JP2001246519A - 通常加工液及び粉末混入加工液を使用した放電加工方法及びその装置 - Google Patents

通常加工液及び粉末混入加工液を使用した放電加工方法及びその装置

Info

Publication number
JP2001246519A
JP2001246519A JP2000055383A JP2000055383A JP2001246519A JP 2001246519 A JP2001246519 A JP 2001246519A JP 2000055383 A JP2000055383 A JP 2000055383A JP 2000055383 A JP2000055383 A JP 2000055383A JP 2001246519 A JP2001246519 A JP 2001246519A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
machining
powder
fluid
processing
mixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000055383A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4429456B2 (ja
Inventor
Tatsuo Kuroda
達雄 黒田
Minoru Nakayama
中山  実
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sodick Co Ltd
Original Assignee
Sodick Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sodick Co Ltd filed Critical Sodick Co Ltd
Priority to JP2000055383A priority Critical patent/JP4429456B2/ja
Publication of JP2001246519A publication Critical patent/JP2001246519A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4429456B2 publication Critical patent/JP4429456B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】通常加工液を使用する荒加工と粉末混入加工液
を使用する仕上げ加工とを切り換え繰り返す放電加工を
より効率よく行ない得ると共に他方に於いて、仕上げ加
工に粉末混入加工液を使用しても、仕上げ加工後の荒加
工に際して加工槽の清掃を容易にし、使用する粉末の量
を最小限にできる。 【解決手段】通常加工液により荒加工を行なったあと、
加工槽に通常加工液を満たしたまま、粉末混入加工液が
加工間隙をほぼ充満して介在する程度の必要最小限度量
を注入供給しながら仕上げ加工を行ない、次の荒加工に
際しては、この通常加工液と粉末混入加工液との混合加
工液を濾過処理して得た通常加工液を加工槽に循環供給
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通常加工液による
加工及び粉末混入加工液による加工を切り換え繰り返す
放電加工に関するものである。
【0002】
【従来の技術】被加工物を水や油等からなる加工液中に
浸漬するとともに前記被加工物と放電電極との間隙に所
定の電圧を印加し両極間に発生する放電を利用して被加
工物を加工するようにした放電加工技術は周知である。
【0003】上記放電加工を実施する従来の放電加工機
の加工槽の例として、図6ないし図7に示す。図7は従
来の放電加工機の加工槽1を、図6は図7の液面調整器
10の部分を特に説明するためのものである。図7にお
いて、1は加工槽であり、被加工物を出し入れしやすい
ように、加工槽壁の一面に扉が設けられているものや、
加工槽壁が昇降するもの等がある。10は液面調整器で
ある。図6は前記液面調整器10の一例であり、その内
部を示した図である。11は加工槽1の側部に切り欠き
形成された加工槽壁開口部である。12は溢流堰で、加
工槽壁開口部11の下方を塞ぎつつモータや手動などに
よって昇降可能になっている。溢流堰の上端部の位置が
加工槽内に溜まった加工液の液面となる。13は加工液
排出口であり、通常は閉じられているが、加工槽1内か
ら加工液を排出するときには開放される。
【0004】しかし、上記例をはじめとした従来の放電
加工装置では、放電加工による加工槽内の温度上昇を抑
える必要や、加工槽内加工液中の加工屑濃度が所定限度
を超えないように加工槽内の加工屑を排除する必要など
のために、加工液を加工槽1から意図的に溢流させるほ
ど供給することで加工液の清浄化手段を有する加工液の
循環供給装置との間で循環させていたので、溢流堰12
と加工槽壁の隙間や加工槽の液密シールなどから加工液
が漏出してもあまり問題とされなかった。さらに、この
ような放電加工機では加工液の供給を止めてしまうとか
えって、上述の加工槽の液密シールや図6に示したよう
な溢流堰12周りなどから加工液が漏出するために、液
面が低下して加工に支障をきたし、最悪の場合は火災発
生にまで至ってしまうこともある。したがって加工液の
汚濁や温度上昇を抑える為のほかに、液面を一定に保つ
