JP2016036958A - 筆記具 - Google Patents

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【課題】1種類の軸筒本体にシャープペンとボールペンのカートリッジのいずれも取り付けることができ、またフェルトペン等の場合には軸筒本体を兼用して用いることもできて部品の共通化を図ることができる筆記具を提供する。
【解決手段】軸筒本体1の後方側内部に、先端が開口している筒状の尾冠2を装着し、この尾冠内部に後方側からカートリッジ取付部材3を差し込んで組み立てるようにした構造からなり、前記カートリッジ取付部材3の先端は各種ペンのカートリッジ4が着脱自在となっていて、このカートリッジ取付部材3に装着されたカートリッジ4が前記尾冠2の開口を通過して軸筒本体1内へ差し込まれているものとした。
【選択図】図1

Description

本発明は、1種類の軸筒本体にシャープペンとボールペンのカートリッジのいずれも取り付けることができ、またフェルトペン等の場合には軸筒本体を兼用して用いることもできて部品の共通化を図ることができる筆記具に関するものである。
従来から、シャープペン、ボールペン、フェルトペン、蛍光マーカーペン、サインペン等の種々の筆記具がある。これらの筆記具の構造として、軸筒本体の後端側内部に筒状の尾冠を装着し、この尾冠にクリップや芯だし用のノック部材等を取り付けるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1や特許文献2を参照)。一方、軸筒本体の形状や色彩などのデザインを統一し、シャープペン及びボールペン及びフェルトペン等を一組のセット物として扱うようにした商品も開発されている。
前記セット商品においては、軸筒本体の外形状や色彩などのデザインが統一されているのが普通である。しかしながら、シャープペン、ボールペン、フェルトペン等のカートリッジの機能および構造はそれぞれ異なるため、各カートリッジ毎に専用の軸筒本体を準備する必要があった。その結果、部品点数が増加して管理が煩雑になるという問題や、生産コストが高くなるという問題があった。
そこで、1種類の軸筒本体のみでシャープペン、ボールペン、フェルトペン等のいずれのカートリッジにも兼用することができる全く新しいタイプの筆記具の開発が進められていた。
特許第4834507号公報 特開2004−232742号公報
本発明は上記のような問題点を解決して、シャープペン、ボールペン、フェルトペン等のいずれにも軸筒本体を兼用して用いることが可能で部品管理を簡素化することができ、しかもシャープペン、ボールペンの場合は、カートリッジの交換作業を後端部側から容易に行うことができ、また生産コストも安価なものとすることができる筆記具造を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するためになされた本発明の筆記具は、軸筒本体の後方側内部に、先端が開口している筒状の尾冠を装着し、この尾冠内部に後方側からカートリッジ取付部材を差し込んで組み立てるようにした構造からなり、前記カートリッジ取付部材の先端は各種ペンのカートリッジが着脱自在となっていて、このカートリッジ取付部材に装着されたカートリッジが前記尾冠の開口を通過して軸筒本体内へ差し込まれていることを特徴とするものである。
尾冠からカートリッジ取付部材の抜けを防止する抜け防止機能と、尾冠に対するカートリッジ取付部材の回転を防止する回転防止機能の双方を備えているものが好ましく、これを請求項2に係る発明とする。
前記抜け防止機能は、カートリッジ取付部材の挿入筒部の外周に設けた第1係止突起と、この第1係止突起を尾冠の開口を通過するまで差し込んだ後、カートリッジ取付部材を軸筒本体の軸を中心として回転した場合に、前記第1係止突起が尾冠の開口部の周壁端部と係止することにより発揮されるものであり、一方、回転防止機能は、前記カートリッジ取付部材を回転した場合に、尾冠の後部内周に設けた凸部と、この凸部に対向する位置でカートリッジ取付部材の挿入筒部の外周に設けた第2係止突起との係止により発揮されるものが好ましく、これを請求項3に係る発明とする。
前記抜け防止機能は、カートリッジ取付部材の挿入筒部の外周に設けた第3係止突起と、この第3係止突起を尾冠の開口を通過するまで差し込んだ後、カートリッジ取付部材を軸筒本体の軸を中心として回転した場合に、尾冠の開口部の周壁端部との係止により発揮されるものであり、一方、回転防止機能は、前記カートリッジ取付部材を回転した場合に、前記第3係止突起と、前記周壁端部に延設した突片部との係止により発揮されるものが好ましく、これを請求項4に係る発明とする。
