JP2590633B2 - 放電加工装置 - Google Patents

放電加工装置

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JP2590633B2
JP2590633B2 JP3189844A JP18984491A JP2590633B2 JP 2590633 B2 JP2590633 B2 JP 2590633B2 JP 3189844 A JP3189844 A JP 3189844A JP 18984491 A JP18984491 A JP 18984491A JP 2590633 B2 JP2590633 B2 JP 2590633B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H1/00Electrical discharge machining, i.e. removing metal with a series of rapidly recurring electrical discharges between an electrode and a workpiece in the presence of a fluid dielectric
    • B23H1/10Supply or regeneration of working media

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は粉末物質を混入した加
工液を介在させて放電加工を行う放電加工装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】導電性を有する金属等の被加工物を電気
放電回路に発生する高温エネルギーを利用して溶融加
工、あるいは表面処理を行う放電加工技術は周知であ
る。この技術を応用した放電加工機においては、放電に
必要な電気的絶縁を得るために、一般的には放電間隙が
電気的絶縁性を備えた加工液が充満されている。加工液
はこの電気的絶縁を得ることの他に、加工粉の排出や加
工熱の冷却の機能を果たしており、安定な放電加工を持
続させるための重要な要素となっている。
【0003】ところで、加工液中にある種の物質を粒径
が約10〜40μm程度の粉末で、混入濃度がほぼ20
g/l混入させることにより、従来、不可能であった電
極と被加工物の対向面積が広い場合の鏡面加工を可能に
したり、粉末物質によっては被加工物表面の物理的特
性、例えば耐食性や耐摩耗性等を向上させることが知ら
れている。すなわち、いわゆる金属の除去加工以外に放
電加工によって金属の表面処理を行うことも可能であ
る。この種の粉末物質には金属又は半導体、例えばシリ
コン、のような物質が使用される。
【0004】この加工液中に上記のような物質材料を粉
末状態にして混入することにより、被加工物の表面層を
形成させる技術は周知である。この技術は放電加工の応
用範囲飛躍的に拡大させるものであり、実用上の制約の
解決が今後の大きな課題となっている。
【0005】図14は、従来の粉末物質を使用する放電
加工装置の構成図である。図において、1は電極、2は
被加工物、3は被加工物2を設置するための定盤で、加
工槽4内の底部に設置されている。5は加工液タンク
で、粉末物質6を混入した加工液7が貯蔵されている。
8は加工槽4と加工液タンク5を連結する加工液供給管
で、ポンプ9及び制御弁10を備えている。
【0006】11はドレン用制御弁29を備えたドレン
管で、加工槽4内の加工液を加工液タンク5に戻すよう
になっている。12は荒加工用加工液を溜める荒加工液
タンクで、加工槽4から回収される汚液を収容する汚液
槽12aと、汚液槽12a内の汚液を濾過した清液を収
容する清液槽12bに区画されている。
【0007】14は加工粉13を除去するフィルタで、
汚液槽12aと清液槽12bを連結するパイプ15に設
けられ、ポンプ16により汚液槽12a内の汚液を吸い
上げ、濾過する。17は荒加工液供給管で、清液槽12
bと加工槽4を連結し、ポンプ18と制御弁19を備え
ている。20は汚液ドレン管で、加工槽4内の汚液をド
レン用制御弁21を通じて汚液槽12aに回収するもの
である。22は加工槽4内に沈澱している粉末物質の堆
積物である。
【0008】次に、上記のように構成された従来の放電