為にも、常に加工液を供給する必要があった。従って、
このような放電加工機の加工槽内では、加工液の流れが
できてしまうのである。
【0005】放電加工には、一つの箇所の加工の際に加
工の能率を上げる為に、荒加工から中加工、そして仕上
げ加工のように加工の段階を経る加工方法が採られる。
さらに、油系加工液の場合は荒加工には粉末を混入して
いない通常の油加工液の方が加工特性に優れ、これに対
し仕上げ加工には油加工液に粉末を所定の濃度で混入し
た粉末混入加工液の方が加工特性に優れるので、加工段
階に応じて2種類の加工液を交換して加工を行なってい
る。
【0006】荒加工時には通常の粉末非混入加工液を、
仕上げ加工時には導電性物質または半導体物質からなる
粉体を混入した加工液を、加工槽内に供給する装置とし
て、例えば、特公平7−115259号公報に開示する
放電加工機の加工液処理装置がある。即ち、 (1)同公報図1〜図6には荒加工用の通常加工液と、
仕上げ加工用の粉末混入加工液とを別々に収容する加工
液供給装置を設けた、いわゆる2槽式のもの (2)同公報図7〜図22には荒加工用の通常の加工液
を収容する加工液供給装置を設け、仕上げ加工時に導電
性物質または半導体物質からなる粉体を通常の加工液に
逆洗、混入する、いわゆる1槽式逆洗方式のもの が開示されている。しかしこの放電加工機では、加工段
階に応じて通常の加工液と粉末混入加工液の2種類の加
工液を入れ換えながら加工を行う為には、上記(1)の
ものでは、通常の加工液用と粉末混入加工液用とのそれ
ぞれに、別々の加工液収納手段や、加工液濾過手段、加
工液を加工槽に搬送する為のポンプなどが必要となるの
で、放電加工機全体が大掛かりなものとなり、また、従
来の放電加工機に容易には対応し得ない。また、上記
(2)のものでは、通常の加工液に粉末を混入し、ま
た、粉末混入加工液から粉末を排除して通常の加工液に
する加工液濾過手段やポンプなど、大掛かりな各種の装
置が必要となるので、放電加工機全体が大掛かりなもの
となり、また、従来の放電加工機に容易には対応し得な
い。更に、この放電加工機で通常の加工液と粉末混入加
工液とを入れ換える際には、上記(1)のものでは、一
旦片方の加工液を加工槽から排液しておく必要があり、
また、粉末混入加工液から通常の加工液に入れ換える際
に通常の加工液に粉末が混入して荒加工特性が低下して
しまわないよう加工槽内などに堆積した粉末を取り除く
為の清掃を必要としていたり等、種々の手間がかかる。
また、上記(2)のものでは、一旦片方の加工液を加工
槽から排液する必要があり、その際に、加工液収納手段
内の通常の加工液に粉末を混入し粉末混入加工液にした
り粉末混入加工液を加工液収納手段内に戻してから粉末
を取り除いて通常の加工液に戻したりする必要があり、
粉末混入加工液から通常の加工液に入れ換える際に通常
の加工液に粉末が混入して荒加工特性が低下してしまわ
ないよう加工槽内などに堆積した粉末を取り除く為の清
掃を必要としていたり等、種々の手間と時間がかかる。
また更にこの放電加工機では、加工槽や加工液収納手
段、加工液が巡る管路などを満たす量の粉末混入加工液
に見合う量の粉末が必要となる。
【0007】また、通常の加工液と粉末混入加工液との
2種類の加工液を入れ換えながら加工を行う更に別の装
置として、実用新案第2501317号公報に開示する
装置がある。
【0008】即ち、荒加工用の加工液を収納する第1の
加工槽と、仕上げ加工用の粉末混入加工液を収納する上
記第1の加工槽より容積の小さい第2の加工槽とを備
え、上記第1の加工槽で荒加工用の加工液で荒加工を行
い、荒加工が終わって次に粉末混入加工液で仕上げ加工
を行う場合は、加工液を加工液供給装置に排出したの
ち、基準板に第2の加工槽の側壁を取り付けて、この側
壁で囲われ形成された第2の加工槽中に粉末混入加工液
を供給充填し、粉末混入加工液による加工を行うもので
ある。しかしこの装置では、荒加工用の加工液と粉末混
入加工液とを入れ替える必要があり更に加工液供給装置
も各々の加工液用に必要となるので、装置が大掛かりに
なるうえ、従来の放電加工機に容易には対応し得ないも
のである。また、加工液入れ替えの際には第2の加工槽
を第1の加工槽内に取り付ける必要があり、更に第2の
加工槽だけでなく、第2の加工槽への加工液の供給用・
排出用の配管や加工液撹拌装置、第2の加工槽内に張り
巡らせた温度制御装置の冷水用銅パイプ、前記銅パイプ
までの配管なども、第2の加工槽を取り付ける際に必要
となるので、放電加工の全自動化の妨げになるばかり
か、大きく手間がかかる。また更に、第2の加工槽は被
加工物よりも大きな定盤よりも更に大きい基準板に取り
付けられる為、第1の加工槽よりは容積が小さいもの
の、前記基準板に取り付けられるほどの大きさが必要と
なり、そうすると、この第2の加工槽を満たす量の粉末
混入加工液が必要であり、かつ、加工液供給装置に残し
ておく必要のある量の粉末混入加工液も必要であり、そ
れらの加工液量に見合う量の粉末が必要である。
【0009】ところで従来より、粉末混入加工液に混入
される粉末は一般に加工液よりも比重が大きく、粉末混
入加工液の粉末にシリコン粉末を用いた場合は特に、粉
末が沈殿、堆積して、粉末が偏在しやすいばかりか、凝
固してしまいやすいので、加工槽内全体の粉末混入加工
液を万遍なく撹拌するために可成りの勢いで撹拌ができ
るほどの撹拌装置を必要としていた。
【0010】上記の攪拌装置としては、加工槽壁から勢
いよく粉末混入加工液を噴射する噴射装置を設けたも
