JP5587939B2 - 炊飯機能付きガスコンロ - Google Patents

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Description

本発明は、手動式の器具栓を備える炊飯機能付きガスコンロに関する。
従来、この種のガスコンロにより炊飯を行う場合は、バーナの点火操作後に手動で火力調節レバーを「炊飯」と表示された炊飯位置に合わせてバーナの火力を炊飯火力に設定し、炊飯モードの選択によりバーナを炊飯用に火力制御するようにしている(特許文献1)。
特開平10−211102号公報
ところで、3口のガスンコンロは、手前の2つに標準バーナ(約2600kcal/h)と強火力バーナ(約3600kcal/h)を配置し、中央奥に1つの小バーナ(約1100kcal/h)を配置することが多く、炊飯を行う場合、比較的良好な炊飯火力を得やすい等の理由から標準バーナが使用されることが多い。また、手前2つのバーナを共に強火力バーナ仕様とするガスコンロがある。このガスコンロで炊飯を行う場合は強火力バーナを使用することとなる。
このように、ガスコンロの標準バーナや強火力バーナで炊飯を行う場合でも、手動式の器具栓を備えるものは手動で火力調節レバーの位置を炊飯位置に合わせることが必要となる。そのため、炊飯位置への手動による火力調節レバーの設定位置がずれると適切な炊飯火力が得られなくなり、また、火力調節レバーを炊飯位置に移動させる操作が面倒であり、時には火力調節レバーを炊飯位置に合わせるのを忘れることも起こり得た。そのため、炊飯が上手くできないこともあった。
因みに、強火力バーナは、ガスインプットが最も大きく標準バーナに比べて火力調節範囲が広域であるが、火力調節レバーの操作範囲は構造上標準バーナと同一となっている。そのため、特に強火力バーナの場合は、炊飯に適した炊飯火力を火力調節レバーの操作幅の中で手動により設定するのは難しく、しかも炊飯位置への火力調節レバーの位置ずれによる炊飯火力のばらつきが標準バーナよりも大きくなる。
本発明は、以上の事情に鑑みてなされたものであり、手動式の器具栓を備えたガスコンロにより炊飯を行う場合、火力調節レバーを手動で操作することを省略でき、且つ炊飯に適した炊飯火力が安定して得られ、使い勝手の良い炊飯機能付きガスコンロを提供することを課題とする。
本発明に係る炊飯機能付きガスコンロは、
バーナへガス供給するための手動式の器具栓を備えるとともに、炊飯モードの選択により炊飯用にバーナを火力制御するための制御部を備えた炊飯機能付きガスコンロであって、
器具栓は、バーナへのガス供給路に介設され且つ火力調節レバーの手動操作により動作されてガス供給量を増減する流量調節弁と、バーナの点火操作の際に点火操作具の手動操作と連動して火力調節レバーとともに流量調節弁を点火及び炊飯位置に強制的に移動させる連動機構と、バーナへのガス供給路に介設された火力切換え手段とを備え、
連動機構は、点火操作具の手動操作により回動される1つの連動カムで構成され、連動カムには流量調節弁に設けられて一端が火力調節レバーに係合される操作ピンの他端と係合される連動孔が設けられ、連動孔には点火操作具を手動操作すると火力調節レバーを点火及び炊飯位置に強制的に移動させる第1作用辺と第2作用辺とが対向して形成されており、
火力調節レバーを配置する本体面には、火力調節レバーの位置が炊飯位置にあることを示す炊飯表示が、バーナの点火位置と同じ位置に表示されており、
制御部は、炊飯モードの選択により、火力調節レバーの位置が連動機構によって点火操作具の手動操作と連動して強制的に移動された点火及び炊飯位置にある状態において、バーナ点火後にバーナの火力を点火時の点火火力から炊飯に適した炊飯火力に切り換えるように火力切換え手段を設定する制御構成とする。

