JP2023184251A - クーラント循環装置 - Google Patents

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良太 新藤
Ryota Shindo
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Abstract

【課題】装置の大型化を抑えつつ、クーラントの回収経路におけるスラッジの堆積を抑えることのできるクーラント循環装置を提供する。【解決手段】第1供給部23は、研削加工機10による研削加工の実行時において、ポンプ22によって圧送されるクーラントを研削加工機10の加工部分に供給する。回収経路241は、クーラントが流入する樋状をなす態様で研削加工機10の支持台11の外縁に沿って延びるとともに、下流側の端部がタンク21に連通されている。第2供給部25は、ポンプ22によって圧送されるクーラントを、回収経路241の噴射バルブ51~54に供給する。電子制御装置26は、研削加工の実行時における第2供給部25によるクーラントの供給量と比較して、研削加工の実行停止時において第2供給部25によってクーラントを供給するときにおける同クーラントの供給量が多くなる態様で、第2供給部25の作動を制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、クーラント循環装置に関するものである。
従来、支持台に支持された加工対象物(いわゆるワーク)の表面を、回転砥石などの研削工具によって研削加工する研削加工機が多用されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載の研削加工機は、研削工具によってワークを加工する部分(以下、加工部分)にクーラントを供給する供給部と、加工部分における加工に供された後のクーラントを回収する回収部とを有する。
供給部は、クーラントを貯留するタンクや、同タンク内のクーラントを圧送するためのポンプ、タンクと加工部分とを接続する供給経路を有する。供給部は、研削加工機による研削加工の実行に際して、タンク内のクーラントをポンプによって圧送することで、供給経路を介して加工部分にクーラントを供給する。
回収部は、支持台の外縁部分とタンクとを接続する回収経路を有する。研削工具による加工に供されたクーラントは、支持台を伝い落ちる等して、回収経路に流入する。この回収経路によって、クーラントは集められてタンクに戻される。
特許第6557759号公報
上記研削加工機では、研削工具による加工に供された後に回収経路に流入するクーラントは、スラッジを含んでいる。そのため、クーラントは、スラッジを含んだ状態で回収経路の内部を流れている。
回収経路を流れるクーラントの量は、加工部分におけるワークの加工のために必要なクーラントの量によって定まる。そのため、回収経路の各部におけるクーラントの流量や流速は、クーラントに含まれるスラッジを下流側に押し流すために十分な流量や流速になるとは限らない。そして、回収経路を流れるクーラントの量や速度が不足すると、クーラントに含まれるスラッジの一部が回収経路に残留して溜まるようになる。この場合には、回収経路に溜まったスラッジを定期的に掃除(除去)するといった煩雑な作業が必要になってしまう。
回収経路にスラッジが溜まることを回避するために、供給部によって加工部分に供給されるクーラントの量を増やすことも考えられる。この場合には、クーラントを圧送するポンプなど、クーラント循環装置の構成部品の大型化を招いてしまう。
上記課題を解決するためのクーラント循環装置の各態様を記載する。
[態様1]支持台に支持されたワークを研削工具によって研削加工する研削加工機に適用されて、クーラントを貯留するタンクと、前記タンク内の前記クーラントを圧送するポンプと、前記研削加工機による研削加工の実行時において前記ポンプによって圧送される前記クーラントを前記研削加工機の加工部分に供給する第1供給部と、前記加工部分における加工に供された後の前記クーラントを前記タンクに回収する回収部と、を有するクーラント循環装置であって、前記回収部は、前記クーラントが流入する樋状をなす態様で前記支持台の外縁に沿って延びるとともに、前記クーラントの流れ方向における下流側の端部が前記タンクに連通された回収経路を有し、前記クーラント循環装置は、前記回収経路の内部で前記下流側に向けて前記クーラントを噴射する噴射バルブと、前記ポンプによって圧送される前記クーラントを前記噴射バルブに供給する第2供給部と、前記研削加工の実行時における前記第2供給部による前記クーラントの供給量と比較して、前記研削加工の実行停止時において前記第2供給部によって前記クーラントを供給するときにおける同クーラントの供給量が多くなる態様で、前記第2供給部の作動を制御する制御部と、を有するクーラント循環装置。
上記構成によれば、研削加工機による研削加工の実行時においては、第1供給部によって研削加工機の加工部分に供給されたクーラントが回収経路に流入しているため、回収経路の内部をクーラントは連続的に流れている。そのため、回収経路の内部において、クーラントに含まれるスラッジをクーラントともども下流側に流すことができる。