前記抜け防止機能および回転防止機能は、カートリッジ取付部材の挿入筒部の外周に設けた第4係止突起と、この第4係止突起を尾冠に差し込んだ後、カートリッジ取付部材を軸筒本体の軸を中心として回転した場合に、前記第4係止突起に対向する位置で尾冠の内周に設けた第2凹部との係止により発揮されるものであり、また、前記第2凹部の端に設けた凸条に向けて緩やかな傾斜面が形成されており、前記第4係止突起と凸条との係止の衝撃が緩和される構造となっているものが好ましく、これを請求項5に係る発明とする。
前記尾冠が軸筒本体に一体的に成形されているものとすることもでき、これを請求項6に係る発明とする。
請求項1に係る発明では、軸筒本体の後方側内部に、先端が開口している筒状の尾冠を装着し、この尾冠内部に後方側からカートリッジ取付部材を差し込んで組み立てるようにした構造であり、前記カートリッジ取付部材の先端はシャープペン、及びボールペンのカートリッジが着脱自在となっていて、このカートリッジ取付部材に装着されたカートリッジが前記尾冠の開口を通過して軸筒本体内へ差し込まれているものとしたので、1種類の軸筒本体とカートリッジ取付部材に対して、シャープペン、及びボールペンのカートリッジ軸筒の取り付けが可能となり、部品の共通化を図ることができる。また、カートリッジの交換を後方側から簡単に行うことができる。
請求項2に係る発明では、尾冠からカートリッジ取付部材の抜けを防止する抜け防止機能と、尾冠に対するカートリッジ取付部材の回転を防止する回転防止機能の双方を備えているものとしたので、組み立て後においてもカートリッジ取付部材はしっかりと固定された状態が維持され、筆記具として優れた使い勝手を発揮することができる。
請求項3に係る発明では、抜け防止機能は、カートリッジ取付部材の挿入筒部の外周に設けた第1係止突起と、この第1係止突起を尾冠の開口を通過するまで差し込んだ後、カートリッジ取付部材を軸筒本体の軸を中心として回転した場合に、前記第1係止突起が尾冠の開口部の周壁端部と係止することにより発揮されるものであり、一方、回転防止機能は、前記カートリッジ取付部材を回転した場合に、尾冠の後部内周に設けた凸部と、この凸部に対向する位置でカートリッジ取付部材の挿入筒部の外周に設けた第2係止突起との係止により発揮されるものとしたので、軸筒本体とカートリッジ取付部材の組み立てを簡単に行うことができ、また、カートリッジ取付部材の抜け防止と回転防止を発揮することができる。
請求項4に係る発明では、抜け防止機能は、カートリッジ取付部材の挿入筒部の外周に設けた第3係止突起と、この第3係止突起を尾冠の開口を通過するまで差し込んだ後、カートリッジ取付部材を軸筒本体の軸を中心として回転した場合に、尾冠の開口部の周壁端部との係止により発揮されるものであり、一方、回転防止機能は、前記カートリッジ取付部材を回転した場合に、前記第3係止突起と、前記周壁端部に延設した突片部との係止により発揮されるものとしたので、軸筒本体とカートリッジ取付部材の組み立てを簡単に行うことができ、また、カートリッジ取付部材の抜け防止と回転防止を発揮することができる。
請求項5に係る発明では、抜け防止機能および回転防止機能は、カートリッジ取付部材の挿入筒部の外周に設けた第4係止突起と、この第4係止突起を尾冠に差し込んだ後、カートリッジ取付部材を軸筒本体の軸を中心として回転した場合に、前記第4係止突起に対向する位置で尾冠の内周に設けた第2凹部との係止により発揮されるものであり、また、前記第2凹部の端に設けた凸条に向けて緩やかな傾斜面が形成されており、前記第4係止突起と凸条との係止の衝撃が緩和される構造となっているので、軸筒本体とカートリッジ取付部材の組み立てを簡単に行うことができ、また、カートリッジ取付部材の抜け防止と回転防止を発揮することができる。
請求項6に係る発明では、尾冠が軸筒本体に一体的に成形されているので、シンプルな構造で更に部品点数を少なくすることができる。
