンプ)P1を駆動し、加工槽1に加工液を溜める。また、放電加工を行うときは、加工液ポンプ(第3のポンプ)P3を駆動し、清水槽3からの清水を上下に加工液供給ノズル4、5よりワイヤ電極と工作物間のギャップに向けて噴出させて加工を行うとともに、少なくとも第2のバルブV2を閉とし、また、フィルタポンプ(第2のポンプ)P2を駆動し、第2の経路L2を経由して汚水槽2の汚水(加工屑等を含む加工液)をフィルタ6に送り込み、濾過して清水槽3に供給する。加工液供給ノズル4、5に供給する加工液が増加し、清水槽3に供給する清水を増加させる必要があるときには、第1のバルブV1を閉、第2のバルブV2を開とし、水溜ポンプ(第1のポンプ)P1も駆動して、水溜ポンプ(第1のポンプ)P1からもフィルタ6に加工液(汚水)を送り込む。フィルタ6は水溜ポンプ(第1のポンプ)P1とフィルタポンプ(第2のポンプ)P2の2つのポンプから送り込まれる汚水を濾過して清水槽3に吐出する清水の流量を増加させ、清水槽3の加工液の減少を防止する。なお、各ポンプP1〜P4、およびインバータ7、第1、第2のバルブV1、V2の制御は該ワイヤ放電加工機を制御する数値制御装置等の制御装置10によって、NCプログラムもしくは手動スイッチによって制御される。
図4は、本発明の第3の実施形態の概要図である。この第3の実施形態は、第2の実施形態において、清水槽の水位を測定する水位センサとしての圧力センサPSを設けると共に、フィルタポンプ(第2のポンプ)P2をインバータ11によって制御して該ポンプによる汲み上げ流量を制御できるようにしたものである。
加工中、加工液ポンプ(第3のポンプ)P3の駆動により清水槽3の清水は加工液供給ノズル4、5に供給され、清水槽3には、フィルタポンプ(第2のポンプ)P2の駆動により、汚水がフィルタ6で濾過された清水が供給される。
加工液ポンプ(第3のポンプ)P3、さらには循環ポンプ(第4のポンプ)P4による清水を加工液供給ノズル4、5、加工槽1に送る量がフィルタポンプ(第2のポンプ)P2がフィルタ6に送る汚水(加工液)量を上回ると清水槽3の水位は低下する。制御装置10は、この水位を圧力センサPSを介して検出し、フィルタポンプ(第2のポンプ)P2のインバータ11の周波数を上げて、より多くの汚水をフィルタ6に送り込み、清水槽3に供給される清水の量を増加させる。しかし、インバータ11の周波数が有る閾値より大きく、フィルタポンプ(第2のポンプ)P2の最大吐出量に達した場合でも、清水槽3の水位が減少する場合には、制御装置10は、第1のバルブV1を閉じ第2のバルブV2を開いて、水溜ポンプP1をも駆動し、フィルタポンプP2から送り込む汚水に加え、水溜ポンプP1から送り込む汚水をフィルタ6に送る。フィルタ6は2つのポンプから送り込まれた汚水を濾過し加工屑等を除去して清水として清水槽3に送りこむ。これによって、清水槽3に供給される清水が増加するから、清水槽3の水位の減少を防止することができる。
清水槽3から汲み上げられる清水が増加しても、清水槽3に供給される清水が増加され、水位の低下を防止する。しかも、この清水槽3に供給される清水の増加は、水溜ポンプ(第1のポンプ)P1を作動させることによって得られるものであるから、加工液ポンプ(第3のポンプ)P3の容量、さらには、それを制御するインバータ11の容量をも増大させる必要がない。
この第3の実施形態では、フィルタポンプ(第2のポンプ)P2がインバータ11で制御される例を示しているが、インバータ制御ではなく、フィルタポンプ(第2のポンプ)P2は、単にオン/オフ制御されるものでもよい。加工中、フィルタポンプ(第2のポンプ)P2を駆動しておき、圧力センサPSで検出される水位が所定値より低下すれば、第2のバルブV2を開き(第1のバルブV1は、加工中は閉鎖)、水溜ポンプP1を駆動し、水溜ポンプP1からもフィルタ6に汚水を供給し、フィルタ6から吐出される清水の流量を増大させ、清水槽3の水位が上昇し所定値を超えると、水溜ポンプP1の駆動を停止すると共に第2のバルブV2を閉じ、清水槽3へ供給される清水の量を減少させる。以下、清水槽3の水位によって、この第2のバルブV2と水溜ポンプP1をオン/オフ制御するようにすればよい。