また、研削加工機による研削加工の実行停止時においては、回収経路に設けられた噴射バルブから、クーラントの流れ方向における下流側に向けて同クーラントが噴射される。そのため、回収経路の底にスラッジが溜まっている場合には、同スラッジを、噴射バルブから噴射されるクーラントによって押し流して除去することができる。これにより、回収経路におけるスラッジの堆積を抑えることができる。
上記構成では、研削加工の実行停止時においては、第1供給部による加工部分へのクーラントの供給が停止される。したがって、このときにはポンプの圧送能力(クーラントの供給能力)に余裕がある状態になる。上記構成によれば、そうした研削加工の実行停止時において、ポンプの圧送能力の余裕分を利用する態様で、第2供給部によって噴射バルブにクーラントを供給することができる。そのため、研削加工の実行停止時において噴射バルブからクーラントを噴射する構成を採用するとはいえ、これに起因してポンプの圧送能力が大きくなることを抑えることができる。したがって、クーラント循環装置の大型化を抑えることができる。
[態様2]前記回収部は、前記回収経路と前記タンクとの間に設けられるとともに、磁力によって前記クーラントに含まれる磁性粉体を吸着するマグネットセパレータを有しており、前記マグネットセパレータは、同マグネットセパレータの内部と前記回収経路の前記下流側の端部とが一体の1つの容器状をなす態様で、前記回収経路の前記下流側の端部に接続されてなる、[態様1]に記載のクーラント循環装置。
通常、マグネットセパレータは、磁力を有する吸着部と、クーラントが溜まる貯留部とを有する。そして、マグネットセパレータの使用に際しては、貯留部に溜まったクーラントに上記吸着部が浸かった状態になる。これにより、クーラント中の磁性粉体(スラッジを含む)が吸着部に吸着されて除去される。
上記構成によれば、回収経路の下流側の端部を、クーラントが溜まる貯留部として利用することができる。そのため、貯留部付きのマグネットセパレータを採用する場合と比較して、回収経路の一部を貯留部として流用可能になる分だけ、マグネットセパレータを小型化することができる。これにより、クーラント循環装置の小型化を図ることができる。
[態様3]前記噴射バルブは、前記回収経路の下流側の端部において前記クーラントが溜まる部分に設けられる、[態様2]に記載のクーラント循環装置。
研削加工機による研削加工の実行が停止されると、加工部分へのクーラントの供給も停止される。単にクーラントの供給を停止すると、樋状をなす回収経路の下流側の端部、詳しくはクーラントが溜まる部分において、クーラントに含まれるスラッジが沈殿して溜まるようになる。こうしたことから、回収経路の下流側の端部においてクーラントが溜まる部分は、スラッジが溜まり易い部分であると云える。
上記構成によれば、研削加工の実行停止時においてスラッジが溜まり易い部分に、クーラントを噴射する噴射バルブが設けられる。そのため、噴射バルブから噴射されるクーラントによってスラッジを押し流すことで、樋状をなす回収経路の底にスラッジが溜まることを好適に抑えることができる。
[態様4]前記噴射バルブは、前記クーラントが溜まる部分のうちの前記流れ方向における上流側の端部に設けられる、[態様3]に記載のクーラント循環装置。
上記構成によれば、回収経路の下流側の端部において前記クーラントが溜まる部分の全体に対して、噴射バルブから噴射されるクーラントによってスラッジを押し流すことができる。
[態様5]前記クーラントが溜まる部分は、前記流れ方向において屈曲して延びる角部を有し、前記噴射バルブは、前記角部に設けられる、[態様3]または[態様4]に記載のクーラント循環装置。
上記角部は、クーラントの流れに乱流が発生し易い部分であるため、スラッジが溜まり易い部分であると云える。上記構成によれば、そうした角部に噴射バルブが設けられるため、同角部にスラッジが溜まることを好適に抑えることができる。
[態様6]前記噴射バルブは、前記回収経路と前記マグネットセパレータとの連通部分に向けて前記クーラントを噴射する態様で設けられる、[態様3]~[態様5]のいずれか1つに記載のクーラント循環装置。
上記構成によれば、噴射バルブから噴射されるクーラントの勢いを利用して、スラッジを含むクーラントを、マグネットセパレータの内部に送ることができる。
[態様7]前記制御部は、前記研削加工の実行時においては、前記第2供給部による前記噴射バルブへの前記クーラントの供給を停止するものである、[態様1]~[態様6]のいずれか1つに記載のクーラント循環装置。
上記構成によれば、研削加工機による研削加工の実行時においては、第2供給部による噴射バルブへのクーラントの供給が停止されるため、ポンプの圧送能力の全てを、第1圧送部による加工部分へのクーラントの供給のために利用することができる。これにより、研削加工の実行時においても噴射バルブからのクーラントの噴射を実行する場合と比較して、圧送能力の低いポンプを採用することができる。したがって、ポンプの大型化、ひいてはクーラント循環装置の大型化を抑えることができる。
本発明によれば、クーラント循環装置の大型化を抑えつつ、クーラントの回収経路におけるスラッジの堆積を抑えることができる。