加工装置の動作について説明する。通常の荒加工におい
ては、荒加工液12の清液槽12b内の加工液がポンプ
18によって、制御弁19を経て荒加工液供給管17よ
り加工槽4内に供給される。加工槽4内では定盤3の上
に被加工物2が固定されており、電極1との間の放電に
より放電加工が行われ、このとき加工粉13が生成され
る。
【0009】この結果、加工液中には加工粉13が含ま
れる。そして加工槽4内の加工液は汚液ドレン管20を
通じてドレン用制御弁21を経て荒加工液タンク12の
汚液槽12a内に戻される。その後汚液はポンプ16に
より濾過フィルタ14に送られ、汚液中の加工粉13が
除去された後、その清液が清液槽12bに蓄えられ、再
使用に供される。加工粉13の濾過は加工中常時または
間欠的に行われ、常に加工粉の含まれない加工液を加工
槽4に供給することにより、荒加工が行われる。
【0010】荒加工終了後、仕上げ加工に移って表面処
理等を行う場合は、荒加工用加工液を汚液槽12aに全
部戻し、しかるのちポンプ9によって粉末物質6を混入
した加工液7が加工液供給管8にて加工液タンク5から
制御弁10を経て極間に供給される。
【0011】粉末物質を混入した加工液を極間に介在さ
せて行う放電加工においては、加工液中の粉末物質の濃
度が加工の安定性に及ぼす影響がきわめて大きいため、
粉末物質混入濃度を常に一定に維持する必要がある。そ
のため、加工液7を加工中常時加工槽4に供給しながら
ドレン管11によりドレン用制御弁29を経て加工液タ
ンク5に戻し、加工液7を循環させている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の放電加工装置は
上述のように構成されており、粉末物質が常時加工間隙
に供給されるよう加工液を循環しているが、一般に加工
槽の体積が大きいため、循環液流の流速が低下し、加工
液中に混入した粉末物質は加工槽底部に沈澱しやすい状
態にあり、加工が進行するにつれて加工液中の粉末物質
の多くが22のように加工槽底部に沈澱する。
【0013】仕上げ加工終了後、粉末物質を混入した加
工液は加工液タンクに戻されるが、沈澱した粉末物質の
大部分は加工槽内に残留したままである。そのため、次
の荒加工時に荒加工用加工液を加工槽内に供給し、常時
加工液を循環させていると、粉末物質は荒加工液タンク
12の汚液槽12aに流出し、粉末物質は濾過フィルタ
14によって除去されてしまう。この結果、粉末物質を
混入した加工液7中の粉末物質6の混入濃度が低下し、
加工面粗さの低下、アークの発生、電極の異常消耗など
を招くことが多かった。
【0014】これを避けるためには、加工中に作業者が
加工槽内の加工液を撹拌し、粉末物質の沈澱を最小限に
抑え、加工終了後、加工槽内に残った粉末物質を作業者
自らが加工液タンク5に戻すか、あるいは粉末物質を新
たに供給する必要があり、放電加工の無人自動化、経済
性、コストの点で問題があった。
【0015】また、加工中に加工液を撹拌する装置とし
て、電極の周りに加工液の竜巻状の流れを引き起こすよ
うに電極を囲む円筒部材にノズルを配したものがある
(特開昭50−144198号)が、このような方式で
は、加工粉を加工間隙から排出する機能は果たし得ると
しても、粉末物質を混入した加工液を使用した場合には
上記円筒部材の外側に粉末物質が沈澱することになり、
加工液中の粉末物資の混入濃度が低下し、結局上と同じ
結果になってしまう。
【0016】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたもので、加工中の加工槽内での粉末物質の
沈澱を防ぎ、粉末物質を加工液中に均質に分布させて、
極間に供給される粉末物質の混入濃度を常に一定に保ち
得るようにし安定した高精度の放電加工が行われるよう
にした放電加工装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、粉末物質を混
入した加工液を貯蔵する加工液タンクと、加工液を満た
し被加工物を加工する加工槽と、加工液タンクと加工槽
間で加工液を循環させる加工液循環系とから構成される
放電加工装置において、加工槽内に対向して配置され、
加工液タンクから加工液循環系によって送られた加工液
を加工槽内の被加工物に向け定められた順序で噴射する
加工液噴射装置を設けたものである。
【0018】