の、該噴射装置を上下複数段に設けたもの、該噴射装置
を上下複数段に設けたものを加工槽壁の各面に設けたも
の、加工槽にポンプ及び該ポンプの吸引口と吹出口を配
置し、加工槽内の粉末混入加工液を循環させるものな
ど、数々の装置が考案されてきた。しかしそれらは、放
電加工機が大掛かりとなるものや、従来の放電加工機に
容易には対応し得ないものであった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、通常加工液
を使用する荒加工と粉末混入加工液を使用する仕上げ加
工とを切り換え繰り返す放電加工をより効率よく行ない
得ると共に他方に於いて、仕上げ加工に粉末混入加工液
を使用するようになったことに起因する問題や負担等を
軽減させる放電加工方法及び装置を提案する。仕上げ加
工は、より容易な鏡面仕上げ等の仕上げ加工のために粉
末混入加工液使用の加工の態様とするものの、荒加工に
は、粉末混入加工液よりも荒加工特性が上回る通常の加
工液を使用するようにし、それでいて、上記仕上げ加工
の際の粉末混入加工液の使用量を仕上げ加工処理に必要
な出来るだけ必要な最小限度の量として、加工に供する
ことにより、粉末混入加工液、特にそのなかに混入する
粉末は、その仕上げ加工で出来るだけ消費し尽くす、必
要最小限度の供給、使用の態様の仕上げ加工とするもの
であり、さらに、粉末混入加工液使用の仕上げ加工後の
荒加工の際に、通常加工液の循環供給装置に於ける清浄
化処理だけで、加工槽は比較的簡単な清掃処理をすれば
良いものである。
【0012】
【課題を解決する為の手段】通常加工液で荒加工をし、
粉末混入加工液で仕上げ加工をする放電加工であって、
上記両加工を切り換え繰り返す放電加工方法において、
上記荒加工は、通常加工液を電極と被加工物間の加工間
隙が配置されて位置する加工槽と加工液清浄及び循環手
段を有する加工液循環供給装置間において、加工間隙に
対する加工液噴射ノズルと加工槽に対する加工液供給口
との両方又は一方により通常加工液を供給すると共に、
加工槽の液面調整器からの溢流により回収して循環させ
ながら加工を行い、また、上記仕上げ加工は、前記加工
液供給装置に対して大幅に小容量で、所定濃度に調整し
得る粉末混入加工液を収納し、バルブ切り換えにより前
記加工液噴射ノズルを介して加工間隙に所定必要微少量
ずつ連続して、又は所定間歇的に供給し得る粉末混入加
工液供給サブタンクを有し、前記加工槽に前記通常加工
液を所望に満たした状態で、前記粉末混入加工液の連続
又は間歇的な加工間隙に対する注入供給を繰り返し行い
つつ加工する放電加工方法。
【0013】前記仕上げ加工は、前記電極と被加工物間
に所定のジャンプ運動を繰り返し行なわせながら加工を
する放電加工方法。
【0014】前記加工槽内に、加工間隙を挟んで位置す
る加工液供給口と加工液溢流堰との間に形成される加工
液流を阻止する遮蔽板を前記加工間隙と加工液供給口と
の間に設置して前記仕上げ加工をする放電加工方法。
【0015】前記仕上げ加工後の荒加工は、加工槽から
通常加工液と粉末混入加工液との混合加工液を加工液供
給装置に回収して清浄化処理をした後、該清浄化処理を
した通常加工液を加工槽に循環供給しながら加工する放
電加工方法。
【0016】通常加工液による荒加工と、前記通常加工
液に粉末を混入した粉末混入加工液による仕上げ加工と
を繰り返す放電加工装置において、前記通常加工液を、
電極と被加工体間の加工間隙が収納配置される加工槽に
供給すると共に回収して清浄化処理をして再供給する加
工液循環供給装置と、所定濃度に調整し得ると共に加工
間隙部での加工に必要な微少量の粉末混入加工液を連続
的又は間欠的に供給し得る粉末混入加工液供給装置であ
って、前記加工液循環供給装置に対し大幅に小容量に構
成されたサブタンクと、前記加工間隙に指向させて配置
し得る1個以上の加工液噴射ノズルが設けられ、さらに
前記仕上げ加工の実施に際し、前記加工液循環供給装置
による加工液循環を停止した状態にすると共に、前記加
工液噴射ノズルから粉末混入加工液が注入供給されるよ
うに噴射ノズルを加工液循環供給装置から粉末混入加工
液供給装置に接続切換する手段と、その切換制御手段と
を設けて成る放電加工装置。
【0017】前記サブタンクにおいて、加工液循環供給
装置から通常加工液を、粉末供給装置から粉末を、それ
ぞれ所定量供給し、所定濃度に調整し得る粉末混入加工
液を得ることができるようにした放電加工装置。
【0018】
【実施例】図1は本発明による放電加工装置の一例を示
す構成図である。図中、1は加工槽であり、放電加工を
行なう際には加工液7で満たされる。該加工液7は、荒
加工や仕上げ加工の際に各々加工屑や粉末8などが含ま
れるが、ほぼ通常加工液14と変わらない。6は放電加
工電源を含むCNC型数値制御装置、2は加工液循環供
給装置であり、該加工液循環供給装置2は汚液槽2aと
清浄液槽2bとからなる。加工槽1内には被加工物4が
設置され、電極5が前記被加工物4に対向してコラムの
加工ヘッド等に支持され、前記被加工物4と前記電極5
とが前記数値制御装置6及び図示しない駆動装置により
相対的に位置制御される。10は液面調整器であり、前
記従来例で示したものや公知のものが使用される。9a
は加工槽1内の加工液7の液面位置を検知する為の液面
検知手段であり、図示例では溢流堰12に設けられてい
るが、場合によっては加工槽壁に適宜の液位置高さとす
るよう設けられてもよい。また、更にもう1つ液面検知
手段9bも設けてもよい。