一実施形態のクーラント循環装置が適用される研削加工機の概略構成図である。 同実施形態のクーラント循環装置の概略構成図である。 同実施形態の回収経路およびマグネットセパレータの斜視図である。 同実施形態の回収経路およびマグネットセパレータの平面図である。 同実施形態のマグネットセパレータの側断面図である。 同実施形態の第3通路およびマグネットセパレータの側断面図である。 同実施形態の作動制御処理の実行態様を示すフローチャートである。
以下、クーラント循環装置の一実施形態について説明する。
先ず、本実施形態のクーラント循環装置が適用される研削加工機について説明する。
図1に示すように、研削加工機10は支持台11を有している。支持台11は、平面視において外縁が長方形状をなしている。支持台11の上部には、ワークテーブル12が設けられている。ワークテーブル12は、支持台11に対して同支持台11の長手方向Xに往復移動可能になっている。この研削加工機10によって加工対象物(以下、ワークW)を加工する際には、ワークテーブル12上にワークWが支持される。
研削加工機10は、加工ヘッド13を有している。加工ヘッド13には、研削工具としての回転砥石14が装着されている。加工ヘッド13は、支持台11に対して上下方向Yに往復移動可能になっている。また加工ヘッド13は、支持台11に対して、同支持台11の幅方向Zに往復移動可能になっている。
研削加工機10による研削加工に際しては、先ず、加工ヘッド13が幅方向Zおよび上下方向Yに移動される。これにより、研削加工機10は、回転砥石14をワークWの加工面上の所望の位置に接触させることの可能な状態になる。そして、この状態で、回転砥石14が回転駆動されるとともに、ワークテーブル12およびワークWが長手方向Xに往復移動される。これにより、ワークWの加工面が研削加工される。
次に、本実施形態のクーラント循環装置20について説明する。
図2に示すように、本実施形態のクーラント循環装置20は、タンク21、ポンプ22、第1供給部23、回収部24、第2供給部25、および電子制御装置26を有している。
タンク21には、クーラントCが貯留されている。ポンプ22は、タンク21内のクーラントCを圧送する。ポンプ22の作動制御は、電子制御装置26により実行される。
(第1供給部)
第1供給部23は、研削加工機10による研削加工の実行時において、ポンプ22によって圧送されるクーラントCを研削加工機10の加工部分(具体的には、加工ヘッド13)に供給するためのものである。第1供給部23は、第1供給経路231と第1切替弁232とを有する。
第1供給経路231は、ホースや配管などによって構成されている。第1供給経路231は、クーラントCが内部を通過する経路である。第1供給経路231は、ポンプ22の出力ポートと加工ヘッド13とを繋ぐ態様で延びている。この第1供給経路231を介して、ポンプ22から吐出されるクーラントCは加工ヘッド13に供給される。
第1切替弁232としては、電磁駆動式の開閉弁が採用されている。第1切替弁232の作動制御は、電子制御装置26により実行される。第1切替弁232は、第1供給経路231の途中に設けられている。第1切替弁232が開弁されると、ポンプ22の吐出ポートと加工ヘッド13とが連通される。これにより、ポンプ22から加工ヘッド13へのクーラントCの供給が可能になる。一方、第1切替弁232が閉弁されると、ポンプ22の吐出ポートと加工ヘッド13との連通が遮断される。これにより、ポンプ22から加工ヘッド13へのクーラントCの供給が不能になる。
(回収部)
回収部24は、加工ヘッド13における加工に供された後のクーラントCをタンク21に回収するためのものである。回収部24は、回収経路241、マグネットセパレータ242、およびフィルタ部243を有している。
回収経路241は、クーラントCが流入する樋状をなしている。図1および図2に示すように、回収経路241は、支持台11の側方および下方を覆う態様で、支持台11の下方において同支持台11の外縁に沿って延びている。回収経路241は、クーラントCの流れ方向における下流側(以下、単に下流側)の端部がタンク21(具体的には、マグネットセパレータ242)に連通されている。
図3および図4に示すように、回収経路241は、平面視でコの字状をなす態様で延びている。具体的には、回収経路241は、第1通路31、第2通路32、および第3通路33を有している。第1通路31は、支持台11(図2参照)の幅方向Zにおける一方側(図4の上側)の外縁に沿う態様で、長手方向Xにおいて延びている。第2通路32は、支持台11の幅方向Zにおける他方側(図4の下側)の外縁に沿う態様で、長手方向Xにおいて延びている。第3通路33は、第1通路31および第2通路32の長手方向Xにおける一方側(図4の左側)の端部同士を繋ぐ態様であって、且つ、支持台11の長手方向Xにおける一方側(図4の左側)の外縁に沿う態様で、幅方向Zにおいて延びている。
回収経路241は、クーラントCが流れる経路として、第1経路2411および第2経路2412を有する。