【作用】本発明においては、加工液噴射装置により加工
槽内で粉末物質を混入した加工液を被加工物に向け定め
られた順序で噴射させることにより、加工液の流れがで
き、かつ流れの方向が交互に変わるため、流れのよどみ
がほとんど発生しないようにする。つまり、加工槽内部
で加工液のデッドゾーンが生じないので、粉末物質の沈
澱を防ぎ、粉末物質を加工液中に均質に分布せしめる。
【0019】また、並列に設けられた加工液供給管の一
方に濾過装置を設けることにより、粉末物質が混入した
加工液は濾過装置により粉末物質を含まない加工液と、
粉末物質が濃縮された加工液に分離される。そして粉末
物質が濃縮された加工液は加工液タンクに戻され、粉末
物質を含まない加工液のみが上記加工液噴射装置より噴
射される。この粉末物質を含まない加工液を噴射するこ
とによって、加工槽底部に沈澱し残留している粉末物質
を定期的に洗い流し、加工液タンクに回収する。
【0020】したがって、加工液タンク内の加工液は粉
末物質の混入濃度が常に一定に保たれ、これを別系統の
加工液供給管より極間に供給することにより、極間にお
ける粉末物質の混入濃度を常に一定に保つことができ
る。
【0021】
【実施例】図1は本発明の放電加工装置の第1の実施例
を示す構成図である。なお、図1では、図14で示した
荒加工液タンク及びその加工液の循環系は省略されてい
る。図1において、図14と同一部材は同一符号で示さ
れる。
【0022】この第1の実施例では、加工液供給系を構
成する加工液供給管8はさらに並列に設けられた2つの
加工液供給管8a、8bに分かれて連結されており、各
々の加工液供給管8a、8bの先端は加工槽4内に対向
して設置された加工液噴射装置25a、25bに連結さ
れている。加工液噴射装置25a、25bは両端が閉鎖
された円筒管の側周面に小径のノズル孔26を複数個設
けたものであり、ノズル孔26からの噴射方向は被加工
物2に向けられている。好ましくはやや斜め上から定盤
3の上面に沿って加工液7を噴射するように向けられる
(図2参照)。
【0023】27a、27bはそれぞれ加工液供給管8
a、8bに設けた制御弁であり、これらの制御弁27
a、27bの開閉は制御装置28によって制御される。
上記の加工液供給管8、8a、8b、制御弁27a、2
7b、及びドレン管11、ドレン用制御弁12によって
加工液タンク5と加工槽4との間で粉末物質6を混入し
た加工液7の循環系が形成されている。なお、加工液タ
ンク5には粉末物質6を混入した加工液7を攪拌する攪
拌装置(図示せず)が設けられている。
【0024】次に、この第1の実施例の動作を説明す
る。加工液タンク5内の粉末物質6を混入した加工液7
をポンプ9によって加工液噴射装置25a、25bに送
り、加工液噴射装置25a、25bから交互に噴射させ
る。いま、制御装置28により一方の制御弁27aを開
き、加工液噴射装置25aより加工液7を噴射させる
と、加工槽4内で加工液7の流れが生じ、図2に示すよ
うに定盤3の上面に沿う加工液の流れ30は、30aの
ように被加工物2に当たってその下部より上方へ向かっ
て流れていくものと、30bのように被加工物2の上面
を流れていき、加工槽4の対向する内壁面に当たって上
方へ流れていくものがある。
【0025】この結果、加工液中に混入された粉末物質
6の大部分は2つの加工液の流れ30a、30bと共に
流れるため、定盤3上に沈澱せず、粉末物質6が加工液
7中に均質に分布する。しかし、被加工物2の裏側にデ
ッドゾーン31ができるためこの部分で加工液の渦流3
0cが生じ、加工液がよどむことになる。したがって、
このまま加工液噴射装置25aから加工液を噴射し続け
ると、デッドゾーン31で粉末物質が沈澱し始め、放電
状態に影響を与えるほど沈澱してしまう。
【0026】そこで、このような状態になる以前に制御
装置28により制御弁27aを閉じ、加工液噴射装置2
5aからの噴射を中止し、他方の制御弁27bを開い
て、加工液噴射装置25bからいままでと逆方向へ噴射
する。この噴射による加工液の流れは図3のようにな
り、これは明らかに図2の加工液の流れと逆になること
から、図2のデッドゾーン31でのよどみ30cが解消
されることになる。
【0027】以上のような噴射を交互に繰り返し行うこ
とにより、実質的に加工槽4内でのデッドゾーンがなく
なり、粉末物質6の沈澱を防止でき、粉末物質6を加工
