JP2016038138A - ガスコンロの点消火操作ボタン - Google Patents

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【課題】ガスコンロの本体前面部に設けられる点消火操作ボタンにおいて、使用者の身体や荷物が前方から接触したときのバーナの誤点火を防止しつつ、操作性の向上を図ること。【解決手段】ガスコンロ1の本体前面部102に設けられる点消火操作ボタン2であって、ボタン本体20からコンロ本体10の前方へ突出する操作子21と、ボタン本体20を上下に回動可能な状態で支持する支軸22とを備え、点火操作がなされていないオフ状態において、操作子21の前端部210が支軸22より上方に配設され、操作子21をオフ状態の位置から押し下げる操作によりボタン本体20を下方へ回動させ、対応するバーナ12のガス供給弁装置15を開状態にさせる構成とした。【選択図】図2

Description

本発明は、ガスコンロの本体前面部に設けられるバーナの点消火操作ボタンに関する。
従来のガスコンロの点消火操作ボタンにおいて、コンロ本体の前面部に回動可能な状態で設けられ、操作子をコンロ本体側へ押し込む点火操作によって後方へ回動し、対応するバーナのガス供給弁装置を開状態にさせるように構成されたものが知られている(例えば、特許文献1から3参照)。
特開平9−159164号公報 特開平8−320120号公報 実公平7−22023号公報
しかしながら、図6に示すように、上記従来のガスコンロ8の点消火操作ボタン9では、操作子91の前端部910が支軸92より下方に位置しているため、前端部910に前方から水平に押圧力が加わった場合には、点消火操作ボタン9に対してコンロ本体80の内部後方へ回動させる方向、即ち、点火操作方向に応力N1が働く。従って、使用者の身体や荷物などが操作子91の前端部910に前方から接触すれば、点消火操作ボタン9は、点火操作を行ったときと同様に後方へ回動し、意図せずガス供給弁装置85が開状態になる虞があった。
また、上記従来の点消火操作ボタン9では、バーナの点火操作や消火操作として、操作子91をコンロ本体80側へ押し込むように構成されているが、その際、操作子91を押す力の反力が使用者の身体に対して背後へ押す方向に作用するため、その分、より大きな力で操作子91を押し込む必要もあった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、ガスコンロの本体前面部に設けられる点消火操作ボタンにおいて、使用者の身体や荷物が前方から接触したときのバーナの誤点火を防止しつつ、操作性の向上を図ることにある。
本発明は、ガスコンロの本体前面部に設けられる点消火操作ボタンであって、ボタン本体からコンロ本体の前方へ突出する操作子と、ボタン本体を上下に回動可能な状態で支持する支軸とを備え、点火操作がなされていないオフ状態において、操作子の前端部が支軸より上方に配設され、操作子を前記オフ状態の位置から押し下げる操作によりボタン本体を下方へ回動させ、対応するバーナのガス供給弁装置を開状態にさせるように構成されたものである。
このものでは、点火操作がなされていないオフ状態において、操作子の前端部が支軸より上方に位置しているため、上記前端部に前方から水平に押圧力が加わった場合には、ボタン本体に対して上方へ回動させる方向、即ち、点火操作方向と反対の方向に応力が働く。従って、たとえ使用者の身体や荷物が操作子の前端部に前方から接触しても、ボタン本体は点火操作方向には回動し難い。
特に、このものでは、上記オフ状態において操作子の前端部が支軸より上方に位置しているため、ボタン本体に対して下方へ回動させる方向に応力が働くと、操作子は、オフ状態の位置から途中まで前方へ迫り出しながら回動する。従って、たとえ使用者の身体や荷物が操作子の前端部に前方から斜め下向きに接触しても、そこからさらに前方(点火操作方向)には回動し難い。
さらに、このものでは、操作子を押し下げる操作によってバーナを点火させるように構成されているから、操作子を押す力の反力は、使用者の身体に対して垂直方向に作用し、体重と相殺される。従って、その分、小さい力で操作子を操作することができる。
また、好ましくは、上記点消火操作ボタンにおいて、ボタン本体の回転軸心から操作子の基準力点までの距離が、前記回転軸心からガス供給弁装置の開弁軸端子を開位置へ移動させる押圧部の基準作用点までの距離より長く設定されたものである。