第1経路2411は、第1通路31および第3通路33によって構成される。第1通路31の長手方向Xにおける上記第3通路33から遠い側(図4の右側)の端部が、第1経路2411において上記流れ方向の最も上流側の部分にあたる。また、第1通路31と第3通路33との接続部分が、第1経路2411における上記流れ方向の中間部分にあたる。さらに、第3通路33の幅方向Zにおける上記第1通路31から遠い側の端部が、第1経路2411において最も下流側の部分にあたる。第1経路2411の各部は、クーラントCの流れ方向の下流側に向かって下り坂になる態様で傾斜している。また第1経路2411の各部は、底に向かうほど幅狭の断面形状をなしている。
第2経路2412は、第2通路32によって構成される。第2通路32の長手方向Xにおける上記第3通路33から遠い側(図4の右側)の端部が、第2経路2412において最も上流側の部分にあたる。また、第2通路32の長手方向Xにおける上記第3通路33に近い側の端部が、第2経路2412において最も下流側の部分にあたる。第2経路2412の各部は、クーラントCの流れ方向の下流側に向かって下り坂になる態様で傾斜している。また第2経路2412の各部は、底に向かうほど幅狭の断面形状をなしている。
図4に示すように、回収経路241の内部には、第2通路32と第3通路33との接続部分において、第2通路32と第3通路33との間を仕切る仕切壁34が設けられている。この仕切壁34によって、第1経路2411におけるクーラントCの流れと、第2経路2412におけるクーラントCの流れとの干渉が抑えられる。
(マグネットセパレータ)
マグネットセパレータ242は、磁力によってクーラントCに含まれる磁性粉体(スラッジなど)を吸着するものである。図2に示すように、マグネットセパレータ242は、回収経路241とタンク21との間に設けられる。このマグネットセパレータ242により、クーラントCがタンク21に戻る前に、クーラントCに含まれるスラッジが除去される。
図5および図6に示すように、マグネットセパレータ242は、ケース40、吸着部41、絞りローラ43、および掻取部44を有している。
ケース40は、流入口401を有している。流入口401には、回収経路241(具体的には、第1経路2411および第2経路2412)の下流側の端部が接続されている。この流入口401を介して、回収経路241からケース40の内部にクーラントCが流入するようになっている。具体的には、マグネットセパレータ242の内部と第1経路2411の下流側の端部とが一体の1つの容器状をなす態様で、マグネットセパレータ242(詳しくは、ケース40の流入口401)が第1経路2411の下流側の端部に接続されている。また、マグネットセパレータ242の内部と第2経路2412の下流側の端部とが一体の1つの容器状をなす態様で、マグネットセパレータ242(詳しくは、ケース40の流入口401)が第2経路2412の下流側の端部に接続されている。本実施形態のクーラント循環装置20は、そうした容器状をなす部分、具体的には回収経路241の下流側の端部およびマグネットセパレータ242のケース40の内部に、クーラントCが溜まる構造になっている。また、ケース40は流出口402を有している。この流出口402からクーラントCは流出する。
吸着部41は、ケース40の内部に配置されている。吸着部41は永久磁石を内蔵している。吸着部41は円柱状をなしている。吸着部41は、円柱形状における軸線を回転中心に回転可能に設けられている。吸着部41は、その使用に際して、モータ(図示略)によって回転駆動される。吸着部41は一部がクーラントCに浸かった状態になっている。そのため、吸着部41には、クーラントCに含まれるスラッジが吸着される。
絞りローラ43は、ケース40の内部に配置されている。絞りローラ43は円柱状をなしている。絞りローラ43の軸線と吸着部41の軸線とは平行に延びている。絞りローラ43の外周面と吸着部41の外周面とが接触する態様で、絞りローラ43は設けられている。マグネットセパレータ242においては、絞りローラ43が吸着部41とともに回転することで、吸着部41と絞りローラ43との接触部分において同吸着部41に付着しているクーラントCが絞られる。
掻取部44は、吸着部41の外周面に付着したスラッジを掻き取るためのものである。掻取部44はケース40に固定されている。掻取部44は、ケース40の内部から外部まで延びている。掻取部44は、掻取板441、案内部442を有している。掻取板441は、ケース40の内部において掻取部44の先端部分を構成している。掻取板441の先端は平板状をなしている。掻取板441の先端は、吸着部41の外周面に対向した状態になっている。案内部442は、掻取部44における上記ケース40の外部側の部分を構成している。案内部442は、断面コの字状をなす態様で、ケース40の内部から外部まで延びている。マグネットセパレータ242においては、吸着部41の回転に伴い、同吸着部41の外周面に付着しているスラッジが掻取部44の掻取板441によって掻き取られるようになっている。掻取板441によって掻き取られたスラッジは、掻取部44の案内部442によって案内されることでケース40の外部に排出される。