【0019】21はドレイン配管で、液面調整器10を
介して加工槽1の加工液7を汚液槽2aに流下させる配
管である。22は汚液槽2aの加工液7から加工屑や粉
末8などを取り除き通常加工液14に浄化して清浄液槽
2bに送る配管であり、該配管22にはポンプ24とフ
ィルタ25とが設置されている。23は清浄液槽2bの
通常加工液14を加工槽1に供給するバルブ23a及び
ポンプ26付き配管である。27aは配管23に設置さ
れている流量制御弁で、加工液供給口27からの加工槽
1への通常加工液14の供給量を調節するものである。
30aは加工液循環供給装置2から噴射ノズル30への
通常加工液14の通止をするバルブである。
【0020】3はサブタンクである。サブタンク3は、
容量約200[l]またはそれ以上の加工液循環供給装
置2や容量約100[l]またはそれ以上の加工槽1と
比べてはるかに小容量で数[l]程度のものであり、加
工槽1やその近辺に付加して設けることができる。粉末
供給装置31は、粉末混入加工液による仕上げ加工に必
要な、シリコン、Al、TiC、WC、SiC、Si3N4、または黒
鉛粉等の粉末8を収容しておくものである。そしてサブ
タンク3において、粉末供給装置31から粉末8を、ま
た、前記配管23及び前記配管23から分岐したバルブ
33a付き配管33を介してポンプ26によって加工液
循環供給装置2から通常加工液14を、それぞれ補給し
て、公知の撹拌手段32で撹拌し、通常の仕上げ加工や
梨地加工、鏡面加工など各種の仕上げ加工に応じた所定
濃度で粉末8を加工液14に混入した粉末混入加工液1
5を作成するものである。噴射ノズル30は、通常の加
工液による荒加工の時は必要に応じてバルブ30aを開
いて加工液供給装置2からポンプ26によって通常加工
液14を噴射し、粉末混入加工液15による仕上げ加工
の時にはポンプ26を停止し前記配管23や33のバル
ブ23a及び30a、33aを閉じ、配管34のバルブ
34aを開いてサブタンク3内の粉末混入加工液15を
ポンプ35によって加工間隙に向けたノズル30から電
極5と被加工物4間の対向加工間隙を満たす程度の微少
量の粉末混入加工液15を連続又は間歇的に注入供給す
る。
【0021】このような装置を用い、通常の加工液によ
る荒加工を行う場合には、従来通り通常加工液14を循
環させながら、即ちバルブ30aを開きポンプ26を作
動させて清浄液槽2bから通常加工液14を加工槽1内
に送り、かつ加工屑を含んだ通常加工液14である加工
液7を溢流堰12から溢流させ、前記ドレイン配管21
を介して汚液槽2aに流下回収し、常時または断続的に
ポンプ24を作動させて、汚液槽2aの加工液7をフィ
ルタ25で通常加工液14に清浄化処理して清浄液槽2
bに送り込みながら、また必要に応じてバルブ30aも
開いて、清浄液槽2bの通常加工液14をノズル30か
ら加工間隙に対しての噴射もしながら、電極5とワーク
4との間に間歇的に電圧パルスを供給するかコンデンサ
に蓄えられた電荷を放電させることにより、加工を行
う。
【0022】そして、粉末混入加工液を使用する加工、
例えば通常の仕上げ加工や、梨地加工、鏡面加工などを
行う際には、前記数値制御装置6により電圧パルス等の
電気的加工条件を切換え、必要に応じ一軸方向の加工送
りに相対的に揺動運動を付与するようにし、また必要に
応じ電極交換を行ない、図示のごとく加工槽1内の加工
液7の液面位置が所定レベル、通常加工時のレベルにあ
る状態であることを液面検知手段9aにより検知して、
ポンプ26を停止しバルブ23aを閉じ、ノズル30か
らの通常加工液の噴射も行なっていたなら30aも閉
じ、通常加工液14の循環を止める。
【0023】そして、前記数値制御装置6によりバルブ
33aを開きポンプ26を動かしてサブタンク3に通常
加工液14を、また、粉末供給装置31から粉末8を、
それぞれ梨地加工、鏡面加工等に応じて所定の量だけ供
給し、通常加工液14と粉末8を公知の撹拌手段32で
撹拌することで所定の粉末濃度の粉末混入加工液15を
仕上げ加工に必要な量だけ作って貯留する。該粉末混入
加工液15は、粉末加工を開始する直前のみならず、粉
末加工を開始するより以前に予め作って、作り置きして
おいても良いが、時間経過による粉末8と通常加工液1
4との分離に注意する必要がある。時間経過如何にかか
わらず粉末8と通常加工液14が分離しかかって粉末混
入加工液15に粉末濃度ムラを起こさないためにも撹拌
機32で撹拌していると良い。
【0024】粉末混入加工液15の準備ができたなら、
被加工物4と電極5の間である加工間隙に向けて連続又
は間歇的に、バルブ34aを開いてポンプ35を作動さ
せて噴射ノズル30からサブタンク3の粉末混入加工液
15の注入供給を開始し、仕上げ加工を開始する。この
ときの粉末混入加工液15の注入供給量は、極微量であ
る。即ち、仕上げ加工中の電極ジャンプ等の際に、ノズ
ル30から粉末混入加工液15を直接加工間隙に注入供
給し、粉末混入加工液15が電極5と被加工物4との間
の加工間隙をほぼ充満して介在する状態、即ち目的とす
る仕上げ加工の為の加工間隙状態を形成させれば良い。
この場合、噴射ノズル30を2個以上の多数設ける等す
ることにより、間隙に向けて多数の方向から粉末混入加
工液15を注入供給するようにするとなおよい。
【0025】上記注入供給を続けると、図2に示すよう
に、加工槽1が荒加工の際に満たされた通常加工液14
による加工液7の中で、加工間隙周囲に粉末8が分布
し、分布した粉末8の濃度は濃くなっていき次第に広が