液7中に均質に分布させることができて所望の放電加工
状態が得られる。
【0028】図4は本発明の第2の実施例を示す構成図
である。この第2の実施例は、加工液供給管8より並列
に管路8c、8dを設け、その一方の管路8dにシリン
ダ状の濾過装置35を設け、さらに上記の加工液供給管
8a、8bを並列に連結するとともに、各加工液供給管
8a、8bの先端に上記の加工液噴射装置25a、25
bを連結したものである。そして他方の加工液供給管
8、8cにより、図8と同様に加工液タンク5内の粉末
物質6を混入した加工液7を加工槽4に供給することが
できる。
【0029】また、粉末物質6を混入した加工液7は管
路8dを通じて濾過装置35に送られる。この濾過装置
35では粉末物質6を除去し、粉末物質を含まない加工
液と粉末物質が濃縮された加工液に分離し、粉末物質を
含まない加工液のみが管路8dを経て加工液供給管8
a、8bに送られ、加工液噴射装置25a、25bから
交互に噴射される。
【0030】また濾過装置35により粉末物質が濃縮さ
れた加工液は管路8eにより加工液タンク5に戻され
る。36、37はそれぞれ管路8dに設けられた制御
弁、38は管路8eに設けられた制御弁である。その他
の構成は図1、図14と同様である。
【0031】次に第2の実施例の動作を説明する。仕上
げ加工終了後、加工槽4内の粉末物質6を混入した加工
液7はドレン管11、ドレン用制御弁29を経て加工液
タンク5に戻される。加工槽4内の加工液が全部排出さ
れた時点で、制御弁10を閉じ、制御弁36を開き、ポ
ンプ9によって粉末物質6を混入した加工液7を濾過装
置35内に供給する。供給された加工液7は濾過装置3
5内の膜フィルタ39により、図5に示すように粉末物
質を含まない加工液7aと粉末物質が濃縮された加工液
7bに分離される。
【0032】すなわち、粉末物質6を混入した加工液7
をシリンダ状の膜フィルタ39の内側に平行に流すこと
で、膜フィルタ39の内側と外側との間に圧力が生じ、
粉末物質6を混入した加工液7は膜フィルタ39の外側
へ出ようとする。しかし、膜フィルタ39のメッシュ径
が粉末物質6の粒径よりも小さい場合、粉末物質6は膜
フィルタ39を通過できず膜フィルタ39の内面に堆積
し、粉末物質を含まない加工液7aだけが図示のように
膜フィルタ39の外側へ出る。そしてこのように分離さ
れた粉末物質を含まない加工液7aは管路8d、制御弁
37を経て、さらに加工液供給管8a、8bを経て加工
槽4へ供給される。
【0033】このとき、制御弁27a、27bはどちら
か一方しか開けず、制御弁27a、27bのそれぞれに
対応した加工液噴射装置25a、25bの一方からの加
工液7aを噴射する。噴射した加工液7aは加工槽4内
に残留した粉末物質を洗浄し、加工液中に粉末物質を含
んでドレン管11、ドレン用制御弁12を経て加工液タ
ンク5へ戻される。
【0034】図6、図7は濾過装置35によって分離さ
れた粉末物質を含まない加工液で加工槽内に残留した粉
末物質を洗浄する様子を示したものである。図6は、制
御装置28により制御弁27aは開いた状態、制御弁2
7bは閉じた状態にある。一方、図7は図6と逆の状
態、すなわち、制御弁27bは開いた状態、制御弁27
aは閉じた状態にある。
【0035】制御弁27aを開くことにより、濾過装置
35によって分離された粉末物質を含まない加工液7a
は、加工液噴射装置25aにのみ供給され、加工液噴射
装置25aのノズル孔26から被加工物2に向かって噴
出する。これによって加工槽4内に40のような加工液
の流れが生じ、この加工液の流れ40は加工槽4内に残
留した粉末物質の堆積物22a上を流れる。これによっ
て堆積した粉末物質6を巻き上げ被加工物2上を40a
のように流れ、加工槽内の排出口(図示せず)に向か
う。
【0036】しかし、被加工物2の背面側に残留した粉
末物質の堆積物22bは完全には洗い流すことができな
いので、加工槽4内に残留した粉末物質の堆積物22a
を洗い流した後に、制御弁27aを閉じ、加工液噴射装
置25aからの噴射を中止し、制御弁27bを開き、反
対側の加工液噴射装置25bから噴射を開始する。
【0037】その結果、加工槽4内の加工液7aの流れ
は図7のようになり、これは明らかに図6の加工液の流
れと逆になることから、図6において加工液の流れが不