フィルタ部243は、濾紙を有している。図2に示すように、フィルタ部243は、マグネットセパレータ242よりも下流側に設けられている。クーラントCは、マグネットセパレータ242を通過した後に、フィルタ部243を通過するようになっている。このフィルタ部243により、クーラントCに含まれるスラッジ、すなわちマグネットセパレータ242では除去しきれないスラッジが除去される。本実施形態では、フィルタ部243を通過したクーラントCがタンク21に戻される。
(第2供給部)
第2供給部25は、回収経路241に設けられた噴射バルブ51~54に対して、ポンプ22によって圧送されるクーラントCを供給するためのものである。第2供給部25は、第2供給経路251と第2切替弁252とを有する。
第2供給経路251は、ホースや配管などによって構成されている。第2供給経路251は、クーラントCが内部を通過する経路である。第2供給経路251は、ポンプ22の吐出ポートと各噴射バルブ51~54とを繋ぐ態様で延びている。この第2供給経路251を介して、ポンプ22によって圧送されるクーラントCは各噴射バルブ51~54に供給される。
第2切替弁252としては、電磁駆動式の開閉弁が採用されている。第2切替弁252の作動制御は、電子制御装置26により実行される。第2切替弁252は、第2供給経路251の途中に設けられている。第2切替弁252が開弁されると、ポンプ22の吐出ポートと各噴射バルブ51~54とが連通される。これにより、ポンプ22から各噴射バルブ51~54へのクーラントCの供給が可能になる。一方、第2切替弁252が閉弁されると、ポンプ22の吐出ポートと各噴射バルブ51~54との連通が遮断される。これにより、ポンプ22から各噴射バルブ51~54へのクーラントCの供給が不能になる。
(噴射バルブ)
図2~図4に示すように、各噴射バルブ51~54は、回収経路241の内部においてクーラントCを下流側に噴射する態様で設けられる。各噴射バルブ51~54からクーラントCを噴射することで、スラッジを含むクーラントCを下流側に押し流したり、回収経路241の底に溜まっているスラッジを下流側に押し流したりすることができる。これにより、回収経路241にスラッジが溜まることを抑えることができる。
回収経路241には、2つの第1噴射バルブ51が設けられている。第1噴射バルブ51は、第1経路2411における上流側(図4の右側)の端部と、第2経路2412における上流側の端部とに1つずつ設けられている。第1噴射バルブ51は、回収経路241においてクーラントCが溜まらない部分に設けられる。
回収経路241においてクーラントCが溜まる部分である溜部244(図2中にドットハッチングで示す部分)には、2つの第2噴射バルブ52と、1つの第3噴射バルブ53と、1つの第4噴射バルブ54とが設けられている。
研削加工機10による研削加工の実行が停止されると、加工ヘッド13へのクーラントCの供給も停止される。単にクーラントCの供給を停止すると、樋状をなす回収経路241の下流側の端部、詳しくはクーラントCが溜まる溜部244(図4における破線Lよりも左側の部分)において、クーラントCに含まれるスラッジが沈殿して溜まるようになる。こうしたことから、回収経路241の溜部244は、スラッジが溜まり易い部分であると云える。本実施形態では、研削加工の実行停止時においてスラッジが溜まり易い部分である溜部244に、噴射バルブ52~54が設けられている。そのため、これら噴射バルブ52~54から噴射されるクーラントCによってスラッジを押し流すことで、樋状をなす回収経路241の底にスラッジが溜まることを抑えることができる。
第2噴射バルブ52は、第1経路2411の溜部244における上流側(図4の右側)の端部と、第2経路2412の溜部244における上流側の端部とに1つずつ設けられている。これにより、第1経路2411の溜部244の略全体に対して第2噴射バルブ52からクーラントCを噴射することができる。また、第2経路2412の溜部244の略全体に対して、第2噴射バルブ52からクーラントCを噴射することができる。したがって、本実施形態によれば、第2噴射バルブ52から噴射されるクーラントCによって、回収経路241における溜部244の全体においてスラッジを下流側に押し流すことができる。
第3噴射バルブ53は、第1通路31と第3通路33との接続部分、詳しくは、クーラントCの流れ方向において屈曲して延びる部分(以下、角部245)に設けられている。ここで、回収経路241の溜部244の中でも、上記角部245は、クーラントCの流れにおいて乱流が発生し易い部分であるため、クーラントCに含まれるスラッジが溜まり易い部分であると云える。本実施形態によれば、第3噴射バルブ53から噴射されるクーラントCによって、角部245に溜まるスラッジを押し流すことができる。そのため、角部245にスラッジが溜まることを好適に抑えることができる。
第4噴射バルブ54は、第3通路33の幅方向Zにおける中間位置に設けられている。第4噴射バルブ54は、マグネットセパレータ242の流入口401に向けて、言い換えれば回収経路241とマグネットセパレータ242との連通部分に向けてクーラントCを噴射する態様で設けられている。本実施形態によれば、第4噴射バルブ54から噴射されるクーラントCの勢いを利用して、スラッジを含むクーラントCをマグネットセパレータ242の内部に送ることができる。