上記構成によれば、火力調節レバーの位置が連動機構により点火操作具の手動操作と連動して点火及び炊飯位置となる一定位置に設定されるので、炊飯を行う場合に火力調節レバーの位置を手動で炊飯位置に合わせる操作を省略することができる。また、火力調節レバーを配置する本体面には、火力調節レバーの位置が炊飯位置にあることを示す炊飯表示が、バーナの点火位置と同じ位置に表示されているので、炊飯の際、火力調節レバーの位置が炊飯位置にあることを認識して、バーナの点火操作後に火力調節レバーの位置を操作する必要がないことを確認することができる。
ところで、手動式の器具栓には、バーナへの点火の際に、点消火ボタンの点火操作と連動して火力調節レバーを大火位置に強制的に移動させて、バーナの点火を確実に行える構成にしたものがある。従って、炊飯を行う場合に火力調節レバーを炊飯位置へ手動操作する手間を省くため、例えば、点火時に強制的に操作された大火状態で炊飯を行う構成にしようとしても、炊飯には火力が強過ぎて良好な炊飯を行うことができない。一方、点火操作時において火力調節レバーの位置を大火位置ではなく炊飯位置に強制的に移動させ、炊飯火力でバーナを点火させようとすると、バーナの点火の際にガス量不足で点火不良を起こしやすくなるおそれがある。
本発明の上記構成によれば、炊飯モードを選択すると、火力調節レバーの位置が点火及び炊飯位置にある状態において、火力切換え手段によって、バーナ点火後にバーナの火力が点火時の点火火力から炊飯に適した炊飯火力に切り換えられる。これにより、バーナの点火操作の際は、バーナへ点火に十分なガス量を供給してバーナの点火を確実に行うことができ、炊飯の際は、火力調節レバーを操作することなく点火位置の状態でバーナの点火火力を炊飯に適した炊飯火力に自動的に切り換えることができる。よって、良好な炊飯を実行することができる。また、強火力バーナで炊飯を行う場合でも、決められた炊飯火力が安定して得られ、良好な炊飯を実行することができる。
上記火力切換え手段は、第1開閉弁と第2開閉弁とを備え、
上記制御部は、バーナの点火操作の際には第1開閉弁及び第2開閉弁を開弁させ、炊飯モードの選択によりバーナ点火後に第2開閉弁を閉弁して第1開閉弁だけを開弁させる制御構成とすることが望ましい。
これにより、連動機構とともに第1開閉弁及び第2開閉弁の動作を組み合わせることで、バーナの点火操作の際は、バーナへ点火に十分なガス量を供給してバーナの点火を確実に行うことができ、炊飯の際は、火力調節レバーを操作することなく点火位置の状態でバーナの点火火力を炊飯に適した炊飯火力に自動的に切り換えることができる。
上記器具栓には、ガス供給路に連通するとともに第1開閉弁を介設する第1ガス流路と、ガス供給路に連通するとともに第2開閉弁を介設する第2ガス流路と、ガス供給路に連通する第3ガス流路とが形成され、
上記制御部は、炊飯中の火力切換え制御として、第2開閉弁を閉弁状態とし第1開閉弁を開閉することにより行うようにしてもよい。
このように、炊飯中のバーナの火力切換え制御を第1開閉弁と第2開閉弁の動作で行うので、第1ガス流路と第3ガス流路の各流路によりバーナへのガス供給量を設定することができ、切換えたバーナの火力が一定に保持され、良好な炊飯を行うことができる。
以上のように、本発明によれば、手動式の器具栓を備えるガスコンロで炊飯する場合に、火力調節レバーの位置ずれによって炊飯火力にばらつきを生じさせることがなく、決められた炊飯火力が安定して得られ、良好な炊飯を実行することができ、使い勝手を向上することができる。また、強火力バーナで炊飯を行う場合でも、決められた炊飯火力が安定して得られ、良好な炊飯を実行することができる。