十分となる部分が図7の流れによって解消され、加工槽
4内に残留した粉末物質の堆積物22bを洗い流し、加
工液の流れが不十分になる部分に堆積する粉末物質の洗
い残しを防ぐ。
【0038】また、濾過装置35の膜フィルタ39の内
側に堆積した粉末物質は膜フィルタ39内の加工液7の
流れに伴われて、粉末物質が濃縮されて含まれた加工液
7bとなり、管路8e、制御弁38を経て加工液タンク
5に戻される。したがって、次の仕上げ加工を行う前に
前回の仕上げ加工で加工槽内に残留した粉末物質を完全
に洗い流すことができる。また濾過装置35で粉末物質
が濃縮された加工液7bは管路8e、制御弁38を経て
加工液タンク5に戻される。したがって、次の仕上げ加
工を行う段階では常に一定の粉末物質混入濃度の加工液
7を極間に供給することができ、所望の放電加工状態が
得られる。
【0039】また仕上げ加工中においても時々加工液噴
射装置25a、25bから粉末物質を含まない加工液7
aを交互に噴射すれば、図1の実施例と同様に加工槽4
内での粉末物質6の沈澱を防ぐことができる。
【0040】図8は本発明の第3の実施例を示す構成図
である。なお、図8では図14で示した荒加工液タンク
及びその加工液の循環系は省略されている。図8におい
て、図14と同一部材は同一符号で示される。
【0041】この実施例では、加工液供給系を構成する
加工液供給管41に並列に加工液供給管8を設ける。加
工液供給管8はさらに並列に設けられた4つの加工液供
給管8a、8b、8c、8dに分かれて連結されてお
り、各々の加工液供給管8a、8b、8c、8dの先端
は加工槽4内に対向状に設置された加工液噴射装置25
a、25b、25c、25dに連結されている(図9参
照)。加工液噴射装置25a、25b、25c、25d
は両端が閉鎖された円筒管の側周面に小径のノズル孔2
6を複数個設けたものである。
【0042】加工液噴射装置25a、25bのノズル孔
26からの噴射方向は、定盤3に向けられ、好ましくは
やや斜め上から定盤3の上面に沿って加工液7を噴射す
るように向ける。そして、加工液噴射装置25c、25
dのノズル孔26からの噴射方向は、被加工物2に向け
られ、好ましくはやや斜め上から被加工物2の上面に沿
って加工液7を噴射するように向ける。
【0043】また、加工液噴射装置25c、25dは、
その高さ方向の位置を変えることができるように可動
式、あるいは複数の設置場所を設け、被加工物の板厚に
応じて設置位置を任意に選択できるようにする。27は
加工液供給管8に設けた制御弁、27a、27b、27
c、27dは加工液供給管8a、8b、8c、8dに設
けた制御弁である。
【0044】次に、この実施例の動作を説明する。荒加
工終了後、仕上げ加工を始める時、加工槽4内に粉末物
質6混入した加工液7を充満させるために制御弁27を
閉め、加工液タンク5内の加工液7がポンプ9によっ
て、制御弁42を経て加工液供給管41より加工槽4内
に供給される。加工槽4内に加工液7が充満後、制御弁
42を閉め、制御弁27を開き、加工液7をポンプ9に
より送り、加工液噴射装置25a、25b、25c、2
5dより決められた順に従って噴射させる。
【0045】いま、制御弁27aを開き、他の制御弁2
7b、27c、27dを閉め、加工液噴射装置25aよ
り加工液を定盤の上面に沿って流れるように噴射させる
と、図10に示すように定盤3の上面に沿う加工液の流
れ31aと被加工物2に当たって加工液噴射装置25a
に戻ってくる流れ31bが生じる。この結果、加工液中
に混入された粉末物質6の大部分は上記の加工液の流れ
31a、31bと共に流れるため、定盤3上に沈澱せ
ず、粉末物質6が加工液7中に均質に分布する。
【0046】しかし、定盤と被加工物上面に加工液の流
れが生じない部分33a、33bができ、このまま加工
液噴射装置25aから加工液7を噴射し続けると、加工
液の流れが生じない部分33a、33bに粉末物質が沈
澱し始め、放電状態に影響を与えるほど沈澱してしま
う。
【0047】そこで、このような状態になる以前に制御
弁27aを閉じ、加工液噴射装置25aからの噴射を中
止し、制御弁27bを開き、加工液噴射装置25bから
これまでと逆方向へ加工液7を噴射する。この加工液の
流れは図11のようになり、これは明らかに図10の加
工液の流れと逆になることから、図10の加工液の流れ