(電子制御装置)
電子制御装置26は、1つ以上のプロセッサからなる演算処理部261や、各種機器の作動制御に関する各種のデータを記憶する記憶部262を有する。記憶部262には、ポンプ22の作動制御や、第1切替弁232の作動制御、第2切替弁252の作動制御にかかる各種処理を演算処理部261に実行させるためのプログラムが記憶されている。演算処理部261は、上記プログラムを実行することにより、ポンプ22の作動制御や、第1切替弁232の作動制御、第2切替弁252の作動制御にかかる各種処理を実行する。本実施形態では、電子制御装置26により、クーラント循環装置20の作動制御にかかる処理(作動制御処理)が実行される。本実施形態では、電子制御装置26が制御部に相当する。
以下、作動制御処理の実行態様について説明する。
図7に示すように、研削加工機10による研削加工の実行時においては(ステップS1:YES)、第1供給部23による加工ヘッド13へのクーラントCの供給が実行される(ステップS2)。このときには、第2供給部25による各噴射バルブ51~54へのクーラントCの供給は停止される。具体的には、ポンプ22が作動している状態で、第1切替弁232が開弁されるとともに第2切替弁252が閉弁される。
本実施形態では、研削加工機10による研削加工の実行時においては、第1供給部23によって加工ヘッド13に供給されたクーラントCが回収経路241に流入している。そのため、回収経路241の内部をクーラントCが連続的に流れている。したがって、回収経路241の内部においては、クーラントCに含まれるスラッジをクーラントCともども下流側に流すことができる。
しかも本実施形態では、研削加工機10による研削加工の実行時においては、第2供給部25による噴射バルブ51~54へのクーラントCの供給が停止される。このときには、ポンプ22の圧送能力(クーラントCの供給能力)は、第2供給部25による各噴射バルブ51~54へのクーラントCの供給のためには利用されない。そのため、ポンプ22の圧送能力の全てを、第1供給部23による加工ヘッド13へのクーラントCの供給のために利用することができる。これにより、研削加工機10による研削加工の実行時においても噴射バルブ51~54からクーラントCを噴射する場合と比較して、圧送能力の低いポンプ22を採用することができるようになる。したがって、ポンプ22の大型化、ひいてはクーラント循環装置20の大型化を抑えることができる。
一方、研削加工機10による研削加工の実行停止時においては(ステップS1:NO)、第1供給部23による加工ヘッド13へのクーラントCの供給が停止される(ステップS3)。そして、このときには、第2供給部25による各噴射バルブ51~54へのクーラントCの供給が実行される。具体的には、ポンプ22が作動している状態で、第1切替弁232が閉弁されるとともに第2切替弁252が開弁される。
本実施形態では、研削加工機10による研削加工の実行停止時においては、回収経路241に設けられた噴射バルブ51~54から下流側に向けてクーラントCが噴射される。そのため、回収経路241の底にスラッジが溜まっている場合には、同スラッジを、噴射バルブ51~54から噴射されるクーラントCによって押し流して除去することができる。これにより、回収経路241におけるスラッジの堆積を抑えることができる。
また本実施形態では、研削加工機10による研削加工の実行停止時においても、回収経路241、マグネットセパレータ242、フィルタ部243、およびタンク21によって構成される循環経路におけるクーラントCの循環が継続される。そのため、研削加工機10による研削加工の実行停止に合わせてクーラントCの循環も停止される場合と比較して、マグネットセパレータ242やフィルタ部243をクーラントCが通過するようになる期間を長くすることができる。しかも、マグネットセパレータ242やフィルタ部243を通過するクーラントCの総量を増加させることもできる。これにより、クーラントCに含まれるスラッジをしっかり除去することができるため、クーラントCをクリーンな状態に保つことができるようになる。
しかも本実施形態では、研削加工機10による研削加工の実行停止時においては、第1供給部23による加工ヘッド13へのクーラントCの供給が停止される。そのため、このときにはポンプ22の圧送能力に余裕がある状態になる。本実施形態によれば、そうした研削加工の実行停止時において、ポンプ22の圧送能力の余裕分を利用する態様で、第2供給部25による噴射バルブ51~54へのクーラントCの供給を実行することができる。そのため、研削加工の実行停止時において噴射バルブ51~54からクーラントCを噴射する構成が採用されるとはいえ、これに起因してポンプ22の圧送能力が大きくなることを抑えることができる。したがって、ポンプ22の大型化、ひいてはクーラント循環装置20の大型化を抑えることができる。
本実施形態によれば、回収経路241におけるスラッジの堆積が抑えられるため、回収経路241に溜まったスラッジを定期的に掃除するといった煩雑なメンテナンス作業を少なくすることができる。しかも、ポンプ22の大型化が抑えられるために、その分だけ、クーラント循環装置20の省エネルギーでの運転を実現することができる。