本発明の第1の実施形態を示す全体の正面断面図である。 尾冠を示す正面図である。 図2の縦断面図である。 図3におけるA−A断面図である。 尾冠を示す斜視図である。 カートリッジ取付部材を示す正面図である。 図6の縦断面図である。 カートリッジ取付部材を示す斜視図である。 尾冠とカートリッジ取付部材を組み立てた状態を示す正面縦断面図である。 図9におけるB−B断面図である。 図9におけるB−B断面図である。 第2の実施形態の尾冠を示す斜視図である。 第2の実施形態のカートリッジ取付部材を示す斜視図である。 第2の実施形態の尾冠とカートリッジ取付部材を組み立てた状態を示す正面図である。 第2の実施形態の尾冠とカートリッジ取付部材を組み立てた状態を示す斜視図である。 第2の実施形態の尾冠とカートリッジ取付部材を組み立てた状態を示す斜視図である。 第3の実施形態のカートリッジ取付部材を示す斜視図である。 第3の実施形態の尾冠とカートリッジ取付部材を組み立てた状態を示す正面図である。 図18におけるC−C断面図である。 図18におけるC−C断面図である。 その他のカートリッジ取付部材を示す正面図である。 図21の斜視図である。 図21のカートリッジ取付部材を用いた筆記具を示す正面図である。 図23の断面図である。
以下に、図面を参照しつつ本発明の好ましい実施の形態を示す。
図1は、本発明を示す正面断面図である。図において、1は合成樹脂や金属等からなる軸筒本体であり、図示のものでは軸方向に垂直な断面形状が三角形のものである。その他、断面形状が丸形状や楕円形状や四角形以上の多角形状等のいずれであってもよい。
図中、2は軸筒本体1の後方側内部に装着される合成樹脂の筒状の尾冠である。この尾冠2は、後端だけでなく先端も開口した筒形状であり、尾冠内部に後方側からカートリッジ取付部材3を差し込んで組み立てる構造となっている。1aは、キャップである。
前記カートリッジ取付部材3の先端には筒状の嵌合保持部3aが形成されており、この嵌合保持部3a内に各種ペンのカートリッジ4の後端部が自在に着脱できる構造となっている。そして、このカートリッジ取付部材3に装着されたカートリッジ4は、カートリッジ取付部材3とともに前記尾冠2の後方側から差し込まれ、軸筒本体1内に挿入される。この結果、カートリッジ4は尾冠2の開口を通過して軸筒本体1の前方側に向け差し込まれ、先端のペン先4aが軸筒本体1の先端に露出した状態となる。
前記各種ペンとは、シャープペン、ボールペンの意味であり、シャープペンの場合は芯出し機構が必要なため、前記カートリッジ取付部材3にそれを組み込んだ構造とする必要がある。また、フェルトペン、蛍光マーカーペン、サインペン等の場合は軸筒本体1のみを兼用することができ、この場合は前記尾冠2を尾栓(図示せず)に替えて気密嵌合する構造となる。
また、本発明の筆記具では、尾冠2からカートリッジ取付部材3の抜けを防止する抜け防止機能と、尾冠2に対するカートリッジ取付部材3の回転を防止する回転防止機能の双方を備えている。これにより、前記カートリッジ取付部材3がしっかりと固定された状態を保持され、筆記具として優れた使い勝手を発揮する。なお、この抜け防止機能と回転防止機能の具体例については後述する。
このように構成した筆記具においては、カートリッジ取付部材3をシャープペン、ボールペンのいずれのカートリッジにも兼用して用いることが可能である。また、フェルトペン等の場合は軸筒本体1を兼用することができる。このため、軸筒本体1、尾冠2、カートリッジ取付部材3等の部品の共通化を図ることが可能となり、部品管理を簡素化することができる。
また、軸筒本体1のデザインが統一化されるため、シャープペン及びボールペン及びフェルトペン等を一組のセット物として販売することができ、しかもセット商品としての生産コストも安価なものとすることができる。
次に、前記抜け防止機能と回転防止機能について説明する。
図2〜図11は、第1の実施形態を示す。更に、図2〜図5は尾冠2を示し、図6〜図8はカートリッジ取付部材3を示し、図9〜図11は尾冠2とカートリッジ取付部材3を組み立てた状態をそれぞれ示している。
前記尾冠2は、軸筒本体1の断面形状が三角形であるため、それに対応して外形状が三角形となっている(図4を参照)。この尾冠2は、中心に円形の孔通路5が形成された筒状のものであり、後端だけでなく先端も開口している。2aは開口部の周壁端部であり、この周壁端部2aから3本のガイド用脚部2bが等間隔に延設されている。また、前記孔通路5には案内溝5aが三角形状の頂点に対応して等間隔に形成されている。
前記カートリッジ取付部材3は、尾冠2の孔通路5に差し込み可能な円柱状のものであり、先端にカートリッジの嵌合保持部3aが形成されている。また、挿入筒部の外周には3個の第1係止突起3bが等間隔に設けられている。