なお、図4に示す第3の実施形態は、3図に示した第3の実施形態に清水槽3の水位を測定する圧力センサPS等を取り付けた例を示したが、図2に示す第1の実施形態においても、清水槽3に水位を測定するための圧力センサPS等を取り付けてもよいものである。また水位を測定するセンサとして、圧力センサ以外の水位センサを用いてもよいことはもちろんである。
上述した各実施形態では、バルブV1、V2を開放状態、閉鎖状態の2つの状態を取りうるバルブを用いた例を示したが、これに限定されず、例えば流路を絞った状態、半開きの状態を選択するようなバルブや、開度を制御し流量を制御できるバルブを用いてもよいものである。
さらに、上述した各実施形態はワイヤ放電加工機の加工液供給装置の例を示したが、本発明はワイヤ放電加工機に限定されず、型彫りを行う放電加工機の加工液供給装置としても用いることができるものである。
1 加工槽
2 汚水槽
3 清水槽
4 上加工液供給ノズル
5 下加工液供給ノズル
6 フィルタ
7、11 インバータ
8 イオン交換樹脂
9 クーラ
10 制御装置
P1 水溜ポンプ(第1のポンプ)
P2 フィルタポンプ(第2のポンプ)
P3 加工液ポンプ(第3のポンプ)
P4 循環ポンプ(第4のポンプ)
V1 第1のバルブ
V2 第2のバルブ
PS 圧力センサ
L1 第1の経路
L2 第2の経路
L3 第3の経路

Claims (5)

  1. 加工槽に取り付けた工作物を加工液に浸漬して加工する放電加工機であって、加工屑を含む汚水槽から加工液を汲み上げ第1の経路を介して前記加工槽に送る第1のポンプと、前記汚水槽から加工液を汲み上げ第2の経路を介してフィルタに送り、該フィルタを通し濾過した後の加工液を清水槽に送る第2のポンプと、前記清水槽から加工液を汲み上げ加工液供給ノズルに供給する第3のポンプを備える加工液供給装置において、
    前記第1の経路中に設けられた第1のバルブと、
    前記第1の経路における前記第1のポンプと前記第1のバルブと間に設けられた分岐点から分岐し、前記第1のポンプで汲み上げられた加工液を前記フィルタに送る第3の経路と、
    前記第3の経路中に設けられた第2のバルブと、
    前記第1、第2のバルブを開閉し、前記第1のポンプで汲み上げられた加工液を加工槽へもしくはフィルタへの供給切り替えの制御を行う制御装置と、
    を備えることを特徴とする放電加工機の加工液供給装置。
  2. 前記第3の経路は、加工液が前記第2のバルブを通過した後前記第2の経路と合流してフィルタに接続されている請求項1に記載の放電加工機の加工液供給装置。
  3. 前記制御装置は、前記第1のポンプで汲み上げた加工液を加工槽に送るときには、前記第1のバルブを開け前記第2のバルブを閉じた状態とし、前記第1のポンプで汲み上げた加工液をフィルタに送るときには、前記第1のバルブを閉じて前記第2のバルブを開けた状態として、第1のポンプで汲み上げた加工液を第2のポンプで汲み上げた加工液と共に前記フィルタに供給するように制御する請求項1または請求項2に記載の放電加工機の加工液供給装置。
  4. 前記清水槽の水位を測定する水位センサを備え、前記制御装置は該水位センサで検出された水位に基づいて、前記第1のポンプおよび第2のバルブを制御し清水槽の水位を所定範囲内に保持するよう制御する請求項3に記載の放電加工機の加工液供給装置。
  5. 前記清水槽の水位を測定する水位センサと、前記第2のポンプの汲み上げ量を調節するインバータを備え、前記制御装置は該水位センサで検出された水位に基づいて、前記インバータを制御して前記第2のポンプの汲み上げ量を制御し、該第2のポンプによる最大の汲み上げ量に前記インバータを制御しても前記清水槽の水位が減少するとき、第2のバルブを開き、前記第1のポンプを駆動し、フィルタを通過する加工液の流量を増大するようにした請求項1または請求項2に記載の放電加工機の加工液供給装置。
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