り、加工間隙周囲は粉末8でよどみ、図2の粉末よどみ
16のようになる。
【0026】放電加工中、所望に応じ、ジャンプ動作を
行う。このジャンプ動作の相対開離動作時には、電極5
と被加工物4の間隙に負圧が発生し、この負圧が発生す
ることによって、相対開離動作前で負圧発生前の図3の
(a)の状態から、相対開離動作後で負圧発生後の図3
の(b)の状態となり、電極5と被加工物4の間隙に噴
射ノズル30から注入供給されている粉末混入加工液1
5が流入してくる。
【0027】今度は、ジャンプ動作の相対近接動作をし
て、電極5と被加工物4の間隙距離が加工間隙距離とな
ったときに、上記相対開離動作時に電極5と被加工物4
の間隙に流入した粉末混入加工液15は、加工間隙に留
まったもの以外は全て加工間隙周囲に押し出される。そ
して、加工間隙周囲に粉末混入加工液15の粉末8が分
布することとなる。噴射ノズル30からの粉末混入加工
液15の注入供給量、ひいては粉末8の供給量が少量で
済む為、粉末よどみ16が加工槽1全体におよぶ前に仕
上げ加工は終了している。
【0028】実験では、サブタンク3に通常加工液4
[l]と粉末2[g]を供給して粉末混入加工液を作
り、噴射ノズル30からポンプ35により粉末混入加工
液15を、約80[l]の通常加工液14で満たされて
いる加工槽1の内の加工間隙に、加工面積に応じて毎分
30〜50[ml]で連続して注入供給することによっ
て良好な仕上げ面が得られた。
【0029】具体的には、20[mm]角の電極により
面付け深さ0.3[mm]で表面粗さ10[μm]まで
荒加工から中仕上げ加工をしたのちに上記仕上げ加工を
行ったところ、上記放電加工電源の回路が、仕上げ放電
パルスの立ち上がりをなだらかにする挿入回路素子がコ
イルだけの回路では30分で表面粗さ0.9[μm]の
光沢面を、また、上記挿入回路素子がコイルと抵抗の回
路では10分で表面粗さ1.5〜1.2[μm]の面が
得られた。
【0030】更に50[mm]角の電極により面付け深
さ0.3[mm]で表面粗さ15[μm]まで荒加工し
たのちに上記仕上げ加工で、上記挿入回路素子がコイル
だけの回路で25分間加工することにより表面粗さ3〜
5[μm]まで仕上げ加工した後、上記挿入回路素子が
コイルと抵抗の回路で37分間仕上げ加工することによ
って表面粗さ2[μm]程度の面を得られた。
【0031】粉末混入加工液による仕上げ加工終了後、
加工槽1の加工液排出口13を開き、加工槽1内の通常
加工液14に粉末混入加工液15が混入された加工液7
をドレイン配管21から汚液槽2aに排出する。そして
汚液槽2aの加工液7中の粉末8はポンプ24により管
路22を通ってフィルタ25において加工屑と共に通常
加工液14から分離される。
【0032】粉末混入加工液による仕上げ加工が終了し
た時点で、加工槽1から粉末よどみ16を図示しない吸
引装置で吸引し、図示しない公知の粉末回収手段で粉末
8を回収したり、ドレイン配管21や加工液循環供給装
置2等に、図示しない公知の粉末回収手段を設けて粉末
8を回収してもよいが、上述した本発明の仕上げ加工に
よれば、使用した粉末の量がごく僅かなので、回収でき
る量もごく僅かであり、また、加工槽1内においても、
仕上げ加工に粉末混入加工液15を使用したことによる
粉末8によっての加工槽1内の汚濁はごく僅かである。
【0033】次の通常加工液による荒加工、例えば新た
な被加工物や同じ被加工物の次の加工箇所の荒加工に移
る際には、従来必要であった加工槽1の洗浄を行うこと
なく次の加工を開始することができるので、洗浄する手
間が省けるばかりでなく、仕上げ加工終了の際に作業者
が居なくとも自動で次の通常加工液による荒加工に移る
ことができる。
【0034】以上は第一実施例であり、該第一実施例が
適応できるのは、加工槽1内に加工液7の流れを存在さ
せないようにできるか、又は、流れを微少に抑えること
ができる放電加工機であった場合である。
【0035】しかし旧来の放電加工機では、放電加工に
よる加工槽内の温度上昇を抑えたり加工槽内の加工屑を
排除する必要があった為に、意図的に加工槽1の溢流堰
12から溢流させるほどの加工液を供給し、加工液を循
環させていたので、加工槽のシール部等から加工液が漏
出してもあまり問題とされなかった。むしろ、そのよう
な放電加工機においては、加工液循環供給装置2からの
加工液の供給を止めてしまうと、図6で示したような溢
流堰12や加工液排出口13のわずかなすきま、前述の
加工槽シール部などから加工液が漏出することで液面が
低下して加工に支障をきたし、最悪の場合は火災発生に
まで至ってしまう。よって、液面を一定に保つ為に、ま
た前述した加工槽内の温度上昇を抑える為、加工槽内の
加工屑を排除する為にも、常に加工液を供給する必要が
ある。従って、そのような放電加工機の加工槽内には、
電極5と被加工物4との間の加工間隙部を挟んだ、加工
液供給口27から溢流堰12までの間に、加工液の流れ
ができてしまうのである。
【0036】この加工液の流れが存在している中で、上
記第一実施例で述べたような粉末よどみ16を発生させ
ると、粉末よどみ16が上記加工槽内の流れに乗って流
されてしまう。粉末よどみ16が流されてしまうとサブ
タンク3に用意しておいた粉末混入加工液15が不足し
てしまい粉末混入加工液による仕上げ加工が途中で出来
なくなってしまうことになる。もしくは、粉末混入加工
液15が不足する事態に対処する為にサブタンク3の粉
末混入加工液15の量を増やしても、その増量分の粉末