このものでは、ボタン本体の回転軸心から操作子の基準力点までの距離が押圧部の基準作用点までの距離に比べて長い分、てこの原理によりガス供給弁装置の開弁軸端子に加わる押圧力が大きくなるから、より小さい力で操作子を操作することができる。
また、好ましくは、上記ガスコンロの点消火操作ボタンにおいて、バーナの点火操作がなされたことを示す点火表示部を備え、点火表示部は、ボタン本体における操作子の上方位置に設けられ、前記オフ状態であるときはコンロ本体の内部に隠蔽され、操作子を前記オフ状態の位置から下方へ回動させてオン状態としたときにコンロ本体の外部前方に露出するように構成されたものである。
操作子の前面部や上面部に操作状態を表示する表示窓が設けられ、点火や消火の操作状態に応じて表示窓の表示が変化するように構成されたものでは、表示窓の表示の変化から操作子の操作状態を認識する必要があるため、見る角度や光の反射加減によっては操作状態を十分に視認できない場合がある。特に、表示窓が操作子の操作位置に設けられたものでは、操作する指によって表示窓の視認が妨げられるため、より操作状態を認識し難い。
しかしながら、本発明の点消火操作ボタンは、点火操作がなされていない状態ではコンロ本体内に隠蔽され、点火操作がなされた場合にコンロ本体の外部前方に露出する点火表示部を有しているため、見る角度や光の反射加減にかかわらず、直感的に点火や消火の操作状態を視認できる。また、このものでは、ボタン本体における操作子の上方位置で、且つ、点火操作がなされていない状態にてコンロ本体内に隠蔽される位置に点火表示部が設けられているため、操作する指によって点火表示部の視認が妨げられることも少ない。よって、操作状態をより視認し易い。
以上のように、本発明によれば、操作子に対して水平方向への押圧力が加わってもオン状態になり難いから、使用者の身体が前方から接触した際のバーナの誤点火を防止できる。また、小さい力で操作子を操作することができるから、操作性も良好である。
図1は、本発明の実施の形態に係る点消火操作ボタンを備えたガスコンロの概略斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る点消火操作ボタンを備えたガスコンロの本体前面部周辺を示す側面視概略縦断面図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る点消火操作ボタンの概略斜視図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る点消火操作ボタンの側面視概略構成図(1)である。 図5は、本発明の実施の形態に係る点消火操作ボタンの側面視概略構成図(2)である。 図6は、従来の点消火操作ボタンの側面視概略構成図である。
次に、上記した本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しながら詳述する。
図1は、本体上面部101に複数のコンロバーナ12Aを備えたガスコンロ1であり、コンロ本体10の内部には、グリル庫100が設けられている。また、グリル庫100の内部には、グリル庫100内の食材を加熱するためのグリルバーナ12Bが配設されている。尚、本明細書では、本体前面部102側から見たときのコンロ本体10の幅方向を左右方向、奥行き方向を前後方向、高さ方向を上下方向という。
本発明の実施の形態に係る点消火操作ボタン2は、コンロバーナ12Aの手動点火や手動消火を行うためのコンロ用操作ボタン2A、および、グリルバーナ12Bの手動点火や手動消火を行うためのグリル用操作ボタン2Bとして、ガスコンロ1の本体前面部102に複数設けられている。また、本体前面部102における各点消火操作ボタン2の上方には、コンロバーナ12Aやグリルバーナ12B(以下、総称して「バーナ12」という)の火力を手動調整するための火力調整レバー13が設けられている。
点消火操作ボタン2および火力調整レバー13は、本体前面部102の上半面102Aに配設されている。一方、本体前面部102の下半面102Bには、各バーナ12によるタイマ調理時間やオート調理モードを選択設定するための設定操作スイッチ14が配設されている。また、下半面102Bは、上半面102Aの下辺から前方下向きに傾斜して形成されており、この下半面102Bの下辺がコンロ本体10の最前に位置している。
図2に示すように、コンロ本体10内における本体前面部102寄りの位置には、対応するバーナ12のガス供給弁装置としてのバルブユニット15が組み込まれている。バルブユニット15は、一端の配管接続口15Aがコンロ本体10内のガス配管16に接続され、他端のガス噴射ノズル15Bが対応するバーナ12のガス入口12Bに臨んでいる。また、バルブユニット15の内部には、配管接続口15Aとガス噴射ノズル15Bとを繋ぐ一つのガス流通路150が設けられている。