本実施形態によれば、以下に記載する効果が得られる。
(1)研削加工機10による研削加工の実行時には、第2供給部25による噴射バルブ51~54へのクーラントCの供給を停止する。研削加工機10による研削加工の実行停止時には、第2供給部25による噴射バルブ51~54へのクーラントCの供給を実行する。これにより、クーラント循環装置20の大型化を抑えつつ、回収経路241におけるスラッジの堆積を抑えることができる。
(2)回収経路241とタンク21との間にはマグネットセパレータ242が設けられている。マグネットセパレータ242の内部と回収経路241の下流側の端部とが一体の1つの容器状をなす態様で、マグネットセパレータ242は回収経路241の下流側の端部に接続されている。
通常、マグネットセパレータ242は、磁力を有する吸着部41と、クーラントCが溜まる貯留部(図5中に破線で示す部分)とを有している。そして、マグネットセパレータ242の使用に際しては、貯留部に溜まったクーラントCに上記吸着部41が浸かった状態になる。これにより、クーラントC中の磁性粉体が吸着部41に吸着されて除去される。本実施形態によれば、回収経路241の下流側の端部を、クーラントCが溜まる貯留部として利用することができる。そのため、貯留部付きのマグネットセパレータを採用する場合と比較して、回収経路241の一部を貯留部として流用可能になる分だけ、マグネットセパレータ242を小型化することができ、ひいてはクーラント循環装置20の小型化を図ることができる。
(3)第2噴射バルブ52、第3噴射バルブ53、および第4噴射バルブ54は、回収経路241の溜部244に設けられる。この構成によれば、研削加工の実行停止時においてスラッジが溜まり易い部分である溜部244に、噴射バルブ52~54を設けることができる。そのため、噴射バルブ52~54から噴射されるクーラントCによってスラッジを押し流すことで、樋状をなす回収経路241の底にスラッジが溜まることを好適に抑えることができる。
(4)第2噴射バルブ52は、第1経路2411の溜部244における上流側の端部と、第2経路2412の溜部244における上流側の端部とに1つずつ設けられている。この構成によれば、第2噴射バルブ52から噴射されるクーラントCによって、回収経路241における溜部244の全体においてスラッジを押し流すことができる。
(5)第3噴射バルブ53は、回収経路241の角部245に設けられている。この構成によれば、第3噴射バルブ53から噴射されるクーラントCによって、角部245に溜まるスラッジを押し流すことができる。これにより、角部245にスラッジが溜まることを好適に抑えることができる。
(6)第4噴射バルブ54は、回収経路241とマグネットセパレータ242との連通部分に向けてクーラントCを噴射する態様で設けられている。この構成によれば、第4噴射バルブ54から噴射されるクーラントCの勢いを利用して、スラッジを含むクーラントCを、マグネットセパレータ242の内部に送ることができる。
(変更例)
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態および以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・第1切替弁232および第2切替弁252に代えて、1つの三方弁を設けるようにしてもよい。この場合には、ポンプ22の吐出ポートと加工ヘッド13とを連通する第1作動状態、および、ポンプ22の吐出ポートと各噴射バルブ51~54とを連通する第2作動状態のいずれかになるように、三方弁の作動を制御すればよい。
・フィルタ部243を省略してもよい。
・仕切壁34を省略してもよい。
・研削加工機10による研削加工の実行時において、各噴射バルブ51~54へのクーラントCの供給を停止することに限らず、噴射バルブ51~54の全てに対して少量のクーラントCを供給するようにしてもよい。その他、研削加工機10による研削加工の実行時において、噴射バルブ51~54のうちの1つ(あるいは複数)に対して少量のクーラントCを供給することなども可能である。要は、研削加工の実行時における第2供給部25によるクーラントCの供給量と比較して、研削加工の実行停止時における第2供給部25によるクーラントCの供給量が多くなる態様で、第2供給部25(詳しくは、その構成機器)の作動制御を実行すればよい。この構成によれば、研削加工機10による研削加工の実行停止時において、前述したポンプ22の圧送能力の余裕分を利用する態様で、第2供給部25によって噴射バルブ51~54にクーラントCを供給することができる。
・噴射バルブ51~54のうちの1つ(あるいは複数)を省略してもよい。また、回収経路241の内部に、1つ(あるいは複数)の噴射バルブを新たに設けることなども可能である。
・研削加工機10による研削加工の実行が停止されてから所定時間が経過するまでの期間(実行期間)に限り、第2供給部25による各噴射バルブ51~54へのクーラントCの供給を実行するようにしてもよい。この構成によっても、回収経路241におけるスラッジの堆積を抑えることができる。