が生じない部分33aが解消されることになる。しか
し、加工液の流れを生じない部分33bはまだ解消され
ないため、粉末物質の沈澱は進行している。
【0048】そこで、制御弁27bを閉じ、加工液噴射
装置25bからの噴射を中止し、制御弁27cを開き、
あらかじめ被加工物の高さに合わせて高さ方向の位置を
設定した加工液噴射装置25cから被加工物2上に向け
て加工液7の噴射を始める。そうすると、図12に示す
ように被加工物上に加工液の流れ32a、32bがで
き、図10の33bの部分の被加工物上に沈澱した粉末
物質の大部分は加工液の流れ32a、32bに伴われて
流れる。しかし、被加工物上に加工液の流れができない
部分33cができるため加工液噴射装置25cから加工
液7を噴射し続けると33cの部分に粉末物質の沈澱が
進行する。
【0049】そこで、制御弁27cを閉じ、加工液噴射
装置25cからの噴射を中止し、制御弁27dを開き、
加工液噴射装置25cと同様に高さ方向の位置を設定し
た加工液噴射装置25dからこれまでと逆方向へ噴射す
る。この加工液の流れは図13のようになり、これは明
らかに図12の加工液の流れと逆になることから、図1
2の加工液の流れが生じない部分33cが解消され、加
工液の流れが生じない部分ができることによる粉末物質
の沈澱を防ぐことができる。そして、この動作を繰り返
すことにより、加工液中に粉末物質を均質に分布せし
め、所望の放電加工状態が得られる。
【0050】また、上記実施例では加工液噴射装置25
a、25b、25c、25dの順で加工液7を噴射させ
ているが、加工液噴射装置から加工液7を噴射させる順
は任意に決めることができる。
【0051】なお、電極1上における粉末物質の沈澱が
粉末物質の混入濃度に影響を及ぼす場合は、電極1の上
面に沿って加工液7を噴射できるように、任意にその高
さ方向の位置を変えることができ、かつ対向した加工液
噴射装置と、その加工液噴射装置に加工液を供給する加
工液供給管、及び制御弁を加工液供給管8から並列に連
結することができる(図示せず)。
【0052】さらに、加工液噴射装置は、図1のように
加工槽の両端に1対を設けその高さ方向の位置を任意に
変えるために可動式とすることができる。この場合、両
端の加工液噴射装置を上下に移動し、被加工物の板厚に
応じて設置位置を任意に選択し、さらに噴射の順序を変
化させることによって図8に示した複数の加工液噴射装
置を有する装置と同様の効果を有することができる。
【0053】次に、加工液の噴射方向による粉末物質の
沈澱状況について実験結果を図15〜図18により説明
する。図15〜図18において(a)は加工槽内定盤部
の平面図、(b)は加工槽内定盤部の正面図である。
【0054】(1)噴射方向を上向きとした場合(図1
5参照) 加工液噴射装置25のノズル孔26を上向きにした場合
であり、図15(a)に斜線部22で示すように定盤3
の全面にわたって粉末物質の沈澱が認められた。なお、
図中、43は電極とワークの極間へ加工液を供給する治
具である。
【0055】(2)噴射方向を2方向から直角にした場
合(図16参照) 加工液噴射装置25aと25bを定盤の周囲に直角に配
置し、ノズル孔26をやや下向きにした場合である。こ
の場合は、被加工物2の裏側と治具43の裏側の部分が
デッドゾーンとなるので、この部分に粉末物質の沈澱2
2が認められた。つまり、加工槽内の被加工物や治具の
配置によって噴射液が届かない部分ができ、それによっ
て沈澱が起きることを示している。
【0056】(3)噴射方向を上向きとした場合(図1
7参照) 加工液噴射装置25aと25bを被加工物を間にして対
向させ、同時に噴射した場合である。この場合は、噴射
液の液量・液圧のバランスを等しく取らないと沈澱が起
きる。図示の例では左方向からの噴射液の圧力が右から
の圧力よりも小さいため、治具43の左側で沈澱22が
生じたことを示している。
【0057】(4)噴射方向を対向方向とし、かつ交互
に噴射した場合(図18参照) 加工液噴射装置25aと25bは図17と同様の配置で
あるが、噴射液を交互に噴射させた場合であり、本発明
の噴射方向と同じである。このような噴射方向の場合粉
末の沈澱はまったく認められなかった。
【0058】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、粉末物質