ガス流通路150には、点消火操作ボタン2の点火操作によって開き、バーナ12の消火や失火によって閉じる電磁開閉弁151、点消火操作ボタン2の点火操作や消火操作によって開閉する主弁152、コンロ本体10内に組み込まれた図示しない制御回路からの指示に応じてバーナ12へのガスの供給量を切り替える火力切替弁153、および、火力調整レバー13の操作位置に合わせて開度調整されるニードル弁154が上流側よりこの順序で配設されている。
主弁152は、バルブユニット15の内部にて前後方向に延設される弁軸155の中間部に固設されており、ばねの押圧力によって常に弁軸155と共に閉方向(前方)へ押圧されている。また、電磁開閉弁151は、弁軸155の後端側に配設されており、弁軸155が開方向(後方)へ摺動した際に、弁軸155の軸端で押されて開放する。また、弁軸155の前端側には、点消火操作ボタン2の点火操作に連動してバルブユニット15の内部へ押し込まれ、弁軸155を開方向に摺動させる開弁軸端子156が設けられている。
開弁軸端子156は、対応する点消火操作ボタン2の後方位置にて、バルブユニット15から前方へ突出した状態で設けられている。また、開弁軸端子156は、図示しないプッシュプッシュ機構に連結されており、後方へ一回押される毎に所定の開位置と閉位置との間で交互に往復移動し、何れか一方の位置で係止される。従って、開弁軸端子156が後方へ押されて開位置に移動すると、それに伴って主弁152および電磁開閉弁151が開かれる。そして、この状態でバーナ12の点火が検知されると、電磁開閉弁151は、電磁力によって開状態で維持される。一方、再び開弁軸端子156が後方へ押されて閉位置に戻ると、それに伴って主弁152が閉じられる。その後、バーナ12の消火が検知されると、電磁開閉弁151も閉じられる。
図2および図3に示すように、点消火操作ボタン2のボタン本体20は、略半円筒状に形成されており、外周面201を本体前面部102に開設された操作ボタン用開口17から前方へ臨ませた状態でコンロ本体10の内部に組み込まれている。
ボタン本体20の外周面201には、バーナ12の点火や消火を行うための操作子21が設けられている。一方、ボタン本体20の左右の側面202には、ボタン本体20を回動可能な状態で支持する支軸22が設けられている。
ボタン本体20の下端中央には、ボタン本体20が下方へ回動するのに伴って開弁軸端子156を後方へ押し下げる押圧部としての押圧突起23が設けられている。さらに、ボタン本体20の外周面201で且つ操作子21の上方位置には、対応するバーナ12の点火操作がなされたことを示す点火表示部24が設けられている。
操作子21は、側面視略台形状に形成されており、操作ボタン用開口17から本体前面部102の前方へ突出している。また、操作子21は、点火操作がなされていないオフ状態(図2および図3に示した状態)において、操作ボタン用開口17の上縁寄りに配置されるよう構成されている。従って、点火表示部24は、上記オフ状態においては、操作ボタン用開口17の上縁後方の空間に隠蔽されている。
操作子21の前端部(以下、「操作子前端」という)210は、本体前面部102の下半面102Bの下辺よりも後方に位置している。そのため、本体前面部102の前方に接近した使用者の身体や荷物は、操作子前端210よりも先に、本体前面部102の下半面102Bの下辺に接触し易い。即ち、本体前面部102の下辺が操作子前端210より前方に突出しているため、操作子前端210には使用者の身体や荷物が接触し難い。
操作子21の上面部(以下、「操作子上面」という)211は、外周面201から本体前面部102の前方下向きに傾斜している。従って、たとえ本体上面部101で生じた煮こぼれが操作子21の配設部に流れ落ちても、操作子上面211に滞留し難い。尚、操作子上面211がバーナ12の点火や消火を行うときの操作面となる。
点火操作や消火操作を行う際に操作子上面211に加えられる力の損失を考慮すれば、操作子上面211の傾斜角度は、操作子前端210の上縁とボタン本体20の回転軸心とを結ぶ線に一致する、或いは、平行であるのが望ましい。しかしながら、上述した煮こぼれの問題も考慮して、本実施の形態に係る点消火操作ボタン2の操作子上面211は、操作子前端210の上縁から緩やかな上向きの傾斜角度(ここでは、1度)に設定されている。