このように構成したものでは、図9に示すように、尾冠2にカートリッジ取付部材3を組み立てる場合、前記カートリッジ取付部材3の挿入筒部の外周に設けた第1係止突起3bは孔通路5の案内溝5aに案内されてスムーズに先端側へ移動する。次いで、この第1係止突起3bを尾冠2の開口を通過するまで差し込んだ後は、カートリッジ取付部材3を軸筒本体1の軸を中心として回転すると、前記第1係止突起3bが前記案内溝5aから離れて後端側段差部3cが尾冠2の開口部の周壁端部2aと係止することになる。この結果、カートリッジ取付部材3の後方側への移動ができなくなり、抜け防止機能が発揮されることとなる。
ただし、尾冠2の先端が開口しているのでカートリッジ取付部材3のペン先側への移動は可能であり、シャープペンのカートリッジの場合は芯繰り出しのノック動作は正常に行うことができる。
一方、回転防止機能は、前記カートリッジ取付部材3を回転した場合に、尾冠2の後部内周に設けた凸部6aと、この凸部6aに対向する位置でカートリッジ取付部材3の挿入筒部の外周に設けた第2係止突起7との係止により発揮される。
図10は図9におけるB−B断面図であるが、尾冠2の内周には第1凹部6が等間隔に3個設けられており、一方、カートリッジ取付部材3の挿入筒部の外周には第2係止突起7が等間隔に3個設けられている。また、6aは第1凹部6の手前に設けられた凸部である。なお、図10の状態は、カートリッジ取付部材3を尾冠2に差し込んだだけの状態であり、まだ回転防止機能は発揮されていない。
前記カートリッジ取付部材3を時計方向に回転すると、図11に示すように、第2係止突起7が凸部6aを乗り越えて両者が係止され、これにより前記カートリッジ取付部材3の回転防止機能が発揮されることとなる。なお、図示のものでは前記凸部6aは第1凹部6に隣接して設けられているが、離れていてもよい。
一方、前記カートリッジ取付部材3を反時計方向に回転すれば、両者の係止関係を解除してカートリッジ取付部材3を尾冠2の外へ取り出すことができる。
なお、前記第2係止突起7と凸部6aは、反時計方向の回転のみをロックする構造であって、時計方向へ更に回転した場合の停止位置を規制するものではない。停止位置の規制手段としては、例えば、第1凹部6の側壁としてもよいし、第1係止突起3bと突設する箇所を周壁端部2aに隣接して設けてもよい。
図12〜図16は、第2の実施形態を示す。
カートリッジ取付部材3の挿入筒部の外周には、第3係止突起8が等間隔に3個設けられている。この第3係止突起8は、前述した第1の実施形態の第1係止突起3bと同じであり、抜け防止機能は、カートリッジ取付部材3の挿入筒部の外周に設けた第3係止突起8と、この第3係止突起8を尾冠の開口を通過するまで差し込んだ後、カートリッジ取付部材3を軸筒本体1の軸を中心として回転した場合に、尾冠2の開口部の周壁端部との係止により発揮されるものである。
一方、回転防止機能は、前記軸筒本体1を回転した場合に、前記第3係止突起8の後端部と、前記周壁端部2aに延設した突片部9との係止により発揮される。即ち、尾冠2の開口部の周壁端部2aには突片部9が延設されており、軸筒本体1の回転により第3係止突起8の後端部が突片部9を乗り越えると、この第3係止突起8は脚部基部2cの側縁と突片部9との間に固定されることとなり、カートリッジ取付部材3の回転防止が図られることとなる。
図17〜図20は、第3の実施形態を示す。
第3の実施形態では、抜け防止機能および回転防止機能は、1組の係止突起と凹部の係止により発揮される構造である。
即ち、カートリッジ取付部材3の挿入筒部の外周には第4係止突起10が等間隔に3個設けられており、一方、この第4係止突起10に対向する位置で尾冠2の内周には第2凹部11が等間隔に3個設けられている。また、この第2凹部11の手前側には凸条12が設けられている。
図18は、カートリッジ取付部材3を尾冠2に差し込んだだけの状態であり、まだ抜け防止機能および回転防止機能は発揮されていない。
次いで、前記カートリッジ取付部材3を反時計方向に回転すると、図19に示すように、第4係止突起10が凸条12を乗り越えて第2凹部11内に入り込む。この第4係止突起10と第2凹部11とはぴったりと嵌合する関係にある。従って、前記第4係止突起10は上方向と左右方向には動かないため、前記カートリッジ取付部材3の抜け防止機能および回転防止機能が発揮されることとなる。
一方、前記カートリッジ取付部材3を時計方向に回転すれば、両者の嵌合関係を解除してカートリッジ取付部材3を尾冠2の外へ取り出すことができる。