混入加工液15の粉末8は流される粉末の量であるので
粉末8が無駄となるばかりか、加工槽1内の粉末よどみ
16の分布範囲が広がるので、加工槽1内の粉末8の滞
留量が増大し、結局加工槽1の洗浄無しでは次の通常加
工液7による荒加工が良好に行われなくなってしまう。
【0037】そこで本発明は第二実施例として、図4に
示すように、加工槽1内には、電極5と被加工物4との
間の加工間隙部を挟んだ、加工液供給口27から溢流堰
12までの間に加工液の流れ17が形成されて、粉末よ
どみ16が流されてしまうところから、粉末よどみ16
が発生すると予想される加工部より上流側の加工液の流
れ17の発生部位間に、遮蔽板18を設ける。こうする
ことで、粉末混入加工液15による仕上げ加工中におい
て、液面を一定に保つ為にバルブ23aを開きポンプ2
6を作動させて通常加工液14を加工液供給口27から
供給しつづけることで上記加工液の流れ17が形成され
ても、粉末よどみ16が流されないようにするのであ
る。
【0038】粉末よどみ16が流されなければ良いの
で、図5に示すように遮蔽板18は、加工液の流れ17
が弱ければ図5の(a)のように板状のもの1枚だけで
も良いし、加工液の流れ17が強ければ、図5(b)の
ように板状の遮蔽板18を複数枚組み合せたり、図5
(c)のような形状やコの字形状の遮蔽板18で粉末よ
どみ16を覆うようにしても良く、更に遮蔽板18の下
流側に生じる渦流が気になるようであれば図5(d)の
ように加工液の流れ17の上流側だけでなく下流側にも
遮蔽板18を設けるようにしても良い。遮蔽板18の形
状も、上述したものに限らず、粉末よどみ16が流され
なければどのような形状でも良く、更に遮蔽板18は、
板状のものでなくとも、ジャバラ状のものや多孔質状の
もの等どのようなものでも良い。
【0039】また、粉末よどみ16が流されない程度に
加工液の流れ17を緩めるようにしてもよく、その為の
構成として、ポンプ26をインバータポンプにして流量
制御が出来るようにしてもよく、また、加工液供給口2
7を鑑賞魚の水槽や水道の蛇口によく用いられているよ
うな多孔質状の物質で覆った構成として、配管23を通
って供給されてきた通常加工液14の流れを加工液供給
口27において分散させるようにしてもよい。
【0040】もちろん、上記遮蔽板18や上記加工液の
流れ17を緩める構成、上記加工液供給口27において
分散させる構成のうち2つ以上を組み合せるようにして
もよい。
【0041】ところで、上述した液面を一定に保つ方法
に関し、上記では常に通常加工液14を供給している
が、その他にも、通常は加工液供給を止めておいて、液
面検知手段9aで液面低下を検知したらバルブ23aを
開きポンプ26を作動させて清浄液槽2bから所定時間
だけ通常加工液14を供給するようにしてもよい。
【0042】この方法の場合は更に、所定時間経過して
もまだ液面検知手段9aが液面上昇を検知できなけれ
ば、何らかの理由で加工液7の漏出量が供給量を上回り
液面が低下しつづけているとみなし、異常とみなして放
電加工を止めるようにしてもよい。若しくは、加工中の
液面の下限となる位置等、液面検知手段9aよりも下の
位置に液面検知手段9bを設け、液面検知手段9bが液
面の低下を検知したら異常とみなして放電加工を止める
ようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上、本発明によれば、通常加工液を使
用する荒加工と粉末混入加工液を使用する仕上げ加工と
を切り換え繰り返す放電加工をより効率よく行ない得る
と共に他方に於いて、仕上げ加工に粉末混入加工液を使
用するようになったことに起因する、問題や負担等を軽
減させることができる。仕上げ加工は、より容易な鏡面
仕上げ等の仕上げ加工のために粉末混入加工液使用の加
工の態様とするものの、荒加工には、粉末混入加工液よ
りも荒加工特性が上廻る通常の加工液を使用するように
し、それでいて、上記仕上げ加工の際の粉末混入加工液
の使用量を仕上げ加工処理に必要な出来るだけ必要な最
小限度の量として、加工に供することにより、粉末混入
加工液、特にそのなかに混入する粉末は、その仕上げ加
工で出来るだけ消費し尽くす、必要最小限度の供給、使
用の態様で仕上げ加工ができるものであり、さらに、粉
末混入加工液使用の仕上げ加工後の荒加工の際に、通常
加工液の循環供給装置に於ける清浄化処理だけで、加工
槽は比較的簡単な清掃処理をすれば良いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における通常加工液による放電加工を示
した図である。
【図2】本発明における粉末混入加工液を使用した放電
加工を示した図である。
【図3】本発明における粉末混入加工液を使用した放電
加工による、被加工物4と電極5との相対開離動作を説
明した図である。
【図4】本発明の第二実施例を示した図である。
【図5】本発明による遮蔽板18を示した図である。
【図6】放電加工機における液面調整器10を示した図
である。
【図7】従来の放電加工機の加工槽を示した図である。
【符号の説明】
1 加工槽 2 加工液循環供給装置 2a 汚液槽 2b 清浄液槽 3 サブタンク 6 数値制御装置 8 粉末 14 通常加工液 15 粉末混入加工液 16 粉末よどみ 17 加工液の流れ 18 遮蔽板 27 加工液供給口 30 噴射ノズル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通常加工液で荒加工をし、粉末混入加工液