支軸22は、ボタン本体20の側面202から左右外側へ突出し、本体前面部102の裏面に立設された支持壁18(図2参照)に回動可能な状態で連結支持されている。即ち、ボタン本体20は、支軸22を中心として上下方向(外周面201の周方向)に回動可能な状態で支持壁18に支持されており、両支軸22の中心を通る線F(図3参照)がボタン本体20の回転軸心となる。
図4に示すように、押圧突起23は、ボタン本体20の下端から開弁軸端子156の前方位置まで下向きに延出されている。また、本体前面部102の裏面で且つ押圧突起23の前方位置には、上記オフ状態において押圧突起23の前面部231に当接する突片19が設けられている。従って、ボタン本体20に対して上方へ回動させる方向に応力が加わっても、ボタン本体20は、上記オフ状態の位置より上方には回動しない。
押圧突起23の後面部232は、前方下向きに傾斜して形成されており、上記後面部232の後方に開弁軸端子156が対向して設けられている。従って、点火や消火の操作によりボタン本体20が下方へ回動された際、押圧突起23は、後面部232を開弁軸端子156の前端に当接させた状態で後方へ回動し、開弁軸端子156を後方へ押し下げる。
このように、上記点消火操作ボタン2は、点火操作がなされていないオフ状態(図4の実線で示した状態)からオン状態(図4の二点鎖線で示した状態)になるまで操作子21を押し下げることで、開弁軸端子156を開位置へ移動させ、さらにこの状態から再び操作子21を押し下げることで、開弁軸端子156を閉位置に移動させ、オフ状態に戻るように構成されている。
押圧突起23の後面部232と開弁軸端子156との当接点(以下、「基準作用点」という)Aは、常にボタン本体20の回転軸心Fより下方位置となるように設定されている。また、操作子上面211の前縁の中央点(以下、「基準力点」という)Pは、オフ状態およびオン状態の何れの状態においても、ボタン本体20の回転軸心Fより上方位置となるように設定されている。
回転軸心Fから基準力点Pまでの距離FPは、回転軸心Fから基準作用点Aまでの距離FAより長くなるよう(ここでは、距離FAの約1.6倍)に設定されている。従って、操作子21を押し下げる際に基準作用点Aに加わる押圧力は、その分、てこの原理によって増大される。
また、操作子21および押圧突起23は、何れもボタン本体20に一体形成されている。そのため、操作子21を押し下げる力は、極めて少ない損失で開弁軸端子156を後方へ移動させる押圧力に変換され、基準作用点Aに伝達される。
点火表示部24は、側面視においてボタン本体20の回転軸心Fを通る垂直線より前方位置で且つ回転軸心Fを通る水平線を挟んで押圧突起23と反対側の位置に設けられている。従って、操作子21が押し下げられ、押圧突起23が後方へ回動すると、点火表示部24は、それに伴って速やかに操作ボタン用開口17から本体前面部102の外側前方に露出する。
また、点火表示部24は、ボタン本体20の上端付近から操作子21へ向かって前方下向きに傾斜して形成されている。さらに、点火表示部24の所定領域には、点消火操作ボタン2がオン状態であることを示す色のシール(以下、「表示」という)240が貼着されている。従って、操作子21が操作ボタン用開口17の略中央位置まで押し下げられてオン状態になると、点火表示部24は、表示240を前方斜め上向きとした姿勢で本体前面部102の外側前方に露出した状態となる。
上記実施の形態によれば、点火操作がなされていないオフ状態において、操作子前端210が支軸22より上方に位置しているため、図5に示すように、操作子前端210に前方から水平に押圧力が加わった場合には、ボタン本体20に対して上方へ回動させる方向、即ち、点火操作方向と反対の方向に応力N1が働く。従って、たとえ使用者の身体や荷物が操作子前端210に前方から接触しても、ボタン本体20は点火操作方向には回動し難い。即ち、オン状態になり難い。よって、バーナ12の誤点火を防止できる。
特に、このものでは、上記オフ状態において操作子前端210が支軸22より上方に位置しているため、ボタン本体20に対して下方へ回動させる方向に応力が働くと、操作子21は、図4に示したように、オフ状態の位置から途中まで前方へ迫り出しながら回動する。従って、たとえ使用者の身体や荷物が操作子前端210に前方から斜め下向きに接触しても、そこからさらに前方、即ち、点火操作方向には回動し難い。よって、バーナ12の誤点火をより確実に防止できる。
さらに、このものでは、操作子21を押し下げる操作によってバーナ12を点火させるように構成されており、操作子21を押す力の反力は、使用者の身体に対して垂直方向に作用し、体重と相殺されるから、その分、小さい力で操作子21を操作することができる。よって、操作性も良い。