上記構成においては、実験やシミュレーションの結果をもとに回収経路241にスラッジが溜まることが適正に抑えられるようになる噴射バルブ51~54の噴射期間を求めるとともに、同噴射期間を上記実行期間として予め定めておけばよい。
また、上記構成においては、次のように第2供給部25の作動を制御すればよい。すなわち、研削加工機10による研削加工の実行時における第2供給部25による各噴射バルブ51~54へのクーラントCの供給量を「VC1」とする。研削加工機10による研削加工の実行停止時において、第2供給部25によって各噴射バルブ51~54にクーラントCを供給するとき(上記実行期間)における同クーラントCの供給量を「VC2」とする。そして、上記供給量VC1よりも供給量VC2が多くなる態様で、第2供給部25の作動を制御すればよい。
・上記実施形態にかかるクーラント循環装置は、回収経路が支持台の外縁に沿って四角環状で延びるタイプのクーラント循環装置にも適用することができる。また、上記実施形態にかかるクーラント循環装置は、楕円形状(あるいは円形状)の支持台の外縁に沿って回収経路がC字状で延びるタイプのクーラント循環装置にも適用することができる。その他、楕円形状(あるいは円形状)の支持台の外縁に沿って回収経路が環状で延びるタイプのクーラント循環装置などにも、上記実施形態にかかるクーラント循環装置は適用可能である。
・上記実施形態にかかるクーラント循環装置は、上述した貯留部付きのマグネットセパレータが採用されるクーラント循環装置など、回収経路の下流側の端部にクーラントCが溜まらない構造のクーラント循環装置にも適用することができる。
・上記実施形態にかかるクーラント循環装置は、マグネットセパレータ242に代えてサイクロン式のセパレータが設けられるクーラント循環装置など、マグネットセパレータ242を備えていないクーラント循環装置にも適用可能である。
10 研削加工機
11 支持台
12 ワークテーブル
13 加工ヘッド
14 回転砥石
20 クーラント循環装置
21 タンク
22 ポンプ
23 第1供給部
24 回収部
241 回収経路
242 マグネットセパレータ
244 溜部
245 角部
25 第2供給部
26 電子制御装置
51 第1噴射バルブ
52 第2噴射バルブ
53 第3噴射バルブ
54 第4噴射バルブ

Claims (7)

  1. 支持台に支持されたワークを研削工具によって研削加工する研削加工機に適用されて、クーラントを貯留するタンクと、前記タンク内の前記クーラントを圧送するポンプと、前記研削加工機による研削加工の実行時において前記ポンプによって圧送される前記クーラントを前記研削加工機の加工部分に供給する第1供給部と、前記加工部分における加工に供された後の前記クーラントを前記タンクに回収する回収部と、を有するクーラント循環装置であって、
    前記回収部は、前記クーラントが流入する樋状をなす態様で前記支持台の外縁に沿って延びるとともに、前記クーラントの流れ方向における下流側の端部が前記タンクに連通された回収経路を有し、
    前記クーラント循環装置は、
    前記回収経路の内部で前記下流側に向けて前記クーラントを噴射する噴射バルブと、
    前記ポンプによって圧送される前記クーラントを前記噴射バルブに供給する第2供給部と、
    前記研削加工の実行時における前記第2供給部による前記クーラントの供給量と比較して、前記研削加工の実行停止時において前記第2供給部によって前記クーラントを供給するときにおける同クーラントの供給量が多くなる態様で、前記第2供給部の作動を制御する制御部と、を有するクーラント循環装置。
  2. 前記回収部は、前記回収経路と前記タンクとの間に設けられるとともに、磁力によって前記クーラントに含まれる磁性粉体を吸着するマグネットセパレータを有しており、
    前記マグネットセパレータは、同マグネットセパレータの内部と前記回収経路の前記下流側の端部とが一体の1つの容器状をなす態様で、前記回収経路の前記下流側の端部に接続されてなる
    請求項1に記載のクーラント循環装置。
  3. 前記噴射バルブは、前記回収経路の下流側の端部において前記クーラントが溜まる部分に設けられる
    請求項2に記載のクーラント循環装置。
  4. 前記噴射バルブは、前記クーラントが溜まる部分のうちの前記流れ方向における上流側の端部に設けられる
    請求項3に記載のクーラント循環装置。
  5. 前記クーラントが溜まる部分は、前記流れ方向において屈曲して延びる角部を有し、
    前記噴射バルブは、前記角部に設けられる
    請求項3に記載のクーラント循環装置。
  6. 前記噴射バルブは、前記回収経路と前記マグネットセパレータとの連通部分に向けて前記クーラントを噴射する態様で設けられる
    請求項3に記載のクーラント循環装置。
  7. 前記制御部は、前記研削加工の実行時においては、前記第2供給部による前記噴射バルブへの前記クーラントの供給を停止するものである
    請求項1~6のいずれか1項に記載のクーラント循環装置。
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