実施形態によるガスコンロの外観を示す斜視図である。 炊飯を行う強火力バーナのガス回路を示すブロック図である。 炊飯を行う強火力バーナに対する器具栓の内部構造を示す断面図である。 炊飯を行う強火力バーナに対する器具栓の前面側の外観を示す正面図である。 火力調節レバーと連動カムとスライダとを示す分解斜視図である。 火力調節レバー及びニードル弁を弱火位置から中火位置に強制的に移動させる連動カムの動作を説明するための模式図である。 火力調節レバー及びニードル弁を強火位置から中火位置に強制的に移動させる連動カムの動作を説明するための模式図である。
以下に、本発明の実施形態について説明する。
図1において、実施形態の炊飯機能付きガスコンロの一例としてキッチンのカウンタートップCに設置されるビルトインガスコンロを示し、このガスコンロ1は、天板11上に3口のコンロ部13を有し、本体10の中央にグリル部14を有する。コンロ部13のバーナ配置は、手前の2つを共にガスインプットが大きい強火力バーナ2R,2L(約3600kcal/h)とし、中央奥の1つをガスインプットが最も小さい小バーナ2C(約1100kcal/h)とする。このガスコンロ1で炊飯を行う場合、例えば、右側の強火力バーナ2Rが使用される。各バーナ2R,2L,2Cの中央部には、五徳15に載置された調理容器A(図2参照)の底面に接触させて温度を検出する温度センサ16が設けられている。本体10の前面パネル12には、グリルバーナ(図示せず)の点消火ボタン21Gと、左右の強火力バーナ2R,2Lの各々の点消火ボタン21R,21Lと、小バーナ2Cの点消火ボタン21Cと、左右の強火力バーナ2R,2Lの各々の火力調節レバー22R,22Lと、小バーナ2Cの火力調節レバー22Cと、炊飯モードを設定するための選択ボタン17とが設けられている。そして、ガスコンロ1は、選択ボタン17での炊飯モードの選択により炊飯用に強火力バーナ2Rの火力を火力制御する制御部6を備えている(図2参照)。なお、点消火ボタン21R,21L,21C,21Gが点火操作具となる。また、選択ボタン17により、炊飯モードの他に湯沸しモード等も選択できる。
本体10内には、各バーナ2R,2L,2Cとガス管との間に手動式の器具栓3が設けられている。図2、図3及び図4に示すように、炊飯を行う強火力バーナ(以下、「バーナ」という。)2Rの器具栓3は、器具栓本体30内にガスの導入口31から導出口32に連通するガス供給路5が形成され、ガス供給路5には、上流側から電磁安全弁41、ガス元弁42、流量調節弁としてのニードル弁43が設けられている。さらに、この器具栓3は、2連の電磁弁(開閉弁)として第1電磁弁54と第2電磁弁55とを備える。これら第1電磁弁54及び第2電磁弁55がバーナ2Rの火力切換え手段となる。器具栓本体30内のガス供給路5は、図2を参照して、ガス元弁42とニードル弁43との間に、第1ガス流路51、第2ガス流路52、第3ガス流路53が形成され、第1ガス流路51にはこの第1ガス流路51を開閉する第1電磁弁54が設けられ、第2ガス流路52にはこの第2ガス流路52を開閉する第2電磁弁55が設けられている。第1ガス流路51及び第3ガス流路53には、ガス流路を絞ったオリフィス51a,53aが形成され、第1ガス流路51のオリフィス51aは、第1電磁弁54の下流位置に形成されている。第3ガス流路53は、電磁弁を有さず且つオリフィス53aを形成したバイパス通路となる。
図3を参照して、ガス元弁42は、器具栓本体30内に進退自在に挿入されたロッド4に取り付けられており、電磁安全弁41は、その弁体がロッド4の後端と対向して押圧可能に配置されている。ガス元弁42と電磁安全弁41の弁体は、バネ4a,4bによって閉弁側(器具栓本体30前方側)に付勢されている。器具栓本体30の前端には、器具栓本体30内から突出したロッド4の前端と対向してスライダ35が配置されている。スライダ35は、器具栓本体30の前端に取り付けられた固定枠36内に摺動自在に内嵌されるとともにコイルバネ37で前方に付勢されている。スライダ35の前端は、点消火ボタン21Rの裏面に当接されている。