また、上記実施の形態によれば、ボタン本体20の回転軸心Fから操作子21の基準力点Pまでの距離FPが押圧突起23の基準作用点Aまでの距離FAに比べて長い分、開弁軸端子156に加わる押圧力が大きくなるから、より小さい力で操作子21を操作することができる。よって、操作性が一層良好である。
ところで、図6に示した既述従来の点消火操作ボタン9では、支軸92より下方位置に設けられた操作子91をコンロ本体80の内部後方へ押し込む操作によってガス供給弁装置を開閉させるように構成されているため、コンロ本体80の内部における点消火操作ボタン9の周辺に、操作子91を含む点消火操作ボタン9の全体が後方へ押入可能な空間を確保する必要がある。しかしながら、本実施の形態に係る点消火操作ボタン2では、コンロ本体10の前方へ突出した操作子21を押し下げる操作によって押圧突起23を後方へ回動させ、バルブユニット(ガス供給弁装置)15を開閉させるように構成されているため、図4に示したように、コンロ本体10の内部における点消火操作ボタン2の周辺には、ボタン本体20を収容する空間と、押圧突起23が所定範囲で前後に回動可能な空間があれば足りる。従って、点消火操作ボタン2の下方に設定操作スイッチ14を配置できるなど、ガスコンロ1全体の設計の自由度が向上する。
しかも、開弁軸端子156と当接する押圧突起23の基準作用点Aは、点消火操作ボタン2の下端に設定されているから、既述従来の点消火操作ボタン9のようにボタン本体の回転軸心に近接して押圧部が設けられたものに比べて、少ない回動距離で開弁軸端子156を移動させることが可能である。即ち、点火操作や消火操作の際に前後方向への移動が少ない。よって、周辺部材に接触し難く、変形や損傷を生じ難い。
また、このものでは、点火表示部24が操作子21の上方位置に設けられ、点火操作がなされていないオフ状態ではコンロ本体10内に隠蔽され、点火操作がなされた場合にのみコンロ本体10の外部前方に露出するように構成されているから、見る角度や光の反射加減にかかわらず、直感的に点火や消火の操作状態を視認できる。よって、使い勝手が良い。
しかも、上記点火表示部24は、ボタン本体20における操作子21の上方位置で且つオフ状態においてコンロ本体10内に隠蔽される位置に設けられているため、操作する指によって表示240の視認が妨げられることも少なく、操作状態をより視認し易い。よって、使い勝手が一層良好である。
尚、表示240は、シールに代えて、オン状態であることを示す色の塗装を施してもよいし、ボタン本体20と異なる色で形成されたプレートを取り付けてもよい。また、LED等の光源を組み込んでもよい。
本発明は、本体上面部101に単数のコンロバーナ12Aのみ配設されたガスコンロにも適用できるし、グリル庫100を有しない構成のガスコンロにも適用できる。
1 ガスコンロ
10 コンロ本体
102 本体前面部
12 バーナ
15 バルブユニット(ガス供給弁装置)
156 開弁軸端子
2 点消火操作ボタン
20 ボタン本体
21 操作子
210 操作子の前端部
22 支軸
23 押圧突起(押圧部)
24 点火表示部

Claims (3)

  1. ガスコンロの本体前面部に設けられる点消火操作ボタンであって、ボタン本体からコンロ本体の前方へ突出する操作子と、ボタン本体を上下に回動可能な状態で支持する支軸とを備え、
    点火操作がなされていないオフ状態において、操作子の前端部が支軸より上方に配設され、操作子を前記オフ状態の位置から押し下げる操作によりボタン本体を下方へ回動させ、対応するバーナのガス供給弁装置を開状態にさせるように構成された、ガスコンロの点消火操作ボタン。
  2. 請求項1に記載のガスコンロの点消火操作ボタンにおいて、
    ボタン本体の回転軸心から操作子の基準力点までの距離が、前記回転軸心からガス供給弁装置の開弁軸端子を開位置へ移動させる押圧部の基準作用点までの距離より長く設定された、ガスコンロの点消火操作ボタン。
  3. 請求項1または2に記載のガスコンロの点消火操作ボタンにおいて、
    バーナの点火操作がなされたことを示す点火表示部を備え、
    点火表示部は、ボタン本体における操作子の上方位置に設けられ、前記オフ状態であるときはコンロ本体の内部に隠蔽され、操作子を前記オフ状態の位置から下方へ回動させてオン状態としたときにコンロ本体の外部前方に露出するように構成された、ガスコンロの点消火操作ボタン。
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