    で仕上げ加工をする放電加工であって、上記両加工を切
    り換え繰り返す放電加工方法において、 上記荒加工は、通常加工液を電極と被加工物間の加工間
    隙が配置されて位置する加工槽と加工液清浄及び循環手
    段を有する加工液循環供給装置間において、加工間隙に
    対する加工液噴射ノズルと加工槽に対する加工液供給口
    との両方又は一方により通常加工液を供給すると共に、
    加工槽の液面調整器からの溢流により回収して循環させ
    ながら加工を行い、 また、上記仕上げ加工は、前記加工液供給装置に対して
    大幅に小容量で、所定濃度に調整し得る粉末混入加工液
    を収納し、バルブ切り換えにより前記加工液噴射ノズル
    を介して加工間隙に所要の微少量ずつ連続して、又は所
    定間歇的に供給し得る粉末混入加工液供給サブタンクを
    有し、前記加工槽に前記通常加工液を所望に満たした状
    態で、前記粉末混入加工液の連続又は間歇的な加工間隙
    に対する注入供給を繰り返し行いつつ加工するようにし
    たことを特徴とする放電加工方法。
  2. 【請求項2】前記仕上げ加工は、前記電極と被加工物間
    に所定のジャンプ運動を繰り返し行なわせながら加工を
    するようにしたことを特徴とする請求項1記載の放電加
    工方法。
  3. 【請求項3】前記加工槽内に、加工間隙を挟んで位置す
    る加工液供給口と加工液溢流堰との間に形成される加工
    液流を阻止する遮蔽板を前記加工間隙と加工液供給口と
    の間に設置して前記仕上げ加工をするようにしたことを
    特徴とする請求項1ないし2に記載の放電加工方法。
  4. 【請求項4】前記仕上げ加工後の荒加工は、加工槽から
    通常加工液と粉末混入加工液との混合加工液を加工液供
    給装置に回収して清浄化処理をした後、該清浄化処理を
    した通常加工液を加工槽に循環供給しながら加工するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1ないし3に記載の放
    電加工方法。
  5. 【請求項5】通常加工液による荒加工と、前記通常加工
    液に粉末を混入した粉末混入加工液による仕上げ加工と
    を繰り返す放電加工装置において、 前記通常加工液を、電極と被加工体間の加工間隙が収納
    配置される加工槽に供給すると共に回収して清浄化処理
    をして再供給する加工液循環供給装置と、 所定濃度に調整し得ると共に加工間隙部での加工に必要
    な微少量の粉末混入加工液を連続的又は間欠的に供給し
    得る粉末混入加工液供給装置であって、前記加工液循環
    供給装置に対し大幅に小容量に構成されたサブタンク
    と、 前記加工間隙に指向させて配置し得る1個以上の加工液
    噴射ノズルが設けられ、さらに前記仕上げ加工の実施に
    際し、前記加工液循環供給装置による加工液循環を停止
    した状態にすると共に、前記加工液噴射ノズルから粉末
    混入加工液が注入供給されるように噴射ノズルを加工液
    循環供給装置から粉末混入加工液供給装置に接続切換す
    る手段と、その切換制御手段とを設けて成る放電加工装
    置。
  6. 【請求項6】前記サブタンクにおいて、加工液循環供給
    装置から通常加工液を、粉末供給装置から粉末を、それ
    ぞれ所定量供給し、所定濃度に調整し得る粉末混入加工
    液を得ることができるようにした請求項5記載の放電加
    工装置。
JP2000055383A 2000-03-01 2000-03-01 通常加工液及び粉末混入加工液を使用した放電加工方法及びその装置 Expired - Fee Related JP4429456B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000055383A JP4429456B2 (ja) 2000-03-01 2000-03-01 通常加工液及び粉末混入加工液を使用した放電加工方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000055383A JP4429456B2 (ja) 2000-03-01 2000-03-01 通常加工液及び粉末混入加工液を使用した放電加工方法及びその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001246519A true JP2001246519A (ja) 2001-09-11
JP4429456B2 JP4429456B2 (ja) 2010-03-10

Family

ID=18576514

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000055383A Expired - Fee Related JP4429456B2 (ja) 2000-03-01 2000-03-01 通常加工液及び粉末混入加工液を使用した放電加工方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4429456B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012056788A1 (ja) * 2010-10-27 2012-05-03 三菱電機株式会社 液質調整装置