の加工槽内での沈澱を防ぐことができ、極間における粉
末物質の混入濃度を常に一定に維持できるので、加工面
粗さの低下、アークの発生、電極の異常消耗などを防い
で所望の放電加工状態を得ることができる。さらに加工
槽内の粉末物質の撹拌が加工液噴射装置からの加工液の
噴射のみで可能であることから装置が安価になり、かつ
放電加工の無人自動化も容易に成し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放電加工装置の第1の実施例を示す構
成図である。
【図2】本発明の第1の実施例の動作説明図である。
【図3】本発明の第1の実施例の動作説明図である。
【図4】本発明の放電加工装置の第2の実施例を示す構
成図である。
【図5】本発明の第2の実施例の濾過装置の動作説明図
である。
【図6】本発明の第2の実施例の動作説明図である。
【図7】本発明の第2の実施例の動作説明図である。
【図8】本発明の放電加工装置の第3の実施例を示す構
成図である。
【図9】本発明の第3の実施例の動作説明図である。
【図10】本発明の第3の実施例の動作説明図である。
【図11】本発明の第3の実施例の動作説明図である。
【図12】本発明の第3の実施例の動作説明図である。
【図13】本発明の第3の実施例の動作説明図である。
【図14】従来の放電加工装置の構成図である。
【図15】加工槽内の加工液の噴射実験結果を示す図で
ある。
【図16】加工槽内の加工液の噴射実験結果を示す図で
ある。
【図17】加工槽内の加工液の噴射実験結果を示す図で
ある。
【図18】加工槽内の加工液の噴射実験結果を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 電極 2 被加工物 3 定盤 4 加工槽 5 加工液タンク 6 粉末物質 7 加工液 8、8a、8b、8c、8d、8e 加工液供給管 9 ポンプ 10 制御弁 11 ドレン管 27、27a、27b、27c、27d 制御弁 25a、25b、25c、25d 加工液噴射装置 26 ノズル孔 29 ドレン管用制御弁 35 濾過装置 36、37、38 制御弁 41 加工液供給管 42 制御弁

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉末物質を混入した加工液を貯蔵する加
    工液タンクと、加工液を満たし被加工物を加工する加工
    槽と、前記加工液タンクと前記加工槽間で加工液を循環
    させる加工液循環系とから構成される放電加工装置にお
    いて、 前記加工槽内に対向して配置され、前記加工液タンクか
    ら加工液循環系によって送られた加工液を前記加工槽内
    の被加工物に向け定められた順序で噴射する加工液噴射
    装置と、前記循環系の加工液供給管を分岐し、その一方の供給管
    に前記粉末物質を濃縮分離する濾過装置を設け、前記濾
    過装置により粉末物質が濃縮された加工液を前記加工液
    タンクに戻す管路と、粉末物質を含まない加工液を前記
    加工液噴射装置に供給する管路と、 を具備することを特徴とする放電加工装置。
  2. 【請求項2】 前記加工液噴射装置は加工槽の側面に隣
    接して配設されることを特徴とする請求項1記載の放電
    加工装置。
  3. 【請求項3】 前記加工槽内に対向して配置される加工
    液噴射装置が、側面に隣接して上下方向に移動するよう
    に構成され、加工液を加工槽内の定盤、被加工物及び電
    極に向け定められた順序で噴射することを特徴とする
    求項2記載の放電加工装置。
  4. 【請求項4】 前記加工槽内に対向して配置される加工
    液噴射装置が、側面に隣接して上下2段に構成され、加
    工液を加工槽内の定盤、被加工物及び電極に向け定めら
    れた順序で噴射することを特徴とする請求項2記載の放
    電加工装置。
  5. 【請求項5】 前記加工槽内に側面に隣接して上下2段
    に対向して配置された加工液噴射装置が、その高さ方向
    の位置を任意に変えるように構成され、加工液を加工槽
    内の定盤、被加工物及び電極に向け定められた順序で噴
    射することを特徴とする請求項4記載の放電加工装置。
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