スライダ35は、プッシュプッシュ機構により、点消火ボタン21Rの1回目の押込み操作で押し切られた終端位置から復帰する中間位置で係止され、点消火ボタン21Rの2回目の押込み操作で中間位置から始端位置に弾性復帰する構成となっている。プッシュプッシュ機構は、スライダ35の下面に形成された略ハート型のカム溝35aと、固定枠36に保持されてカム溝35aに係合されるU字状のピン36aとにより構成される。従って、点消火ボタン21Rを押込み操作(点火操作)すると、スライダ35が始端位置から終端位置に移動してロッド4が後方に押動されてガス元弁42と電磁安全弁41が開弁され、器具栓3が開栓してバーナ2Rにガスが供給される。同時に固定枠36に取り付けたスイッチ(図示せず)がオンして、制御部6の指令によりイグナイタ61を駆動して点火電極62がスパークし、バーナ2Rが点火される。バーナ2Rが点火して炎検知器63から起電力信号が制御部6に入力されると、制御部6の指令により電磁安全弁41に起電力が付与されて電磁安全弁41の開弁状態が保持される。そして、点消火ボタン21Rの押込みを解くと、スライダ35は、プッシュプッシュ機構により中間位置に係止される。この中間位置では、ガス元弁42は開弁状態に保持されるので、バーナ2Rは着火状態に維持される。次に点消火ボタン21Rを再度押込み操作(消火操作)すると、中間位置でのスライダ35の係止が解かれ、そして、点消火ボタン21Rの押込みを解くと、スライダ35が前方の始端位置に復帰してガス元弁42が閉じられ、バーナ2Rが消火される。バーナ2Rの消火操作により電磁安全弁41への起電力付加が絶たれて電磁安全弁41が閉じる。
ニードル弁43は、器具栓本体30の前方へ延びる膨出部34内においてガス供給路5と連通して形成された挿通孔34aに摺動自在に配設されている。ニードル弁43は、一端部にノズル孔43aを有する弁孔43bが設けられ、他端部付近に上下に突出する操作ピン43cが挿入固定されている。図4をも参照して、膨出部34には、挿通孔34aに連続して上下に切り欠いたスリット34bが膨出部34の前面から後方へ一定範囲に渡って形成されている。そして、操作ピン43cは、スリット34bに配置されてニードル弁43とともに前後に移動可能となっている。器具栓3の膨出部34の上面には、火力調節レバー22Rがカバー板23とともにボルト24を各取付孔22b,23b(図5参照)に通して回動可能に取り付けられている。火力調節レバー22Rには、円弧状に形成された斜め向きのカム孔22a(図5参照)が設けられ、このカム孔22aに操作ピン43cの上端が係合されている。カバー板23には、火力調節レバー22Rのカム孔22aを露出させるように長孔23a(図5参照)が設けられている。火力調節レバー22Rの先端には、前面パネル12から突出する調整摘み22cが取り付けられる。この調整摘み22cを、図1において右方向に移動させて火力調節レバー22Rを反時計方向に回動させると、カム孔22aにより操作ピン43cが器具栓3の前方側に移動され、それに伴ってニードル弁43が移動してガス供給路5と連通する弁孔43bとニードル弁43の先端の周囲のすき間よりガスが流れ(図3中の部分拡大図(強火)を参照。)、バーナ2Rの火力を強火とする。また、調整摘み22cを、図1において左方向に移動させて火力調節レバー22Rを時計方向に回動させると、カム孔22aにより操作ピン43cが器具栓3の後方側に移動され、それに伴ってニードル弁43が移動して弁孔43bのみからガスが流れ(図3中の部分拡大図(弱火)を参照。)、バーナ2Rの火力を弱火とする。
器具栓3は、点消火ボタン21Rでの点火操作の際にニードル弁43の位置を点火及び炊飯位置に設定するための連動機構としての連動カム7が設けられている。連動カム7は、ニードル弁43の操作ピン43cの下端が係合される略三角形状に切り欠かれた連動孔71が設けられ、膨出部34の下面に対してボルト75を取付孔74に通して回動可能に取り付けられている。図5に示すように、連動カム7における略三角形状の連動孔71の三辺は、器具栓3の前側へ弧状に膨出する第1作用辺71aと、この第1作用辺71aと対向する斜辺の第2作用辺71bと、前後方向に直線状に延びる許容辺71cとで構成されている。連動カム7の一側端部には、垂下片72が設けられ、この垂下片72には、スライダ35の上部に形成された押圧部35bにより押圧操作される操作片72aが内側へ向けて折曲形成されている。垂下片72の後部には、スプリング73を受ける係止片72bが形成されており、連動カム7は、その係止片72bと器具栓本体30の前面に形成した凹部33(図3参照)との間にスプリング73が介装されて時計方向に回動付勢される。
そして、バーナ2Rの点火時に点消火ボタン21Rを押込み操作すると、スライダ35の押圧部35bにより操作片72aが押圧操作されて連動カム7が反時計方向に回動する。このとき、図6(a)に示すように、火力調節レバー22Rが弱火位置側にあると、連動カム7の回動に伴って、図6(b)に示すように、第1作用辺71aにより操作ピン43cが押圧操作されてニードル弁43が器具栓3の前方側へ強制移動されるとともに、火力調節レバー22Rが中火位置(点火及び炊飯位置)に強制的に移動される。また、図7(a)に示すように、火力調節レバー22Rが強火位置側にあると、連動カム7の回動に伴って、図7(b)に示すように、第2作用辺71bにより操作ピン43cが押圧操作されてニードル弁43が器具栓3の後方側へ強制移動されるとともに、火力調節レバー22Rが中火位置(点火及び炊飯位置)に強制的に移動される。
すなわち、ニードル弁43が器具栓本体30の前端側に位置した強火位置の状態にあっても後端側に位置した弱火位置の状態にあっても、バーナ2Rの点火の際、点消火ボタン21Rを押込み操作すると、連動カム7によって操作ピン43cを介して、ニードル弁43が火力調節レバー22Rとともに点火に適した中火位置に強制的に移動される。よって、バーナ2Rの点火は、この中火位置の状態で行われる。そして、バーナ2Rの点火完了後に点消火ボタン21Rの押圧を解くと、連動カム7がスプリング73により回動復帰して図6(a)や図7(a)に示す位置に保持される。この位置では、連動カム7に設けた連動孔71の空間が操作ピン43cの前後移動の範囲と一致するので、火力調節レバー22Rを回動するとバーナ2Rの火力を弱火から強火の間で自由に変更調節することができる。なお、点消火ボタン21Rでの消火操作時も点消火ボタン21Rでの消火操作と連動してニードル弁43及び火力調節レバー22Rの位置を強制的に移動させるようにしてもよいし、また、消火操作時にはスライダ35の移動では連動カム7を回動させないようにスライダ35の押圧部35bと連動カム7の操作片72aとの距離を設定する等してニードル弁43及び火力調節レバー22Rの位置は強制的に移動させないようにしてもよい。
以上の構成を備えたガスコンロ1により炊飯を行う場合の動作を説明する。
炊飯を行う強火力バーナ2Rを点火するため、点消火ボタン21Rを押込み操作すると、器具栓3のガス元弁42及び電磁安全弁41が開弁され、また、点消火ボタン21Rの押込み操作と連動して器具栓3のニードル弁43が火力調節レバー22Rとともに中火位置に強制的に移動設定される。同時に制御部6の指令により第1電磁弁54及び第2電磁弁55が開弁状態に保持される。このように、バーナ2Rへの点火時には、ニードル弁43が中火位置に設定されるとともに、第1電磁弁54及び第2電磁弁55が開弁されるので、器具栓3からバーナ2Rへのガス供給量が点火に適した量に調節される。従って、バーナ2Rは、ガス量不足で点火不良を起こすことなく確実に点火される。
そして、選択ボタン17で炊飯モードが選択されることによって、制御部6の指令によりバーナ2Rの点火後に第2電磁弁55を閉じる。これにより、器具栓3からバーナ2Rへのガス供給量は、第1ガス流路51のオリフィス51aと第3ガス流路53のオリフィス53aで設定されるとともに、中火位置に設定されたニードル弁43によっても設定される。従って、バーナ2Rの火力は、点火時の点火火力から、この点火火力よりも小さく炊飯に適した炊飯火力に設定される。すなわち、炊飯の際は、2つの電磁弁のうち1つの電磁弁(第2電磁弁55)を閉じることで、火力調節レバー22Rを操作することなく点火位置の状態でバーナ2Rの火力が点火時の点火火力から炊飯に適した炊飯火力へ自動的に変更される。よって、炊飯を行う場合に火力調節レバー22Rの位置を手動で炊飯位置に合わせる操作を省略することができる。しかも、火力調節レバー22Rの位置は、連動機構である連動カム7によって一定の設定位置に必ず設定されるから設定位置がずれることはなく、よって、炊飯火力にばらつきが生じることがなく安定して適切な炊飯火力が得られる。
また、前面パネル12における火力調節レバー22Rの調整摘み22c付近には、火力調節レバー22Rの位置が炊飯位置にあることを示す炊飯マーク18(炊飯表示)が、バーナ2Rの点火位置と同じ位置に表示されている(図1参照)。従って、このガスコンロ1の使用者は、炊飯の際、火力調節レバー22Rの位置が炊飯マーク18と一致していることで火力調節レバー22Rの位置が炊飯位置にあることを認識して、バーナ2Rの点火操作後に火力調節レバー22Rの位置を操作する必要がないことを確認することができる。
そして、炊飯中は、調理容器の底面に接触した温度センサ16の検出温度に基づいて制御部6の指令によりバーナ2Rの火力制御が行われる。この炊飯中の火力制御としてバーナ2Rの火力切換え制御は、第2電磁弁55を閉弁状態のままとし、第1電磁弁54を開閉することにより行う。すなわち、炊飯中のバーナ2Rの火力は、第1電磁弁54を開いた状態では上記炊飯火力であるが、第1電磁弁54を閉じることにより炊飯火力から、これより小さい弱火に切換えられる。このように、炊飯中のバーナ2Rの火力切換えを第1電磁弁54、第2電磁弁55の動作で行うので、第1ガス流路51及び第3ガス流路53の各流路によりバーナ2Rへのガス供給量を一定に設定することができ、切換えたバーナ2Rの火力が一定に保持され、良好な炊飯を行うことができる。
そして、炊飯を完了するときは、制御部6の指令により電磁安全弁41への起電力供給を絶ち、電磁安全弁41を閉じてバーナ2Rを消火する。なお、この状態では、点消火ボタン21Rに設けたランプ19が点滅されていて点消火ボタン21Rが中間位置に押込み状態にあることが知らされており(図1参照)、使用者は、このランプ19の点滅を見て、点消火ボタン21Rを押込み操作して元の始端位置に復帰させることができる。すると点消火ボタン21Rのランプ19も消灯する。
以上の実施形態の炊飯機能付きガスコンロ1によれば、手動式の器具栓3を備えるガスコンロ1で炊飯する場合、連動機構としての連動カム7とともに2連の電磁弁としての第1電磁弁54及び第2電磁弁55の動作を組み合わせることで、バーナ2Rの点火操作の際は、第1電磁弁54及び第2電磁弁55を開弁状態とし点火に十分なガス量をバーナ2Rへ供給してバーナ2Rの点火を確実に行うことができ、炊飯の際は、炊飯モードの選択により第2電磁弁55を閉じることで火力調節レバー22Rを操作することなく点火位置の状態でバーナ2Rの火力を点火時の点火火力から炊飯に適した炊飯火力へ自動的に変更することができる。従って、炊飯を行う場合に火力調節レバー22Rの位置を手動で炊飯位置に合わせる操作を省略することができ、使い勝手を向上することができる。そして、炊飯を強火力バーナ2Rで行う場合であっても、火力調節レバー22Rの位置ずれにより炊飯火力にばらつきを生じさせることがなく、決められた炊飯火力が安定して得られ、良好な炊飯を実行することができる。また、炊飯中のバーナ2Rの火力切換えは、第1電磁弁54を開閉することで切換えたバーナ2Rの火力が一定に保持され、失敗無く良好な炊飯を行うことができる。
なお、上記実施の形態のガスコンロ1では手前2つのバーナ2Rを共に強火力バーナ2R(約3600kcal/h)としたが、一方をガスインプットが中程度の標準バーナ2R(約2600kcal/h)とし、この標準バーナ2Rに上記器具栓3を適用して炊飯を行うようにしてもよい。
1 ガスコンロ
2L,2R,2C バーナ
3 器具栓
5 ガス供給路
6 制御部
7 連動カム
12 前面パネル
16 温度センサ
17 選択ボタン
18 炊飯マーク
21L,21R,21C,21G 点消火ボタン
22L,22R,22C 火力調節レバー
22a カム孔
35 スライダ
35b 押圧部
41 電磁安全弁
42 ガス元弁
43 ニードル弁
43c 操作ピン
51 第1ガス流路
52 第2ガス流路
53 第3ガス流路
54 第1電磁弁
55 第2電磁弁
71 連動孔
71a 第1作用辺
71b 第2作用辺
71c 許容辺
72a 操作片
72b 係止片
73 スプリング

Claims (3)

  1. バーナへガス供給するための手動式の器具栓を備えるとともに、炊飯モードの選択により炊飯用にバーナを火力制御するための制御部を備えた炊飯機能付きガスコンロであって、
    器具栓は、バーナへのガス供給路に介設され且つ火力調節レバーの手動操作により動作されてガス供給量を増減する流量調節弁と、バーナの点火操作の際に点火操作具の手動操作と連動して火力調節レバーとともに流量調節弁を点火及び炊飯位置に強制的に移動させる連動機構と、バーナへのガス供給路に介設された火力切換え手段とを備え、
    連動機構は、点火操作具の手動操作により回動される1つの連動カムで構成され、連動カムには流量調節弁に設けられて一端が火力調節レバーに係合される操作ピンの他端と係合される連動孔が設けられ、連動孔には点火操作具を手動操作すると火力調節レバーを点火及び炊飯位置に強制的に移動させる第1作用辺と第2作用辺とが対向して形成されており、
    火力調節レバーを配置する本体面には、火力調節レバーの位置が炊飯位置にあることを示す炊飯表示が、バーナの点火位置と同じ位置に表示されており、
    制御部は、炊飯モードの選択により、火力調節レバーの位置が連動機構によって点火操作具の手動操作と連動して強制的に移動された点火及び炊飯位置にある状態において、バーナ点火後にバーナの火力を点火時の点火火力から炊飯に適した炊飯火力に切り換えるように火力切換え手段を設定する制御構成とする炊飯機能付きガスコンロ。
  2. 請求項1に記載の炊飯機能付きガスコンロにおいて、
    上記火力切換え手段は、第1開閉弁と第2開閉弁とを備え、
    上記制御部は、バーナの点火操作の際には第1開閉弁及び第2開閉弁を開弁させ、炊飯モードの選択によりバーナ点火後に第2開閉弁を閉弁して第1開閉弁だけを開弁させる制御構成とする炊飯機能付きガスコンロ。
  3. 請求項2に記載の炊飯機能付きガスコンロにおいて、
    上記器具栓には、ガス供給路に連通するとともに第1開閉弁を介設する第1ガス流路と、ガス供給路に連通するとともに第2開閉弁を介設する第2ガス流路と、ガス供給路に連通する第3ガス流路とが形成され、
    上記制御部は、炊飯中の火力切換え制御として、第2開閉弁を閉弁状態とし第1開閉弁を開閉することにより行う炊飯機能付きガスコンロ。
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