なお、第2の実施形態及び第3の実施形態においても、尾冠2の先端が開口しているのでカートリッジ取付部材3のペン先側(下方向)への移動は可能であり、シャープペンのカートリッジの場合は芯繰り出しのノック動作は正常に行うことができる点は第1の実施形態と同様である。
また、前記第2凹部11の端に設けた凸条12に向けて緩やかな傾斜面13が形成されており、前記第4係止突起10と凸条12との係止の衝撃が緩和される構造としておけば、突起10の摩耗による損傷を防止することができ、長期間にわたって使用することができることとなる。
図21〜図24は、前記尾冠が軸筒本体に一体的に成形されている実施形態を示す。
ここまでは、別々に成形した軸筒本体1の内部に尾冠2が装着された構造について説明したが、尾冠が軸筒本体に一体的に成形されてた構造としてもよく、この場合は更に部品点数を少なくすることが可能となる。
以上の説明からも明らかなように、本発明はカートリッジ取付部材をシャープペン、ボールペンのいずれのカートリッジにも兼用して用いることが可能であり、また、フェルトペン等の場合は軸筒本体1を兼用することができるので、部品管理を簡素化することができる。また、各カートリッジの交換作業を後端側から簡単に行うことができ、また生産コストも安価なものとすることができる等の利点もある。更には、尾冠からカートリッジ取付部材の抜けを防止する抜け防止機能と、尾冠に対するカートリッジ取付部材の回転を防止する回転防止機能の双方を備えており、前記カートリッジ取付部材がしっかりと固定された状態を保持され、筆記具として優れた使い勝手を発揮するという利点もある。
1 軸筒本体
1a キャップ
2 尾冠
2a 周壁端部
2b ガイド用脚部
2c 脚部基部
3 カートリッジ取付部材
3a 嵌合保持部
3b 第1係止突起
3c 後端側段差部
4 カートリッジ
4a ペン先
5 孔通路
5a 案内溝
6 第1凹部
6a 凸部
7 第2係止突起
8 第3係止突起
9 突片部
10 第4係止突起
11 第2凹部
12 凸条
13 傾斜面

Claims (6)

  1. 軸筒本体の後方側内部に、先端が開口している筒状の尾冠を装着し、この尾冠内部に後方側からカートリッジ取付部材を差し込んで組み立てるようにした構造からなり、前記カートリッジ取付部材の先端は各種ペンのカートリッジが着脱自在となっていて、このカートリッジ取付部材に装着されたカートリッジが前記尾冠の開口を通過して軸筒本体内へ差し込まれていることを特徴とする筆記具。
  2. 尾冠からカートリッジ取付部材の抜けを防止する抜け防止機能と、尾冠に対するカートリッジ取付部材の回転を防止する回転防止機能の双方を備えている請求項1に記載の筆記具。
  3. 抜け防止機能は、カートリッジ取付部材の挿入筒部の外周に設けた第1係止突起と、この第1係止突起を尾冠の開口を通過するまで差し込んだ後、カートリッジ取付部材を軸筒本体の軸を中心として回転した場合に、前記第1係止突起が尾冠の開口部の周壁端部と係止することにより発揮されるものであり、一方、回転防止機能は、前記カートリッジ取付部材を回転した場合に、尾冠の後部内周に設けた凸部と、この凸部に対向する位置でカートリッジ取付部材の挿入筒部の外周に設けた第2係止突起との係止により発揮されるものである請求項2に記載の筆記具。
  4. 抜け防止機能は、カートリッジ取付部材の挿入筒部の外周に設けた第3係止突起と、この第3係止突起を尾冠の開口を通過するまで差し込んだ後、カートリッジ取付部材を軸筒本体の軸を中心として回転した場合に、尾冠の開口部の周壁端部との係止により発揮されるものであり、一方、回転防止機能は、前記カートリッジ取付部材を回転した場合に、前記第3係止突起と、前記周壁端部に延設した突片部との係止により発揮されるものである請求項2に記載の筆記具。
  5. 抜け防止機能および回転防止機能は、カートリッジ取付部材の挿入筒部の外周に設けた第4係止突起と、この第4係止突起を尾冠に差し込んだ後、カートリッジ取付部材を軸筒本体の軸を中心として回転した場合に、前記第4係止突起に対向する位置で尾冠の内周に設けた第2凹部との係止により発揮されるものであり、また、前記第2凹部の端に設けた凸条に向けて緩やかな傾斜面が形成されており、前記第4係止突起と凸条との係止の衝撃が緩和される構造となっている請求項2に記載の筆記具。
  6. 尾冠が軸筒本体に一体的に成形されている請求項1〜5のいずれかに記載の筆記具。
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