JP2014133297A (ja) * 2012-12-10 2014-07-24 Canon Marketing Japan Inc ワイヤ放電加工装置、ワイヤ放電加工方法、加工物
JP2015091613A (ja) * 2013-09-30 2015-05-14 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 ワイヤ放電加工装置、ワイヤ放電加工方法
EP2711118A3 (en) * 2012-09-21 2017-05-10 Fanuc Corporation Working fluid supply device of electric discharge machine
CN107138814A (zh) * 2017-05-31 2017-09-08 深圳天珑无线科技有限公司 火花机镜面放电加工方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012056788A1 (ja) * 2010-10-27 2012-05-03 三菱電機株式会社 液質調整装置
EP2711118A3 (en) * 2012-09-21 2017-05-10 Fanuc Corporation Working fluid supply device of electric discharge machine
JP2014133297A (ja) * 2012-12-10 2014-07-24 Canon Marketing Japan Inc ワイヤ放電加工装置、ワイヤ放電加工方法、加工物
JP2015091613A (ja) * 2013-09-30 2015-05-14 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 ワイヤ放電加工装置、ワイヤ放電加工方法
CN107138814A (zh) * 2017-05-31 2017-09-08 深圳天珑无线科技有限公司 火花机镜面放电加工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4429456B2 (ja) 2010-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101757903B1 (ko) 다이캐스팅 공정용 재활용 이형제의 공급 및 순환시스템
JP4429456B2 (ja) 通常加工液及び粉末混入加工液を使用した放電加工方法及びその装置
JP5892705B2 (ja) 工作機械の加工液タンク
JP6391867B1 (ja) 放電加工装置
JPH09108947A (ja) 放電加工装置の加工液処理装置
JP2590633B2 (ja) 放電加工装置
CN110316775B (zh) 一种槽液油水分离系统
JP7311674B1 (ja) 放電加工機
US7195696B2 (en) Electrode assembly for electrochemical processing of workpiece
KR20110092745A (ko) 전해도금설비
JPH1043954A (ja) 放電加工機の堆積スラッジ除去装置
JP2557992Y2 (ja) 放電加工用加工槽
JP2003159633A (ja) 加工装置の加工油制御方法およびその装置
JPH06115409A (ja) 洗車装置用給水ユニット
US3390244A (en) Machining apparatus of the electroerosive type
JP2921377B2 (ja) 放電加工装置
US11319214B2 (en) Waste liquid treating apparatus
JP3229154B2 (ja) 電気加工装置の加工液供給装置及び加工液供給方法
CN218248728U (zh) 一种切削液处理装置
JPH0929548A (ja) 放電加工機の加工液処理装置
JP3047545U (ja) クーラントタンク内の砥粒を含むスラッジの堆積防止装置
JP2010105053A (ja) 複合加工装置
JP2754431B2 (ja) ワイヤ放電加工装置の加工液供給装置
JPH09253944A (ja) 放電加工機の加工液供給装置
JPH08236496A (ja) 半導体基板の洗浄槽及び洗浄装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060526

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080403

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090929

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091215

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091216

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4429456

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131225

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees